元スレ魔王「ふはは、小さいからといって甘く見ていたな!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×6
1 :
魔王「お前の負けだ勇者~!」
勇者「はいはい、とりあえずお家に帰ろうね」
魔王「私は魔王だぞー!」
勇者「お家どこなの?」
魔王「このお城だ!」
2 = 1 :
勇者「ああ…小さい時からここに監禁されていたのか…かわいそうに」
魔王「だから違うって!」
勇者「よし、俺がお前を育てる。だから、俺の家にこい」
魔王「え…」
勇者「こんな薄暗い城にいてもいいことなんてないぞ?」
魔王(…ふふ、バカめ! お前の家をぶっ壊してやるっ)
勇者「魔王も見当たらないし、帰ろう。ほら、行くぞ」
魔王(ちょっと腹が立つが、まあいいだろう)
3 = 1 :
王の城
勇者「というわけで王倒しましたよ」
王「おお! さすがは勇者だ! む、その少女は誰じゃ?」
魔王「私はまお…」
勇者「どうやら魔王の城に監禁されていたようだったので、連れてきました」
王「ふむ…そうか。それで、その子はどうするのだ? よければ私が引きとっても良いぞ」
勇者「いや、いいです。俺がちゃんと世話しますから」
4 = 1 :
魔王「なんでお前の世話にならなきゃならないんだ!」
勇者「そう怒るなよ」
魔王「私は帰る!」
勇者「どこに?」
魔王「城に!」
勇者「おいおい、さっき出たばっかりだぞ?」
魔王「違う! 私の城にだ!」
6 :
かまわん
続けて
8 :
浅田魔王すげえな
9 = 1 :
勇者「あんなところがいいのか?」
魔王「うるさい! かまうな」
勇者「なんでだよ」
魔王「勇者のくせに、なまいきだぞ!」
勇者「お前もガキのくせに生意気だ」
魔王「…ほほう…私の本気を知らないな?」
勇者「え?」
魔王「しょうがない…それなら私のとっておきを見せてやろう…」
10 :
スレタイみてチンコ丸出しかと思ったらそんなことなかった
11 = 1 :
勇者「…?」
魔王「はぁぁぁぁ…」
勇者(! 手が光って…)
魔王「どりゃ~!」
MPが足りません。
魔王「あれ?」
勇者「おいおい、MP0のお前が何をするかと思えば…」
魔王「えええええ!? MPはたくさんあったはず…」
勇者「ほら、とっとと俺の家に帰るぞ。もう疲れた」
魔王「おまえなんかー!」ボコッ
勇者「あたっ、いきなり何すんだ!」
12 :
魔王スレ久々だから支援せざるを得ない
14 = 1 :
魔王「お前の家なんかに行きたくない!」
勇者「なんでだよ!」
魔王「お前が勇者だからだ!」
勇者「俺だって、なりたくてなったわけじゃねぇよ」
魔王「え?」
勇者「勇者の血を受け継いだ家系かなんかって、いきなり王様に呼び出されて…」
勇者「そのせいで小さい頃に両親が魔物に襲われて、死んじまって…」
勇者「正直、なりたくなかった」
魔王「…」
勇者「悪かったな。お前にはまだこんな話は早すぎたかもしれないな。意味わかんねえよな」
魔王「…」
勇者「じゃあな」
15 :
いいぞ、どんどんいけ
16 :
期待してみよう。
17 = 1 :
魔王「まて」
勇者「あん?」
魔王「お前の家、案内しろ」
勇者「なんで?」
魔王「ゆ、勇者の家がどんな感じなのか、調べたい」
勇者「え…」
魔王「勘違いするな! 私はいずれ世界を滅ぼす! お前も、この国もな」
勇者(何を言ってるのかわからんが…)「じゃあ、ついてこい」
18 = 12 :
ツンデレ魔王ですねわかります
19 = 1 :
ガチャ
勇者「あれ? なんでお前がいるんだ?」
女戦士(以下、戦士)「やっほー勇者。魔王討伐お疲れ様」
勇者「あ、ああ。ありがとう」
魔王「ここがお前の家か?」ヒョコ
戦士「ん? 誰、その子」
勇者「ああ、こいつは…」
魔王「私は泣く子も黙る魔王さまだー!」
戦士「クスクス…、可愛らしい子ね」
魔王「可愛いとかいうなー!」
20 = 1 :
魔王「それと、女!」
戦士「ん、なあに?」
魔王「魔王はまだ殺されてないからな!」
戦士「えっ」
勇者「実はさ、城にはこの子しかいなかったんだ」
戦士「あら、そうなの」
勇者「魔王はこんな小さな子をひとり残してどこか行っちまったのか…許せん!」
魔王「だから私が魔王だってばー!」
21 :
期待してる
22 :
いいよいいよー
23 :
もういいよこの手のネタ秋田
24 :
>>23
とか言いながらスレ開いちゃう不思議
25 = 1 :
勇者「はいはい、魔王様な」
魔王「え」
勇者「女戦士、こいつは俺が世話することにした」
戦士「へえ」
魔王「世話になるつもりはない!」
勇者「お腹すいてるだろ? 何食べたい?」
魔王「無視するなー! 全然すいてない!」
勇者「それは腹の虫を抑えてから言え」
魔王「…うぅ」
26 = 1 :
戦士「それじゃあ、私は帰るわ」
勇者「え? もっとゆっくりしていけよ」
戦士「いろいろ話を聞こうかと思ったけど、また今度にするわ」
勇者「そうか、じゃあな」
戦士「じゃあね、勇者、魔王ちゃん♪」
魔王(絶対にバカにされてる…)
勇者「ほい」
魔王「…これは?」
勇者「野菜炒め。近所のじいさんからもらったとれたての野菜で作った」
28 = 23 :
>>24
開いたけど読んでないよ1行たりとも
29 = 1 :
魔王「ふん、こんな飯、いらんわ!」
勇者「いいから食べてみろって。栄養もあって、おいしいぞ?」
魔王「…」パクッ
勇者「どうだ?」
魔王「ふん、やはりたいしたことないではないか」パクパクパクパク
勇者「おお、見事完食だな」
魔王「はっ! 体が勝手に!」
30 :
一瞬三寸ばかりのりゅうおうで再生された
32 = 1 :
勇者「よく野菜食べれたな、偉い偉い」
魔王「こら! 撫でるな」
勇者「照れるな照れるな~」
魔王「うぅ…」
勇者「さて、俺も食べようかな。もう少しいるか?」
魔王「いらん」グゥ
勇者「わかった」
魔王「こら! いらんと言っただろう!」グゥ
勇者「よだれを垂らすな」
34 = 1 :
魔王「垂らしてない!」
勇者「ははは、嘘つくなって」
魔王「うぅ! むかつく! 家ごと吹き飛ばしてやる!」
勇者「おお、やってみろ」
魔王「やってやる! うおりゃー!」
MPが足りません。
魔王「ぬわー!」
勇者「ははは! 面白いやつだな~」
37 = 1 :
魔王「なにがおかしい!」
勇者「いやあ、こんな賑やかな食事久しぶりだなって」
魔王「え?」
勇者「両親が死んでから、俺、ずっとひとりだったからさ」
勇者「それに、昨日まではずっと野宿とか繰り返してたからきつかったぜ」
魔王「…」
勇者「それに魔王もいなかったから相当落ち込んだぜ」
魔王(こいつ、馬鹿か? 私が魔王だと言っておるのに!)
勇者「でもま、お前に会えたから、プラスマイナスゼロだな」
魔王「え」カァァ
38 = 1 :
>>36
違うよ。
39 = 1 :
勇者「お前がいれば、俺は寂しい思いをしなくてすむ」
魔王「な、なにをいっておる!」
勇者「お前もあの城で一人ぼっちだったんだろ?」
魔王「…まあ、そうだが…」
勇者「これからは二人だ。よろしくな」
魔王「まだ私はお前の家に世話になるとは一言も言っておらんぞ?」
勇者「…」
魔王「ふはは、言葉も出ないか!」
40 = 1 :
勇者「スースー…」
魔王「こ、こいつ…私が話しているというのに寝るとは、なんというやつ!」
勇者「…むにゃ」
魔王「…ふん、この隙に逃げてやる、ふはははははは!!」
勇者「…」
魔王「…」
魔王「風邪引いちゃうぞ、まったく」
42 :
がんばれ
43 = 1 :
魔王(まさか、勇者がこのような職業だったとは…)
魔王(みなに愛され、みなに信頼され、みなに心配されるものだと思っていた)
魔王(しかし、その分ひとりでいる時間が多い…)
魔王(私とおなじではないか)
勇者「おーい、起きろー」
魔王「ふにゃ! 敵か!?」
勇者「は? なに寝ぼけてんだよ」
44 = 1 :
魔王「なんだ、勇者か…」
勇者「とりあえず、起きろって」
魔王「ふん、指図するな」
勇者「動けないから」
魔王「え?」
勇者「お前が俺の上に乗ってるから、動けない」
魔王「うわわわ!? 一体何をした!」
勇者「知るかよ、起きたらこうなってたんだから」
魔王「変態!」
勇者「なんでだよ!」
45 = 1 :
魔王「ふん、お前がやったんだろう!」
勇者「記憶にねえよ!」
魔王「まったく、勇者のくせに…」
勇者「悪かったな」
魔王「ふん」
勇者「どこ行くんだよ?」
魔王「帰る」
勇者「ええ! なんでだよ」
魔王「こんな変態と一緒にいたくないわ!」
勇者「なんだと! ああ、わかったよ! どこにでも行けばいいじゃねえか!」
魔王「言われなくてもそうするわ! バーカバーカ、ベーだ!」
46 :
魔王かわゆし
47 = 1 :
勇者「っち、なんだよあいつ…」
魔王「うわー、外の世界はこうなっているのか!」
魔王「太陽がまぶしいっ! 人が多い!」
魔王(ふふふ…ここにいるやつらを一人残らず殺してやる…ひひひひひひ)
戦士「あら、魔王ちゃん」
魔王「!」ビクッ
戦士「やっぱり魔王ちゃんだ。おはよー」
魔王「お、お前は…」
戦士「女戦士よ。こんなとこで会えるなんてね」
48 :
最近、魔王っていうと
やたらとパロ・メタ発言するアイツのイメージしかないなぁww
50 = 49 :
続きまだなのか
みんなの評価 : ★★★×6
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