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元スレ冬馬「うおおおおおお、たかねええええええええ!!」

みんなの評価 : ★★
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冬馬「あ、てめぇは…765プロ…」
貴音「…ジュピターの天ケ瀬冬馬」
冬馬「俺の名前覚えてたのか。確かあんたは…四条貴音だっけか?」
貴音「はい。あまり面識が無いので覚えておられないかと思いましたが」
冬馬(寿司屋のインパクトがでかすぎて忘れたくても忘れられねぇよ)
貴音「先日は大変失礼致しました。私、少々ムキになってしまいご迷惑を…」
冬馬「え?ああ、別に気にして無いぜ。席の並び的にあんたの方が先に取るべきだったしな」
貴音「…ジュピターの天ケ瀬冬馬」
冬馬「俺の名前覚えてたのか。確かあんたは…四条貴音だっけか?」
貴音「はい。あまり面識が無いので覚えておられないかと思いましたが」
冬馬(寿司屋のインパクトがでかすぎて忘れたくても忘れられねぇよ)
貴音「先日は大変失礼致しました。私、少々ムキになってしまいご迷惑を…」
冬馬「え?ああ、別に気にして無いぜ。席の並び的にあんたの方が先に取るべきだったしな」
貴音「ですが、あの後も私は不貞腐れあなた方に寿司が行き渡らず…」
冬馬(あれは流石にぶったまげたな…胃袋ブラックホールかよ)
貴音「立場が逆で私があのような事をされれば…怒りで我を失うかもしれません」
冬馬「そんなことで我を失うのか…」
貴音「私海よりも深く反省しております。どうかお許しください」ペコッ
冬馬「お、おい…大袈裟だな。だから気にしてないっての」
冬馬(あれは流石にぶったまげたな…胃袋ブラックホールかよ)
貴音「立場が逆で私があのような事をされれば…怒りで我を失うかもしれません」
冬馬「そんなことで我を失うのか…」
貴音「私海よりも深く反省しております。どうかお許しください」ペコッ
冬馬「お、おい…大袈裟だな。だから気にしてないっての」
貴音「何れ機会があればお詫びの印に何か差し上げようかと思っていたのですが…生憎今は」
冬馬「しつけぇなぁ…もういいっての…」
貴音「いえ、このままでは収まりがつきません。他の御二方にもいずれ必ず」
冬馬(こいつ絶対譲らないタイプだな…仕方ねぇ)
冬馬「あー、じゃあ寿司奢ってくれよ。前と同じ店で良いからよ」
貴音「そのようなことでよろしいのであれば」
冬馬「しつけぇなぁ…もういいっての…」
貴音「いえ、このままでは収まりがつきません。他の御二方にもいずれ必ず」
冬馬(こいつ絶対譲らないタイプだな…仕方ねぇ)
冬馬「あー、じゃあ寿司奢ってくれよ。前と同じ店で良いからよ」
貴音「そのようなことでよろしいのであれば」
冬馬「うーん、どれにすっかなー」チラッ
貴音「……」グゥゥ
冬馬「…あんた腹減ってるみたいだが何も食べないのか?」
貴音「これは私の罪です。どうかお気になさらず…」
冬馬「じゃあまずはとりあえずハンバーグ2つ」ピッピッ
貴音「……」グゥゥ
冬馬「クリームソーダとかあれば最高なんだけどな…しゃあねえか」
貴音「……」グゥゥゥ
貴音「……」グゥゥ
冬馬「…あんた腹減ってるみたいだが何も食べないのか?」
貴音「これは私の罪です。どうかお気になさらず…」
冬馬「じゃあまずはとりあえずハンバーグ2つ」ピッピッ
貴音「……」グゥゥ
冬馬「クリームソーダとかあれば最高なんだけどな…しゃあねえか」
貴音「……」グゥゥゥ
冬馬「うめえ!やっぱり寿司屋のハンバーグは馬鹿にするもんじゃねぇな!」モグモグ
貴音「……」ゴクリ
冬馬「次はほたてにいくら…サーモンもついでに…」ピッピッ
貴音「……」ダバー
冬馬(アイドルが涎垂らすなよ…)
冬馬「……」
貴音「……」グゥゥゥゥ
冬馬「あのよ…マジで何か頼めよ。俺も気が引けて食う気が失せちまうぜ」
貴音「いえ…これは私への罰なのです。あなた方はこの苦しみを味わったのですからこのぐらいは当然です」
冬馬(俺達の何百倍も苦しんでるように見えるぜ)
貴音「……」ダラー
冬馬「…あー、もう分かった!四条貴音、俺と勝負しろ!」
貴音「勝負…ですか?」
貴音「……」ゴクリ
冬馬「次はほたてにいくら…サーモンもついでに…」ピッピッ
貴音「……」ダバー
冬馬(アイドルが涎垂らすなよ…)
冬馬「……」
貴音「……」グゥゥゥゥ
冬馬「あのよ…マジで何か頼めよ。俺も気が引けて食う気が失せちまうぜ」
貴音「いえ…これは私への罰なのです。あなた方はこの苦しみを味わったのですからこのぐらいは当然です」
冬馬(俺達の何百倍も苦しんでるように見えるぜ)
貴音「……」ダラー
冬馬「…あー、もう分かった!四条貴音、俺と勝負しろ!」
貴音「勝負…ですか?」
冬馬「大食い勝負だ!制限時間無し、より多く食べたやつが勝ち!」
冬馬「負けたやつは代金を全払い、どうだ?」
貴音「ですが…それでは償いに…」
冬馬「良いんだよ!俺はこういう方が性に合ってんだ!それとも自信無ぇのか?」
貴音「無いわけでは無いのですが…」
冬馬「フン、それとも765プロはやっぱりその程度の事務所だったってことか?がっかりだ」
貴音「…そこまで言われると引き下がれません。受けて立ちましょう」
冬馬(あー、あんまり手持ち無ぇな…足りるか?)
冬馬「負けたやつは代金を全払い、どうだ?」
貴音「ですが…それでは償いに…」
冬馬「良いんだよ!俺はこういう方が性に合ってんだ!それとも自信無ぇのか?」
貴音「無いわけでは無いのですが…」
冬馬「フン、それとも765プロはやっぱりその程度の事務所だったってことか?がっかりだ」
貴音「…そこまで言われると引き下がれません。受けて立ちましょう」
冬馬(あー、あんまり手持ち無ぇな…足りるか?)
冬馬「もう、ダメだ…」
貴音(まだ…腹6分目なのですが…)
冬馬「ちっくしょ…俺の負けか」
貴音「や、やはりここは私が…代金の大半は私によるものですし…」
冬馬「うるせぇ!俺は負けたんだ!俺が払う!」
貴音「…先ほど申し上げた通り、私はあなたにお詫びを」
冬馬「男に二言は無いぜ!」
貴音「な、ならばせめて半額だけでも!これでは何のために…」
冬馬「あー、聞こえねぇな」
貴音(まだ…腹6分目なのですが…)
冬馬「ちっくしょ…俺の負けか」
貴音「や、やはりここは私が…代金の大半は私によるものですし…」
冬馬「うるせぇ!俺は負けたんだ!俺が払う!」
貴音「…先ほど申し上げた通り、私はあなたにお詫びを」
冬馬「男に二言は無いぜ!」
貴音「な、ならばせめて半額だけでも!これでは何のために…」
冬馬「あー、聞こえねぇな」
冬馬(財布が軽い…)
貴音「更に借りを作ってしまいました」
冬馬「貸しだの借りだの気にすんなよ。勝負だからそういうのは無しだ」
貴音「……」
冬馬「そんな顔しても無駄だからな。諦めろ」
貴音「…分かりました。また別の形で…」
冬馬「分かってねえだろ…それじゃまたな」
貴音「はい、ではまたどこかで」ペコッ
貴音「更に借りを作ってしまいました」
冬馬「貸しだの借りだの気にすんなよ。勝負だからそういうのは無しだ」
貴音「……」
冬馬「そんな顔しても無駄だからな。諦めろ」
貴音「…分かりました。また別の形で…」
冬馬「分かってねえだろ…それじゃまたな」
貴音「はい、ではまたどこかで」ペコッ
冬馬(あーあ、また節約しねぇと…)スタスタ
貴音「天ケ瀬冬馬」
冬馬「ん?」
貴音「本日は真にありがとうございます。中々楽しかったです」ニコッ
冬馬「…!べ、別に寿司食っただけじゃねぇか!」ドキドキ
貴音「ふふっ、確かにそうですね。それでは」
冬馬(……な、何で俺はドキドキしてんだよ)
冬馬「あ、あいつ…いつの間に俺の鞄に金入れやがったんだ…それに何か用紙が…」
貴音『私のお勧めらぁめんスポットを事細かに記しておきました。
何れ機会があれば伊集院北斗、御手洗翔太と是非足を運んでみてください』
冬馬「…ばっかじゃねーの」
貴音「天ケ瀬冬馬」
冬馬「ん?」
貴音「本日は真にありがとうございます。中々楽しかったです」ニコッ
冬馬「…!べ、別に寿司食っただけじゃねぇか!」ドキドキ
貴音「ふふっ、確かにそうですね。それでは」
冬馬(……な、何で俺はドキドキしてんだよ)
冬馬「あ、あいつ…いつの間に俺の鞄に金入れやがったんだ…それに何か用紙が…」
貴音『私のお勧めらぁめんスポットを事細かに記しておきました。
何れ機会があれば伊集院北斗、御手洗翔太と是非足を運んでみてください』
冬馬「…ばっかじゃねーの」
翔太「へぇー、こんなところにお店があったんだ」
北斗「よく見つけられたね。冬馬ってそんなにラーメン好きだったのかい?」
冬馬「俺も今日初めて来た店だ。味の保証はしないぜ」
翔太「お、おいしい…!スープに魚介類の旨みが凝縮されてる!」ズズー
北斗「麺のコシや硬さも申し分ないよ。どうすればラーメンの美味しさが引き立つか相当研究されてる…」モグモグ
冬馬「ハフハフッ!うめぇ!うめぇぞ!最高じゃねぇか!」ズルズル
北斗「…美しくとは言わないがもう少し落ち着いて食べてくれよ」
翔太「冬馬君ってやっぱり子どもっぽいよねー」
冬馬「う、うるせぇ!こうして食べる方がうまいんだよ!」
北斗「よく見つけられたね。冬馬ってそんなにラーメン好きだったのかい?」
冬馬「俺も今日初めて来た店だ。味の保証はしないぜ」
翔太「お、おいしい…!スープに魚介類の旨みが凝縮されてる!」ズズー
北斗「麺のコシや硬さも申し分ないよ。どうすればラーメンの美味しさが引き立つか相当研究されてる…」モグモグ
冬馬「ハフハフッ!うめぇ!うめぇぞ!最高じゃねぇか!」ズルズル
北斗「…美しくとは言わないがもう少し落ち着いて食べてくれよ」
翔太「冬馬君ってやっぱり子どもっぽいよねー」
冬馬「う、うるせぇ!こうして食べる方がうまいんだよ!」
冬馬「あー、今日のラーメン屋最高だったぜ。ありゃ嵌まっちまうな」
冬馬「あいつに礼でも…あ、メルアドも電話番号も知らねーや…」
冬馬「しゃあねぇな…諦めるか」
冬馬「……」
冬馬「そうだ!765プロの事務所に行けば良いじゃねえか!」
冬馬「…やっぱやめだ。んな事で訪問したら何て言われるか。特にあの双子」
冬馬「…って何でそこまでしなきゃなんねーんだ。ばからしい」
冬馬「あいつに礼でも…あ、メルアドも電話番号も知らねーや…」
冬馬「しゃあねぇな…諦めるか」
冬馬「……」
冬馬「そうだ!765プロの事務所に行けば良いじゃねえか!」
冬馬「…やっぱやめだ。んな事で訪問したら何て言われるか。特にあの双子」
冬馬「…って何でそこまでしなきゃなんねーんだ。ばからしい」
冬馬「前みたいに偶然出会えるかと思ったが…うまくいかねぇな」
冬馬「……」
冬馬「そうだよな、あいつはあれでも売れっ子アイドル。そう簡単には…」
冬馬「ふぅ…腹減ったな。そういえばこの辺りにもあいつお勧めのラーメン屋があったはずだ」
冬馬「おぅ!見つけたぜ!人も並んで無いしラッキー!」ガラガラ
冬馬「…あ」
貴音「む、あまふぁせふぉうまれふぁないれふか」ズルズル
冬馬「飲み込んでから喋れよ」
冬馬「……」
冬馬「そうだよな、あいつはあれでも売れっ子アイドル。そう簡単には…」
冬馬「ふぅ…腹減ったな。そういえばこの辺りにもあいつお勧めのラーメン屋があったはずだ」
冬馬「おぅ!見つけたぜ!人も並んで無いしラッキー!」ガラガラ
冬馬「…あ」
貴音「む、あまふぁせふぉうまれふぁないれふか」ズルズル
冬馬「飲み込んでから喋れよ」
貴音「天ケ瀬冬馬ではないですか」
冬馬「わざわざ言い直さなくても良いと思うぜ」
貴音「以前は御馳走していただきありがとうございます」
冬馬「何言ってやがる。代金全額俺の鞄に入れやがって」
貴音「はて…何の事でしょうか」
冬馬「……」
貴音「それにしてもこのような場所で出会うとは奇遇ですね。何故ここに?」
冬馬「いや、あんたが俺にお勧めのラーメン店を書いた紙くれたんじゃねえか。だから来たんだよ」
貴音「…なるほど、そういえばあの紙も忍ばせておいたのでした」
冬馬「大体あのメモに書いてあったラーメン屋は回ったぜ。ここは初だけどな」
貴音「そうなのですか、渡した甲斐がありました。ここでの私の一押しは大豚ダブル野菜マシマシ醤油らぁめんなのですが」
冬馬「ふーん、じゃあ普通の醤油ラーメン頼むとするか。クリームソーダは…まあ無いよな」
貴音「……」
冬馬「わざわざ言い直さなくても良いと思うぜ」
貴音「以前は御馳走していただきありがとうございます」
冬馬「何言ってやがる。代金全額俺の鞄に入れやがって」
貴音「はて…何の事でしょうか」
冬馬「……」
貴音「それにしてもこのような場所で出会うとは奇遇ですね。何故ここに?」
冬馬「いや、あんたが俺にお勧めのラーメン店を書いた紙くれたんじゃねえか。だから来たんだよ」
貴音「…なるほど、そういえばあの紙も忍ばせておいたのでした」
冬馬「大体あのメモに書いてあったラーメン屋は回ったぜ。ここは初だけどな」
貴音「そうなのですか、渡した甲斐がありました。ここでの私の一押しは大豚ダブル野菜マシマシ醤油らぁめんなのですが」
冬馬「ふーん、じゃあ普通の醤油ラーメン頼むとするか。クリームソーダは…まあ無いよな」
貴音「……」
冬馬「翔太や北斗も連れて何件か回ったがどの場所もうまいって大絶賛だった」
貴音「それは私も嬉しい限りです」
冬馬「おかげで最近ラーメン食い過ぎちまって身体に悪いぜ」
貴音「そのようなことはありません!らぁめんを食べて健康を損なうなどあり得ません!」
冬馬「いや、それはあんただけだろ…普通の人間はその内調子崩すと思うぜ。俺も気のせいか最近…」
貴音「…もしやらぁめん店の紹介はいらぬお節介でしたか?」ズーン
冬馬「え!?」
貴音「……」
冬馬「い…いや!俺もうまいラーメン食えて良い調子なんだよ!この間のライブも大成功だったからな!」
貴音「なんと!らぁめんの力が早速働いたのですね」
冬馬「ああ!これもラーメンと四条のおかげだ!サンキュー!」
貴音「ふふふ、礼には及びません。これで借りを返せたというものです」
貴音「それは私も嬉しい限りです」
冬馬「おかげで最近ラーメン食い過ぎちまって身体に悪いぜ」
貴音「そのようなことはありません!らぁめんを食べて健康を損なうなどあり得ません!」
冬馬「いや、それはあんただけだろ…普通の人間はその内調子崩すと思うぜ。俺も気のせいか最近…」
貴音「…もしやらぁめん店の紹介はいらぬお節介でしたか?」ズーン
冬馬「え!?」
貴音「……」
冬馬「い…いや!俺もうまいラーメン食えて良い調子なんだよ!この間のライブも大成功だったからな!」
貴音「なんと!らぁめんの力が早速働いたのですね」
冬馬「ああ!これもラーメンと四条のおかげだ!サンキュー!」
貴音「ふふふ、礼には及びません。これで借りを返せたというものです」
冬馬「ふー、ごちそうさんでした!」
貴音「良い食べっぷりでしたね。大変幸せそうに見えました」
冬馬「そ、そうか。北斗達にはもっと大人しく食えって言われるんだが」
貴音「そうなのですか…ですが食の形も人それぞれ」
貴音「マナーを守り周囲に迷惑を掛けなければ後は各自の好みでは無いでしょうか」
冬馬「だろ!?俺もそう思うぜ!あいつらは一々口煩いんだよなー」
貴音「…最も頬にネギをつけたままというのはどうかと思いますが」
冬馬「…マジかよ…だせぇ…」ゴシゴシ
貴音「……」スッ
冬馬「んな!?」
冬馬(ほ、頬に手が…うわぁああああ!やべぇ!!)
貴音「お取りしました。あなたもアイドルなのですからせめて顔には気を配った方がよろしいかと」クスクス
冬馬「お、おう」ドキドキ
貴音「良い食べっぷりでしたね。大変幸せそうに見えました」
冬馬「そ、そうか。北斗達にはもっと大人しく食えって言われるんだが」
貴音「そうなのですか…ですが食の形も人それぞれ」
貴音「マナーを守り周囲に迷惑を掛けなければ後は各自の好みでは無いでしょうか」
冬馬「だろ!?俺もそう思うぜ!あいつらは一々口煩いんだよなー」
貴音「…最も頬にネギをつけたままというのはどうかと思いますが」
冬馬「…マジかよ…だせぇ…」ゴシゴシ
貴音「……」スッ
冬馬「んな!?」
冬馬(ほ、頬に手が…うわぁああああ!やべぇ!!)
貴音「お取りしました。あなたもアイドルなのですからせめて顔には気を配った方がよろしいかと」クスクス
冬馬「お、おう」ドキドキ
貴音「それでは私はこれで。まだ本日の仕事を終えておりませんので」
冬馬「そうか…何か悪いな。待たせちまって」
貴音「いえ、お気になさらず。昼食の時間は余裕を持って取ってありますから問題ありません」
冬馬「なら良かったぜ」
貴音「はい、ではまた」
冬馬「あ、待ってくれ!」
貴音「何でしょうか?」
冬馬「あの…その……なんだ……」
貴音「…?」
冬馬「あー、…今度俺達のライブがあるからよ…良かったら来ねえか?」
冬馬「そうか…何か悪いな。待たせちまって」
貴音「いえ、お気になさらず。昼食の時間は余裕を持って取ってありますから問題ありません」
冬馬「なら良かったぜ」
貴音「はい、ではまた」
冬馬「あ、待ってくれ!」
貴音「何でしょうか?」
冬馬「あの…その……なんだ……」
貴音「…?」
冬馬「あー、…今度俺達のライブがあるからよ…良かったら来ねえか?」
冬馬「あんたのラーメンのおかげで調子良いから見に来てほしいんだよ。あ、無理にとは言わないぜ!暇なら!」
貴音「……」
冬馬(う…やっぱりやめときゃ良かった…いきなり何言ってんだとか思われてるだろうな…)
貴音「楽しみにしております。ですが詳しい日時が分からぬ事には何とも…」
冬馬「え!?あ、そうだよな!あー、それならメルアド交換しようぜ!また連絡すっから」
貴音「なるほど、それは良いあいでぃあです。では早速…」
貴音「それでは、またご連絡をお願いします。失礼します」
冬馬「お、おお!じゃあな!」
貴音「……」
冬馬(う…やっぱりやめときゃ良かった…いきなり何言ってんだとか思われてるだろうな…)
貴音「楽しみにしております。ですが詳しい日時が分からぬ事には何とも…」
冬馬「え!?あ、そうだよな!あー、それならメルアド交換しようぜ!また連絡すっから」
貴音「なるほど、それは良いあいでぃあです。では早速…」
貴音「それでは、またご連絡をお願いします。失礼します」
冬馬「お、おお!じゃあな!」
冬馬「うわああああああああああああああああ!」
冬馬「勢いでメルアド交換しちまった!」
冬馬「絶対怪しまれてるだろ!!!俺は何やってんだ!!」
冬馬「ライブ見に来てくれとか急に何だよ!意味分かんねえよ!ラーメンのおかげってもう…うあああ!」
冬馬「大体何で俺はこんな必死になってんだよ!ただの765プロのライバルじゃねぇか!」
冬馬「…そうだ!俺はあいつらをねじ伏せてやるために仕方なく情報を集めてるだけだ!」
冬馬「特にあの四条貴音は得体のしれねぇやつだしこの位やらないとな!」
冬馬「……」
冬馬「何てメール送れば良いんだ…今日は楽しかったです…ってバカか!!」
冬馬「勢いでメルアド交換しちまった!」
冬馬「絶対怪しまれてるだろ!!!俺は何やってんだ!!」
冬馬「ライブ見に来てくれとか急に何だよ!意味分かんねえよ!ラーメンのおかげってもう…うあああ!」
冬馬「大体何で俺はこんな必死になってんだよ!ただの765プロのライバルじゃねぇか!」
冬馬「…そうだ!俺はあいつらをねじ伏せてやるために仕方なく情報を集めてるだけだ!」
冬馬「特にあの四条貴音は得体のしれねぇやつだしこの位やらないとな!」
冬馬「……」
冬馬「何てメール送れば良いんだ…今日は楽しかったです…ってバカか!!」
[TO]四条貴音
[SUB]天ケ瀬冬馬だ
ライブの詳しい日時が分かった。
丁度2週間後の18:00から駅前のライブハウスでやる。
暇なら来てくれ。無理に来なくても良いからな。
別に予定があるならそっち優先しろよ。
暇で死にそうなら来てくれ。
冬馬「3時間もメール内容考えるとか初めてだぜ…これで良いよな。うん、送信っと」ピッ
冬馬「……」
冬馬「……」
冬馬「って待っててもそんなすぐに連絡来ねぇだろ!」
冬馬「あー、風呂でも入って来るか!」
冬馬「…まだ返事来ねぇ…何かマズかったか?」
冬馬「もしかしてマジでメールするとかキモイとか思われてるんじゃねえのか!?」
冬馬「やっちまったな…くっ…もう良い寝る!!」
ブブブ
[SUB]天ケ瀬冬馬だ
ライブの詳しい日時が分かった。
丁度2週間後の18:00から駅前のライブハウスでやる。
暇なら来てくれ。無理に来なくても良いからな。
別に予定があるならそっち優先しろよ。
暇で死にそうなら来てくれ。
冬馬「3時間もメール内容考えるとか初めてだぜ…これで良いよな。うん、送信っと」ピッ
冬馬「……」
冬馬「……」
冬馬「って待っててもそんなすぐに連絡来ねぇだろ!」
冬馬「あー、風呂でも入って来るか!」
冬馬「…まだ返事来ねぇ…何かマズかったか?」
冬馬「もしかしてマジでメールするとかキモイとか思われてるんじゃねえのか!?」
冬馬「やっちまったな…くっ…もう良い寝る!!」
ブブブ
冬馬「寝てる間に返事来てるじゃねぇかっ」
[FROM]四条貴音
[SUBJECT]四条貴音です。
諸事情で返事が遅れてしまいました。
申し訳ありません。
その日は仕事が入っております故まだ分かりません。
予定通りに終わったなら恐らく大丈夫なはずです。
私としても是非見に行きたい所なのですが…。
また追って連絡致します。
冬馬「来れるかどうかは微妙か…そうか…」
冬馬「……」
冬馬「…へ、返事来たぜ!どうだ、見たか!俺だって女とメールぐらいするんだよ!」
冬馬「…誰に言ってんだ俺は…とりあえず返事……長すぎたらキモイよな…」
[FROM]四条貴音
[SUBJECT]四条貴音です。
諸事情で返事が遅れてしまいました。
申し訳ありません。
その日は仕事が入っております故まだ分かりません。
予定通りに終わったなら恐らく大丈夫なはずです。
私としても是非見に行きたい所なのですが…。
また追って連絡致します。
冬馬「来れるかどうかは微妙か…そうか…」
冬馬「……」
冬馬「…へ、返事来たぜ!どうだ、見たか!俺だって女とメールぐらいするんだよ!」
冬馬「…誰に言ってんだ俺は…とりあえず返事……長すぎたらキモイよな…」
[TO]四条貴音
[SUBJECT]無題
了解。
冬馬「俺はこのメールうつのにどんだけ時間かけてんだ…送信」ピッ
冬馬「……」
冬馬「……」
冬馬「…だから何携帯見つめてんだよ!きめえ!」
[SUBJECT]無題
了解。
冬馬「俺はこのメールうつのにどんだけ時間かけてんだ…送信」ピッ
冬馬「……」
冬馬「……」
冬馬「…だから何携帯見つめてんだよ!きめえ!」
冬馬(……ライブ当日だが結局あれから音沙汰なしか…はぁ…)
北斗「どうした冬馬?本番前なのに顔が暗いぞ」
翔太「ホントだー。もしかして緊張してるの?前はあんなに大勢の前でも歌ったのにさー」
冬馬「ば、バッキャロー!んな訳無いだろ!俺はいつでも万全の状態だ、行くぞ!」
キャートウマクーン!! ショウターカワイイー!! ホクトーホクトー!! ピギャアアアア!!
冬馬(…観客の中に…あいつはいないか…)
冬馬(いや、関係無ぇ!俺は今このライブに来てくれた皆のために全力を出すだけだ!)
北斗「どうした冬馬?本番前なのに顔が暗いぞ」
翔太「ホントだー。もしかして緊張してるの?前はあんなに大勢の前でも歌ったのにさー」
冬馬「ば、バッキャロー!んな訳無いだろ!俺はいつでも万全の状態だ、行くぞ!」
キャートウマクーン!! ショウターカワイイー!! ホクトーホクトー!! ピギャアアアア!!
冬馬(…観客の中に…あいつはいないか…)
冬馬(いや、関係無ぇ!俺は今このライブに来てくれた皆のために全力を出すだけだ!)
冬馬「やっぱ盛り上がったライブの後は糖分が欲しくなるな」
翔太「そうだね。あー疲れた…」
北斗「あのエンジェルちゃん達の笑顔を見たら疲れなんて消し飛んだよ」
冬馬「はいはい、ちょっくら便所行ってくるぜ」
貴音「天ケ瀬冬馬」
冬馬「んなぁ!?」
貴音「ど、どうしたのですか…あられも無い声を出して」
冬馬「お、お前仕事で来れなかったんじゃないのかよ!!連絡もねぇし…」
貴音「少々さぷらいずを…と思いまして。驚いて頂けましたか?」
冬馬「当たり前だろうが!客をどんだけ探しても見当たらなかったのによぉ」
貴音「私は気配を殺していましたので。あのように人の多い場所では容易い事です」
冬馬(やっぱこいつ分かんねえ…)
翔太「そうだね。あー疲れた…」
北斗「あのエンジェルちゃん達の笑顔を見たら疲れなんて消し飛んだよ」
冬馬「はいはい、ちょっくら便所行ってくるぜ」
貴音「天ケ瀬冬馬」
冬馬「んなぁ!?」
貴音「ど、どうしたのですか…あられも無い声を出して」
冬馬「お、お前仕事で来れなかったんじゃないのかよ!!連絡もねぇし…」
貴音「少々さぷらいずを…と思いまして。驚いて頂けましたか?」
冬馬「当たり前だろうが!客をどんだけ探しても見当たらなかったのによぉ」
貴音「私は気配を殺していましたので。あのように人の多い場所では容易い事です」
冬馬(やっぱこいつ分かんねえ…)
貴音「それにしても素晴らしいライブでした。私感服しました」
冬馬「ん?ああ、そりゃありがとよ」
貴音「961プロ時代よりも更に腕を磨いていますね。再び我々の眼前に立ち塞がる日も近いでしょう」
冬馬「ふっ、当たり前だぜ。おっさんの時と同じ…それ以上のレッスンをしてるんだからな」
貴音「その直向きな向上心…敵ながら天晴れです」
冬馬「そ、そんな誉めても何も出ないぜ」
貴音「何よりあなた方が楽しんでいるのが伝わって来た事が私にとっては印象的でしたが」
貴音「それに以前よりも御手洗翔太、伊集院北斗と打ち解けているのでは無いのでしょうか」
冬馬「…別に仲の良さなんか前と大して変わらねぇ気がするが」
貴音「ふふ、そうかもしれませんね」
冬馬「なんだよー…」
冬馬「ん?ああ、そりゃありがとよ」
貴音「961プロ時代よりも更に腕を磨いていますね。再び我々の眼前に立ち塞がる日も近いでしょう」
冬馬「ふっ、当たり前だぜ。おっさんの時と同じ…それ以上のレッスンをしてるんだからな」
貴音「その直向きな向上心…敵ながら天晴れです」
冬馬「そ、そんな誉めても何も出ないぜ」
貴音「何よりあなた方が楽しんでいるのが伝わって来た事が私にとっては印象的でしたが」
貴音「それに以前よりも御手洗翔太、伊集院北斗と打ち解けているのでは無いのでしょうか」
冬馬「…別に仲の良さなんか前と大して変わらねぇ気がするが」
貴音「ふふ、そうかもしれませんね」
冬馬「なんだよー…」
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