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    元スレ上条「黒子、もうやめにしないか?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×11
    タグ : - 黄泉川 + - くろこ + - とある科学の超電磁砲 + - アイドルマスター + - アカギ + - アレイスター + - インフィニット・ストラトス + - キョン金 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 239 :

    >249なん・・だと・・

    252 = 33 :


    「さ、行きましょ?」

    「おう…」

    (御坂も大人しければそれなりに可愛いんだな…)

    「御坂、何の映画観るんだ?」

    「それが、まだ決めてないのよ。向こうで決めましょ?」

    「ああ、そうだな…」

    上条は正直気持ち悪かった。会うたび会うたび電撃を放っていた美琴が
    この日は妙にしおらしく、素直なのだ。

    「…なあ、御坂。 何か変なものでも食ったか?」

    「なんで? どっかおかしいかな?」

    「いや、俺の勘違いだ」

    (なんか調子狂うなぁ…)

    253 :

    >>249
    全部赤い…だと

    254 :


    「へぇ、色んな映画やってんだな」

    劇場の上映予定表を見る。

    「ねぇ、アンタは何が見たい?」

    「ん?俺は御坂が見たいやつでいいぞ」

    「そう、じゃあねぇ…」


    美琴の視線の先には二つの映画があった。

    (『ゲコ太の冒険』を観たいけど…子供っぽく思われちゃうわね…)

    255 :

    なんでどいつもこいつもイングヴェイ・マルムスティーンさんの名前間違ってるんだよ

    256 :

    インポテンデンスティは帰れよ
    固法さんだったら発狂したが黒子なら存分にやれ

    257 :

    インゲスパゲティがどうしたって?

    258 = 254 :


    (やっぱりこっちの恋愛映画かしら…)

    (でも、映画特典のスーパーゲコ太くん人形が私を見てる…)


    「うーん………………これにするわ…」

    「何々?『学園都市の中心で愛を叫ぶ』?恋愛映画か」


    「そうよ、カップル優待券で来たんだからカップルらしくしなきゃね!」

    美琴は上条と腕を組んだ。見た目だけならカップルそのものだ。

    「おっおい、御坂…」
    (今日のコイツは何なんだ?腕に柔らかい物が当たってるし…)

    259 :

    ビリビリはまな板だろ

    260 :

    おいお前ら
    イナックスさんいじめんな

    261 = 256 :

    ビリビリは自分の胸ににくまん入れてんだな!

    ……って灯か!

    えっ?

    262 :

    >>258
    学園都市の中心ってどこだろう
    やはり窓の無いビルか?

    263 = 254 :


    上映時間まで残りわずか。スクリーンには大勢のカップルで溢れていた。
    その雰囲気に圧倒されつつも二人は着席した。

    「…で御坂、いつまで腕を組んでるんだ?」

    「あっ?! ごめん……」

    「御坂、やっぱり今日おかしいぞ? 大丈夫か?」

    「…ありがとう。でも何でもないから大丈夫よ!」


    (うっ、上目遣いの『ありがとう』は反則だって…)

    (俺って上目遣いに弱いのか? 黒子のときもそうだったし…)


    「さっ、始まるわよ~」

    もうじき公開する映画の宣伝も終わり、スクリーンが暗転した。

    264 = 256 :

    イムホテップより水野楓がいい

    265 :

    楓がヒロインだったら上条さんが落とされてしまう

    266 :

    かなーしみのーむこおーへとー

    267 = 256 :

    >>266

    ハッピーエンドのテーマ曲だな
    いつ聞いても心の闇に溶け込むわ

    268 = 254 :


    『誰か、助けてくださーい!』

    物語も佳境に差し掛かり、息を呑む展開が続く。


    (おい!御坂…)

    美琴が上条の手を握ってきたのだ。辺りを見回すと、どのカップルもそうだった。
    離さないで欲しい、と言わんばかりにギュッと握り締める美琴。

    もうこの時点で上条の頭に映画は入っていなかった。

    考えているのは、美琴の手が想像以上に小さかったこと。
    普段電撃や超電磁砲をぶっ放している手とは思えないほどだ。

    そして美琴の手が微かに湿っていることから、彼女もまた緊張していることを感じた。

    (…御坂ってなんだかんだでまだ女の子なんだな)

    (お嬢様だし……いい匂いがする…って俺は何考えてんだ?!)

    269 = 254 :


    映画の方は見事なハッピーエンドで終わり、スタッフロールが始まった。

    「…なかなかいい話だったわね~」

    「…そうだな、あの展開は予想できなかったな~」

    ((手繋いだせいで集中できなかったとは言えない…))


    「御坂、この後どうしよっか?」

    「そうねー」

    グゥゥゥ…キュルルル…

    「…御坂?」

    「……//」

    「よし、飯にするかー」

    言い訳の仕様もない美琴は頷くことしか出来なかった。

    270 :

    上条さんよぉ

    271 :

    上条この野郎

    272 = 262 :

    まさかの姉妹(スール的な意味で)丼ルート突入か?
    俺は一向に構わん!

    273 :

    いやいやここはドロドロの昼ドラ展開で

    274 = 254 :



    「それにしてもよく食べるな~」

    「うっさいわね、お昼ご飯食べるの忘れてたのよー」

    二人は映画館近くのファミレスに入った。
    注文するやいなや、美琴は料理に食らい付いた。

    「おいおい、何をどうしたら昼飯を忘れるんですか?」

    「……それ、私に言わせるつもり?」

    「…と言いますと?」

    「んもう、アンタと映画見に行くのが楽しみ過ぎて忘れちゃったのよ!」

    「御坂……」

    二人の間に沈黙の時間が流れる。
    美琴は俯きながら上条の様子を伺う。

    275 = 270 :

    これはこれで・・・

    277 = 254 :


    「お前…そんなに映画が観たかったのかよ」

    「…は?」

    「可愛いところもあるんだなぁ」


    「なっ?!//  アンタってやつは…」

     (何?コイツどんだけ鈍いのよ?!)
     (でもまぁ、結果オーライってとこね…)


    「そうよ! 映画観たかったのよ! 悪い…?//」

    「全然!全然悪くないから…」
    (だー! 上目遣いはやめろー…)

    発言にはとことん鈍いが、上目遣いのような行動には敏感に反応する上条だった。

    278 = 254 :


    「もうこんな時間になっちまったな」

    「そうね、あっという間だったわね」

    二人がレストランから出ると、美琴の門限まではそう遠くない時刻だった。
    空は怪しい雲行きで、今にも雨が降り出しそうだった。

    「寮ってどっちだ? 送っていくよ」

    「うん、ありがと」

    「そういやさ、今日一回も御坂の電撃見てないかも」

    この日、何度か危うい場面はあったものの、美琴が電撃を放つことは一切なかった。

    279 = 254 :


    「アンタ…私を何だと思ってるのよ」

    「いや、そういうわけじゃなくて。 ただ、いつもと違うと調子が狂うというか…」

    「…まさか、電撃食らいたいっていうの? アンタMだったの?!」

    「いえいえ、上条さんはジェントルマンですからそのような性癖はお持ちでありませんよ」

    「なんというか……御坂が大人しいから新鮮だったよ」


    「アンタは……その、大人しい女の子の方がタイプなの?」

    280 = 270 :

    上条さん
    なんでそういう方向に誘導しちゃうんですか?!

    281 = 254 :


    「うーん。分からねぇや」

    「ふふ。何よそれ…」

    「大人しいから好き、とか活発だから好き、ってのはちょっと違うかなと思って」

    「うん」

    「好きになるのに理由はないんじゃないか? 結果としてその相手が大人しい人だった、とかはあるけどな」

    「なるほど、アンタらしいわね」

    二人の間には、普段なら考えられないほど穏やかで、心地よく、どこか温かい雰囲気があった。
    目的地の寮が近づいてくる。美琴はずっとこうして歩いていたいと思った。

    282 :

    おいやめろ

    283 = 259 :

    黒子「………」

    284 = 254 :


    「じゃあ、この辺で大丈夫か?」

    「うん…」

    しかし時というものは残酷で、寮は目の前まで来てしまった。

    美琴は一世一代の大勝負に出る。

    「またな、御坂」

    「待って…!」

    「どうかしたか?」

    歩き出そうとした上条の腕を美琴が掴んだ。

    285 :

    あああ・・・・

    286 = 266 :

    かなーしみのーむこおーへとー

    287 = 271 :

    おい上条…お前は誠なんかとは違うよな…?

    288 :

    まこぴーはなぁ。ゲームだとあそこまで酷くなかったんだがw

    289 :

    ここでやらかす上条さんはもう既に上条さんじゃない

    290 :

    上条誠だと・・・

    291 = 254 :


    「私ね…………アンタが好きなの」

    「御坂……本当か?」

    「こんな嘘ついてどうするのよ」

    「だよな…」

    上条としては、それは信じ難いことだった。

    この日、美琴の可愛さに気付き始めてはいたのだが、
    普段異常に突っかかってくるのは、自分のことが嫌いだからだと思っていたのだ。

    これも上条くらいにしか成せない技である。


    「ありがとう。御坂の気持ち、すげぇ嬉しいよ」

    292 :

    佐天「よーし、じゃあ初春にネコミミを授けよう!」
    と、このスレのせいで昨日今日と会社で仕事が手につかないお

    筋を通せない上条さんは上条さんじゃないな

    293 :

    >>255
    イングウェイが…消えてしまったでござる…

    294 = 254 :


    「…! それじゃあ──

    「でも……お前の気持ちには応えられない」

    「……」

    「俺は御坂を…そういう目じゃ見れない…友達としてしか見れないや」


    「…そっか。 ごめんね、押し付けちゃって」

    「いや…。 でも今日みたいに出かけたりするのは大歓迎だからさ」

    「うん、ありがと。それじゃあね」

    美琴は寮に向かって走リ出した。悲しいはずだが、涙は出なかった。

    「御坂……」

    (黒子、これでいいんだよな…)

    295 = 265 :

    上条さん・・・

    296 :

    上条さん・・・

    297 = 232 :

    上条ちゃん♪

    298 = 289 :

    よくぞやった

    299 :

    それでこそ上条

    300 :

    俺涙目


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