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元スレ古泉「これはひどいエロゲですね」澪「えっ?」

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みんなの評価 : ★★★
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451 :

続き楽しみにしてる

453 :

キョン×唯
古泉 ×澪
俺 ×律

454 :

俺はりっちゃんと谷口がくっつくのが許せない





ああ…りっちゃん…

455 :

おはようございました
今日は雨のようです
休日は有効に使いましょう

456 = 312 :

・・・・・・・・・・・・・・・

~屋上~


サアァァァァァァァァァァ…


ギイィ…バタン


「…雨、降ってるね」

古泉「…ええ、そうですね」

「濡れちゃうよ?」

古泉「構いません、どうせこのまま帰るのですから」

「学校は?」

古泉「…たまには高校生らしく、サボるという事も悪くはないでしょう」

「…そっか」

古泉「ええ…」

「…」

古泉「…」

457 = 312 :


「…私ね」

古泉「はい」

「小学校の頃…初めて噂の事でいじめられたの」

古泉「…」

「その時は先生かが庇ってくれて、何事もなく終わった」

「でも中学校になったら、先生は知らない振り、噂はどんどん広まるし、イジメもどんどん酷くなった…」

古泉「…」

「でもね、そんな中でも一人だけ私を助けてくれる子がいた」

「その子とは今も一緒で、普段はすごくだらしなくて…お世辞にも真面目なんて言えない」

「でも私がいじめられた時だけは、真剣になって私を庇ってくれた…」

古泉「…」

458 = 312 :


「中学校を卒業する時も、同じ高校に一緒に入って、また新しく始めようって言ってくれた」

「私もそう約束したの…」

古泉「…そうですか」



「でも…高校でも同じだった」

「結局私は、自分の噂から逃げる事はできなかった」

「もう…これからどうしていいのか分からない」

「あの子との約束も…守れない」ポロポロッ…

古泉「…」

459 = 312 :



古泉「いいえ、まだ後戻りはできます」

「……えっ?」

古泉「僕が秋山さんに近づかなければ、これ以上の貴女を恨む人間はいなくなる」

「…」

古泉「僕は目立ちすぎてしまいました。貴女を苦しませる程に…」

古泉「秋山さんが僕の近くにいると、どうしても他人の嫉妬を受けてしまう」

古泉「その度、貴女の攻撃の一つとして『噂』を使い、永続的に語り継がれる事になってしまいます」

古泉「火のないところに煙は立たない…つまり原因となる僕が貴女の隣から消えれば」

古泉「秋山さんの噂も、そのうち鎮火する事になるでしょう」

460 = 312 :


「…」

古泉「…貴女と会うのは今日で終わりです」

古泉「今までありがとうございました…貴女と一緒にいてとても楽しかった」

古泉「貴女と出会いを…感謝します」

「…」

古泉「…では、僕はこれで失礼します」

古泉「今後僕にすれ違っても無視してください…」

古泉「それで貴女が…普通の生活を過ごせるのですから」

「…」

古泉「…さようなら」



ギイィ…

461 = 312 :

ガシッ


「嫌だ…」

古泉「…離してください」

「そんなのいや…」

古泉「もう…これしか方法がないのです」

「いや…」

古泉「分かってください…」

「いやっ!」

古泉「秋山さんっ!」

「何で…どうしてっ?」

「どうしてそんな答えになるの?」

「私古泉君の事が好き…ホントに大好きなのに」

「なんで私が普通に暮らすために古泉君と離れなきゃいけないの?」

「おかしいよ…そんなのおかしいよ」ポロポロッ…

462 = 312 :


古泉「貴女には言えない…言っても理解できない」

古泉「僕は…特別な人間ですから」

「違う…古泉君は特別なんかじゃない」

「どこにでもいる…普通の高校生」

「普通に笑ったり、いっぱいはしゃいだり…」

「私が困ってたら、すぐに駆け付けてくれる」

「他の人がどんな風に思っても…古泉君は古泉君なの」

「古泉君に会えないなら…私死んだほうがいい」

「噂なんて消えなくてもいいから…古泉君と一緒にいたい」

「だから…無視していいなんて悲しい事…」

「言わないでよ…お願い」ジワ…

「ぅ……ヒック…」ポロポロッ…

463 = 312 :

サァァァァァァァ…


古泉「…どうして」

古泉「どうして貴女は…そこまでして僕の事を」

「好きになっちゃったんだもん!…仕方無いじゃない」ポロポロッ…

古泉「…やめてくださいよ」

古泉「そんな事言わてしまうと…」

古泉「僕だって…」

古泉「僕だって、好きになってしまうじゃないですか…」

464 = 312 :

サァァァァァァァァ…


「…古泉君」

古泉「初めてなのですよ?僕の裏側に気付いてくれた女性は…」

古泉「そしてこんなにも手放したくないと思ったのも…貴女だけです」

「…」

古泉「貴女と一緒にいて、僕の全てを見せたいと思いました」

古泉「そして…受け入れて欲しかった」

古泉「でもそれは許されない事です」

古泉「『神』が僕を…許してくれないのです」

465 = 312 :




「…許してくれないでいいよ」

古泉「え…」

「古泉君も…私と一緒がいいなら」

「許してくれなくても…いい」

古泉「秋山さん…」

「…」

古泉「…」



ザァァァァァァァァ……

466 = 312 :




「…後悔、しませんか?」

「うん…」

「…消える事になってもですか?」

「うん…」

「…」

「…」

「…分かりました」

「僕はいつまでも…秋山さんの側にいます」

「…」

「どうか…僕と一緒に」

「…」

「古泉…君」



ザァァァァァァァァァァァァ…

467 = 320 :

サンジュちゃんかわいい!

469 = 408 :

そんな事気にしなくても良い
今は少しでも投下するんだ

俺は見てるんだぜ

470 :

きっも

吐き気がする
きもい妄想とそれに付き合うキモオタども哀れ

472 = 312 :



ピピピピピピ…チュンチュン


ピピピピ…ピピピピ…


カチッ



古泉「…ここは」


古泉「…そうか、僕はそのまま眠って」

「…zzz」

古泉「…?」

「すぅ…すぅ…」

473 = 312 :


古泉「……」

古泉「…あれ?」

「んぅ…すぅ…」

古泉「あの…澪さん?」

「んん…今、なんじ…?」

古泉「いえ…まだ時間は大丈夫です…」

「そっか…ん…」

「…え?」


ムクッ


「…」

古泉「…おはようございます」

「あ…おはようございます」

474 = 312 :

古泉「…」

「…えっと」

古泉「…」

「あれ…私、何で…あれ?」

古泉「…澪さん」

「な…なに?」

古泉「何故…僕達は同じ部屋で」

古泉「その…」

古泉「裸で、寝ているのでしょうか…」

「……」

475 = 312 :


ガバッ!

「えっ?えっ?えぇっ!!?」

古泉「お、落ち着いてください!僕は見ていませんからっ!」

「ウソッ!?何で!?どうしてっ!?」

「こ、古泉君っ!あ、ああああっち向いてっ!!!」

古泉「はっ、はいっ!!」

「うぅ…何がどうなってるの?」

古泉「確か僕達…学校を出た後に、どこか行きましたよね?」

「う、うん…」

「確か…古泉君が濡れたままじゃ風邪引くって言ったから」

古泉「はい…取り敢えず僕の家に雨宿りと言う事で…」

「えっと、それから…」

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

476 = 312 :

・・・・・・・・・・・・・・・・・



ガチャ…バタンッ



「…お邪魔します」

古泉「はい、どうぞ…」


バサッ


古泉「…制服、乾燥機がありますので、ご自由に使ってください」

「あ、ありがとう…」


パサッ…

477 = 312 :

「ん…しょ」

古泉「…」

「あ、あまり…見ないで欲しい…かな」

古泉「…すみません」

「…」

古泉「…」

古泉「…そのままでは風邪を引いてしまいます」

「う、うん…」

古泉「…奥にシャワー室がありますので、そこで着替え等をしていただいて構いません」

「…ありがとう」

古泉「…いえ」


ガチャ…バタン

478 = 312 :

・・・・・・・・・・・・・

~脱衣所~


スルッ…

「やだ…下着まで濡れてる」

「替えの下着…持ってきてない」

「…すぐ乾くかな」


パサッ…


ウイィィィィン…


「…」ブルッ

「…シャワー、貸してもらおう」


ガチャ…バタンッ

479 = 312 :




古泉「…」


ガチャ…


「…」

古泉「あ…秋山さん?」

「ご、ごめんね?勝手にシャワー借りちゃって…」

古泉「いえ…それは構いませんが」

「…」

古泉「…」

古泉「…僕も冷えてしまったので、シャワー浴びてきますね」

「う、うん…」


ガチャ…バタンッ

480 = 312 :

・・・・・・・・・・・・・・
 

ガチャ…バタン


「…」

古泉「…」

古泉「…服、もう少ししたら乾きますので、もうしばらく我慢してください」

「…うん」


ポスッ…


古泉「…」

「…」

「ねぇ…」

古泉「はい」

「そっちにいって…いいかな?」

古泉「…ええ」

481 = 312 :

スッ…


「…///」

古泉「…」

古泉「…何か、飲み物を持ってきましょうか」

「えっ…」

古泉「たくさん泣いてしまいましたので、水分が不足してると思いますよ」

「…ふふっ。そうだね」

古泉「…では」


ガチャ…


「…照れてる?」

古泉「さぁ?どうでしょうね」

「…素直じゃないんだね」

古泉「ふふ…」

482 = 312 :


カランッ


古泉「ウーロン茶しかありませんが、良かったらどうぞ」

「…ありがとう」

古泉「…」

「…」

「…私ね」

古泉「はい」

「今…なんだか幸せだなって思ってる」

古泉「…そうですか」

「あんなにいっぱい泣いたのに、なんでだろうね…」

古泉「…僕には分かりかねます」

「…そっか」

古泉「はい…」

「…」

483 = 312 :

古泉「…でも」

「ん?」

古泉「貴女が今幸せと思うなら…それを精一杯楽しめばいいと思います」

古泉「今の幸せを噛み締める事で、たとえつらい事が起こっても…」

古泉「それを糧にすることで、また立ち上がり、頑張る事ができる」

古泉「僕が母に、よく言い聞かされた言葉です…」



「今を…楽しむ」

古泉「はい…」

「…そう、なんだ」

484 = 312 :

「…古泉君は」

古泉「はい」

「今…幸せって思ってる?」

古泉「…どう思います?」

「…分からない」

古泉「…そうですか」

「…」

古泉「…秋山さん」

「…うん」

485 = 312 :



古泉「…」

「…ん」

古泉「…」

「…」

古泉「これで…分かりましたか?」

「…まだ」

古泉「…まだ、分かりませんか」

「…ごめんなさい」

古泉「いえ、お気になさらず」

「…」

古泉「…」

「もう一回…」

「もう一回してくれたら…分かるかも」

古泉「…そうですか」

486 = 312 :

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・



古泉「こ…これは」

「あぁ…思い出しただけで死にたくなってきた…」ボォォォ///

古泉「…ですね」

「…私、ここから記憶がない」

古泉「…奇遇ですね。僕もそこから記憶が途絶えてます」

487 = 312 :

「…」

古泉「…」

「だ、大丈夫だよねっ!?だって私達まだ高校生だもんっ!」

古泉「そうですよね!僕達まだ付き合って一日目ですもんね!」

「うんっ!私そのまま寝ちゃったんだと思う!」

古泉「そうですね!ウーロン茶に誰かがアルコールを入れたのでそれで眠ってしまっただけですよね!」

「そ、そうなんだ!アルコールなら仕方ないよね!」

古泉「そうですね!仕方ありませんね!」

「あは、あははっ!あはははっ!」

古泉「あははっ!あははっ!あはははははっ!」

488 = 312 :



「…」

古泉「…」

「…検査って、どこでやってもらえるんだろう…」

古泉「確か…薬局で売っていると思います…」

「…今日、買ってきます」

古泉「…すみません」


・・・・・・・・・・・・・・・・

489 = 312 :

~機関本部~


タッタッタッタッタ…!


ガーッ


古泉「森さんっ!」

「あら、おはよう古泉。随分と早いわね」

古泉「またですか!また僕の家に勝手に入ったのですか!」

「…昨日はお楽しみだったじゃない?」

古泉「…どうせ監視カメラも設置しているのでしょう?」

古泉「昨日僕達に何があったのか教えてください…お願いします」

490 = 312 :


「あら?覚えてないの?」

古泉「森さんが入れたアルコール入りウーロン茶の所為で記憶があいまいなのです…」

「ああ、あれ飲んじゃったんだ」

古泉「そうですよ。だから教えてくださいよ…」

「うーん教えてもいいんだけれど…」

古泉「ほ、本当ですか!?」

「面白いから黙っておく事にする」

古泉「……ですよね。森さんが僕に簡単に教えてくれるなんて事ありえませんよね」

「まぁいいんじゃないの?お互い合意の上であんな状況になった訳だし」

491 = 312 :


古泉「そ、それは…」

「まぁ一線越えたのかどうかは別として、あの子の事離さないって決めたのでしょ?」

「だったら責任持って護ってあげなさい。途中放棄なんてクズのやることよ」

古泉「は、はい…」

「神という障害を越えてその先のゴールに進む二人…美しいわねぇ」

古泉「…」

「…でも簡単じゃないわよ?貴方、どんな事が起こってもあの子を護るって決心してるの?」

古泉「…」

古泉「…ええ、もちろんです」

古泉「僕はもう迷いません」

古泉「たとえ涼宮さんが許さなくても…僕は彼女を説得してみせます」

古泉「世界も彼女も…僕は両方護ってみせます」

492 = 312 :

「…言ったわね。修正は認めないわよ?」

古泉「はい」

「…ふぅ、じゃあ頑張りなさい」

「貴方が自分で決めた事なんだから、それが正しいのでしょうね」

古泉「…ありがとうございます」

「別に私は何もしてないわよ」

古泉「森さんのおかげで、僕は今日まで来る事ができました」

古泉「そしてこうやって決心する事ができたのも…森さんのおかげです」

「…そ。じゃあ素直に受け取っておくわ」

古泉「ありがとうございます」

古泉「では僕は学校がありますので、これで…」

「ええ、行ってらっしゃい」


ガーッ



「…言うようになったじゃない。童貞のクセに」

493 :

なんだこれは…とても正気の沙汰とは思えない

494 = 312 :

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~音楽室~


ジャーン…


「…ふぅ」

「…一人で練習してもつまんないなぁ」


コンコンッ


「失礼します」


ガチャ


古泉「おはようございます、中野さん。今日は一人で練習ですか?」

「こ、古泉先輩!?ど、どうして音楽室に…」

「あ、澪先輩ならまだ来てないですよ…?」

495 = 312 :


古泉「いえ、今日は貴女にお礼を言いに来たのです」

「わ、私にですか…?」

古泉「中野さんが秋山さんの事を知らせてくれなければ…僕は悠長に構えていました」

古泉「僕が助ける事ができたのも貴女のおかげです。本当にありがとうございました」

「べ、別に当然の事をしたまでですから…」

古泉「本当に感謝しているのですよ?貴女がその場に居合わせていなかったら、僕は今どんなに絶望していたか分かりません」

古泉「貴女はそれだけの事をしてくれたのです…感謝してもしきれません」

「……!」

496 = 312 :


ドクンッ…


「…」ギュッ

古泉「…中野さん?」

「わ、私今から授業の準備しないといけないので失礼しますねっ!」

「じ、じゃあ先輩!さようならっ!」

古泉「あ、中野さん!?」


タッタッタッタッタッタ…



古泉「…一体どうしたのでしょうか?」

497 = 312 :

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


タッタッタッタッタッ…


「はぁ…はぁ…はぁ…」

「び、びっくりした…」

「古泉先輩ったらいきなりお礼言ってくるんだもん…」

「…」

「でも何で私逃げちゃったんだろう?」

「別に嫌だった訳じゃないのに…」


ドクンッ…


「なんで、だろう…」

498 = 312 :

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~教室~


ガララッ


「おはよう澪」

「ああ、おはよう和」

「…もう大丈夫なの?」

「…うん、多分大丈夫だと思う」

「…そう、よかったわね」

「ああ、何故だかみんな私を見てもいつも通りの対応だった…」

「…あの古泉って人。かなり強い権力を持ってるのね」

499 = 312 :

「和、古泉君の事知ってるのか?」

「ええ、澪の彼氏なんでしょ?」

「へっ!?だ、誰から聞いたんだそんな事!!」

「え?軽音部のみんなだけど…」

「あいつら…また言ってもない事を勝手に」

「あら、じゃあ彼氏じゃないの?」

「え、あ、あぁ…その、えっと…」

「…?」

「き、昨日…彼氏になりなした」ボゥ///


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