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    元スレ古泉「これはひどいエロゲですね」澪「えっ?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 魅音 + - けいおんハルヒ + - これなんて + - その幻想をぶち殺す + - らき☆ + - キモオタDQNざまあww + - キョン子 + - クロスオーバー + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 102 :

    古泉www

    202 = 1 :

    ・・・・・・・・・・・・・



    古泉「いやぁ…お見苦しい所を見せてしまいました」

    「びっくりしちゃった…まさか古泉君があんな歌い方するなんて…」

    古泉「僕は歌になるとどうしてもあのような歌い方になってしまうのですよ…」

    「ふふ、そうなんだ…」

    古泉「…誰にも内緒ですよ?」

    「うん、誰にも言わない」

    古泉「ありがとうございます。流石に僕のキャラを壊してしまうので…」

    203 = 1 :

    「クスッ…でも、よかった。」

    古泉「良かった、とは?」

    「だって…」


    ザッ…


    「古泉君って、何だか私達よりもっと上の人みたいな印象だったから…」

    「こんな古泉君の一面が見れて、私ちょっと嬉しかった」

    古泉「…秋山さん」

    「…それに安心したの」

    「古泉君も、あんな風に楽しい顔ができるんだな…って」

    204 = 1 :


    古泉「…」

    「きょ、今日はとっても楽しかった!付き合ってくれてありがとう…」

    古泉「はい…僕もとても楽しかったです」

    「…あの」

    古泉「…」

    「また…一緒に遊ぼうって言ったら…困る?」

    古泉「…」

    「…」

    古泉「…」

    「…うぅ」

    205 = 1 :


    古泉「…僕の」

    「えっ?」

    古泉「本当の僕を、見せたいと思ったのは」

    古泉「…貴女が初めてです。秋山さん」

    「…!」


    ドクンッ…


    古泉「…では、また明日」

    「あっ…」


    ザッ…ザッ…ザッ…






    「…古泉君」

    206 = 1 :

    二章終わり

    なんか、その…ごめん

    207 = 145 :

    死ぬわ

    208 = 5 :



    面白かったぞ

    209 :

    >>206
    続きもうpよろ

    210 :

    すごくよいです

    211 = 1 :

    >>200
    古泉の歌は小野大輔の「だいすき」

    次で寝ます

    212 = 174 :

    起きろ

    213 = 1 :

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    ドサッ


    古泉「…」

    古泉「何故、あんな事を言ってしまったのだろう…」

    古泉「僕は彼女を苦しませたいのでしょうか…」

    古泉「だから最初に…断っておくべきだった」

    古泉「恋愛なんて、僕がするモノじゃない」

    214 = 1 :



    グッ…


    古泉「では何故?」

    古泉「何故僕は彼女に近づきたいと思った?」

    古泉「僕の中を見られた気がして…彼女を知りたくなった?」

    古泉「僕は彼女に…何を求めているのだろうか?」

    古泉「…」

    古泉「そうか…これが」






    ピリリリリ…

    215 = 1 :

    古泉「!?」


    ピッ


    古泉「…はい、僕です」

    「古泉、すぐに本部にきなさい」

    古泉「…何かあったのですか」

    「…マズイ事になったわ」

    古泉「…え?」

    「涼宮ハルヒが、機関の存在を暴いてしまったの」

    古泉「…!」

    216 = 1 :

    ガバッ!!


    古泉「そ、それは、いったい何故…」

    「詳しい事は中で説明するわ、集合しなさい」

    「これは緊急事態よ」

    古泉「…分かりました。すぐに伺います」


    ピッ…


    古泉「そんな…バカな」

    古泉「どの国の精鋭を使っても居場所さえ見つけることができない機関の正体を」

    古泉「彼女が…しかも一人で」

    古泉「一体何が…起こったんだ」

    217 = 1 :

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    ピピピピピピピピピ…チュンチュン


    「ん…もう朝か」

    「…今日って確か律の奴が朝練するって言ってたな」

    「まったく…変な時にやる気出すんだから」

    「…」




    「本当の僕を、見せたいと思ったのは」

    「…貴女が初めてです。秋山さん」


    218 = 102 :

    とりあえず唯キョン編の分も上乗せでハルヒ拷問してくれたら(ry

    219 = 1 :

    「…!」


    ガバッ!


    「え、えっ、ええええええっ!?」

    「も、もしかして、あ、あれって…」

    「私の事…好きって事?」

    「…あ、あ、あああああぁ」


    プシュー!


    「」 ブスブス…



    ・・・・・・・・・・・・・・

    220 = 1 :

    ~音楽室~


    ガララッ


    「お、おはよう…」

    「おっせぇぞ澪!精神がたるんでるんじゃないのか!?」

    「そういう律先輩もさっき来たばかりじゃないですか」

    「早いよ!私の部長の威厳を簡単に崩すなよ!」

    「ふぇ~まだ眠いよぉ」

    「あらあらまぁまぁ」

    「ごめんごめん…ちょっと二度寝しちゃってさ」

    「まぁ、時間どうりに来たから特別に許してやるとするか!」

    221 = 120 :

    高らかに叫べ

    大輔だと!


    ところで>>1に聞くが
    CD入れられるカラオケの機種ってなに?

    222 = 1 :


    ゴンッ!


    「調子に乗るな」

    「すみません…」

    「じゃあ全員揃った事だし、始めましょうか」

    「ああ、そうだな」

    「よーっし張り切っていこー!」

    「ふみゅ~あずにゃ~ん」ゴロゴロ

    「ほら唯先輩!シャキっとしてください!」

    「じゃあいくぞー、ワン、ツースリーフォーワン、ツー!」


    ジャーン!ジャジャジャーン…

    223 = 1 :

    ・・・・・・・・・・・・・・・・


    ジャーン…


    「ふぅ…」

    「んーまぁ一発目としてはこのくらいかな?」

    「うん、澪ちゃんのベースがいい感じに乗ってたから、全体が合ってよかったわ」

    「澪ちゃんすごいね!何かあったの?」

    「い、いや、別に何もないぞ?」

    「澪先輩は普段の練習の成果が出てるのですよ。私たちももっと練習しないと…」

    「まーそうだな。じゃあもう一度といきますか!」

    「ああ、いいぞ」

    「じゃあいくぞー、ワン、ツースリーフォーワン、ツー!」

    224 = 1 :


    ジャーン…


    「ふぅ…まぁこんなもんか」

    「そうですね。もう時間も来ちゃいましたし…」

    「じゃあ、片付けちゃいましょうか」

    「うへぇ~今から授業だぁ…」

    「うげ…そうだった」

    「あ~ぁ誰だよこんな朝早くから練習しようっていった奴は~」

    「いや、お前だろ」

    「きゅ~」

    「ほら、しっかりしろよ唯」グィッ

    「あうっ」

    「じゃあ先輩方、私先に行きますね」

    「ああ、またな梓」

    225 = 1 :



    パサッ


    「…ん?何だこれ」

    「…!そ、それって!」

    「えっ?…あっ!私机に置きっぱなしにしたまま忘れて…!」

    「こいずみ、いつき…ってだーれ?」

    「えっと…確か二年生で一番優等生な好青年って噂だったけど…」

    226 = 209 :

    寝るのは分かったが起きたら続き頼むぞ
    つい見入ってしまう面白さがある

    227 = 1 :


    「……」

    「……」

    「……」


    「や、ヤバイ…」

    「み、澪先輩!早くにげ」

    「させるかぁ!唯!ムギ!容疑者二名を確保おおおおおおおおおおおおお!!!!!」

    「うりゃー!」ピョーン

    「やー!」ピョーン

    「きゃああああああああああああああああああ!!!!」

    「いやあああああああああああああああああああ!!!」

    228 = 1 :

    ・・・・・・・・・・・・・・・・



    「りっちゃん隊員!澪ちゃんとあずにゃん二人を逮捕しました!」

    「うむ!ご苦労であった!」

    「でも意外ねぇ…澪ちゃんが男の子に興味があったなんて」

    「うう…内緒だったのに」

    「先輩…すみません」

    「そうかぁ…最近澪の調子がやけにいいなって思ったらこれが原因か」

    「ねぇねぇ、澪ちゃんはこの古泉君って人とどこまで行ったの?」

    「ゆ、唯!?いきなり何を言い出すんだ!」

    「はは~んその反応だと何かあったな?さぁ吐いてもらおうか!」

    「あらあらまぁまぁ」

    229 = 1 :


    「べ、…別に何もなかったぞ」

    「じゃあどうしてそんなに顔が赤くなってるの?」

    「そ、それはだな…」

    「もしかして…もうそんな仲になったのか!?」

    「そ、そんな仲って何だよ!まだちょっと話した事しか…あ」

    「そうですよ!澪先輩はまだ一回しかデートしてないのですから…あ」

    「あらあら、随分と仲のいい自爆ね」

    「ほほう、もうデートまでする仲になったのか…やるなぁ澪」

    「あ、梓ぁ…」

    「あーっもう私のバカバカバカッ!」

    230 = 1 :


    「で、デートかぁ…ほぇ~」

    「ん?何か言いたい事でもあるのか?唯」

    「い、いやいやそんな事ないよ~」

    「とにかくこの縄を外してくれ…食い込んで痛い…」

    「ていうかムギ先輩…何ですかこの縛り方」

    「あら梓ちゃん知らないの?これは亀甲縛りって言って…」

    「結び方の説明なんて聞いてませんよっ!早く解いてください…」

    「え~」

    「え~じゃありません!」

    「なるほどなぁ…つまり澪はもう完全にこの男の事が好きになってしまったのか」

    「もう…殺してくれ」

    231 = 1 :

    「……」

    「…ま、まぁ別にいいんじゃないか?好きになれる男がいるって事はいい事だよ!うん」

    「そうだよね~好きになったら何だか気持ちよくなっちゃうよね~」

    「き、気持ち…よく?」カアァ///

    「澪先輩!そこに反応しちゃダメですっ!」

    「あら~?澪ちゃんは一体何を想像しちゃったのかしら?」

    「な、ななななななんでもない!なんでもない!」

    「はぁ…澪は私を置いて遠くに行っちゃうのか…ズビッ」

    「ねぇねぇ澪ちゃん」

    「な、何だ…」

    「澪ちゃんはもう告白した?」

    232 = 1 :

    「なっ!?」

    「せ、先輩!?」

    「あらあら」



    「こ…こく…はく?」


    プシュー…!


    「」 ブスンブスン…

    「ああ!澪先輩の頭がオーバーヒートした!」

    「唯!お前澪になんて刺激的な言葉を言うんだよ!!」

    「はぅわ!ゴゴゴゴメンね澪ちゃん!」

    「わ、私…どこまでが澪ちゃんのアウトゾーンなのか試したくなってきちゃった」ハァハァ…

    「やめてください!澪先輩が死んじゃいます!!」

    「告白…私が…告白」プシュー

    233 = 1 :

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    ~廊下~


    キーンコーンカーンコーン…


    「うう…朝はひどい目にあった…」ヨロヨロ…

    「でも…告白…か」

    「…」

    「無理…私には絶対無理…」

    「はぁ…」


    カツン…カツン…カツン…


    古泉「おや、秋山さんじゃないですか。奇遇ですね」

    234 = 1 :

    「…」


    ガタタッ!!


    「こ、ここここ古泉君!?」

    古泉「はい、僕です」

    「え、えええええええっと…あの」

    古泉「…?」

    「き、昨日はありがとう…」

    古泉「いえ、僕の方こそお誘いいただきありがとうございます」

    古泉「また誘ってくださると僕も嬉しいです」

    「は、はいっ!是非…」

    古泉「…」

    「…古泉君?」

    235 = 1 :


    古泉「秋山さん…」

    古泉「貴女に聞きたい事があります」


    「…え」

    古泉「秋山さんは僕の事が…どんな風に見えますか?」

    「古泉君?」

    古泉「正直に話してください。僕は貴女から見たら…どのように見えるのですか?」

    「え、ええと…」

    古泉「…」

    「う…うぅ」ジリッ…

    古泉「…」








    「ふ、普通の、男の人に…見えます…」

    237 = 1 :

    古泉「…そう、ですか」

    「ご、ごめんなさい…」ジワッ…

    古泉「…」

    「…うぅ」

    古泉「…貴女に出会えてよかった」

    「えっ…?」

    古泉「秋山さん、今日は誰かについて行くという行為は絶対にしないでください」

    「え?ど、どうして?」

    古泉「理由は言えません…とにかく面識のない人に話しかけられても、知らないフリをしてください」

    古泉「お願いします…」

    「は、はい…分かりました」キョトン

    古泉「ありがとうございます…では」


    カツン…カツン…カツン…


    「…何だったんだろう?」

    238 = 1 :

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・



    ~文芸部室前~

     

    古泉「(…これで)」

    古泉「(これで僕の手は終わりです)」

    古泉「(…はたしてこんな小細工が涼宮さんに通用するのでしょうか?)」

    コンコン

    ガチャ


    古泉「こんにちは。…まだ彼はいらしてないのですね」

    みくる「あ、古泉君」

    みくる「キョン君ならもう少ししたらここに来ると思います…」

    古泉「…わかりました」

    長門「……」

    239 = 1 :

    コンコン


    ガチャ


    キョン「ういーっす」

    みくる「あ、キョン君こんにちは~」

    キョン「どうも朝比奈さん。今日も一段と美しいですね」

    みくる「やだもうキョン君ったら…////」

    長門「……」

    古泉「こんにちは、今日は涼宮さんは来られてないのですか?」

    キョン「ああ、昨日の放課後調べたい事があるって言ったきり姿を見せてない」

    240 = 1 :

    古泉「そうですか…やはり」

    キョン「古泉?」

    古泉「すみません、ちょっと僕と一緒に付いて来てくれませんか?」

    キョン「ここじゃダメな事か?」

    古泉「そうではありませんが…これは僕とあなた個人に関係する事なので、できれば二人でお話をしたいのですが…」

    キョン「…分かった。屋上でいいな」

    古泉「ええ、結構です」

    キョン「長門、朝比奈さん、俺達はちょっと席を外しますね」

    みくる「あ、はい、どうぞごゆっくり…」

    長門「……」

    古泉「では、参りましょうか」

    キョン「ああ」


    ガチャ…バタンッ

    241 = 1 :

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



    ~屋上~

    ギイィ…バタンッ


    古泉「ここなら大丈夫そうですね」

    キョン「放課後に屋上にくる物好きなんてそうそういやしないよ」

    古泉「おや、そうでしょうか?」

    キョン「で?話ってのは何だ?またハルヒが何かやらかしたのか」

    古泉「いえ…今回は過去形ではなく、現在進行形なのです」

    キョン「…どういう事だ」

    古泉「…まずは結果から述べておいたほうがいいでしょう」





    「僕と貴方の情報が涼宮さんに流出しています。彼女自身の手によってね…」

    242 = 1 :

    キョン「……なんだと?」

    古泉「以前貴方と僕がSOS団部室に行かなかった時、涼宮さんの精神に大きな揺らぎが発生したのです」

    キョン「ああ。その後に閉鎖空間が発生したんだっけな」

    古泉「そうです、そして閉鎖空間は短時間で自然消滅しましたが、その後も何度か発生しては消滅していくの連続が起こる状況に陥りました」

    キョン「なるほど…だがそれが俺とお前の情報の流出にどう関係するんだ?」

    古泉「涼宮さんはとても独占欲が強く、自分に不利益になる事が起こると不満が募り精神を大きく揺るがします」

    古泉「しかし今回のケースの様に発生しては消滅する現象…これは涼宮さんが何かを考える事によって憤怒したり冷静になったりする時によく起こる現象だと我々は判断しました」

    古泉「そしてそれは貴方と彼女が接触しているのを涼宮さんが見た時、その連続現象がピタリと止んでしまったのです」

    243 = 1 :

    キョン「…どういう事だ」

    古泉「もう一度言います。涼宮さんは人一倍に独占欲が強く、他者の侵入を絶対に許しません」

    古泉「貴方と彼女を見つけた時に、涼宮さんはこの様に悟ったのでしょうね」

    古泉「『私のSOS団団員を誑かす不埒者がいる』」



    キョン「……」

    古泉「それからです。通常以上の規模の閉鎖空間が発生したのは…」

    古泉「そしてその翌日僕は朝から閉鎖空間の事後処理に追われ、さらに早朝に涼宮さんから呼び出しを受けてしまい、まさに四面楚歌の状況に陥ってしまったのです」

    古泉「そして更にその翌日にも涼宮さんに呼ばれていましたが、この日の早朝も連続現象が起こっていたため、僕は機関に待機を要せらてれました」

    古泉「そしてその後も閉鎖空間の連続現象が起こり、機関はどのように対処するか判断に困る状態になりました」

    古泉「ですがこれ以上涼宮さんに僕が顔を見せない事は非常にマズイと機関は判断し、僕だけ特別に閉鎖空間を抜ける事を許可されたのです」

    古泉「最初から涼宮さんの要望を優先すればいいものを…はっきり言って、これは機関上層部側の判断ミスです」

    244 = 1 :


    キョン「ハルヒが閉鎖空間を作っちまうぐらいに不機嫌な事をしちまったのは分かった」

    キョン「だが流出の話が全く関係してないように聞こえるぞ?」

    古泉「考えてもみてください。僕達が涼宮さんの命令を何度も無視し続けた事によって、涼宮さんが何も不審に思わない事などあると思いますか?」

    キョン「いや、アイツの事だからそれさえも不思議の種にして徹底的に調べ上げ……!」




    古泉「Exactly。その通りです」

    古泉「つまり涼宮さんは僕達の周りの環境、関係している人物、所属している機関を全て自分の力で調べ上げてしまったのです」

    245 = 1 :


    キョン「嘘…だろ?そんなことアイツ一人でできる訳が…」

    古泉「貴方は涼宮さんを一体誰だと認識しているのですか?」

    古泉「彼女の願望実現能力があれば、涼宮さんにできない事など一つもありえないのです」

    キョン「アイツ…」

    古泉「彼女の力は未だ発揮されたままです」

    古泉「最悪の場合、誰も目撃者などいないはずなのに涼宮さんの願望能力により、あたかもその場を目撃したかと発言する空想の人物を作り出し…」

    古泉「その人物に詳細を聞く事という事でさえも可能なのかもしれません」

    キョン「おいおい…じゃあ俺達はもうアイツに全てを知られてもおかしくないって事なのか?」

    古泉「否定はできません。今彼女が何処にいるかも分からない状態なので、僕の推測はあながち間違っているとは言い切れないでしょう」

    キョン「もう止めることもできないってことか…」

    長門「午前8時26分42秒時にこの地球上に存在しないと思われる空間に涼宮ハルヒの進入した痕跡が発見された」

    247 = 1 :



    キョン「!?」

    古泉「長門さん…!」

    長門「更に午前9時12分24秒時にこの地球上に存在しなかったと思われる架空人物が涼宮ハルヒと接触した」

    長門「その際にアナタと古泉一樹に関する重要レベル5の情報機密が流出した事が判明」

    長門「そしてその際の彼に対しての舞台再構築が行われたと予測される」

    キョン「舞台再構築だと?一体どういう事だ長門」

    長門「貴方が昨日午後7時25分36秒に起こった状況を全ての方向から映像としてその架空空間で演出された」

    長門「そして涼宮ハルヒが映像を見た午前9時35分16秒に涼宮ハルヒの精神に大きな変化が現れたと思われる」

    古泉「確かに…その時間帯に今までにない規模の閉鎖空間が発生しました」

    長門「これはアナタが涼宮ハルヒの精神を大幅に変化させる程度の情報だと思われる」

    古泉「思い出して下さい。貴方は昨日の夕方に一体何をなされたのですか?」

    248 = 1 :

    キョン「…思い出すも何も」

    キョン「……アレを見られたって言うのかよ」

    古泉「どうやら心当たりがあるようですね…まったく、あれほど思い切った行動は自粛してくださいと頼んだのに…」

    キョン「……」

    古泉「長門さん、今涼宮さんは一体何処にいるのでしょうか?」

    長門「現在涼宮ハルヒはこの学校の何処かにいると思われる」

    長門「精密な場所はプロテクトがかかっていて特定することができない」

    長門「しかしそれと同時に、涼宮ハルヒ以外の人物一人の居場所が特定されないようにプロテクトがかかっている」

    長門「おそらくこの人物と涼宮ハルヒは同じ空間にいると判断される」

    キョン「おい待てよ…この状況でハルヒが俺達以外に会う必要がある人間は…」

    古泉「ええ…大体予測できます」

    長門「今現在地の確認できない生徒は約一名」

    249 = 1 :

    キョン「…クソッ!」ダッ

    ガチャ!ギイィバタンッ!!



    長門「……」

    古泉「長門さん、僕も涼宮さんを探しにいきます」

    長門「……」

    古泉「このままではいずれ彼女は自分の正体すら解き明かしてしまい、世界の終焉を迎えるかもしれません」

    古泉「なので僕は機関を総動員させ、何としてでも涼宮さんの行動をストップさせるよう動かします」

    長門「それは推奨できない」

    古泉「何故ですか!?」

    長門「涼宮ハルヒの居場所を特定できない今、大人数での作戦行動はかえっての混乱を招く」

    長門「運良く涼宮ハルヒを発見したとしても、彼女がそれを危機と感じ能力の暴発を招く可能性が十分に考えられる」

    古泉「では僕は何をすればいいのですか!?」

    250 = 1 :

    長門「…貴方は分かっているはず」

    長門「彼女は既に涼宮ハルヒと接触したと思われ、改変不可能だと思われる」

    長門「しかし彼女が不確認エリアから開放された後、さらにもう一人その不確認エリアに招かれることが確定している」

    古泉「…!確定…ですか?」

    長門「そう、これは確定している事実」

    長門「貴方の情報が涼宮ハルヒに流出した時、機関の重要機密とある人物の情報を涼宮ハルヒは入手したと思われる」

    長門「そしてその人物の心情、性格、経歴などの情報は全て流出したと考えていい」

    古泉「…その人物は、やはり」

    長門「貴方が重要視している生徒、秋山澪」


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