元スレ妹「ああっ…おにぃ…あっ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
451 = 410 :
ほ
455 :
ほ
ところで最近二日から三日に変わった気がするのです。スレ落ち
460 = 448 :
任して
461 = 379 :
ぎゃあああ>>390とり損ねた
誰かもう一度上げてください(´;ω;`)
462 :
落ちた?
466 :
ゅ
470 :
しゅ
472 = 410 :
ほほ
473 = 410 :
ほ
476 = 466 :
ゅ
478 = 466 :
お兄さまァーッ
479 :
まだかいや
480 :
上機嫌で降臨しておくれ
482 = 413 :
あれ、もうこんな時間
予告通り22時からはじめます
20分前に来て、まだかいやって、あんたじじいですか
483 = 481 :
品行方正wwwww
484 = 466 :
わぁい
485 :
スレ落ちまで3日になったのか
知らなかったぜ支援
486 = 413 :
<第六夜>
切なすぎて涙が止まらない。リナのことを考えるだけで涙が出てくる。
日曜の昼。朝までリナは俺のベッドの上にいた。
それが今はいない。いないと言っても、壁一枚隔てただけの隣の部屋にいるのに。
それなのに、なぜかしら、俺の目から涙が止まらない。
リナが好きで好きでたまらない。リナ、リナ、と呻きながら俺は泣いている。
俺はどうしちまったんだ。この感情を抑えることができない。
何かがおかしくなった。リナはすぐそこにいるのに。隣の部屋に戻っただけなのに。
俺はいてもたってもいられなくなって、リナの部屋へと向かう。
「リナ…うわぁっ…ううっ…、リナ…だいすきだ…だいすきだって…」
「おにぃ、泣いちゃったんだね。来てくれて嬉しいよ」
リナは机の上に広げていた書き物をしまい、俺の肩を抱く。
「うっ…うっ…うっ…、もう…ううっ…なんだか…わからないよっ、
なんで…こんな…泣いてるのか」
「うん。うん。うん。泣いちゃっていいからね」
488 :
待ってたぜ!
490 = 413 :
リナは俺をベッドに連れて行き、自分はベッドに腰掛ける。
俺はリナの膝の上にもたれかかり、あたかも耳掃除をされる
ような格好で、リナに突っ伏している。嗚咽が止まらない。
「うん。うん。わかるから。わからないけど、ほんとにわかるから。そうなるのは」
とリナは俺をなぐさめてくれる。なおも激しく泣く俺。
「いいの。いいの。出しちゃうの。全部出しちゃって。
あれ。いっしょだね、出しちゃうのって。うん。うん。
リナがしぼり出してあげるから。ふふ。大丈夫。大丈夫」
「止められ…ないんだよ…涙が…襲ってきて…ヘンだよ…」
「固まってたのが、溶けてきたんだよね。溶けてきただけだから
全部流しちゃうの。だいたい1時間でおさまるから」
俺は自分にぐわっと襲いかかる涙の波間から、ちょっとずつリナの言葉が
入ってくるのがわかるようになる。しかし、高波はやまない。
「私もそうだった。急にくるんだよね。止められないのが。
おにぃにうつっちゃったかな。ふふ。悲しいけど、ちょっと嬉しいかもよ」
491 = 413 :
少しずつ、ほんの少しずつ、俺の胸の中の激しい揺動がおさまっていく。
リナは、この感情と付き合う方法をよく知っているようで、
俺を安心させてくれる。
「びっくりしたでしょ。なんで泣いちゃうかって。理由なんてないから。
私は地震って呼んでるの。地震、いつ起こるかわからないでしょ。
突然グラッと来るの。もう慣れちゃったけど、ああ来た、助けてって
思うの。それからね、揺れがだんだんおさまってくるんだけど、
何度も何度も余震が来るの。そのうち止んできて、だいたい1時間で終わるの」
そうなんだろう、きっと。俺の余震も少しずつ小さくなっているようだ。
「それからね、地震の後はぼーっとしちゃうから、お茶を飲むの。
これはリナちゃんルールね」
「リナ…お前すごいよ…ほんとにすごい…」
「わかったら、部屋に戻りなさい。私まだこれからやることあるから。シッシッ」
と、俺を手で払う仕草をしてから、チュッとしてくれた。
493 = 379 :
ktkr
まってました支援
495 = 413 :
キスされたことで、また俺のスイッチが入ってしまった。
「リナ…ううっ…だいすきだよ。けっこん…したいのに…できないんだよ…」
うわあーっとした感情が襲ってきて、自分でも思いもよらない言葉が
出てきてしまった。俺の中にこんな気持ちがあったのか。いつ。どこから。
「あー、まだ出きってなかったね。うんうん。もうちょっとだから。
リナが全部出させてあげるから」
その後も、わけのわからない言葉がたくさん出てきた。ユカのことも出てきた。
お前は日曜に自分の好きなことをやってるが、俺は日曜に何をすればいいんだとか、
俺はいつでもお前のこと好きだったとか、もっと錯乱した言葉の数々が。
「よしよしよしよし」
リナはただ、何も言わずに、よしよししてくれる。何も言わないでいいと
いうことをわかっている。ただ吐き出させればいい。ただ吐き出せればいい。
そして10分ぐらいで、俺の余震がおさまった。何回か深く息をついてから言う。
「水飲んでくる。ごめんな、リナ。邪魔しちゃって」
496 = 118 :
こうしてると彼氏欲しくなってくるんよな
497 = 413 :
>>496
そのコテ名やめた方がいいと思うぞ
俺は今朝ハンドルネームがいかに振る舞いを自縛するか思い知った
498 = 413 :
俺は部屋に戻った。リナの言うとおり、ただひたすらぼーっとしていた。
考えというものが湧いてこない。クリアな気分というわけでもない。
ただぼーっとしているだけなのだ。
すると、リナが俺の部屋にちょっと顔を出した。
「おにぃ、出かけてくるね。夕方には戻ってくるから」
と言って、俺に投げキッスをした。ぼーっとしていて、まともな反応ができない。
「んあ」
リナは出かけて行った。普段なら別に俺に断って出かけることもなく、
勝手に出ていくのだが。俺も、しばらくしてから、「出かけるか」と
思い立ち、近所をぶらぶらすることにした。もちろん、特になんのアテもない。
駅前商店街の喫茶店に入った。リナの教えに従って、紅茶を頼んでみた。
何の変哲もない紅茶だったが、リナの愛を感じた。俺は相変わらず
ぼーっとしてたのだが、その時一瞬だけ、涙が出そうになった。
500 = 118 :
>497 4年もこの固定でいたら変えられないものなんス
みんなの評価 : ★
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