元スレキョン「お前、誰だ?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
652 = 106 :
数週間が経ち、喫茶店SOS団にも慣れてきた頃である。
ある日の朝。
「キョンくん!大変です!」
既に上でも記した通り、俺の教室に朝比奈さんがやってきた。
出入り口付近でおろおろしている朝比奈さん。
その隣には長門も立っている。
俺が朝比奈さんのもとへ向かおうと席を立った時だ。
「おいキョン」
誰かに呼び止められた。
「あれって3年の朝比奈さんだよな?」
声の主は谷口である。
「どうしてお前があの人と知り合いなんだ?しかも隣にはあの長門有希まで揃ってやがる」
朝比奈さんが有名なのはなんとなく分かっていたが、まさか長門までとは。
653 = 114 :
いや、まだだ
まだあわてる時間じゃない
654 = 547 :
最後おれが変わりに書いて締めくくろうか?
655 :
やめてください
656 = 547 :
>>655
はい
657 = 106 :
「お前いつの間に抜け駆けしたんだよ!ずるいぞ!」
「まぁまぁ谷口、醜いよ」
今にもハンカチを咥えだしそうな谷口を、国木田がなだめた。
俺は小さな溜息をついてから、谷口の横を通りドアへ向かった。
「おいこら無視かよ!」
無視だ。
「きょ、キョンくん、大変なんです」
何がそんなに大変なんですか、と俺が朝比奈さんに尋ねる前に
長門が答えてくれた。
「涼宮ハルヒが転校してくる」
「はぁ?」
「ついでに古泉一樹も」
朝比奈さんがアワアワしていらっしゃる。何がそんなに心配なんだろう。
とても面白そうじゃないか。
658 = 195 :
涙で前が見えねぇ
659 = 344 :
代理スレ立て乙
後は俺にまかせろ
660 = 547 :
死んでください
661 = 396 :
>>659
やめてください
そして返事したら以降は黙っててください
662 = 106 :
「こら、そろそろ教室に戻りなさい」
朝比奈さんの横から担任の岡部が現れた。
朝比奈さんは小さく悲鳴をあげ、「じゃあまた放課後に」と残して教室を後にした。
長門も朝比奈さんの後ろについて行った。
「朝比奈さん、なんだって?」
席に戻ると谷口が寄ってきた。お前もしつこい奴だな。
「今日転校生がくるってさ」
「何!?女か、男か?」
「美少女だぞ」
「本当か!?」
谷口が手をあげ喜んだ。遂に俺の時代が来るとか意味の分からないことを言っているが
無視だ。なんとも単純な奴だな。
岡部が教卓の前に立ち、
「皆席につけ、今日は転校生が来る」
663 = 417 :
もうその流れいいから
665 = 106 :
教室中がざわめいた。
「えー静かに。じゃあ、入って」
岡部がドアに向かって言うと、教室中が静まる。
乱暴にドアが開かれた。
「涼宮!?」
大声を上げたのは谷口である。一気に教室がざわつき始めた。
教室に入ってきたのは女子と男子が1人ずつ。
北高の制服を着ていた。当たり前か。
なんだか不思議な気持ちになる。また向こうへ飛んでいったみたいだ。
やっぱりあの黒い制服より、こっちの制服の方が似合うな、と俺は思った。
666 = 532 :
>>「美少女だぞ」
ついでの古泉はスルーですね分かります
668 = 37 :
>>661
はい
669 :
あの伏線を回収して締めか
670 :
追いついた
>>1すげぇ・・・
671 = 106 :
女子生徒は黄色いリボンを揺らして、教卓の前まで進んでいった。
男子生徒もその女子生徒に続く。
教卓の両端に手を置き、爛々とした瞳を正面に向けた。
岡部が黒板に名前を書き出す前に、その生徒は自己紹介を始めた。
「あたしの名前は涼宮ハルヒ。で、こっちが古泉くん」
涼宮から紹介され、古泉はにこっり微笑んだ。
教室中の女子から小さな歓声が生まれる。ああ、忌々しい奴だ。
672 = 547 :
いやぁ本当に最高だったよ早いけど乙
673 = 604 :
なるほどここで・・・
675 = 552 :
あのセリフを言ってくれええええええええ
676 = 106 :
それから涼宮はニヤリ、と笑って大きく息を吸った。
「ただの人間には興味ありません」
教室が再び静まり返った。
涼宮は教室中を見渡して、続ける。
「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい!」
677 = 599 :
ドッカーン
678 = 626 :
きたあああああああ
679 = 114 :
ktkr
680 :
きたああああああ
681 = 547 :
「生きたいと言えぇぇぇ!!!」ドン!
683 = 222 :
名言……どうぞ!
↓
685 = 655 :
ハル鬱は人生
686 = 154 :
きたあああああ!!
687 :
なにこのニコニコ臭
689 = 626 :
>>687
ごめん
690 = 547 :
ハル鬱は人生
691 = 106 :
今この教室に漫画的擬音をつけるとしたら「ぽかーん」である。
涼宮の隣に立っている岡部も口を開け、涼宮の後頭部を見つめていた。
古泉はニコニコしている。
俺の後ろで朝倉が「あらあら」と楽しそうに呟いた。
「以上!」
涼宮はそう高らかに言うと、教卓を一回叩いた。
その音に岡部ははっとして、空いている席を指差す。
まあその席ってのは俺の隣とその後ろな訳だが。
この机、朝からあっただろうか。
俺の隣に涼宮が歩いてきた。一度俺を見て、ニヤリと笑う。
俺もつられて笑ってしまった。
やれやれ。
面白いことになりそうだ。
おわり
692 = 439 :
古泉が同じクラスだとなんかポジションが微妙だなw
1組辺りで良かった気がw
693 = 669 :
>>683-684
名言っちゃ名言
695 = 129 :
乙!よかった!
697 = 626 :
よかった
700 = 154 :
>>1乙
いい締めだった
みんなの評価 : ★★★×5
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