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    元スレ複合ジャンル「魔女の子作り事情」

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    1 :

    うんこwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    3 = 1 :

    「もう12月か・・・」

    無事に志望大学に合格したのはもう10ヶ月近く前になる。
    上京ってほど田舎じゃないが大学近くのマンションで独り暮らしを始めた。
    アパートじゃねえぞ?マンションだぜ?ちなみに通ってる大学だって◎◎大学だ。

    自慢じゃないがそれでも非リア充なんだからすごいよな、俺
    童貞なのは言うまでもない(童貞どころか女子とロクに喋る機会なんて無かった・・・)
    けど学生時代は結構告白されたんだぜ?ま、陰のアイドルってやつかな

    男子校だったがな・・・・・


    男友達はいるんだが、あまり・・・・いや全くと言っていいほど異性に縁がない
    おまけにもうすぐクリスマスじゃねーか!!!
    考えただけで欝になる あぁ・・・ちくしょう、ちくしょう!


    「ちくしょー!クリスマスなんて玉ねぎになればいいんだぁぁぁぁ!!!」

       夜風が気持ちい、いや寒い・・・悲しい虚しい寂しい悔しい!

    「寒・・・」
    「そりゃもう12月だもの」

    4 :

    ん?昨日もあったような
    さるさん食らって断念したのか

    5 = 1 :

    あぁ?誰だよ・・・
    俺がせっかく社会への不満を咆哮してるって言うのに・・・


    「風邪ひくわよ?」
    「・・・・・」


    なんだ、目の前には女性がいただけだったよ
    はっはっはっ!まぁしかし、美人だな・・・
    可愛いか美人かと言ったら超美人だ、ほう?・・・あれが谷間ってやつか、童貞の俺には攻撃力が高いな


    「なに?」
    「いや、なんでもない」


    いやぁ、クリスマスを前に俺も夢を見ていたらしい
    なんだ、だったらとっとと覚めちまおう、まったく虚しい夢だ・・・
    ここは冷静に頬っぺたをつねるとしよう
    たまに『これは夢だ!』って気付くことがあるよな 俺の場合女子と仲良く喋っていたら一発でわかる

    「やれやれ」ギュウ

    あぁ頬っぺたが痛い

    6 = 1 :

    >>4 さるさん→解除→一発さるさん→解除→1発さるさん→断念wwwwwうんこwwwww

    「・・・・・痛い、夢か」
    「痛いなら現実ね」


    現実なわけあるかアホ!だいたいここは8階だぞ?
    ・・・・・まてまてまて 8階だ ここは8階なわけだが、コココ、コイツ・・・・


    「お、おい・・・」
    「なに?」
    「な、なんで・・・・・ここ8階・・・」
    「え?あ、あぁごめんなさい 私、魔女だから」
    「なんだ魔女か・・・」

    7 = 4 :

    二回目からは食らいやすいとか聞いたことあっからなぁ
    一時間たったらさるよけに来るわ

    8 = 1 :

    あ、あぁ魔女か
    納得納得!魔女なら空を飛べるはずだな、焦った自分が馬鹿だった
    一件落着~♪ これで落ち着いて・・・・・られるか!
    あぁ!?なんか棒に座って浮いてるよ!気付かなかったよ!ありえねーだろ!
    そんな目で見るなよ!惚れてまうやろ!


    「お、落ち着け!整数を数えて落ち着くんだ・・・」
    「整数って・・・」
    「12345678・・・」
    「落ち着いたかしら?」


    落ち着くわけねーよな
    夢じゃないのか?未だに信じられん


    「とりあえず中に入れてくれない?」
    「は?」
    「寒いんだけど」
    「・・・」

    9 = 1 :

    >>7ありがとうんこwwwwwwwww

    いやいやこれはこれは面白いお客様だ
    いきなり空中を浮遊しながら現れて、「中に入れてくれない?」だぁ?
    いきなりすぎて理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能


    「やっぱこたつはいいわ・・・」
    「って入ってるし!」
    「早く窓しめてくれない?寒い・・・」
    「あ、ご、ごめん・・・」


    って何謝ってるんだ!
    いきなりペースを握られてしまった!


    「お、おい・・・魔女さんよ」
    「女って呼んでよ」


    いきなり自己紹介ですか!これは礼儀正しいお嬢さんだ!


    「わかった女よ、今晩は警察にお世話になりなさい」
    「嫌よ」

    10 = 1 :

    まぁいい・・・電話するか まぁ変な宗教勧誘の可能性も十分にありえるからな
    と、言うか絶対そうだよな・・・
    そのうち『今の文明社会についてどう思う!?』だの『この水晶のおかげで飛べるの!』だの言われて
    売りつけられるのがオチだからな ッフ、甘いなお嬢さん 俺は童貞とは言え騙されないぜ


    「110番と・・・」
    電話「PLLLLLL・・・ガチャ もしもし?私リガちゃん♪」
    「あ?」
    電話「リガとたくさんお話しましょ♪」


    受話器の向こうには明らかな機械の女の声だ・・・
    確かに俺は 1 1 0 の順番で押したんだ なのに何でだ?
    なぁ~んでリガちゃん電話にかかっちまうんだ?
    ・・・・・・・お前の仕業だな?


    「魔女が捕まるわけないでしょ?うぅ暖かい・・・・・」ぬくなく
    「お、お前魔女か!」
    「うん」
    「お、お前処女か!」
    「うん」

    「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

    11 = 1 :

    ん?何も起きないな
    地雷を踏んだつもりなんだが・・・


    「・・・・・ねぇ童貞」
    「なんだ」
    「お茶」
    「あ、あぁ今入れ・・・・・ていうか貴様は何しに来た!」


    まったくだ!美人だからって許されると思うなよ?
    これは不法侵入!犯罪だ!
    魔女だかなんだか知らないがココは日本だ!領事裁判は絶対だ!
    いきなり現れて、こたつを占領して『お茶』じゃねーよ!コントかよ!!


    「子作りしに来た」
    「そ、そうか」


    なんだ、子作りかよ・・・・ハッハッハッ、それなら良し!

    12 :

    また立てたのか…

    13 = 1 :

    「って良くない!良くないよ!」

    「何ようるさいわね・・・」

    「子作りって?は?」

    「子作りも知らないの?せっくすよ、セクロス」

    「誰が?」

    「私が」

    「誰と?」

    「貴方と」

    「何で?」

    「子作りするから」

    「何で?」

    「子孫を残すため」

    そりゃそうだ
    「子孫を残す」 その本能で俺達は体を重ねるんだからな、だがな・・・・・

    14 = 1 :

    「何で俺なんだ?」
    「・・・・・」
    「俺じゃなくてもいいだろ」


    女の奴はうつむいてやがる 何だその溜め息は・・・
    どうだ?どうせ俺の実家が金持ちなの知ってるんだろ?
    金が目的か?それともなんだ!俺に未知なる力があるとかいって暗殺しに来たのか?未来からの使者か!?

    15 = 1 :

    「絶対条件その1 童貞であること 」

    「ほ、ほう」

    「絶対条件その2 健康・健全であること」

    「・・・・・まぁそうだ」

    「絶対条件その3 現在恋人がいない または意中の相手がいない」

    「うるさい」

    「私的条件その1 学歴」

    「俺は合格したわけか」

    「・・・・私的条件その2 私情」

    「私情?」

    まぁつまり俺は合格したらしい・・・・が、まだまだ疑問はたくさんある
    無理やりすぎる

    18 = 1 :

    「だ、大体魔女ってドコに住んでるんだ」

    「魔女の世界」

    「まんまじゃねーか、そこの男と子作りしろ」

    「基本女しかいないもん」

    「えぇぇ~・・・・」

    「魔女の子は魔女 必ず女子が生まれるのよ」

    「そ、そうなのか」

    「ま、少しでも優秀な遺伝子を残すのには学歴は必要じゃない?」

    「ま、まぁな・・・」


    なんだ、常識的なことを言うじゃないか いや言ってないな・・・
    なんだ?じゃぁ男達はどうなるんだ?

    19 = 1 :

    「で、もしもだ もし俺と子作りするとしよう」

    「そうね、しましょう!」

    「ま、待て待て『もしも』だ で、やることやったら俺はどうなるんだ?」

    「・・・・・は?好きにすればいいじゃない」

    「好きにすればって・・・」

    「別に魔女の世界に住むのも良し そのまま一人でまた下界で暮らすのもよし」

    「・・・(男はいねぇとか言ってたじゃねーか)」


    「魔女と下界で2人で暮らすもよし」

    「子供はどうするんだ?」

    「魔女として育つのよ」

    「ふ~ん」

    20 = 1 :

    「で、もしもだ もし俺と子作りするとしよう」

    「そうね、しましょう!」

    「ま、待て待て『もしも』だ で、やることやったら俺はどうなるんだ?」

    「・・・・・は?好きにすればいいじゃない」

    「好きにすればって・・・」

    「別に魔女の世界に住むのも良し そのまま一人でまた下界で暮らすのもよし」

    「・・・(男はいねぇとか言ってたじゃねーか)」


    「魔女と下界で2人で暮らすもよし」

    「子供はどうするんだ?」

    「魔女として育つのよ」

    「ふ~ん」

    21 = 1 :

    っけ、気分次第だとよ 処女なのかも知れないがこれただのビッチじゃねぇか!

    「ま、俺はしない」

    「!なんで~!?」

    「普通に考えろ いきなり現れて『子作りしましょっ♪』とかドコの武道家だ」

    「こんな美人が頼んでるのに しかも処女ときたもんだ!」

    「きたもんだ! じゃねーよ」


    俺はこう見えて普通に恋愛というものをしてみたいんだがな
    こう話しかけたいけど恥ずかしくて話かけれない・・・目が合って焦って・・・
    喋りあって一喜一憂・・・そんな恋愛を望んでいる童貞なんだ俺は


    「YOU ヤッちゃいなよ!」

    「黙れ」

    「そんな事言わずにさ、それとも何?許嫁でもいるのかな?」

    「・・・・いない」

    「・・・・ふ~ん」

    22 = 1 :

    いないと言ったら嘘になるか? まぁ昔のことはどうでもいい
    いてもいなくても俺はまだ童貞を守りきるのだ!


    「帰れ」

    「えぇ、ムリだよ」

    「ムリだよって・・・」

    「だってあんたと子作りするって上に言ってあるもん」

    「だから?」

    「するまで帰れない」

    「・・・・・」

    おいおいおいおいおいおい 何勝手に上に言ってるのこの子
    するまで帰れないって・・・・童貞の俺には荷が重過ぎる もうやだ!

    23 = 1 :

    「なら上に『ムリでした』って言って来い」

    「えぇ~面倒・・・」

    「『不能でした』とでも言えばいいだろう」

    「不能なの?魔法で治すけど・・・」

    「不能なわけないだろ!余計なお世話だ・・・!」

    「じゃぁできるじゃん」

    「・・・・・なぁ お前は好きでもない男とできるのか?それでいいのか?」

    「・・・・」

    「後悔しないか?」

    「(そうやって相手のことばっか考えるとこ・・・)」

    「な、なんだよその目は」

    俺が言ってることは間違ってはいないだろう
    後々変な因縁をつけられたら困るしな、『忘れたの!?あなたの子よ!』なんてな・・・
    それよりお前はそれでいいのか?こんなリア充になれない非リア充に貞操なんて捧げてさ
    俺は未だに納得できねーぜ?俺より顔が良くて頭が良くて童貞の奴なんて探せば絶対いるはずだ

    24 :

    ほう…

    25 = 1 :

    「べ、別に構わないけど」

    「(それを言われちゃ・・・)」

    「・・・とりあえず子作りしてくれるまでいるもん」

    「しない 絶対しないからな!」


    こうなりゃヤケだ!え?普通するだろって?
    常識的に考えろ!危ない臭いがプンプンするだろ!?魔女なのはわかったがコイツが処女なのかは不明だ!
    断じて言うが別に俺は処女厨ってわけじゃないからな!断じて!絶対に!
    だけど断言しよう・・・・こいつは やっぱり間違いなく処女だ
    別にタバコを吸うと鼻の下に血管が浮かび上がるとかそういうワケじゃなぁないが、本能でわかるんだ!
    なぜなら俺は処女厨だから!


    「でもお前・・・ここに住むつもりか?」

    「つまり、同棲ね・・・・///」


    『////』じゃねーよ!勝手に押しかけてお前はラムちゃんか!九頭竜ももこか!
    でもな、俺だって男だぜ?理性を抑えられるかなんて知ったこっちゃねぇ
    おまけに相手は外人みたいにスタイル抜群で美人で・・・ 誘惑までされてさ
    ・・・・・逆に手が出せねーよ!もうこれドッキリか何かじゃね?カメラとかしかけてあったり・・・

    26 = 1 :

    「ねぇねぇ男、お腹好いた」

    「えぇ?な、何もないが・・・・」


    あつかましい!あぁあつかましい!厚かましい! 
    お茶の次はご飯かよ!って何で俺の名前知ってるんだこいつ


    「なんで俺の名前を知ってる」

    「え、え、えっと、そりゃ調べてるから」

    「個人情報もまるでなしか」

    「名前くらいは調べてるわよ・・・」

    「住所もな」

    「名前住所性癖血液型身長体重血圧血糖値 etc」

    「なんか3番目に変な項目あったんですけど」

    「気のせいよ」

    27 = 1 :

    「・・・帰れって言っても帰らなそうだしな」

    「やっとわかった?」

    「お前にもいつかわからせてやる、時間の無駄だと言うことを」

    「どうせ夜になると狼よ」

    「黙れ・・・まぁ腹減ったな」

    「ジョナサンにしますか・・・」

    「そうだな、近いし・・・ってお前なぁ」


    どうなっちまうんだろうか
    とにかくこいつは魔女だ 怒らせたら俺がどうなるかなんてわからないぞ?
    蛙にでもされたらどうする?それともスープの材料にされたりして・・・・おぉー怖っ!
    いや、待て とにかく勝手に押し付けて子作りを申し付けるほうがおかしいんだ
    とにかくいざとなったらコイツを警察にたたき出せばいいんだ
    魔女だぜ?NASAにでも連絡すればいいじゃないか!
    ・・・・あぁ~あバカバカしい

    28 :

    なんかラノベっぽい書き方だ

    29 = 1 :

    「おい、お前人間界に来たのは?」

    「・・・10年以上来てなかったからな」

    「そんなに?」

    「私、最初は孤児だったの で、里親に育てられて・・・6歳になった時に魔女の世界から遣いが来て・・・」

    「なにそのちょっと悲しい過去」

    「でしょ~ でも里親も俗に言うDV母でさ、まぁ天からの救いだったの」

    「ふ~ん」

    「まぁその母親は蛙にしてあげたけどね」

    「(やっぱり蛙にするんだ!)」

    「とにかく10年以上もこっちには来てなかったからさ~」

    「とにかく目立つようなことはするなよ?」

    「わかってるわよ」


    とにかくコイツをどうやって帰すかだな、なってしまったことはしょうがない
    周りの奴らにも煽てられても更に調子に乗るだろからな
    まぁ時間をかけず焦らず考えよう コイツもすぐにあきらめるだろう

    30 = 1 :

    ─────ジョッナサーン/^o^\☆彡/^o^\☆彡/^o^\☆彡

    「~♪ハンバ~グ~♪」

    「(満面の笑みだな・・・)」

    「案外変わってないのね~ファミレスって言うのも・・・」

    「ん~、まぁ10年そこらじゃそんなに変わらないんじゃないか?」

    「私はハンバーグね♪」

    「魔女の世界ではハンバーグないのか?」

    「基本牛は住んでないからね~」

    「主食は?」
    「フカヒレ」

    「どう突っ込むべきかわかんねぇ・・・」

    「フカのヒレよ」

    「知ってるよ、それが主食なのかよ・・・」

    「え?おかしい?」
    「いや、なんでもない・・・」

    31 = 1 :

    ────ハンバーグと刺身定食が到着

    「お、来たな」

    「相変わらず刺身が好きね」

    「あのな、外人に『日本の食べ物は?』って聞いたら『sushi!tenpura!natto!』って必ず寿司が入るんだぞ?」

    「それ刺身じゃん」

    「どっちも変わらん!」

    「ま、どーでもいいや・・・・おいひい~♪」モグモグ

    「・・・・ったく」


    見た目はいたって普通の女性 誰も魔女だなんて気付くまいな・・・・
    10年以上来てなかっただか知らないが、とにかく目に付くものには興味津々なようだ
    ま、なぜだか悪い気はしないな・・・

    32 = 1 :

    「コンビニ!に、24時間営業って・・・!?」

    「時代は変わるのだよ」

    「よし!突撃~!」

    「えぇ!お、おい!」

     ピポンピポーン♪

     『イラッシャセーwwwwwwwww』

    「24時間ATM・・・・」

    「便利になりました」

    「~♪あ、これ知ってる おでん ね」

    「冬だしな」

    「お酒まで売ってるんだ」

    「最近じゃ野菜とか売ってるところもあるくらいだからな」

    「ふ~ん じゃぁお酒とおでんでも買いますか♪」

    33 = 1 :

    「未成年はお酒買えませ~ん 残念!」

    「いいから♪いいから♪ ハイこれ」

    「っておい」

    店員「ッシャセーwwww1480円にナッリャスー!wwwwwww」

    「えぇ?(こいつ俺が未成年に見えないのか?それとも俺って老けてるのかな?)」

    「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」

    「(コイツの仕業か・・・)」

    店員「1500カラオアズカリシャスネーwwwwwwww20エンノオカエッシスネwwwwwwwwwwッシターwwwwwww」


    こいつが今、どんな魔法(か何か)を使ったのか知らないがそんな簡単に使えるんなら俺をそれで操ればいいじゃないか
    記憶操作したり奴隷にでもしたりすれば簡単なんじゃないのか?
    ・・・・って考えてみたが、まあこいつもそこまで鬼畜じゃないのか?
    それとも魔女の掟でもあるのか?

    こいつに対する、いや魔女に対する疑問なんていくらでもあるが・・・・聞くのは面倒だな・・・・・
    とにかくこいつのペースになってはいけない ってことだ

    34 = 1 :

    「オデンデンデデン♪オデンデンデデン♪」

    「なぜそのテーマを・・・」

    「え?魔女の世界はこっちの民放と繋がってんのよ」

    「誰得」

    「それに私は幼少の頃は日本で過ごしてきたワケだから、魔女の世界ってのも退屈なのよね・・・」

    「下界に戻ってくる事はできたんじゃないのか?」

    「基本的に未成年は許可が必要なの、悪さをしないようにね」

    「で、お前が今回申請でもしたから来れたワケか」

    「そっ♪」

    「なんて?」

    「この男と子作りするから って大魔導師様に」

    「あのなぁ・・・」


    一体誰だ許可出したアホは!そうか!お前か大魔導師!この大魔導師絶対適当だよ!
    普通OKしねぇだろ!適当に即答しただろ!
    勝手に押し付けて子作り強要は迷惑です!大魔導師!尊師!!!!

    35 = 4 :

    さるよけ

    36 = 1 :

    「だから帰れないの もし果たさずに帰ったりしたら・・・」

    「したら?蛙にでもされるのか?ラーメンにでもされるのか?」

    「存在を消されちゃうの」

    「話重っ!!!」

    「ってのは嘘でイエローカード♪2枚で永久追放だけど」

    「それでも重いな・・・」


    おいおいおいおい なんか一気に俺の責任が重大になってないか?
    でもイエローカードなら一回までならセーフって事だよな?
    なら大丈夫じゃないか!まぁ結局はこいつが自分で蒔いた種だしな、うん

    39 = 1 :

    「ちなみに関わった人間は一回でレッドカード」

    「えっ」

    「どうなるかは知らないけど・・・」

    「えっ?えっ?」

    「噂によると10年間強制労働されたり 寿命を急激に減らされたり・・・・」

    「お、俺は・・・?」

    「超関わってるっす」


    こいつは天災だ いや人災だ 
    こいつの眼に嘘はないな こいつはもしかして俺に恨みでもあるんじゃないか?
    それとも誰かの刺客か?
    いやどう考えてもおかしいだろコレ 俺はどうすりゃいいんだ?教えてよ赤ペン先生!!!!

    40 = 4 :

    さるよけ

    41 = 1 :

    「・・・・・」

    「同意の上だから・・・」

    「何を勝手に!」

    「えぇぇ?」

    「俺は同意した覚えはない!」

    「ふ~ん(したじゃん、アホ)」

    「・・・・・でもまぁお前が戻らなければ俺は助かるわけか」

    「いや、1ヶ月くらいしたら戻るって言っちゃった」

    「オーマイガッ!」


    ・・・・・・・拝啓、母さんへ
    元気ですか?僕は元気ですか?みんな元気ですか?僕の家には今、魔女が来ています
    そう、魔女です 
    なんとその魔女に子作りを志願されて困っています。
    一応断ってはいるんですがこのまま行くと寿命が縮まったりするそうです。
    『なら作っちゃいなよ!』と言うワケにもいきません。僕は寿命を捨てても童貞道は踏み外さないつもりです。

    42 = 1 :

    「だから~、子作りを~」

    「し、しない!しないからな!何が子作りだ!不埒だ!」

    「・・・・・」ヌギヌギ

    「お、おい上着を脱ぐんじゃないっ!」

    「暑い・・・」

    「お、俺は貧乳派だ!残念だったな!」

    「目線は本心を表してるみたいだけど?」

    「う、うるさい!お前も何を焦ってるかは知らないが正気になれ!絶対に後悔するから!!」

    「・・・意気地なし」

    「純粋と言ってくれ・・・」


    ちょ、いざ夜となってみるとやっぱりコレはきつくないか?
    い、いや頑張れ!頑張るんだ俺!今までどんな誘惑にでも耐えてたじゃないか!
    特にこれと言った誘惑なんて無かったがな

    44 = 1 :

    「・・・・・」

    「ック、・・・・とにかく諦めろ」

    「・・・・・」

    「(こうなりゃ意地だな)」

    「」zzz....zzz...

    「・・・寝てやがる」

    「ムニャ・・・」zzz... zzz....


    ・・・・助かった いや別にちょっと勿体無いことしたとか思ってはないけどな、断じて
    にしても疲れてたのか?やけにグッスリじゃねーか
    こんなところで寝ても風邪ひかれるしな・・・ ん?待てよ
    たとえばコイツが風邪をひけば強制帰還なんてことになるんじゃないか?そうだ!
    俺はやっぱり天才だった!今ここで新型インフルエンザ様のお力をお借りして・・・・・・・・・・・・・

    45 = 1 :

    「」zzz...

    「・・・・・・・・風邪ひくだろうがアホ」パサッ

    「ンニャ・・・」zzz...

    「(どうなるんだろ・・・)ハァ・・・・」


    ─────────翌朝


    やぁいい天気だ!昨日はおもしろい夢を見たんだ、一言でまとめるなら『家に魔女来て子作り志願』だ
    とても美人な魔女さんでな、名前まで覚えてる
    そんな美人さんが俺と子作りしようと言ってくる童貞特有の虚しい夢だったワケだが・・・


    さるよけ感謝wwwwwwww

    46 = 16 :

    期待

    47 = 1 :

    「ンッー!おはよう・・・」

    「・・・・なんだ現実か」

    「トイレどこ~?」

    「・・・・そこ」

    「あぅ~」トテトテ

    「・・・・ハァ」


    どうやら夢じゃないらしいんだ
    だが俺は意地でも子作りなんてしないからな!なんて言っても俺はこいつとやることやらないと
    罰を受けるらしい・・・・。理不尽だ あぁ理不尽だ 理不尽だ

    48 = 1 :

    「お腹空いた~」

    「お前は遠慮と言う言葉を知らないのか・・・」

    「知ってるよ だからご飯っご飯」

    「・・・・」(ピキキッ

    「何よ?」

    「い、いい加減にしろよ?」

    「・・・・カルシウムが足りてないんじゃない?すぐカリカリしちゃって」

    「」プチッ


    こいつ、美人だからって何でも許されると思ってるか?俺ももう我慢の限界だ
    このスイーツ脳に一撃かましてもいいだろうか?いいよな、いいよな俺!

    49 = 1 :

    「・・・・このっ!」拳を振りかぶる男

    「ッ──!」ビクッ

    「・・・・・(な、何だよ・・・)」

    「・・・・っ」

    「・・・・冗談だよ ご飯だろ?今用意する・・・」

    「うん、なんかごめん」


    あんな眼で見られたら一気に俺が悪者みたいになっちまったじゃねーか
    そんなに俺は恐ろしかったか?何にそんなに怯えてるんだよ
    ・・・・まぁしかし、殴ろうとしたなんて俺もアホだな 正真正銘のアホだ 
    もう少しで後悔するところだった そうだ俺は・・・・・・・・

    あの日以来誓ったじゃないか 後悔しない生き方をしよう って・・・・

    50 = 4 :

    さるよけ


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