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元スレたしかあった新ジャンル「帰還兵」
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女「……」ズルズル
女(やっと、やっと帰ってきたんだな……この町に…随分と
随分と変わったもんだ…あいつの家はたしかこのあたりに…)
モブ「ねぇちょっと見てあの子…」「酷い傷…」「やだ、なにあの格好……軍服?」ヒソヒソ
女「……っ」ズルズル
女(故郷に来ても見る目は同じ、か…ん?あいつは…)
男「~」
女(男だ…何年ぶりなんだろう、変わってない、変わってないな。
フフ、頼りなげなあのころのまま……それに比べて私は――)
女(やっと、やっと帰ってきたんだな……この町に…随分と
随分と変わったもんだ…あいつの家はたしかこのあたりに…)
モブ「ねぇちょっと見てあの子…」「酷い傷…」「やだ、なにあの格好……軍服?」ヒソヒソ
女「……っ」ズルズル
女(故郷に来ても見る目は同じ、か…ん?あいつは…)
男「~」
女(男だ…何年ぶりなんだろう、変わってない、変わってないな。
フフ、頼りなげなあのころのまま……それに比べて私は――)
翌日 学校
先「今日は新しい転校生を紹介する、女さんだ。ホラ自己紹介して」
女「女です。よろしく」(まさか男がいるクラスとは……男は私のこと気づいてるのか?)
生徒達「おい見たか…頬にある傷……」「なんか雰囲気やばくね?」「暗いし怖そう…」ザワザワ
女「……」
男(まさか…嘘だろ……たしかにめずらしくはない名前だが…名字まで…)
先「ずっ、随分シンプルな自己紹介だな。じゃああそこが空いてるから座ってくれ。視力とか大丈夫か?」
女「大丈夫です」ズルズル
女(クラスが一緒の上、隣の席……フフ、どうやら悪運にだけは恵まれてるようだな私は)
生徒達「おい」「ああ足が…」「なんだ?あのリュック…」ヒソヒソ
男(俺の隣の席か…足悪いみたいだし…別人……だよな?)
先「今日は新しい転校生を紹介する、女さんだ。ホラ自己紹介して」
女「女です。よろしく」(まさか男がいるクラスとは……男は私のこと気づいてるのか?)
生徒達「おい見たか…頬にある傷……」「なんか雰囲気やばくね?」「暗いし怖そう…」ザワザワ
女「……」
男(まさか…嘘だろ……たしかにめずらしくはない名前だが…名字まで…)
先「ずっ、随分シンプルな自己紹介だな。じゃああそこが空いてるから座ってくれ。視力とか大丈夫か?」
女「大丈夫です」ズルズル
女(クラスが一緒の上、隣の席……フフ、どうやら悪運にだけは恵まれてるようだな私は)
生徒達「おい」「ああ足が…」「なんだ?あのリュック…」ヒソヒソ
男(俺の隣の席か…足悪いみたいだし…別人……だよな?)
女「……」
男「女さんもしかして昔会った事ある?」
ザワザワ ヒソヒソ
女「……」
男「女さん?」
女「知らんな」
男「そう」(澄んでるけど落ち着いた低いトーンの声、少し変ってはいるが確かに俺のよく知ってる人の声だけど――)
女(バッ、バカ野郎……なぜそうだと言えんのだ、私は昨日だって――)
ザワザワ ヒソヒソ
女(いや…でも今の私では…男に……)ギリッ
男(――だけど…俺の知ってる女ちゃんはこんな悲しそうな瞳してない……)
男「女さんもしかして昔会った事ある?」
ザワザワ ヒソヒソ
女「……」
男「女さん?」
女「知らんな」
男「そう」(澄んでるけど落ち着いた低いトーンの声、少し変ってはいるが確かに俺のよく知ってる人の声だけど――)
女(バッ、バカ野郎……なぜそうだと言えんのだ、私は昨日だって――)
ザワザワ ヒソヒソ
女(いや…でも今の私では…男に……)ギリッ
男(――だけど…俺の知ってる女ちゃんはこんな悲しそうな瞳してない……)
ーンコーン
屋上
男(どうしよう、俺がいっつも食べてる場所なんだけど…
ていうか転校生なのに初日からこんなとこで一人弁当…)
女「……」ガソコソ
男(まあ俺だって人の心配できるような立場じゃないけど…ん?)
女「……ごくっ」
男(薬のんでるのか?)
女「……」ゴトッ
男(さっ、酒!?)
女「…んぐっ、んぐっ」
男(もしかして女さんも不良ってやつ?)
>>6スマン、久し振りのVIPだから感覚が…
屋上
男(どうしよう、俺がいっつも食べてる場所なんだけど…
ていうか転校生なのに初日からこんなとこで一人弁当…)
女「……」ガソコソ
男(まあ俺だって人の心配できるような立場じゃないけど…ん?)
女「……ごくっ」
男(薬のんでるのか?)
女「……」ゴトッ
男(さっ、酒!?)
女「…んぐっ、んぐっ」
男(もしかして女さんも不良ってやつ?)
>>6スマン、久し振りのVIPだから感覚が…
男(え、寝ちゃってる?お酒抱きかかえたまま…)
女「クカー、クカー」
男(マジかよ、見つかったらやばいぞ……)
女「クカー、クカー」
男(おいおい、寝てるとこまで来てどうするつもりだ俺?起こすわけにも…しかし…)
女「クカー、クカー」
男(こうして見ると…もう随分長いことたったし、大きな傷もあるけど…この顔はやっぱり――)
女「ッ!!ハァッ!!ハアッ!!ジョンソン!!」ガッ
男「なっ!?」
女「よせっ!!やめろ!!そいつはVCだ!!」ハァハァ
男(ジョ、ジョンソン!?うなされてるのか!?)
女「糞ッ!!誰か、誰かいないのか!!コンタクト!!」ハアハア
男(すごい苦しそうだ…汗が滝みたいに……)
女「畜生、畜生ッ!!チョッパーはまだか!?ぶっ殺してやる!!」ハァハァ
男(こッ…殺すって…こういう時ってやっぱ起こしたほうがいいのか!?ん?)コツ
女「ハァ…糞…糞ッ…ナンバーテンだ…畜生…」ハァハァ
男(睡眠薬…さっき飲んでた薬ってこれか……)
男(落ち着いてきたと思ったら)
女「うぅ…ひっく…うぇえええ…」
男(今度は泣きだした…)
ガタッ
不良1「お?なんだ?男の弁当箱があるぞwwww?」
不良2「マジかよwwあいつ最近昼見ねぇと思ったら屋上にいたのかwwww」
男(や、やべっ!!隠れないと)
女「う…ぐすっ……うぅぅ…畜生ぉ…」
男「……」
女「うぅ…ひっく…うぇえええ…」
男(今度は泣きだした…)
ガタッ
不良1「お?なんだ?男の弁当箱があるぞwwww?」
不良2「マジかよwwあいつ最近昼見ねぇと思ったら屋上にいたのかwwww」
男(や、やべっ!!隠れないと)
女「う…ぐすっ……うぅぅ…畜生ぉ…」
男「……」
男「なんか用ですか?」
不良1「うはwwwこいつ自分からきやがったww」
不良2「んじゃ、ちょっくら付き合ってもらいますかww」
女「糞おおおッ!!しっかりしろ!!もうすぐLZだ!!」
不良1「ん?なんか今聞こえなかったか?」
不良2「こいつと一緒に屋上で飯食うバカがいるわけないだろwww」
男(や、やばい…あんなとこ見つかったら女さんまでこいつらに目ぇ付けられる…)
不良1「ん~でも確かに聞こえたんだがなぁ」
不良2「おいおいwwまた上んのかよwww」
男(ええい!ままよ!!)
不良1「うはwwwこいつ自分からきやがったww」
不良2「んじゃ、ちょっくら付き合ってもらいますかww」
女「糞おおおッ!!しっかりしろ!!もうすぐLZだ!!」
不良1「ん?なんか今聞こえなかったか?」
不良2「こいつと一緒に屋上で飯食うバカがいるわけないだろwww」
男(や、やばい…あんなとこ見つかったら女さんまでこいつらに目ぇ付けられる…)
不良1「ん~でも確かに聞こえたんだがなぁ」
不良2「おいおいwwまた上んのかよwww」
男(ええい!ままよ!!)
男「先輩そのシャツ格好いいと思って前あけてんですか?」
不良1「あ?」
男「だっさいから閉じたほうがいいと思いますよ」
不良2「おいおいwwwどうしたの男ぉwwww?反抗期www?」
不良1「へぇ~クソなめたこと言ってくれんじゃん。おい、便所いくべ、便所」
男(くそっ…でも昼食わなくて良かったか…)
不良1「あ?」
男「だっさいから閉じたほうがいいと思いますよ」
不良2「おいおいwwwどうしたの男ぉwwww?反抗期www?」
不良1「へぇ~クソなめたこと言ってくれんじゃん。おい、便所いくべ、便所」
男(くそっ…でも昼食わなくて良かったか…)
キーンコーン
男「うぅ…」(女さんちゃんと教室に戻ってるな、よかった…にしても痛ってぇ…)
女「……」
男(うぷ…滅茶苦茶酒くさい……)
女「おい」
男「えっ、おっ俺?」
女「その傷どうかしたのか?」
男「あーいや、階段で転んじゃってね。ハハハ…」(我ながらベタな言い訳だな)
女「そうか」
男「うぅ…」(女さんちゃんと教室に戻ってるな、よかった…にしても痛ってぇ…)
女「……」
男(うぷ…滅茶苦茶酒くさい……)
女「おい」
男「えっ、おっ俺?」
女「その傷どうかしたのか?」
男「あーいや、階段で転んじゃってね。ハハハ…」(我ながらベタな言い訳だな)
女「そうか」
男(もしかして俺のこと…心配してくれてるのか?)
女「……」
男「あっ、あのさ」(やっぱりこの子は――)
女「なんだ?」
男「……」
女「……」
男「いや、なんでもない」(よそう…俺なんかと話してたら女さんまで……)
女(むぅ…せっかくもっと会話するチャンスだったのに……にしてもその傷…)
女「……」
男「あっ、あのさ」(やっぱりこの子は――)
女「なんだ?」
男「……」
女「……」
男「いや、なんでもない」(よそう…俺なんかと話してたら女さんまで……)
女(むぅ…せっかくもっと会話するチャンスだったのに……にしてもその傷…)
校門前
女(はぁ……私は一体なにをしたいんだ?自分で自分が嫌になってくる…違うとはっきり言った
のに…私は男が気づいてくれるのを心のどこかで期待して…今だって校門の前で奴を…)
男「~」テクテク
女(きっ、来た!!ってなぜ隠れるんだ私…)
男(ん?アレもしかして女さんか?なにやってるんだ、あんなとこで?)
女(ぐ、偶然を装って…タイミング合わせて帰るか……家の方向は知ってるし…)
男(こっちの様子窺ってる?もしかして俺のこと待ってるとか……)
女(止まった?うっ…こっち見てる……ばれたか…?)
需要があってよかった…
女(はぁ……私は一体なにをしたいんだ?自分で自分が嫌になってくる…違うとはっきり言った
のに…私は男が気づいてくれるのを心のどこかで期待して…今だって校門の前で奴を…)
男「~」テクテク
女(きっ、来た!!ってなぜ隠れるんだ私…)
男(ん?アレもしかして女さんか?なにやってるんだ、あんなとこで?)
女(ぐ、偶然を装って…タイミング合わせて帰るか……家の方向は知ってるし…)
男(こっちの様子窺ってる?もしかして俺のこと待ってるとか……)
女(止まった?うっ…こっち見てる……ばれたか…?)
需要があってよかった…
自分のペースで続けてくれ。楽しみにしてるから。でもスピード上がるとうれしいかも。
男「~」サッ
女(なっ!?そんな…避けられた?この校門からじゃないと相当遠回りに…)
男(俺のこと待ってたとしたらごめん、女さん。俺なんかと一緒に帰ってるとこみられたら女さんにまで…)
女(そうか…そうだよな……私は変わったんだ…昔とは違う…昔の私はもうとっくにあのナムのジャングルで――)
男(なんて自意識過剰だよな…ハハ、でも…もしあれが女ちゃんなら…俺は――)
女(やっぱり…やっぱり私は…うぅ……帰ってきちゃ…いけなかったんだ…)ポロポロ
男(俺は――)
がんばる
女(なっ!?そんな…避けられた?この校門からじゃないと相当遠回りに…)
男(俺のこと待ってたとしたらごめん、女さん。俺なんかと一緒に帰ってるとこみられたら女さんにまで…)
女(そうか…そうだよな……私は変わったんだ…昔とは違う…昔の私はもうとっくにあのナムのジャングルで――)
男(なんて自意識過剰だよな…ハハ、でも…もしあれが女ちゃんなら…俺は――)
女(やっぱり…やっぱり私は…うぅ……帰ってきちゃ…いけなかったんだ…)ポロポロ
男(俺は――)
がんばる
翌日
女(うぅ…今日も一日なにも話さなかった……やっぱり避けられてるんだな私…)ズルズル
不良1「うらあっ!!」バキィ
男「ぐあっ…」
女(ん?今なんか用具室で人の声が聞こえたような……)
不良3「へへ…次は俺にやらせろよ…ふんっ」ドスッ
男「がはぁっ…」
女(これは…もしかして男の声?そのれにこのにぶい音……
耳にこびりつくまでハノイ・ヒルトンで聞かされた――)
男「ぐふぅ…」
女(まさか男のヤツ!?)
女(うぅ…今日も一日なにも話さなかった……やっぱり避けられてるんだな私…)ズルズル
不良1「うらあっ!!」バキィ
男「ぐあっ…」
女(ん?今なんか用具室で人の声が聞こえたような……)
不良3「へへ…次は俺にやらせろよ…ふんっ」ドスッ
男「がはぁっ…」
女(これは…もしかして男の声?そのれにこのにぶい音……
耳にこびりつくまでハノイ・ヒルトンで聞かされた――)
男「ぐふぅ…」
女(まさか男のヤツ!?)
ガラガラガラ
不良1「ッ!?んだテメェ!?」
不良3「誰だこいつ?こんな奴うちのガッコにいたか?」
男「なっ!?女さん…ばっ馬鹿…はやく逃げ――」ゼェハァ
女「…………」
男(なっ…なんて目だ……まるで…まるで感情のない獣みたいな…)
不良1「なにガンつけてんだよ?おいコラ」ピシャッ
不良3「女だからっていい気になってんじゃねえぞ、おい」グリッ
男「ぐあぁっ!!」(やばい…扉をふさがれた……どうにかして女さんだけでも…)
不良1「ッ!?んだテメェ!?」
不良3「誰だこいつ?こんな奴うちのガッコにいたか?」
男「なっ!?女さん…ばっ馬鹿…はやく逃げ――」ゼェハァ
女「…………」
男(なっ…なんて目だ……まるで…まるで感情のない獣みたいな…)
不良1「なにガンつけてんだよ?おいコラ」ピシャッ
不良3「女だからっていい気になってんじゃねえぞ、おい」グリッ
男「ぐあぁっ!!」(やばい…扉をふさがれた……どうにかして女さんだけでも…)
一応応援はしているが、明日も仕事なのでそろそろ寝る。
●持ちだからあとでゆっくり読むから、一晩かけてガッツリ書いておいてくれたまえ。
●持ちだからあとでゆっくり読むから、一晩かけてガッツリ書いておいてくれたまえ。
>>32
お前の役目はもし俺が見逃した時にdatをうpることだ
お前の役目はもし俺が見逃した時にdatをうpることだ
女「………」ワナワナ
不良3「おい見ろよコイツwww震えてるぜwwwww」
不良1「あんま無理すんなwwじっくり可愛がってやるからよwwww」
男(この構図……どこかで…随分前にも……あの時はそう…たしか……)
女「……けろ」ボソッ
不良3「あ?」
不良1「なにいってんのコイツwww?」
女「その汚ねぇ足を男からどけろっつってんだよ!!!!!!」ヒュ
サンクス まだ最後までかけてはいないんだががんばる
不良3「おい見ろよコイツwww震えてるぜwwwww」
不良1「あんま無理すんなwwじっくり可愛がってやるからよwwww」
男(この構図……どこかで…随分前にも……あの時はそう…たしか……)
女「……けろ」ボソッ
不良3「あ?」
不良1「なにいってんのコイツwww?」
女「その汚ねぇ足を男からどけろっつってんだよ!!!!!!」ヒュ
サンクス まだ最後までかけてはいないんだががんばる
バキイイイィィィ
不良3「ぎゃああああああっっ!!!!!」ゴロゴロ
男(なっ!?金的をいきなり!?)
不良1「てっ、てめぇ!!ぶっころ」
ガキイイイィィィ
不良1「うぎゃああああっ!!!」ゴロゴロ
男(今度はみぞおちを!!なんて動きだ、まったく容赦が…)
女「――ッ!!ハアッ!!ハアッ!!このっ…!!この…ッ!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1「ごぼっ…!!」
不良3「ひっ…ひぃ…!!」
男(こっ、これじゃあ、まるで――)
不良3「ぎゃああああああっっ!!!!!」ゴロゴロ
男(なっ!?金的をいきなり!?)
不良1「てっ、てめぇ!!ぶっころ」
ガキイイイィィィ
不良1「うぎゃああああっ!!!」ゴロゴロ
男(今度はみぞおちを!!なんて動きだ、まったく容赦が…)
女「――ッ!!ハアッ!!ハアッ!!このっ…!!この…ッ!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1「ごぼっ…!!」
不良3「ひっ…ひぃ…!!」
男(こっ、これじゃあ、まるで――)
サー!みぞおち食らってるのに咽てないのないのは惜しいでありますサー!
女「うす汚ねぇ!!グークが…ッ!!ハァッ!!ハァッ!!死…ッ!!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1「……」ドクドク
不良3「…ぁが……だ…誰か…たす…」ゼェゼェ
男(――まるで女さんが一人、戦争の中にいるみたいだ……)
女「ハァッ!!死…ねッ!!ハァ!!ハァッ!!くたばりやがれ!!」ガキィィィィバキィイィィ
男「や、やめて女さん、それ以上は死ぬ!!死んじゃうよ!!」ガシッ
女「ハァッ!!ハァッ…!!なせッ…!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1&3「……」ドクドク
不良1「……」ドクドク
不良3「…ぁが……だ…誰か…たす…」ゼェゼェ
男(――まるで女さんが一人、戦争の中にいるみたいだ……)
女「ハァッ!!死…ねッ!!ハァ!!ハァッ!!くたばりやがれ!!」ガキィィィィバキィイィィ
男「や、やめて女さん、それ以上は死ぬ!!死んじゃうよ!!」ガシッ
女「ハァッ!!ハァッ…!!なせッ…!!」ガキィィィィバキィイィィ
不良1&3「……」ドクドク
男「女ちゃん!!」ガバッ
女「――ッ!?」
男「やめろっ…!!もう…やめて……くれ…頼む…」ズルズル
女「おっ、男……」
男(女ちゃんの左足から血が…)
女「フフフ……」
男(女ちゃん…)
女「ハハ……ハハハ…ハハハハハハ」
男「……」
女「アハハハハハハ!!!」ポロポロ
ありがとう、ありがとう諸君 たしかにみぞおちくらってもこんな感じじゃないな
女「――ッ!?」
男「やめろっ…!!もう…やめて……くれ…頼む…」ズルズル
女「おっ、男……」
男(女ちゃんの左足から血が…)
女「フフフ……」
男(女ちゃん…)
女「ハハ……ハハハ…ハハハハハハ」
男「……」
女「アハハハハハハ!!!」ポロポロ
ありがとう、ありがとう諸君 たしかにみぞおちくらってもこんな感じじゃないな
男(あの日以来…女さんは席についてる時もずっと
そっぽむいて、俺が話かけても無視するようになった…)
男(連中のプライドがこんな小さな女の子に半殺しにされた事実を
よしとしないのは明らかだから、表立った問題にはならずにすんだ…でも)
校門前
女「なっ…」
男「女さん…」
女「……ふん」ズルズル
男「ま、待ってよ女さん!!」
女「……」ズルズル
男「女ちゃん!!」
女「……」ピタッ
男「ねぇ…やっぱり女ちゃん……なんだよね?」
女「ち、違う」
そっぽむいて、俺が話かけても無視するようになった…)
男(連中のプライドがこんな小さな女の子に半殺しにされた事実を
よしとしないのは明らかだから、表立った問題にはならずにすんだ…でも)
校門前
女「なっ…」
男「女さん…」
女「……ふん」ズルズル
男「ま、待ってよ女さん!!」
女「……」ズルズル
男「女ちゃん!!」
女「……」ピタッ
男「ねぇ…やっぱり女ちゃん……なんだよね?」
女「ち、違う」
グークにナンバーテン。
ベトナム帰りのことかぁぁぁぁぁぁぁ!!
朝に嗅ぐナパームの匂いは最高だ!
ベトナム帰りのことかぁぁぁぁぁぁぁ!!
朝に嗅ぐナパームの匂いは最高だ!
男「この前は…その…ありがとう…」
女「……自分の身を守るためにやったことだ、あそこにはたまたまはいっただけで」
男「そんなこといってさ、昔もよくいじめられてた俺を助けてくれたよね?」
女「……」
男「俺は覚えてるよ……いつも俺を助けてくれた優しいけど不器用な女の子の事…」
女「そいつと私は違う。何度言わせる」
男「なぁ、一体なにがあったんだ?」
女「……」
男「女ちゃんが消えたあの日から今日までの間に一体」
女「その名で私をよぶなっ!!」
男「ッ!!」
女「……自分の身を守るためにやったことだ、あそこにはたまたまはいっただけで」
男「そんなこといってさ、昔もよくいじめられてた俺を助けてくれたよね?」
女「……」
男「俺は覚えてるよ……いつも俺を助けてくれた優しいけど不器用な女の子の事…」
女「そいつと私は違う。何度言わせる」
男「なぁ、一体なにがあったんだ?」
女「……」
男「女ちゃんが消えたあの日から今日までの間に一体」
女「その名で私をよぶなっ!!」
男「ッ!!」
女「おっ、お前のことが――」ブルブル
男「……」
女「――お前のことが大好きだった、世の右も左もわからないような世間知らずの女ちゃんは…
あっ、あのベトナムの泥沼の中でくたばったんだ……っ!!もうっ、もう死んだんだよ!!!」
男「ベッ、ベトナム…?ベトナムに行ってたの?旅行かなん」
女「ああ、旅行だ…普通のソレと違うところは鉄砲担いで人殺しをする事くらい――」
男「なっ…」
女「楽しい殺人ツアーだ……」
男「そっ…その足も…顔の傷も…ベトナムで?」
女「…ああ」
男「……」
女「――お前のことが大好きだった、世の右も左もわからないような世間知らずの女ちゃんは…
あっ、あのベトナムの泥沼の中でくたばったんだ……っ!!もうっ、もう死んだんだよ!!!」
男「ベッ、ベトナム…?ベトナムに行ってたの?旅行かなん」
女「ああ、旅行だ…普通のソレと違うところは鉄砲担いで人殺しをする事くらい――」
男「なっ…」
女「楽しい殺人ツアーだ……」
男「そっ…その足も…顔の傷も…ベトナムで?」
女「…ああ」
男「なっ…なあ、女ちゃんがベトナムでどんな思いをしたのかは知らない…だけど」
女「……」
男「女ちゃんは女ちゃんだろ…違うのか?」
女「……あの時の私を見ただろう」
男「え?」
女「人殺しの私を…お前があの時止めてくれなかったら……私はあの
2人を殺してた…きっとナムでやっきたように一辺の容赦もなく―――」
男「で、でもそれは俺を助けてくれるためで!!」
女「違うッ!!」
女「……」
男「女ちゃんは女ちゃんだろ…違うのか?」
女「……あの時の私を見ただろう」
男「え?」
女「人殺しの私を…お前があの時止めてくれなかったら……私はあの
2人を殺してた…きっとナムでやっきたように一辺の容赦もなく―――」
男「で、でもそれは俺を助けてくれるためで!!」
女「違うッ!!」
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