あるいは便利ではないかと

２

女「ただいまー」

女「今日もでか乳重かったぁ～」

　ぐわしっ、ぽいっ、ぽいっ

π「ぷるるん、ぽよよん」

母「あーこらこら。帰ってくるなりおっぱい外して投げないの。ちゃんと丁寧に置きなさーい」

女「へーい」

女「んがぁ～……すぴぃ～……」

先生「こら。授業中に堂々と寝るのは勝手だけど、おっぱいを外して枕にするのはやめなさい」

女「んん～……だってぇ、いくらおっぱい大きくたって、つけたままだと位置的に枕にならないんですよぉ……」

先生「こぶとりじいさんのこぶじゃないんだから、付け外ししなくていいの！」

女「システムはたぶん似たようなもんだと思うんですがねぇ……ｚｚｚｚｚ……」

　さっ

女「……あー」

先生「おっぱい没収！　放課後とりに来なさい！」

女「……胸に入れて遊ばないでくださいよぉ？」

先生「先生はちゃんと手頃な自前のＤがあるから、こんないびつな巨乳なんかいりません！」

女「いびつちゃうわー」

保健委員「……わかってると思うけど、胸囲測るときだけおっぱいつけて、
　　　　　　体重量るときに外したりしたら殺すよ？」

女「そんなご無体な！！」

男「おーい。一緒に弁当食おうぜー」

女「ほーい」

　もそもそ、むにっ

男「また外すんかい」

女「胸が張ってると落ちたごはんが引っかかって服が汚れやすいんでねー」

　ぽよんっ

女「ほい、キミの分」

男「人の膝の上に一個置くな」

女「またまたぁ～、旦那ったらぁ～。ホントはありがたいくせにぃ～！」

男「くっついてない胸って、なんか十五秒以上見てたら微妙にうすら怖いんですがね」

女「あ。しゅうまいちょうだぁい」

男「人の話は聞け」

先生「……ねえ」

女「はえ？」

先生「うしろのロッカーの上に座布団敷いてその上に何かのお宝みたいにおっぱい置くの、やめなさい？」

女「いやでもつけたままだと重みで前傾姿勢になって、背筋によくないんですよぉ」

先生「付け外しできるんだから、はじめっからうちに置いてきなさい！」

参考に　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ならないだろうが・・・ｗ

身伸新ジャンル「おっぱい自在」
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1222012682/

男「うう～。さっむいなあ」

女「おっぱい、いる？　あったかいよ？」

　もそもそ、むにょんっ

女「はい。一個どうぞ」

男「いやあったかいことはあったかいけど、具体的にどう使って温まればいいのか……」

女「くんくん」

男「自分の乳の匂い嗅いでねぇで、俺の話を聞いてくれ」

女「このおっぱいも好きな量だけ量り外しできたらもっと便利だったのになぁ」

男「それ以上その胸ででたらめなことやったらはっ倒すぞ」

女「男は人の巨乳を見てへらへらしてりゃそれでいいんだろうけど、
　　つけてる側は色々と思うこともあるんですよぉ～」

　ぐにぐに

男「外した胸の先っちょ、爪立てていじんな！」

女「いやなんとなく……」

男「見てるとなんかこっちの胸までぞくっとしてくる！」

女「わたしは外してるから別にどこもぞくっとこないしぃ……」

　ちくちく

男「やめろっつってんだろうがぁ！」

　さっ

女「あー！　おっぱい返せー！」

π「ぶにょん、つるっ」

男「ううぅ～。固定先も骨もない肉塊って、いつ持ってもどうもアレだなぁ……」

女「人のおっぱいはもっとありがたく扱えー」

女「あー……空気が寒い……さすがは京の底冷え、道民も呆れるこの寒さ……」

　むにむに

男「鼻が冷えるんならマフラーしろや。胸を外して鼻に押しつけんな。手で持たにゃならんぶん、面倒だろ」

女「大丈夫。外してる分にはおっぱいの方は、寒くないから」

男「そういう話は聞いていない」

女「んん～。片乳だけつけたままでも歩きにくいなぁ……鼻、冷たくなぁい？」

男「いらん」

女「……おそろいだよ？　ペアペアだよ？」

男「冷凍庫に放り込むぞその肉塊ッ！」

女「おっぱい専用携帯バッグを造ったら、出先で急に外したくなったときとか便利だよね」

友「ふつうはみんな胸に携帯しとるやん……ってアンタにはゆぅても無駄か」

氷点下切ったあたりから寒いと感じる道民

―学校のプール―


男「学校のプールに遊びに来るのはふつう、デートとは言わんと思うんですがね」

女「学生さんはお金がないのです」

男「まあ混でないしいいんだけど」　ｼﾞｬﾌﾞｼﾞｬﾌﾞ

女「あ～。やっぱおっぱいがないと水着も楽でええわぁ～」

男「……じゃあなんでうちに置いてこなかったんですかね」

女「……」



π「ぷかぷか」



女「プールに浮かべて一緒に遊ぼうと思って……」

男「うどんの汁に浮かぶふやけた天かすみたいだ」

女「しょせんわたしのおっぱい、わたし以外にはくっつかんのがつまらんのー」

π「ぽよよん」

男「そういやそれ、胸板以外でもおまえの身体ならくっつくの？」

女「くっつくことはくっつくんだけどね……たとえばほっぺた」　ﾍﾞﾁｮｯ

　だらぁ～ん　

男「うわっ、こぶとりばあさん」

女「大胸筋以外にくっつけると、おっぱいそのものの形を保って支える靱帯の力が働かんのよ」

　ぼとんっ

女「あー重かった……
　　支える力の働く胸につけてても重いのに、
　　支える力のないとこにつけたってしゃーないでしょ。
　　もともと重いしかさとって邪魔だから外してるってのに」

男「なるほどねえ」

母「土鍋におっぱいいれて何やってんの？」

女「猫鍋に対抗した乳鍋をば、ちょいと……」

母「あんまり変なインテリア造るんじゃないよー？」

女「へーい」

女「おあようございます」

先生「おはよう」

女「冬はとことん寒く夏は果てしなく暑い。京都を造った神はきっとサドっ気たっぷりな奴ですねー」

先生「おっぱいは？」

女「暑いんで置いてきました。奴ではこの先の猛暑日についてこられない」

先生「……いつもは持ってきてるくせに」

女「先生、Ｄでしたっけ？　ハハッ。夏場は蒸れるわ張り付くわで大変ですねぇ～」

先生「……」

蝉「みーん、みーん、みーん、みーん、み――――――ん……」





先生「…………」

男「……いや、ありゃもう何を言っても無駄じゃないかと」

女「このおっぱい、外して赤ちゃんと一緒にベビーベッドに放り込んどきゃ、
　　好きなときの飲めるし、おもちゃにもなるし、わたしも楽だし、一石三長じゃね？」

友「アンタと結婚する男は難儀やな……」

ちんこが取れて痴女に弄ばれるマンガあったよな

女「おっぱいも取り外しできん連中が体育の時間に無駄に揺らしてんの見てると、笑いが止まらない」

友「そんな気色悪いことアンタにしかできひんから」

女「で、今度の二人一組創作ダンス……」

友「そのおっぱい持って踊れとかゆぅたら糠に漬けるで」

女「テーマは『胸あるも悩み、胸なきも悩み』でいいと思う」

友「なんでアンタって人の話聞かへんのー？」

試演

男「その胸、ずっと外したままにしてたらどうなんの？」

女「養分の補給路を断たれたおっぱいは死にます」

男（死なせたことあるんだろうか……）

女「胸板の方でも、ずっとおっぱいがくっついてない状態だと
　　何の本能が働くのか知りませんがおっぱいを生やします」

男（生やしたことあるんだろうか……）





女「……ウソダヨ？」

男（……うそだッ！）

女「……なんてこったい」

π「ぷるるん」

女「お皿に盛ったおっぱいにケチャップかけたら
　　ますますむしゃぶりつきたくなりそうに見えるかと思ったら、
　　オムレツとは真逆の結果になっちまったぜ……」

　ぱしゃっ

女「とりあえず写真は撮ってみたけど、さて、どうする、か……」

女「あー！　おっぱいつけて来ちゃったけどやっぱ重ーい！」

男「デートでそんなこと言われる男の気持ちにもなってください」

女「だってこれ、つけてる限りは見栄え以外に何の役にも立たないんだもん」

男「そんなもんでも欲しいって人はいっぱいいるんですよ」

女「コインロッカー入れとこ。どうせ帰りもこの駅で降りるし」　ﾓｿﾓｿ

男「やめろ」

女「……？　ちゃんと帰りに持って帰るよぉ？」

男「コインロッカーだけはやめてくれ……なにかと、やばいから」

支援とかageとか、心底どうでもいいから、なんかネタ書いてって。ネタ。

友（外したおっぱいも、乳首がついとるから気色悪いんやなぁ……
　　なんもついてへんただの脂肪の塊やったら、まだちぃとはマシやったのに……）　ﾂﾝﾂﾝ

π「ぶにょ」

―女宅―


男「ｚｚｚｚｚ」

女「ふっふっふっ……人のうちで寝こけてしまうとは、こぉの油断顔大賞め……」

　むにょっ

女「おっぱい爆弾、投下～」

　びちゃっ

男「……んぶッ！？」

女「あはははは！　あははははははははぁー！」

男「何しやがる！」

女「何言いやがる！　おっぱいで起こしてもらうのは男のロ☆マンでしょーが」

男「身体にくっついてない胸って、慣れると予想以上に鬱陶しいだけだとわかったのが
　　おまえと付き合って一番の収穫だよ」

女「？？　わたしはこのおっぱい、好きだよ？」　ﾑﾆﾑﾆ

男（こいつにとっちゃ家康の爪噛む癖みたいなもんなのかなあ）

女「体育の時間、教室におきっぱにしてたおっぱいを
　　こいつがこっそり吸ってたのを見ちゃったのが付き合いのきっかけです」

友「へぇ」

男「俺を陥れる悪質な嘘をつくな」

カオスwww
だが以外とおもろい

女「男の子はおっぱい大好き……
　　というわけでおっぱいに告白文を書いて手渡ししてダッシュで逃げたところ、
　　即座に後頭部に投げ返されたのが真の付き合い始めでございます」

友「ほんまに？」

男「ぶつけるんじゃなく放り置くような感じで投げると割とうまくいくんじゃないかと常々思ってたんだけど、
　　ほんとにうまく命中したわあれは」

女「初めてでうまく投げられる人ってあんましいないんだよねー」

友「……アンタらがそれでえぇんなら、まあ、えぇんちゃうの」

先生「……教室のうしろの棚に置いてるおっぱいだけど」

女「いつものことじゃないですか」

先生「……なんでお賽銭箱があるの？」

女「おっぱいとはそういうものですよ」

先生「……」

　ガシッ

賽銭箱「ちゃりちゃり」

先生「……」





先生「クラス全員うしろに正座ァーッ！！
　　　　このおっぱいにお賽銭あげた奴、正直に手を挙げろおおおーッ！！！！！！１」

貧乳（うう……言えない……バストアップ祈願しただなんて……）

―女宅―


女「フッフッフッ……のこのことわたしのうちにやってくるとは、愚かな女だ」

友「ほな帰るわ」　ｸﾙｯ

女「あぁん、待ってぇおねえさまぁ～」　ｶﾞｼｯ

友「誰がお姉さまやね」

女「ちょっと服脱いでー」

友「ほな帰るわ」　ｸﾙｯ

女「いや違うの！　おっぱいの下にわたしのおっぱい置いて、怪奇・複乳人間の写真をば……」

友「ほな帰るわ」　ｽﾀｽﾀ

―デート―


女「あー。おっぱいつけてくるんじゃなかったぁ。予想外に疲れた……」

男「街中で外すなよ？」

女「男なら女のおっぱいの片方ぐらい持つものだよ！」

　むにっ

女「はいっ！　もいっちょは自分で持つから！」

男「おまえの耳ってさ、ひょっとして特殊なフィルタかなんか、ついてんのか？」

女「ほら、あれ、外したおっぱいをだらんと木の枝からぶら下げた絵、あったでしょ？　あれなんだっけ……」

友「ダリはそんなもん描いてへん。アレはおっぱいやのぅて時計や……」

女「つるぺたおっぱいが着脱自在だとどうなるんだろ？」

男「やめろ」

女「ビーチクのついた皮がぺろっと剥がれるような感じなのかなぁ」

男「グロい絵を想像させるんじゃねえ！」

女「体操服貸して！　体育終わったし、いいでしょ！？」

男「……汗まみれだけど、着るの？」

女「人を変態さんみたいにいわんでくれい。おっぱい包んどくんよ」

男「……」

女「おっぱいで好きな人の物に匂いをつけるのが凡人。おっぱいに好きな人の匂いをつけるのが超人」

男「変態だァ――――――――――ッ！！！！！！！！！！！！！！！！！！１１」

女「いいえ。少女の秘めたる恋心です」

―テスト中―


女「んん～」

　むにむにむにぃ～

先生「そこっ！　試験中に顎をおっぱいに乗せて遊ばない！」

女「外してようがいまいが身体の一部は一部ですよぉ～。
　　ほおづえついてる連中の腕を全部もいでからも一度お越しくださぁ～い」

先生「おっぱいを露出させんなっつってんの！」

女「胸から外れりゃただの脂肪の塊ですよぉ～」

先生「でもおっぱいはおっぱい！　ほかの人の気が散るから！」

女「試験中に人の方見てる人がいたら、そっちをちゃんと注意しなきゃぁ～」

先生「こいつはぁ～っ」

女「あぁもう！　なんでこのおっぱいは外れないかなぁ、かなぁ！？」

　むにむに

友「人のおっぱい揉まんといて……外れるアンタがおかしんや……」

女「外したみんなのおっぱいしきつめて、その中を転げ回って遊びたいとは思わんのか！」

友「一人で転げ回るんかみんなで転げ回るんか知らんけど、絵ぇ想像したらごっつシュールやな……」

女「あ、でも名前書いとかなきゃどれが誰のかわからんよなるな」

友「いややそんなおっぱい……」

π「ぷるるん」

ﾐﾆﾁｭｱ「わらわら」



先生「こ、これは……」

女「外したおっぱいに巡礼者のミニチュアをいっぱいつけてみたら、
　　なんかすっげぇ荘厳なオブジェになった……」

先生「登山者じゃなく巡礼者って言うところに先生、もう、教育の力の限界を感じるよ」

女「おっぱいの模型じゃなく本物でやると、やっぱ迫力が違うなあ……」　ｳｯﾄﾘ

先生「で、これをどうする気なの？」

女「文化祭でうちのクラスの出し物にいいんじゃないかと」

先生「じゃあこのおっぱいは文化祭が終わるまで先生が預かっときます」

女「やめてー！　おっぱい泥棒ー！　返してぇー！」

女「～♪」

　もそもそ

男「……背中になんかふにゃけたもんが入ってきてんだけど」

女「い、入れてんのよ！」

男「胸は当てるもんだ！　入れるもんじゃねえ！！！！！！！」　ｸﾞｲｯ

女「きゃー♪　きゃあぁー♪」

女「肉まんがおっぱいの代用になるのなら、今こそおっぱいが肉まんへとかわるとき！」

友（この子の頭ん中は西京味噌でも詰まっとるんやろか……）

女「というわけで、はい、肉まんっ！」

π「ほかほか」

男「……どうしろと？」

女「食べればいいと思うよ！」

先生「あんまし学校でそういう遊びをされると、こっちとしても親を呼ばざるを得ないんだけどねー」

女「聞いてよ先生のおっぱい～。先生がひどいことゆう～」

先生「……先生のおっぱいに話しかけんでくれるかなぁ」

友「……で、いつんなったらこないだの三千円返してくれるん？」

女「あー……うん……」

友「返してくれるまでこれ預かっとくわ」

　もそもそ

π「ぷるるん」

女「いたたたた！　くっついてるときにおっぱい引っ張んな！！」

友「こらっ、無駄な抵抗せぇへんでえぇから、はよ外し！」

女「いやじゃああ！　三千円もおっぱいもわたしのもんじゃあ！！」

友「三千円はアンタのもんちゃう！」



男「なにやっとんだおまえら？」

π「でーん」



男「座布団の上に仰々しく置かれると、なんだかお宝みたいでいやなんだけどさあ」

女「宝じゃないですか」

π「ぴっちぴっち」



男「かといってザルに無造作に放り込まれても、網にかかった越前クラゲみたいでうざいんだけど……」

女「キミはどうもおっぱいに対する崇敬の念が足りんようだね」