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    元スレ新ジャンル「盲目ヤンキー娘」

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    351 = 332 :

    婦人「はーい」

    「こんばんは。 今日からここに下宿させていただくことになっている男と申しますが」

    婦人「貴方が! いらっしゃい、歓迎するね」

    「ありがとうございます」

    「げっ……下宿って……」

    婦人「あ、女ちゃん! どこ行ってたのよぉ」

    「お母さん! コイツが今日来る下宿人ってマジかよ!?」

    「お母さん?」

    「そうだよぉ。 男くん、この子はあたしの娘の女。 よろしくねぇ」

    「えぇ……」

    「マジかよ……」

    「もしかしてもうお友達になったの? やるぅ」

    「違ぇよ!」

    「違うんだ」

    「ち、違う!」

    353 = 332 :

    「まぁ、汚いところだけど上がって。 部屋に案内するから」

    「はい……」

    「お母さん! コイツ男だぞ!? 夜とか……どうすんだよ!!」

    「親御さんが言うにはねぇ、無欲恬淡な子だから大丈夫ってぇ」

    「意味わかんねぇよ!」

    「母さんか……」

    「部屋はこの階段の登ってぇ、奥の部屋だから」

    「っ……!? 私の部屋の隣じゃねぇか!」

    「駄目だったぁ?」

    「そりゃ色々と不味いでしょう……」

    「まぁ、もう決まったことだから」

    「糞……っ!」

    355 :

    >>345が上手いこと言った。

    356 = 332 :

    >>354
    違います

    「おお……っ!」

    「狭い部屋でごめんねぇ。 このテレビ使っていいから……スイッチ一つ壊れちゃってるけど」

    「ありがとうございます」

    「布団は押し入れにね。 じゃあお母さんお仕事行ってきまーす!」


    「待てよ!」

    「男くんのことよろしくねぇ。 男くんも女ちゃんのこと、ねっ!?」

    「ねっ、じゃねぇー!」

    「あ、トイレは一階に二つ。 和式と様式二つあるから好きな方でね。 それじゃあ行ってきまーす!」

    「いってらっしゃい」

    「いや、待てよ!」

    357 = 332 :

    「……ここが洗面所と風呂場」

    「あ、シャンプーとかどうしよう……」

    「家の使えばいいだろ……」

    「ああ、ありがとう」

    「で……こっちが台所。 飯はここのテーブルじゃなくて、茶の間で」

    「とても食事が出来るテーブルじゃないしね……」

    「言い返せねぇ……で、玄関の横にあった部屋が茶の間だ。 行くぞ」

    「あ、危ない!」

    「きゃっ!?」

    「大丈夫……? ヘアスプレーの缶が……」

    「お、おう!」

    「危ないなぁ……こんなところに」

    「普段は摺り足だから平気なんだよ!」

    「じゃあ今日は何で?」

    「っ……一々うるせぇな!」

    358 = 332 :

    「ここが茶の間」

    「おぉー……何か賞状が一杯飾ってある」

    「算盤とエレクトーンと学校のだ……あんまジロジロ見んなよ」

    「へー、全部君のか」

    「だからジロジロ見んじゃねぇ!」

    「あ、仏壇。 お線香いい?」

    「別に構やしねぇけど……」

    「…………」

    「……わ、私も偶にはやっとっかな!」

    「良い心掛けだ」

    「うるせぇな!」

    「はい、お線香」

    「ありがと……」

    360 = 332 :

    「テーブルに御飯用意されてるけど、俺のもあるのかな」

    「あるよ……もう喰うか?」

    「君は?」

    「喰うに決まってんだろ!」

    「じゃあ俺も」

    「何だよそれ……ええっと……?」

    「その皿はお浸し。 右のは青椒肉糸」

    「……ありがと」

    「それでは、いただきます」

    「あ、いただきます!」

    「普段言わないのかな?」

    「うるせぇな……ほんとに」

    361 = 332 :

    「晩御飯はいつも一人で?」

    「まあな」

    「そっか。 これからは二人だから幾分寂しくないね」

    「は、はぁっ? 馬鹿か、お前!?」

    「お母さんは何の仕事してるの?」

    「……スナックやってる」

    「なるほど。 あんな若いのな凄いな」

    「結構歳行ってんだよ……これ言ったの秘密な」

    「ははっ! 水が欲しいな……台所失礼するね」

    「あ、私が行くからいいって。 麦茶でいいよな?」

    「お願いします」

    「任せとけ!」

    「ははははっ」

    「うっ……笑うなよ!」

    362 :

    自由書込み所特攻頼む
    http://www.hajiiru.xrea.jp/

    363 :

    青椒肉糸が読めなくて
    あお糸こんにゃくとか読んでた…

    364 :

    キモイから保守していけよ

    365 = 332 :

    「ごちそうさまでした……やっぱ吸うんだ」

    「ふぁー……当たり前だろ。 あ、ごちそうさま」

    「肌に悪いよ」

    「お、説教か?」

    「違うよ。 折角綺麗な肌してるのにな、って」

    「……そうか?」

    「うん」

    「……あぁ!! チッ……吸うか?」

    「自分のあるから」

    「え?」

    「冗談」

    「この野郎……」

    「そんな強く吸ったら不味くなるよ」

    「そうなのか……って、お前なぁ……」

    「あっはっはっはっ」

    366 = 332 :

    「上がったぞー。 入れ」

    「ああ、うん」

    「バスタオルは洗濯機の上の棚にあるやつ使えばいいから」

    「わかった。 それにしても長かったね、お風呂」

    「悪ぃかよ……」

    「いいや。 女の子だなぁ、って」

    「私は、ほら……見えないから、しっかり洗わねぇと」

    「……ああ、なるほど。 やっぱ大変なんだな」

    「私がちょっと神経質なだけだ」

    「そうなんだ」

    「そうだ」

    367 = 332 :

    「さっぱりした」

    「アイス喰うか?」

    「あ、いただけるなら」

    「ほれ、やるよ」

    「ありがとう」

    「なぁなぁ」

    「何?」

    「甘いもん喰った後って煙草吸いたくなるよな?」

    「そうなの?」

    「チッ……尻尾出さねぇか」

    「何やってんの……」

    「ちょっとやってみたい……なんでもない」

    「気になるな」

    「すんな」

    368 = 332 :

    「部屋戻っかな」

    「じゃあ俺も」

    「…………」

    「ああ、安心して。 俺はまだ興味がないから」

    「まだ……?」

    「う~ん……あ! 少なくとも胸のない人は対象にならないと思うから大丈夫だよ」

    「この――っ!!」

    「何故殴る……」

    「死んで考えろ」

    「死んだから考えれないよ」

    「もう……うるせぇな!」

    369 = 332 :

    「それじゃあ、おやすみ」

    「寝んのか?」

    「少ししたらね」

    「そうか」

    「今日は色々とありがとね」

    「いや、別に……」

    「じゃ」

    「あ……」

    「何?」

    「こっちこそ……その、ありがと……」

    「ははっ、どう致しまして」

    「おやすみ!」

    「おやすみ」

    370 = 338 :

    伸恵お姉ちゃんで脳内変換するといい感じ

    372 :

    「女ちゃん、悪いけどお醤油買ってきてくれないかしら」

    「え?あ、うん、別にいいけど」

    「一人じゃ大変だろ。一緒に行くか」

    「あ、ああ…別にそうでもないけどお前がどうしてもっていうなら」

    「はいはい、わかりましたよ。
    お願いします、どうしても行きたいです」

    「そこまで言われたら断るのも悪いしな、
    しかたねえけど連れてってやるよ」

    (なんか、凄くうれしそうだな)

    373 = 332 :

    >>372
    >>1ですか?

    377 :

    まだあったのか

    378 :

    俺の妹が盲目だから笑えない。

    379 = 377 :

    >>378
    ヤンキーなのか?

    380 :

    >>378
    こいつルルーシュじゃね?

    381 = 332 :

    ――コンコン

    「……起きてますかー?」

    「あんだよ……寝れねぇのか、餓鬼」

    「いや、もう朝だから」

    「私は昼まで寝てていいんだよ」

    「何て不健康な……朝食どうしたらいいかな?」

    「知らね……勝手に冷蔵庫ん中漁っとけ」

    「じゃあ俺、作るよ。 食べる?」

    「……マジでか?」

    「マジでだよ」

    382 = 332 :

    「朝一番に煙草か」

    「当たり前だろ……あぁ、怠ぃ」

    「うん、いい光が入るな」

    「眩しっ! 閉めろ、馬鹿」

    「何言ってんだい……」

    「ああ、糞……」

    「ひょっとして物凄い駄目人間なんじゃ……?」

    「眼が見えないんだからしょうがねぇ」

    「甘えだよ、それは」

    「冗談だよ……」

    383 = 332 :

    「…………」

    「あ、もうすぐ出来るよ」

    「ハム?」

    「残念、ベーコン」

    「ああ……脂っぽい匂いだしな」

    「脂っぽい匂いなんてあるの?」

    「ある。 ちょっと蛋白が焦げた匂い……エッグベーコン?」

    「当たり。 凄いな」

    「これくらい簡単だっつーの」

    「最初間違えた癖に……灰、落ちるからここに」

    「これ……手だろ?」

    「構いやしないよ」

    「ん……熱くないのか?」

    「少し」

    「皮が厚いしそんなもんか」

    384 = 332 :

    「手伝ってやるよ、運ぶの」

    「ありがとう。 じゃあ、これ」

    「えっと……よし!」

    「何か盲目の人の手探りって厭らしいね」

    「……変態」

    「否定はしないよ」

    「しろよ! 私は変態何か嫌だかんな!」

    「じゃあ改善しようかな」

    「しろ。 めちゃめちゃしろ」

    「…………」

    「……あっ、別に深い意味はねぇぞ!!」

    「ああ、そっか」

    「テメェ、笑ってんだろ?」

    385 = 332 :

    「朝食も済んだし……今日はどうしようかな」

    「ふぅー……あぁ、怠ぃ……」

    「それ吸い終えたら、歯磨きするんだよ?」

    「私は餓鬼か!? それくらいはするっつーの」

    「確かに……歯に脂が付いてない」

    「だろ?」

    「だろ、じゃないよ。 この歳なら付いてないのが普通なんだから」

    「るっせぇな……」

    「ところで普段は何してんの?」

    「煙草吸ってる」

    「だろうね……」

    386 = 332 :

    「他は?」

    「……CD聴いたり」

    「へー、どんなの聴くの?」

    「耳にしていいと思ったやつだから……どんなのって言われても」

    「そうなんだ。 他は?」

    「と、友達に手紙書いたり……」

    「いるんだ」

    「当たり前だろ!」

    「でも手紙って……」

    「点字ってのがあんだよ」

    「なるほどね」

    387 = 332 :

    「まずこれに紙をセットする」

    「随分厚いなぁ」

    「で、後はタイプするだけ」

    「タイプって……あ、このキーの凹凸も点字?」

    「そうゆうこった」

    「へー、何か打ってみてよ」

    「……はい」

    「早っ! おお、ちゃんと凹凸が出来てる……何て書いてあるの?」

    「へ……あ、ああ、男死ねって」

    「酷いな……」

    「ふん」

    388 = 332 :

    「この沢山あるカセットテープは何だい?」

    「声を録音して、交換したり」

    「そうか、声があるんだよなぁ……こういうやり取りもあるのか」

    「まあな」

    「この袋は……郵便とか?」

    「そっ」

    「盲人用ってやつか……凄いな」

    「お前、めちゃめちゃ変な奴だな」

    「よく言われるよ」

    「……でも悪くねぇよ?」

    「ありがとう」

    389 = 332 :

    「ところで、俺は仮にも年頃の女の子の部屋にお招きされちゃったんだけど」

    「あっ……か、仮にもってなんだよ!?」

    「いやね、嫌われてると思ってたから、よかったのかなって」

    「別に……嫌ってねーよ……」

    「そっか、良かった」
    「ああ……」

    「そう言えばここと俺のとこから公園が見えるんだね。 真ん前だ」

    「ああ、三時くらいになると餓鬼の声がうるせぇけどな」

    「耳障り?」

    「いや、子供は嫌いじゃねぇし……」

    「ぷふっ……」

    「だから笑うなよ!」

    390 = 332 :

    「他に物珍しいものはないなぁ……普通の女の子の部屋だ」

    「悪ぃかよ」

    「いや、訂正……普通の女の子の部屋には灰皿はないし、こんなに煙草臭くない」

    「悪かったな……」

    「いや、俺はこの匂い結構好きだから」

    「あ、私も……だ」

    「何で照れてんの?」

    「うるっせぇな!!」

    「短気だなぁ」

    「ふん!」

    391 = 332 :

    「一つ思ったんだけど、眼が見えない感じってどんなだい?」

    「何にを急に……」

    「よく盲目体験とかで目隠しするのがあるでしょ? あれは現実的なのかなぁ、って」

    「ああ、あんなのダメダメだよ」

    「所詮擬似体験か」

    「ああ……あれって瞼閉じてても眼は見えてるだろ?」

    「うん」

    「本当に見えないって言うのは完全に見えねぇことだから」

    「言いたいことはわかったよ。 君はどんな感じ?」

    「真っ黒。 ずぅ~とずぅ~と凄ぇ真っ黒。 いやぁ……黒っつうのもおかしいかな?」

    「難しいね」

    「見えてた時間が短かったから表現とか得意じゃないんだ……」

    「……もうっ、かわいいなぁ」

    「何だよ!? キモッ!!」

    392 = 332 :

    「恋愛感情で、人を好きになるとしたら一般的にはまず顔でしょ?」

    「よくわかんねぇよ」

    「そうなんだよ、大概ね」

    「ふーん」

    「盲目な君はどう?」

    「……く、口説いてんの……か?」

    「まさかぁ」

    「……へへへ」

    「すぐ殴るのやめようか」

    「そうだな……声とか匂いとか感触とか?」

    「よく訊くね。 感触はあまり訊かないけど……」

    「後は言葉……とか?」

    「言葉……凄く興味ある。 もうちょっと詳しく」

    「自分で考えてみろよ」

    393 = 332 :

    「なぁなぁ」

    「何だい?」

    「中学ってどんなんだ?」

    「……ああ、そうか。 中学はね、楽しくもあればつまらなくもあったね」

    「そんなもんか。 部活は? お前は何部に入ってたんだ?」

    「剣道部だよ。 三年生に上がる前にやめたけどね」

    「どうして?」

    「勉強に打ち込みたいっていうのは建て前で、飽きたかろ」

    「ぷっ……お前って面白いよなぁ」

    「そうかな?」

    「変だから面白い」

    「失礼だな」

    394 = 332 :

    「普段もこうなの?」

    「こうって?」

    「だらだら、と」

    「まったりって言えよ」

    「まったり。 で?」

    「お前は……。 そうだよ、学校はつまんねぇし……臭いし」

    「臭いのか」

    「ああ、臭ぇ。 臭いには気を遣えってーの」

    「それは仕方ないよ」

    「仕方なくねぇ」

    「うん……そうだね」

    「どっちだよ……変なの。 後な、爺婆が多い」

    「臭そうだね」

    「臭い」

    395 :

    女友だなんだってのはアレだったけどこれは面白い
    支援

    396 = 332 :

    「でも傍からすれば君も臭いんじゃない?」

    「…………」

    「だから殴るのやめて。 煙草臭いって意味」

    「ああ、なんだ」

    「俺にしては君は臭くないよ。 寧ろいい匂いだ」

    「そ、そうか?」

    「シャンプーと煙草の匂いが混ざって何とも言えないね」

    「それって臭いってことじゃねぇのか……?」

    「まず拳を下ろそう。 俺は好きな匂いだよ」

    「そっか」

    「ふぅ……」

    「……嘘か?」

    「いや、ほんとに!」

    397 = 332 :

    「おはよー……」

    「おはよ」

    「もうお昼ですよ……。 朝食、冷蔵庫のもの使わせていただきました」

    「あ、うん。 朝は作れないから自由にやっちゃって」

    「はい」

    「それにしても仲いいねぇ、二人。 日向ぼっこなんかしちゃって」

    「別に仲よくねーよ!」

    「はは……」

    「女ちゃんの部屋に男の子が入るなんて初めてよねぇ! きゃー、お赤飯炊かなくっちゃ!」

    「やめろよ!」

    「いいですね」

    「よくねーよ!」

    399 = 332 :

    「どこかへ行くの?」

    「ポスト」

    「重そうだし、持とう」

    「別にいい」

    「これは、眼は関係ないでしょ?」

    「チッ……わかったよ」

    「じゃあ行こうか」

    「散歩もすんだから……帰んの遅くなんぞ」

    「付き合うよ」

    「付き合うとか言うなよ、馬鹿!」

    「また殴った。 過剰反応し過ぎだと思うんだ」

    「るっせ!」

    400 :

    >>1じゃないやつマジで自重しろよ

    つまらない話し書くなら
    せめて、>>1が完結してからやれよ

    邪魔でしかたない。
    >>1の話に群がる寄生虫うざすぎ


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