元スレ続?ジャンル「サトラレクール」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 :
ガチャ
男「げっ」
女母「・・・・・。」
男「・・・・ははは・・・。」
女母「・・・男く~ん。女のパジャマ姿見て理性飛んじゃった?」
男「!!!ち、ちがいますよ!!毛布をかけなおそうとしただけですよ!!」
女母「ん~??・・・でも、パジャマ姿もいいでしょ?」
男「そ、そりゃまぁ。綺麗な黒髪とは対照的に純白のパジャマがまたそそられる・・・って
なに言わすんすか!」
女母「こらまた正直な感想でっ」
男「あ・・・。・・・な、なんか用すか?」
女母「お粥作ってきたんだけど~・・・今は起こさない方がいいかもね~
男「・・・そうですね。さっき寝たばっかですからまた起こすのは・・・。」
女母「それもあるけど・・・この娘・・・いい顔で寝てるからさ」
男「そ・・・そうなんすか?」
女母「そうなんスよ。幸せそうな顔して寝てるよまったく」
男(ぜんぜんわかんなかったな・・・。)
102 = 101 :
今日はここまでにします!
おやすみなさい
103 :
乙です
続き楽しみにしてるよ
104 :
続き待ってるよ~
106 :
女母「男くんは今日どすんの?」
男「え?あっ・・・とりあえず雨止んだら帰ろうかなって」
女母「なんだぁ~泊まらないんだ?」
男「いやそれはさすがにマズイでしょ色々と・・・。」
女母「ふふふ・・・冗談だよ!」
男「はぁ・・・・。」
女母「・・・この娘のこと・・・ホント・・・ありがとね」
男「まぁ・・・風邪で苦しんでる奴ほっとけないですから」
女母「それもだけど・・・いつも女と仲良くしてくれて・・・てのもね。」
男「あーいや・・・そんな大袈裟な・・・。」
女母「ううん。ほらこの娘・・・この性格でさ・・・今までも友達らしい友達がいなくってね・・・。
私も不安だったんだよ・・・。でも、ついこの間、男君の話をしてくれてさ。」
男「へぇ・・・。」
女母「すごい楽しそうだった。あの娘があんなに楽しそうに人の話することなんか初めてだったんだよ」
男「いや・・・ははは・・・。」
女母「それと・・・君と関わってこの娘は変わってきてる。それが・・・私はとっても嬉しいんだ。」
男「女が・・・?変わったんすか?」
女母「うん!そうだよ。」
107 = 106 :
女母「今じゃ毎日学校行くのが楽しみになってるらしいよ?さては誰かに会えるからかなぁ?」
男「えっ・・・さ、さぁ・・・どうなんでしょ。」
女母「お弁当も最近じゃ二人分作っていくしねぇ~?誰の分だろ~?」
男「う・・・・。な、仲のいい友達とかじゃ・・・」
女母「・・・あとは・・・前まであの娘・・・なんだか私にまであんまり関わろうと
しなかったんだ。妙に他人行儀っていうのかさ・・・。」
男「・・・・。」
女母「たぶん。あの娘・・・自分が迷惑になるとか邪魔になるとか・・・。卑屈になってたんだよ・・・。
同じ家族なのにさ・・・そんな風に思うわけないのに・・・。」
男「・・・・。」
女母「でもさ・・・あの娘最近じゃ自分から私に話しかけてくれるんだ。
ご飯の支度手伝ってくれたり・・・勿論君の事も話してくれるしね?」
男「そうだったんすか・・・他にはなんかありましたか・・・?」
女母「そうだねぇ~・・・そういえば髪に前より気を遣うようになったかな?なんでだろ」
男「あ~・・・そうなんすか・・・・なんででしょうね~・・・。」
108 :
…ふぅ かまわんつづけろ
109 = 106 :
女母「こんな色々と扱い辛い娘だけど・・・貰ってくれてありがとね」
男「ははは・・・・・。って!!貰うってなんですか!!」
女母「あらそうじゃないの?君になら私は全然OKだよ!!」
男「本人無視でそういう事言わないでくださいよ!!」
女母「この娘だって同じ気持ちよ?・・・わかってるくせに~」
男「いや、知らないですよ!!それに女の父親だってなんて言うか・・・!!」
女母「・・・父親はね・・・今はいないんだ・・・。」
男「え・・・仕事で遠くに行ってるとかですか・・・?」
女母「・・・まぁそんなとこかな。だから、私が許可するよ!」
男「ダメに決まってるでしょ!」
110 = 106 :
女母「まっ冗談はさておき。」
男「さいですか・・・。」
(この人と話すと疲れるなー)
女母「今のこの娘があるのは君のおかげだよ。本当にありがとね」
男「あっいや改めて言われると・・・恥ずかしいんで」
女母「ふふっこれからもよろしくってことで!」
男「まぁ・・・それはそのつもりですけど・・・。」
女母「・・・ところで男君」
男「なんですか?」
女母「君さ、この娘の心の声聞こえてるよね。」
男「・・・・え」
111 = 106 :
女母「・・・雨止んだみたいだね。降ってないうち帰ったほうがいいんじゃない?」
男「え・・・・あの・・・・。」
女母「大丈夫だよ。私が帰らせたんだからこの娘は怒らないよ。」
男「いや・・・そうじゃなくて・・・。」
女母「・・・とりあえず・・・下に降りよっか」
男「・・・はい」
グイッ
男「うぉっ?」
女「・・・。」ギュゥ
男「・・・。」
(と・・・とれねぇ)
112 = 106 :
女母「ん?どうしたの」
男「いや、女が手を握ったまま・・・。」
女母「こりゃまたずいぶん愛されてるね~男くん!」
男「そういうのいいですから!!・・・っ・・・全然とれない・・・。」
女母「ふふっいい機会だから教えてあげるよ男君」
男「な、なにをすか?」
女母「・・・・・・フーッ」
男「な!!!」
女「ふぁっ!?」ビクッ
女母「ほらっ離した!この娘の弱点は耳だよ?覚えといてね~」
男「・・・は、はい。」
(よく起きないな・・・女・・・。)
113 = 106 :
女母「んじゃいこっか」
男「・・・じゃあな・・・女」
ポン
ナデナデ
女「ん・・・・。」
女母「・・・ふふ」
男「!!い、いきましょうか!!」
女母「そうですねぇ~!!ふふふ」
114 = 106 :
女母「とりあえず明日の朝様子見てみるけど、あの調子だと休みそうだわ」
男「あ、はい・・・。」
女母「んじゃ、そーいうことで・・・。」
男「いやいや!!そういうことでじゃなくて!!」
女母「あはは冗談冗談~」
男「・・・はぁ」
女母「・・・・・私もさ、そうだったんだよ」
男「・・・!」
115 = 106 :
女母「っていっても夫から聞いたからね。さっきまで半信半疑だったけど・・・君の反応みてなんとなく確信したよ」
男「女のお父さんも・・・?俺と同じ・・・?」
女母「ん~君達が『聞こえる』んじゃなくて、私達が『出ちゃう』んじゃないかな?無意識にさ」
男「・・・そうですよね・・・。俺と女のお父さんはなんの繋がりもないわけだし・・・。そっちのが自然か・・・」
(ってことは親子で心の声が出てしまう・・・そういう家系なのか・・・?)
女母「ちなみに私の母親はこんなことなかったみたいよ」
男「えっ」
女母「なんなんだろうね~・・・私にもさっぱりだよ!プライバシーもあったもんじゃないね!まったく!」
男「ははは・・・・。」
116 = 106 :
女母「男君・・・君はこれをどう思う?」
男「どうって・・・?」
女母「・・・恐らく世界中であの娘の心の声が聞こえるなんて奇想天外な人は君一人」
男「ま、まぁ・・・たぶんそうですけど」
女母「この意味わかる?・・・今、あの娘の事がわかってやれるの君だけなんだよ?」
男「・・・。」
女母「あの娘が頼れるのは君しかいない・・・君にはその責任がある。」
男「責任たって・・・そんな・・・。」
女母「私はあの娘に幸せになって欲しい・・・子の親だったら誰だって思うこと。君にはあの娘を幸せにする義務があるんだよ・・・。」
男「・・・・・。」
117 = 106 :
女母「あの娘を幸せにできるのは君だけなんだよ・・・。お願い・・・。」
男「・・・女は幸せにします・・・。」
女母「そう・・・。」
男「でも・・・責任だとか、義務だとか・・・そういうんじゃなくて・・・。」
女母「・・・・。」
男「・・・これは女との『運命』なんだなって思います・・・。だから・・・」
女母「・・・・・!!」
男「だから・・・俺、絶対に女を悲しませたりしません!!」
女母「・・・・・。」
男「・・・・・///」
(恥ずかしー!)
女母「・・・こぉ~のぉ~!!そんな臭いセリフよくはけるなぁ!!本当に良い子だキミは!!!」
バッッッシィィィイイイン!
男「いってぇええええええ!!!!」
118 = 106 :
女母「うんっ君になら女のこと任せられるよ・・・。」
男「そ、そりゃどうも・・・。」ヒリヒリ
女母「男君・・・これだけは覚えておいて」
男「はい?」
女母「いつまでも心の声ばっかに頼ってちゃダメ」
男「・・・ダメなんですか?相手の望むことをできるかぎりでも叶えてやる方が・・・。その方が」
女母「君は優しい、それはいい事なの・・・。そう思っちゃうのも当然だね・・・。」
あの娘の声を聞いて、叶えてやることは確かに良いこと・・・。でも相手の本当の幸せはあなた自身が考えなきゃダメ」
男「・・・・・そう・・・なんすか・・・。」
女母「ふふ・・・君にはまだ難しかったかな?でもいいの・・・今はまだあの娘と仲良くやってあげて?私もできる限り協力するよ」
ナデナデ
男「・・・やめてください///」
女母「ふふ・・・じゃあね。」
119 = 106 :
ガチャ
女「・・・・。」
女母「・・・あんたも・・・ついに会っちゃったんだね・・・。」
サラッ
女「・・・ん・・・。」
女母「ふふ・・・よっぽど嬉しかったんだ・・・男君といるのが・・・。」
女母「本当は責任なんてこれっぽっちもないのに・・・あんな事言えるなんてね・・・あんたが聞いたらきっと倒れちゃうよ」
ムニッ
女「むぐ・・・・。」
女母「あら・・・ほっぺやらかい・・・。」
ムニムニムニムニムニ・・・・・
女「んぁ・・・むぅ・・・・zzz」
女母「っは・・・なにやってだ私」
120 = 106 :
んじゃ今日はこのへんでー
122 :
乙です
楽しめる展開になってきたw
123 :
きっとまた週末に書くつもりなんだろうな
…でも今週末は忙しい俺には週明けにしか見れないorz
124 :
男「ふわぁ~・・・。女来てないな~今日はやっぱ休みか・・・。」
友女「男おはよう!!ん?今日女さん休み?」
男「おはよぉっす!あぁ、風邪ひいたんだ」
友女「ん?なんで風邪ってしってんの?」
男「あぁ・・・ま、昨日帰り一緒になってな」
友女「そっかー・・・相合傘で仲良く帰ったんでしょ!?」
男「うるせー女の傘がなくなってたから仕方なかったんだよ」
友女「怒らない怒らない!顔が赤くなってるぞ?」
男「えっマジか」
友女「うそだよ!バーカ!!わーいひっかかった~」
男「・・・ガキかお前は・・・。」
125 = 124 :
男「よく考えたら今日は女いないし、ノートも弁当もないんだよな」
友男「お前は普段から女に甘えすぎなんだよ」
男「たしかに・・・。」
友男「まぁすぐ帰ってくんだから、大丈夫じゃね?」
男「だな。今日はノートも弁当も俺だけでなんとかするわ!」
友男「なぁ・・・それ俺毎日やってんだけど。」
男「・・・。」
126 = 124 :
キーンコーンカーンコーン
男「ふぅ・・・。」
友男「お、ちゃんと起きてら」
男「前まではやってたんだからできないわけないんだけどな」
友男「そりゃそうだろ・・・。」
男「・・・。」
友男「ん?どうしたよ」
男「いやさ、こういうノートって他人に見せる前提で書いてるわけじゃないじゃん?
それなのにさ、女はいつも俺の事考えて書いてくれるんだな・・・って思うとさ・・・。」
友男「へぇ、お前でも他人に申し訳ないとか思うんだな」
男「うるせーな。ま・・・改めて女のノートのありがたみがわかったって事だ」
友男「女は苦労してんな~こんな奴のために」
男「そうでもないぞ?意外と楽しい・・・らしいぞ?」
友男「ふーん・・・?」
127 = 124 :
教師「んじゃこの課題でグループ研究してもらうぞー」
クラス「えぇええええええ~~~」
教師「三、四人班で再来週から発表してもらうからな~、今日はここまでー」ガラッ
男友「うへぇ~またメンドイこと言うよな~」
男「三、四人班か・・・。」
友女「よっ!!うちらとグループ組もうよ!!こっちも二人だし、ちょうど四人じゃん」
男友「え~お前戦力的に微妙~」
友女「あんたが言えたことかっ!男、いいでしょ?」
男「あ・・・、悪い俺達もう3人いるんだよな・・・」
友女「え?・・・・・もしかして女さん?」
男「あぁ、ほら、あいつこーいうの得意そうだしさ、俺達だけだと無理だけど女いれば心強いし」
男友「えっ?俺なんも聞いてムゴッ!?」
男「男友と決めたからさ、だから俺達三人でやるわ」
友女「ふ~ん・・・。んじゃ私一人入るよ」
男「えっ、マジか?別にいいぞ?お前の友達どうすんだよ?」
友女「いいのいいの!あのコ仲いい友達ほかにもいるし、どっか入れてもらえるもん!」
男「まぁ・・・友女がそういうならいいけど・・・多いに越したことはないしな」
友女「んじゃお邪魔しま~っす!」
128 = 124 :
ピピッ
女「・・・・・37.2℃か・・・まだちょっとあるが大分楽になった。」
女「・・・そういえば・・・昨日・・・私の家に・・・部屋に・・・男・・・きたんだな」
(それに・・・たしか昨日・・・男と腕組んで・・・手握ってもらって・・・)
女「男に可愛いって・・・言われた・・・な///」
(男は・・・私のこと・・・どう思ってるのかな・・・)
ピピッ
女「む・・・37.5℃・・・?」
129 :
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130 :
友女「あれあれ?そういえば今日男はちゃんとノートとってんだ?」
男「ん?あぁ、まぁな。あと休んでる女に見せようかなって、いつも見してもらってるからな」
友女「ふ~ん・・・汚い字・・・。」
男「気持ちがこもってればいいんだよ!!・・・そんなに汚い?」
友女「うん・・・すっごい読みづらい・・・」
男「う~ん・・・それなりに綺麗にしようとしたんだけどな~」
友女「・・・私の持ってけば?男のじゃ読みにくくて女さん可愛そうだよ!」
男「お、いいの?」
友女「いいのいいの!!」
131 = 130 :
女「・・・ふぅ・・・。今・・・お昼だな・・・。」
(今日・・・男と会えなかったな・・・ノートはちゃんととっているのだろうか・・・。)
女「・・・まさか・・・また友女から・・・見してもらってるのかな・・・」
ズキッ
女「・・・・??・・・なんだ・・・今の・・・胸の痛み。風邪・・・まだ治ってないのかもな・・・今日はゆっくり休もう」
(でも・・・なんだか・・・前にも・・・こんな感じあったな・・・)
132 = 130 :
男「モグモグ・・・うーん」
男友「ん?どうしたんだよ」
男「この厚焼き・・・あんまり美味くないって思ってな」
男友「そうか?俺は美味いと思うぜ?」
男「いや女のはもっと柔らかくてさ、ほんのり甘いんだよ」
男友「ふーん、女の味がお前に合うんじゃねぇの?」
男「いや、女が俺に合わしてくれてんだ」
男友「へーへー」
133 = 130 :
男友「お~い男!帰ろうぜ!」
男「悪い!今日帰りに寄るところあるんだわ」
友女「もしかして女さんのとこ?」
男「おわっ!驚かすなよな・・・。ん、まぁそんなとこだけど」
男友「へぇ~・・・なんで?」
男「お見舞いついでに今日のノート見せにさ」
男友「ふ~ん・・・ま、ミイラ取りがミイラにならないように気をつけろよー」
男「余計なことは言わなくていいんだよ!ま、じゃあな~」
友女「・・・・。」
男「ん?・・・あ、ノートなるべく早めに持ってくるようにするからな」
友女「・・・あ、うん!女さんにいやらしいことするなよ!」
男「しないっての。ったくどいつもこいつも・・・」
134 :
つづききになるきになる
135 :
ピンポーン
男「・・・・・。」
ピンポーン
男「・・・・・留守・・・はないよな。親出掛けてて、女は寝てんのかな・・・」
女『・・・・ハイ。』
男「お、女?男だけど・・・。」
女『男?・・・どうしたんだ?』
男「お見舞いにきたんだけど・・・今親いないみたいだし・・・。学校からの連絡の紙はポストに・・・」
女『あぁ・・・ありがとう』
男「んじゃ・・・お大事にな。早く学校こいよ」
女『男・・・』
男「ん?」
女『その・・・あがっていかないのか?』
男「いや・・・さすがに親居ない時にあがるのはな・・・。」
女『私は・・・別に構わないぞ?・・・・それとも・・・嫌・・・か?』
男「ま、まぁ嫌じゃないけど・・・。ん~・・・それなら・・・あがらしてもらおうかな?」
女『そうか・・・それじゃ入ってくれ』
男「おう、わかった」
(・・・インターホン越しで喋るのがこんなに緊張するとは・・・)
136 = 135 :
ガチャ
男「お邪魔しま~っす」
女「先に部屋に行っててくれ、飲み物を用意する」
(ま、まさか今日男に会えるとは思わなかったな・・・)
男「あ、無理しなくていいぞ?女病人なんだから・・・」
女「大丈夫だ、さっきまで休んでいたからな」
(こういうときは・・・ジュースかな・・・お茶・・・か?)
男「そうか・・・なら飲み物は・・・お茶がいいかな」
女「お茶だな、わかった。」
(お茶はたしか冷蔵庫にあったはずだ・・・。)
男「・・・・・。」
(昨日の白いパジャマに加え、ピンクのカーディガンか・・・似合うな・・・)
女「ど、どうした?あんまり・・・この格好は見られたくないのだが・・・」
(普段見せることのない格好だからな・・・変に思われそうだ・・・。)
男「あ、わ、悪い・・・先行ってるわ・・・。」
(今正直に感想言ったら熱悪化するかもな・・・
137 = 135 :
男「ふぅ~・・・。まさか二日続けて女の部屋来るとはな~・・・」
(なんか・・・良い匂いするな)
男「昨日は女が大変だったから部屋の中みる余裕なかったしな」
カタ
男「ん・・・写真・・・かな?」
(家族写真かな・・・うわっ女ちいせっ!!母親若!!・・・てことはこの人が)
男「女の・・・父親・・・・か。」
(みんなすっげぇ幸せそう・・・てか、これ以来家族で旅行とかいかなかったのか)
男「女・・・普通の子供みたいな笑顔・・・してんじゃん」
(今みたいになったのって、なんか理由でもあんのか?思春期にはよくあることとかか?)
138 :
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139 = 135 :
ガチャ
女「待たせたな、男」
男「おぉ、サンキュ!これ昔の写真?」
女「あっ、あぁ。ずいぶん昔のものだ」
(この時の私は・・・あんまり見られたくないな)
男「はは、昔の写真って見られると結構恥ずかしいよな。」
女「・・・そうだな。」
(恥ずかしい・・たしかに恥ずかしいな・・・こんな笑顔は・・・)
男「・・・?」
140 = 135 :
男「体の調子はどうだ?」
女「昨日と比べれば、ずいぶん良くなった」
(男がずっと・・・手、握っててくれたから・・・かな)
男「そ、そうか!そりゃ良かった・・・。あ、これ今日配られたプリントな」
女「あ、あぁありがとう・・・。あ、お茶飲むか?」
(わざわざもってきてくれたのか・・・。)
男「おう、貰うわ」
カサ
女「・・・・ん?なんだグループ研究?」
(こんなの聞かされてないな・・・)
男「・・・ぷはっ。あぁそれな、今日言われた。んで今日班決めもやったんだ」
女「班・・・決めか」
(なんでそういう日に限って休んでるんだ・・・わたしは・・・)
男「あぁ、グループ研究とかまたキツい課題出すよな~まったく」
(うわ~落ちてる落ちてる・・・)
141 = 135 :
女「男?・・・その・・・だな。」
(男の班は・・・どうなったんだろう・・・)
男「ん?」
女「男のところの班員は・・・どうなったんだ?」
(私は・・・いないかもしれないけど・・・気になるな・・・)
男「・・・俺と友男だろ?・・・女ももちろん入ってるし・・・」
女「・・・え?」
(わた・・・し?)
男「ん?何驚いてんだよ。」
女「あ、いや・・・でもどうして・・・」
(あれ?・・・この感じ)
男「どうしてって・・・こういうのって仲いいヤツとやるもんだろ?当たり前じゃん」
女「そ、そうか・・・当たり前・・・だな。確かに・・・そうだ。」
(でも・・・こんなにも・・・不思議と、嬉しくなる・・私には当たり前だなんて、思えないんだ・・・)
142 = 135 :
男「・・・あと友女の四人だな」
女「・・・友女か、そうか」
(・・・友女も一緒・・・なのか・・・)
男「・・・嫌だったか?」
女「ん、いやそうじゃない・・・ただ・・・」
(なんだか・・・少し不安になるな・・・)
男「・・・・。」
女「・・・いや、なんでもない。」
(でも・・・男と一緒の班でよかった・・・今はそれだけで充分だ)
143 = 135 :
男「・・・あと、さ。これっ」
女「ん、なんだ?」
(ノート・・・?)
男「いやさ、いつも女にノート見せて貰ったお礼に。今日の分のノート持ってきたんだよ」
女「キミがか?大丈夫なんだろうな?」
(・・・わ、私の為に・・・男が・・・。男のノートか・・・初めて見るな・・・)
男「あぁ、それ友女のなんだ」
女「・・・なんで友女のなんだ?」
(ずいぶん丸い字だと思った・・・友女のか)
男「友女にさ、俺のノート汚いから女には読みにくいから私の持ってけって言われたからな」
女「そうか・・・君のはないのか?」
(できれば・・・男の見てみたいな・・・)
男「あるよ。ほれ」
女「・・・・・・。」ペラ
(字・・・たしかに汚いな・・・)
男「・・・・ぇ」
女「ん?」
男「あっいやなんでもない!」
女「・・・・。」
(でも・・・こっちのほうが・・・男のノートの方がいいな・・・)
男「・・・・俺のも貸そうか?」
女「え・・・あ、あぁ・・・そう、だな。頼む」
(読みにくいけど・・・でも、男のがいい・・・な)
144 :
まだ~?
145 :
あまずっぺえwwww
146 :
男「そういや今日は何してた?ずっと寝てたのか?」
女「あぁ、まだ体が重かったからな・・・。今はだいぶ楽になったが」
(男の顔を見れたからかな・・・男から元気を分けてもらっているみたいだ・・・)
男「そ、そうか!・・・学校行けないっての・・・辛いか?」
女「・・・・あぁ。辛いな」
(前とは違って・・・今の私にとっての学校は・・・とっても・・・大切な場所だ・・・)
男「・・・そっか。」
女「・・・あぁ。」
(・・・・男)
じっ
男「・・・・ん?な、なんだよ///」
女「あっ・・・いや。なんでも・・・ないんだ」
(男の事を考えるとすぐ見てしまう・・・このクセは治さないと・・・)
147 = 146 :
男「・・・そんじゃ、俺そろそろおいとまさせてもらおうかな」
女「え・・・もうか?まだあまりたってない気がするぞ?」
(そんな・・・もうちょっと男といたいな・・・)
男「充分経ってるっての。せっかく治りかけてる女をまた悪くするのは嫌だしな」
女「わ、私は別に悪くなっても男の事は恨んだりしないぞ?」
(・・・時間が経つのが早い・・・楽しい時間が早く過ぎるというのは本当だったんだな・・・)
男「俺が嫌なんだよ。・・・そんじゃな。玄関まで送らなくていいぞ、女は寝てな。」
女「・・・男っ」
(待って・・・行かないで・・・!)
男「・・・っ」
ポン
女「あ・・・」
男「また明日・・・学校で会おうな。待ってるからさ・・・俺・・・女の事」
女「・・・・・うん」
(・・・男の手・・・あったかい・・・)
男(・・・うん・・・って・・・)
149 = 146 :
男「・・・じゃ、明日学校でな」
女「あぁ・・・また明日。」
(男に待ってるって言われてから・・・なんだかどんどん気分がよくなっていくみたいだ・・・)
男「・・・。」
女「・・・お、とこ・・・。」
(今日・・・早く寝よう・・・でも、ちゃんと眠れるかな・・・?)
150 = 146 :
男「女喜んでたなー」
男「・・・そりゃ仲いいヤツと一緒なのは俺も嬉しいしな」
男「・・・。」
男「女の母親に約束したしな。これから頑張んなきゃな~」
男「・・・友達として・・・だよな」
男「・・・友達・・・なんだよな」
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