元スレ続?ジャンル「サトラレクール」
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みんなの評価 : ☆
52 :
キーンコーンカーンコーン
教師「んじゃ連絡は以上だー気をつけて帰れよー」
男友「や~っと帰れる!おっしゃ男帰ろうぜ!!」
男「あ~悪い・・・今日はちょっと・・・」
男友「!!!はっは~ん・・・ほぉほぉ・・・」
男「な、なんだよ・・・。」
男友「いやいやいや・・・ま、頑張ってこいよ!!んじゃな~!」
男「っち・・・調子に乗りやがって・・・。・・・おんな・・・」
女「ん・・・?」
友女「お~い男!!・・・と、女さん・・・?あ、男!私のノートは全部写した!?」
男「あ、あぁこれサンキュな、ハイ。」
友女「あいよ~・・・で、どうだった・・・?」
男「へ?」
友女「へ?じゃなくて私のノートどうだったって聞いてんのよ!」
男「あぁ・・・まぁ普通だったよ?」
友女「そ、そっか・・・・・。・・・・も、もしよかったら明日も見してあげよっか・・・?」
女「え・・・・。」
(あ、明日も・・・?男・・・もしかして・・・)
53 = 52 :
男「いや、いいよ。俺は女にノート見せてもらうからさ。」
女「!!」
友女「女さん・・・のか・・・。なんで・・・?私の見にくい?」
男「いや、だから普通だぞ?女のはいつも見してもらってるから俺に馴染んじゃったんだよ。それだけだ」
友女「そっかー・・・そういう事なら仕方ないね。それじゃね男。女さんも」
男「あぁじゃあまた明日な」
女「あぁ・・・また明日」
男「・・・女、これサンキュな。あと・・・また明日からもよろしくな?」
女「あぁ。君にはどうやら私のノートしか合わないみたいなだからな・・・。これは責任重大だな。」
(男に・・・ノートを貸すのは私の役目なんだ。これからも・・ずっと・・・。)
男「てわりには嬉しそうだけどな?」
女「そ、そんなことない。私は先に帰るぞ。」
(もしかして顔に出てたか?・・・恥ずかしいな。)
男「おぉ、じゃあな!」
(別に今のは俺じゃなくても気付くと思うぞ・・・)
54 = 52 :
前スレの事知ってる人いると嬉しいなぁ
あの時は続きを書く気まんまんだったのに
規制かけられて書き込みができなくなった
その場は結局諦めたんだけど・・・
なのに後からどんどんお話考えちゃってて・・・
で、今に至るわけです・・・。
まぁどうでもいいエピソードでした
続き頑張ります。
55 = 52 :
友男「うあ~腹減ったー」
男「たしかになぁ~でもまた二時間目終わったばっかだぞ?」
友男「あと二時間耐えれば・・・弁当が・・・。」
男「お?弁当なんて珍しいな」
友男「今日はお袋が久しぶりに作ってくれたんだよ。今日のは俺の好きなもん入れてくれたんだぜ」
男「ほぉ~いいじゃん」
友男「エビフライ、ハンバーグ、それと粉ふきいもな!!これは入ってたらあともうなんでもいいや」
男「おぉー。俺は竜田揚げ、アスパラベーコン巻き、あとはきんぴらごぼうだな!ちくわの磯辺揚げなんかもいいな」
友男「なるほど・・・まさに王道だな・・・。」
女「・・・・・・。」
(竜田揚げアスパラベーコン巻ききんぴらごぼうちくわの磯辺揚げ竜田揚げアスパラ・・・・)
男(うぉお・・・覚えようとめっちゃ復唱してるよ・・・本読みながら聞き耳立てるのは無理だろ・・・。)
56 = 52 :
男「さって・・・今のうちにさっきの授業の女のノート写しておくか」
(相変わらず字綺麗だな~重要なとこには赤でマークしてるし・・・わかりやす・・・。)
カリカリカリ・・・
男「・・・っとこれで終わりか・・・ん?なんか端っこに書いてある・・・。」
『好きな食べ物はなんですか?』
男「・・・竜田揚げ、アスパラベーコン巻き、きんぴらごぼう・・・と。」
(やっぱ覚えれなかったか・・・直接聞いてくれてもいいんだけどね・・・。)
57 :
前スレみてたからここにいるんだぞ?ww
58 = 52 :
ザーッ
男「うぉー雨だぁー!!最近雨激しいなぁー。・・・ん?おい!女!」
女「あぁ男、君も帰りか?」
(雨宿りのつもりだったが・・・男に会えたのは好運だな。)
男「あれ?傘ないのか?今日たしか朝持ってきてたじゃん」
女「どうやら誰かが間違って持ってかえってしまったようだな。」
(まぁこれのお陰で男に会えたわけなんだが・・・不運だな。)
男「あー俺もよくあったわそれ。めっちゃムカつくよなー」
女「まぁ本人もきっと今頃気付いて反省しているだろう。しかし・・・この雨・・・止みそうにない・・・な」チラ
(・・・男・・・傘持っているな・・・もしかしたら・・・いや、期待しすぎるのは・・・でも)
男「そうだなー最近特に多いからなー雨の日」
(相合傘・・・てことか?)
59 = 52 :
>>57
そっか
パー速でやったから前スレの存在知っている人ほとんどいないと思ってたww
前スレから期間空いてたし
いきなり続ジャンルってやったから初めて見た人は変に思うか心配だったんだ
だから気休めに続に?つけたり前スレで自分が書いたやつ貼ったんだけどね
でも嬉しいわ
60 = 57 :
>>59
俺はいきなり立ってビビったぞww
17は俺だしなwwww
大丈夫、絵師の絵も三枚ならまだ持ってるぜ
人いないけど、待ってる人はいるからな!
61 :
みんなで女の誕生日祝ったやつだろ
楽しかったなぁ
あれぐらい楽しかったのは新隠語ぐらいだな
ちなみに俺誕生日にお化けしてた奴
その悲しみを女が飛ばしてくれた
62 = 52 :
>>60
マジでかww
あの時は人いないの覚悟してたけど本当にいなかったらどうしようかと思ってたんだ
しえんサンクス
>>61
あの時ほどの勢いはないけど
できるかぎり頑張ります。
63 = 57 :
>>62
ゆっくり待ってるからなww
64 :
女「この季節にしては珍しくないほうだな。・・・しかし・・・この雨・・・止みそうにない・・・な。」チラ
(男なら・・・誘ってくれるだろうか・・・でも・・・やっぱり・・・)
男「・・・・・。そうだな・・・でももしかしたら通り雨って事もあるし・・・。」
(チラチラ見てる・・・ちょっと焦らしてみようかな・・・)
女「いや、それはないだろう。ここ数日にあった雨はどれも長時間降っている・・・しばらくは止まないぞ?」チラ
(せっかくの機会だ・・・今日は・・・少し頑張ってみよう・・・。)
男「うーん、でも今日ずっとってわけじゃないだろ?たぶん長くてもあと2時間かそこらで止むだろ・・・。」
女「そんなのわからないぞ?今日だけはずっと降る可能性だってあるかもしれない・・・。」ジーッ
(お、男と・・・一緒に・・・帰れる・・・しかも相合傘だ・・・・。)
男(うぉっついに目線が傘から離れなくなった!?・・・こりゃ相当焦ってんな・・・。)
66 = 64 :
男「・・・なんなら女、傘入ってくか?」
女「!!・・・そう・・・だな。君の言葉に甘えさせてもらおう。」
(き、きた・・・ついに相合傘か・・・初めてで緊張するな・・・。)
男「・・・ほら、早く入れよ」
女「あっあぁ・・・お邪魔する・・・。」
(うぁ・・・男が・・・こんな近くに・・・)
男「なにかしこまってんだよ?んじゃ行くか」
女「あぁ・・・。」
(そういえば・・・男と一緒に帰るのは・・・これが・・・2回目だな・・・。)
男「・・・・?」
(2回目・・・・・・だっけか・・・?)
67 = 64 :
んじゃ今日はここらへんで~
こんなペースだけどよろしくお願いします!
70 :
ザーーッ
男「・・・・。」
女「ぁ・・・・。」
(なにか・・・話題は・・・ないのか・・・こう静かだと・・・緊張する・・・。)
男「・・・・。」
女「・・・・・・。」
(相合傘は・・・この雨の中で・・・・・・二人だけの空間を作っている・・・感じだ・・・。)
男「・・・・。」
女「・・・・。」
(私と・・・お・・・男・・・・だけの)
男「・・・。」
女「・・・。」
(雨・・・このまま降り続けますように・・・。)
71 = 70 :
ザーッ
男「・・・二人でこの傘じゃちょっと狭かったな。もっとでかいの持ってくれば良かったー」
女「そうか?別に私はそうは思わないぞ?十分雨は防げる」
(それに私は・・・男の近くにいれるのは嬉しい・・・しな。)
男「そっか。そんならいいんだけどさ。」
女「・・・・。」
(そういえば全く濡れてないな・・・狭そうだったから多少濡れると思ったんだが・・・。)
男「・・・。いやーそれにしても雨止まないなー」
女「そうだな。あのまま待っていたらいつまであそこにいたことか・・・。」
(思いのほか傘が広かったのか・・・?まぁそれならそれでいいんだがな・・・。)
男「そうだぞー俺に感謝しろよ?俺いなかったらずっと雨宿りするハメになってたんだからな?」
女「そうだな、さすがにそうなったら大変だった・・・。男ありがとう。助かった。」
(あと雨と・・・傘をとってった誰かにも感謝しないとな・・・。)
72 = 70 :
ザーッ
男「それでさ、そこに男友が・・・は・・・・はっくしょん!」
女「ずいぶん大きなクシャミだな。・・・・・また風邪か・・・?」
(男が・・・風邪・・・それは・・・嫌・・・だ。)
男「んなわけないじゃん!きっと誰かが俺の噂でもしてんだろ?」
女「そうか・・・それなら・・・いいんだ・・・。?・・・ぁ」
(!!・・・・男・・・肩がすごい濡れている・・・。まさか・・・私のために・・・?)
男「ぁっ・・・・・。」
女「・・・男、こっちを向け。」
(また・・・男は・・・・。)
男「ん?ど、どうした?」
女「いいから向け。」
(なんで・・・そんなに・・・なってまで。)
男「・・・はぁ・・・・これでいいか?」
女「・・・君は・・・・。・・・・こんなに濡れていたら風邪をひいてしまうぞ?」
(・・・私・・・なんでそんな事も気が付かないで・・・。)
男「大丈夫だよこんくらい。心配しなくていいって」
女「・・・男!!」
男「は!はい?」ビクッ
(え、女!?)
73 = 70 :
女「・・・・ありがとう。」
(男は・・・私のために・・・やってくれたんだな・・・。)
女「男・・・もっと寄れ。」
(だがこれ以上男を濡れさせるわけにはいかない・・・。)
男「え・・・な、なんだよ?」
女「もういい。私が寄る・・・。」ギュッ
(こうすれば・・・男は濡れない・・・。)
男「えっ!!お、女・・・!!」
女「こうすれば君も濡れないだろ?・・・君に迷惑はかけられん。」
(・・・こんなに近くまできたのは初めてだ・・・。男の体温と匂いが・・・いつもよりたくさん感じる・・・。)
男「そ、そうか!・・・・」ドキドキ
(なんか・・・いつもと攻守逆転してねぇ?)
75 :
ザーッ
男「なんかさ・・・・。」
女「ん、どうした・・・。」
(男の腕・・・がっしりしてる・・・。多少鍛えてはいるようだな・・・。)
男「・・・蒸すな・・・。」
(そんな俺の腕を観察されてもな・・・。)
女「この雨ではな・・・濡れないためだ、我慢しろ。」
(そのせいか・・・さっきから空気が・・・吸う度に喉にまとわりつく感じだ)
男「そ、そうだな・・・。」
女「そうだ。」
(男の匂いも・・・汗と混じってきて・・・さっきまでと違う・・・)
男「・・・・・。」
(・・・・・・てか女、だんだん体近づいてんの気付いてないのか?)
76 = 75 :
ザーッ
女「男・・・雨・・・大丈夫か?」
(男の腕・・・ほくろがこんなところにあるんだな・・・。)
男「あ、あぁ大丈夫大丈夫・・・ははは・・・・。」
(うわぁ・・・腕むっちゃ観察してるよぉ・・・てか胸が・・・い・・・意外と・・・あん・・・のか?)
女「そうか・・・それは良かった。」ブルッ
(ん?・・・なんだか・・・寒い・・・な。)
男「!!・・・女、平気か?寒そうだぞ」
女「あぁ私は大丈夫だぞ?」
(な、なんでわかったんだ・・・?)
男「あっ・・・そ、そうか?なんか今震えたように見えたからさ」
(あぶねー・・・)
女「そうか・・・私は君のおかげで濡れていないから平気だ」
(震えていたのか・・・。そう言われると・・・少し・・・。いや、男に心配されるといけない・・。)
男「・・・ならいいんだけどさ・・・。本当になんかあったら言ってくれよ?」
女「あぁ、そうさしてもらうよ。ありがとう」
(男は・・・優しいな・・・。)
78 = 75 :
ザーッ
女「・・・・。」
(う・・・頭が痛い・・・それに・・・さっきより・・・寒い・・・かも。)
男「・・・女。本当に大丈夫か?」
女「・・・あぁ・・・。大丈夫だ。君は心配しすぎだぞ?」
(・・・男に・・・バレないようにしないと・・・く・・・痛・・・。)
男「いや、全然大丈夫に見えないって、歩くの辛そうだ」
女「そ、そんなことは・・・無い。っ・・・・」
(う・・・ダメだ・・・もっと平気なフリをしないと・・・。)
男「・・・・・ほら」
スッ
女「!!・・・い、いいんだ・・・。そんな・・・気を遣わなくていい・・・。」
(おんぶだなんて・・・男に苦労をかけて・・・しまう。嬉しいが・・・ダメだ・・・。)
男「いいから、お前今にも倒れそう。早く乗れ。」
女「・・・よくない。そんなにしてもらわなくていい・・・一人で歩ける・・・。」
男「・・・お前・・・マジで無理すんな。おとなしく俺におぶられとけって。」
79 :
女「あ・・・。わ、私は一人で大丈夫だ・・・。第一なんで・・・そんなに・・・私に気を遣うんだ?」
(うわ・・・今の・・・嫌な言い方・・・したかな。せっかく・・・男が・・・心配してくれるのに・・・。)
男「なんでって・・・具合悪いやつを心配するのって普通の事だろ?」
女「・・・普通じゃない・・・私は・・・暗くて無口で無愛想で・・・きっと男に心配されるような・・・人間じゃ・・・」
(な・・・なにを言ってるんだ・・・私・・・。そんなこと今は関係ないのに・・・。)
女「それに・・・みんなも・・・私のこと・・・そう思っているし・・・だから・・・。」
(違う・・・こんなこと言いたいんじゃなくて・・・なんて・・・言ったら・・・いいんだ)
男「女・・・いいから乗れよ・・・少なくとも俺は・・・お前のこと暗いだなんて思ってないし・・・。」
女「え・・・?」
男「俺から見ると・・・お前は・・・十分・・・かわい・・・っ。・・・ちゃんとした女の子だぞ?」
女「お、おとこ・・・・。」
男「・・・・だから!!んなくだらない事言ってないでおとなしくおぶられろ!!」
女「あぁ・・・。わかった・・・。」ギュ
(男・・・私のこと・・・ちゃんと・・・ひとりの女として・・・見ててくれてたんだな・・・嬉しい・・・)
男(うひー恥ずかしー!!)
80 = 79 :
ザーッ
男「・・・・。」
(女やっぱ軽いなぁー)
女「男・・・すまない・・・。」
(男の背中・・・暖かい・・・。)
男「気にすんな。あと謝んなって、今ので5回目だぞ?それよりお前の家って・・・ここらへんなのか?」
(そういや俺女の家知らなかったな・・・。)
女「あぁ・・・・この先の突き当たりを・・・左・・・だ。」
(私・・・重くないかな・・・男・・・辛くないだろうか・・・。)
男「いっとくけど、お前の家着くまで寝るなよ?傘持ってんの女なんだからな?」
女「あぁ・・・わかってる・・・大丈夫だ・・・。」
(そうだ・・・それまで・・・しっかり持ってないと・・・。)
男(こりゃマジでやばそうだな・・・。)
82 = 79 :
ザーッ
男「ここか?」
女「あぁ・・・これ・・・鍵だ・・・。」
(やっぱり・・・風邪みたいだ・・・頭痛い・・・。)
男「おっし・・・」
ガチャ
男「・・・おじゃましまーす・・・。」
タッタッタッタッタッタ
男「ん?・・・誰かいんのか?」
女母「おかえり~って・・・あれ?どちらさま?」
男「え・・・あ、女さんの友達で・・・。」
女母「ありゃ女。どうしちゃったの?」
男「えっと・・・風邪引いちゃったみたいで・・・。」
女母「やだ、風邪?わざわざゴメンね~。2階の女の部屋に運んでくれる?」
男「わかりました・・・。」
女母「あっ荷物玄関に置いちゃっていいからね~!」
男「あ、はい・・・」
(ずいぶん若い母親だな・・・。)
83 = 79 :
ガチャ
男「・・・・おぉ・・・・。」
(これが・・・女の部屋か・・・初めて入った・・・。てか思わずおぉとか言っちゃたし)
男「ベッドは・・・・っと・・・・しょっと。・・・女・・・大丈夫か?」
女「あぁ・・・」
(うぅ・・・頭がぼーっとする・・・。)
男「よし、とりあえず今は寝とけ。」
(さっきまで寒がってた感じなのに・・・今は熱いのか・・・?そういやちょっと汗かいてるな・・・)
女「あぁ・・・。・・・男・・・・」
男「あん?」
女「ありが・・・とう」
(ちゃんと・・・これだけは言わないと・・・)
84 = 79 :
男「あぁ、どういたましまして。んじゃ俺ちょっと下行って来る・・・」
グイッ
男「ん・・・?どうした?」
女「あ・・・いや・・・その・・・だな・・・・できれば・・・・。」
(男と一緒にいたい・・・けど・・・風邪うつしてしまう・・・でも・・・。)
男「・・・一緒にいてやろうか?」
女「・・・あぁ。頼む・・・それと・・・手・・・握ってくれないか?」
(・・・こんな時に・・・卑怯って思われないかな・・・)
男「はは・・・病人の特権使いまくりだなっ・・・いいぞ?ほら」
ギュッ
女「・・・。」
(男の手・・・あったかい・・・な。なんだか・・・とっても・・・安心する・・・。)
男「握っててやるから、女は寝な?」
女「・・・あぁ・・・わかった・・・。」
(・・・なんだろう・・・安心したからかな・・・急に・・・眠気が・・・)
スースー・・・
男「・・・やっぱマジで辛かったんだな・・・。」
85 = 79 :
男「女の手・・・冷たい・・・。こんなに汗かいてんのに・・・。」
女「・・・・ん・・・・。」
男「・・・・・。そういや、女の部屋入ったの初めてだな~・・・。思ってたより普通だよな」
(自分は普通じゃないとか言っときながら、立派に女の子じゃんか)
女「・・・。」スースー
男「それにしても・・・。」
ナデナデ
男「・・・・・・。」
(こいつの髪本当に綺麗だな・・・・。)
86 = 79 :
男「・・・・・。手ぇ細いなー。その割には柔らかい・・・。」
(そういやこうやって女子の手見るの初めてかも・・・。)
男「・・・・・あんま見るのも変態か・・・。・・・でも落ち着かないな」
(よくよく考えると女子の部屋なんて小学校以来だからな、この年に異性の部屋入るのってめっちゃ緊張するわ)
男「・・・・・。」
女「・・・・。」スースー
男「・・・・・。」
サワ
女「・・・・ん・・・。」
サワサワ
女「ん・・・ぅ・・・・っ・・・ん・・・。」
男「・・・・起きないかこれ・・・。」
(女は耳弱い・・・)
87 = 79 :
ガチャ
女母「・・・ありゃ!仲いいわねお二人さん」
男「えっ!あ、いやこれは・・・」
女母「隠さない隠さない!!女が珍しく男子と帰ってくるもんだから・・・そういうことね」
男「あっ!!いやそういうことって」
女母「あら違うの?」
男「いや・・・違うとかそういうんじゃなくて・・・!!」
女母「ふふふ、いい反応してくれるね。そういうの好きだよ」
男「・・・・はぁ。」
女母「しっかし滅多に風邪ひかない娘なのにねーどうしたんだろ」
男「・・・・。」
88 = 79 :
女母「それはそうと・・・いけないよ~?女子が寝てるからって勝手に手握ってちゃ」
男「え・・・こ、これは女さんが言ってきたことで・・・」
女母「あらそうなの?へぇ~・・・どうしたんだろこの娘・・・。」
男「・・・・・。」
女母「ちょっと部屋から出てもらえる・・・え~っと・・・」
男「あ、男です。いや、でも女に頼まれたんです。俺手握ってないと・・・。」
女母「男君・・・手握るのいいんだけど・・・。汗拭いて着替えさせたいんだけどねぇ~?」
男「あっ!!・・・わ、わかりました!!///」
ガチャ!バタン
女母「ふふっ本当にいい反応してくれる子だわ」
89 = 79 :
男「はー・・・。てか女の母親・・・女と全然似てないな・・・特に性格・・・」
(なんか明るいし・・・よく喋るし・・・調子狂う・・・。)
男「似ているとこといえば・・・綺麗な黒髪・・・くらいか・・・。」
(あと・・・匂いも・・・女と同じ・・・いい匂いだった・・・。)
男「・・・って!!なに考えてんだ俺!!友達の母親だぞ?」
(いかんいかん!!素数を数えろ!!俺!)
90 = 79 :
女母「ほら、汗ふくから起きな。」
女「・・・・うん?」
女母「ほれほれ、目覚ます。」
女「ん・・・・。」
女母「服は自分で脱いでね」
女「わかった・・・・。」
女母「ほら背中向けて。おぉー汗かいたね」
女「・・・・。」
女母「・・・あの子が例の男くん?」
女「・・・・うん。」
女母「あんたが言ってた通りの子だね。優しそうだった。」
女「・・・うん。男は・・・優しい」
女母「・・・ふふ・・・。あんたが惚れるのも無理ないわ」
女「・・・惚れる・・・///」
女母「恋よ!恋!なんだ、そうじゃないの?」
女「わかんない・・・私・・・恋・・・したことないし・・・。」
91 = 79 :
女母「次前向いて」
女「前は自分で・・・できる。」
女母「そう。んじゃパジャマだしとくわね」
女「うん・・・ありがとう」
女母「・・・そういえば女・・・謝らなくなったね・・・。ありがとうって聞くの久しぶりだわ」
女「男が・・・こういう時はこう言った方が・・・言われた方は嬉しいと言ってくれたから・・・。」
女母「ふふ、昔はなんにしても『ごめん』しか言わなかったもんね」
女「・・・そうだったっけ・・・覚えてない・・・」
女母「これも男君のおかげかね~私も感謝しなくっちゃ!」
女「恥かしいから・・・やめて・・・。」
女母「はいはい・・・これ、着替えね。一人で着れる?」
女「・・・・うん。」
93 = 79 :
女「お母さん・・・」
女母「ん?どうしたの?」
女「なにこれ・・・」
女母「パジャマ」
女「いつものじゃないよ・・・」
女母「せっかく男君来てんだからいつものじゃダメ」
女「・・・そうなの」
女母「そう!その真っ白なパジャマなら男君も気に入るよ!!」
女「・・・わかった・・・着る。」
女母「・・・意外と簡単に聞いちゃうんだね・・・。」
女「・・・そうかな」
94 :
母の気遣い…?
95 = 79 :
女母「よっし、んじゃ私は下でお粥でも作ってくるよ」
女「うん。ありがとう・・・。」
女母「それまで男君に手ぇ握っててもらいなっ」
女「あ・・・ぅ・・・・うん・・・。」
女母「じゃあね。」
女「・・・母さん」
女母「ん?」
女「・・・人を好きになるって・・・なんなのかな」
女母「・・・また答えにくい質問するね私の娘は・・・」
女「どう・・・なの?」
女母「さぁね?もうずいぶん人を好きになったことないからわかんないや!」
女「そう・・・なの。」
女母「ふふ、悩め悩め!私からは何も言わないよ~」
女「・・・ケチ」
96 = 79 :
男「1301・・・1307・・・1319・・・1321・・・」
ガチャ
女母「終わったよ~・・・ってなにしてんのさ?」
男「え・・・あ・・・いや。な、なんでもないっす・・・。」
女母「ふ~ん、まぁいいけど!・・・女起きて待ってるからさ。もうちょっと一緒にいてやってよ。」
男「はい・・・」
女母「頑張りな。少年!」
バンッ
男「いって!!・・・??え・・・あの~」
女母「ふふふっいいねえ~青春!!」
97 = 79 :
ガチャ
男(いてて・・・なんかあの人苦手だな~)
女「あ、男大丈夫だったか・・・?」
(きっと母さんのことだ・・・なんか男にしたんだ・・・。)
男「あぁ大丈夫だぞ?なんつーか・・・明るいな。女の母親は」
女「・・・母さんはいつもあんな感じなんだ・・・私は・・・全然似てない・・・な」
(私も母さんみたいになれたら・・・もっと男と仲良くなれるのに・・・。)
男「・・・んー・・・でもさ、女は女じゃん。俺は・・・今の女の方が好きだけどなっ」
女「え・・・好・・・・」
(・・・今のはもしかして・・・コク・・・ハク?)
男「え、あ、いや!!違う!!いや違わないけど!!つまりだな!!」
98 = 79 :
女「・・・・。」
(男に・・・好きって・・・。う・・・なんだか・・・熱いな・・・風邪が悪化してしまったのか・・・?)
男「と、とりあえずだな。今は寝とけって!ほら、顔赤いぞ?風邪ひいてんだからおとなしくしとけって」
女「あ、あぁ・・・そうだな・・・。ちょっと今は・・・くるしいしな。」
(か・・・風邪のせいだけじゃない気もするが・・・とりあえず今は眠った方がいいみたいだ)
男「そ、そうそう。安静にな。」
女「あっ男・・・。」
(手・・・)
男「わかってるよ。ほら、ちゃんと握っててやるから」
女「・・・ありがとう。」ギュ
99 = 79 :
女「・・・あ、男」
(そういえば母さんが白いパジャマの方が男が喜ぶって言ってくれてたっけ・・・)
男「えええええ!!!」
女「ど・・・どうした?まだ私はなにも言ってないぞ・・・」
(男・・・なにかあったのかな・・・・)
男「あっいや・・・なんでもないデス・・・」
(そ~いう魂胆か・・・なんて母親だ・・・)
女「そ、そうか・・・」
(?なにもないならいいの・・・かな)
男(第一女になんて言えばいいんだよ・・パジャマ似合うね、とか言えないだろ・・・)
100 = 79 :
女「・・・・。」スー
男「もう寝ちゃったか・・・。」
女「・・・・。」
男「そういや今日の女・・・様子変だったな」
(いつもより積極的だし・・・テンション上がりすぎて出ちゃう風邪とかってあんのかな?)
女 ゴロン「・・・・・ん」ギュ
男「!!・・・りょ、両手で・・・。」
(うわ~手汗大丈夫かなー俺!!)
「と、とりあえず毛布はちゃんとかけないとな」
(って!!女・・・パジャマ!!うわーうわー・・・)
女「・・・・・。」
男「う・・・・。」
(毛布かけなおすだけ・・・それだけ・・・。)
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