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元スレ【らき☆すた】新ジャンル?「ヤンデレこなた」Part11【(=ω=.)】
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ここ最近病み猫の投稿以外がほとんどないな
こうなったらみんなで筆を取るしか・・・
って言ったら絶対まずお前がやれって言われるんだぜ
こうなったらみんなで筆を取るしか・・・
って言ったら絶対まずお前がやれって言われるんだぜ
>>151
よしお前やれ
よしお前やれ
ななこは鼻歌交じりに玄関を抜けた。
右手にはシュークリーム。
弟と一緒におやつを食べようと思ったのだ。
ななこ「ん?」
ななこの目に留まったのは玄関の小さな靴。
…小さな、女の子の靴。
ななこ「…………二階か。」
ななこは足音を消して二階の、ななこと男の部屋に向かう。
中からは確かに二人分の声が聞こえた。
男「………ちゃん……だよ…。」
女の子の声「………うん。」
声はこなたの声では無い。
ななこはそれはすぐに分かった。
こなたの家と自分の家の事は知っている。
こなたはきっと、自分がいない間男の支えになっていてくれたんだろう。
男は……こなたの事が好きだ。
それは男を――こなたよりも見ている自分だからこそ分かる。
こなたはどうか。
今はまだ薄ぼんやりした『好き』程度の気持ちかもしれない。
でもこのまま二人が一緒に成長していったら、それは『愛』に変わるだろう。
男だってきっとそう。
オトコは幼なじみに弱いって言うし。
だからこそこなたの事は男の次くらいによく見ている。
こなたなら許すわ。
だってしょうがないじゃない。
私が居ない間男と一緒に居たのはこなたで、お父さんとお母さんの世代からの知り合いで、男もこなたとその親を救うために頑張った。
その結果私は帰ってこれたんだし、控えめに見ても男とこなたの関係はすごく強いもの。
右手にはシュークリーム。
弟と一緒におやつを食べようと思ったのだ。
ななこ「ん?」
ななこの目に留まったのは玄関の小さな靴。
…小さな、女の子の靴。
ななこ「…………二階か。」
ななこは足音を消して二階の、ななこと男の部屋に向かう。
中からは確かに二人分の声が聞こえた。
男「………ちゃん……だよ…。」
女の子の声「………うん。」
声はこなたの声では無い。
ななこはそれはすぐに分かった。
こなたの家と自分の家の事は知っている。
こなたはきっと、自分がいない間男の支えになっていてくれたんだろう。
男は……こなたの事が好きだ。
それは男を――こなたよりも見ている自分だからこそ分かる。
こなたはどうか。
今はまだ薄ぼんやりした『好き』程度の気持ちかもしれない。
でもこのまま二人が一緒に成長していったら、それは『愛』に変わるだろう。
男だってきっとそう。
オトコは幼なじみに弱いって言うし。
だからこそこなたの事は男の次くらいによく見ている。
こなたなら許すわ。
だってしょうがないじゃない。
私が居ない間男と一緒に居たのはこなたで、お父さんとお母さんの世代からの知り合いで、男もこなたとその親を救うために頑張った。
その結果私は帰ってこれたんだし、控えめに見ても男とこなたの関係はすごく強いもの。
でも
ダメよ。
こなた以外なんて。
こなたなら許せるんじゃない。
こなたなら、私だって我慢してあげられるって事。
それ以外の奴が男と一緒になるなんてダメに決まってるじゃない。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
ななこは煮えたぎるような感情とは反比例するように、静かにドアの隙間から中を覗いた。
中に居るのは男と――――切れ長の目の、おとなしそうな女の子。
こともあろうか、その女の子は男の事をじっと見つめて“イイフインキ”だ。
『ふーん・・・あいつかぁ・・・あいつかァァァァ!!!!』
ダメよ。
こなた以外なんて。
こなたなら許せるんじゃない。
こなたなら、私だって我慢してあげられるって事。
それ以外の奴が男と一緒になるなんてダメに決まってるじゃない。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
ななこは煮えたぎるような感情とは反比例するように、静かにドアの隙間から中を覗いた。
中に居るのは男と――――切れ長の目の、おとなしそうな女の子。
こともあろうか、その女の子は男の事をじっと見つめて“イイフインキ”だ。
『ふーん・・・あいつかぁ・・・あいつかァァァァ!!!!』
――――――ななこは一度はおかしいと思った。
可愛いとは言え、弟はまだ小学生。
自分とは一回りも違う。
なのに何?
この感情は。
まあ、一回り離れていてもいい。そんなカップル世の中探せば結構いる。
でもそれは、たとえばお互いがせめてもう少し大人じゃないといけないはず。
………たとえば男が高校生くらいならあるいは。
男は22の自分が見ても十分魅力的なのだ。
もちろん男が弟だからってのもある。
………自分はちょっとだけブラコンなのかもしれない。
でもそれを差し引いても、男はきっと成長すればもっと魅力的になる。
それを他の女に………ああああああああああ!!!!!!!
私はね、お姉ちゃんなの!男のお姉ちゃんなの!!!
今までずっと会えなかったんだよ?!もっと私に甘えていいんだよッッッ!!!!
一緒にいろんなとこ遊び行こうよ!!!一緒にご飯食べたりお風呂入ったり眠ったりするのは私だけの権利なの!!!!!!
………………………ヘンかな?私ヘンかな??
『ヘンじゃないよ。』
え?
『大切な弟だもん、ヘンじゃないよ。』
そう……そうよね…??
『弟を守るのは、姉の仕事だよ。』
あ…はは…は……そうだよ!私間違ってなんかいないんだから!!
あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!
ななこは自分の頭の中の問いかけに、一番心地よい『答え』をもらった。
その声が、誰の声かなんてどうでもいい。
私は間違ってないんだから!
弟は私が守って、私が幸せにしてあげるんだからあ!!
可愛いとは言え、弟はまだ小学生。
自分とは一回りも違う。
なのに何?
この感情は。
まあ、一回り離れていてもいい。そんなカップル世の中探せば結構いる。
でもそれは、たとえばお互いがせめてもう少し大人じゃないといけないはず。
………たとえば男が高校生くらいならあるいは。
男は22の自分が見ても十分魅力的なのだ。
もちろん男が弟だからってのもある。
………自分はちょっとだけブラコンなのかもしれない。
でもそれを差し引いても、男はきっと成長すればもっと魅力的になる。
それを他の女に………ああああああああああ!!!!!!!
私はね、お姉ちゃんなの!男のお姉ちゃんなの!!!
今までずっと会えなかったんだよ?!もっと私に甘えていいんだよッッッ!!!!
一緒にいろんなとこ遊び行こうよ!!!一緒にご飯食べたりお風呂入ったり眠ったりするのは私だけの権利なの!!!!!!
………………………ヘンかな?私ヘンかな??
『ヘンじゃないよ。』
え?
『大切な弟だもん、ヘンじゃないよ。』
そう……そうよね…??
『弟を守るのは、姉の仕事だよ。』
あ…はは…は……そうだよ!私間違ってなんかいないんだから!!
あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!
ななこは自分の頭の中の問いかけに、一番心地よい『答え』をもらった。
その声が、誰の声かなんてどうでもいい。
私は間違ってないんだから!
弟は私が守って、私が幸せにしてあげるんだからあ!!
みなみ「おにい…ちゃん…。」
男「えっ…あっうん!何?」
みなみ「…私……帰る。」
男「え…ああうん。今日はありがとう。」
みなみ「どっ…どういたしま…ゴニョゴニョ…///」
みなみちゃんの、ちょっと意外な積極性を見てしまったせいで俺はちょっと畏縮していた。
みなみちゃんのさっきの感じ…“向こう側”でつかさの見せたそれによく似ていた。
でもまだ小学四年生のみなみちゃんはあんな事はしないはず。
さすがにそれは考え過ぎだと自分でも思った。
『今まで男の子と遊んだ事無かったのかもな…』
みなみちゃんにとって俺は初めての『お兄さん』なのかもしれない。
そう考えるとさっきの反応もちょっとはうなずける。
『まあでも用心に越したことはないからな…』
俺は今後は、みなみちゃんとは少しだけ距離を置こうと思った。
男「…わっ!」
気づくとみなみちゃんが俺の袖をぎゅっと引っ張っていた。
みなみ「……また来ても………いい?」
男「………うん。」
そう言うと、ニッコリ笑うみなみちゃんを見ると、その後の言葉が出てこなかった。
『今度はみんなで遊ぼうよ』
みなみちゃんを玄関まで見送り、当座かる後ろ姿を見ながら、八方美人な自分にちょっとだけ嫌気がした。
男「えっ…あっうん!何?」
みなみ「…私……帰る。」
男「え…ああうん。今日はありがとう。」
みなみ「どっ…どういたしま…ゴニョゴニョ…///」
みなみちゃんの、ちょっと意外な積極性を見てしまったせいで俺はちょっと畏縮していた。
みなみちゃんのさっきの感じ…“向こう側”でつかさの見せたそれによく似ていた。
でもまだ小学四年生のみなみちゃんはあんな事はしないはず。
さすがにそれは考え過ぎだと自分でも思った。
『今まで男の子と遊んだ事無かったのかもな…』
みなみちゃんにとって俺は初めての『お兄さん』なのかもしれない。
そう考えるとさっきの反応もちょっとはうなずける。
『まあでも用心に越したことはないからな…』
俺は今後は、みなみちゃんとは少しだけ距離を置こうと思った。
男「…わっ!」
気づくとみなみちゃんが俺の袖をぎゅっと引っ張っていた。
みなみ「……また来ても………いい?」
男「………うん。」
そう言うと、ニッコリ笑うみなみちゃんを見ると、その後の言葉が出てこなかった。
『今度はみんなで遊ぼうよ』
みなみちゃんを玄関まで見送り、当座かる後ろ姿を見ながら、八方美人な自分にちょっとだけ嫌気がした。
男「はぁ……」
俺はため息交じりに玄関を閉めた。
鍵に手をかけようとした瞬間
ドーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
巨大な音と共に、今閉めたばかりのドアが開いた。
俺は心臓が一瞬止まった気がした。
開いたドアの先には・・・お姉ちゃんが立っていた。
男「お…おねえ……ちゃ……」
ななこ「ただいまっ!!ねえ、シュークリーム買ってきたんだけど一緒に食べよ?!」
男「あ…あ…」
俺は心臓が、今度はすごいスピードで動き出しているのが分かった。
息苦しくて、うまくしゃべれない。
ななこ「ね?一緒に食べよ?」
俺のお腹は、みなみちゃんの作ってくれたブラウニーで一杯だった。
ななこ「たべよ」
男「た………………食べる。」
ななこ「良かった[ハート]じゃあお茶でも入れよっかな!」
お姉ちゃんがリビングに消えると、俺はその場にへたり込んだ。
俺はため息交じりに玄関を閉めた。
鍵に手をかけようとした瞬間
ドーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
巨大な音と共に、今閉めたばかりのドアが開いた。
俺は心臓が一瞬止まった気がした。
開いたドアの先には・・・お姉ちゃんが立っていた。
男「お…おねえ……ちゃ……」
ななこ「ただいまっ!!ねえ、シュークリーム買ってきたんだけど一緒に食べよ?!」
男「あ…あ…」
俺は心臓が、今度はすごいスピードで動き出しているのが分かった。
息苦しくて、うまくしゃべれない。
ななこ「ね?一緒に食べよ?」
俺のお腹は、みなみちゃんの作ってくれたブラウニーで一杯だった。
ななこ「たべよ」
男「た………………食べる。」
ななこ「良かった[ハート]じゃあお茶でも入れよっかな!」
お姉ちゃんがリビングに消えると、俺はその場にへたり込んだ。
こなた 「過疎ってますな~」
かがみ 「……」
こなた 「だよねえだよねえ」
かがみ 「……」
こなた 「相変わらず厳しいねえ、かがみんは。」
かがみ 「……」
こなた 「フフン、まあかがみんのそこに惚れたんだけどね!」
かがみ 「……」
こなた 「……クサッ」
こなた 「おっかしいなあ、ちゃんと防腐加工したのに…」
こなた 「しょーがない!さっさと諦めて次いきますか!」ポイッ
かがみ 「……」ベチャッ
こなた 「よし、次はみゆきさんにきーめたっと!」ガサガサ
こなた 「待っててね、みゆきさん♪」スラリ
つかさ 「保守タミン酸~」
かがみ 「……」
こなた 「だよねえだよねえ」
かがみ 「……」
こなた 「相変わらず厳しいねえ、かがみんは。」
かがみ 「……」
こなた 「フフン、まあかがみんのそこに惚れたんだけどね!」
かがみ 「……」
こなた 「……クサッ」
こなた 「おっかしいなあ、ちゃんと防腐加工したのに…」
こなた 「しょーがない!さっさと諦めて次いきますか!」ポイッ
かがみ 「……」ベチャッ
こなた 「よし、次はみゆきさんにきーめたっと!」ガサガサ
こなた 「待っててね、みゆきさん♪」スラリ
つかさ 「保守タミン酸~」
ネタは最後まで上がっている…が書き出せてない。
途中でやめるのは自分も嫌なので今月中には投下します。
とあてにならない宣言しつつ保守(=ω=.)
途中でやめるのは自分も嫌なので今月中には投下します。
とあてにならない宣言しつつ保守(=ω=.)
メリークリトリス!
どうか年明けるまでに新たな書き手と今までの書き手が奮起してくれますように
どうか年明けるまでに新たな書き手と今までの書き手が奮起してくれますように
そこは知らない暗い部屋。
「祈ります。貴方が幸せになるように」
彼女は告げる。
幸福の祈りを。
「祈ります。貴方が孤独にならないように」
彼女は告げる。
共に居る、と。
「祈ります。貴方がわたしを愛してくれるように」
彼女は告げる。
永遠の愛を―――
「―――祈ります。
わたしが、貴方と決して別れないように」
それは聖なる夜のこと。
彼女の瞳は、愛と、純情と、誠実と、哀しみと、苦しみと、この世全ての感情と―――溢れんばかりの狂気を、秘めていた。
「お願いします、神様」
俺は身動きを取れない。
手足は丈夫な縄で拘束され、口はガムテープで塞がれていた。
それは一方通行の愛。
確かに、俺は彼女―――みゆきを愛していたが、それは過去の話だ。
五年も前の、話だ。
「祈ります。貴方が幸せになるように」
彼女は告げる。
幸福の祈りを。
「祈ります。貴方が孤独にならないように」
彼女は告げる。
共に居る、と。
「祈ります。貴方がわたしを愛してくれるように」
彼女は告げる。
永遠の愛を―――
「―――祈ります。
わたしが、貴方と決して別れないように」
それは聖なる夜のこと。
彼女の瞳は、愛と、純情と、誠実と、哀しみと、苦しみと、この世全ての感情と―――溢れんばかりの狂気を、秘めていた。
「お願いします、神様」
俺は身動きを取れない。
手足は丈夫な縄で拘束され、口はガムテープで塞がれていた。
それは一方通行の愛。
確かに、俺は彼女―――みゆきを愛していたが、それは過去の話だ。
五年も前の、話だ。
「―――っ、―――っっ」
俺は出せない声を振り絞り、必死に首を横に振る。
拒否する。
俺は今、別の愛する人がいる。
クリスマスの今日、家で待っていてくれているはずの、彼女が―――っ。
「…………まだ、わからないんですか?」
ビクリと、身体が震え上がる。
俺は先程までの祝詞とは違う、暗い声。
身を引き裂くような、闇の声。
「―――っ、」
何が、と咄嗟に言おうとして、
「…………?」
ガムテープの事を思い出して、
「…………! ―――ッッ」
みゆきの後ろに転がるソレに、ようやく気が付いた。
俺は出せない声を振り絞り、必死に首を横に振る。
拒否する。
俺は今、別の愛する人がいる。
クリスマスの今日、家で待っていてくれているはずの、彼女が―――っ。
「…………まだ、わからないんですか?」
ビクリと、身体が震え上がる。
俺は先程までの祝詞とは違う、暗い声。
身を引き裂くような、闇の声。
「―――っ、」
何が、と咄嗟に言おうとして、
「…………?」
ガムテープの事を思い出して、
「…………! ―――ッッ」
みゆきの後ろに転がるソレに、ようやく気が付いた。
それは人のカタチをしていて。
それは見知った彼女の髪の色で。
それは見知った彼女の勝負服で。
それは見知った彼女の白い肌で。
それは見知った彼女の顔で。
それは見知った彼女の―――表情では、無かった。
固まったように、固められたように動かない恐怖の貌。
それは、死の証。
「―――――――――ッッ!!!!!!!!」
彼女が倒れているのに、手も伸ばせない。
彼女が倒れているのに、駆け寄ることも出来ない。
彼女が倒れているのに―――その名前を、呼ぶことすら叶わない。
非力さに絶望した。
己の弱さに失望した。
嫌だ。嫌だ嫌だ。
こんな。
こんなの……!
「――――――――――――」
声に成らない慟哭。
無力な一人の男に出来る、それが唯一の行動だった。
それは見知った彼女の髪の色で。
それは見知った彼女の勝負服で。
それは見知った彼女の白い肌で。
それは見知った彼女の顔で。
それは見知った彼女の―――表情では、無かった。
固まったように、固められたように動かない恐怖の貌。
それは、死の証。
「―――――――――ッッ!!!!!!!!」
彼女が倒れているのに、手も伸ばせない。
彼女が倒れているのに、駆け寄ることも出来ない。
彼女が倒れているのに―――その名前を、呼ぶことすら叶わない。
非力さに絶望した。
己の弱さに失望した。
嫌だ。嫌だ嫌だ。
こんな。
こんなの……!
「――――――――――――」
声に成らない慟哭。
無力な一人の男に出来る、それが唯一の行動だった。
「……泣かないで下さい」
彼女を殺した腕で抱き締められる。
それには、人並みの暖かさがあった。
「―――、―――」
最早叫ぶ気力すらない。
生きることさえ億劫だ。
死にたい。
殺して。
「大丈夫です。
貴方には、わたしがいますよ」
それは最高に優しい言葉だった。
―――ああ、もうどうでもいい。
「わたしが、います」
愛する人を亡くした聖夜だ。
「ずっと、永遠に―――一緒に、いましょう?」
意味のない、聖夜だ。
俺は。
ただ。
人形のように。
魂の亡い。
カラクリのように。
その言葉に。
頷いた。
以上、続きをいつまでも書きやがらねぇどっかの誰かの御目汚しですた
みんな! メリクリっ。
みんな! メリクリっ。
/ ハ
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_/'⌒ヽ、 /::::::::::::`丶、._,. -‐ ''´::::::::::::::\ \::::::ヽ
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` ー-‐ '′
メリークリスマス!
ゆーちゃんの人ですか??乙です!
私の方は教授の気まぐれで論文を書くハメになり今やっと終わりました…
年末のどこかで再開できると思います
年明けは神社でバイトなので無理ですが…
ハルヒみたく第二期やらないかなー
ではー
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メリークリスマス!
ゆーちゃんの人ですか??乙です!
私の方は教授の気まぐれで論文を書くハメになり今やっと終わりました…
年末のどこかで再開できると思います
年明けは神社でバイトなので無理ですが…
ハルヒみたく第二期やらないかなー
ではー
こなた「なーおとこー」
男「………」
こなた「……?…おとこ?」
男「………」
こなた「………」
男「………」
こなた「わっ!!!!!!」
男「うひゃあああああああ!!!!」
こなた「うおっ!でっかい声」
男「なっ…なんだよこなたいきなり!」
こなた「なんだよって…私が話しかけてもずっと上の空だったじゃないかー。」
男「え……?……そっか…ごめん。」
俺はずっと考えていた。
土曜の事、お姉ちゃんが怖かったこと。
あの感じは…まるで……。
俺はいつか感じた嫌な感覚を感じ取った。
そしてその事ばかり考えていて、月曜の授業は全然聞いていなかった。
休み時間に入っていたことも忘れてしまうくらいに。
こなた「お…おとこ…」
男「ん…?」
見るとこなたは少し赤い顔をして伏し目がちに顔を背けながら、俺の手を引っ張った。
こなた「いこ。」
男「え?」
一瞬こなたがなぜそうしているのか分からなかったが、自分の周りを360°見渡して気付いた。
なるほど、こなたの大声と俺の大声がみんなの視線を釘付けにしたみたいだ。
俺はこなたに手をひっぱられながら、みんなの囃し立てる様な声を背に教室を出た。
瞬間、窓際の席のみゆきさんが目に飛び込んだ。
みゆきさんは窓の方を向いて、こっちを見てはいなかった。
男「………」
こなた「……?…おとこ?」
男「………」
こなた「………」
男「………」
こなた「わっ!!!!!!」
男「うひゃあああああああ!!!!」
こなた「うおっ!でっかい声」
男「なっ…なんだよこなたいきなり!」
こなた「なんだよって…私が話しかけてもずっと上の空だったじゃないかー。」
男「え……?……そっか…ごめん。」
俺はずっと考えていた。
土曜の事、お姉ちゃんが怖かったこと。
あの感じは…まるで……。
俺はいつか感じた嫌な感覚を感じ取った。
そしてその事ばかり考えていて、月曜の授業は全然聞いていなかった。
休み時間に入っていたことも忘れてしまうくらいに。
こなた「お…おとこ…」
男「ん…?」
見るとこなたは少し赤い顔をして伏し目がちに顔を背けながら、俺の手を引っ張った。
こなた「いこ。」
男「え?」
一瞬こなたがなぜそうしているのか分からなかったが、自分の周りを360°見渡して気付いた。
なるほど、こなたの大声と俺の大声がみんなの視線を釘付けにしたみたいだ。
俺はこなたに手をひっぱられながら、みんなの囃し立てる様な声を背に教室を出た。
瞬間、窓際の席のみゆきさんが目に飛び込んだ。
みゆきさんは窓の方を向いて、こっちを見てはいなかった。
こなた「お…男が悪いんだぞ…」
男「大声で最初に注目を集めたのはお前のせいだろうが。」
こなた「うるさいうるさいうるさい!このバカ犬が!」
男「へ?」
こなた「いや、何でもない。」
男「おまえにそう言うのは似合わない。」
こなた「…やっぱり?」
男「まぁそういう友達作って、思う存分いじってやれよ。」
こなた「現実にはいないよ、そんな人。」
男「……………いや…そんな事無いと思うぞ………。」
こなた「あーそう言えば、今日放課後行きたいとこあるんだけど一緒に行こうよ。」
男「………どれ?」
こなた「ゲマズ。」
男「なんて言うかさ、ランドセルしょったまま行くのは止めような。」
こなた「なんで?」
男「視線が痛い。あと、身の危険を感じる。」
こなた「あーそう言うのはヘンケンって言うんだぞー」
男「いや、みんながみんなそうじゃないけどさ、きっと中には二次と三次の区別つかない人もいると思うんだ。」
こなた「だからそれがヘンケンなんだって!ヲタクばっかり事件起こすみたいな言い方はよくないよ!きっとそのうち国民の大部分がヲタクの重要性に気づいて、ヲタクが総理大臣になる日がやってくるよ!!」
男「それはねーよ。」
男「大声で最初に注目を集めたのはお前のせいだろうが。」
こなた「うるさいうるさいうるさい!このバカ犬が!」
男「へ?」
こなた「いや、何でもない。」
男「おまえにそう言うのは似合わない。」
こなた「…やっぱり?」
男「まぁそういう友達作って、思う存分いじってやれよ。」
こなた「現実にはいないよ、そんな人。」
男「……………いや…そんな事無いと思うぞ………。」
こなた「あーそう言えば、今日放課後行きたいとこあるんだけど一緒に行こうよ。」
男「………どれ?」
こなた「ゲマズ。」
男「なんて言うかさ、ランドセルしょったまま行くのは止めような。」
こなた「なんで?」
男「視線が痛い。あと、身の危険を感じる。」
こなた「あーそう言うのはヘンケンって言うんだぞー」
男「いや、みんながみんなそうじゃないけどさ、きっと中には二次と三次の区別つかない人もいると思うんだ。」
こなた「だからそれがヘンケンなんだって!ヲタクばっかり事件起こすみたいな言い方はよくないよ!きっとそのうち国民の大部分がヲタクの重要性に気づいて、ヲタクが総理大臣になる日がやってくるよ!!」
男「それはねーよ。」
くだらない話をしながら歩いてしばらくすると俺たちは家に着いた。
それぞれの――と言ってもすぐ目の前なんだが――家に入ってランドセルを置くと俺たちは再び集合した。
こなた「さて、行きますか~」
男「あれ?おじさんは?」
こなた「いなかった。病院かな?」
男「おじさん具合悪いのか?」
こなた「んーお父さんは別に元気だけど、親戚の子がねー。」
男「ふーん…そうなんだ…お前は行かないでいいのか?」
こなた「……ゲマズの後寄ってもいい?」
男「いいけど、俺も行っていいのか?」
こなた「確かに…ちょっと遠いからなぁ…」
男「どこの病院?」
こなた「▲×大学病院。」
男「大学病院かぁ…もしあれなら外で待ってるよ?」
こなた「それは悪いよ。」
男「いいよ、別に。」
こなた「うーん…とりあえずゲマズ行ってから考えよう!」
男「了解。」
それぞれの――と言ってもすぐ目の前なんだが――家に入ってランドセルを置くと俺たちは再び集合した。
こなた「さて、行きますか~」
男「あれ?おじさんは?」
こなた「いなかった。病院かな?」
男「おじさん具合悪いのか?」
こなた「んーお父さんは別に元気だけど、親戚の子がねー。」
男「ふーん…そうなんだ…お前は行かないでいいのか?」
こなた「……ゲマズの後寄ってもいい?」
男「いいけど、俺も行っていいのか?」
こなた「確かに…ちょっと遠いからなぁ…」
男「どこの病院?」
こなた「▲×大学病院。」
男「大学病院かぁ…もしあれなら外で待ってるよ?」
こなた「それは悪いよ。」
男「いいよ、別に。」
こなた「うーん…とりあえずゲマズ行ってから考えよう!」
男「了解。」
男「…おい…」
こなた「んー?」
男「何も買わないのかよ!!」
こなた「まあそう言う事もあるのだよ。」
男「何か買う目的があってきたんじゃないのか?」
こなた「いやチェックしたいだけ。それに今は『買い』ではない…そう囁くのよ私のゴーストが。」
男「お前DNAが何なのか分からずに見てるだろ。」
こなた「しゃ…シャラップ!」
男「まあいいや…で、病院はどうする?」
こなた「んー…行ってもいい?」
男「いいよ。外で待ってるから。」
こなた「ん…急ぐね。」
男「別に急がなくても大丈夫だよ。」
こなた「うん。…ありがと。いてくる。」
こなたと一緒に大学病院の門をくぐると、こなたはその俊足で入口の方に走って行った。
病院内は禁煙なんだろう。入口の付近に喫煙スペースがあってそこから煙が漂ってきていた。
俺はその匂いが届かないベンチに腰かけてこなたを待つことにした。
『それにしてもこなたの親戚が病気とか知らなかったな…大学病院てことは結構重病なのかな?』
以前こなたの母親は、こなたが小さい頃に亡くなったと聞いた。
『…もしかしてこなたの家系は何か遺伝病とかあるのか?』
でももしこなたの母親と、今ここに入院している親戚の人が同じ病気だとしたら、こなたの父親が見舞いに来るのはちょっとだけ不自然な気もする。
て言うかあの(インドアだが)元気なこなたが遺伝病を持ってるとは思えないし…思いたくない。
こなた「んー?」
男「何も買わないのかよ!!」
こなた「まあそう言う事もあるのだよ。」
男「何か買う目的があってきたんじゃないのか?」
こなた「いやチェックしたいだけ。それに今は『買い』ではない…そう囁くのよ私のゴーストが。」
男「お前DNAが何なのか分からずに見てるだろ。」
こなた「しゃ…シャラップ!」
男「まあいいや…で、病院はどうする?」
こなた「んー…行ってもいい?」
男「いいよ。外で待ってるから。」
こなた「ん…急ぐね。」
男「別に急がなくても大丈夫だよ。」
こなた「うん。…ありがと。いてくる。」
こなたと一緒に大学病院の門をくぐると、こなたはその俊足で入口の方に走って行った。
病院内は禁煙なんだろう。入口の付近に喫煙スペースがあってそこから煙が漂ってきていた。
俺はその匂いが届かないベンチに腰かけてこなたを待つことにした。
『それにしてもこなたの親戚が病気とか知らなかったな…大学病院てことは結構重病なのかな?』
以前こなたの母親は、こなたが小さい頃に亡くなったと聞いた。
『…もしかしてこなたの家系は何か遺伝病とかあるのか?』
でももしこなたの母親と、今ここに入院している親戚の人が同じ病気だとしたら、こなたの父親が見舞いに来るのはちょっとだけ不自然な気もする。
て言うかあの(インドアだが)元気なこなたが遺伝病を持ってるとは思えないし…思いたくない。
“こちら側”に来てからの悪い癖だ。
なんでも深く考えてしまう。
よく考えてみろ。別にこなたが戻ってきたら聞けばいいじゃないか。
俺は自分にそう納得させて、自分周りの世界を見渡してみた。
…と、その瞬間目の前が真っ暗になった。
こなた「…。」
男「…。」
こなた「…。」
男「…そこは『だーれだ?』なんじゃないのか?」
こなた「…うん。ベタ過ぎるから色々考えたけど思いつかなかった。」
男「見切り発車かよ。」
こなた「それになんか…」
男「…?」
こなた「何でもない。」
男「…?…で、終わったのか?」
こなた「うん、待たせてごめんね☆」
男「なんだその星は…」
こなた「おぉ男ってばニュータイプ?」
男「ニュータイプはお前だ、いろんな意味で。」
電車のアナウンスが最寄り駅に着いた事を告げた。
俺たちは並んで歩き出した。
男「そう言えばおじさんはいなかったのか?」
こなた「うん、先帰ったのかもしれない。」
男「かもしれないって…親戚の人に聞けば分かるんじゃないのか?」
こなた「あー……」
男「ん?」
こなた「…………意識、無いから。」
男「え?」
こなた「あのね…私の従妹なんだけどね、意識ないんだ。」
男「…ごめん。」
こなた「いや、別に謝る事無いよ。」
男「でも…ごめん。」
こなた「大丈夫。…そのうち起きるよ。別にね病気のせいじゃないんだ。手術の後、目が覚めないだけ。」
男「…」
こなた「医者の人もさー何かのきっかけで起きるって言ってるし。病気そのものは治ってるらしいから。大丈夫。」
男「こなた」
こなた「んー?」
俺たちは並んで歩き出した。
男「そう言えばおじさんはいなかったのか?」
こなた「うん、先帰ったのかもしれない。」
男「かもしれないって…親戚の人に聞けば分かるんじゃないのか?」
こなた「あー……」
男「ん?」
こなた「…………意識、無いから。」
男「え?」
こなた「あのね…私の従妹なんだけどね、意識ないんだ。」
男「…ごめん。」
こなた「いや、別に謝る事無いよ。」
男「でも…ごめん。」
こなた「大丈夫。…そのうち起きるよ。別にね病気のせいじゃないんだ。手術の後、目が覚めないだけ。」
男「…」
こなた「医者の人もさー何かのきっかけで起きるって言ってるし。病気そのものは治ってるらしいから。大丈夫。」
男「こなた」
こなた「んー?」
男「こなたって強いな。」
こなた「へ?」
男「家族がさ…そういふうになって、普通小学生がそんなに強いこと言えないぞ。」
こなた「私はさーもともとお母さんいないし。…って男も小学生だろが。」
男「俺、お前のこと尊敬してるよ。方法はどうであれ、お前は自分の気持ち貫くためならどんなことでもしたし、何でも我慢できるよな。」
こなた「え…いやその…なんか良く分かんないけど誉められてる?てか男に何かしたっけ、私?」
男「…うん…まぁお前の知らない世界の話だよ。」
こなた「うわー男ってば意外と中二病ー」
男「…でもさ…」
こなた「?」
男「俺には無理したり、我慢したりしなくていいぞ?思った事言っていいからな?」
俺はそう言うと無意識にこなたの頭をなでていた。
こなた「…………………うん」
男「あ…もう家だな。」
こなた「…うん。」
お互いの家はもう目の前だった。
男「じゃあまた明日な。」
こなた「あ………うん。」
男「おやすみー」
こなた「……うん。」
こなた「へ?」
男「家族がさ…そういふうになって、普通小学生がそんなに強いこと言えないぞ。」
こなた「私はさーもともとお母さんいないし。…って男も小学生だろが。」
男「俺、お前のこと尊敬してるよ。方法はどうであれ、お前は自分の気持ち貫くためならどんなことでもしたし、何でも我慢できるよな。」
こなた「え…いやその…なんか良く分かんないけど誉められてる?てか男に何かしたっけ、私?」
男「…うん…まぁお前の知らない世界の話だよ。」
こなた「うわー男ってば意外と中二病ー」
男「…でもさ…」
こなた「?」
男「俺には無理したり、我慢したりしなくていいぞ?思った事言っていいからな?」
俺はそう言うと無意識にこなたの頭をなでていた。
こなた「…………………うん」
男「あ…もう家だな。」
こなた「…うん。」
お互いの家はもう目の前だった。
男「じゃあまた明日な。」
こなた「あ………うん。」
男「おやすみー」
こなた「……うん。」
まだ朝日も昇らない時間に、私は台所に立っていた。
別に料理の順番ではない。今朝はゆーちゃんが朝ご飯を作る番になっている。
それにも関わらずどうして私はここにいるのだろう。
「……」
お父さん達に気付かれないよう、できるだけ音を立てずに材料を切っていく。
今の私の心にあるのは男のことだけ。
いつだっけか、私が料理ができると聞いた時に大げさなくらいびっくりして
ほんとか?と訝しげに聞かれたことがあって。
ゆーちゃんがほんとだよって言ってもなかなか信じなかった。
「………」
それなら今度弁当でも作って持ってくるよと言い返すと、男も私の言葉に乗ってくれて、
じゃあうまかったらひとつだけ何でも言うこと聞くぜって言ってたっけ。
「…………」
とびきりの弁当を作って男を驚かせてやろうと決めたんだ。
でもあれっていつの話だったっけ。
昨日?一昨日?それとも数日前?それとも…ずっと前?
「……………」
最近、日付の感覚がない。
私自身で自分が何をしているのかよくわからなくなっている。
男やかがみ達にはいつも会っている記憶がおぼろげながらあるし、どうやら学校には
毎日行っているらしい。
別に料理の順番ではない。今朝はゆーちゃんが朝ご飯を作る番になっている。
それにも関わらずどうして私はここにいるのだろう。
「……」
お父さん達に気付かれないよう、できるだけ音を立てずに材料を切っていく。
今の私の心にあるのは男のことだけ。
いつだっけか、私が料理ができると聞いた時に大げさなくらいびっくりして
ほんとか?と訝しげに聞かれたことがあって。
ゆーちゃんがほんとだよって言ってもなかなか信じなかった。
「………」
それなら今度弁当でも作って持ってくるよと言い返すと、男も私の言葉に乗ってくれて、
じゃあうまかったらひとつだけ何でも言うこと聞くぜって言ってたっけ。
「…………」
とびきりの弁当を作って男を驚かせてやろうと決めたんだ。
でもあれっていつの話だったっけ。
昨日?一昨日?それとも数日前?それとも…ずっと前?
「……………」
最近、日付の感覚がない。
私自身で自分が何をしているのかよくわからなくなっている。
男やかがみ達にはいつも会っている記憶がおぼろげながらあるし、どうやら学校には
毎日行っているらしい。
「………………」
だけど何かを言われてもどう返したのか、全く覚えていない。
私の頭の中には男のことだけがぐるぐると渦を巻いていて他のことは頭にない。
あるのはいつまでも気持ちを伝えることのない、私がひそかに恋する人のことだけ。
「…………………」
できあがった弁当をハンカチで包む。
渡すその時まで誰にもばれないようにカバンに入れておこう。
ああ、包丁とか洗っておかないと…このままにはしておけないよね。
「…ふう」
誰かに恋をするというのはこういうものなのだろうか。
他のことは何も目に入らなくて、親友のかがみ達のことでさえもおざなりになる。
あの子も…ゆーちゃんもそうなのだろうか。いつも男のことを考えているんだろうか。
「……」
きっと楽しくて、幸せで仕方ないのだろう。
最近のあの子は笑顔が絶えない。男と一緒にいる時なんて特にそうだ。
そして男もゆーちゃんといる時はいつも以上に柔らかい印象を受ける。
恋するとああも変わるものなんだなと思ったことがあった。
「………」
じゃ、私は?
「…………」
私も…私も。
私も、恋をしている。男に恋しているのに。
「……………」
どうして、こんなにも辛いの?
だけど何かを言われてもどう返したのか、全く覚えていない。
私の頭の中には男のことだけがぐるぐると渦を巻いていて他のことは頭にない。
あるのはいつまでも気持ちを伝えることのない、私がひそかに恋する人のことだけ。
「…………………」
できあがった弁当をハンカチで包む。
渡すその時まで誰にもばれないようにカバンに入れておこう。
ああ、包丁とか洗っておかないと…このままにはしておけないよね。
「…ふう」
誰かに恋をするというのはこういうものなのだろうか。
他のことは何も目に入らなくて、親友のかがみ達のことでさえもおざなりになる。
あの子も…ゆーちゃんもそうなのだろうか。いつも男のことを考えているんだろうか。
「……」
きっと楽しくて、幸せで仕方ないのだろう。
最近のあの子は笑顔が絶えない。男と一緒にいる時なんて特にそうだ。
そして男もゆーちゃんといる時はいつも以上に柔らかい印象を受ける。
恋するとああも変わるものなんだなと思ったことがあった。
「………」
じゃ、私は?
「…………」
私も…私も。
私も、恋をしている。男に恋しているのに。
「……………」
どうして、こんなにも辛いの?
夜が明けて、いかにも今起きたかのようにあくびをするふりをしながら
私は台所に入る。ゆーちゃんはもう朝ご飯の支度を始めていた。
……つい二時間前まで私がここで料理をしていたことなど気付かないだろう。
「お姉ちゃん、おはよう」
「こなたおはよう。眠そうだな」
「ん?眠そうな顔してるのはいつものことさ~」
男やかがみにも言われたことなんだけど、こうなれば開き直ってやると思い、
笑いながらお父さんに言い返す。
「いただきま~す」
「…うん?ゆーちゃん、作りすぎた?」
お父さんがフライパンに残ったおかずに目をやりながら訊ねる。
確かに三人分作ったにしては余りが多い。分量を間違えるような子ではないはずだけど。
「あ…えへへ、ちょっと」
「ははは、ゆーちゃんも間違えることがあるんだな」
笑って流す二人。
もう一度、フライパンに視線を移す――本当に間違えたの?
(何を勘繰ってるんだか…)
ばかばかしい。
ゆーちゃんだってたまには材料の使う量を間違えることもあるさ。
二人のキスを目撃したあの一件以来、私の思考はどうも悪いことばかりに行きがちだから。
…そう考えて、私の心にわずかな黒い染みが広がるのを感じた。
私は台所に入る。ゆーちゃんはもう朝ご飯の支度を始めていた。
……つい二時間前まで私がここで料理をしていたことなど気付かないだろう。
「お姉ちゃん、おはよう」
「こなたおはよう。眠そうだな」
「ん?眠そうな顔してるのはいつものことさ~」
男やかがみにも言われたことなんだけど、こうなれば開き直ってやると思い、
笑いながらお父さんに言い返す。
「いただきま~す」
「…うん?ゆーちゃん、作りすぎた?」
お父さんがフライパンに残ったおかずに目をやりながら訊ねる。
確かに三人分作ったにしては余りが多い。分量を間違えるような子ではないはずだけど。
「あ…えへへ、ちょっと」
「ははは、ゆーちゃんも間違えることがあるんだな」
笑って流す二人。
もう一度、フライパンに視線を移す――本当に間違えたの?
(何を勘繰ってるんだか…)
ばかばかしい。
ゆーちゃんだってたまには材料の使う量を間違えることもあるさ。
二人のキスを目撃したあの一件以来、私の思考はどうも悪いことばかりに行きがちだから。
…そう考えて、私の心にわずかな黒い染みが広がるのを感じた。
昼休みの開始を知らせるチャイムが鳴り、先生が教室を出て行く。
まだ教室内は人が多い。渡す物が物なのであまり目立ちたくはないから
男を廊下にでも呼び出し――
「おーい男、下級生の子が来てるぞー」
「あいよー」
クラスメイトに呼ばれて教室を出て行く男。
下級生の子と言えば私は一人しか思い浮かばない。
「こなちゃん、どうしたの?」
「うん?ああいやなんでもないよ。ちょっと手を洗ってくるから、かがみん来たら
言っておいてくれるかな」
「わかったよ~」
弁当を広げるつかさに伝言を頼み、手洗い場からは全然離れたその方向に歩く。
男が歩いていったであろう方向だ。
「……」
ふと――ストーカーみたいだな、って思った。
男の行き先をばれないようについていくなんて。
「あの、男さん…」
階段の踊り場の陰からゆーちゃんの声がした。
上からわずかに頭を出して二人の様子を覗き込むと――
「これ…いいの?」
「あ、朝ご飯の余り物ですけど、よかったら食べてください」
「…あ、ありがとう」
まだ教室内は人が多い。渡す物が物なのであまり目立ちたくはないから
男を廊下にでも呼び出し――
「おーい男、下級生の子が来てるぞー」
「あいよー」
クラスメイトに呼ばれて教室を出て行く男。
下級生の子と言えば私は一人しか思い浮かばない。
「こなちゃん、どうしたの?」
「うん?ああいやなんでもないよ。ちょっと手を洗ってくるから、かがみん来たら
言っておいてくれるかな」
「わかったよ~」
弁当を広げるつかさに伝言を頼み、手洗い場からは全然離れたその方向に歩く。
男が歩いていったであろう方向だ。
「……」
ふと――ストーカーみたいだな、って思った。
男の行き先をばれないようについていくなんて。
「あの、男さん…」
階段の踊り場の陰からゆーちゃんの声がした。
上からわずかに頭を出して二人の様子を覗き込むと――
「これ…いいの?」
「あ、朝ご飯の余り物ですけど、よかったら食べてください」
「…あ、ありがとう」
照れながら白い包みを受け取る男。
ちょうど一人分余った朝食のおかず…ちょっと考えればわかったことだ。
私の思ったことは何も間違っていなかったのか。
二人はそのまま階段を降りてどこかへと去っていく。
「……っ!」
叫びを上げたい衝動を抑えて歯を食いしばり、その場を静かに離れる。
そしてふと気付く。いつの間にか右手には今朝作った弁当があった。
男の後をついていくだけのつもりだったけど、無意識に持ってきていたのだろう。
「…はは、は」
情けない笑い声が漏れる。
もう完璧に恋人同士じゃないか。何を期待して私は弁当なんか作ったんだろう。
男がどちらを取るかなんてわかりきっている。
わざわざ早起きしてまで作っちゃって…ばかみたいだ。
「はは…は…うっ…」
おかしいな、視界がにじんでる。
「う…うう…」
カタンと弁当箱をその場に落とし、通りがかる人に気付かれないように。
私はうずくまってひとり…枯れるまで涙を流した。
ちょうど一人分余った朝食のおかず…ちょっと考えればわかったことだ。
私の思ったことは何も間違っていなかったのか。
二人はそのまま階段を降りてどこかへと去っていく。
「……っ!」
叫びを上げたい衝動を抑えて歯を食いしばり、その場を静かに離れる。
そしてふと気付く。いつの間にか右手には今朝作った弁当があった。
男の後をついていくだけのつもりだったけど、無意識に持ってきていたのだろう。
「…はは、は」
情けない笑い声が漏れる。
もう完璧に恋人同士じゃないか。何を期待して私は弁当なんか作ったんだろう。
男がどちらを取るかなんてわかりきっている。
わざわざ早起きしてまで作っちゃって…ばかみたいだ。
「はは…は…うっ…」
おかしいな、視界がにじんでる。
「う…うう…」
カタンと弁当箱をその場に落とし、通りがかる人に気付かれないように。
私はうずくまってひとり…枯れるまで涙を流した。
あ…ありのままに今起こったことを話すぜ!
今年中に投下って宣言したことを思い出したと思ったら
一時間弱で書き上げていた…な、何を(ry
皆様良いお年を|ω・)ノシ
今年中に投下って宣言したことを思い出したと思ったら
一時間弱で書き上げていた…な、何を(ry
皆様良いお年を|ω・)ノシ
ゆーちゃんの人乙です!!
私は年内は間に合いませんでした・・・ゴメンナサイ・・
今から神社へバイト打ち合わせに行ってきます!
三が日が過ぎれば書けると・・思・・・
みなさんよいお年をー!!!
私は年内は間に合いませんでした・・・ゴメンナサイ・・
今から神社へバイト打ち合わせに行ってきます!
三が日が過ぎれば書けると・・思・・・
みなさんよいお年をー!!!
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