元スレ新ジャンル 「渋いアイドル」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 = 191 :
プ「いいか、今回はエキストラだからな? 余計なことはするなよ? 絶対だぞ?」
女「らじゃあであります! …してどのような役柄なのでありますか?」
プ「トナカイ男あかによしってドラマだ。 …変なタイトルだな。」
女「はあ、どのようなお話なのですか?」
プ「うん、奈良を舞台にして、日本の神話やら何やらが絡む話らしいんだが…」
女「な、奈良!!」
プ「(うわあ… 案の定めっちゃ食いついた)
で、お前の役は主人公の高校教師が率いる剣道部と試合をするライバル校の選手Cだ。」
女「剣道!!」
プ「(めっちゃ目が輝いてる…)お前なら簡単な役だろうが… エキストラだからな? 余計なことは…」
女「はい!! 頑張ります!!」
プ「………………(その気合いが逆に心配だ…)」
202 = 169 :
プ「(ID:tgL4I/Su0ルート BAD END ……ねぇ)」
プ「(“……そして、俺はあの子の担当をはずされた”……ねぇ)」
プ「……こんな終わり方は誰も望んじゃいない」
プ「(彼女が俺に不満を持ったならまだしもだ)」
プ「(俺が彼女の担当をすることで負担だと思っている、だって?)」
プ「冗談じゃあない!」
プ「(古風だか渋いだか知らないが……)」
プ「(“ぷろでゅうさぁ”をなめるなよ!)」
203 = 191 :
よしよし、撮影は順調だな… 後はメインヒロインの子の大将戦のみか。
それにしてもさすが女、剣道着は様になってるな。
かれこれ合わせれば数時間くらい正座してるのに姿勢崩れないし。
「めええええええん!」
「どお!」
「こてえええええ!」
おお、始まったか。 …ん、女の様子が何かおかしい!?
げえっ! 立ち上がった!?あいつ何をするつもりだ!?
「ええい!見てられん!
そっちの君! 踏み込みはもっと腰を入れろ! 踏み込み足、右足をあまりあげるな!
そして踏み切り足、左足が踏み込んだあとはねている!気をつけるんだ!
そもそも腰が安定してない!! すり足の時くらい腰が上下しないように練習しろ!」
「そっちの君は手に力が入りすぎている! もっと肘に余裕を持たせろ!
竹刀を持つ時は、右手は生卵、左手は唐傘を持つ様な心持で持て! 右手は添えるだけだ!
そして姿勢!武蔵が言うには、背筋!首筋!そして鼻筋をまっすぐだ!
そもそも二人とも発声がなってない!! 腹から声を出せ腹から!!」
「そんな様で大将を名乗るなど笑止! こうなったら私が稽古をつけて…」
「いい加減にしろ! 馬鹿やろおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
204 = 169 :
女「(いかん……ぷろでゅさぁがいないからといって……情けない)」
女「(今日の仕事の出来は、私でもわかる程に散々な結果だった)」
女「(……ぷろでゅうさぁに頼り切っていたからか)」
プ「ひどい仕事ぶりだったな」
女「っ!? ぷ、ぷろでゅうさぁ……」
プ「一人でも大丈夫なんじゃあなかったのかい?」
女「そ、それは……これから精進していきます故!」
プ「それまで関係者の人たちに迷惑をかけるつもりなのかな?」
女「……」
プ「とりあえず、楽屋で話そうか」
205 = 191 :
おお、割り込んですまない。そうだよな!バッドエンドなんてないよな!
206 = 160 :
プ「やあ、久し振り」
女「一週間振りです」
プ「どう? ゆっくりできたかい?」
女「そうですね。いつもと変わらないです」
プ「え?」
女「イメージトレーニング、ジム、カラオケボックスでのボイストレーニング…」
プ「あ、もういいよ」
女「如何なる時でも人事を尽くす、これに尽きます」
プ(なんの効果もなかった…いやアイドル的にはプラスだけど。なんだか複雑な気分だ)
207 = 169 :
>>205
いや、続けておくれ
俺のは他の人のSSありきだからw
208 = 176 :
>>190は頂戴いたしました
マスコミ「ちょっと待って女さん、今回の件について一言!」
女「語る舌を持たん、ものの聞き方すらわからぬ男に」
マスコミ「そんなこと言わないでさぁ、一言だけでいいんだから」
女「くどい!」
ずば。
マスコミ「うわぁぁ~!? カメラがっ! カメラがぁ~!!」
女「また、つまらぬものを斬ってしまった…」
マスコミ「うちの会社を敵に回して、ただですむと思うなよ!?
覚えていやがれ~!!」
女「ふん、矢でも鉄砲でも持ってくるがいい。我が剣の前には
全て等しく、風の前の塵に同じ」
ID:enfaYcBU0ルート 抜刀エンド
209 = 191 :
>>207
かたじけない。まあ単発だったんだけどね…
>>208
なぜみんな締めに入ろうとしてるんだwww
210 = 160 :
なに? 締めの流れなのか?
211 = 169 :
プ「……さぁ、どうして俺を担当からはずすように社長に言ったのかな?」
女「それは……私の担当をする事でぷろでゅうさぁに負担をかけると……」
プ「……続けて」
女「わ、私は他の子とは違いますし……」
プ「……」
女「私のような女など、ぷろでゅうさぁに迷惑をかけるだけでしかないのです!」
プ「……」
女「だから、これ以上迷惑をかけないようにと思い、担当の変更を具申致しました」
プ「……さっきから聞いていれば」
女「え?」
プ「驕るな新人!!」
女「っ!?」
女「(私が圧されている!?)」
212 = 191 :
締めの流れなどあるか!まだまだ続くんだい!!
213 = 176 :
プ「どうして締めの流れなんだ!?」
女「これこそ新雀流(しんじゃんりゅう)奥義『川の流れのように』で候」
プ「美空ひばりかよ!? 時と場所を選ばず渋いな!」
女「本当は『ばっどえんど』に対して『ばっとうえんど』を打ち出して
みたかっただけなのです」
プ「いつの間にダジャレを言えるようなキャラになったんだ!?」
214 = 169 :
プ「貴様はまだ満足に仕事もこなせない新人だろうが!」
女「っ!」
プ「そんな新人の分際で俺への負担を気にするなど十年早いわ!!」
女「で、ですがっ……!」
プ「問答無用!」
女「……」
プ「今まではどうだったかは知らぬが、この俺は今までの軟弱者とは違うわ!」
女「お、恐れながら申し上げます!」
プ「ほう、弁明の程を聞こうではないか」
女「私、ぷろでゅうさぁが他の方との会話で、私の担当をするのが大変だと聞いてしまいまして……」
プ「喝ぁっ!!」
215 = 160 :
女「今回の休暇で一つだけわかったことがあります」
プ「なんだい?」
女「日課の月を見ながら冷酒も、働いた後の方が美味しいんです」
プ「…」
女「働かざるもの食うべからず、と言います。その裏に潜んだ真意が把握できた気がしますよ」
プ(この娘は…渋いというか親父くさいというか…)
216 :
>>208
ガトーと五右衛門自重w
217 :
女「一本目 前 はい!」
プ「???」
女「二本目 後 はい!」
プ「なにしてるの?」
女「居合 今週末に昇段審査があるから。」
218 = 169 :
プ「立ち聞きをするとは何たる痴れ者よ!」
女「……面目次第も御座いません」
プ「……」
女「……」
ポン、ポン
プ「確かに大変だけど、ちっとも嫌じゃないよ」
女「……ふぇ?」
プ「仕事だから、っていうのも勿論あるんだけどさ」
女「……」
プ「君の魅力を引き出してあげたい、っていう気持ちが大きいからさ」
女「……ぷろでゅうさぁ」
プ「だから、もう一度俺に機会をくれないかな?」
女「えっ」
プ「だって、このまま終わるなんて、そっちの方が嫌だからねw」
女「…………うぐっ……ぶろでゅうざあぁ……!」
プ「(泣き顔も綺麗だなぁ)」
219 = 160 :
プ「もし僕がお酒飲んじゃだめ、と言ったらどうする?」
女「それは命令としてですか?」
プ「うん」
女「私も分別のつかぬ子供ではありません。無論、従いますよ」
プ「君はそう答えると思ったよ」
女「ですが、酒と遊びは芸の肥やし、とも言うことをお忘れなく」
プ「…わかった。さっきの話はIF話だから真剣に捉えなくてもいいよ」
女「そうですか」
プ(いつか一緒に飲みに行きたいもんだ…それこそ場末のバーか何処かで)
220 = 191 :
「ぷろでゅうさあ殿、お暇なのですか?」
「あー、今暇だよ。どうした?」
「お暇なら少々買い物に付き合っていただきたく… 迷惑ですかね?」
「うんにゃ、別に大丈夫だよ。アイドルとのコミュニケーションも仕事の打ち出しな!」
「ありがとうございます。では参りましょう!」
テクテク…
(そういえばこれってデートなんじゃないか?)
テクテク…
(なんてな… なに下らない事考えてんだおれ… あれ、なんか繁華街からどんどん遠ざかって…?)
テクテク…
(ここ明らかに住宅街じゃね? 隠れ家的な何か… か?)
「ここです。」
「えっと… ここ何?」
「剣道具などの仲卸のお店です。小売店などよりもちょっとお得な値段で買えるんですよ♪」
「……………」(仲卸… 渋いな。)
221 = 191 :
「買い物って聞いたから服とか買うのかと思ってたよ… なんて言うか、ショッピング的な? 防具か… 渋すぎるだろ…」
「……! むう、そんなことないですよ! 派手ですって!!」
「ムキになるな。そして柄に手をかけるな! ……で、どこら辺が派手なんだ? 」
「私が購入した胴を見て下さい!」
「……………?」
「何も感じないんですか? 派手でしょ!? 赤胴ですよ? これを派手と言わずして何を派手と言うんですか!」
(いや、確かに黒いのとかと比べりゃ派手かもしんないけど……
あっちの金色のとか大理石模様のとかメタリックなのと比べると微妙だ。)
222 = 169 :
プ「……そろそろ落ち着いたかな?」
女「はい、此度は私が早計すぎるばかりに、ぷろでゅうさぁに大変ご迷惑を……」
プ「ああ、ほらほら! もう謝るのはなしでw」
女「……それにしても、あの時の気迫……おみそれしました」
プ「君の担当をしてるからね、ああいう言い回しは自然と覚えたよ」
女「しかし、それだけであの気迫の説明にはなりません」
プ「う~ん……大人の意地、ってやつかな?」
女「意地、ですか?」
プ「うん、多分それが一番合ってると思う」
女「…………ふふw」
プ「ん、どうしたの?」
女「いえ、これからもよろしくお願いします、ぷろでゅうさぁ」
プ「うん、これからもよろしくね」
プ「(やっぱり、笑顔が一番だよね)」
ID:tgL4I/Su0ルート GOOD END
223 :
プ「今回はCMの仕事だ」
女「精一杯、頑張ります!」
プ「商品はコレ『レポビタンG』 まぁ、飲んでみろ」
女「・・・わかりました」
(ゴキュ)
女「っ!!!? ぐふぁっ!?」
プ「うぉ!? あぶねぇ!!」
女「こ、これは毒か!? こんなもの飲めん!!」
プ「頑張ると言っただろうが、いいから撮影だ。 さっさと行って来い!」
女「ぷ、ぷろでゅうさぁ~~!」
男「疲れた時には!」
女「っ!? れぽびたん~!?」
(ゴクゴクゴク・・・)
女「ぐっ!?」
男「鷹のマークの・・・」
女「・・・だ、だいしょうせいやく」
監督「ハイ!カット~! 女ちゃん表情硬いよ? もうワンテイクいこ~!!」
女「なんだとっ!?」
224 = 176 :
女「夏目漱石は『あいらぶゆう』を『月が綺麗ですね』と
和訳したそうです。確かに想い人の隣で見る月は、
いつもより綺麗に見えましょう」
プ「ふむふむ…それで?」
女「いんすぴれぇしょんを得たので、一曲、歌います。
一万年と二千年前から月が綺麗
八千年過ぎた頃からもっと綺麗になった
一億と二千年あとも月が綺麗
君を知ったその日から僕の心に月明かり絶えない」
プ(ここでツッコミを入れるのは野暮だな…しばらく拝聴しようか)
225 = 160 :
プ(彼女はどんな風に酒を飲むんだろう…)
女「マスター、きついのをお願い」
マスター「お嬢さん、そいつは無謀ってもんだ」
女「無謀を乗り越えてこそ得るものがある。虎穴にいらずんば虎子を得ず、ってところかしら」
マスター「…」
女「ないのなら別の店を探すわ」
マスター「はっはっはっ。気に入った、ちっと待ってな。とっておきのがある」
女「きつければきつい程冒険のし甲斐があるというもの、楽しみにしているわ」
プ(なんて感じなんだろうなあ)
女「プロデューサー?」
プ「うわあ!」
女「何を呆けていたんですか? 油断大敵ですよ」
プ「い、いやっ! なんでもないんだ、なんでもっ!」
女「?」
226 = 223 :
女「・・・、それ!? ああっ!」
プ「女ちゃんがゲームなんて珍しい、何やってるの?」
女「バンゲリングベイです」
プ「渋っ!?」
女「最近はぴぃえすぴぃも買いましたよ?」
プ「PSP?ソフトは?」
女「魔界村です」
プ「渋っ!?」
227 = 169 :
ほ
228 = 160 :
女「○○酒造の清酒。心が休息を求めてる時にでも、どう?」
「カット! いやあ、いいよいいよ~」
女「お疲れ様でした」
プ「お疲れ様」
女「来ていらしたんですか」
プ「様になっていたよ」
女「普段の私をありのまま且つ飾らず且つ全力で出していた、それだけですよ」
プ「そう?」
女「気になる物言いですね」
プ「ずっとそういう感じだと疲れないのかなって」
女「疲れるも何も素の私ですからね。それにこれは仕事ですよ。
疲労感を視聴者に伝えるなど言語道断、でしょう?」
プ「ああ…そうだね」
プ(彼女は大人だ…僕なんかよりもずっと)
230 = 169 :
社長「あの子はどうだね?」
プ「ええ、少しずれている所もありますが、順調に仕事をこなしていますよ」
社長「そうか、これからもその調子で頼んだ」
プ「はい、まかせてください!」
社長「ところで、だ」
プ「なんでしょうか?」
社長「あの子が君の話題を出すことが多くなってね」
プ「は?」
社長「はは、この間は私の誕生日だったんだがね?」
プ「はぁ、おめでとうございます」
社長「……誕生日の贈り物が無かったんだよ」
プ「それは……ご愁傷さまです」
社長「それなのにね、ははは」
プ「しゃ、社長? 目が笑ってないんですがっ!?」
社長「君への贈り物の相談をしてきたんだよねぇ」
231 = 160 :
プ「ふう」
女「お疲れのようですね」
プ「なんというかね、君と一緒にいると気苦労が耐えないんだ」
女「まだ駆け出しの自称・アイドルですからね」
プ「そこじゃなくて」
女「駆け出し…角界で言うと幕下、寺で言うところの坊主でしょうか」
プ「はあ…」
女「まだまだ学ぶべきところがある、そう考えれば苦でもありませんよ」
プ(言っていることはもっともなんだけど…無自覚って怖いなあ)
232 = 169 :
プ「(はぁ……散々な目にあった……)」
女「ぽ、ぽぴぺっ、ぷ、ぷでゅうさぁ!!!」
プ「うおわっ!?」
女「ど、どうされましたか?」
プ「い、いや、なんでもないんだよ……はは」
プ「(気配を殺して近づくのはやめてもらいたいなぁ)」
女「今日はぷろでゅうさぁに日ごろの感謝の気持ちを込めて贈り物をば、と思いまして」
プ「えっ、俺に贈り物?」
女「は、はは、はい!」
プ「うん、ありがとう……嬉しいよ」
女「もったいないお言葉! あっと私用事を思い出しましたので失敬!」
プ「あ、ちょっと……って、もう見えなくなった」
プ「(それにしても、中身は何かな……)」
プ「木彫りの熊……?」
233 = 160 :
プ「な…っ!」
女「驚いてどうしたんですか?」
プ「この記事、見てくれよ。あのアイドルがまさか…ね」
女「ふむ…ライバルが一人減ったと思えばいいんですよ」
プ「君は頭の回転が速いな」
女「そんなことないですよ。一寸先は闇、この件を反面教師として日々是精進なり…ということです」
プ「大したものだ」
女「そんなことより、来月のスケジュール表をください。その為に今日は来たんですから」
プ「そうだった。はい」
女「ありがとうございます。では」
プ(一寸先は闇。それをあの年齢で理解し自重を実行…やっぱり只者じゃない)
234 = 169 :
寝る前保守
235 :
これは良スレ・・・を越える名スレだ!!
では、床に入る前に保守をさせて頂く。
同好の士諸兄にも協力願いますれば・・・
すまぬが拙者は一時御免致すっ。
237 = 191 :
ここは下げ進行推奨なの?
238 = 169 :
んなこともないでしょ
239 :
ほっほ
240 = 162 :
ほ
241 :
さ
245 = 244 :
ほ
247 :
俺の妻の六道聖ですね
わかります
248 = 244 :
ほ
249 = 160 :
プ「ごめんごめん! ちょっと立て続けに電話が着たもんだから遅くなった」
女「全然構わないです」
プ「君のことだから『遅れてくるとは言語道断』とか言うことを想定していたんだけど」
女「そうですね。時間を制するものは全てを制する…これは誰の言葉だったでしょう」
プ「聞いたことないな。でもその通りだと思う」
女「時間は悠然と流れていて使い方によっては有限ですからね。
先手必勝、先んずれば人を制す、という言葉があるくらい重要です」
プ「んじゃ、それにならって早速打ち合わせしようか」
女「これは一本取られました。私の中のプロデューサー株が少し上がりました」
プ「そりゃどうも。さ、始めるよ」
250 = 244 :
ほ
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