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    元スレ久「あんたが三年生で良かった」京太郎「……お別れだな」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 :
    タグ : - 京太郎 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    452 = 449 :

    はい

    454 = 446 :

    はい

    455 :

    おいよ

    456 :

    はい

    457 :

    それじゃ、この中からお好きなのをどうぞ
    済がついてるのは選べません


    個別

    大星淡 済
    天江衣 済
    桧森誓子 済
    姉帯豊音 済
    三尋木咏 済
    神代小蒔 済
    ネリー・ヴィルサラーゼ 済
    宮永照  済
    エイスリン・ウィッシュアート 済
    白水哩 済
    竹井久 済
    福路美穂子 済
    松実玄 済
    薄墨初美 済
    滝見春 済
    石戸霞 済
    園城寺怜 済
    真屋由暉子 済
    清水谷竜華 済
    鶴田姫子 済


    特殊

    久照
    久美穂子 済
    小蒔霞 済
    哩姫 済
    怜竜


    4分まで

    458 :

    怜竜

    459 :

    怜竜

    460 :

    久照

    461 :

    怜竜

    462 :

    竜時

    463 :

    怜竜

    464 :

    怜竜

    465 :

    久照

    466 = 1 :

    締切
    割ってきます

    467 = 1 :

    コンマ判定

    怜竜:4の倍数以外
    久照:4の倍数


    直下

    468 = 458 :

    469 = 1 :

    4の倍数なので幼馴染二人ということで
    そんで最後は千里山の二人ですね

    それじゃ、おやすみなさい

    474 = 465 :

    おつおつ

    475 :

    実質的には次が最終話か。

    竜怜はアンコール枠

    477 :

    まぼろしウインク

    478 :

    どうか完結まで頑張って頂きたい

    479 :

    次が楽しみです!

    480 :

    待ってますよ

    481 :

    久しぶりにこんばんはー
    春休みが到来したので今日はやろうかと

    もうちょっとしたら始めます

    482 :

    お、やっと来た

    483 :

    んじゃ、スタートします

    484 = 1 :



    『決勝戦開始まで10分を切りました。既にほとんどの選手が集まっていますね』

    『はい。決勝や五決では試合前に全員集合で挨拶するんですよ』

    『懐かしいですねー』


    まこ「ただいまー」


    「おう、おかえりまこちゃん」

    まこ「なんですか、今日休みですよ?」

    「インハイの決勝だからって親父さんが場所貸してくれたんだよ」

    「そうそう、みんなで盛り上がろうって話になってね」

    まこ「はぁ、なるほど」

    「それよりほら、あの二人今日も出てるよ」


    『――白糸台ではパンケーキが食べ放題で、それが進学を決める決定打になったとか』

    『あはは……どこで聞いたんでしょうかね、その話』

    『情報元は、元SSSさんからとしか』

    『……菫のバカ』ボソッ

    『おや? なにか言いましたか?』ニヤニヤ

    『いいえ。それよりも、そろそろ試合開始ですね』

    485 = 1 :



    「しかし、この二人も例によってセットで扱われるようになってきたねぇ」

    「かたや学生の時の勢いそのままに躍進し続けるトッププロ」

    「かたやインハイ、インカレで猛威を振るった若手アナウンサー」

    「まこちゃんも鼻が高いんじゃないか?」

    まこ「それはまぁ……」


    『それでは実況は私、竹井久と』

    『解説は私、宮永照でお送りします』


    まこ「……微妙な気分ですね」


    486 = 1 :




    「なんであそこで打ち合わせ通りにしないのよ」

    「知らない」プイッ

    「はぁ? あの外面の良さをちょっとはこっちに向けたらどうなの」

    「そっちこそ、あんな話は打ち合わせになかった」

    「あんなの別に本筋には関係ないでしょ」

    「そもそも、あなたはお菓子のチョイスがダメ」

    「人が買ってきたのを勝手につまんどいてよく言うわよね」

    「具体的に言うと、おせんべいよりチョコレートがいい」

    「残念、私はしょっぱいやつの方が好きだから」

    「むっ」


    「……チョコパイ」

    「ハッピーターン」

    「コロン」

    「えびせん」

    「キッドカット!」

    「ポテチ!」


    「でも、ポッキーだけは認める」

    「まぁ、あいつもちょくちょく食べてたから」

    「そう……」

    「……ご飯、食べに行かない?」

    「……うん」


    487 = 1 :




    京太郎「……あ~、鼻詰まる」

    京太郎「こういうとこは最悪だよな……」


    「ヘイ、キョウ! もう一回打たねぇか?」

    京太郎「もう弾切れだ。今日はやめとく」

    「じゃあまずは飲めよ!」

    京太郎「飲まない。頭ブッ飛んだとこをむしられちゃたまんねーよ」

    「そんなこと言うなって。奢るぜ?」

    京太郎「じゃあな」


    「クソッ、今日もアイツの一人勝ちかよっ!」ダン

    「放っておけよ。噂通りならその内いなくなる」

    「取られた分を取り返さないとオレの気がすまねぇんだよ!」

    「なんにしても今日はもう諦めろよ」

    「チッ、あの女喰い野郎が……!」


    488 = 1 :




    京太郎「……」

    「ねえ、なに見てるの?」

    京太郎「なにも」

    「じゃあ、私を見て……んっ」

    京太郎「……甘い」

    「あなたはタバコの臭い」

    京太郎「周りの連中が吸っててさ。鼻は詰まるし最悪だよ」

    「それなら行かなければいいのよ」

    京太郎「女に養われる男なんてカッコ悪いだろ?」

    「真っ当に働けばいいじゃない。ほら、パパに頼めば――」

    京太郎「ストップ。ご飯にしないか? お腹減ったし」

    「もう、またはぐらかして」

    京太郎「はは、それはちょっとまだ早いかなって」


    京太郎(もう全然流れてこないな……)

    京太郎(そろそろ潮時ってことか)

    489 = 1 :



    「キョウは日本の生まれなのよね?」

    京太郎「ん、ああ……」

    「それならいずれ一緒に行きましょうね。キョウの故郷って見てみたいし」

    京太郎「まあ、いつか……な」

    「ひょっとして帰りたくないの?」

    京太郎「正直に言うとな」

    「ごめんなさい、無神経だったわ」

    京太郎「気にしないでくれ。日本が嫌いなわけでも、嫌な思い出があるわけでもないんだ」

    「そう?」

    京太郎「楽しかったよ。特に、あの三年間の思い出は宝物みたいに輝いてる」


    京太郎(……だからこそ、帰れないんだけどな)


    「それ、ちょっと興味あるわ。あまり昔のこと話してくれないし」

    京太郎「そうか? じゃあ続きはむこうでしようか」

    「ベッドで? もう、ご飯にするんじゃないの?」

    京太郎「終わる頃にはちょうどいい感じにお腹が空いてるさ」

    「じゃあこの前の大会のこと、忘れさせてね……」

    京太郎「おいで」


    京太郎(次、どこ行くかな……)


    490 = 1 :




    「すまない、遅くなった」

    「じゃあ今日は奢りで」

    智葉「さっき来たばかりの奴が言うことじゃないな」

    「いいじゃない。僅差とはいえ早かったのは事実だし」

    智葉「なら私が一番だな。潔く割り勘といこう」

    「いいから詰めてくれ。座れないじゃないか」


    智葉「久しぶりだな、二人とも」

    「前に会ったのって、大学卒業する時だったっけ?」

    「一年以上前か……さすがに帰らなさすぎだ。ご両親は心配していないのか?」

    智葉「もうそんな年じゃない……と言っても聞いてくれなくてな。だから帰ってきた」

    「親孝行ってことにしとけばいいんじゃない?」

    「そういえば、この前照にいきなり怒られたんだが」

    智葉「あの宮永照が?」

    「弱点を突けば意外とすぐ感情的になるわよ」

    智葉「弱点か……あまり想像ができないな」

    「お菓子ね。特に甘いもの」

    「ああ、パンケーキ欲しさに白糸台に入ったと言われていたぐらいだからな」

    「……」

    491 = 1 :



    (こう、ポロっと漏らしちゃうところが原因なんだけどね)


    智葉「それはそうと竹井アナ」

    「ちょっとやめてよ、こんなとこで」

    智葉「最近、宮永照と組まされているそうじゃないか」

    「針生アナの苦労がよくわかるのよねぇ……」

    「どっちかと言うと、福与アナに似たものを感じるが」

    智葉「今ではプロとアナが組むのは定番だからな」

    「話持ちかけられた時に断ったはずなんだけど」

    「案外お似合いに見えるがな」

    「冗談でもやめて」

    「照にも言われたよ」

    智葉「喧嘩するほど、というやつか?」

    「だから冗談じゃないってば」

    「当人たちはこう言うが、中々人気なんだよ」

    智葉「インハイの時を思えば信じられないが……いや、だからこそか」

    494 :

    昨日はスヤスヤでしたね……

    今日はやるのでもうちょっとしたら始めます

    495 :

    お埋まってる

    496 :

    んじゃあ、スタートします

    497 = 1 :



    「まったく……この前も勝手に酔いつぶれて、しかも部屋まで送らせるし」


    「ん?」

    智葉「は?」

    「なによ」

    「酔いつぶれたということは、一緒に飲んでいたということか?」

    「それは、まあ」

    智葉「加えて、部屋まで送ったと」

    「曲がりなりにも仕事相手だし、打ち合わせのついでにご飯食べたりもするし? それだけ、それだけだから」

    「なるほど」

    智葉「なるほどなるほど」

    「だから誤解しないでってば」

    「いいや、正しく理解した」

    智葉「これをネタにあの鉄面皮を剥がすのも面白そうだ」

    「もう……とりあえずあんたらお昼は奢りなさいよね」


    498 = 1 :




    「うーん、うーん……」

    「頭が痛い……」ズキズキ


    ――ピンポーン


    「だれ……?」フラフラ


    ――ピンポンピンポンピンポーン


    「……」イラッ


    ――ガチャッ


    「なんでしょうか――」


    「今日は休みだと聞いて淡ちゃんが来たよ!」


    「……」パタン


    『あわっ!? なんで閉めるのさー!』ドンドン


    「……はぁ」ズキズキ


    『淡ちゃん、お姉ちゃんいないの?』

    『あ、聞いてよサキー!』


    「咲も来てるんだ……」


    499 = 1 :




    「もうっ、お昼なのに寝ちゃってどーしたのさ?」

    「具合悪いから」

    「風邪? お薬買ってこようか?」

    「大丈夫、部屋に置いてあるから」


    「それより二人とも、世界大会はどうだった?」

    「あ、聞きたい? 私の活躍聞きたいっ?」

    「うん」

    「ふふーん、なんと私たち――」

    「優勝したんでしょ?」

    「あわっ!? どーして知ってるの!?」

    「それはテレビ中継されてたからだと思うけど」

    「あ、そっか」

    「でも、二人の感想が聞きたいな」

    「感想かぁ……」

    「ラクショー?」

    「あれ、初戦で大失点してなかったっけ?」

    「うん、それも見てた」

    「あわっ」

    「あとね――」


    500 = 1 :




    「うぅ……私悪くないもん。ちゃんと次で挽回したもん……」


    「淡がすねちゃった」

    「あ、あはは……ちょっと言いすぎたかも」

    「咲は天然だよね」

    「そ、そうかな?」

    「天然で、外道」

    「え……」

    「だから魔王なんて呼ばれるんだと思うけど」

    「お、お姉ちゃんだって大魔王って言われてるよねっ?」

    「……知らない」プイッ

    「自分のことは棚上げ!?」

    「とにかく、楽しそうでよかった」

    「えっと、無理やり話終わらせようとしてない?」

    「……違うから」メソラシ

    「もう……」

    「頑張ったね」

    「……うんっ」


    「でもさ、アメリカの代表で一人だけすっごい弱いのいたよね」


    「わ、復活した」

    「立ち直りが早いのはこの淡ちゃんの長所の一つだよ!」

    「淡も頑張ったね」

    「ほめてほめてー」

    「えらいえらい」



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