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    元スレ月「妹が変なノートを拾って僕に見せてきた」

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    151 = 1 :

    リューク「お前がノートを使う気がないのはよく分かった。だが俺にノートを返していいのか?また妹の前に現れてノートを渡すかもしれないぞ?」

    「ハッ……見え透いた嘘を……それで脅してるつもりなのか?」

    リューク「……なに?」

    「知り合ってまだ数十分と経ってないがお前の性格はよーく理解したつもりだ。お前は常に自分が面白いと思った事を何よりも好む……仮にお前が粧裕に再びノートを渡したとして……粧裕がノートを使うと思うか?」

    リューク「……思わねーけど」

    「むしろ今度こそ自分の名前を書いて自殺しかねない。お前の頭の中では粧裕にノート渡す行為は面白くない事だという認識になっている筈だ」

    152 = 1 :

    リューク「お前には敵わないな……」

    「……いつだったか昔父さんが言ってたんだ。人を殺して得た幸せなど真の幸せではないと……今の今まですっかり忘れてたが……」

    リューク「……」

    「僕は今でもお前が大嫌いだ……でもなんだかんだで感謝はしているよ。お前がノートを落としたおかげで……僕は大切な事を思い出す事が出来た。」

    リューク「……ククッ!」

    153 = 1 :

    リューク「本当にお前は面白い奴だよライト!こんな形で出会わなかったらいい相棒になってたかもな!」

    「抜かせ。思ってもない事を口にするな……今後またノートを落とすなら地球の裏側にでも落としてくれ。そうすれば少なくとも僕達まで被害は及ばないだろうから……」

    リューク「自分の回りの奴が無事なら関係ない奴がどうなろうとも構わないってか?」

    「……普通の人間ならそう思うのが自然だ」

    リューク「……達観したな。お前」

    154 :

    リューク「心配するな。しばらくは落とさねーよ。思ってたのと違う結果になったが案外楽しめたしな」

    「それは良かったな」

    リューク「さてと、手土産も頂いた事だしそろそろ帰るか」ガブッ

    「お前……人の物をいつの間に……」

    リューク「んんうまい。じゃあなライト、縁があったらまた会おうぜ!」バサッッ

    「もう二度と会わない事を祈ってるよ……」

    「………」




    「僕は……何をしていたんだ?」

    155 = 1 :

    1ヶ月後 月の部屋

    (粧裕の学校の生徒が深夜の同じ日に相次いで事故死した謎の怪事件……あの日からもう一月余りか……)

    (連日学校に押し寄せていた大勢の取材陣は……すっかりいなくなっていた。これ以上嗅ぎ回っても新しいネタは出てこないと悟ったのだろう。ワイドショーでも既に別のニュースを取り扱っている。移り気な事だ)

    (警察はこれをただの事故と断定し、捜査を打ち切っている。腑に落ちないが仕方ない……事件性を示す証拠は何一つ見つからなかったのだから)

    (偶然にしてはタイミングが出来過ぎているが……警察が捜査を断念した以上真実を確かめる術はもうない)

    (全ての真実は闇の中に葬られたも同然だ)

    156 = 1 :

    (……でも僕にとっては事件の真相などどうでもいい、それよりも……)

    バタ-ン!!

    粧裕「お兄ちゃーーん!!」ダキッ

    「ノックぐらいしろあとしがみ付くな苦しい」

    粧裕「助けて!今度期末試験があってチョーピンチなの!!私しばらく学校休んでたしこのままじゃ赤点で補習コースだよ……勉強見て!」

    「学校はそれを考慮して試験の期日を延期したんじゃなかったか?ったく……だから勉強は計画的にやっておけと……」

    (粧裕が元気を取り戻してくれた……それで充分だ)

    157 = 1 :

    「……ここはこの公式を当てはめて……そこを分解したら……」

    粧裕「フムフム……なるほどなるほど」

    「……お前ちゃんと理解できてるのか?」

    粧裕「ギクッ……や、やだなーお兄ちゃん……ソンナコトナイヨ」

    「声に抑揚がないぞ」

    粧裕「えへへ……」

    (5日も引きこもっていたとは思えないな……何故か突然ケロッと立ち直ったが……そのせいか知らないが引きこもる前から更に元気になった気がする)

    158 = 1 :

    (ここまで元気になったならあの話をしても……あえて避けてた話題だがいずれは話さないといけない事だ)

    「……粧裕」

    粧裕「なに?」

    「1ヶ月前に死んだ粧裕のクラスメイト……あいつらにカツアゲされた事があったらしいが……本当か?」

    粧裕「……お兄ちゃんに話した事あったっけ?」

    「記憶は曖昧だけど……お前から直接聞いたような気がするんだ」

    粧裕「んー……言われてみればお兄ちゃんにだけは話したような気がする……なんとなくだけど」

    159 = 1 :

    「やっぱり……ダメじゃないかちゃんと言わなきゃ……状況が状況だ。担任に言えなかったのはしょうがない。でも家族には相談出来たはずだろ」

    「それにあいつらが粧裕に行った行為は紛れのない犯罪だ……父さんに話せばあいつらを補導することぐらい……」

    粧裕「……そうだけど……先生に注意されたのに懲りずにまた金を巻き上げるような奴らだよ?警察に捕まったっていつかは釈放されるでしょ?……報復とか……こわいし」

    「……警察は通報した人間の詳細をわざわざ犯人に教えるような事はしない。第一それは話さない理由にはならない……誰かに相談することによって何か解決策があったはずだ」

    160 = 1 :

    粧裕「でも迷惑かけちゃうかもって思うと……」

    「粧裕らしくもない事を……子供が親に迷惑を掛けるのは当たり前だ。粧裕はまだ中学生だぞ。迷惑なんか幾らでも掛けてもいい」

    粧裕「小ちゃい頃から優等生だったお兄ちゃんにそんなこと言われても説得力ないんですけど……」

    「……頼むから1人で抱え込むのだけはやめてくれ。お前の家族は……いつだって粧裕の味方だ。忘れるな」

    粧裕「ありがとう……そうだよね」

    161 = 1 :

    「ごめん……なんだか説教臭くなってしまったな」

    粧裕「いいの……お兄ちゃんが私の事を想って言ってくれてるのはわかってるから」

    「本当にそう思ってくれてたらいいが……」

    粧裕「思ってるよ……!!だってお兄ちゃん約束してくれたでしょ?」

    「……約束?何をだ?」

    粧裕「忘れたの?だってお兄ちゃん言ってたじゃない」

    粧裕「『どんな事があっても必ずお前を守る』って……」

    「……は?」

    粧裕「あと『お前を悲しませる事は絶対しない』……とかなんとか」

    (……)

    162 = 1 :

    「……そんな事言ってたか?」

    粧裕「ひどーい!ホントに忘れちゃったの!?」

    「いやちょっと待ってくれ……顔が赤くなってきた……そんなこっぱずかしくなるようなクサい台詞……本当に僕が言ったのか……!?」

    粧裕「言ったよ!確かに聞いたもん!」

    「……いつ聞いた?」

    粧裕「いつってそれは……いつだったっけ?」

    「……ッ!!お前なぁ!」ガタッ

    粧裕「うわーお兄ちゃんが怒った!」

    幸子「ライトー粧裕ーご飯ができたわよ!早く降りてきなさーい」

    粧裕「はーい今行くー」

    「ほとんど勉強できなかったな……続きは飯を食べてからだ」

    163 = 1 :

    粧裕「……お兄ちゃん」

    「どうした急に改まって……」

    粧裕「ずっと……これからもどうかよろしくね!頼りにしてるよ。お兄ちゃん!」ニコッ

    「……あぁ」

    (ここ数日辛い事が沢山あったが……だからこそ平穏な日常がこんなにも尊く思える……)

    (時間は有限だ。いつかはこの生活にも終わりが来る……多くは望まない。ただ)

    (願わくば……)

    (この平穏が末永く続きますように……)

    164 = 1 :

    終わりです。初SSです

    すっごい疲れた……

    なんか見返してみると日本語怪しいところがチラホラ……

    ツッコミどころがあれば遠慮なく言ってください

    L未登場は……残念だけどしょうがないよね。たった数人死んだだけで動く探偵ではないもの……

    165 :

    オッツオッツ

    これが幻の粧裕ルートか

    166 :

    終わりかーい!
    いや面白かったけどね

    167 :



    でもこれリュークが飽きるの速かったら名前かかれちゃうよね

    168 :

    シスコン神もあり

    169 :

    綺麗なままデスノート使用は無理だったか...でもそのうちレムがミサミサにデスノート渡すから程度によってはLが動くかな?

    170 :

    ミサはキラがいなかったら何も行動しないでしょ

    171 = 169 :

    ジェラスのノートはミサに渡るだろうしその後はキラとは関係ないミサ自身の行動理念で動くだけだろってこと
    キラがいないから死んでないミサの家族殺した犯人の名をノートに書いたりね

    172 = 1 :

    おまけ

    死神界

    リューク「うーん……」

    ??「……お前がリュークだな?」バサッ

    リューク「あ?誰だお前?この辺じゃみないな」

    レム「私はレムだ……死神大王がお前を探していた。私は頼まれてお前に会いにきたんだ」

    リューク「……え?ジジイが!?なんで?」

    レム「……先日シドウという死神がノートを無くしたと死神大王に訴えたそうだ……心当たりがあるんじゃないのか?」

    リューク「……ゲッ!!」

    173 = 1 :

    リューク(……あいつもうノートが無い事に気が付いたのかよ!あと5年は気付かないと思ってた!)

    レム「どうやら図星のようだな……死神大王を騙すとは大それたことをしでかしたものだ……」

    リューク「お……俺これからどうなるの?」

    レム「これからお前を死神大王の元へと連行する。シドウもそこで待機しているはずだ……逃げようなんて思うなよ?お前が僅かでも逃げる素振りを見せたら死神大王の謎の力が発動してお前は砂になって死ぬ」

    リューク「……怖っ!!」

    174 = 1 :

    リューク「でも騙くらかしてノートを手に入れた事はジジイにはバレてんだろ?素直に出頭したとしてもどの道俺は砂になって死ぬんじゃね?」

    レム「……お前がおとなしくシドウにノートを返せば。お咎めは無いはずだ。」

    リューク「……本当に?」

    レム「嘘をついてどうなる?」

    リューク「よ……良かった……早く言えよそういう事は……」

    175 = 1 :

    リューク「でも2冊目のノートは没収されちまうのか……つまんねぇなぁ……また人間界にノートを落とそうかと思ってたのに」

    レム「懲りない奴だな……」

    リューク「まあこうなったらしょうがないか……命には替えられねぇ……」

    レム「……そういえばリュークを見つけた時、お前は人間界を眺めながら唸っていたな。ノートを落とすために下見をしてたのか?」

    リューク「あぁ……今度は地球の裏側に落とそうかと思ってな」

    レム(こいつは一体何をいってるんだ……?)

    ホントに終わり

    176 :

    あの人間に騙されて利用されてたシドウが有能なんて…!

    177 :

    デスノSSはハズレがなくて嬉しい

    178 :

    「母さんが変なノートを拾って家計簿つけてた」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496797580/

    179 :


    鏡くんっぽくなったな
    生き残るためには最善の策だけど

    個人的な感想だけど、月がLメロニアに勝てたところで平和な世界なんて保てなかったと思う
    絶対どっかで破綻して終わる

    181 :


















































































    ああ


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