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元スレ提督「安価でいくどもみんなと遊ぶ」
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―演習場―
提督「来たか、大和に長門」
大和「果たし状……とはなんでしょうか」
長門「まさか直接戦うなどとは言わないよな」
提督「まさか。今回は狙撃対決だ」
大和「狙撃……? すみません、私はあんまり銃に自信はないのですが」
提督「何を言っている。そっちに合わせるに決まっているだろう」
大和「?」
長門「もしや、提督の隣にあるその単装砲は……」
提督「ご名答。俺用に作られた夕張と明石の共同開発作品、46cm単装砲だ!」
大和「た、戦うなんて言いませんよね?」
提督「ゴム弾しか出ないらしいし、無理だろ」
大和「ほっ……」
提督「来たか、大和に長門」
大和「果たし状……とはなんでしょうか」
長門「まさか直接戦うなどとは言わないよな」
提督「まさか。今回は狙撃対決だ」
大和「狙撃……? すみません、私はあんまり銃に自信はないのですが」
提督「何を言っている。そっちに合わせるに決まっているだろう」
大和「?」
長門「もしや、提督の隣にあるその単装砲は……」
提督「ご名答。俺用に作られた夕張と明石の共同開発作品、46cm単装砲だ!」
大和「た、戦うなんて言いませんよね?」
提督「ゴム弾しか出ないらしいし、無理だろ」
大和「ほっ……」
長門「まあ、狙撃勝負というのもたまにはいいだろう。大和はどうだ?」
大和「私もかまいませんよ」
提督「よし、ならば的はあそこに見えるやつだ。交互に撃って、当てれるかが勝負だ」
長門「思ったより距離があるな……」
大和「的も大きくないですし、意外と難しそうですね」
提督「では、まず俺からいくぞ」
長門「お手並み拝見だな」
提督「……」ドンッ
大和「あ、ああー、惜しいですね」
長門「しかし予想以上だ。練習したのか?」
提督「試し打ちくらいはな。しかし、少し距離感に問題があったな。次はあてる」
大和「私もかまいませんよ」
提督「よし、ならば的はあそこに見えるやつだ。交互に撃って、当てれるかが勝負だ」
長門「思ったより距離があるな……」
大和「的も大きくないですし、意外と難しそうですね」
提督「では、まず俺からいくぞ」
長門「お手並み拝見だな」
提督「……」ドンッ
大和「あ、ああー、惜しいですね」
長門「しかし予想以上だ。練習したのか?」
提督「試し打ちくらいはな。しかし、少し距離感に問題があったな。次はあてる」
大和「これは油断できませんね。では……」ドンッ
長門「命中か。さすがは大和」
大和「そんな、たまたまですよ」
提督「クリーンヒットをさせてよく言う。じゃあ、次は長門だ」
長門「大和が成功したんだ。ビッグセブンとして、負けていられない……な!」ドンッ
大和「長門さんもお上手です」
長門「いや、狙いより少しずれている。こちらも計算不足だったようだ」
提督「ふむ、思ったより二人ともやるな。ならば、出し惜しみは無しにしよう」
長門「出し惜しみだと?」
提督「ぽちっとな」
ウィーン
大和「的がいくつも出て動き出しました……」
長門「なるほど。これならやりがいがあるな」
提督「ふっ、ここからが本当の勝負だ」
長門「命中か。さすがは大和」
大和「そんな、たまたまですよ」
提督「クリーンヒットをさせてよく言う。じゃあ、次は長門だ」
長門「大和が成功したんだ。ビッグセブンとして、負けていられない……な!」ドンッ
大和「長門さんもお上手です」
長門「いや、狙いより少しずれている。こちらも計算不足だったようだ」
提督「ふむ、思ったより二人ともやるな。ならば、出し惜しみは無しにしよう」
長門「出し惜しみだと?」
提督「ぽちっとな」
ウィーン
大和「的がいくつも出て動き出しました……」
長門「なるほど。これならやりがいがあるな」
提督「ふっ、ここからが本当の勝負だ」
―執務室―
提督「さすがに二人には勝てないかー。使い慣れている装備だし、当然か」
提督「せめてもうちょっと命中率を上げないと、効果のある装備を作ってもらっても戦闘には出られんな。うむ」
下2
提督「さすがに二人には勝てないかー。使い慣れている装備だし、当然か」
提督「せめてもうちょっと命中率を上げないと、効果のある装備を作ってもらっても戦闘には出られんな。うむ」
下2
提督「商品レビューを頼まれたから、手伝ってほしい」
吹雪「商品レビュー? 明石さんのですか」
神風「いろいろ作っているらしいわね。どんなものかはあまり見たことないけれど」
提督「そんなところだ。仕入れたものがあんまり売れないから、売れそうなキャッチコピーがほしいらしい」
吹雪「そうですか。その仕入れたものとは?」
提督「デスソース」
吹雪「売れませんよ!」
神風「デスソースが売れそうなキャッチコピーってなに……」
提督「俺もさすがにデスソースが売れそうとは思わなくてなぁ。それで、何かないかなと」
吹雪「なんでそんなものを仕入れたのかって感じです」
吹雪「商品レビュー? 明石さんのですか」
神風「いろいろ作っているらしいわね。どんなものかはあまり見たことないけれど」
提督「そんなところだ。仕入れたものがあんまり売れないから、売れそうなキャッチコピーがほしいらしい」
吹雪「そうですか。その仕入れたものとは?」
提督「デスソース」
吹雪「売れませんよ!」
神風「デスソースが売れそうなキャッチコピーってなに……」
提督「俺もさすがにデスソースが売れそうとは思わなくてなぁ。それで、何かないかなと」
吹雪「なんでそんなものを仕入れたのかって感じです」
提督「そこをなんとか」
吹雪「そうですね……ならば、誰かを狙い撃ちにした感じのキャッチコピーはどうですか?」
神風「だれかって、うちにデスソースを買いそうな人っていたかしら……」
提督「これを食べれば戦艦になれます! 辛さ三千倍のその痛みは夢の後追いとなりました! とか?」
吹雪「それはかわいそうなのでやめてください」
神風「本気にしたら大変なことになるわよ」
提督「冷静に考えたらそうだな。天龍辺りも引っかかりそうだが……」
吹雪「その前に引っかかる人を考えてください」
神風「そうそう……え、天龍さんが引っかかるのはいいの?」
吹雪「そうですね……ならば、誰かを狙い撃ちにした感じのキャッチコピーはどうですか?」
神風「だれかって、うちにデスソースを買いそうな人っていたかしら……」
提督「これを食べれば戦艦になれます! 辛さ三千倍のその痛みは夢の後追いとなりました! とか?」
吹雪「それはかわいそうなのでやめてください」
神風「本気にしたら大変なことになるわよ」
提督「冷静に考えたらそうだな。天龍辺りも引っかかりそうだが……」
吹雪「その前に引っかかる人を考えてください」
神風「そうそう……え、天龍さんが引っかかるのはいいの?」
提督「なら本当に戦艦を狙うか。これを食べれば筋力アップ、とか」
吹雪「真っ赤なウソじゃないですか」
提督「デスソースだけに赤いってか」
神風「さむっ」
吹雪「うーん、さっきの司令官の言葉を借りて、戦艦としての度胸試し! 提督自身ですら火を噴き悶絶をした凶悪作品! みたいな感じがいいんじゃないですか」
提督「俺を引き合いに出しても売れないんじゃないか?」
吹雪「いろいろ狙った結果ですから」
神風「いろいろ……なるほど。すごく考えられているわ」
提督「えぇ? まあ、神風も同感ならそれでいいが」
吹雪「間違いなく売れますよ!」
神風(多分被害にあうのは買った人だけじゃないけど……)
吹雪「真っ赤なウソじゃないですか」
提督「デスソースだけに赤いってか」
神風「さむっ」
吹雪「うーん、さっきの司令官の言葉を借りて、戦艦としての度胸試し! 提督自身ですら火を噴き悶絶をした凶悪作品! みたいな感じがいいんじゃないですか」
提督「俺を引き合いに出しても売れないんじゃないか?」
吹雪「いろいろ狙った結果ですから」
神風「いろいろ……なるほど。すごく考えられているわ」
提督「えぇ? まあ、神風も同感ならそれでいいが」
吹雪「間違いなく売れますよ!」
神風(多分被害にあうのは買った人だけじゃないけど……)
~~~~~~~~
提督「うん、相談してよかった。面白そうな意見を聞けた」
提督「しかし、大体俺を引き合いに出していたのはどういうことなのだろうか」
下2
提督「うん、相談してよかった。面白そうな意見を聞けた」
提督「しかし、大体俺を引き合いに出していたのはどういうことなのだろうか」
下2
―トレーニング場―
提督「傘が予想以上に余ったらしいのでチャンバラをする」
霞「ふーん」
提督「……止めないのか?」
霞「最近は比較的真面目にしてるし、これくらいじゃ怒らないわよ」
提督「珍し……」
霞「怒られたいの?」
提督「めっそうもない。えっと、まず適当に組んだトーナメント表では……俺と武蔵……」
武蔵「まさかこんなところで直接対決をすることになるとはな」
提督「誰だこんなトーナメント表を作ったのは!」
明石「くじ引きで作りました」
提督「明石ぃ!」
提督「傘が予想以上に余ったらしいのでチャンバラをする」
霞「ふーん」
提督「……止めないのか?」
霞「最近は比較的真面目にしてるし、これくらいじゃ怒らないわよ」
提督「珍し……」
霞「怒られたいの?」
提督「めっそうもない。えっと、まず適当に組んだトーナメント表では……俺と武蔵……」
武蔵「まさかこんなところで直接対決をすることになるとはな」
提督「誰だこんなトーナメント表を作ったのは!」
明石「くじ引きで作りました」
提督「明石ぃ!」
武蔵「さあ、試合を始めるぞ」
提督「る、ルールはわかっているよな?」
武蔵「無論だ。相手に一撃を加えるか、獲物を折った方が勝ちだ」
提督「一撃だぞ! わかってるな!」
武蔵「何を心配している?」
提督「絶対武蔵は興が乗ったら一発じゃ済まなくなるからな」
武蔵「そんなことはない。なぜなら、一撃で沈めるからだ!」ビュッ
提督「あぶなっ!」サッ
バキッ
武蔵「……やはり、傘では脆いな」
提督「完全に殺す気の振りだっただろ!」
提督「る、ルールはわかっているよな?」
武蔵「無論だ。相手に一撃を加えるか、獲物を折った方が勝ちだ」
提督「一撃だぞ! わかってるな!」
武蔵「何を心配している?」
提督「絶対武蔵は興が乗ったら一発じゃ済まなくなるからな」
武蔵「そんなことはない。なぜなら、一撃で沈めるからだ!」ビュッ
提督「あぶなっ!」サッ
バキッ
武蔵「……やはり、傘では脆いな」
提督「完全に殺す気の振りだっただろ!」
~~~~~~~~
提督「ふっ、お前が最後まで残ったか」
天龍「武器が変わったくらいで力は見誤らないぜ」
提督「戦艦組は力の入れすぎでバッキバキに壊すからな……」
天龍「全員参加しているわけじゃないから、鎮守府全員だったらわからないけどな」
提督「わざわざこんなのに参加している時点でお察しだ」
天龍「へっ、かもな。……ん? その言い方だと……」
提督「じゃあ、そろそろ始めようか」
天龍「ああ」
提督「五十鈴対天龍、始め!」
五十鈴(どうして自分がやるかのように振る舞っていたのかしら……)
提督「ふっ、お前が最後まで残ったか」
天龍「武器が変わったくらいで力は見誤らないぜ」
提督「戦艦組は力の入れすぎでバッキバキに壊すからな……」
天龍「全員参加しているわけじゃないから、鎮守府全員だったらわからないけどな」
提督「わざわざこんなのに参加している時点でお察しだ」
天龍「へっ、かもな。……ん? その言い方だと……」
提督「じゃあ、そろそろ始めようか」
天龍「ああ」
提督「五十鈴対天龍、始め!」
五十鈴(どうして自分がやるかのように振る舞っていたのかしら……)
―執務室―
提督「安物の傘だし、全力で振り続けてたらそりゃ折れる」
提督「つまり、大体不燃焼で終わっていた。まあ傘自体は消化できたが」
下2
提督「安物の傘だし、全力で振り続けてたらそりゃ折れる」
提督「つまり、大体不燃焼で終わっていた。まあ傘自体は消化できたが」
下2
―公園―
提督「なんだかんだ公園が一番手軽にピクニックができて好きなんだが、春雨はどうだ?」
春雨「私も好きですよ。ここの公園は静かで、ゆっくりできますから」
提督「うんうん。俺も同感だ」
春雨「それより、二人きりというのが……」
提督「二人でピクニックって初めてか」
春雨「は、はい、そうですね」
提督「昼にするには早いな……春雨、何かしたいことがあるか?」
春雨「したいこと、と言われましても……」
提督「いきなり言われても思いつかないか。なら、キャッチボールでもどうだ」
春雨「はい、いいと思います」
提督「なんだかんだ公園が一番手軽にピクニックができて好きなんだが、春雨はどうだ?」
春雨「私も好きですよ。ここの公園は静かで、ゆっくりできますから」
提督「うんうん。俺も同感だ」
春雨「それより、二人きりというのが……」
提督「二人でピクニックって初めてか」
春雨「は、はい、そうですね」
提督「昼にするには早いな……春雨、何かしたいことがあるか?」
春雨「したいこと、と言われましても……」
提督「いきなり言われても思いつかないか。なら、キャッチボールでもどうだ」
春雨「はい、いいと思います」
提督「よーし、じゃあ行くぞ」
春雨「どうぞ!」
提督「ほれっ」
春雨「わっ……と。次は私ですね」
提督「思いっきり投げてもいいぞ」
春雨「そんなことしませんよ。はいっ」
提督「よっと。なかなかコントロールもいいじゃないか」
春雨「そうですか? えへへ……」
提督「春雨と二人で外でこうするのも、今までなかったな」
春雨「そうですね。でも、料理を教えてくれたりしましたから」
提督「なら、その上げた料理で舌鼓をうたせてくれよ? 期待しているから」
春雨「じ、自信はないですけど……頑張ります!」
春雨「どうぞ!」
提督「ほれっ」
春雨「わっ……と。次は私ですね」
提督「思いっきり投げてもいいぞ」
春雨「そんなことしませんよ。はいっ」
提督「よっと。なかなかコントロールもいいじゃないか」
春雨「そうですか? えへへ……」
提督「春雨と二人で外でこうするのも、今までなかったな」
春雨「そうですね。でも、料理を教えてくれたりしましたから」
提督「なら、その上げた料理で舌鼓をうたせてくれよ? 期待しているから」
春雨「じ、自信はないですけど……頑張ります!」
~~~~~~~~
提督「ほうほう。てっきり春雨が入っているのかと思ったが」
春雨「さすがにお弁当に春雨は入れませんよ!」
提督「そうか? 麻婆ではないだけで入っていることもあるけど」
春雨「その、春雨を食べてもらうのなら、もっとしっかりと味わってほしいですから……」
提督「なるほど。余計なことを言って悪かったな」
春雨「い、いえ!」
提督「それなら春雨はまた今度にして……まずはこのお弁当をいただくか」
春雨「はい。春雨のお弁当、食べてください!」
提督「お……うん。おいしい。しかも俺の好物ばかり」
春雨(鳳翔さんから教えてもらいましたから)
提督「食が進む進む。うま、うま」
提督「ほうほう。てっきり春雨が入っているのかと思ったが」
春雨「さすがにお弁当に春雨は入れませんよ!」
提督「そうか? 麻婆ではないだけで入っていることもあるけど」
春雨「その、春雨を食べてもらうのなら、もっとしっかりと味わってほしいですから……」
提督「なるほど。余計なことを言って悪かったな」
春雨「い、いえ!」
提督「それなら春雨はまた今度にして……まずはこのお弁当をいただくか」
春雨「はい。春雨のお弁当、食べてください!」
提督「お……うん。おいしい。しかも俺の好物ばかり」
春雨(鳳翔さんから教えてもらいましたから)
提督「食が進む進む。うま、うま」
―執務室―
提督「いただくだけってのはちょっとあれだな……」
提督「今度こっちからも何か御馳走するか。うん、そうしよう」
下2
提督「いただくだけってのはちょっとあれだな……」
提督「今度こっちからも何か御馳走するか。うん、そうしよう」
下2
―上空―
飛龍「おー、結構高いところまで来たね」
提督「初心者ならこのくらいだな」
蒼龍「いえいえ! どうしてこんなことになっているんですか!?」
飛龍「スカイダイビングじゃないの?」
蒼龍「理由!」
提督「理由って言ったって、最近調子が出ないから艦載機に乗る妖精さんの気持ちになってみようって話になって」
飛龍「それでスカイダイビングだっけ」
蒼龍「おかしいですよね!」
提督「と言われても、今更なぁ」
飛龍「だね」
飛龍「おー、結構高いところまで来たね」
提督「初心者ならこのくらいだな」
蒼龍「いえいえ! どうしてこんなことになっているんですか!?」
飛龍「スカイダイビングじゃないの?」
蒼龍「理由!」
提督「理由って言ったって、最近調子が出ないから艦載機に乗る妖精さんの気持ちになってみようって話になって」
飛龍「それでスカイダイビングだっけ」
蒼龍「おかしいですよね!」
提督「と言われても、今更なぁ」
飛龍「だね」
蒼龍「今なら引き返せますよ!」
提督「いや、もうお金も払ってるし、もったいないだろ」
蒼龍「も、もったいないって……」
飛龍「で、そろそろ行ってもいい?」
提督「ああ。まずは俺から飛ぶよ。とうっ」バッ
蒼龍「本当に行った……」
飛龍「ま、蒼龍は蒼龍の判断に任せるから。じゃあね!」バッ
蒼龍「あ、ああぁ……もう知らないから!」バッ
提督「いや、もうお金も払ってるし、もったいないだろ」
蒼龍「も、もったいないって……」
飛龍「で、そろそろ行ってもいい?」
提督「ああ。まずは俺から飛ぶよ。とうっ」バッ
蒼龍「本当に行った……」
飛龍「ま、蒼龍は蒼龍の判断に任せるから。じゃあね!」バッ
蒼龍「あ、ああぁ……もう知らないから!」バッ
~~~~~~~~
提督「いやぁ、無事にパラシュートも開けたしよかったな」
飛龍「大体こういう展開だと開かないって感じだと思ったよ」
提督「はは、ありそう」
蒼龍「……」
飛龍「蒼龍? なんだかげっそりしてるけど」
蒼龍「むしろこっちからすると、なんで笑っていられるのか不思議なんだけど……」
提督「だって楽しいだろ?」
飛龍「しかもわくわくしたでしょ?」
蒼龍「うぅ、本当になんでこの二人に付き合ったんだろ……」
提督「じゃあ、蒼龍は楽しくなかったか?」
蒼龍「……実は、ちょっとだけ」
飛龍「あはは、蒼龍も同じだって!」
提督「いやぁ、無事にパラシュートも開けたしよかったな」
飛龍「大体こういう展開だと開かないって感じだと思ったよ」
提督「はは、ありそう」
蒼龍「……」
飛龍「蒼龍? なんだかげっそりしてるけど」
蒼龍「むしろこっちからすると、なんで笑っていられるのか不思議なんだけど……」
提督「だって楽しいだろ?」
飛龍「しかもわくわくしたでしょ?」
蒼龍「うぅ、本当になんでこの二人に付き合ったんだろ……」
提督「じゃあ、蒼龍は楽しくなかったか?」
蒼龍「……実は、ちょっとだけ」
飛龍「あはは、蒼龍も同じだって!」
―執務室―
提督「ああいうのもたまにはいいな!」
提督「蒼龍みたいな初心者が一人で飛ぶことはありえないが……今回は特例だな!」
下2
提督「ああいうのもたまにはいいな!」
提督「蒼龍みたいな初心者が一人で飛ぶことはありえないが……今回は特例だな!」
下2
―鳳翔の店―
妙高「では、乾杯しましょうか」
飛鷹「ええ、そうね」
千代田「千代田としては千歳お姉もいてほしかったんだけど……」
ザラ「今回はしょうがないですよ」
提督「……なーんか異様だと思ったら、いつものメンバーじゃないのか」
妙高「提督、こんばんは」
提督「ああ。相席させてもらうな」
千代田「あ、ちょっとこっちに寄らないでよ」
ザラ「こちらが空いてますよ」
妙高「では、乾杯しましょうか」
飛鷹「ええ、そうね」
千代田「千代田としては千歳お姉もいてほしかったんだけど……」
ザラ「今回はしょうがないですよ」
提督「……なーんか異様だと思ったら、いつものメンバーじゃないのか」
妙高「提督、こんばんは」
提督「ああ。相席させてもらうな」
千代田「あ、ちょっとこっちに寄らないでよ」
ザラ「こちらが空いてますよ」
提督「よいしょ。んで、この集まりは?」
飛鷹「ほら、私たちの姉妹ってあれじゃない。お酒が大好きというか、飲兵衛というか」
妙高「だからといいますか、それをネタに私たちも飲んでみませんかってことになったんです」
提督「なるほど。確かにすっごい飲むからな、お前らの姉妹は」
千代田「千歳お姉も、そこだけは弱点なのよね」
妙高「私のほうも悪酔いさえしなければいいんですけどね」
飛鷹「それなら全然いいんだけど、隼鷹はねぇ……」
ザラ「それをいうならポーラのほうが……」
飛鷹「そっちは隠そうとするだけまだましじゃない。私のほうは大っぴらに飲むのよ」
ザラ「隠しきれないほど飲む方が駄目だと思いますけど」
提督「どんな張り合いの仕方だ」
飛鷹「ほら、私たちの姉妹ってあれじゃない。お酒が大好きというか、飲兵衛というか」
妙高「だからといいますか、それをネタに私たちも飲んでみませんかってことになったんです」
提督「なるほど。確かにすっごい飲むからな、お前らの姉妹は」
千代田「千歳お姉も、そこだけは弱点なのよね」
妙高「私のほうも悪酔いさえしなければいいんですけどね」
飛鷹「それなら全然いいんだけど、隼鷹はねぇ……」
ザラ「それをいうならポーラのほうが……」
飛鷹「そっちは隠そうとするだけまだましじゃない。私のほうは大っぴらに飲むのよ」
ザラ「隠しきれないほど飲む方が駄目だと思いますけど」
提督「どんな張り合いの仕方だ」
妙高「とりあえず、節度を持って飲めばこちらも何も言いませんからね」
飛鷹「結局のところ、それに尽きるのよね」
提督「ふうん。大変なんだな」
ザラ「提督もご迷惑をかけられたこともありますよね?}
提督「あー、確かに被ってはいるが、潰れるまで飲むからあん分くらい覚えていないことも多いしなー」
妙高「それはよくないですよ。提督も節度を保ってください」
提督「わかってるよ。だから、今回は大丈夫だな」
千代田「千歳お姉は無理にお酒を勧めないし、今回も危ないんじゃないの?」
提督「えぇ、あれで千歳も押しが強いんだぞ」
千代田「なら、今日見定めるんだから」
提督「おう、いくらでも見てこい」
飛鷹「さりげなく入ってくるのがうまいわね」
妙高「ふふ、いいじゃないですか」
飛鷹「結局のところ、それに尽きるのよね」
提督「ふうん。大変なんだな」
ザラ「提督もご迷惑をかけられたこともありますよね?}
提督「あー、確かに被ってはいるが、潰れるまで飲むからあん分くらい覚えていないことも多いしなー」
妙高「それはよくないですよ。提督も節度を保ってください」
提督「わかってるよ。だから、今回は大丈夫だな」
千代田「千歳お姉は無理にお酒を勧めないし、今回も危ないんじゃないの?」
提督「えぇ、あれで千歳も押しが強いんだぞ」
千代田「なら、今日見定めるんだから」
提督「おう、いくらでも見てこい」
飛鷹「さりげなく入ってくるのがうまいわね」
妙高「ふふ、いいじゃないですか」
―執務室―
提督「……本当に節度を保ったままだった。なんというか、姉妹でああも飲み方に違いが出るもんだな」
提督「というか、姉妹で飲むことないんじゃないだろうか。ペース違いすぎるだろ」
下2
提督「……本当に節度を保ったままだった。なんというか、姉妹でああも飲み方に違いが出るもんだな」
提督「というか、姉妹で飲むことないんじゃないだろうか。ペース違いすぎるだろ」
下2
提督「さあ、雨乞いをするぞ!」
五月雨「え、ど、どうしてですか?」
提督「梅雨だからな!」
五月雨(予想外の答えです……)
提督「最近雨が降らないだろ。ここはひとつ季節を感じたいと思って」
五月雨「そういうことですか……でも、雨乞いって何をするんですか?」
提督「え? 五月雨って名前くらいだから何か知ってるんじゃないのか」
五月雨「知らないですよ!」
提督「えー」
五月雨「え、ど、どうしてですか?」
提督「梅雨だからな!」
五月雨(予想外の答えです……)
提督「最近雨が降らないだろ。ここはひとつ季節を感じたいと思って」
五月雨「そういうことですか……でも、雨乞いって何をするんですか?」
提督「え? 五月雨って名前くらいだから何か知ってるんじゃないのか」
五月雨「知らないですよ!」
提督「えー」
五月雨「提督のほうが知っていそうじゃないですか?」
提督「といっても、テルテル坊主を逆に吊るくらいしか知らないしなぁ」
五月雨「テルテル坊主……」
提督「……なんだ、作ってみたいのか」
五月雨「え、その……はい!」
提督「いや、それでいいのならそれをやってみよう。五月雨がするとご利益がありそうだし」
五月雨「ご利益なんてないですから!」
提督「作ってみればわかるだろう。ほら、ティッシュと輪ゴムだ」
五月雨「こんなにたくさん……あれ、もしかして最初からそのつもりでした?」
提督「案としてはあったからな!」
提督「といっても、テルテル坊主を逆に吊るくらいしか知らないしなぁ」
五月雨「テルテル坊主……」
提督「……なんだ、作ってみたいのか」
五月雨「え、その……はい!」
提督「いや、それでいいのならそれをやってみよう。五月雨がするとご利益がありそうだし」
五月雨「ご利益なんてないですから!」
提督「作ってみればわかるだろう。ほら、ティッシュと輪ゴムだ」
五月雨「こんなにたくさん……あれ、もしかして最初からそのつもりでした?」
提督「案としてはあったからな!」
~~~~~~~~
五月雨「できました!」
提督「ほう、どれどれ……頭にティッシュを詰めていないからスカスカだぞ」
五月雨「あっ!」
提督「相変わらずドジだなぁ。でもこれでもいいから吊っておこう」
五月雨「い、いいんですか?」
提督「ほら、なんか悲しそうな表情から雨が降り注ぎそうだろ?」
五月雨「え、と……褒めてないですよね!」
提督「ははは、その通りだ。さあ、次も頼むぞ」
五月雨「うぅ、ちょっとしたうっかりでしたのに……」
提督(それをドジというのではないだろうか)
五月雨「できました!」
提督「ほう、どれどれ……頭にティッシュを詰めていないからスカスカだぞ」
五月雨「あっ!」
提督「相変わらずドジだなぁ。でもこれでもいいから吊っておこう」
五月雨「い、いいんですか?」
提督「ほら、なんか悲しそうな表情から雨が降り注ぎそうだろ?」
五月雨「え、と……褒めてないですよね!」
提督「ははは、その通りだ。さあ、次も頼むぞ」
五月雨「うぅ、ちょっとしたうっかりでしたのに……」
提督(それをドジというのではないだろうか)
~~~~~~~~
ザーザー
提督「……まさか本当に大雨が降るとは」
提督「これだけ雨が降っている以上はみんなお休みだな。よし、俺も休める!」
下2
ザーザー
提督「……まさか本当に大雨が降るとは」
提督「これだけ雨が降っている以上はみんなお休みだな。よし、俺も休める!」
下2
―龍鳳の部屋―
提督「タルパって知ってるか?」
龍鳳「いえ、初めて聞きますけど……」
提督「人工未知霊体のことで、まあ霊体を生み出す秘術ってところか」
龍鳳「れ、霊体ですか。なんだか恐ろしそうですね」
提督「そんなに恐ろしいものじゃないと思うぞ。つまるところ、イマジナリーフレンドみたいなものだ」
龍鳳「そういわれると、恐ろしくはないですけど……作れるんですか?」
提督「わからん。だからこそ、作ってみようかと思ってな」
龍鳳「危険はないんですよね?」
提督「危険な要素あるか? まあ危なそうならそこでやめればいいだろう」
龍鳳「……わかりました。やってみましょう」
提督「よし来た!」
提督「タルパって知ってるか?」
龍鳳「いえ、初めて聞きますけど……」
提督「人工未知霊体のことで、まあ霊体を生み出す秘術ってところか」
龍鳳「れ、霊体ですか。なんだか恐ろしそうですね」
提督「そんなに恐ろしいものじゃないと思うぞ。つまるところ、イマジナリーフレンドみたいなものだ」
龍鳳「そういわれると、恐ろしくはないですけど……作れるんですか?」
提督「わからん。だからこそ、作ってみようかと思ってな」
龍鳳「危険はないんですよね?」
提督「危険な要素あるか? まあ危なそうならそこでやめればいいだろう」
龍鳳「……わかりました。やってみましょう」
提督「よし来た!」
龍鳳「作り方はどうですか?」
提督「うーん、理想とする人物像を思い描くらしいぞ。細部まで丁寧に」
龍鳳「理想とする人物像……」
提督「人格も作り、動かす。慣れて来たら会話をしていく」
龍鳳「……」
提督「それをこなしていくと徐々に自分から乖離した存在になっていくとかなんとか」
龍鳳「……」
提督「うーむ、まず理想とする人物像が思い浮かばんな」
龍鳳「……」
提督「龍鳳?」
龍鳳「……はっ、え、な、なんですか?」
提督「いや、ぼーっとしていたみたいだけど。もしかして、もう成功したのか」
龍鳳「い、いえ、そういうわけではないのですが」
提督「うーん、理想とする人物像を思い描くらしいぞ。細部まで丁寧に」
龍鳳「理想とする人物像……」
提督「人格も作り、動かす。慣れて来たら会話をしていく」
龍鳳「……」
提督「それをこなしていくと徐々に自分から乖離した存在になっていくとかなんとか」
龍鳳「……」
提督「うーむ、まず理想とする人物像が思い浮かばんな」
龍鳳「……」
提督「龍鳳?」
龍鳳「……はっ、え、な、なんですか?」
提督「いや、ぼーっとしていたみたいだけど。もしかして、もう成功したのか」
龍鳳「い、いえ、そういうわけではないのですが」
提督「うーむ……やっぱ難しいよな。まず理想っていうのがなかなか思い浮かばん」
龍鳳「そ、そうです、か?」
提督「うん? つまり龍鳳はもう理想とする人物像を思い描けれたのか」
龍鳳「あの、その、間違ってはないんですが……えっと」
提督「? ……あ、もしかして現実にいる人が理想像になったのか」
龍鳳「え!? そそ、それは……!」
提督「おすすめはしないらしいぞ。現実にいる人と影響する可能性があるらしいからな」
龍鳳「う……」
提督「つまり俺たちにはタルパは必要ないってことだな。鳳翔はある意味で最高の理想像だしな」
龍鳳「はい……鳳翔さん?」
提督「龍鳳の理想像だろ?」
龍鳳「え……は、はい! そうなんです!」
提督「?」
龍鳳(思い浮かんだのが提督だったなんて、言えません……!)
龍鳳「そ、そうです、か?」
提督「うん? つまり龍鳳はもう理想とする人物像を思い描けれたのか」
龍鳳「あの、その、間違ってはないんですが……えっと」
提督「? ……あ、もしかして現実にいる人が理想像になったのか」
龍鳳「え!? そそ、それは……!」
提督「おすすめはしないらしいぞ。現実にいる人と影響する可能性があるらしいからな」
龍鳳「う……」
提督「つまり俺たちにはタルパは必要ないってことだな。鳳翔はある意味で最高の理想像だしな」
龍鳳「はい……鳳翔さん?」
提督「龍鳳の理想像だろ?」
龍鳳「え……は、はい! そうなんです!」
提督「?」
龍鳳(思い浮かんだのが提督だったなんて、言えません……!)
―執務室―
提督「タルパなぁ。結構難しいらしいし、そう気軽にできそうなものじゃないよなぁ」
提督「ま、必要ないって結論が出たし、いいか」
下2
提督「タルパなぁ。結構難しいらしいし、そう気軽にできそうなものじゃないよなぁ」
提督「ま、必要ないって結論が出たし、いいか」
下2
霞に日頃の感謝の言葉を贈りながらデフォルメされた霞人形とガーネットのネックレスをプレゼントする
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