私的良スレ書庫
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元スレ京太郎「俺が三年生?」初美「もっと傍にいてもいいですかー?」

みんなの評価 : ○
レスフィルター : (試験中)
姫子『ということがあったんですけど』
京太郎「お前は相変わらずだなってことはよくわかった」
姫子『え? 相変わらずやぁらしかって?』
京太郎「お前の根性がやらしいってのは認めるよ」
姫子『つまり、すいとーと?』
京太郎「お前の耳はどんなフィルターかかってるんだ」
姫子『いつものは?』
京太郎「はぁ……寝言は寝て言えよ」
姫子『はい♪』
姫子『ところで、今どこいます? ずいぶんうるさか雰囲気ですけど』
京太郎「ホテルのロビーだな。一応卒業旅行中だ」
姫子『ふむ、先輩もですか。……ちなみにだれと?』
京太郎「いや、一人だけど」
姫子『え?』
京太郎「気ままな一人旅だって」
姫子『なんか、その……ごめんなさい』
京太郎「なんだその反応」
姫子『先輩、今まで友情ば犠牲にして女の子口説きよったんですね』
京太郎「俺を一緒に行くやつがいないぼっちあつかいするな! あと口説いてもいねーよ!」
姫子『ばってん、問題なかとですよ! もし先輩が孤独でも、私が一緒にいてあげますから』
京太郎「だから孤独じゃないっての」
姫子『そいはもう、鎖でがんじがらめにしてでも』
京太郎「おっと、不穏な発言いただきました」
姫子『やけん……はい、どーぞ』
京太郎「どうしろと?」
姫子『え、ここは告白の流れやないですかぁ』
京太郎「不思議だなぁ、文脈も行間もまったく読み取れなかった」
京太郎「つーか、切っていいですかね?」
姫子『またまたぁ、先輩ってすいとー子には素直になれないタイプですよね』
京太郎「はい、おつかれ、また今度ー」
姫子『もうっ、せめてなんか一言ぐらいあってもよかて思います!』
京太郎「一言ってな……」
姫子『むぅ、せっかく年に一度のわがままが言える日なのに……』
京太郎「年に一度? あれ、おかしいな。いつも言われてる気がするぞ」
姫子『そいは置いといて』
京太郎「置いとくのかよ」
京太郎(わがままが言える日ね……前も言ってたよな)
京太郎「とりあえず、誕生日おめでとう……で、いいのか?」
姫子『ダメです。いっちょん足りません』
京太郎「これ以上俺にどうしろと?」
姫子『例えば、例えばですよ? 例えばなんですけどね?』
京太郎「その例えばからものすごい圧力を感じるのは気のせいか?」
姫子『やですよぉ、気のせいですってば』
京太郎「そうか?」
姫子『というわけで、プレゼント期待してます』
京太郎「例えることすら投げ出したか」
姫子『ちなみに哩先輩は旅行に行く前に買ってくれました』
京太郎「あー、そういや昨日会ったな」
姫子『なんですと?』
京太郎「友達と一緒だったから挨拶しただけだけどな」
姫子『ホントにそいだけですか?』
京太郎「お前はなにを疑ってるんだ」
姫子『卒業旅行のテンションで一夜の過ち的な?』
京太郎「んな雰囲気にはなってないっての。それに俺は――」
京太郎「いや、やっぱまた今度だな」
姫子『今年は来てくれないとですか?』
京太郎「さすがにキツイな。でもまぁ、絶対そっちには行くから、その時に色々ひっくるめて渡してやるよ」
姫子『んー、わかりました。こいは貸しにしときますね』
京太郎「すっげー納得いかないな、おい」
姫子『あはは、冗談です』
京太郎「んじゃ、そろそろ切るぞ」
姫子『じゃあ、最後に私んこつ、呼んでみてください』
京太郎「つる――」
姫子『むっ』
京太郎「……姫子?」
姫子『疑問形なのが気になりますけど、まあよかです』
京太郎「そこまで上からだと逆に清々しいな」
姫子『先輩、告白だったらいつでも受け付けてますよ?』
京太郎「はいはい、また今度な」ピッ
京太郎(そう、また今度だ)
京太郎(俺から言うのは負けた気がして非常に気に食わないけど)
京太郎「言わないわけには、いかないよなぁ」
姫子「~~♪」
「今日は機嫌よさげですね」
煌「ええ、すばらなことです」
「なんかあったんですかね?」
煌「そういえば今朝、誰かと電話してましたね」
「白水先輩とか?」
煌「そんな感じじゃなさそうでしたねぇ」
「じゃあ、彼氏さんとか」
煌「姫子にそんな相手は……ああ、なるほどなるほど」
「知っとーとですか?」
煌「心当たりなら一つだけ」
姫子「あ、花田に友清」
煌「今日は調子が良さそうで、すばらですね」
姫子「んー? 別にいつもと同じやない?」
「か、彼氏さんですか? 今朝電話してたとか」
姫子「彼氏かぁ……ま、そがん感じ?」
煌「姫子ー? ウソを言うのはすばらくないでしょ」
姫子「あはは、ちかっと盛っただけやけん」
「え、結局どげんこつなんですか?」
煌「姫子の片思いですね」
姫子「先輩も満更やなかて思うけど。こん前キスしたし、それ以上いきそうになったし」
煌「いつの間にそこまで!?」
「お、大人……」
「あれ……でも、そげんしてもまだ付き合ってるわけやないんですよね?」
姫子「そいは、まぁ」
煌「白水先輩のこともありますしねぇ」
「二股!? ……大丈夫ですかね、その人」
姫子「うーん……」
煌「ま、まあ……悪い人じゃないですよ?」
「えぇ……」
姫子「……」
姫子(次で勝負ば決めんと……!)
姫子『次、こっち来っていつですか!』
京太郎「いきなりなんだよ。なんかいいことでもあったのか?」
姫子『先輩があっちこっちで女の子ばたぶらかしとーと思い出しました』
京太郎「言い方っ!」
京太郎「そりゃ、事実の一端を含んでないことも無きにしも非ずだけどな?」
姫子『大半真実やないですか。私とも哩先輩ともキスしたくせに』
京太郎「あ、やめて。それ持ち出されたら反論できなくなる」
姫子『ほら、やっぱし』
京太郎「……まぁ、自分でもそういうのはいい加減なんとかしようとは思ってるんだよ」
姫子『そいって、本命ば決めるってこつですか?』
京太郎「うわぁ、その言い方やだなぁ」
姫子『そがん言うても事実やないですか』
京太郎「うぐっ」
姫子『なら、今ここで返事を――あ、やっぱいいです』
京太郎「頼まれても言わねーよ。電話口でなんて失礼だしな」
姫子『――もしダメでも最悪鎖で縛って既成事実を……』ブツブツ
京太郎「うおーい、なんか不穏当な言葉が聞こえるんですけどっ」
姫子『とにかく、いつ来っかちゃんと教えてください』
姫子「というわけで、なんかよか提案ある?」
煌「と、言われても……」
「正直、経験不足で」
姫子「うーん、たしかに人選ミスったかも」
煌「呼び出しといてその言い草!?」
「う、すみません……」
姫子「ま、大体のプランは考えとーけど」
煌「はぁ……まずはそれをたたき台にしたら?」
姫子「そいぎ、早速……」
姫子「こがん感じでどう?」
煌「うーん……却下」
姫子「いきなしバッサリと……どこらへんが?」
煌「それはもう、全体的に」
姫子「具体的に。そいじゃ参考にならんね」
煌「じゃあ……外見に気を使うのはすばらだけど、ここ」
「スカート、ですか?」
煌「短すぎない? 下手したら歩いてるだけで見えちゃうでしょ」
姫子「花田……こん世界の神にケンカ売っとーと?」
「割とこまかスカートはいつものことやなかとですか」
煌「なんでもいいからここは直すこと!」
姫子「えー?」
煌「次は……この飲み物なんだけど」
姫子「アイスティーが問題あっと?」
煌「アイスティー自体は別に。だけど、この眠くなるってなに?」
姫子「読んで字のごとく」
煌「いや、ダメでしょう、これは」
「あの、こいってなんに使うんですかね?」
姫子「そいはもう、先輩が寝とー間に色々と」
「色々……あ、あだるてぃ」
煌「却下、断固却下です」
煌「それで、この手錠やら鎖は?」
姫子「もちろん、先輩ば逃がさんように」
煌「ダメ、アウト。持ってくのはすばらくない」
姫子「なんね! さっきから文句ばっかつけて」
煌「どうしてそう強引に事を運ぼうとするのかって話でしょ!」
姫子「恋愛はヤったもん勝ち!」
「な、なるほど、ヤったもん勝ち……」
煌「友清さん、姫子は基本反面教師にしてください!」
姫子「どがん意味!?」
姫子「……つまり、普通にかわいい格好して普通にデートして普通にカップルになれと」
煌「すばらでしょ?」
姫子「……しけとーね」
「普通じゃダメですかね?」
姫子「普通にやってどーにかなる人やったらねぇ」
姫子(でも、そいが一番なんはわかっとる)
姫子(もう、全部先輩のせいだ……)
姫子(哩先輩と一緒なら……って、こいはダメやね)
煌「姫子」
姫子「なんね」
煌「これでも、私たちは応援してるから」
「そうですよ! デート、頑張ってください!」
姫子「まぁ、なるようになる、か」
姫子(なるようにしかならんって意味でもあっけども)
姫子「せーんぱい」
京太郎「お、やっと来たか」
姫子「待ちました?」
京太郎「五分ぐらいな」
姫子「もう、そこは定型句ってもんがあるでしょ」
京太郎「ああ、俺も今来たとこ、みたいな?」
姫子「そうです、そいですよ」
京太郎「リテイクはしないぞ」
姫子「じゃあ罰として……はい、腕貸してください」
京太郎「なんで待たされた方が罰を喰らうんだ……ほら、ちゃんと返せよ?」スッ
姫子「先輩がちゃんとしてくれたら、ですね」ギュッ
姫子「先輩先輩、こいかわいくないですか?」
京太郎「ん? キモカワイイってやつだな」
姫子「もう、そこはお前の方が、とかなんかないんですか?」
京太郎「……お前の方がかわいいんじゃないか?」
姫子「や、キモカワイイと比較されても」
京太郎「よし、ちょっと前に自分がなんて言ったかを思い出そうか」
姫子「はい、あーん」
京太郎「……これ、スプーン一本しかないのかよ」
姫子「だってカップル用のメニューですよ?」
京太郎「マジかよ……お前に決めさせるんじゃなかった」
姫子「さ、早よう口開けてくださいよぉ」
京太郎「わかったよ……あむっ」
姫子「じゃあ私も……ん、おいし」
京太郎「ほら、クリーム付いてるぞ」フキフキ
姫子「……先輩、リテイクで」
京太郎「はぁ?」
姫子「今のって、明らか指で取って舐めるとこやないですか!」
京太郎「めんどくさっ」
姫子「どっちの服がよかて思います?」
京太郎「どっちもいいんじゃないか?」
姫子「もう、はっきり決めんとダメですよ!」
京太郎「んー……ところで、暖色と寒色、どっちが好きなんだ?」
姫子「どっちかといえば暖色ですけど」
京太郎「じゃあこっちだな」
姫子「じゃあってなんですか」
京太郎「自分の好きな方を当ててってパターンかと思って」
姫子「……まぁ、当たってますけど」
京太郎「買うんだったら払うぞ。誕生日には何にもしてやれなかったしな」
姫子「あ、じゃあ……こいとこいと、あっちのも――」
京太郎「おいこら待てや」
京太郎「ふぅ……」
姫子「先輩、お疲れですか?」
京太郎「この荷物いっぱいの様を見てどう思う?」
姫子「えっと、頑張ってるな?」
京太郎「頑張らせてる奴が傍観者目線なのはどうなんだよ」
京太郎「……ま、それに誰かに振り回されるってのも久しぶりだからな」
姫子「しょんなかですねぇ。じゃ、休憩しましょうか」
京太郎「じゃあやっぱり、花田は頑張ってるんだな」
姫子「私も頑張ってますよ?」
京太郎「なぜだろう、お前が花田に迷惑かける光景が思い浮かぶ」
姫子「先輩の妄想です」
京太郎「ま、お前も頑張ってることは間違いないだろうけどな」
姫子「……やっぱし」
京太郎「ん?」
姫子「先輩、いつもより優しか……やけん、私、ダメなんですかね?」
京太郎「ダメってなんだよ?」
姫子「ほら、葬る前にせめて優しくしてやる、みたいな」
京太郎「……」
姫子「あはは……ばってん、私諦め悪かとこありますから、先輩も覚悟してください」
京太郎「……お前ってさ、あれこれとわざとやってるよな」
姫子「もう、なんですか、人が決意表明しよる時に」
京太郎「いいから聞けよ」
京太郎「思わせぶりな言動とかもさ、こっちを揺さぶるようなこと言ったり」
京太郎「そんなお前にこれを言うのはすっごく癪で悔しいけど、言うぞ」
京太郎「そうしなきゃ先に進めないからな」
姫子「……」ギュッ
京太郎「姫子、お前が好きだ」
姫子「……え?」
京太郎「なに呆けてるんだよ」
姫子「あ、え……ほ、ほら、やっぱし先輩は私ばすいとーって」ポロッ
京太郎「……なんで泣いてるんだよ」
姫子「こ、こいは……もう、全部先輩んせいですよぉ」
京太郎「そりゃ悪かったな」
姫子「じゃあ、胸貸してください」
京太郎「ああ、ほら」ギュッ
姫子「それと、耳元で好きだって囁いてください。百回くらい」
京太郎「バーカ、寝言は寝て言えよ」
姫子「……はい♪」
姫子「ばってん、寝言ば聞かれるのちゃーがついんで、先輩も一緒にどーぞ」
京太郎「一緒にって、いいのか?」
姫子「はい、もちろんそがんこつもありです」
京太郎「――zzz」
姫子「――」スゥスゥ
京太郎「――姫子ぉ」
姫子「ん……先輩?」
京太郎「――zzz」
姫子「なぁんだ、寝言か」
京太郎「――寝言は寝て……zzz」
姫子「あは、寝言は先輩の方やないですか」
『エンディング――寝言』
それじゃ、この中からお好きなのをどうぞ
済がついてるのは選べません
個別
大星淡 済
天江衣 済
桧森誓子 済
姉帯豊音 済
三尋木咏 済
神代小蒔 済
ネリー・ヴィルサラーゼ 済
宮永照 済
エイスリン・ウィッシュアート
白水哩 済
竹井久
福路美穂子 済
松実玄 済
薄墨初美 済
滝見春 済
石戸霞
園城寺怜
真屋由暉子 済
清水谷竜華
鶴田姫子 済
特殊
久照
久美穂子
小蒔霞
哩姫
怜竜
12分まで
済がついてるのは選べません
個別
大星淡 済
天江衣 済
桧森誓子 済
姉帯豊音 済
三尋木咏 済
神代小蒔 済
ネリー・ヴィルサラーゼ 済
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竹井久
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薄墨初美 済
滝見春 済
石戸霞
園城寺怜
真屋由暉子 済
清水谷竜華
鶴田姫子 済
特殊
久照
久美穂子
小蒔霞
哩姫
怜竜
12分まで



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