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    元スレ提督「この事件の犯人は俺だけど、安価でなんとしても逃げおおせる」

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    51 = 43 :

    提督「そういえば吹雪の様子はどうだった?」

    「んー。やっぱりちょっと元気がないみたいだったわ」

    提督「まあしょうがないよな」

    「ところで司令官。ひとつ聞いていい?」

    提督「なんだ?」

    「司令官はあの夜、ずっと別荘にいたの?」

    提督「ああ。ずっと蒼龍の看病をしてたよ」

    「そのときに、怪しい物音とか聞いたりしてない?」

    提督「うーん。聞いてないな。あの部屋はなかなか防音性能がたかいみたいだな」

    「ふーん。でもだったらどうして、吹雪の悲鳴にはすぐに駆けつけられたの?」

    提督「……!?」

    52 = 43 :

    提督(こいつ……! カマかけやがったな!)

    「別に司令官を疑ってるわけじゃないの。ただどうしてかなーって思っただけ」

    提督「……」

    「あの部屋の荒れようからして犯人は結構激しく物音を立てたと思うんだけど。連装砲くんも壊れてたし」

    提督「……」

    「ねえ? どうして? 司令官」

    提督「……それはな」

    ↓2 言いくるめろ!

    53 :

    調度トイレから帰るところだったのさ

    54 :

    俺がニュータイプだからだ!

    55 :

    怪しさ満載じゃねえかwwww

    56 :

    ニュータイプならしゃーないわ

    57 = 48 :

    ニュータイプなら仕方ないな。

    58 :

    雷は私の母になってくれたかもしれない女性だ

    59 = 43 :

    提督「俺がニュータイプだからだ!」

    「へ?」

    提督「暁。黙っていたが実は俺はニュータイプなんだ」

    「そうなの?」

    提督「ああ。だから気付けた。みんなのピンチに駆けつけてこその俺だ」

    「うーん」

    提督「提督の基本スキルだ。すごいんだ」

    「ま、いっか」

    提督「安心しろ。この事件の犯人もニュータイプの俺が必ず暴きだす」

    「はいはい。すごいすごい」

    提督「俺が導いてやる!」

    60 = 43 :

    (……)

    提督「さて、蒼龍以外はみんなそろったみたいだな」

    吹雪「蒼龍さんはまだ寝込んでいるんですか?」

    提督「ああ。朝ごはんは持っていったが、まだ寝てたよ」

    比叡「心配ですねー。あとでお見舞いに行きましょうか」

    提督「風邪がうつるかもしれないからやめとけ」

    木曽「じゃあ、そろそろ議論を始めるか」

    提督「ああ」

    青葉「みんなの水着盗難事件! 犯人はいったい誰なんでしょう?」

    61 = 43 :

    提督「まずはみんなのアリバイから聞こうか」

    提督「吹雪、お前が部屋に入ったのは何時くらいだ?」

    吹雪「えーっとそうですね……。ちょうど打ち上げ花火が終わって、次の花火を持ってくるときだったから……」

    「たしか、夜の九時くらいね」

    提督「九時か。何時くらいから花火をやってたんだ?」

    青葉「七時くらいからいだったと思います」

    提督「なるほど」

    62 = 43 :

    提督「花火を始める前は部屋は荒らされてなかったのか?」

    吹雪「はい」

    比叡「ってことは犯行時間は七時から九時の間ということになりますね!」

    提督「そうなるな。その時間はお前らはずっと花火か」

    青葉「ええ!」

    提督「とりあえずは四人ともアリバイがあるってことか」

    「司令官は?」

    提督「俺はずっと蒼龍の看病で別荘にいたよ。風邪が治ったら蒼龍に聞いてみるといい」

    比叡「じゃあ司令にもアリバイはあるってことですね!」

    木曽「……いや、そうとも限らないんじゃないか」

    提督「どういうことだ?」

    63 = 43 :

    木曽「お前は俺たちがいない間ずっと蒼龍の世話をしてたのか?」

    提督「ああ」

    木曽「ずっと、付きっ切りでか?」

    提督「別にそういうわけじゃない。ずっと女性の部屋にいるわけにもいかないしな」

    木曽「なるほど。そうか」

    提督「……」

    木曽「いや、気を悪くしないでくれ。別にお前が犯人だというつもりはない」

    提督(まずいな。木曽はああいっているが明らかに俺を怪しんでる)

    ↓2言いくるめろ!

    65 :

    実は、蒼龍は何か大きな悩みを抱えてたらしい。長い間溜め込んでいたらしいが、詳しく話してくれなかった。放っておけなくて問いただしたのだが、それで気を悪くしてしまったようで…。

    口封じされてこれ以上は言えない。彼女のプライドを守るためにもな。悪いが木曾、この事はあまり詮索しないでやってくれ。彼女には時間が必要だ。

    66 = 43 :

    提督「あまり言いたくはないんだが」

    提督「実は、蒼龍に相談されてな。内容は言えないが大きな悩みを抱えているらしかった。放って置けなくて問いただしたんだが、気を悪くしてしまってな。追い出されてしまったんだよ」

    木曽「……」

    提督「悪いが木曽、このことはあまり詮索しないでやってくれ。彼女には時間が必要だ」

    木曽「……それはわかったが、別に俺は追い出された理由を聞きたいわけじゃない」

    提督「え? あ、そうなの?」

    木曽「お前って結構天然だな」

    67 = 43 :

    「話が逸れてるわ。蒼龍さんのことはとりあえず置いといて、事件の話をしましょう」

    比叡「はい」

    「話を戻すけど、司令官は怪しい物音を聞かなかったし、蒼龍さんに部屋を追い出されたのよね?」

    提督「ああ」

    「それって何時くらい?」

    提督「えーっと、よく覚えてないけど八時くらいだったかな?」

    「仮に司令官を犯人じゃないとすると、事件が起こった時間がだいぶ見えてきたわね」

    青葉「あー、なるほど。わかりましたよ!つまり事件が起こったのは、司令官が部屋を追い出される前。八時より前ってことですね!」

    「ええ。蒼龍さんの部屋にいたから物音は聞こえなかった。吹雪の悲鳴で駆けつけてこられたのは、部屋から追い出されたから。こうすると一応のつじつまは合うわ」

    吹雪「あ、そっか! だから司令官はすぐに駆けつけてこられたんだ!」

    提督「そうだ。それが言いたかったんだ」

    68 = 43 :

    木曽「すまなかったな。さっきもいったが別にお前が犯人だと思ってるわけじゃない」

    提督「別にいいよ」

    木曽「それに俺たちのアリバイも完璧とは言えないしな」

    提督「え?」

    木曽「事件が起こった七時から八時の間、俺たちは確かに花火をしていたが何もずっと花火をしてたわけじゃない」

    吹雪「そういえば、みんな結構お花を摘みに行ったり、水分補給に行ったり別荘にかえってましたね」

    木曽「その時間で盗もうと思えばできたはずだ」

    青葉「っていってもみんながいついなくなったかなんて正確にはわかりませんけどね」

    69 = 43 :

    安価の振り方がちょっと雑だったような気がする。ごめん。
    お前らも付きっ切りでやってねーだろってことと、朝に暁と話した、物音が聞こえなかったっていうのが
    解答というか突破口の一つでした。

    70 = 43 :

    提督「ふー。ちょっと整理してみようか」

    比叡「事件が起こったのは七時から八時の間」

    提督「その間のアリバイはみんな一応ある」

    青葉「うーん。これは、手詰まりですかねえ」

    木曽「今の結論は誰でも犯行が可能であるってことくらいか」

    吹雪「司令官。ほかに何か議論しておきたいことはありますか?」

    提督「そうだな」

    ↓2議論しておきたいこと

    71 :

    他に盗まれたものは無いか

    72 :

    よく考えてみたらやはり提督が最有力容疑者なのではないか

    73 = 43 :

    提督「議論というわけじゃないんだが」

    吹雪「なんですか?」

    提督「よく考えたら俺が最有力容疑者なんじゃないのか?」

    比叡「えぇ……」

    「まあ」

    木曽「そうだな」

    青葉「自分で言うのもどうかと思いますけどね」

    提督「客観的に見てだよ」

    74 = 43 :

    吹雪「でもそれがどうしたんですか?」

    提督「俺は犯人じゃない。痛くもない腹を探られるのは正直言って気分が悪い」

    木曽「気持ちはわかるが」

    青葉「あんまり気にしないでくださいよ司令官。最有力っていってもほかのみんなより盗むチャンスが多かったっていう程度ですから」

    提督「たしかにその通りだ。盗むチャンスはみんなより多かった。この中にいるものの中では、な」

    吹雪「どういう意味ですか?」

    提督「ここで、俺はもう一つの可能性を提示する」

    「可能性?」

    提督「この無人島に俺たち以外の何者かがいるって言う可能性だ」

    75 = 43 :

    比叡「無人島に私たち以外の誰かがいる? そんなのあり得ませんよ」

    木曽「そうだ。この無人島は軍の所有物。誰も住んでるわけがない」

    提督「ただ役所に登録されてないだけだ。無断で誰かが住んでるかもしれない」

    吹雪「可能性の一つとしてはあり得ますけど……」

    「否定はできないわね」

    提督「それに何者かが人間であるとは限らない」

    青葉「深海凄艦ってことですか?」

    提督「その可能性もある」

    木曽「その何者かの目的は?」

    提督「さあな」

    76 = 43 :

    木曽「なんにせよ。情報が少なすぎる」

    「ええ、これ以上は議論は進みそうもないわね」

    提督「今日のところはこれくらいにしておくか」

    比叡「ああ。考えすぎて頭痛くなってきました……」

    吹雪「同じく。アイスでも食べませんか?」

    青葉「いいですね! 糖分補給は大事ですよ!」

    77 = 43 :

    提督(よし)

    提督(なんとか煙に巻けたな)

    提督(しっかしまあみんな頭が切れるな)

    提督(特に木曽と暁の二人)

    提督(こいつらは要注意だな)

    提督(さて、夜まで何をするか)

    ↓2 何する?

    79 :

    みんなの私物を漁る

    80 :

    暁を[チクマァァァァァァ]する

    81 :

    うーんこの欲まみれ

    82 :

    蒼龍は一体どんな目にあっているのか…

    83 = 43 :

    提督「水着を盗んだ犯人は、まだ隠し持っている可能性が高い」

    提督「だからみんなの持ち物チェックをしよう」

    提督「もちろん、女性の持ち物を男である俺に見せるのは恥ずかしいってのはわかる」

    提督「俺もつらい。実につらい。だが俺も曝け出そう。何も恥ずかしがることはない」

    提督「これはすべて正義のため。頼むみんな。協力してくれ。正義の名の下に」

    比叡「いやです」

    吹雪「お断りします」

    木曽「誰がするか」

    「いやよ」

    青葉「いやーそれはちょっと」

    提督「……」

    ↓2言いくるめろ!

    84 :

    つまりお前らの誰かが犯人で確定って事だ!

    85 :

    見られると困るものでもあるのか?

    86 :

    調べられたら困るようなことでもあるのか?怪しいな

    87 :

    犯人は盗んだ物を人の持ち物に紛れ込ませて罪を擦り付けようとするかもしれない

    88 = 43 :

    提督「何だお前ら。見られると困るものでもあるのか?」

    吹雪「ありますよ!」

    比叡「司令はデリカシーってものがないんですか?」

    青葉「年頃の女の子にそれをきくのは、ちょっと……」

    木曽「さすがの俺もフォローに困る」

    「いいたいことはわかるけど、言い方ってものがあるでしょ」

    提督「いやまあ、確かに。うむ。悪かった」

    89 = 43 :

    木曽「だが、持ち物チェックというのはアリだ」

    「そうね。みんなお互いに持ち物チェックをしましょう」

    提督「だろう! よし! 俺が監督としてみて回ろう!」

    青葉「ではあっちの部屋でチェックしましょうか」

    比叡「司令はもちろんここで待っててくださいね。後で司令の荷物もチェックしますから」

    提督「えっ。まあうん。そうだよね。ごめんね」

    90 = 43 :

    (……)

    提督「……どうだった?」

    比叡「特に変わったものはありませんでした。みんなの水着もないままです」

    提督「そうか」

    青葉「司令官の持ち物は?」

    吹雪「こちらも特に。下着はなくなってましたけど」

    提督「ああ。履いてないものはあったけどな。同じパンツをはき続ける羽目にならずによかった」

    木曽「手がかりはなし、か」

    青葉「でも、誰も持ってないってことは、外部犯の可能性もあり得ない話じゃなくなってきましたね」

    提督「そうだな」

    「……そうかしら?」

    91 = 43 :

    「まだ私たちが探してないところがあるんじゃない?」

    提督「……どこだ?」

    「蒼龍さんの荷物よ」

    吹雪「あ!」

    木曽「そういえばそうだな」

    青葉「そっとしといてほしいっていうから忘れてました!」

    提督(……ここでこいつらを蒼龍の部屋に連れて行ったら失踪がばれる)

    提督(どうする?)

    ↓2どうする?

    92 = 85 :

    逆に考えるんだばれちゃってもいいやと

    93 :

    蒼龍の荷物を持ってくる

    94 = 72 :

    っていうかこの提督の着地点はどこなんすか

    95 = 43 :

    提督「わかった。だがまああいつは相当落ち込んでる。俺一人で行こう」

    吹雪「え? でも司令官昨日追い出されたんだから、別の人が行ったほうがいいんじゃ」

    提督「いや、俺が行くよ。ちょうどそのことを謝りにいきたかったんだ」

    「……ま、いっか」

    提督「ついでに昼飯も持ってく。少し話が込むかもしれないから先にみんなで飯食っといてくれ」

    比叡「了解です!」

    96 = 43 :

    (……)

    提督「どうだった? 蒼龍の荷物は?」

    木曽「シロだ。変わったものはない」

    比叡「ちゃーんと水着もなくなってましたよ」

    提督「ううむ。やっぱりか……」

    「うーん。持ち物チェックの成果はなしか」

    青葉「あーもう疲れました! 今日のところは捜査も議論も終わり! また明日しましょうよ!」

    吹雪「賛成です」

    提督「ああ。一晩置いたらなにか思いつくかもしれないしな」

    97 = 43 :

    提督(その後俺たちは適当に晩飯を食べて眠りについた)

    提督(暁の提案で、一人でいるのは危険ということでみんなは大部屋で寝るらしい)

    提督(俺は一人で個室だけど)

    提督(七日目の朝に迎えが来るとして。あと二日間か)

    提督(どこかで聞いた話だが、上手にうそをつくコツは、うそに多少本当のことを混ぜることだと)

    提督(そうすることで自分は全部うそを言っているわけじゃないと安心感を得られ、ばれにくくなるそうだ)

    提督(俺もそうだ。今日言ったことはすべて嘘というわけではない)

    提督(蒼龍の失踪がばれるのも時間の問題だが)

    提督(時間を稼げば稼ぐほど、逃げおおせる可能性も高まる)

    提督(俺も、蒼龍も)

    提督(なんとしても、逃げ切ってやる)


    二日目・終了

    98 = 43 :

    今日は疲れたんで終わり。お疲れ様でした

    99 = 79 :

    おつ

    100 :

    蒼龍を探すって選択肢はない提督…


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