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    元スレまほ「大洗女子学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」

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    301 :


     ―戦車倉庫

    まほ「どの戦車も見事に整備されている。特にポルシェティーガーに至っては実戦でマトモに戦えるように仕上げるなど、大したものだ」

    エルヴィン「そうでしょうとも!なにせ大洗が誇る自動車部が手入れをしてくれてるのですから。生卵に乗った鉄の塊などと比喩されるドイツ戦車をここまで仕上げるのは並大抵の技術ではない」

    まほ「天才博士の道楽の産物とまで言われるポルシェティーガーだ。よく実戦に投入する気になったものだな」

    エルヴィン「ポルシェ博士の虎は不採用となり、余った90輌分の車体をエンジンを換えて手直ししたものがエレファント。初期は博士の姓フェアディナントと呼ばれていたのですな」

    まほ「ああ。ポルシェティーガーの車体を利用したエレファントの発電用エンジンは車体前部にあったため敵の銃弾を受けやすく雨水でショートすることもあったそうだ」

    エルヴィン「さらには後部には駆動モーターがあるため車内はかなりの暑さを――」


    左衛門佐「まてぇーい!」バッ

    エルヴィン「むっ・・・なんだ左衛門佐。隊長の姉殿とドイツ談義をしているんだ。邪魔をするな」

    左衛門佐「エルヴィン!お前一人だけ隊長の姉者と仲良くなろうとしてるだろう!ずるいぞ!抜け駆けをするな!」

    カエサル「どこか案内しようかと提案したら即答で『戦車倉庫』と答える姉者殿もなかなか戦車脳だとは思うが・・・二人だけで盛り上がるんじゃない!我々だって姉上殿と仲良くなりたいのだ!」

    おりょう「独り占めはなしぜよ!」

    エルヴィン「えぇ~い!うるさい一般ピーポーども!姉殿はドイツ好き!私もドイツ好き!そこに何の違いもありはしないのだ!」

    左衛門佐「違うのだ!」

     カエサル「やいの!」 おりょう「やいの!」

     \ヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノ!/

    まほ「なぜ言い争いになるのだ」

    302 = 1 :


     ―戦車倉庫

    まほ「どの戦車も見事に整備されている。特にポルシェティーガーに至っては実戦でマトモに戦えるように仕上げるなど、大したものだ」

    エルヴィン「そうでしょうとも!なにせ大洗が誇る自動車部が手入れをしてくれてるのですから。生卵に乗った鉄の塊などと比喩されるドイツ戦車をここまで仕上げるのは並大抵の技術ではない」

    まほ「天才博士の道楽の産物とまで言われるポルシェティーガーだ。よく実戦に投入する気になったものだな」

    エルヴィン「ポルシェ博士の虎は不採用となり、余った90輌分の車体をエンジンを換えて手直ししたものがエレファント。初期は博士の姓フェアディナントと呼ばれていたのですな」

    まほ「ああ。ポルシェティーガーの車体を利用したエレファントの発電用エンジンは車体前部にあったため敵の銃弾を受けやすく雨水でショートすることもあったそうだ」

    エルヴィン「さらには後部には駆動モーターがあるため車内はかなりの暑さを――」


    左衛門佐「まてぇーい!」バッ

    エルヴィン「むっ・・・なんだ左衛門佐。隊長の姉殿とドイツ談義をしているんだ。邪魔をするな」

    左衛門佐「エルヴィン!お前一人だけ隊長の姉者と仲良くなろうとしてるだろう!ずるいぞ!抜け駆けをするな!」

    カエサル「どこか案内しようかと提案したら即答で『戦車倉庫』と答える姉者殿もなかなか戦車脳だとは思うが・・・二人だけで盛り上がるんじゃない!我々だって姉上殿と仲良くなりたいのだ!」

    おりょう「独り占めはなしぜよ!」

    エルヴィン「えぇ~い!うるさい一般ピーポーども!姉殿はドイツ好き!私もドイツ好き!そこに何の違いもありはしないのだ!」

    左衛門佐「違うのだ!」

     カエサル「やいの!」 おりょう「やいの!」

     \ヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノ!/

    まほ「なぜ言い争いになるのだ」

    303 = 1 :

    >>302 連投ミス

    ここで書いてるポルシェティーガーやらエレファントの話は「宮崎駿の雑創ノート」に掲載されてるものをほぼそのまま書いてます
    雑創ノートには『この本は資料的価値はありません』と書かれてるので間違いだとかあるかもしれませんご了承ください。>>1はミリタリー知識皆無なので

    304 :

    さりげないキン肉マンネタにくすりとしてしまった

    305 = 1 :

    おりょう「姉者殿!我ら皆、これを機に姉者殿とお近づきになりたいぜよ!」

    まほ「照れる」

    カエサル「よし、姉者殿と仲良くなるために質疑応答に応えてもらうというのはどうだ?」

     左衛門佐&おりょう『それだ!』

    左衛門佐「姉者殿!好きな食べ物はなんでござるか!?」

    まほ「カレー」

    おりょう「好きなパンの種類は何ぜよ!」

    まほ「カレー」

    カエサル「好きなお魚はなんですか?」

    まほ「カレイ」

    エルヴィン「好きな戦車漫画の好きな場面を教えてください」

    まほ「『豚の虎』にて、すぐ壊れるポルシェティーガーで戦った主人公ハンスと上官の会話、『戦争が終わって俺が金持ちになっても、ポルシェには絶対に乗らん』というオチ」

    エルヴィン「フッ・・・」ドヤァ~ッ

     カエサル&左衛門佐&おりょう<イラッ・・・

    左衛門佐「貴様ァエルヴィン!なんだその勝ち誇った顔はァ!」

    おりょう「自分の土俵だからって良い気になるんじゃないぜよ!」

    カエサル「もっとみんなにわかる話題をしろ!」

    エルヴィン「え~い!ピーピー泣くんじゃない!姉殿は私だけのものだ!誰にも譲らないぞ!」

    まほ「えっ」

     \ヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノ!/

    306 :

    >>エルヴィン「え~い!ピーピー泣くんじゃない!姉殿は私だけのものだ!誰にも譲らないぞ!」

    みほ「ふーん…今なんて言ったのかな?」

    307 = 1 :

    まほ「落ち着いてくれ皆。私のためにケンカはやめてくれ」

    カエサル「火に油注いでない?それ」

    まほ「私もできることなら皆と仲良くなりたいと思っている。確かに私はドイツ関連には一日の長があるが、他の話題でもかまわないさ」

    左衛門佐「おお!流石は天下の黒森峰隊長!話がわかる!では、好きな戦国武将は誰か教えてもらいたいでござる」

    まほ「ふむ・・・そうだな。やはりなんといっても、二天一流、天下無双、ブレイブフェンサー・・・様々な呼び名で呼ばれる宮本武蔵だな」

    左衛門佐「・・・む?」

    おりょう「それじゃあ好きな幕末志士は誰ぜよ?」

    まほ「う~ん・・・あの人・・・あの・・・あれ、牙突の人」

    おりょう「・・・もしかして斎藤一?」

    まほ「そうそう、その人」

    カエサル「好きなローマ人を」

    まほ「阿部寛」

    カエサル「駄目だ!この人思ったよりもポンコツだぞ!」

    左衛門佐「これがかの黒森峰の隊長だなんて!」

    おりょう「一気に親近感沸いたぜよ!姉者殿も人の子なのぜよ!」

    まほ「しほの子だ」

    308 :

    面白いw>>しほの子

    309 :

    常夫さん「……」

    310 :

    >>309
    最終章では出番あるかな?

    311 :

    平たい胸族

    312 :

    おりょう「安心したぜよ。黒森峰の隊長というと完全無欠の完璧超人という印象が強かったけど、ちょっと抜けてるところが普通の女の子っぽくてうれしいぜよ」

    まほ「褒めているのかどうなのか」

    左衛門佐「食事はサプリメント、ヒマな時は勉強かトレーニング、趣味は税金の計算だとか、そういうイメージだったからな」

    まほ「・・・そうか。私は女の子らしくないのか」シュン

    エルヴィン「左衛門佐ァ!姉殿を落ち込ませたなァ!」クワ

    左衛門佐「だ、だって雑誌でも書かれてたぞ。ほら、見てみろこれ。戦車道雑誌の特集、西住流大解剖スペシャル。西住まほは情け無用の戦闘マシーン、血の代わりにオイルが流れてる・・・だと」

    まほ「・・・」

    エルヴィン「ゴシップ雑誌などデマや妄想が大半なんだ!ええいかせ!こんなもの!姉殿を悲しませる悪い雑誌はこうだ!えいっ!えいっ!このっ!」バシーン フンヅケフンヅケ

    カエサル「私にいい考えがある」

    おりょう「みんな聞くぜよ!カエサルにいい考えがあるらしい!」

    左衛門佐「たいていロクな案じゃないがな・・・」

    カエサル「まほ姉者の無機質で機械的なイメージを覆すには、普通の女の子らしく装飾すればいいのではないだろうか。名案だと思う」

    まほ「えっ」

    エルヴィン「おおっ!そいつはいいアイデアだカエサル!やはりカバさんチーム一の乙女なだけはある!いよっ!たーかちゃんっ!」

    カエサル「よし、そうと決まればまほ姉者を女の子らしい格好にコーディネートしちゃおう大作戦を開始する!」

     \オーーー!/

    313 = 1 :


    カエサル「ドラムロール!」

     左衛門佐<ドンドコドコドコドコドコドコ・・・

    カエサル「ラッパ!」

     おりょう<ブーパブー♪

    カエサル「花のシャワー!」

     エルヴィン<ファッサ~

    カエサル「ご登場いただきましょう!古代ローマ風の女性衣装の西住まほ~!」バッ!

    まほ「・・・」アースベンニャーアワディチワワー

    おりょう「おおー!綺麗ぜよ!王女様みたいぜよ!」ゼヨ!

    エルヴィン「まるで博物館に展示されている彫刻のような芸術的美的センスだ」ウンウン

    左衛門佐「ディズニープリンセスも真っ青でござろう」ハッハッハ

    まほ「うーむ、たしかに女性らしさ溢れる格好かもしれんが、このカーテンのような長い布の衣装はどうも動きづらい・・・」グイグイ

    カエサル「王女様をイメージしたからな。大王は軍隊を指揮し政治をせねばならない。だが王女様は綺麗なおべべ着て悪役に攫われるのが仕事だ。動きづらくてナンボなのだ」

    まほ「これでは戦車の中でひっかかったり他の乗員の目を覆ったりしてしまうかもしれない。何より動きづらい。実戦には不向きだ。役に立たん」

    カエサル「姉殿を女の子らしくする作戦だということは理解してる?」

    314 = 1 :


    おりょう「琴!」

     エルヴィン<ベンベンベベンベンベベン

    おりょう「笛!

     左衛門佐<ピ~ヒョロロロ~ピ~♪

    おりょう「女の子の声!」

     カエサル「おっ嬢っさん♪おっ入んなさいっ♪」

    おりょう「それでは主役のご登場ー!江戸末期から明治にかけての時代風衣装を纏いし西住まほ殿ぜよー!」バッ!

    まほ「・・・」ハイカラ~

    エルヴィン「いい!着物を完全に着こなしている!和装も似合うとはさすが姉殿!」イイネ!

    左衛門佐「ヤマトナデシコの武芸である戦車道を新たな切り口からアピールしているようだ。かわいいともかっこいいとも言えるな」ハッハッハ

    カエサル「長くない髪の毛を纏めてギリギリお団子にしているのもなかなか似合うな。まるで朝の連続テレビドラマ小説に出てくるおてんば娘のようだ」ウンウン

    まほ「うーむ、たしかに撫子らしい格好だが、どうにも思さがなぁ。よいしょ」グイ

    おりょう「あっ、なにをするぜよ。ソデをまくって・・・袴も膝まで上げて・・・ハチマキまで締めて」

    まほ「うむ、これなら機動性を確保できる。さあ、どこからでもかかってくるがいい」キュッ!

    おりょう「相撲でも取る気ぜよ?」

    315 :

    某NHKの朝ドラ主人公…。

    316 = 1 :


    エルヴィン「ラッパ!」

     左衛門佐<プッパパッパパッパパッパパッパパッパパ~

    エルヴィン「ピアーノ!」

     カエサル<ジャジャジャジャーン!ジャ・ジャ・ジャ・ジャーン!

    エルヴィン「ラップ!」

     おりょう「YO 西住まほがすみずみ仮装♪いろんな姿に次々変装♪ドイツもコイツも似合うぜ最高♪」

    エルヴィン「レディース&ガールズ!お目見えしましょう、ドイツの民族衣装ディアンドル姿の西住まほだぁー!」バーン

    まほ「・・・」リボンノムシャ~

    左衛門佐「すごい!なんというお似合い感!やはり餅は餅屋だな!」オオー!

    カエサル「姉者殿のナイスなバデーが強調されてなんともウラヤマシイ!このドデカイ胸族め!」グヌヌ

    おりょう「こんな店員さんがいる飲み屋はバブル並に儲かるぜよ!」

    まほ「うーむ、確かに黒森峰といえばドイツなのだからディアンドルはいいのだが・・・実は最近この衣装を着る機会が多いから、正直面白みがないな・・・」

    エルヴィン「えっ・・・き、着てるんですか・・・じゃあ全然新鮮じゃない?・・・」

    まほ「詳しくはガルパンスピンオフ漫画『リボンの武者』を読んでくれ」キリッ

    エルヴィン「真顔でダイレクトマーケティングされても・・・」

    317 :


    左衛門佐「拍子木!」

     カエサル<カン・・・カン・・・カンカンカンカンカン!

    左衛門佐「笛!」

     おりょう<ピ~ヒョロロ~♪

    左衛門佐「締めの太鼓!」

     エルヴィン「いよぉ~」ポン!

    左衛門佐「真打ち登場!歌舞伎衣装に身を包んだ西住まほ殿の、アッ、おなァ~りィ~!」ザー

    まほ「・・・」ジュゲムジュゲム

    カエサル「おおー!歌舞伎の女形か!これは新鮮!今まで見たこともない想像も出来ない姉者殿だ!」ダレダカワカンネー!

    おりょう「着物の中にいっぱい武器とか仕込んでそうぜよ!」シゴトニーン!

    エルヴィン「もはや女としか言いようがない女の女による女のための格好だ!しかも強そう!」

    まほ「うーむ、たしかに女形は女らしさを表現する格好なのだが・・・女形は男の役者がやるものだろう。現代では『男が女を演じる』という認識が強い。つまり女形は男がする格好なのではないか」

    左衛門佐「えっ・・・ど、どうなんだろう・・・女形って言うんだから女の人もやってるんじゃ・・・」

    まほ「江戸幕府が歌舞伎などで女性を使うことを禁止していたが故に男が女装をしたのが女形の始まりだそうだ。ならば逆に女の私が男形の歌舞伎の格好をすればいいのではないか?」

    左衛門佐「もうわけがわからん」

    318 :

    宝塚まほ

    319 = 1 :

    カエサル「結局しっくりくるものはなかったな・・・」

    おりょう「姉者殿は注文が多いぜよ」

    エルヴィン「いや、むしろそこが女子らしいと言えるのではないか?」

    左衛門佐「物は言いよう、朝はおはよう、夜の挨拶こんばんはでござるな」カーッカッカッカ

    まほ「すまん。どうも私は頭が固いようだ。みほのように柔軟にならねばな」

     お腹<ペコグゥ~

    おりょう「あっ、お腹の音・・・」

    まほ「おなかすいた」

    左衛門佐「そういえばそろそろご飯の時間だな。今日の食事当番はカエサルだったはずだ。何か作ってくれ」

    まほ「当番制なのか」

    カエサル「私達はルームシェアしているので。しかしまほ'sランウェイをやっていたせいですっかり食事を忘れていたな。今から準備するのも面倒だし、たまには外食をしよう」

    エルヴィン「どこに行く?サイゼか?ガストか?バーミヤンか?王将か?スガキヤか?ロッテリアか?」

    おりょう「大衆食堂がいいぜよ」

    左衛門佐「いやいや、我々ならココスしかないでござろう」

     カエサル&エルヴィン&おりょう『それだ!!!』

    320 :


     ワイワイガヤガヤ ドヤドヤオイオイ

    エルヴィン「うーむ、めちゃくちゃ込んでるなココス」

    まほ「これでは何時間も待たされることになるな。ところで私にいい考えがある。CoCo壱に行くのはどうだろう」

    おりょう「平日だというのにどうしてこんなに並んでるぜよ」

    まほ「そうだな。CoCo壱で食べることにしようじゃないか」

    左衛門佐「きっと何かのフェアでもやっているんだろう。しかし、我々の食事はどうしたものか・・・」

    まほ「CoCo壱がいい」

    カエサル「待てよ。もしかしたら今日は『アレ』が来ているかもしれない」

    まほ「CoCo壱」

    おりょう「おお!『アレ』ぜよ!早速行ってみるぜよ!」

    エルヴィン「姉殿、行きましょう。早くはやく」グイグイ

    まほ「CoCo壱・・・」シュン


     ―――

    左衛門佐「たしかいつもはこの辺りに来ているんだが・・・」キョロキョロ

    カエサル「あ!やったぞ!みんな、今日は『アレ』が来てるぞ!」


    アンチョビ「彩りましょう食卓を、みんなで防ごうつまみ食い、常温保存で愛を包み込むカレーなる戦車女子!アンツィオ高校出張参上ー!おいしいイタリアンいかが~!」

    ペパロニ「チーズのピッツァ500円♪アツアツリゾット400円♪おいしいパスタが300円♪」

    カルパッチョ「安くて美味くて安心ねっ♪」

     アンチョビ&ペパロニ&カルパッチョ『おいしいおいしいイタ~リアン♪』ジャーン

    まほ「・・・」

    321 :

    やっぱりww

    323 :

    やっぱり、カバさんチームはアンツィオだな
    (やっぱり、たかちゃんにはひなちゃんだな)

    324 :

    暮らーし安心クラーシアン

    325 :

    クラーラ?(乱視)

    326 :

    >>324
    こんな細かいネタにまで気付く人いるんだ・・・

    327 :

    確かにクラシアンだ…ナツカシイ

    328 = 1 :

    アンチョビ「ん?おお!そこにいるのはマルゲリータ!マルゲリータじゃないか!どうだ?最近パスタ巻いてるか~?」

    エルヴィン「マルゲリータ?」

    まほ「以前アンツィオに短期転校していた際に呼ばれていたあだ名だ。何故アンツィオ三人衆が大洗に?」

    カルパッチョ「たまに大洗に出張して料理を売ってるんです。けっこう儲かるんですよ、これ」

    カエサル「丁度タイミングのいい時に来てくれていて助かるよひなちゃん」ルン

    カルパッチョ「どういたしましてたかちゃん」ルン

    まほ「なんなのだ」

    アンチョビ「それよりなにか食べてくか?食べてくだろ?食べていけ!いっしょけんめい作るよ!」

    左衛門佐「今日のおいしいとこはなにでござろうか」

    ペパロニ「ドゥーチェ考案の新メニューッス!なんとグラタンの中にスパゲティを封じ込めた、その名もグラパスタンだーーーッ!」バーン

    おりょう「わ・・・すごい。あつあつでチーズたっぷりのグラタンの中にパスタが入ってるぜよ」

    エルヴィン「中のはシーフードスパだな」

    アンチョビ「他にもペペロンチーノやイカスミパスタやカルボナーラも試すつもりだぞ!特許申請中だ!うまくいったらアンツィオご当地メニューとして売り出すんだ!儲かるぞ~!」

    左衛門佐「既にありそうなメニューだが、どちらにしろ料理に特許って通るのか?・・・しかも高校生が・・・努力はすごいが」

    まほ「アンチョビは銭のためならなんでもする女だ」

    アンチョビ「聞こえがわりーな!」

    329 = 1 :

    書いてから検索したんだけどグラタンの中にパスタってフツーにあるのね。あるだろうなーとは思ったけどここまで普通にあるもんだとは思わなかった

    330 = 1 :

    エルヴィン「グラタンの中にパスタがある料理、スパグラタンは普通にあるぞ。以前作り方を調べたことがある。山ほどレシピが出てきたな」

    アンチョビ「な”ん”だ”っで”ぇ”ぇ”ぇ”!?」ガタターン

    ペパロニ「そ、そんなぁ・・・特許でガッポガッポ大儲けウハウハザブーンな計画が・・・」ガクッ・・・

    カルパッチョ「お金入ると思ってもうピザ窯を新調しちゃいましたよ・・・これでまたしばらくおやつと間食を減らさないとダメですよ」シュン・・・

    アンチョビ「うぅ・・・グッドアイデアだと思ってチョーシに乗ってしまった・・・」


     ~~~ホワンホワンホワァ~ン・・・(回想)~~~

    アンチョビ「あっ!すごいこと思いついたかもしれない!」ズビッ

    ペパロニ「どしたんスかドゥーチェ?パスタ食いながら急に立ちあがって」ズルル

    カルパッチョ「ほっぺにミートソースついてますよ。ほら、拭くからじっとしててください」フキフキ

    アンチョビ「んぐぐ。聞いて驚け!見て笑え!アンツィオ名物鉄板ナポリタンに続く新名物を思いついたぞ!その名もグラパスタン!グラタンの中にパスタを封じ込めるんだ!こ、これは天才かも!」

    ペパロニ「シェー!わはははは!」

    アンチョビ「あっ!な、なぜ笑う!」

    ペパロニ「だって聞いて驚け見て笑えって」

    カルパッチョ「すごいですよドゥーチェ。みんな大好きグラタンの中にパスタなんて、おいしいもの×おいしいもので絶対おいしいじゃないですか。やっぱりドゥーチェは料理の鉄人ですね」

     アンツィオ生徒A「ぜってー爆売れするッスよ!」 アンツィオ生徒B「特許とったら大儲けですよ!」 アンツィオ生徒C「世界中にチェーン店出しましょう!」

    アンチョビ「ぃよーし!東京特許許可局にお手紙書いてグラパスタンの商標登録をするぞ!入るお金でピザ窯を新しくしよう!戦車倉庫も建て直しだ!ビンテージバルサミコ酢も買っちゃおー!」

     \ワァーーー!/ \ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!/ \ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!/ \ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!/

     ~~~ホワンホワンホワァ~ン・・・(回想終わり)~~~


    アンチョビ「――という具合に景気よくやりすぎた・・・」

    まほ「なんなのだ」

    332 :

    ドゥーチェが銭の為なら何でもする女だと聞いて…。

    333 :

    銭のためではないけど、勝利とか楽しく戦車道するためには誰よりも努力惜しまないよドゥーチェ

    334 :

    左衛門佐「取らぬ狸の皮算用というやつだな」カッカッカ

    カエサル「私にいい考えがある」

    おりょう「みんな聞くぜよ!カエサルにいい考えがあるぜよ!」

    カエサル「勝者が賞金を獲得する、大料理対決大会を開くというのはどうだろう。資金を集められるし、アンツィオ料理の評判を広く知らしめられるのではないか」

    左衛門佐「大会名に『大』が二回入っちゃってるが」

    カルパッチョ「さすがたかちゃん!いいアイデアね!やっぱりたかちゃんは天才!」

    アンチョビ「それは名案だ!よし、それじゃあリハーサルとしてここにいるメンバーで料理対決をしよう!お互いが料理を作って試食しお互いが評価し合うのだ!」

    まほ「えっ」

    エルヴィン「今グラパスタンとやらを食べたところなのだが・・・そんなにたくさん食べられないと思うぞ」

    おりょう「太るぜよ」

    ペパロニ「だいじょうぶだいじょうぶ!アタシら戦車女子はいくら食べても太らない体質なんスよ!」

    おりょう「ほーそうかい!だったらカツ丼100杯食ってもらおうぜよ!」クワ!

    ペパロニ「なんで怒ってるんスか」

    335 = 1 :

    左衛門佐「姉者殿、料理など作れるのでござるか?」

    まほ「ふふふ、なにを隠そう私はアンチョビから料理指導を受けた料理戦士なのだ。今こそその腕前を披露しよう」

    アンチョビ「その通り!さあマルゲリータ!お前用のエプロンとコックさん帽子と料理器具を用意したぞ!かつてアンツィオで使っていたものだ!さあ、装着するのだー!」

    まほ「おおっ・・・では」モゾモゾ

    アンチョビ「よみがえるがいい!アイアンシェフ!」バーン

    まほ「クッキングマホ見参」バーン

    ペパロニ「では大料理対決大会大リハーサル開始ー!」ピーッ


    カエサル「一番、カエサルだ。古代ローマ風の麦で作ったパンと木イチゴだ」ジャーン

    左衛門佐「二番左衛門佐ァ!ご飯を味噌や醤油やゴマ油等で味付けしてこねた、こねつけ餅だ!真田幸村の好物と言われている!」カッカッカ

    おりょう「三番おりょう。玄米と沢庵とみそ汁。カロリー控え目で女の子に大人気」キリッ

    エルヴィン「四番のエルヴィン。ウィンナーとビールだ。シンプルだが結局これが一番。ウィンナーとソーセージの違いはというと、ソーセージというくくりの中にウィンナーがあり――」

    まほ「五番、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた。カレーを作った。本来ならリンゴ等果物をたくさん煮こんで作りたかったが、時間が無いので即席ボンカレーだ。どう作っても美味い」

    アンチョビ「ふっふっふーん。皆なかなかやるが、アンツィオ代表のドゥーチェには勝てないな!六番本命ドゥーチェ!週5で作る私のオハコ、ミートスパゲティだー!勝者決定ー!」バーン

    ペパロニ「料理が出揃ったァ!それでは実ッ食!」イヤァ~!

    アンチョビ「いってるいってるゥー!」イエーイ!

    336 :

    ボンカレーを作るなんて流石は西住流…

    337 :

     ~~~投票中~~~

    ペパロニ「結果が出たッス!」

    まほ「勝ったな」

    アンチョビ「フッ・・・結果発表など聞くまでもない。優勝のスピーチ考えとこ」イソイソ

    ペパロニ「優勝は・・・カエサルさんッス!」バーン

    アンチョビ「やったー!ゆうしょな”ん”だ”っ”で”え”え”え”ぇ”ぇ”ぇ”!?」ズッコケー

    カエサル「いえい」ブイ

    左衛門佐「納得いかァん!カエサルのなんてパンと木イチゴだけだったじゃないか!」ヤイノ!

    エルヴィン「そうだそうだ!不正があったに違いない!」ヤイノ!

    おりょう「カロリー控え目で良かったけどそれだけぜよ!」ヤイノ!

    ペパロニ「みなさん自分に一票入れてて票は割れたんスけど、カエサルさんのだけ2票入ってたんスよ」

    カルパッチョ「わー、やったねたかちゃん♪」ルン

    カエサル「ありがとうひなちゃん♪」ルン

    まほ「謎は全て解けた」

    338 = 1 :

    カエサル「見たか!これが私の実力だ!お前達は皆、自分しか見えていなかった。だが私には友人であるひなちゃんがいる!それを見落としたことがお前達の敗因だ!」バーン

    まほ「くやしいがその通りだ。敵の援軍を予想していなかった我々の落ち度だ」

    アンチョビ「料理の腕前云々じゃないとこで負けるなんて・・・」ヨヨヨ・・・

    カエサル「これがローマの戦いだー!」ハッハッハー!


    カルパッチョ「はー・・・たかちゃんはやっぱりカッコイイなー」ポー

    ペパロニ「・・・」ジー

    カルパッチョ「ん?どうしたの?」

    ペパロニ「カルパッチョはホモ?」

    カルパッチョ「」ズルッ

    カルパッチョ「それを言うならレズでしょ!」

    カルパッチョ「いや、レズでもないよ!」

    ペパロニ「おー」

    カルパッチョ「これは女友達同士特有の・・・あれよ」

    ペパロニ「へー」

    カルパッチョ「別にそういう意味でたかちゃんカッコイイって言ってるんじゃないわ」

    ペパロニ「ほー」

    カルパッチョ「その証拠に・・・たかちゃんなら男でもいい!」

    ペパロニ「・・・・・・ん?」

    339 = 1 :

    今回はここまでで

    340 :

    パッチョ姐さん…

    341 :

    以前からあったが意外と触れられてない気がする
    BJお好きですな
    さすがに巨大卵焼きは出ませんか

    342 :

    あずまんが大洗

    343 :

    >>342
    そう言えばこの作者、大阪が大洗に転校してくる奴書いてたね

    344 :

    あまり過去作は言われたくないらしいからやめてさしあげろ

    345 :

    過去作は短期転校手続きだろ! いい加減にしろ!

    346 :

    過去作を言われたくないというとちょっと語弊があるというか、今まで書いた作品が自分でも全然面白くできなかったなっていうのが大半なので掘りだされるのちょっとはずかしいというだけですわ
    短期転校シリーズももっと面白くできたはずなのに美味く料理できなかったなーって奴がほとんど。要するに過去作のことを言われるのはイヤではないけどおもんないのがほとんどだから期待せんとってなってことです長々と何をゆっとるんだおのれは

    347 = 1 :

    「おー、チョビ子ー」ポテポテ

    カエサル「会長」

    アンチョビ「おお!杏ー!・・・じゃなくてアンチョビだ!お前はいつになったらドゥーチェをアンチョビと呼ぶんだ!」

    「まーそんなことは置いといてー、今日の私はお客さんだよー」

    アンチョビ「おっ!なーんだそうだったのか!何が食べたいんだ?パスタか?ピッツァか?フォカッチャか?」

    「うどんがいいなー」

    アンチョビ「冷やかしなら帰ってくれ!」

    まほ「私はカレーが食べたい」

    アンチョビ「加勢するな!」

    カルパッチョ「もうちょっとイタリア寄りなものでないと難しいですね」

    アンチョビ「無茶な要求ばかりするな!まったく」

    「んー、じゃあ干し芋ピザが食べたい」

    アンチョビ「よしっ!任せろ!」フンス

    まほ「出来るのか」

    348 :

    謙遜はあれですよー
    私は大阪ガルパンやあのシリーズ好きです!(無論このまほ転校シリーズや、ガルパン短編)
    ただ、あとで酉をググったら同じ人としって腰をぬかしました!
    これからもあなたのSSは期待してます!

    349 :

    ありがたいけどこういう話はここまでにしましょう。ほんとにありがたいし嬉しいけど脇から見たら色々変な感じするだろうし。ありがとうございます


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