元スレ提督「最近違和感を感じるとです」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
451 :
更新してくれただけでもありがたいです!
452 = 40 :
提督「随分話し込んだんだな」
グラーフ「ああ、とてもいい『情報』を手に入れることも出来た」
提督「へぇー、まぁアイツらああ見えて面倒見はいい方だしな」
グラーフ「私が思っていた以上に、ここの皆は優秀だったようだ…」
提督「そりゃあアイツら相当練度高いからな」
453 = 40 :
グラーフ「そして、私も『作戦』に参加する事にした…。アトミラール、覚悟しておくことだな」フフフ
提督「『作戦』?…俺何か指示出したっけな…」
グラーフ「まぁそんな事はさておき、仕事の続きをしようじゃないか」ガタッ
提督「あ、ああ…」
提督(もしかして俺にドッキリでも仕掛けるつもりか…?)
提督(いや、そんなキャラじゃないよな…)
提督(……ま、いっか…)
454 = 40 :
20:25 執務室
提督「よーし終わったー」ノビー
グラーフ「今日の分は以上か?」
提督「ああ、じゃあ今日はもうあがって良いぞ?」
グラーフ「……なぁアトミラール、少し話をしないか?」
455 = 40 :
提督「え?ああ、いいけど…」
グラーフ「アトミラールは今まで、恋人は居たことあるか?」
提督「あ~、そういう話か…」
グラーフ「アトミラールは女の扱いが上手い。きっと経験も多い気がするのだ」
456 = 40 :
提督「そんな事はない。ただ片想いの恋を1回だけ…、したことがあるだけだし…。買い被りすぎだな」
グラーフ「そうなのか…。だがその話、興味がある。詳しく聞いてもいいか?」
提督「ああ。まぁ簡単な話だ」
提督「俺はその子と仲が良かったんだけど、恋仲にまでは発展しなかったってヤツ」
グラーフ「その…フラれたのか?」
457 = 40 :
提督「まぁ…、直接言われた訳ではないんだがな…」
提督「その子は別の男と恋仲になったんだよ…。恐らく、元々俺は眼中に無かったって事…だと思う」
グラーフ「…そうだったのか」
提督「あ、その子って言うのは桜提督の事じゃないからな?」
458 = 40 :
提督「その失恋が、当時の俺には思いの外ショックが大きくてなぁ……。ちょっと女性不審っぽくなってね…」
提督「その後、告白されたことは何回かあったけど…、全部断ってしまったんだ」
グラーフ「……」
提督「ま、今となっては勿体無い事したなーって後悔してるけどな」ハハッ
グラーフ「…なるほど、そういう事か」
459 = 40 :
グラーフ「では少し話は変わるが…」
提督「おう」
グラーフ「この鎮守府に、アトミラールになついている娘がちらほら居るのは把握しているか?」
提督「そりゃな…、あからさまだし」
グラーフ「もしその娘達に恋人が出来たらどう思う?」
提督「……え?」
460 = 40 :
グラーフ「この際はっきり言っておくが、この鎮守府にアトミラールが嫌いなヤツは、私を含め一人も居ない」
グラーフ「これは確定情報だ」
提督「それは…、まぁありがたい話だな…」
グラーフ「だが私達も女だ。気は移ろうし、恋人が出来たらアトミラールが嫌いになる輩も出てくるだろう」
提督「……」
461 = 40 :
グラーフ「それを踏まえた上で、もう一度聞こう…」
グラーフ「私達に恋人が出来たら、アトミラールはどうする?」
提督「そ…、そんなの決まってんじゃん…。俺は、祝福するよ…」
提督(あれ…?)
462 = 40 :
グラーフ「…それは本気で言っているのか?」
提督「だって…、俺はお前らの恋人ではなく、上司なんだぞ…?嫉妬なんてするわけ…」
提督(なんで…)
463 = 40 :
グラーフ「そうか…、まぁそういう事にしておこう」
提督「…何が目的でこんな事聞いたんだ?」
提督(こんなに歯切れが悪いんだ……オレ……)
464 = 40 :
グラーフ「いや、アトミラールの反応を見たかっただけだ。そう深く考えるな」ガタッ
提督「……」
グラーフ「聞きたかった事はそれだけだ。では失礼する」コツコツ
提督「…待て、グラーフ」
465 = 40 :
提督「1つだけ聞かせてくれ……」
グラーフ「何だ?」クルッ
提督「…もし俺に彼女が出来たら…、お前達はどう思うんだ?」
グラーフ「……」
提督(何でこんな事聞いてんだよ…!)ギリッ
466 = 40 :
グラーフ「…やってみれば分かることだ。私が答えるまでもない」
提督「…そうか。引き留めてすまなかった」
グラーフ「ではな」ガチャッ
バタン
467 = 40 :
提督(……チクショウ…、上司としてあるまじき行為だな…)
提督(それもこれも、俺に彼女が居ないからこんな事になるんだ……)
提督(……桜は……、彼氏居るのかなぁ…)
468 = 40 :
21:55 執務室
コンコン…
提督「……あれ?誰だ、こんな時間に……入れ」
ガチャッ
北上「き…、来たよ…。提督…///」
提督「あっ」
469 = 40 :
北上「…?」
提督(忘れてたーーーーっ!!)
提督(そうだった!北上は今日俺の部屋泊まっていくんだったーーっ!)
提督(やべぇよ…今になって事の重大さに気付いてしまった…)
提督「ま、まぁとりあえずお茶でも飲んでいけよ」
北上「え?う、うん…///」ガタッ
470 = 40 :
提督「……」カチャカチャ…
北上「ね、ねぇ提督…」
提督「うん?」
北上「まさか忘れてた…?」
提督「ん゛っ!いっいや、忘れるわけないだろっ!?」カタカタカタ…
北上「メチャクチャ手震えてるけど…」
471 = 40 :
提督「あっ、慌ててなどおらんっ!失礼だぞ北上っ!」
北上「あー、図星?」
提督「ち、ちげぇしっ!」カチャッ
北上「へー…」ジトー
472 = 40 :
提督「ほっ、ほら!良いから飲めって」コトッ
北上「……」チラッ
提督「……なんだよ…」
北上「……睡眠薬でも入れて飲ませて、寝ている隙に私を襲うつもり?」
提督「あまりにも失礼過ぎんだろっ!純粋なお茶ですよ!何も入って無いッス!」
北上「どーだか…」ズズッ
473 = 40 :
提督「はぁ……。そういえばお前お酒は飲めたっけ?」
北上「え?まぁ人並みには」ズズッ
提督「そうか、じゃあ大丈夫かな…」
北上「……」コトッ
提督「……今度はなんですか…」
北上「まさか私を酔わせて襲うの?」
提督「ねぇさっきから何なの?俺ってそんなに信頼無い?」
474 = 40 :
北上「だって着任して日の浅いグラーフさんの初めて奪ったんでしょ?」ジトー
提督「俺が奪った訳じゃねぇし!あと言い方な!」
北上「ふーん?」ズズッ
提督「あ、てか着替え持ってきた?」
北上「このバッグが見えないの?」ゴソッ
475 = 40 :
提督「ああそれか…。てかバッグデカいな…、何が入ってんだよ…」
北上「いっ、色々入ってんのっ!///」
提督「まぁ、女は何時だって大荷物だしな…」
北上「あ、あのさ…。て、提督は…その……ゴ……///」ゴニョゴニョ
提督「え?何だって?」
北上「だっ、だから!ゴムは持ってんのって訊いてんの!///」
提督「ゴム?」
提督(いきなり何の話だ……コンドームの話する訳じゃあるまいし……)
476 = 40 :
提督(……もしかして髪留めのゴムの話か?)
提督「あー…、あいにく持ってないな…」
北上「えっ!も、持ってないの!?///」
提督「ああ、だって俺には必要ないし…」
北上「マジでっ!?ゴム使わないのっ!?///」
477 = 40 :
提督「だって俺がゴム使ってるとこなんて見たこと無いだろ?」
北上「そりゃオナ……してる時ゴムしてないのは知ってるけどさ…///」ゴニョゴニョ
北上「でっ、でも普通は使うんじゃないの?///」
提督「そうなのか?まぁ長い人は使うだろうけど…」
北上「な゛っ、長い……///」
478 = 40 :
提督「まぁ俺も長い方だけど、使ったことは一度も無いな…」
北上「ぇえ~…///提督長い方なんだ…///」
提督「ああ。…てかお前持ってないのかよ」
北上「いや、念のため持ってきてるけどさっ!///」
479 = 40 :
提督「まぁ、最終的に(北上が)外すし、やっぱ要らないよな」
北上「わっ、私は別にいいけどっ!///せ、責任……、取ってもらうからね…?///」
提督(責任て……)
提督(はっ!もしかしてキューティクルが傷んだら、髪のケア代払えって事か!?)
提督「いや、そんな責任なんて取れるかよ!てかそういうのは自己責任だろ」
北上「な゛っ!て…提督って結構鬼畜だったんだね…。まぁ、それでもイイけど…///」
480 = 40 :
提督「まぁなんだ…、何時までもここで話するのもなんだし、俺の部屋に移動するか」
北上「う、うん…///」
提督「じゃあ北上」スッ
北上「え?」
提督「よいしょっ!」ダキッ
北上「ふえっ!?///」カァァ
提督「ははっ、重雷装巡洋艦のクセに軽いなー」ヒョイッ
北上「な、何でお姫様抱っこしてんの!?///」
481 = 40 :
提督「え、だって間宮にもしてあげたし…。嫌だった?」
北上「いやっ、イイけどさ……///」
北上(ヤバいヤバい!顔近すぎっ!///)
提督「あ、ここで抱っこしたらドア開けらんねぇや…、どうしよう…」
482 = 40 :
阿武隈「提督っ!艦隊が母港に帰還しました!」ガチャッ!
北上「」
提督「」
阿武隈「……え?」
提督(はぁ……今日は何か……、タイミング悪い出来事が多いなぁ……。まさに厄日って感じ…)
483 = 40 :
阿武隈「……」プルプル
提督(ほら、案の定メッチャキレてる…、俺…何されるんだろう…)
阿武隈「提督……?」プルプル
提督「なんでしょう阿武隈さん」
阿武隈「北上さんばっかりズルいですっ!私にもお姫様抱っこしてくださいよっ!」ウガーッ
提督「あ、そっちッスか」
484 = 40 :
北上「残念だけど、それは出来ない相談だねー」フフン
阿武隈「なんでですか……」
北上「だって今夜、私は提督と寝るし」
阿武隈「な゛!」ズギューン!
北上「ふふっ」
提督「なんでこうも皆言い方悪いんだろう…」
485 :
北上さんと提督のこの微妙にかみ合ってない感じの会話好きだわ
そして阿武隈そういうリアクションなのかw
486 = 40 :
北上「ま、そういうことだから、さっさと報告済ませてよねー」
阿武隈「ぐぬぬ……!」
提督「あー……何か嫌な予感……」
阿武隈「だったら……」プルプル
北上「?」
阿武隈「だったら私も提督と寝ますっ!///」
北上「」
提督「……もうやだ…」グスッ
487 = 40 :
以上が本日の透過分です。
ようやく北上タイム(仮)に入る所まで投下できました…。
明日も更新できるか怪しいので、期待せず待っていてください。
488 :
北上さんはムッツリスケベかわいい
489 :
おいおい北上さんよ、間宮と同じこと(意味深)するならゴムの有無も一緒に決まってるじゃないかhahaha
490 :
バッグの中に大井っちが入ってるのかと思ったら……
北上さん、もしかして抜け駆けするつもりだったんですか?
491 :
おまえ、この状況でバッグに大井が紛れ込んでたら、速攻バッグ閉めて窓から全力で海に放り投げた後
40門の酸素魚雷を全弾ブチ込むだろさすがに。
492 :
大井っちのことだ、既に提督の部屋に潜伏してるに違いない
493 :
そろそろ提督のおちんぽ様を拝めるのかな?
494 :
ageてまで書き込んだ内容がそれか…
495 :
仲良く3Pすれば丸く収まるな
496 :
もうそろそろ来るかな?
497 :
お馴染みの総ヤンデレものかと思ったらナニコレマジで面白いんですけどぉ
498 :
大変お待たせしました。ここ最近忙しくてなかなか投下できませんでした。
とりあえず今日仕上げた分を投下していくんで、宜しくお願いします。
499 = 40 :
ageてしまって申し訳ない…。
500 = 496 :
待ってた
むっつり北上さん大好き
みんなの評価 : ☆
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