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    元スレ提督「艦娘を幸せにしたい」

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    1 :

    提督「艦娘に殺されたい」
    http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1514470615/
    の過去編
    胸糞が嫌いな方は上は見ずにこのssに留めてください。このssはハッピーエンド?です
    他の過去作
    デレデレ霞ちゃん
    http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1517682436/


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1520698850

    2 :

    スレ立て乙

    3 = 1 :

    提督私室

    提督「今日もお疲れ様、榛名」

    榛名「提督こそお疲れ様でした」ペコリ

    提督「おいで」

    榛名「えへへ...///」ピトッ

    提督「...」ギュッ

    榛名「榛名、すごく幸せです...」

    提督「俺もだよ...」

    榛名「提督」

    提督「ん?」

    榛名「ん...」

    提督「あぁ...」

    チュッ

    榛名「えへへ...」

    提督「榛名、明日は非番だったっけ?」

    榛名「はい。寝かすつもりはありませんよ?」ガバッ

    提督「俺は普通に仕事だからほどほどにしてくれよ...」ギュッ

    ーーーーーーーー

    4 = 1 :



    提督「ぅ...」パチッ

    榛名「...zzz」

    提督「もう5時か...起きないと...」

    提督「全く...こんな顔して夜は獣なんだからな...」ナデナデ

    榛名「んぅ...zzz」

    提督「さて、準備しないと...」ゴソゴソ

    ーーーーーーーー

    5 = 1 :

    食堂

    伊良湖「間宮さん、こっちの仕込みは終わりました!」

    間宮「ありがとう!次はお味噌汁をお願いしていいかしら?」

    伊良湖「はい!...あ!」

    提督「おはよう二人とも」

    伊良湖「おはようございます!」

    間宮「提督、毎朝こんな所まで来ていただかなくても...」

    提督「朝早くから皆の食事を用意してくれてるんだから、労いに来る人が一人くらいいたっていいじゃないか」

    間宮「もう、提督は甘いですね///」

    伊良湖「ふふ、間宮さん、なんだかんだ凄く嬉しそうじゃないですか」

    間宮「からかわないの!」

    提督「いつもありがとうな。二人には本当に感謝してるよ」

    提督「これ、よかったら受け取ってくれないか?」スッ

    間宮「これは...?」

    提督「幻の名刀なんて言われてる包丁なんだがな、前に会議で本土に戻った時に見つけて、是非二人にと思って買ったんだ」

    伊良湖「こ、こんな立派なもの頂いてもいいんですか...?」

    提督「もちろん。この包丁も君たちに貰われたがってるよ」

    間宮「ありがとうございます...凄く立派...」

    伊良湖「わぁ...大切にします!」

    提督「邪魔して悪かったな。それじゃ俺は戻るから」

    間宮「邪魔だなんてとんでもありません!ありがとうございました!」ペコリ

    伊良湖「本当にありがとうございます!」

    ーーーーーーーー

    6 = 1 :

    伊良湖「間宮さん!凄いですよこの包丁!こんな綺麗に切れちゃいます!!」トントントントン

    間宮「本当ね...美しさすら感じるわ...」ジッ

    伊良湖「間宮さんは使わないんですか?」

    間宮「折角提督に頂いた物だし、なんだかもったいなくて///」

    伊良湖「ふふ、本当に提督のことお好きなんですね」

    間宮「もう!それより早く仕込みの続きをしないと間に合わなくなっちゃうわよ?」

    伊良湖「あっ!すみません!」

    間宮「(この包丁は今のがダメになるまで取っておきましょう♪)」

    ーーーーーーーー

    7 = 1 :

    司令室

    提督「さて、今日の秘書艦は↓1か...」

    リストから一人指名をお願いします

    鳳翔 霞 七駆 天城 天龍 龍田 鹿島 瑞鳳 青葉 金剛型 二航戦 オイゲン ポーラ ローマ

    8 = 1 :

    という訳で過去編です
    このssはただひたすら提督を拷問し殺そうとした艦娘と提督の幸せだった頃の話をツラツラ書いていくだけです
    こんな仲だったのに...と少しでも愉悦の足しになればと思います

    安価についてですが、基本的に本編に出た艦娘をリスト化し安価による指名順で書いていきます。
    消化し終わった頃にマンネリ化してなければ新たに艦娘の追加安価を取ります

    9 = 2 :





    艦娘は新規で安価しないんか?

    10 = 2 :

    すまん
    下げ

    11 = 1 :

    コンコンコン

    「霞よ」

    提督「おぉ、入ってくれ」

    ガチャッ

    「おはよう司令官。昨日はちゃんと眠れたの?」ニヤニヤ

    提督「おま...その表情、榛名が非番だと誰かに聞いたな?」

    「榛名さんが戦場で言ってたわ。『明日は非番なので今夜は提督を寝かせません!』ってね」

    提督「そりゃMVPも取って来るわけだ」

    「ところで、今日の業務は?」

    提督「新海域開放の予定はないから、海域哨戒だけするとして...報告書の作成と鎮守府内の見回りくらいかな」

    「司令官が優秀過ぎるってのも考えものね。昔の忙しさが懐かしいわ」

    提督「平和なのはいいことだろう?」

    「そりゃそうだけど、司令官が部下を労ってまわる鎮守府なんてここくらいよ、絶対」

    提督「俺も上官に褒めてもらった時は凄く嬉しかったからさ。皆にもそうやってやる気を出して欲しいんだ」

    「ふん、本当に甘ちゃんね」

    提督「いつも付き合ってくれてありがとうな?」ナデナデ

    「///」

    提督「そういえば↓1が用があるとか言ってたな。ちょっと顔出しに行くか」スッ

    「ぁ...」

    提督「ん?」

    「なんでもない...」シュン

    12 = 1 :

    >>9
    殺されたいの方で出た艦娘を先に出すつもりだったけど、もし新規の要望が多ければ対応します

    13 = 2 :

    ローマ

    14 :

    まずは前のキャラを消化してからかな

    15 = 1 :

    戦艦寮

    提督「ローマ、入っていいか?」

    「どうぞ」

    ガチャッ

    ローマ「いらっしゃい。わざわざ来てもらって悪かったわね」

    提督「何、ローマの為ならお安い御用さ」

    ローマ「はいはい///」

    提督「ところで用ってのは?」

    ローマ「これ、前食べてみたいって言ってたでしょ?」スッ

    提督「おぉ!これがイタリアの麺...パスタか...」

    ローマ「それとこれがトマトで作ったソース。これをパスタに絡めて食べるとシンプルだけど美味しいわ」

    提督「悪いな。わがまま言って」

    ローマ「いいのよ。私もイタリアの文化に少しでも触れて欲しいと思ってたし」

    提督「貰いっぱなしだと悪いしな...何かお礼をさせてくれないか?」

    ローマ「お礼...?」

    ローマ「それなら...↓1」

    16 :

    食材の買い出しに付き合って

    17 :

    提督「食材の買い出し?って言ってもこの島には...」

    ローマ「分かってるわよ。だから...その...」モジモジ

    提督「?」

    ローマ「日本本土でもイタリアでもいいから、戻ったら一緒に買い物に付き合って欲しいの!」

    提督「あぁ...お安い御用だ。是非ご一緒させてくれ」ニコッ

    ローマ「(提督とデートの約束しちゃった///)Mi dispiace 榛名...」クスッ

    提督「榛名のことは気にしなくていいぞ?」

    ローマ「なっ!どうして分かっちゃうのよ!」

    提督「ローマと少しでも母国語で話してみたくてな。こっそり勉強を続けてたんだ」ニコニコ

    ローマ「もう、本当に優男なんだから...///」

    ーーーーーーーー

    18 = 1 :

    司令室

    「あら、もう戻ったの?」

    提督「うん。ちょっと頼んでたものを受け取っただけだからな」スッ

    「麺...?」

    提督「そうそう。イタリアの小麦で出来た麺でな、パスタって言うらしいんだ」

    「へー、小洒落た名前ね」

    提督「食べてみるか?」

    「いいの?あんまり沢山ある様には見えないけど...」

    提督「2人前くらいはありそうだからこっそり食べちゃおう。皆には内緒だぞ?」

    「あ、ありがとう///」

    ーーーーーーーー

    19 = 1 :

    「頂きます」

    提督「召し上がれ」

    「ん...」チュルチュル

    提督「どうだ?貰ったトマトソースをそのままかけただけなんだけど...」

    「美味しいわね。これならトマトが嫌いな子でも美味しく食べられるんじゃないかしら?栄養補給にもいいと思うわ」

    提督「ほー、それじゃあ俺も...」ズズッ

    「美味しいでしょ?」

    提督「本当だな。今度他のソースも頼んでみようか」

    「間宮さんのメニューに加えて貰ったらいいんじゃない?」

    提督「いいなそれ!次会った時に言っておくよ」

    コンコンコン

    提督「どうぞー」

    ガチャッ

    青葉「こんにちはー!って...何食べてるんですか?」

    提督「あー...ローマに貰ったパスタって言うのを食べてた」

    青葉「私たちの分は?」ジトッ

    提督「すまん...」

    青葉「司令官が執務中に、しかも既婚者でありながらツンデレ美少女と秘密の食事会を...と」カキカキ

    提督「おい」

    青葉「間宮券」ボソッ

    提督「お前...上官を脅すのか...」

    青葉「1枚...」ボソッ

    提督「分かった分かった。それで、本題は?何か用事があったんだろ?」スッ

    青葉「あ、ほんとにくれるんだ。で、用なんですけど、司令官の人気の秘訣を取材しようかなぁと...」

    21 :

    萩風

    22 :

    非の打ち所がない完璧な紳士

    23 :

    こんな紳士だからこそ>>1みたいな事になったんだよな…

    24 :

    リストにある艦娘からじゃないの?

    25 :

    新規の子も対応すると発言したからなあ
    駄目なら鳳翔さん

    別鎮守府で無く>>1で過去編とはっきり書かれてるからなあ
    後の悲劇を考えると見ていてつらいww

    26 :

    今回で新しく追加された新艦はおまけで後の悲劇の時に何をしたか見てぇなぁ…(ゲス顔)

    27 = 1 :

    霞 七駆 天龍 龍田 鹿島 瑞鳳 青葉 金剛型(榛名以外)

    ↓1で一人だけ指名をお願いします。

    28 :

    鹿島

    29 = 1 :

    提督「紳士...か。萩風がそんなことを...」

    青葉「ほら、前萩風さんが大破した時に...」

    ーーーーーーーー

    30 = 1 :

    司令室

    萩風「司令...艦隊が帰投しました...」ボロッ

    提督「萩風!?大丈夫か!?」ダッ

    萩風「ご迷惑をお掛けしてすみません...」グスッ

    提督「迷惑なんて...そんなわけないだろ...」ギュッ

    萩風「でも、もう少しで敵の主力を叩けたのに...」ポロポロ

    提督「君が無事ならそれでいいんだ。さ、入渠してきなさい」ナデナデ

    萩風「あ、あの!」

    提督「ん?」

    萩風「少し...怖くて...お風呂に浸かるとふと思い出すことがあるんです...」フルフル

    提督「...」

    萩風「だから...もしよければ...」

    提督「分かった。ただし中には入らないからな?外で待ってるから早く入ってきなさい」ニコッ

    萩風「司令...ありがとうございます!」ギュッ

    ーーーーーーーー

    31 = 1 :

    風呂場

    萩風「司令、いますか?」

    「ちゃんといるよ」

    萩風「よかった...」チャプッ

    「...」

    萩風「司令は、お優しいんですね」

    「そうか?」

    萩風「はい。他の鎮守府じゃあんな戦果、報告しても舌打ちされて終わりですよ...」

    「やっぱり...多いのか?そういうところ」

    萩風「そりゃそうですよ。何よりも戦果が一番だー!って人、いっぱいいますよ?」

    「俺は君たちに幸せになって欲しいんだ。嫌な思いをさせるつもりはないよ」

    萩風「司令がそう思ってくれてるのは、ひしひし伝わってきます。だから私たちは頑張れるんです...」

    「ありがとう。そう言ってくれると嬉しいよ」

    萩風「大好きです...司令...」ボソッ

    「...」

    ーーーーーーーー

    32 = 1 :

    青葉「なんて話があったって聞きましたよ?」

    「いいなぁ...」ボソッ

    提督「...まぁ萩風がそう思ってくれてるなら否定する気は無いさ。紳士という言葉は素直に受け取っておく」

    青葉「にしても...どうして司令官は私たちを幸せにしたいと思っているんですか?」

    「確かに。あんたの態度は度を超してるわよ?甘いんだってば」

    提督「甘いか...士官学校でも教官によく言われたよ」

    青葉「お答えいただけないなら無理には聞きませんけど...」

    提督「すまないな。今は言いたくない。聞かれて困るわけじゃないんだがな...」ポリポリ

    青葉「...分かりました!じゃあ青葉はこの辺で失礼しますね!お邪魔しました!」

    提督「すまないな。もてなせなくて」

    「勝手に乱入してきた人間なんてもてなさなくていいのよ」

    青葉「辛辣ぅ...それでは!」

    パタン

    ーーーーーーーー

    33 = 1 :

    提督「あれ?もうこんな時間か」

    「殆ど青葉さんの相手をしてただけだったわね」

    提督「ほんとだなぁ。霞、もう戻ってもらっていいよ。今日はありがとうな」

    「お言葉に甘えさせてもらうわね。お疲れ様」ガチャッ

    パタン

    提督「さて...」

    『どうして司令官は私たちを幸せにしたいと思っているんですか?』

    提督「鹿島...」

    ーーーーーーーー

    34 = 1 :

    提督私室

    榛名「今日も一日お疲れ様でした」ペコリ

    提督「ありがとう。榛名もお疲れ様」ナデナデ

    榛名「...提督、なんだか元気がありませんね」

    提督「そ、そうか?」

    榛名「提督のお嫁さんなんだから、そのくらい分かります!隠し事は榛名が許しません!」

    提督「...聞いてくれるか?」

    榛名「...はい」

    提督「青葉にな、どうして皆を幸せしたいと思うのかって聞かれたんだ」

    榛名「確かに提督はお優しいですよね...」

    榛名「(異常な位に...)」

    提督「...」

    榛名「榛名も気になります。提督の優しさは、何か信念があるような気がするんです」

    提督「分かった...」

    35 = 1 :

    提督「昔、俺の家族が艦娘の誤射で事故死したことは話したよな?」

    榛名「...はい」

    提督「そんな顔しないでくれ。誤射した子もな、そんな顔で休暇のたびに謝りに来たもんだ...」

    榛名「...」

    提督「最初の頃は俺の家族を奪ったそいつが憎くて憎くて仕方なかった...炎天下の中、ワザと玄関前で2時間待たせた事もあったよ」

    提督「その子も辛かったんだろう。初の実戦でパニックを起こして、守るはずの民間人を殺して...生き残った遺族からは嫌がらせを受けて...」

    榛名「そんな事...」

    提督「いや、相当辛かっただろうよ...ここに入って知ったんだが、その子の所属する鎮守府の提督は、所謂パワハラジジイだったらしくな...その子も1年も経たずに自殺しちゃったんだ」

    榛名「艦娘が...自殺ですか...」

    提督「あぁ。最初の頃は、自殺したなんて思いもしなかった。1年も経たずに来るのをやめるなんて、そんなもんなんだなって嫌気がさしたよ」

    榛名「...」

    提督「けど、風の噂でその子が自殺したって聞いたとき、俺はなんてことをしたんだって凄く後悔したよ」

    提督「俺が冷たく当たったせいで、また一つの命が失われた...俺があの子を殺したんだって...」

    榛名「そ、そんなことありません!」

    提督「いや、彼女は俺が殺した。これは紛れも無い事実なんだ」

    榛名「...」

    提督「だから俺は、もう2度と俺みたいな人間、そして日々上からの圧力に怯えながら戦う艦娘が生まれないよう、提督になろうと決意したんだ」

    榛名「そうだったんですね...」

    提督「俺はとにかく君たちを幸せにしたい。戦時中にこんな事を言ってたら生ぬるいと思われるだろうけどな。けど、それでも俺は誓ったんだ。誰一人として不幸にはさせないって...」

    榛名「提督...榛名は...いえ、ここの皆は、本当に幸せです。提督、お慕いしてます」ギュッ

    提督「ありがとう...愛してるよ、榛名」ギュゥゥ

    ーーーーーーーー

    36 = 1 :



    提督「うぁ...」パチッ

    榛名「...zzz」

    提督「(昨日は慰めセッOスをたっぷり受ける羽目になってしまった...身体がだるい...)」

    提督「でも、少し元気になれたよ...ありがとう...」ナデナデ

    榛名「提督ぅ...zzz」

    提督「さて、行ってくるか」

    ーーーーーーーー

    37 = 1 :

    司令室

    提督「えっと、今日の秘書艦は...↓1か」

    ーーーーーーーー

    鳳翔 七駆 天城 天龍 龍田 鹿島 瑞鳳 金剛型 二航戦 オイゲン ポーラ
    から一人お願いします

    38 :

    ずほ

    39 :

    コンコンコン

    「提督、失礼します」

    提督「おぉ、入ってくれ」

    瑞鳳「おはようございます!提督!」

    提督「おはよう。今日一日よろしくな」ニコッ

    瑞鳳「は、はい///」

    提督「じゃあ早速大本営から届いた書類を~」

    ーーーーーーーー

    40 = 1 :

    瑞鳳「これで全部ですか?」

    提督「そうだな。後は今日の報告を受けて終わりだよ」

    瑞鳳「なんだぁ...せっかく提督のお手伝いが出来ると思って張り切って来たのになぁ...」シュン

    提督「瑞鳳...ごめんな。新海域の解放も予定してないからあまりやる事がないのが現状でな」

    瑞鳳「あっ!ごめんなさい!もちろん平和が一番だもん!私たちが暇なのはいい事なんだよね...」

    提督「そうだな...よし、瑞鳳!」

    瑞鳳「?」

    提督「瑞鳳の弓道を見せてくれないか?瑞鳳の腕を一度見て見たいからな」

    瑞鳳「お仕事中なのにいいの!?」パァァ

    提督「鍛錬も仕事のうちだから大丈夫だよ。早速弓道場に行こうか」ニコニコ

    瑞鳳「うん!」キラキラ

    ーーーーーーーー

    41 = 1 :

    弓道場

    提督「失礼します」ペコリ

    鳳翔「あら?こんな所までどうされたんですか?」

    提督「瑞鳳の腕前を見てみようと思いまして、お邪魔しました」

    鳳翔「だから瑞鳳ちゃんったらあんなにご機嫌だったのね。提督、私はこれで失礼しますが、どうぞゆっくりされてください」ペコリ

    提督「ありがとう。気をつけてね」

    鳳翔「ふふ」ペコリ

    42 = 1 :

    瑞鳳「提督、今からあの的の中心に矢を射止めるから見ててね」

    提督「分かった」ジッ

    瑞鳳「...」グググ

    シュパッ

    トスッ

    提督「おぉ...」

    瑞鳳「えへへ、どう?」

    提督「素晴らしい腕だな。君みたいな優秀な子がうちに居てくれるなんて、俺は幸せ者だ」ニコニコ

    瑞鳳「ちょ、ちょっとそれは褒めすぎじゃ...」テレテレ

    提督「褒めすぎなんかじゃないさ。ただ...」スッ

    瑞鳳「?」

    ギュッ

    提督「もう一本構えて」ボソッ

    瑞鳳「て、提督///!?」カーッ

    提督「ほら、構えて?」サワッ

    瑞鳳「は、はい///」スッ

    提督「重心が少しだけずれてる。もうちょっと右に...」

    瑞鳳「へ...?」

    提督「そう、そのバランスを忘れないで」スッ

    瑞鳳「あ、あの...」

    提督「さぁ、射ってみようか」

    瑞鳳「は、はい!」シュパッ

    トスッ

    瑞鳳「わ...」

    提督「お見事。素晴らしいよ」

    瑞鳳「私...こんなの初めてです...矢が矢を割るなんて...」

    提督「どんな装甲を兼ね備えた敵でも、一点集中で攻撃を受ければ必ず崩れる。今のがその練習になれば幸いだよ」ニコッ

    瑞鳳「あの、提督は弓道の経験があったんですか?私もそれなりの腕だとは自覚しているんですが、まさか提督からご指導を頂けるとは思っていなくて...」

    提督「君たちの生存率が少しでも上がればと思って体術や射撃は常に学んでるんだ。さっきのも知識で動いただけだよ」

    瑞鳳「私たちのため...///」

    提督「さ、戻ろうか。今日はお疲れ様。後は自由に過ごしていいよ」

    瑞鳳「えっ!?もうそんな時間...失礼します...」シュン

    43 = 1 :

    提督私室

    提督「ふぅ...」

    提督「(榛名は久々に金剛たちと寝るって言ってたし、今日は一人か...)」

    提督「(毎日秘書を楽しみにして来てくれる子達の落胆を見るのは辛いもんだなぁ...かと言って特に仕事があるわけでもないし...)」

    提督「(そうだ、元帥殿に打診してみるか)」スッ

    プルルルル

    カチャッ

    元帥『もしもし?提督君から電話をかけてくれるとは珍しいね』

    提督「夜分すみません。実は相談がありまして...」

    元帥『何?トラブルかね?』

    提督「いえ、ご存知だとは思うのですが、これと言った仕事がなくて...平和が良い事なのは分かっているんです。ただ、来る日も来る日も書類を片付け、演習を行うだけで...これで良いのかと...」

    元帥『何を言ってるんだ。君は深海棲艦に制圧されていたトラック泊地周辺海域を全て解放した英雄だぞ?束の間の休息を取ったって恥じるものではあるまい』

    提督「例えば、転属をするという手もあると思うんです。まだ深海棲艦に手を焼いている鎮守府も多数あると聞いています」

    元帥『...それはできない』

    提督「何故ですか!?通常我々幹部は数年に一度は配属が変わるはずです!」

    元帥『(英雄に死なれてはこちらが困るのだよ...)』

    元帥『すまない。急用が出来てしまった。とにかく、君は今まで通りでいいんだ。どうしても応援が必要な時はよろしく頼む』ガチャッ

    提督「ぁ...」

    提督「(どうせ明日も特にやることは無いんだ...少し外でも歩くか...)」

    44 = 1 :

    波止場

    提督「(波を眺めてると落ち着くなぁ...)」

    提督「鹿島...」ボソッ

    鹿島「はい?」

    提督「ッ!?鹿島!?何故ここに!」ビクッ

    鹿島「私もよくここに来るんですよ。波を眺めてると落ち着くんです」

    提督「鹿島もか...俺もだよ」

    鹿島「それで、どうして私の名前を呟きながら黄昏てたんですか?」

    提督「それは...」

    鹿島「ま、まさか私の事///榛名さんに怒られちゃいますよ///」

    提督「...」

    鹿島「あ、あの...まさか本当に...」ドキドキ

    提督「...どうだろうな。罪悪感なのか、愛してるのか、俺には分からない」

    鹿島「...」

    提督「昔な、鹿島を殺したんだ。追い詰められていた彼女に酷い仕打ちをして、追い込んだんだ...」ポロポロ

    提督「今でも時々夢に出るんだ...悲しそうな顔をする彼女が...」

    鹿島「...知ってましたよ」

    提督「え?」

    鹿島「同じ艦ですから、噂で聞きました。私は練習艦ですから、ご存知の通り本来実戦に導入される事はありません」

    提督「あぁ...」

    鹿島「それなのに突然実戦に駆り出されて、民間人を誤射してしまった鹿島がいるって...」

    提督「...」

    鹿島「その子が自殺したって知った時は、驚きました。私はこの鎮守府しか知りませんから、自殺するほど辛い思いなんてしたことがなかったので...」

    提督「すまない...」

    鹿島「謝らないでください。その子だって、提督さんの事恨んでないと思います」

    提督「そんなはず...」

    鹿島「私だから分かるんです。きっと提督さんに、そのご家族に、ごめんなさいって謝りながら...死んだんだと思います」ポロポロ

    提督「鹿島...」ギュッ

    鹿島「えへへ、ごめんなさい。私は何も辛い思いしてないのに...勝手に涙が...」ポロポロ

    提督「俺は鹿島の事を恨んじゃない...彼女のおかげで今の俺があるんだから...」

    鹿島「それを亡くなった私が聞いたら、聞いたらきっと安らかに眠れると思います」

    提督「そうかな...」

    鹿島「そうですよ。私のことは私が一番わかります!」

    提督「そうだ鹿島、少し手伝ってくれないか?」

    ーーーーーーーー

    45 = 1 :

    墓前

    提督「簡単なお墓しか作ってあげられないけど...」スッ

    鹿島「...」スッ

    提督「(鹿島、辛い思いをさせて本当にすまなかった...今、この鎮守府の皆は幸せだと言ってくれる。君は俺達を不幸な目に合わせたと思っているかもしれないが、そんな事はない...)」

    提督「(今の幸せは君が作ってくれたんだ。ありがとう、鹿島)」

    スッ

    提督「...行こうか」

    鹿島「...はい」

    鹿島「提督さん」

    提督「ん?」クルッ

    鹿島「ありがとうございます」ペコリ

    鹿島「その子が自殺したって聞いた時、少し軍が嫌いになりそうでした。けど、提督さんみたいな人が居てくれて本当に良かったです」

    提督「...全て鹿島のおかげだよ。お礼は彼女に言ってくれ」スタスタ

    鹿島「(どうか安らかに眠ってください。今の生活を与えてくれた貴方に感謝します...ありがとう...)」

    ーーーーーーーー

    46 = 1 :

    明日の秘書艦↓1
    鳳翔 七駆 天城 天龍 龍田 金剛型(榛名以外) 二航戦 オイゲン ポーラ からお願いします

    47 :

    ひりゅー

    49 :

    司令室

    「提督、飛龍です」

    提督「おぉ、入ってくれ」

    飛龍「本当にお昼からでよかったんですか?」

    提督「うん。最近は仕事が少なくてな。早く来てもらうよりゆっくり休んでもらったほうがいいと思ったんだ」

    飛龍「えへへ、お陰様で久しぶりに二度寝しちゃいました」

    提督「そいつはよかった。それじゃあやっていこうか」

    飛龍「はい!」

    ーーーーーーーー

    50 = 1 :

    提督「(さて...演習や遠征の報告書も出来上がったし、こんなものか...)」トントン

    飛龍「...」チラチラ

    提督「...どうした?」


    飛龍「へ!?///いやなんでも///」

    提督「何か相談事か?隠さないで言ってごらん?」ニコッ

    飛龍「いや、その...かっこいいなぁって...///」

    提督「あ、ありがとう...」ポリポリ

    飛龍「それに提督の目、綺麗ですよね。見てると吸い込まれそうです」ジッ

    提督「よせよせ。男に綺麗さなんて似合わないよ」

    提督「それより今日はもうやることがないから、もう戻ってくれて構わないよ。お疲れ様」

    飛龍「はぐらかされた...」

    提督「あれだな、君達は既婚者相手なのに随分とグイグイ来るよな」

    飛龍「そりゃあ提督に惚れない子なんていませんよ...あ...」

    提督「そりゃどうも...ん?」

    榛名「...」ニッコリ

    提督「」

    ーーーーーーーー


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