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    元スレ垣根「何処だここ?」漣「初めまして、ご主人様!」

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    251 = 245 :

    何か映画のエイリアンに出てきた合成人間思い出した

    252 :

    というかなんで頭吹っ飛ばしたんですかねぇ…

    253 :

    今の垣根ってどうやったら消滅するんだろうな

    254 :

    阿武隈「いや行こうじゃなくてね……」

    阿武隈「これどうすんのよ……」


    「あはははは、もうわかんな~い」

    「」失神

    涼風「……少しチビったでぃ…」

    「頭がなくて喋れないのも可愛い……」//


    阿武隈「これをどうやって連れて行けばいいのよー!!」

    255 = 52 :



    時雨「もう直ぐ鎮守府だよテイトク」

    阿武隈「ぜぇ……ぜぇ…」

    時雨「ほら頑張って阿武隈さん」

    阿武隈「いや…なんで私が二人を引っ張っていかなきゃならないのよ……」

    「うわー、体が引っ張られるー」

    「」気絶

    涼風「あたいらは駆逐艦だから馬力が低いし……軽巡の阿武隈に引っ張ってもらった方がはやいんだい」

    「そりゃ少しは手伝いたいけど、ほら私ってばまだ練度1だし」

    阿武隈「なら少しは並んで行こうよ!? なんで3人とも私のはるか先を悠々と進んでるの!?」

    時雨「……」

    涼風「あ、あたいは少しだけ手伝った気がするよ」

    「私は提督の近くにいないと落ち着かないっていうか」

    時雨「……鎮守府には、いつか着くさ」

    阿武隈「いやもうすぐだって言ってたじゃない!?」

    256 = 52 :


    /根「」ケラケラ

    時雨「テイトクが阿武隈さんのこと指差して肩を小刻みに揺らしてる……」

    時雨「僕には阿武隈さんに労いの言葉を言ってるように見えるよ」


    阿武隈「いやそれ嘲笑ってんじゃない!?」

    阿武隈「原因が提督にあるっていうのに、むっかつくなー!!」

    257 = 52 :


    【港】

    時雨「さぁ着いたよ」


    シュウゥゥゥゥ…


    垣根「……ふう、ようやく頭が戻ったか……」



    「あぁ!! またその顔が見れて嬉しい」


    垣根「うん、第一声がそれだと正直俺は引く」


    時雨「良かったテイトク、ようやく喋れるようにな」



    バサァ!!



    時雨「キャァァァァーーー!!!??!」


    ズガァァァァァァァァン!!!


    ドガァ!!(港の直ぐ近くにある工廠の壁に激突)



    時雨「うぅ……」大破

    258 = 52 :


    涼風「うわぁぁ! 時雨が翼に薙ぎ払われて大破したぁぁぁぁ!!?」


    垣根「なーに呑気に会話しようとしてんだこの腐れ反逆者」


    垣根「せっかく気分良く勝って帰ってきたのに、まさか頭ごとぶち抜かれるとはな」


    垣根「ムカついた、ゆるさねぇ……」


    カツカツ


    涼風「提督やめて! 時雨が死んでしまう!!」


    垣根「うっせぇ! 涼風テメェも黙らねぇと同じ目に合わせんぞ!!」


    涼風「!!」ビクッ


    カツカツ

    259 :

    カツ、足柄さんの出番だな

    261 :

    待ってるぞ

    263 :

    はよ来てくれええええ

    264 :

    垣根「オイ、どうしてあんな事した? アァン?」

    時雨「……フフ、僕は帝督のことならなんでもわかるからさ……」

    時雨「入れ替わっていたのに気付いたから、攻撃したのさ……いわゆる茶目っ気ってやつさ」

    垣根「どこの世界に茶目っ気で頭部を撃つやつがいんだ!」

    垣根「こちとら勝利の余韻を味わってたってのによぉ!!」


    ドカ

    時雨「うぐぅ(歓喜)」

    涼風「ちょっと提督!! それ以上はいけねえよ!」

    265 :

    喜んでるんだから止めんなよぉ!!(錯乱)

    266 :

    来てたと思ったらマゾに……

    267 :

    個人的欲求で上官に危害加えちゃったからなぁ……

    268 = 52 :

    垣根「……ッチ、まぁ良い。とりあえずお前の処分は後で考える……いや、今の一撃で許してやるよ」

    時雨「うぐぅ(悲哀)」

    垣根「……お前さっきの喜んでないか?」

    時雨「ううん、全然だよ?」

    垣根「……とりあえず、もうこっちは切るから勝手に秘書室に来い。ほれ涼風、今日手に入れた艦娘のカードってやつだ」ポイ

    涼風「え? えぇ?」

    垣根「んじゃ、機能停止……っと」

    垣根「」

    垣根「」(´・ω・`).;:…

    垣根「」(´・ω...:.;::..

    垣根「」(´・;::: .:.;: サラサラ.

    涼風「」

    269 :

    ヒャッハー更新だー

    270 :

    ずっと待ってたんだよおおおお

    271 :

    阿武隈「や、やっと帰港出来た~」

    「…そしてようやく私が戻ってきましたよ」

    「……ハッ! ここは一体どこなの!?」

    「暁さんも目が覚めたようですね……ここは鎮守府の港です。ようやく帰ってこれたんですよ」

    「わ、私は一体何を……」

    阿武隈「あー、とりあえず偽装を外して上がっちゃい……ん?」


    時雨「ぐふふ、痛みはいつか止むさ……フフフ」

    「いやー 提督が粉微塵に消えちゃった!!」

    涼風「あ、あたいには手が負えないでい……」

    阿武隈「……また何かあったみたい、あぁなんか疲れてきちゃう……」

    272 :

    粉微感

    273 :


    阿武隈「うわっ! なんで時雨ちゃん大破してんの!?」

    時雨「て、帝督にやられたのさ……お仕置きといったところだろうね…」

    「そして曙ちゃんも泣いちゃって……どうしたんですか?」

    「…えぐ……提督の頭が元どおりになったと思ったら……今度は身体ごと……粉微塵になって……ぐすん」

    「……は?」

    「ちょっと意味わっかんない答えなので、唯一まともな涼風さんに聞きますね。何があったんですか?」

    涼風「……いや、提督があたいに今回手に入れたカードを渡して……粉微塵になった……」

    阿武隈「……その顔見ると嘘じゃなさそうね。一体なんなのあの人は」

    涼風「…そうだ! 確か一足先に執務室に戻ってるって提督が言ってた!多分いるんじゃないかと思うんだけど」

    「そうですね、もう驚くのもアホらしくなってきたし、時雨さんもボロボロですからさっさと入渠さしてもらって執務室に行きましょうか」

    時雨「僕も行くよ」

    「いやいや、大破してるんですから早く入渠してください……ってそっちは入渠ドックじゃないですよ!?」

    時雨「だって帝督が執務室にいるし……」

    「どんだけあの人に忠誠心があるんですか……そもそも垣根さんに大破させられたんだから怒っても良いはずです……いや、頭部撃ち抜かれたら誰だって怒りますけど」

    時雨「それでも僕は帝督のそばにいたいんだ。そしてもっとぶたれたい」

    阿武隈「最後の一言がなければ立派なんだろうな……」

    274 :



    「あの時雨さんを無理やり入渠ドックに入れたわけですけど……」


    「つ、疲れたわ……」


    阿武隈「まさか跳ねて暴れるとか……最後なんて縄で縛って放り込んだわよね……」


    「こ、怖かったわ…」


    涼風「てやんでい、どうして入渠風呂に沈められたのに目をガン開き出来たんだっての…」


    「と、とにかく提督のもとに行きましょう…」



    【執務室】

    コンコン


    「し、失礼しまーす……垣根さんいますか?」


    「……返事がないですね」


    阿武隈「……微かだけど、中から声がするわね。他に誰かいるのかしら?」


    涼風「とにかく入ってみようよ」


    「では、入りまーす」

    275 :

    カオスの予感

    276 :


    垣根「おら、これで終いだ」


    パチ


    村雨「ががーん! また負けた!? なんでなんで!!」


    垣根「頭の出来が違うんだよ。もう諦めて絶望してろ」


    村雨「ふん! オセロで勝ったからって調子に乗らないでよね提督!」


    垣根「将棋もポーカーもブラックジャックも、全部俺が勝ってんじゃねーか」


    村雨「……オセロや将棋、ポーカーやブラックジャックババ抜き黒ひげ危機一発、あとなんか四人対戦だけどバシュンとボールを相手のゴールに入れて超エキサイティング!! するやつで負けたからってまだ諦めないんだから!」


    垣根「あぁん? テメェ舐めた口聞いてんじゃねーぞ。だったら今度は運が決め手の人生ゲームで決着つけるぞ!」


    村雨「望むところよ!」


    大淀「あの提督? そろそろ執務の方を……」


    垣根「うっせぇぞメガネ! こっちはこの諦めなくてムカつく奴に本当の絶望を見せるまで執務はやんねーから! つーか、そんな資源と明日の演習相手の書類に目を通してハンコ押す作業なんざ20分で終わるから安心しろ!」


    大淀「えぇー……」


    垣根「っしゃぁ! まずはどっちが先にルーレットを決めるかジャンケンから行くぞ!」


    村雨「ジャンケンなら勝ったり負けたりしてるから今回も先行とっちゃうからね! いくよ! じゃ~んけ~ん!!」


    「「ポン!!」」


    垣根「ックソ! 俺が後行かよクソガ!」


    村雨「ふふーん! 提督さんってばいきなり6出してスタートダッシュを切るかもしれない村雨の後から惨めについて来てねーっと!」


    ガラララララ……


    『1』


    村雨「」


    垣根「ギャハハハハ!! いきなり1かよ!」

    277 = 52 :


    「何だこれ」


    阿武隈「あの、提督」


    垣根「ん? よう阿武隈、さっき振りだな」


    阿武隈「あ、あぁうんそうね……」


    阿武隈「じゃなくて! 何で村雨ちゃんとゲームしてんのよ!?」


    垣根「何って……なんかこいつがやろうって言い出して、んで全部ボロクソに負かしても諦めないからやり続けてんだよ」


    村雨「ねぇ提督、次提督だから回してよ!」


    垣根「おぉそうだな」


    ガラララララ


    阿武隈「いやいやそうじゃなくて! さっきまで一緒に出撃してたじゃん!? 頭吹っ飛んだり、時雨ちゃん大破させたり、あと最後は粉微塵になったとかさ!」


    垣根「お、俺は5か」


    阿武隈「聞けよ!!」


    垣根「その説明はあとだあと! 今は村雨と勝負してんだから後にしてくれよ」


    阿武隈「……もう! だったら勝手にして! ほらみんな自室に戻るよ……」

    278 = 52 :


    「し、司令官……わ、私も人生ゲーム混ぜてもらってもいい?」


    涼風「あたしもあたしも!」


    「本当は提督と戦いたくないけど、ゲーム楽しそうだから混ぜてもらってもいい?」


    垣根「いやダメだろ、これは村雨をどん底に落とすためのゲームなんだからよ」


    村雨「でも数が多い方が達成感がありそうじゃない?」


    垣根「いやそうだろうけど、でもこれはお前と俺との勝負だろ? 」


    村雨「だったら、私が負けて絶望したって事でいいよ。みんなとやりたいし」


    垣根「……」


    垣根「あぁー、めんどくせぇな。やる気失せたしこれ終わったら仕事やって暇作ってのんびりしてやろっと」


    垣根「んじゃ、これはただのゲームだから俺は勝負じゃなくて娯楽に興じてるってことでいいや。ほら1番は村雨で2番が俺だ、その次の順番はジャンケンで決めろよ」


    涼風「やったー! 」


    「あぁ……なんて心の広い方なのかしら……」


    「…大人だわ……」

    279 = 52 :



    阿武隈「……」


    「……阿武隈さん」


    阿武隈「……はぁ」


    阿武隈「なーーーんか今日の出来事全部がどうでも良くなってきた!! もう今日の仕事おしまい!! 私もこれから遊びに興じてやるわよ!!」


    阿武隈「提督ー! 私も混ぜてよー!!!」


    「わ、私もやります!」


    村雨「わーい! これで7人の勝負になった!楽しみだよ!」


    垣根「勢揃いだな…」


    垣根「ククク、どうやらこの鎮守府で本当に一番強い奴が誰かをお前らに教えられそうだな」


    艦娘一同((((((それは既に知ってるんですが……))))))









    【入渠ドック】


    時雨「」溺死回復中

    280 = 52 :

    垣根「さぁ全員で勝負だ!」


    艦娘一同「おーーーーーーーーーーーー!!」




    【入渠ドック】

    時雨「」溺死回復中

    281 = 52 :


    涼風「株券をこれで買うよ! これで保険はバッチリ!」


    垣根「ック、見た目に反して貯金するやつか……破産させてぇ」


    村雨「うわ! 買った家が火事で無くなったー! 火災保険も入ってなかったから損した!!」


    「え、結婚って……それは、もう決まってるわよ…」


    垣根「…ほら青い棒をさっさとお前のにぶっ刺して(そのマスまで)動かせよ」


    「ギャンブルで勝っちゃいましたー(^O^)」


    阿武隈「やっぱり弁護士は安定してるわね~、お金の心配しなくて済むし」


    「うぅ、所持金がもう残り少ない…」


    垣根「今んところ俺が1位だな、当たり前だけど」





    【入渠ドック】

    時雨「」溺死回復中

    282 = 52 :


    村雨「うぅ……借金しちゃったよ…」


    「おまけに無職でフリーターだから……最悪ですね」


    「そもそも、なんで心機一転して無職になるマスがあるのかが分かんないわね……」


    垣根「ざまぁ」


    村雨「うっわすっごいムカつくんだけど!?」




    【入渠ドック】

    時雨「……ん」回復中

    283 :

    大淀さんも入れたげてよう…

    284 :

    【1時間後】



    垣根「ふん、思い知ったか雑魚ども。俺は運すらも思い通りなんだよ」1位


    「でも私とほとんど差はないですよね。って事は私も垣根さんと同等ってことじゃないですか?」2位


    「まぁまぁってところかしら……でも、悠々と1位とるなんてかっこいいなぁ」3位


    阿武隈「うーん、私は普通だったなー。最後の収入なんてほとんど給料のみだったし」4位


    涼風「……いきなり株券が暴落するマスに止まって敗因しちゃったのが敗因だ。勝ちたかったなー!」6位


    「私なんて手持ち1000円くらいよ……」5位


    村雨「……まだゴールすらしてないんだけど」最下位

    285 = 52 :


    大淀「……では、これで終わった事ですし仕事に移ってくださいね」銀行係


    村雨「はーい! ほらみんな片付けちゃお!」


    「あ、その職業カードは全部私がまとめておきます」


    「この家って取り外してしまうのよね」


    「棒と車をまとめて……」


    阿武隈「ボードを畳んじゃいますね」


    垣根「俺食堂で甘いもん食うわ」ガチャ


    涼風「まとめて仕舞えば……」


    涼風「ほいっと! これで片付け完了さ!」


    大淀「あぁ、ちょっと待ってください、今お金をまとめてましたのでもう一度開けてください」


    涼風「ん、ほいさ」


    大淀「はい、ありがとうございます」

    286 = 52 :

    「さてと、それでは垣根さんそろそろさっきの出撃の際のアレについて……」


    「ってあれ? 垣根さんはどこに?」


    「え? 小声で食堂行くって出て行ったけど」


    「ちょっ!! なんで曙ちゃんは止めないの!?」


    「いやこんな矮小な私があの人を止めるのもおこがましいかな~と思って」


    「ちくしょう! なんでこの人と姉妹なのかもうわかんなくなってくる!!」


    「ちょっと、それはどういう事よ!私があの人を神々しく天使だと思うだけでしょ!」


    阿武隈「漣ちゃんが言ってるのはそういう事なんだと思うよ!?」



    大淀「…はぁ、でも提督のあの実力なら本当に20分で終わるかもしれないでしょうから、私は引き続きここで書類をまとめています。あなた達も疲れたでしょうから一緒に食堂で提督と一緒に何か食べていてください」


    阿武隈「苦労しますね…」


    大淀「えぇ、どこの鎮守府いっても仕事は同じ……と言われてますけど、こんなに疲れる(痛々しい)人の下で働くのは、結構貴重なものだと割り切ってますので……」


    (お、大人だわ……)


    涼風「とにかく、提督が行ったんだったら追いかけよう! このカードも返さないといけないし」


    「それじゃ行きますか(疲労)」

    287 :

    ていとくんもうちょっと艦娘労わってあげろよwwwwww

    288 :

    ぼのwwwwwwww

    289 :


    間宮「はいお待たせしました! 間宮お手製の羊羹です」


    垣根「おう、普通にショボそうなもんでありがたいぜ!」


    間宮(ぶち殺したい)


    間宮「と、とりあえずご賞味ください!」


    垣根「おう有難くはないがいただいてやるよ」


    垣根「……ふーん、中々美味いじゃねーか」


    間宮「本当ですか!」


    垣根「あぁ、さっきはショボいっつたけど、しつこくない甘さが口に広がってあっさりと喉越しも爽快。こんな羊羹食った事ねーわ」


    垣根「良いじゃん、俺この羊羹好きだわ」


    間宮「!!!」


    間宮「あ、ありがとうございます……//」


    垣根「おぉ……そういやお前も夕飯の準備で忙しいだろうからもう下がっていいぞ」


    間宮「いえ、下ごしらえもほとんど終わってますので……もう少し提督とご一緒させてもらえませんか?」


    垣根「んじゃ、昨日届いた食材金額の書類について今後どう節約するか話でもするか」


    ピラ


    間宮「……は?」


    間宮「その書類に書かれてる金額はどこの鎮守府で見ても妥当だと思いますけど?」


    垣根「いや、俺は艦娘の主食をカロ◯ーメイトのみにしてコストを減らそうと思ってな」


    間宮「悪魔ですか!? そんなんじゃ戦えませんよ!!」


    垣根「いやだって、お前ら艦娘ってのは燃料とかがあれば戦えんだろ? だったら食料なくせば…」


    間宮「戦えるのであってお腹は空きますからね!!」


    間宮「提督だって、毎日おにぎり具なしが三食の主食で働けって言われて、今食べてる羊羹がずっと食べられなかったら発狂しますでしょうが!」


    垣根「そうだな、確かに普通はそうなるよな」


    垣根(…未元物質で甘味作ったところで食いたくはねーし……ここは我慢してやるか)


    垣根「……ハァ、分かったよ。んじゃこの件は今後頭の片隅にとどめておいて後々実行するよ」


    間宮「実行する気なんですか!? やめて下さいよ! 本当に!!」

    290 :

    荒ぶるていとくん

    291 = 52 :



    涼風「お、提督はっけーん!」


    がば


    垣根「うおっ!?」


    涼風「へへーん! つかまーえた!」


    垣根「おい背後からくっつくんじゃねぇ、うっとおしいから離れろ」


    バサァ


    涼風「きゃっ!?」


    ドサ!


    「うわーさすが垣根さん、翼を出して涼風さんを払い除けてるよ」


    阿武隈「あれって当たったらすごい痛いのよね……」


    「神よ……なんて美しいのかしら……」


    阿武隈「曙ちゃん、涼風ちゃんを払い除けたいがために翼を出したあの人を見て感涙しちゃうのはどうかと思うよ?」


    間宮「本当に翼が生えるのね……ってそうじゃなくて!」


    間宮「みなさん、帰港してたのですね。おかえりなさい」


    間宮「お腹が空いてるでしょうから、今すぐ夕飯のご用意を……」


    「いえいえ、私たち戦っていないのでお腹はあまり空いてないのでもう少しゆっくりしていてください」


    間宮「? それはどういう……」

    292 = 52 :

    涼風「いててて、もー提督ってば急にいなくならないでよ!」


    垣根「俺がゲームに勝ったんだからお前ら敗者が片付けるのが普通だろ。勝者はゆっくりと甘味を味わうのが世の常ってもんだ。あーうめぇなこの羊羹、まるで高級品のような味だぜ」


    涼風「いいなー! いいなー! 涼風にもひと口おくれよ!」


    垣根「すぐそばに間宮がいんだろ?、お前も頼んでこいよ」


    涼風「分かったー! 間宮さーんあたいにも羊羹ちょうだい!」


    間宮「え、わ、分かりました。今持ってくるね!」


    「私も羊羹いただきます!」


    阿武隈「私もー!」


    「私も欲しいわ!」


    「あ、暁にもちょうだい!」


    間宮「はいはーい!」


    垣根「俺はお代わりくれ」


    阿武隈(まだ食べるのかよ……)

    293 = 52 :


    村雨「あ、私も羊羹欲しい!」

    294 :

    ていとくんならきっと、敗者に食わせる羊羹はねぇていいそう

    295 = 52 :

    確かに垣根だったらそう言ってしまうかも……


    「ーーさて垣根さん、さっきの出撃の件についてそろそろ説明していただけませんか?」


    垣根「ん? あーそういえばまだ言ってなかったっけな」


    阿武隈「まだどころか、あんなの説明されたところで理解できるか不安よ…」


    垣根「お前らバカっぽそうだもんな!!」ゲラゲラ


    阿武隈(……うぜぇ)


    「で、アレは何だったんですか?本当に垣根さんだったんですか?」


    垣根「あれは俺であって俺じゃない俺だ……って意味わかんねぇな。あーーー……言うより見せる方が早いか」


    ガタ


    涼風「立ち上がってどうしたの?」


    垣根「今から実演してみせる」

    296 :

    バサァ


    「翼を出し……地面に下ろして……!?」


    阿武隈「翼が地面に降りた瞬間に原型を留めずに溶けた!? え!? それってそんなことも出来るの!?」


    「もう何から何まで素晴らしい……」


    「翼が解けて地面に白い液体のように広がって……一定に広がりを保ったまま静かに波紋を浮かべてる……」


    涼風「すげー!」


    垣根「んで、ちょっと踏ん張る」


    阿武隈(力を出す感じかしら?)



    垣根「ングググ……いや必要ないか、何でこんな無駄な演出しようと思ったんだろうか馬鹿馬鹿しい」


    阿武隈「……」


    垣根「んで、この未元物質に俺がちょいと命令を出せば」


    ドロォォォォ


    垣根2「」


    「( ゚д゚) ・・・ 」


    「(つд⊂)ゴシゴシ 」


    「(;゚д゚) ・・・ 」


    「(つд⊂)ゴシゴシゴシ」


    「(;゚Д゚) …!? 」

    297 :

    未元物質ってホント訳分からん能力だよな

    298 :

    まぁ、その万能さゆえに科学サイドや魔術サイドにかなり利用されているんだよなー

    299 :

    ???「おのれ未現物質! ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」

    300 :

    阿武隈「て、提督が2人になった!?」


    垣根2「すごいだろ?」


    涼風「こいつはたまげた……」


    阿武隈「人間じゃない……」


    「(;゚д゚) 」


    「すごい……」


    「奇跡よ…」


    村雨「さっき見せてもらったから知ってた!」


    垣根「どうやら俺の能力、未元物質は俺がここから離れるごとに力を失ってしまっちまうみたいだ。だから前の出撃の際に能力が消えて海に落ちるような醜態を晒しちまった……」


    垣根「そこで俺は考えた。俺がこの場にいた場合なら能力が使えるのならその効果も続くんじゃねーかって」


    垣根「俺の未元物質は言うなれば『無限の再生物質』。硬くなったり柔らかくなったり、とにかく何にでも使うことが出来る。漣に最初建物を立て直した時に見せたのもその能力の1つだ」


    「(;゚д゚) へー、そうだったんですかー」


    垣根「それに、擬似的なもんだが生物だって作ることが出来る。特に俺は俺を作るのが得意なようで、こうやってもう1人の俺を作ることだってできる。触った質感ももちろんだが全て真似て俺そっくりにな」


    垣根2「ま、偽物だから未元物質の出力は本体のスペックよりは下がるだろうが、この能力の前じゃどんな相手も敵うはずもない」


    垣根「俺自身は鎮守府から見えない未元物質の波を流して能力を持続させ」


    垣根2「俺がそれを受けて能力使っていた。というわけだ」


    垣根「分かったか?」


    艦娘たち「「「「「……」」」」」」


    村雨「提督ってば執務室から出て行った後に部屋に入ったらいるからびっくりしちゃったんだよねー!」


    垣根「俺も、約束守らなかったからボコボコにした後入渠入れたらすぐに出てきてフェアじゃないとか抜かしてゲーム勝負を挑んできたお前にびっくりだ。いい暇つぶしにはなったけどよ」


    村雨「もしかして、お仕事が早いのもそれを使っていたから?」


    垣根「あぁ、俺と同じ……まぁ中身まで真似ていればそりゃ俺と同等に賢いわけだしな。たくさんコピーを出して10分で終わらせていたな」


    垣根2「まぁそう言っちゃ何だが、意識や人格はひとつにまとまってるから、仕事も分担して効率よく終わらせることが出来る」


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