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    元スレ八幡「三つの謎?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
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    51 = 50 :

    まあハドソンの、チャレンジャーで苦労したぬるゲーマーなんだけどね

    52 :

    おっさんなら下げろハゲ

    53 :

    今でこそクソゲー扱いされてるかもしれないけど
    当時は3作とも夢中になってた記憶がある

    アクションよりもRPGにクソゲーが多かった印象

    55 :

    ゆきのんにおにゃんこtownやらせたらどうなるのっと

    56 :

    >>52
    ふさふさ白髪かもしれないだろ!

    57 :

    >>48
    あれ、その二つって併用できたっけ?

    58 :

    誰か大技林持ってきてくれ!

    59 :

    >>54
    これはわりと楽しむ要素なくて純粋にクソゲーな気がする

    60 :

    >>57
    無敵コマンドはタイトル画面で入力だったはずだし、ショートカットはゲーム内でのことだからできたはずだよ
    ステージセレクトはタイトル画面で入力だったはずだから無敵コマンドと併用できない
    とおぼろげな記憶での発言だけど

    61 :

    サンソフトは大概糞ゲーだったなー味わい深いけども

    62 :

    サンソフトってなんだよサン電子だろ死んで詫びろ

    63 = 57 :

    八幡(一旦テレビの電源を落とし、全員でソファーに座る。対面に座った雪ノ下がカマクラをよこせと目力で訴えてきたので素直に譲ってやった)

    陽乃「あ、そうそう、比企谷くん。ちょっと聞きたいんだけど」

    八幡「何すか?」

    八幡(隣に座っている陽乃さんが話し掛けてきた)

    陽乃「さっき比企谷くんが言ってた、えっと、ロディ……」

    八幡「ロディマスコンボイすか?」

    陽乃「そうそう。それって何? クリアに関係あるの?」

    八幡「ああ。時々アルファベットが書いてた赤いアイテムが出てきたの覚えてます?」

    陽乃「うん。一面だとRだったっけ」

    八幡「あれがいろんなとこにあるんですが、全部集めてクリアするとエンディングのメッセージが変わるんですよ。んでゲームを再開すると今度はロディマスコンボイというキャラクターを操作できます」

    陽乃「へえ、何か変わるの?」

    八幡「いえ、何も。性能も敵も一切変わりません。一応エンディングのメッセージが変わりますが、そんなに頑張って見るものでもないし」

    陽乃「ふーん…………というかさ、何で比企谷くんはそんなにファミコンに詳しいの? これらってわたし達より年上だよ?」

    64 = 57 :

    八幡「…………」

    陽乃「…………」

    八幡「…………と、友達が持ってまして」

    雪乃「あなた友達いないじゃない」

    八幡「いるぞ親友が。戸塚とか彩加とか天使トツカエルとか。もう前世からのパートナーといっても差し支えないレベルだ」

    結衣「ヒッキーキモい!」

    雪乃「まあ理由はどうあれ助かっているのは事実ね。正直昔のゲームだから簡単だと思っていたわ…………」

    八幡「むしろ昔のゲームは少ない容量でどう面白くするかに挑戦してるとこもあるからな。初代スーパーマリオなんてメール一通分くらいしかないし」

    結衣「えっ、そうなの!?」

    八幡「だから時々理不尽な難易度だったりわけわからんものだったりするんだが…………この三つもその類いに入れていいな。何の情報もなかったら普通はクリアできないぜ」

    雪乃「ひ、比企谷くん。その、あなたは残り二つの謎を解けるのかしら?」

    八幡「…………雪ノ下」

    雪乃「……何かしら?」

    八幡「奉仕部の理念を忘れちゃいけないぜ。解くのはあくまでもお前なんだ」

    雪乃「! そう、だったわね」

    八幡「まあ安心しろ。お前が諦めない限り、俺はお前を見捨てないから」

    雪乃「…………ええ」

    65 = 57 :

    陽乃「おーおー見つめ合っちゃって。むしろ二人こそがパートナーって感じ」

    雪乃「なっ! 何を言っているのよ姉さん!?」

    陽乃「あははっ、雪乃ちゃん顔赤ーい」

    雪乃「っ! こ、紅茶を淹れてきてあげるわ!」

    八幡(雪ノ下はカマクラを隣の由比ヶ浜に預け、台所へと消えてしまう)

    八幡「あいつ由比ヶ浜が猫苦手なのすっかり忘れてんな…………由比ヶ浜、こっちに寄越しな」

    結衣「う、うん…………でもよかった。ゆきのんの元気が出て」

    八幡「え、いつもと変わらなくね?」

    結衣「ううん。ヒッキーが来る前はすっごく疲れてたの。たぶん心のほうも」

    陽乃「正直雪乃ちゃんはほとんど諦めてたと思うよ。もし比企谷くんがゲーム得意でも二日でこれらをクリアできるはずがないって思ってたんじゃないかな」

    八幡「じゃ、なんで呼ぶのを許可したんですかね。藁をもすがるってやつですか?」

    陽乃「たぶん、この家に友達を招待するってのをやりたかったんじゃないかな。ガハマちゃんだけでなく比企谷くんにも。うちの実家ってちょっとあれだから」

    八幡「………………」

    結衣「ゆきのん…………」

    66 = 57 :

    陽乃「ゲームに関しては中立の立場なわたしだけどさ、一言姉として言わせてもらうね」

    陽乃「二人とも、雪乃ちゃんをお願いね」

    結衣「うん! ゆきのんはあたしの大親友だもん!」

    八幡「まあ、手助けくらいなら…………」

    雪乃「何恥ずかしい会話をしているのよ…………紅茶淹れてきたわ」

    結衣「ありがとーゆきのん」

    八幡「サンキュ」

    陽乃「ありがと雪乃ちゃん」

    八幡(全員に紅茶が配られ、雪ノ下も改めて座る)

    雪乃「ねえ、比企谷くん」

    八幡「あん?」

    雪乃「あなたに『コンボイの謎』をレクチャーしてもらうまでは、私はもうほぼ諦めていたわ」

    八幡「まあ、無理もないな」

    雪乃「でもあなたのおかげで希望が見えた。私はこの希望を手放したくない。最後の最後まで私は諦めないから、よろしくね。あなたを頼りにしてるわ」

    結衣「ゆきのん…………」

    陽乃「雪乃ちゃん…………」

    八幡「感動的なセリフなんだろうがせめて俺の顔を見ろ。カマクラから目線を外せ。撫でたくてソワソワしてる腕を落ち着かせろ」

    八幡(俺はツッコミを入れつつカマクラを雪ノ下の膝に乗せてやった)

    67 = 57 :

    ちょっとインターバル

    >>54
    なんでホームズが好きとはいえ必死になってクリアしたんだろうな当時の俺は
    もうちょっとマシなゲームはいくらでもあったろうに

    あと今更注意書き
    ゲームクリアの仕方などは基本的に>>1の主観と経験から書いてます。もっと簡単な方法とかあるかもしれませんが、ご容赦ください

    68 = 62 :

    むしろ全然普通じゃない変なクリアの仕方とかされた方が友達いない八幡っぽくてらしいまである

    69 :

    いつだったか見たことのある、「コンボイの謎9面を予備知識無しでクリアできる確率」が絶望的な数字だったような。

    70 :

    ファミコンでタイトルに謎が入っているものでおかわりできるのかな
    ガンプの謎、謎の村雨城しか知らないけど

    71 :

    ポケットザウルス十王剣の謎
    謎の壁
    ロックマン2Dr.ワイリーの謎
    ナゾラーランド
    パッと調べてみたところこれだけ出てきた
    後は知らん
    ファイアーエムブレム紋章の謎あるやん!と思ったらスーファミだった
    ファミコンのは暗黒竜と光の剣だったな

    72 :

    ガンプの謎

    73 :

    謎縛りなしで予備知識・裏技有りのクリア激難って神龍以外だと
    マイティボンジャック(全員救出)
    高橋名人の冒険島
    オバケのQ太郎
    こんなもん?

    74 :

    Dr.ワイリーの謎はそこそこの難易度だから何回も周回したな
    最初はメタルマンだったな

    75 :

    トードマンとかいう雑魚

    76 = 75 :

    違ったバブルマンだ

    77 :

    >>73
    全部ヌルゲー

    78 :

    八幡(さて、もうすぐ夕方か)

    八幡「雪ノ下、その気になれば残り二つも今日中にクリアできると思うがどうする?」

    雪乃「…………正直少し疲れているわね。二つともというのはキツいかもしれないわ」

    八幡「まあそうだな。今までの疲れもあるだろうし」

    雪乃「でも明日に回すのも怖いわ。どちらかだけでもクリアしておきたいのだけれど」

    八幡「だな。どちらをクリアしておく?」

    雪乃「簡単な方を今日にして残り一つを明日じっくりやりたいわ。あなたの主観で構わないのだけれど、どちらがクリアしやすいかしら?」

    八幡「クリアしやすい、ってんなら『アトランチスの謎』の方だろうな。運が絡む要素はあまりないし、ある程度の腕前があればあと必要なのは情報だ」

    雪乃「なら、そうね…………あと少ししたら『アトランチスの謎』をプレイして、クリアしたら夕食にしましょう。そして早めに就寝して、明日『神龍の謎』をクリアという流れでいいかしら?」

    結衣「うん、おっけーだよ!」

    八幡「それだと俺が泊まる流れなんだがいいのか?」

    雪乃「むしろあなたにいなくなられると困るわ。泊まっていってちょうだい」

    79 = 78 :

    陽乃「おー雪乃ちゃん大胆! 男子に向かって泊まっていけだなんて!」

    雪乃「なっ! へ、変な意味に捉えないでちょうだい! 比企谷くんも勘違いしないでほしいわ!」

    八幡「しねえっつうの。毛布の一枚でも貸してくれりゃ玄関でも風呂場でも大丈夫だから」

    雪乃「さすがにそんなところでは寝かせられないわよ。申し訳ないけれどソファーでいいかしら? 広げてベッドタイプにもなるものよ」

    八幡「充分だ」

    八幡(そこで一旦会話を打ち切り、テーブルの上にあった『アトランチスの謎』のメモと説明書を手に取る)

    八幡「………………」

    八幡(これは無理だ)

    八幡(顔や態度に出さないものの、俺は苛立ちと怒りを覚えた。この説明書には本当に必要最低限の操作方法しか書いていない)

    八幡(それでも雪ノ下は早々に投げ出したりせず、これだけのメモを残している。どの扉がどこへワープするものなのか、アイテムの効果や入手場所など。実にたいしたものだ)

    八幡「雪ノ下」

    雪乃「何かしら?」

    八幡「夕飯はお前が作るのか?」

    雪乃「え? ええ、そのつもりよ」

    八幡「よし、六時半までに終わらすぞ。支度もあるだろうしな」

    八幡(俺はそう宣言した。いや、別に雪ノ下の料理が楽しみってわけじゃないんだからね)

    80 = 78 :

    次回からアトランチスを攻略
    が、今ソフトを捜索中。どこやったかな……見つけ次第プレイして書きためします

    82 = 77 :

    無知ながらも懸命に頑張ってた雪ノ下を労って八幡がメシ作ってやるのかと思ったらさっさと終わらせて晩飯食わせろアピールで噴いたww

    83 :

    ファミコン風雲児っぽくやってた中学生時代

    84 :

    コンボイの謎 後に出た小話
    メガトロン「過去に介入したら部下が超攻撃翌力あがってた」
    コンボイ「ああ!だから、ウルトラマグナスが一撃で消し飛んでたのか」

    85 :

    結衣「え、あと三時間もないよ?」

    八幡「充分だ。それに今日はちょっとだらけてしまっててな、まともにメシを食ってないんだ」

    雪乃「まるで普段はだらけていないように聞こえるのだけれど…………でもいいわ、お礼代わりに腕によりをかけて作ってあげる」

    陽乃「ふふ、恩を売って雪乃ちゃんの手料理を催促するなんて比企谷くんもやるねえ」

    八幡「そんなんじゃないですよ、やめてください」

    結衣「! で、でもゆきのんも疲れてるし、なんだったらあたしが作ってあげるよ!」

    八幡(ほらきた! 雪ノ下が疲れてるって言うから釘をさす意味でも雪ノ下に作るように言ったのに!)

    雪乃「そ、それには及ばないわ。さ、そろそろ始めましょうか」アタフタ

    陽乃「だねー、ほらほら、ガハマちゃんも準備手伝って」アタフタ

    八幡(おお、陽乃さんまで慌ててる。ひょっとしてもう被害に遭ったのか?)

    結衣「??」

    86 = 85 :

    八幡「んじゃ軽くおさらいしとくか。このゲームは大西洋に突如現れたアトランチスという島で、行方不明になった冒険家の師匠を探しに行くゲームだ。島を巡って師匠を見つけ出せばクリアとなる」

    結衣「師匠生きてたんだね。自力脱出とかしなかったのかな?」

    八幡「その辺は適当な作りだからな…………ピーチ姫を真似したんじゃね? マリオを超える大作ってキャッチコピーもあったみたいだし」

    陽乃「実際ステージ数は多いよね。いくつまであるの?」

    八幡「100ステージで構成されてます。一画面に収まる程度のステージもありますし、通常の方法では行くことのできないステージもありますが」

    八幡(厳密にいえばファイナルと裏ファイナルをわけて101ステージとも考えられるがな)

    雪乃「予想はしていたけれど多いわね…………」

    八幡「で、よくありがちな順番にステージクリアしていくってわけではなく、いろんなとこにあるワープ扉を経由してファイナルステージを目指すんだ。前後の数字のステージは必ずしも繋がってなく、また、数字が高いほど難易度が高いことになってる」

    雪乃「それなのよね。どこにワープしていいのかわからないから延々とさ迷っているのよ」

    87 = 85 :

    八幡「ルートは一つってわけじゃないし、アイテム取りながらになるとそれこそいろんなルートがある。本来はそういうのを楽しみながらやるゲームなんだが…………今回は時間もないし最短ルートで行こう」

    雪乃「どのくらいのステージ数なのかしら?」

    八幡「10ステージで行けるルートにする。難易度は少し高いが残機減ってもいい方法でやるから」

    雪乃「よくわからないけど、今回ばかりはあなたに従うわ」

    八幡「よし、まずは俺がお手本を見せる。つっても極端に上手い訳じゃない。ただゴールへの道筋を知っているだけのことだが」

    雪乃「ええ、お願い」

    八幡「そんじゃスタートだ」

    八幡(主人公であるウィンが気球から飛び降りる。さあ、冒険開始だ!)

    88 = 85 :

     ~ 1ST ZONE ~

    八幡「ここは特に説明はいらないな? 難しいとこもないし」

    雪乃「ええ。どちらのワープを使えばいいかだけわかればいいわ」

    八幡「…………ちなみにここはワープ扉が三つある」

    雪乃「えっ…………2と11だけではないの?」

    八幡「確か33だったかな? そこへのワープもあるんだ。まあ今回は使わないから気にしなくていい」

    八幡(バタパットの攻撃をかわしながら右へ右へと進む。ゾーン2への扉を通り越してさらに右へ)

    雪乃「あら。ということは11へ?」

    八幡「ああ」

    八幡(ゾーン11へワープする閉まっている扉の前まで来て、俺は一旦止まった)

    八幡「雪ノ下、ボン自爆…………自分の爆弾に巻き込まれるとミスなのは知っているか?」

    雪乃「ええ。無敵になるアイテムを取っていても駄目なのよね」

    八幡「ああ。だけどボンでやられても画面外に消えるまではミスじゃないんだ。判定は残ってる」

    結衣「どーいうこと?」

    八幡「やられてもワープ扉に触れればミスにならずにワープできるんだ。今見せてやる」

    八幡(俺はゾーン11への扉にボンを投げ、そこにウィンの身体を重ねた。爆発と同時にワープする)

    89 = 85 :

     ~ 11TH ZONE ~

    八幡「爆発に巻き込まれたが、同時に開いた扉に触れたのでこんなふうにちゃんとワープできる」

    結衣「でもそれ何かの役に立つの?」

    八幡「立つ。ここで証明する」

    結衣「あれ? でもここ行き止まりのとこじゃなかったっけ」

    雪乃「そうね。宝箱が二つあるだけよ」

    八幡(ついでに取っとくか。俺は二つ目の宝箱を取った後、ボンを投げる。窪みの中のため、当然目の前の壁に当たってボンは足元に落ちた)

    結衣「ヒッキー! 早く逃げないと爆弾が!」

    雪乃「あ、やられ…………え?」

    八幡(ウィンが爆発に巻き込まれ、画面下部に落ちていく)

    八幡(そして次のゾーンへ)

    90 = 85 :

     ~ 52TH ZONE ~

    結衣「え、え、あれ?」

    雪乃「今、何が起きたのかしら…………?」

    八幡「今爆発した足元にな、見えないワープ扉があるんだ。画面外に出てミスになる前にその扉に触れたからワープしたってわけさ」

    結衣「え、ええー…………」

    雪乃「これを作った人は何を考えているのかしら…………」

    八幡「まあこのゲームは攻略本ありきのゲームだからな…………なしでクリアしようとすると途方もない労力がかかる」

    八幡(そんな話をしながらもウィンはぴょんぴょん橋を跳んでどんどん左へと進む。ついでにタイマーをゲット)

    雪乃「それは制限時間の減りが遅くなるアイテムでいいのよね?」

    八幡「ああ。広いとこで迷ったりすると結構時間食うしな…………っと、ここだ」

    八幡(俺はワープ扉の目の前の橋の上で止まる)

    結衣「あれ? 入らないの?」

    雪乃「まさか…………」

    八幡「ああ。ここだ」

    八幡(橋の端っこで爆発するようにボンを投げ、その上に重なる。当然爆発に巻き込まれ、落下)

    八幡(そしてワープ)

    91 = 85 :

     ~ 91TH ZONE ~

    結衣「もう言葉もないよ…………」

    雪乃「普通は見つけられないわよね…………あら、ずいぶん小さな部屋ね」

    八幡「ああ。宝箱があるだけの通過点だ」

    八幡(自由落下すると次のゾーンに入ってしまうので右に逸れる。そして宝箱を二つとも取り、改めて目の前のワープ扉へ)

    92 = 85 :

     ~ 95TH ZONE ~

    雪乃「ずいぶん敵が多いわね、ここ」

    八幡「ああ」

    八幡(ここは少々面倒くさい。三種類の敵が同時に出てくるのがうざったいのだ)

    八幡(スペシャルボムか無敵があれば楽なんだがな。俺は敵をうまくかわしつつ右へ。宝箱を取りつつワープ扉に入る)

    93 = 85 :

     ~ 93TH ZONE ~

    雪乃「え?」

    結衣「あ、あれ? 閉じ込められちゃってない?」

    八幡「安心しろ。ちゃんと隠し扉がある」

    八幡(宝箱を取り、所定の場所に向かってボンを投げる。爆発すると閉じた扉が現れたのでもう一度ボンを投げた)

    雪乃「ば、爆発で出てくる扉なんかあるの…………?」

    八幡「え? ああ、そこから知らなかったのか…………結構いろんなとこにあるぞ」

    雪乃「わかるわけないじゃない…………」

    八幡「ゲーム慣れしてれば気付くかもしれないが、お前には厳しいかもしれんな……」

    八幡(ウィンは開いたワープ扉に飛び込む)

    94 = 85 :

     ~ 96TH ZONE ~

    八幡「ここは狭い通路でのダキーラとオーヨー…………ミイラとサソリが鬱陶しい。ジャンプできないから倒していくが、制限時間に注意だな」

    雪乃「ミイラは爆弾一発では倒せないものね。タイマーを取っておいて正解ね」

    八幡「まあお前の時は心配しなくていいが」

    雪乃「え?」

    八幡「よし、見えた。ワープ扉だ」

    八幡(右端まで来ると扉がある。一応宝箱を取ってからワープ扉へ飛び込んだ)

    95 = 85 :

     ~ 98TH ZONE ~

    雪乃「そういえばそこに見えるアイテムは何なのかしら? 効果がさっぱりなのだけれど」

    八幡「ああ、あれはマイクで声を出すと敵の動きが止まるっていうアイテムだ」

    結衣「え、マイク? そんなアイテムもあるの?」

    八幡「違えよ。昔のファミコンには2P用コントローラーにマイクが付いてたんだ。ニューファミコンではマイクコマンドがあるが…………今回は必要ない」

    雪乃「それにしてもずいぶん高い足場ね。間に落ちたらどうするのかしら」

    八幡「どうにもならん。落ちたら自爆してやり直すしかない」

    雪乃「えっ」

    八幡「思いっきりジャンプすれば次の足場に届く。それを九本分繰り返すんだ」

    八幡(ウィンはぴょんぴょんと足場から足場へと飛び移っていく)

    雪乃「途中で失敗したらやり直しなのね…………」

    八幡「そうだ。んで最後。下に扉があるが、普通に降りると向こう側の穴に落ちてしまうから小さいジャンプをしながら降りること」

    結衣「ほっとして油断したらとんでもないことになるね…………」

    八幡(ウィンはワープ扉へ入った)

    96 = 85 :

     ~ 99TH ZONE ~

    八幡「さて、ここは左右が繋がっていて、途中に隠し扉がある。若干左からの方が早い」

    八幡(ダキーラの集団をボンで倒しつつ、もしくはジャンプでかわしつつ進んでいく)

    雪乃「結構ミイラが多いのね…………ミイラは頑丈で、爆弾三発当てないとならないのが大変だわ」

    八幡「まあ雪ノ下はそこはあまり気にしなくていい」

    雪乃「?」

    八幡(しばらく進むと、1マスだけ地面が窪んでいる箇所があった)

    結衣「もしかしてあそこに隠し扉?」

    八幡「正解」

    八幡(俺はボンを投げて隠し扉を出し、もう一度投げて開いたワープ扉に突入した)

    97 = 85 :

     ~ FINAL ZONE ~

    結衣「わ、もうファイナルだって!」

    雪乃「なんだか簡単なゲームに見えてしまうわね…………もちろんそんなことないのはわかっているけれども」

    八幡「…………」ピッ

    八幡(俺は一旦ポーズをかけ、指や腕を伸ばしてストレッチをする)

    結衣「ど、どしたのヒッキー?」

    八幡(由比ヶ浜の言葉には返さず、深呼吸をしてポーズを解除した。いざ!)

    八幡「ってうおおおお!」

    八幡(ジャンプのタイミングをミスった! とっさにしゃがんで火の玉を交わす)

    雪乃「な、何よこれ…………」

    八幡(高速でザヴィーラから吐き出される火の玉に雪ノ下が茫然とした声をもらす)

    八幡(まあ初見じゃ無理もないか…………何とかタイミングを見計らって引き返した)

    八幡「ふう…………うし、もう一度だ」

    八幡(いざ! 俺はウィンを進める)

    八幡(ジャンプ、しゃがみ、ジャンプ、ジャンプ)

    八幡「見えた! 師匠…………あっ!」

    八幡(ザヴィーラの火の玉に当たり、ウィンがやられてしまった。次こそは…………)

    雪乃「ひ、比企谷くん」

    結衣「ヒッキー……」

    八幡(二人の言葉を無視し、集中する)

    98 = 85 :

    八幡(ジャンプ、しゃがみ、ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ、行けっ!)

    八幡(ザヴィーラの火の玉が当たる直前に空中に浮いていたダイヤを取った)

    八幡「っしゃ!」

    八幡(石像になっていた師匠が復活し、『congratulation』の文字が出る。俺はコントローラーを手放してガッツポーズをした)

    陽乃「え、えっと、それでクリアなのかな?」

    八幡「ええ。これ以上何もないです。物足りないでしょうけど」

    雪乃「あ、あの、比企谷くん。さすがに最後のあれはちょっと…………」

    八幡「ああ、安心しろって。無敵になってれば楽勝だから」

    雪乃「なるほど。どこかのステージで星を取るのね。ならそのルートを…………」

    八幡「あ、ちょっと待ってくれ。緊張が解けたらトイレ行きたくなった」

    雪乃「はあ……行ってらっしゃい」

    99 = 85 :

    無敵なしクリアなんて挑戦するもんじゃないぞ
    あれは凄まじい集中力と根気を必要とするから
    次回はゆきのんが頑張る


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