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元スレ京太郎「俺が三年生?」ネリー「手、つないでもいい?」

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356 :

乙です
全国でゾロ目は2回目か

357 :

おつー
メインヒロインパワーですわ

362 :

照ヒロインっぽいけどそれでもヒッサendは諦めんぞ

363 :

照が射抜いてワロタwwwwww

364 :

乙!
数少ないチャンスをモノにするチャンプ!
さすがはメインヒロインの貫禄だな

367 :

乙です
京ちゃんのオカルトによってすこやんが弱体化することで勝ったり負けたりする普通の麻雀が楽しめるようになる可能性もあるのか
すると一番相性がいいのは健夜ルートだったりするのだろうか?

368 :

キスで能力を喪失した中、麻雀の楽しさに気づくすこやん
あれこれ天衣無縫に目覚めた越前?
五感剥奪とか普通にできそうだからなあ世界レベルだと

369 :

むしろ全てを吸いとられそう

370 = 368 :

若さを吸ってか

371 :

新刊の表紙を見たがネリ―が一番(胸)ないですね
もしかしたはっちゃんの方があるかも

373 :

>>372
ようこそ
どれだけ遅く見積もっても今月中にはエピローグまでいくんで気長にお付き合いください

というわけで一週間ぶりです
顔とか洗ったら始めます

374 :

今月ってことはこのスレ内で納めるつもりなのかな。
一応エピローグAとかで完結したともいえるスレだけど、終了宣言出るとやっぱ寂しいな

375 :

お、きたか

376 :

エピローグ(ただし終わるとは言っていない)
このスレで終わらせることは可能ですが、しないと思います

一年、二年と同様にエピローグ後の怒涛のキャラ安価があるんで
エンディング云々はそこでどうにかします

それじゃ、始めます

377 :

まってた

378 = 374 :

あーそういや天照大神関連のイベントがどうのって初期のころから言ってたっけ
楽しみにしております

379 = 1 :



・三年、夏、決着


恒子「ふー、あともうひとふんばりだー」

恒子「今のとこ順調に進んでるし、このままいってくれればなー」

恒子「でもちょっと盛り上がりに欠けるかなぁ……折角の決勝戦なのに」


えり「盛り上がりは私たちが演出するものではないと思いますが」


恒子「あ、お疲れ様でーす」

えり「まったく……あなたはいつも好き放題ですね」

恒子「いやぁ、それほどでも」

えり「褒めてません」


えり「いいですか? アナウンサーというのは――」


恒子(あちゃー、始まっちゃったよ……)

恒子(この人、こうなると話長いんだよね)

恒子(ここは適当に話を切り上げて……)

380 = 1 :



恒子「あっ、そういえば小鍛冶プロに飲み物買ってこいって言われてるんだったー」

えり「――ですから、人の目に触れるということをよく考えてですね……」クドクド

恒子「そういうわけで失礼しまーす」ソソクサ

えり「あっ、まだ話は終わっていませんよ!」

恒子「グッバイふぉーえば~」

えり「待ちなさい!」


えり「……行ってしまいましたか」

えり「彼女も彼女なりに一生懸命だというのはわかるのですが……」


みさき「お疲れ様です」


えり「村吉さん……あなたも休憩ですか?」

みさき「最後の最後に備えて飲み物でもと……それより、さっきここに福与さんいませんでした?」

えり「ええ、彼女にアナウンサーのなんたるかを説いていたのですが……」

みさき「逃げられてしまったと」

えり「あの奔放さが持ち味だというのはわかるのですが、報道する立場としては考えものですね」

みさき「なるほど……」

381 = 1 :



みさき(大概真面目ですね、針生さん)

みさき(他局のアナのことなんて放っておけばいいものを)

みさき(お人よしというか、なんというかですね)


みさき「福与さんより少し年上なだけの私が言うのはなんですけど、彼女も彼女なりに考えていると思いますよ?」

えり「……そうですね」

みさき「私たちはそれこそ相方への接し方に差異はあれど、真剣に向き合っていないということはないと思います」

えり「相方……あなたの場合は野依プロですか」

みさき「まぁ、そうなりますね」

えり「あなたは少し野依プロへのキツい言葉が目に付きますね」

みさき「あー……」


みさき(今度は矛先がこっちに……)

みさき(福与さんを見習って逃げるが勝ちですかね)


みさき「すみません、飲み物を買いに行く途中なので……それでは」ソソクサ

えり「あっ、待ちなさいっ」


382 = 1 :




恒子『副将戦、決着!』

恒子『ここでトップに躍り出たのは阿知賀、阿知賀ですっ!』


「……」

まこ「……」

「け、結構一方的でしたね」

優希「結構じゃなくて大分だじぇ」

「まぁ、また白糸台がへこんでくれたから」

まこ「うちの点数自体はあまり変わりなしか……」


「戻りました」

383 = 1 :



優希「おかえりだじぇ」

「先輩は?」

「トイレだって」

「そうですか」

「ふむ……あんまり落ち込んでないのね」

「落ち込む理由もありませんから」

まこ「前の試合はしょげてたがの」

「あれは……その、色々ありましたから」

優希「きっとお腹が空いてたんだじぇ」

「そんな優希ちゃんみたいな……」

「稼ぎたかったのは本音ですけど、現状維持は出来ましたから……」


「あとは……咲さんにお願いすることにします」

384 = 1 :



「うん、わかってる」

「じゃああらためて気合を入れる必要もなさそうね」

優希「いっちょぶちかまして優勝だじぇ!」

「あはは……」


(でも、阿知賀の高鴨さん……)

(ちょっと不安かも……)


まこ「そろそろ時間じゃな……一人で大丈夫かの?」

「だ、大丈夫ですよ!」


(試合はともかく、ここは不安ね)


385 = 1 :




恒子『副将戦、決着!』

恒子『ここでトップに躍り出たのは阿知賀、阿知賀ですっ!』


「あはっ、逆転されちゃった!」

「なんでお前はそんなに嬉しそうなんだ……」

「だって絶好のシチュエーションだよ?」

尭深「リベンジ、かな?」

「そーそー、ここで一位を取れば高鴨穏乃に完全に勝ったって事だもん」

「……清澄が一位じゃないだけマシ」

「そんなに妹のことを警戒してるのか」

「それもそうだけど、それだけじゃない」

「それ以外のことといえば……須賀くんのこととか?」

「……たまに菫は空気読まないよね」

「えっ」

「そーだそーだ」

「お前は黙ってろっ」ビシッ

「あわっ」

386 = 1 :



誠子「ただいま……」ズーン


尭深「おかえり、お茶飲む?」

誠子「うん、頼むよ」

「戻ったか」

誠子「すいません、なんかもう、弁解の余地もないです」

「そう肩をおとすな。逆転はされたが絶望的な点差じゃない」

「むしろよくやったって褒めたい気分だね!」

誠子「失点して褒められるとかある意味きついんだけど……」

尭深「お茶、どうぞ」スッ

「お茶菓子も」スッ

誠子「ありがとう、ございます」

387 = 1 :



「じゃ、そろそろ行っちゃおうかなー」

「淡、わかってるな?」

「とーぜん! もう最初っから飛ばしてくんだから!」

「相手を侮るな。決勝卓にいるのは間違いなくお前と同格以上のやつらだと思え」

「まっ、本気を出した淡ちゃんが一番だけどねっ」

「だからそういうのは――」


「行ってきまーす」


「……最後まで話を聞け」プルプル

「もういないよ?」

「わかっているっ」


388 = 1 :




恒子『副将戦、決着!』

恒子『ここでトップに躍り出たのは阿知賀、阿知賀ですっ!』


明華「あらら、完璧に競り負けちゃいましたねぇ」

ハオ「決勝ともなれば強いプレイヤーもそれなりにいるとは思いますが……」

「あれ、正直やばかったね。連荘は防げたからなんとかってとこだけど」

ハオ「そのことを考えれば、今回の一番の立役者は白糸台でしょうか?」

明華「やたら放銃すると思ったら差し込んでたんですね、あれ」

智葉「しかし、メグがああも簡単に撃ち負けるか……」

ネリー「ウソみたいに流れ寄ってたね……サトハだったらどうしてた?」

智葉「さぁな、当たってみないことにはな」


メグ「タダイマ……デス」


「いやぁ、きつかったね、今回は」

メグ「暗いのも決闘も通じない……とんだ八方塞がりデスヨ!」

智葉「メグ、落ち着け」

メグ「コンチキショウ! こうなればやけ食いデス!」

389 = 1 :



明華「メグちゃん、荒れてますねぇ」

「ある程度仕方ないとは言え、とても満足できる結果じゃないからね」

ハオ「鷺森灼……彼女の師はかつて国内無敗と呼ばれた小鍛冶健夜に泥をつけたとか」

「その話、十年くらい前のインターハイの話らしいね」

ネリー「監督、調べたの?」

「軽くだけどね。学生時代唯一の跳満以上の直撃が阿知賀の監督、赤土晴絵かららしい」

智葉「学生時代の小鍛冶プロ……今の宮永照みたいなものか」

ネリー「でもそのテルって結構失点してない?」

智葉「でかい直撃自体は少ない……二年前に一度、去年も一度、そしてこの夏に二度か」

「当時学生だった戒能プロと去年の個人戦でタケイに、今年のは阿知賀の先鋒とサトハにだね」

智葉「小鍛冶プロは三年のときに大会に初出場だが、宮永照は一年からだ。失点の機会も比較して多くなるだろう」


智葉(まぁ、小鍛冶プロは大会に出た年に初めて麻雀に触れたらしいが)

智葉(つくづく化物だな……あの人は)

390 = 1 :



ハオ「ネリー、そろそろ時間では?」

ネリー「あ、ホントだ」

明華「最後にひと花、咲かせちゃってください」

メグ「それだと散ってしまうのデハ?」ズルズル

「さぁ、ここで見事勝てばスポンサーたちもきっと素直になってくれるぞ」

ネリー「わかってるよ」

智葉「もはや言うことはないが……頑張ってこい」

ネリー「うん、行ってくるよ」


391 = 1 :




恒子『副将戦、決着!』

恒子『ここでトップに躍り出たのは阿知賀、阿知賀ですっ!』


穏乃「トップ! トップだよトップ!」

「はぇ~、一位になっちゃった……」

「灼ちゃんすごい……」

「赤土晴絵の再来だって」ニヤニヤ

晴絵「あはは……なんというか、結構恥ずかしいね」


「ただいま」


「帰ってきたのです!」

「赤土晴絵の再来!」

穏乃「次代のレジェンド、ネクストレジェンド!」

「ちょっ……」

「おかえり~」ムギュッ

「暑苦し……」

392 = 1 :



晴絵「灼、よくやってくれたね」

「多分、私だけの力じゃないから」

「謙遜しなくていいのに、ネクストレジェンド!」

「し、しつこいっ」

「うんうん、おもちをおもちでないことを除けば言うことなしなのです」

「うるさい」ゴスッ

「ふぎゃっ」

「く、クロちゃーん!」

393 = 1 :



「とにかく、一位はとってきたから」

晴絵「申し分ないよ、これで優位に立ったわけだし」

「二回戦以降、苦戦続きだったしね」

「うっ、その節は……」

「大丈夫、クロちゃんを責めてるわけじゃないから」

晴絵「これで守る側に立ったわけだけど、いける?」

穏乃「守るって……要するに相手に上がらせなければいいんですよね?」

「あと自分が振り込まないことね」

穏乃「じゃあ私が上がりまくれば万事オッケーだね!」

晴絵「そりゃ、攻撃は最大の防御とも言うけどね……」

穏乃「任せてください! 100速でぶっちぎりますから!」ダッ

「あ、しず!」

394 = 1 :



穏乃「じゃっ、行ってくるね!」


「……大丈夫かなぁ」

晴絵「まぁ、しずも無鉄砲に打ってるわけじゃないから」

「でも、あの卓には明らかに一人だけ強敵がいるのです……」

「あ、胸がどうとかの話だったらもういいから」

「お、お姉ちゃーん!」

「よしよし」ナデナデ

「はぁ……わずらわし」


395 = 1 :




京太郎「ふぅ……すっきりした」

京太郎「でもまぁ、俺がすっきりしたところでどうにもなんないんだよな」

京太郎「……流石に心配しすぎか」

京太郎「現状は阿知賀の一人浮き……でも絶望的な差じゃない」

京太郎「ここは咲を信じるか」


ネリー「信じたところで結果は変わらないよ。だって勝つのはネリーだもん」


京太郎「もう一人ぐらい、そういうこと言いそうなやつはいるんだよな……」

ネリー「白糸台のこと?」

京太郎「そうだな。あいつだったら自分が負けるはずないとか言い出しそうだし」

ネリー「あいつ、ちょっと調子乗りすぎだよね……」

京太郎「あー、そういうのは試合の時まで取っておけよ」

ネリー「うん、そうするよ」

396 = 1 :



ネリー「ところでさ、試合の後って時間ある?」

京太郎「ないな。うちで祝勝パーティーするからな」

ネリー「じゃあ大丈夫だね。それキャンセルになるから」

京太郎「悪いが今日ばっかりは応援してやれないぞ」

ネリー「いいよ、別に。欲しいものは勝ってからもらってくから」

京太郎「そうか」


京太郎(こいつの欲しいものってなんだろうな)

京太郎(優勝したらもらえるもの……金ではないよな)

京太郎(いや、スポンサーからって意味か? それなら納得だ)ウンウン

397 = 1 :



ネリー「何黙って頷いてるの?」

京太郎「お前も苦労してそうだなって思ってな」

ネリー「苦労……たしかにわからず屋相手にはしてるかも」

京太郎「頭の固いやつだっているだろうしな」

ネリー「頭が固いっていうか、にぶいんだと思うけど」

京太郎「わからず屋でにぶい……もしかしてそいつ、わかってて気づかないふりしてるんじゃないのか?」

ネリー「そうなの?」

京太郎「なんで俺に聞く」

ネリー「他に誰に聞くのさ」

京太郎「まぁ、ここに他のやつはいないけどさ」

ネリー「……」ジトッ


「あ、キョータロー!」

398 = 1 :



京太郎「……騒がしいのが来た」

「なになに、私の応援?」

ネリー「そんなことあるわけないじゃん」

「なんであんたが答えるの?」

ネリー「なんでもいいでしょ」

京太郎「お前ら……だからそういうのは試合で発散しろよ」


穏乃「ほら、会場はこっちこっち」

「ひ、引っ張らないで」


京太郎「っと、大将が勢揃いか」

穏乃「あれ、京太郎はここでなにしてるの?」

京太郎「世間話。それより、うちのとなにかあったのか?」

穏乃「もうすぐ開始だし、ばったり会っちゃったから一緒に行こうかなって」

「でも、わざわざあんなに引っ張る必要ないよね?」

穏乃「えー? だって寄り道しようとするしさ」

「……してないもん」

京太郎「事情は大体わかった……高鴨」

穏乃「なーに?」

京太郎「よく連れてきてくれた。褒めてつかわす」ワシャワシャ

穏乃「わっ」

399 = 1 :



「……」

ネリー「……」

「……」


穏乃「やめてよー」

京太郎「はは、照れるな照れるな」グリグリ

穏乃「わー♪」


(この子……)

ネリー(こいつ……)

(高鴨穏乃……!)


(((叩き潰す……!)))


400 :

この大将達やばい(小並感)


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