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元スレ提督「おいクソレズ」 大井「なによ能無し」
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頭も間も性格も段取りも運も悪いときたもんだ
救いようが無いな……
救いようが無いな……
大井「何も聞きたくない」
大井「酷いです北上さん、さっき私にあんなこと言っておいて」
大井「実はこの事実を隠すための建前だったんですね」
北上「違うんだって!! 話を…」
大井「嘘つき」ボソッ
大井「嘘つき、嘘つき、嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘」
提督「大井っ!!」
大井「」ピクッ
大井「――やっぱり北上さんを庇うのね」
大井「北上さんのことが好きだから」
提督「なっ、お前何でそんな……」
大井「否定はしないんだ」
提督「は? 勝手に話を…」
大井「焦らなくていいわよ。分かってるから」
大井「もう出て行くわね。邪魔しちゃってごめんなさい」ガチャ
提督「待て大井!!」
提督「痛っ!? くっそ、腰が思った以上に……」
北上「ごめん提督」
北上「大井っちに勘違いされちゃった。あたしのせいだ」
提督「いや、お前のせいじゃ…」
北上「ちょっと部屋まで行ってフォローしてくる!」
提督「待て」
北上「!」
提督「いいよオレが行く。お前はもう寝とけ」
北上「でも」
提督「さっき見守るって言ってただろ」
北上「……分かったよ」
提督「……」
提督「……謝るのはオレの方だな」
北上「?」
提督「大井と一番仲が良いのに、亀裂が入るような勘違いさせちまったな」
提督「悪かった」
北上「……」
北上「いいよ、勘違いだから誤解を解けばいいんだし」
北上「提督に解けるかどうかが不安だけどさ」
提督「解くまで頑張るよ」
北上(不安すぎる)
提督「それじゃあな。ちゃんと睡眠とれよ」
提督「というか、あいつ自分の部屋に帰ったのか?」スタスタ
北上「……んー、本当に不安だなぁ」
北上「こっそりついて行きたいけど、見守るって言ったし」
北上「ここは信じて任せようかな……」
北上「不安過ぎて眠れないかもだけど」
スタスタ
――翌朝・艦娘寮の通路――
北上「……提督、何やってんの」
提督「ん? おお、北上と電か」
電「聞いたのです! 大井さんの誤解を解いてるって」
提督「まさにその最中だな」
北上「いやいやどう見ても、大井っちの部屋の前に小型の机を設置して仕事してるようにしか見えないんだけど」
提督「……それがよ」
提督「いくら呼びかけても部屋から出て来ず、返事もなくてな」
提督「誤解は解きたいし、でも仕事はしねえとだし」
電「だからここで?」
提督「ああ」
北上「え……もしかして昨日の夜からずっと……?」
提督「いや、ついさっきだな。一通り部屋の前で話した後、自室で少し寝てからまたここに来た」
電「……大井さんは、本当に部屋の中にいるのです?」
提督「確証はねえな。でもあいつ、いつもならこの時間帯は演習してるだろ?」
提督「見に行ったけどいなかったんだよ。他も見回ったけど見つからず」
提督「おまけに部屋には鍵がかかってる」
北上「なるほど、可能性は高いね」
電「とても心配なのです……」
電「……あれ? というか、大井さんが部屋から出て来ないのなら」
電「今日の出撃はどうするのです?」
提督「一応木曾に声はかけといたから、人数の心配はねえけどな」
北上「……」
北上「ねえ大井っち、いるなら返事して?」
北上「昨日のあれはね、提督があたしに書類を取らせようとして」
北上「あたしが取れなかったから、結局提督が――」
提督「そんな感じで説明したけど、全く反応なしだ」
北上「……そう」
まぁ北上が提督に惚れてても構わんよな
元の設定崩壊気味だからもう何でも許せるわ
元の設定崩壊気味だからもう何でも許せるわ
大井は思い込みや嫉妬、仲間を信じれないような非常にウザく性悪てのがわかったな。
本当の性格とかは追い詰めリたりした時にてるっていうからね
本当の性格とかは追い詰めリたりした時にてるっていうからね
>>266
そこまで追い詰めた元凶は一体何処の無能なんですかねぇ……
そこまで追い詰めた元凶は一体何処の無能なんですかねぇ……
マスターキーとか言っちゃうのは流石にアフォ
あったとしても無理やり入るのは意味ないでしょむしろ逆効果
あくまで自分から出てくれないと
あったとしても無理やり入るのは意味ないでしょむしろ逆効果
あくまで自分から出てくれないと
誤解を解く為に直接会おうとしてるのに逆効果?
なら部屋の前にずっといるのって悪手中の悪手じゃねーの?
なら部屋の前にずっといるのって悪手中の悪手じゃねーの?
>>272
マスターキーったら、アンダーバレルショットガンのことだろ。
マスターキーったら、アンダーバレルショットガンのことだろ。
(語気が妙に強いレスはたぶん同じ人間だろうから気にせん方がええで)
電「司令官さんはこれからもずっとここにいるのです?」
提督「ああ」
北上「でも、それだとかえって余計に出て来ないんじゃないの」
北上「いつも通り執務室で仕事して、大井っちが顔を出してくれるまで待った方がいいと思うよ?」
提督「……」
電「なのです。電もそう思うのです」
提督「……そうか」
提督「じゃあ、少ししたら片すわ」
北上「うん。これから出撃だけど、あたしも時間見つけて様子見にくるからさ」
電「電もなのです!」
提督「おう」
スタスタ
提督「……」
スタスタスタ
電「でも大井さん、本当に心配なのです」
電「司令官さんとジュウコンするために、あんなにがんばってたのに」
電「演習も出撃も拒否してしまうなんて」
北上「……そだね」
北上「それだけ深く傷つけちゃったってことなのかも」
電「北上さんは悪くないのです」
北上「はは、ありがと。しかしこんなことになるなんてなぁ」
北上「大井っち、あんなに周りが見えなくなるタイプじゃなかったと思うんだけど」
電「恋は盲目……というやつなのです?」
北上「恋っていうか、すでに愛に達してるよね」
電「愛……。愛は何なのです?」
北上「えっ? ふ、深いこと聞くね。何かと言われてもなー」
長門「二人とも! こんなとこで何やってるんだ!」
陸奥「もうみんな集まってるわよ?」
北上「わっ、ごめんなさい!」
電「すぐに行くのです!」
スタタタッ
提督「……なあ大井」
提督「何度も言ってるけど、あれは勘違いなんだよ」
提督「オレが北上に書類を――って、これは何回も言ったか」
提督「とにかく悪かった――なんて謝り方したら、怒るよなお前」
提督「……正直な話、どうすりゃお前が出てきてくれるのか分からん」
提督「かと言って、オレが抱えてる事を話すのも厳しい」
提督「すまん。ただな、唯一言えるのは……他のジュウコン艦と話をしてたのは」
提督「お前のためなんだよ」
提督「これだけは伝えとくから」
提督「……」
提督「…………」
提督「…………片づけるか」
――数分後――
提督「うっし、これでよしと」
提督「……大井。これから仕事に戻るけどよ」
提督「もしオレの土下座でも見てやろうって気になったら執務室に来てくれ」
提督「……」
提督「んじゃ」スタスタ
カチャ
提督「!!」
提督(……今の、鍵が開く音か?)
提督(大井の部屋から聞こえたのは確かだな)
提督(……開けて……みるか……?)
スタスタ
提督「……大井ー……」ソー
提督(って、明かりつけてねえのかよ)
提督(カーテンも閉めてるし……日の光でどこに何があるかは分かるけど)
提督(そして肝心の本人は……)
大井「……」
提督(……ベッドの上で布団にくるまってる……)
提督「入ってもいいか?」
大井「……」
提督(顔が見えねえ)
提督「……入るぞ?」
大井「……」コクリ
提督(今、頷いたよな?)
>>283
書いてくれるならどちらでも良いぞ
書いてくれるならどちらでも良いぞ
スタスタ
提督「……えっと……」
大井「ドア」
提督「へ?」
大井「閉めて」
提督「あ、ああ」
バタン
提督「……えっとな……それで」
提督「聞こえてたかもしれねえけど、改めて言う」
大井「……」
提督「昨日の夜のあれは、勘違いでな」
大井「分かってる」
提督「それで――……え?」
大井「昨日、説明してくれたし」
提督「……」
大井「けどホントは……」
大井「何となく気づいてたの」
提督「!」
大井「あんたと北上さんが横になってるの見た時」
大井「頭が真っ白になった」
大井「それで混乱して、色んな言葉が口から出てきて」
大井「……それからよ……っ」
提督「……!」
大井「部屋に戻ってから、頭が冷えてきて……」
大井「だんだん、冷静になって……好き勝手言ったこと後悔して……っ」
提督「……お前、泣いてんのか」
大井「グスッ……だって、そうでしょ? 北上さんがあんなことするはずないもの」
大井「なのに私、酷いこと……!」
大井「それで、顔を合わせるの怖くて……」
ここまでで
次から書き溜めして投稿するので、時間はかからないと思います
次から書き溜めして投稿するので、時間はかからないと思います
こういう時の元々布団にくるまっていたであろう大井っちがのそのそドアまで鍵を開けにやってきてまた元の状態に戻った光景を想像するときゅんきゅんする
提督「だから籠ったままだったのか?」
大井「あと」
提督(まだあるのか)
大井「……あんたにも勝手なこと言って、嫌われたかと思った」
提督「オレ?」
大井「うん」
提督「……嫌いならこうしてここにいねえよ」
大井「……そうね」
大井「ごめんなさい」
提督「な、なんで謝るんだよ」
大井「だって心配かけちゃったし。忙しいのに」
提督「……そんなこと言ったら……」
提督「オレだってお前を不安にさせるようなことして、勘違いとはいえこうやって追い詰めちまって……」
提督「謝らないといけないのはこっちだ。本当に悪かった」
大井「……」
提督「それに北上も、お前のこと嫌ってなんかいない」
提督「外の声、聞こえてたろ?」
大井「……うん」
提督「……」
大井「……」
提督「……。部屋から出れそうか?」
大井「……ごめん。それはもうちょっと待って」
提督「そうか……まあ気持ちが完全に落ち着くまで…」
大井「違うの」
大井「えっと、なんていうか」
大井「……今、ひどい顔してるから……」ボソッ
提督「は?」
大井「け、結構泣いちゃって……目も腫れてるし」
大井「収まるまでここにいたいの。演習や出撃の遅れた分は、後でちゃんと取り戻すから」
提督「……」
提督(ここで『なんだその理由』なんて口走ったら)
提督(デリカシーがないって言われるか……)
提督「……そんな酷いのかよ」
大井「たぶん」
提督「確認してねえのか。どれ、ちょっと見せてみろ」
大井「へ?」
提督「ちょっと見るだけだよ。明かりつけるぞ」
大井「ま、待って!」
パチン
大井「……っ」
提督「……」
提督「……? 別に気にするほどでもねえだろ」
大井「あ……あんたが気にしなくても私は……!」
提督「大丈夫だよ。可愛い可愛い」
大井「なっ!? か、かわ……!!」カァァ
提督「……かと言って、無理に引っ張り出すのもあれか」
提督「うん……そうだな。つーかお前、ここ最近がんばり過ぎてたし」
提督「今日くらいじっくり休め」
大井「え?」
提督「代役は木曾に任せたし、出撃任務は明日からだ。もちろん演習もな」
大井「そんな、そこまでしなくても……」
提督「練度上げを急ぐ必要はないだろ?」
提督「ジュウコンするための時間制限ってもんがあるなら、話は別だけどよ」
大井「……分かったわよ。お言葉に甘えるわ」
提督「おう。じゃあオレは執務室に戻るから、腫れが引いたら顔見せてくれ」スタスタ
大井「……」
大井「待って」
提督「?」
大井「聞きたいことがあるの」
提督「何だよ」
提督「! ……さっき部屋の前でも言ったけど、他の艦娘と話してた内容は秘密だぞ」
大井「分かってる。ただ……」
大井「私が関係してるのよね?」
提督「……まあな」
大井「ホントに?」
提督「それだけは間違いない」
大井「でも、聞いちゃったんだけど」
提督「聞いた? 何を」
大井「妙高さんと赤城さんが、あんたのこと『好き』とか『愛してる』とか」
提督「は……? そんなこと……」
提督「!」
大井「なによ、急に顔赤くして」
提督「いや……何でもない……」
提督「てかお前聞いてたのかよ!」
大井「だ、だってひた隠しにしようとするから!」
提督「まさかそれ以外は聞いてねえよな?」
大井「うん。他は聞き取れなかった」
提督「そうか……」ホッ
大井「で、言葉の真意は?」
提督「……どう伝えたもんかな……」
提督「よし、こうしよう。お前が練度マックスになったら全部教える」
大井「……つまり」
大井「今は教えることができないってこと?」
提督「ああ」
大井「……やましいことじゃないのよね?」
提督「誓う」
大井「……ふふ、よかった」
提督「?」
大井「胸の奥につっかえてたものが、取れた」ニコ
提督「そ、そうか」
大井「明日から、また頑張らないとね!」グッ
提督(……元気になったみてえだな)
提督(……よかった)
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