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    元スレ提督「おいクソレズ」 大井「なによ能無し」

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    1 :


    提督「このまとめた書類を大淀に渡しといてくれ」

    大井「はあ? そんなの自分でやりなさいよ、だから能無しなのよ」

    提督「オレにはまだやることがあるんだよ。時間が押してんの」

    大井「どうせまた工廠の裏でタバコふかすんでしょ?」

    提督「」ギクッ

    大井「図星ね。あんたの行動パターンなんて全部お見通しなんだから」

    提督「……ち、ちげーし。今日はグラビア雑誌を読むし」

    大井「仕事しなさいよ!!」ドカッ

    提督「痛っ!?」


    北上「相変わらずだねぇ、あの二人」

    「いつも通りなのです。喧嘩するほど仲がいいのです」

    北上「結婚して、何だかんだ上手くいってる夫婦みたいな感じだよねー」

    「なのです! でも……」

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1457224864

    2 = 1 :


    「まだケッコンカッコカリは済んでないのです」

    北上「そうなんだよねー、しちゃえばいいのに」

    「大井さんの練度もとっくに最大なのです……」

    北上「んー……まあそれを言ったら、電もあたしも最大まで上がってるし」

    北上「他にも五人くらいいるよねー」

    「そこまでしてケッコンしない理由はなんなのです?」

    北上「さあ? 提督に聞いてみないとなんとも」


    提督「痛つつ……いい上段蹴りじゃねぇか」

    大井「これでも手加減したのよ? 本気出してたら、今頃気絶してるわ」

    提督「マジか、それは助かったな」

    提督「おかげで良いもん見れたし」

    大井「は?」

    3 = 1 :


    提督「……ピンク、か」ニヤニヤ

    大井「!」

    提督「しかもフリフリがついてるやつ」

    大井「……ッ」カァァ

    提督「へっへっへ、結構カワイイの穿いてんじゃ…」

    大井「オラァ!!」ドゴッ

    提督「ぐふっ!?」

    大井「今すぐ忘れなさいこの変態っ!!」ドカッ バキッ

    提督「おま、やめっ……誰か助けっ」


    「いつも通りなのです」

    北上「いつも通りだねー」

    4 :

    提督と大井っちは喧嘩ップル

    5 = 1 :



    ――執務室――


    提督「マジで痛ぇ……あいつ最後に本気で蹴って来ただろ……」

    提督「パンツ見たくらいでこの仕打ちはねぇよ、ったく……」

    コンコン

    大淀「失礼します」

    提督「どうぞー」

    大淀「……提督、その傷はまた大井さんですか」

    提督「おお、すげえな何で分かった」

    大淀「いつものことですから」

    大淀「それより、例の件についてですが……」

    提督「痛たた……湿布を貼るか」

    大淀「……提督」

    6 = 1 :



    大淀「一体いつになったらケッコンカッコカリを済ませるんですか」

    提督「」ピクッ


    大淀「練度が上限に達している艦娘は、現在八人もいます」

    大淀「それなのに誰一人とも契りを結んでいないなんて……まさかまだお悩みに?」

    提督「……」

    大淀「誰に指輪を渡すか、悩む必要はないと以前にもお話ししましたよね?」

    大淀「ジュウコンのための指輪もちゃんと用意されてるんですよ?」

    提督「あー……分かってる、分かってるよ」

    大淀「その言葉はもう聞き飽きました」

    提督「大丈夫だって、もう誰に渡すかは決めてるから」

    大淀「! そうなんですか?」

    提督「ああ、今から渡しにいくところだったんだよ」ガサゴソ

    提督「この指輪をな」スッ

    大淀「……箱がボロボロですけど」

    7 = 1 :


    提督「大事なのは箱じゃなくてな、中身だよ」

    提督「ほら、指輪本体はこんなに綺麗だろ」ピカーン

    大淀「はぁ……そうですね。では、今日中にご報告をお願いしますね」

    提督「任せとけ」

    大淀(その言葉も、何回も聞きましたけどね)ガチャッ

    提督「……」

    提督「分かってるんだけどな、オレだってさ」

    提督「でもあいつの前に立つと、何でか話が逸れちまってな……」

    提督「……あーもうめんどくせえ。こうなったら勢いでやってやる」スッ

    提督「そうだ、ウジウジすんのはやめだ。うし、さっそく今から行ってやるよ」スタスタ ガチャ


    スタスタスタ


    北上「……これは」フフフ

    「いいことを聞いたのです」フフフ

    8 = 1 :

    離脱、夜にまた更新します
    ちなみ不定期更新、話はそこそこ長いです

    11 :

    人の性的指向を悪く言うなんてクビにされてもおかしくないな

    12 :

    艦娘の好み=性的嗜好

    13 :

    犬も食わない痴話喧嘩のじゃれ合いに何を言っているんだ?

    14 :

    ここから指輪を大井じゃなく北上に渡したら最高なんだがな、ヤンデレ的には

    15 :

    >>14それには同意するが、ここは純愛√だろう

    16 :

    大井っちss多くて嬉しい

    18 :

    嬉しいけど所構わず病み病みうるさい奴が居るのが難点

    20 :

    実際大井ってただのメンヘラじゃん

    21 :

    それがいいんだよ分かってねえな

    22 :

    趣味悪いな

    23 :

    待ってるよ

    24 = 15 :

    夜だぞ

    25 :

    疲れで寝てしまった…更新します

    26 = 25 :



    ――鎮守府通路――


    「これで晴れて、提督はケッコンするのです」コソコソ

    北上「その現場を目撃できるとはねー。てか、相手は誰なんだろうね」コソコソ

    北上「ま、だいたい予想はつくんだけど」コソコソ

    「あっ、司令官さんが止まったのです!」ピタッ


    提督「……うわー、すげえ早く見つけちまった」


    大井「――はぁ、はぁ、……こ、こんなに一気に持つんじゃなかったわ……――」


    提督「――山積みのダンボール箱を抱えて階段上るとか、危なっかしいやつだな」

    27 = 25 :


    提督「おーいクソレズー」

    大井「! その声は能無しね」

    提督「前も見えねえのかよ。重そうだな、手伝ってやろうか?」

    大井「結構よ! こんなの私一人で充分なんだから!」

    提督「いやいや、無理すんなって」

    大井「無理なんかしてな……」ツルッ

    提督「!!」


    ドカッ ゴロゴロゴロ ガシャーン!!


    提督「大井!!」スタタタ!

    提督「おい、大丈夫か? おい!」

    大井「……」

    北上「提督っ!」

    「大井さんは無事なのです!?」

    提督「! 北上と電か……」

    提督「意識がない、すぐに救護班を呼んでくれ」

    「分かったのです!」スタタタ!

    28 = 25 :


    北上「大井っち! ねえ!」

    提督「頭を打ってるから動かすな」

    北上「提督……大井っち、大丈夫だよね?」

    提督「……」


    ――三十分後・医務室前――


    北上「グスン……」

    「北上さん、泣かないでください……きっと大丈夫なのです」

    提督「……」

    ガラガラ

    大淀「!」

    大淀「提督、ここでお待ちになってたんですか」

    提督「大淀……大井の容態は?」

    29 = 25 :


    北上「まさか、死んじゃったりしないよね?」

    大淀「ええ、今はまだ意識がない状態ですけど、命に別状はないですよ」

    提督「……そうか」

    「よかったのです……!」

    大淀「ただ脳震盪を起こしているので、しばらくは安静にしていないと」

    大淀「顔合わせをしたいのでしたら明日にしてください」

    提督「……分かった」

    提督「それなら大淀……悪いけどよ」

    提督「ケッコン報告すんのも明日でいいか?」

    大淀「え?」

    提督「本当に悪いな。それじゃ」スタスタ

    大淀「……なるほど……」

    大淀「やっぱり相手は、大井さんなのね」

    30 = 25 :


    「なのです、提督は大井さんに指輪を渡すつもりだったのです」

    北上「けどこんなことになっちゃって、結局渡せず仕舞いという」

    大淀「……でも、不思議ですね。なぜ大井さんにこだわるんでしょうか」

    北上・電「え?」

    大淀「指輪はいくつも用意してあるんですよ? 何なら今ここで、北上さんや電さんに渡したって……」

    「ちっちっち、なのです」

    大淀「えっ」

    北上「ふふ、大淀さんも分かってないねー」

    北上「事務的というかなんというか」

    「理屈では通らない想いが、そこにあるのです!」

    大淀「???」

    31 = 25 :

    少しですがここまでで
    遅筆すいません…更新は基本夜で、三日以上は開かないと思います
    見てくださってありがとうございます

    32 :

    おつおつ

    34 :

    乙乙

    36 :

    脳震盪おこしてなくてもどちらにしろ渡せなかったに100ペリカ

    37 :

    なんやかんやあって勢いで指輪嵌めるに1億ジンバブエドル

    38 :


    うちの電と北上も仲いいから見てて嬉しい

    39 :


    続きが気になる

    40 :

    ここで安直にも記憶喪失ネタを持ってこようものなら失望だな

    41 :

    勝手に失望してろよ

    42 :

    失望したらコメントしないで去ってね?

    43 :

    時雨かな?

    44 :


    提督「……勢いで言っちまったな」

    提督「まあ、どのみちいつかは渡さなきゃいけねえし」

    提督「覚悟を決めるか。オレはこの指輪を、明日……」

    提督「大井に渡す」



    ――翌日・医務室前――



    北上「ヒトサンマルマル。大井っちが無事に目を覚まして、大淀さんから顔合わせオッケーが出たので……」

    「いざ出撃なのです! 司令官さん、準備はいいのです?」

    提督「お、おう」

    「落ち着いて深呼吸なのです」

    提督「スゥー、ハァー」

    北上「鼻毛が出てるよ」

    提督「え? マジかよ」ゴシゴシ

    「指輪は持ったのです?」

    提督「ああ、ポケットにバッチリ……ん?」

    45 = 44 :


    提督「何で指輪のこと知ってんだよ」

    「」ギクッ

    「えっと、それは……」

    北上「なに言ってんの提督、昨日大淀さんに言ってたじゃん」

    北上「『ケッコン報告すんの明日でいいか』ってさ」

    (あ、そういえばそうだったのです)

    北上「それってつまりぃー」ニヤニヤ

    提督「……さ、さーて、ノックするぞー」

    北上「ごまかした」クスクス

    提督「うっせぇ!」

    コンコン

    大井「はい」

    提督「……オレだ、入るぞ」

    46 :


    ガラガラ

    大井「あ」

    提督(なんだ……普通に椅子に座ってやがる)ホッ

    北上「やっほー大井っち、怪我は大丈夫?」スタスタ

    大井「北上さん! はい、もう痛みはないです。お見舞いに来てくれたんですね」

    北上「そりゃあたしと大井っちの仲だし、当然だよ」

    大井「嬉しいです!」

    「大井さん、これ食べてください。果物なのです」スッ

    大井「電もお見舞いありがとう。美味しそうね」

    提督「……」

    スタスタ

    提督「コホン……まあ、あれだな」

    提督「その……なんだ……元気そうじゃねえか」

    大井「……は?」

    47 = 46 :


    大井「何その投げやりな態度、提督ならもっと心配そうにしなさいよ」

    提督「なっ……こ、これでも心配してんだぞコラ!」

    大井「ああ、今の大声で頭痛が悪化して、記憶が飛んでしまったわ」

    大井「すいませんあなた誰でしたっけ?」

    提督「この野郎っ……!」

    北上「ま、まあまあ二人とも落ち着いて!」

    「大井さん! 司令官さんは大井さんに、とっても大事な話があるのです!」

    大井「大事な話?」

    北上「そうそう、大事な話があるんだよね?」

    「二人っきりじゃないと話せないらしいのです」

    提督「え?」

    48 = 46 :


    「邪魔者の電たちは、おいとまするのです」

    北上「盗み聞きなんて絶対にしないから安心してよ」

    提督「おい待て、もうちょっと段階を踏んで…」

    「司令官さんファイトなのです」スタスタ

    北上「大井っち、また後でねー」スタスタ

    ガラガラ

    提督(あ、あいつら……)

    大井「……」

    大井「で?」

    提督「!」

    大井「話ってなによ」

    提督(……しゃあねえ、行くか)

    49 = 46 :


    提督「話ってほどのもんじゃねえけど……」

    提督「大井、お前は今練度が最大だな」

    大井「なに? 急に私のこと名前で呼ぶとか、気持ち悪い」

    提督「」カチン

    提督(お、抑えろオレ……大人の対応ってやつだ……)

    提督「最大だよな?」

    大井「……そうね」

    提督「そこでだ」

    提督「ほれ」ポイッ

    大井「わ、ちょっ……いきなり何なのよ」

    提督「それさ、お前にやるよ」

    大井「は?」

    50 = 46 :


    大井「なにこれ、きたなっ!」

    提督「……開けてみ」

    大井「変なにおい……は、しないわね」クンクン

    提督「開けてみ」

    大井「ゴミかなにか?」

    提督「開・け・て・み!!」

    大井「分かったわよ! うるさいわ……ね……」パカッ

    大井「……こ、これ……」

    提督「……」

    大井「……指輪、よね」

    提督「まあな」

    大井「私に?」

    提督「おう」

    大井「……」


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