私的良スレ書庫
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元スレ提督「おかえりなさい」
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『主席って言っても器用貧乏なだけよ』
『そうなんですか?』
『私より戦術の成績がいい子もいれば、試合で一度も勝てなかった子もいるし。貴女のところの提督なんて歴史学者ばりの知識の持ち主なのよ?
知ってたかしら。それに私の先輩にはもっと凄い人がいたわ。日本刀持たせたら深海棲艦とやり合えるっていう人とか』
(マッチョ先輩さん…)
「どうしたネ?朝潮こっちをじっと見ても、私のハートは提督のモノネー」
「私の愛と忠誠心と処女も司令官のものです」
「そこ張り合うなよ…」
「っていうか、し、しょ、しょ…とか…」
「男勝りキャラの癖に処女一つ口に出来ずに赤面するとか流石摩耶さんあざといですね。その腋とあざとさを武器に司令官を誘惑するつもりですか?」
「俺にまで牙を向けるなよ!?」
『他の学校と違って総合成績に素行評価も加味されるのよ。軍人として命令に忠実かどうかは重要なことだもの』
『有能でも命令無視の常習者なんて性質悪いですものね』
『うふふ、そうね。私としてはそういう子も面白いと思うのだけれどね』
『なるほど。確かに提督さんのところの艦娘さんは結構なお転婆揃いらしいですものね?』
『みんな可愛い私の自慢の子達よ』
『秘書艦の朝潮さんも優秀で名が通っていますね。駆逐艦とは思えない強さと申し分のない実務能力をお持ちだとか』
『そうなのよ~とっても頑張り屋さんでね。普段はしっかり者で大人っぽいのに頭撫でてあげると嬉しそうに笑うところが可愛いのよ』
『わぁ…弄る隙さえ無い慈愛の笑顔…』
『日常生活も色々とサポートしてもらってて申し訳ないのだけどね』
『日常のサポート?それって夜のサポート込ですか?私気になります!』ニヤニヤ
『お下品な顔しないの』ペシッ
『あだっ』
『古くなったシャツとか歯ブラシ、日用品を小まめに買い替えておいてくれるのよ。それに洗濯もね。自分でやるように気を付けてるんだけど忙しいとつい溜めこんじゃうのよね』
『何かしっかりものの娘に面倒みてもらってるお父さんみたいですね』
『まだそんな年じゃないけど、そんな感じかしらね』クスッ
『何だかアットホームな鎮守府で良いですね。勿論うちも負けていませんが』
『そうね貴女のところの提督…あの子だったらいいお姉さんしてるんでしょうね』
『はい。みんなのお姉さんですよ』
『じゃあ今度同窓会がてら遊びに行こうかしら』
『是非お越しください。お、そろそろ番組終了の時間ですね。本日はありがとうございました』
『こちらこそ、テレビ出演なんて貴重な体験させてもらっちゃったわ』
『それではまた次回もこのチャンネルで!』
「…そういえば朝潮ちゃんのパジャマってワイシャツだったよね?」
「ええ」
「凄く大きいワイシャツだったけど、あれって…」
「司令官のですよ?」
「朝潮ちゃんの歯ブラシって紫とか黒だったり、あんまり女の子っぽくないけど…」
「司令官のですよ?
「躊躇なく答えた!?」
「司令官は新しいワイシャツで気持ち良くお仕事が出来る。私は司令官の匂いに包まれて安眠が出来る。私のパジャマを買う必要が無いから経費も浮く。
歯ブラシも然り。これこそまさにWin―Winの構図ですね」
「それ朝潮ちゃんだけのWinだよね!?」
以上で今回の投下を終了します。
次回からは通常形式です。千代田ちゃんは秋グラに一目惚れしました。中破時の水風船に目が吸い寄せられます。
それではノシ
次回からは通常形式です。千代田ちゃんは秋グラに一目惚れしました。中破時の水風船に目が吸い寄せられます。
それではノシ
この俺が重い腰を上げて、やっとこさ
エアプ勢から提督に着任したんだ
この俺が、だぞ。あの伝説の俺が、だぞ
だからよぉ、そろそろ書いてくれてもいいんじゃぁないか?うん?
……お願いしますなんでもしますから書きやがれください!!(懇願
エアプ勢から提督に着任したんだ
この俺が、だぞ。あの伝説の俺が、だぞ
だからよぉ、そろそろ書いてくれてもいいんじゃぁないか?うん?
……お願いしますなんでもしますから書きやがれください!!(懇願
いつの間にか一月経過していたようで申し訳ないです。
今から投下を始めます。
今から投下を始めます。
摩耶に彼氏が出来たらしい。
オフの日は姉妹で町に出かけたり鎮守府にいつの間にか住み着いた猫たちと遊んで過ごしていたというのに、それがめっきり減ったというのだ。
「あら?可愛い妹が取られて寂しいのかしらお姉ちゃんは」
喜色を孕んだ瞳で提督がクッキーを一枚頬張る。
砂糖控えめにする代わりに卵とバターの香りが強いクッキーは愛宕の好みの味付けである。
「彼氏が出来るのはね~いいんですけどぉ」
「愛宕、お行儀が悪いわよ」
肘をつきながらポリポリとクッキーを頬張る愛宕に眉を吊り上げながらテーブルに零れたクッキー片を几帳面に高雄は片付けていく。
「高雄ちゃんは知ってるの?」
「いえ、摩耶からは何も聞いてませんが」
「だから、それが寂しいんだよ~高雄ちゃん。彼氏だよ彼氏?お姉ちゃんに真っ先に報告するもんじゃないの?」
「何言ってるのよ。摩耶には摩耶の生活があるんだから。そもそも私達は艦娘なのだから、そんなことに現を抜かしている場合じゃないでしょう」
膨れる愛宕を呆れたように見やる高雄。
そんな姉妹を微笑ましげに眺めながら提督は二人のカップに紅茶を注いでやる。
「私達と過ごさなくなったからって恋人が出来たとは限らないのではないかしら。他の子達と出かけてるだけかも」
「あまーい高雄ちゃん。あの子最近何読んでると思う?こんなの読んでるんだから」
「貴女勝手に…」
「ほら、これ見てこれ」
「これは『月刊MEHYO』ですね」
「「きゃッ!?」」
愛宕がテーブルに置いた雑誌を覗き込みながら淡々とした表情で雑誌名を呟いた朝潮。
音も気配も無く、気付けば提督と愛宕の間に座っていた彼女の出現に高雄姉妹は抱き合って飛び上がる。
「そろそろクッキーが無くなる頃だろうと思いまして。追加をお持ちしました」
「朝潮ちゃん。紅茶飲む?」
「ありがとうございます」
言うや否や朝潮は目の前にあるカップの紅茶を一息で飲む。
その際、カップの縁は綺麗に舐めとるのも忘れない。
一瞬のことである。
「あら、それ私のカップよ」
「これはうっかりしてしまいました。申し訳ございません司令官」
((絶対わざとだ…))
「待っててね。朝潮ちゃんのカップも用意するから」
「いえ、司令官のお手を煩わせるわけにはまいりません。カップは私が用意いたします。提督のカップも私が口を付けてしまいましたので新しいものとお取替えいたします」
流れるような動作で二つのカップを食器棚から取り出し、先ほどまで提督が使っていたカップを懐にしまう。
((何でしまうの…?))
思っても決して疑問を口にしない。賢い姉妹である。
「ところで、その『月刊MEHYO』は摩耶さんのですか?」
「え、ええ、そうなの。朝潮ちゃん知ってるの?」
「駆逐艦や軽巡艦のなかには結構購読している子もいますよ。内容は最近都で流行の服とかアクセサリーとか」
「摩耶がおしゃれに気を遣うようになったのね」
高雄が信じられないとばかりに掠れた声をあげる。
高雄が知っている摩耶の愛読書はもっぱら少女マンガである。
駆逐艦の子達の方がよっぽど大人っぽいのではないかと、少女マンガを熱心に読む妹を窘めたこともあった程である。
「デートスポットの特集も頻繁に組まれていますね。ほら、このページなんて付箋まで貼ってますよ」
「この猫さんの付箋は摩耶のに間違いないわね…」
「でしょ?だから言ったじゃないの」
「朝潮ちゃんも読んでるの?」
「たまにですが」
「朝潮ちゃんも年頃の女の子ですものね」
「ちなみに私は『週刊MEHYO』を購読しています。最新の情報を絶えず取り入れることが出来ますので」
「そんなところまで真面目なんだから、朝潮ちゃんたら」
提督が朝潮の頭を撫でてやると、朝潮は頬を薄紅色に染めると椅子を5センチ提督に近づける。
『月刊MEHYO』と『週刊MEHYO』の購読層は微妙に異なる。
流行の髪型やファッションを多く取り上げる月刊MEHYOに対して、週刊MEHYOは読者の体験談やハウツーが紙面の多くを占めている。
何のかって?そりゃおめぇナニだよ。
その他に「妙高姉さんの恋愛相談」も人気コラムシリーズだ。
朝潮は常連の投稿者で、ポイントを貯めると抽選で当たる中破時の妙高姉さん(通称:ブッ飛び妙高さん)のストラップも持っている。
しかし、今回それは特に重要な情報ではないため、これ以上の説明は省略することとする。
撫でられる提督の手の感触と提督から香るバニラの匂いをまずは全力で堪能しようと、摩耶の事を八割方脳内から弾き出し朝潮はウットリする。バニラエッセンスの香りではない、提督が好んで吸う煙草の香りだ。
「これはいよいよ決まりかしらねぇ」
クッキーを摘まみあげながら提督がポツリと零す。
「どういうことでしょうか提督?」
「このクッキー、美味しかったでしょう?」
「ええ、私の好みにストライクだったもの。うん、美味しいです」
「…貴女さっきから食べ過ぎよ?この前ウエストが気になるって…」
「ちょ、提督の前で言わないでよ高雄ちゃ~ん!」
「流石妹ってところかしら。これはね、摩耶ちゃんが作ったのよ」
思わぬ答えに姉妹は目を丸くする。
提督の香りを存分に吸ったところで、朝潮は軽い賢者タイムに入っている。
「最近ね、摩耶ちゃんにお願いされて料理教えてるの。今日のコレも手伝いはしたけど殆ど摩耶ちゃんが自分で作ったのよ」
「そうんなんだ…」
愛宕は喜びと戸惑いが入り混じったような目でまじまじとクッキーを見つめる。
「確かに、随分上達されましたね。最初は野菜を切るだけで絆創膏だらけだったのに」
「朝潮も知っていたの?」
「朝潮ちゃんも一緒にお料理教室してるのよ。ねー?」
「ねー」
「ねーって…」
提督と他の女を二人きりにするなど、朝潮が看過する訳も無いかと高雄は思ったが口にはしない。高雄は出来る女、賢い女なのだ。
「おしゃれに気を遣うようになって。お料理の練習も始める…」
「お洒落で家庭的な女性は今も昔も好まれると言いますね」
朝潮は提督の指先の匂いをたどり、彼が焼いたであろうクッキーを選び出す。
クッキー(提督製)ゆっくりと咀嚼しながら先月の月刊MEHYOにあった「男勝りな女の子の意外な家庭的な一面にイマドキの大和男児はドッキリ」という特集を思い浮かべる。
ギャップ萌えとはいつの時代も強いものだ。
「何だか寂しいわね。娘が巣立って行く気持ちってこういうものかしら」
「そんな、摩耶はまだ子供なんですよ。それを…」
「身体は十分ワガママバディですけれどもね」チッ
「舌打ち!?」
摩耶に彼氏がいることが既に確定した空気のなか、皆が談笑するのに加わらず、考え込むように黙っていた愛宕は何かを決心したように顔を上げる。
「ねぇ、今度摩耶のオフって私達と一緒だよね?」
「確か再来週がそうだったかしらね」
「提督、お願いがあるんですけど」
何かを思いついたように愛宕は少し緊張を帯びた表情で提督を上目遣いに見つめる。
「摩耶ちゃんの彼氏…見てみません?」
今日の投下はここまで。間隔が空いて申し訳ないです。
もう少し次はすぐに投下できるようにいたしますので。
それではまたノシ
もう少し次はすぐに投下できるようにいたしますので。
それではまたノシ
あぁ、来ていたのか。乙
……今さっき、初春が沈んでしまって、久しぶりの更新だってのに喜べないんだ
死にたい
……今さっき、初春が沈んでしまって、久しぶりの更新だってのに喜べないんだ
死にたい
はは、摩耶に彼氏とか
あれ?前がぼやけて見えねえや
……確か、この先は崖だった気がするなぁ
ははは
あれ?前がぼやけて見えねえや
……確か、この先は崖だった気がするなぁ
ははは
提督「いやー鎮守府に帰るの久しぶりだなー」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455070512/
提督「俺の嫁艦をバカにすると言うのか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457365203/
ID:40DKiRjt0
卯月「うーちゃんのいたずら」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457799852/
ID:YLpNDjyC0
他人を装ってるけどどう見ても同一人物だよな
いい加減悪目立ちしてるって事を自覚しろよ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455070512/
提督「俺の嫁艦をバカにすると言うのか?」
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卯月「うーちゃんのいたずら」
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