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元スレ小鳥「今日は皆さんに」 ちひろ「殺し合いをしてもらいます」
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あくまで無傷の拘束にこだわろうとする真。
そしてそんな真に、美希はとうとうしびれを切らした。
美希「っ……もう! 真くんの意地っ張り!
この子まだ普通に動けるのに、一人で見張るなんて危なすぎるの!
動けないようにするまでは、
二人でちゃんと見てないと安心できないって思うな!」
真「それは……そうかも知れないけど……」
美希の言うことを肯定しつつも、やはり反論しようとする真。
その真の様子に、美希はまた少し沈黙する。
そして真が口を開こうとした直前、美希は軽く息を吐き、落ち着いた声で言った。
美希「……優しいね、真くん」
真「え?」
美希「いいよ、わかったの。そう言えばミキ、縛るもの持ってたからそれで縛るね」
そしてそんな真に、美希はとうとうしびれを切らした。
美希「っ……もう! 真くんの意地っ張り!
この子まだ普通に動けるのに、一人で見張るなんて危なすぎるの!
動けないようにするまでは、
二人でちゃんと見てないと安心できないって思うな!」
真「それは……そうかも知れないけど……」
美希の言うことを肯定しつつも、やはり反論しようとする真。
その真の様子に、美希はまた少し沈黙する。
そして真が口を開こうとした直前、美希は軽く息を吐き、落ち着いた声で言った。
美希「……優しいね、真くん」
真「え?」
美希「いいよ、わかったの。そう言えばミキ、縛るもの持ってたからそれで縛るね」
美希「真くん、あの包丁貸して。まず切らなきゃいけないから」
美希が包丁と呼び指し示したのは、真の武器である鉈。
だが真は今の美希に渡していいものかどうか少し迷った。
しかし美希はそんな真の心情を察し、薄く笑って言った。
美希「大丈夫。傷付けたりなんかしないよ。この子はちゃんと縛って人質にするの」
真「……」
どうやら嘘は言ってなさそうだ。
そう判断し、真は地面に置いた鉈を拾って美希に手渡した。
美希「ありがとうなの」
そう言ったと同時。
美希は一切の躊躇なく、真が止める間もなく、自分の髪を掴んでバッサリと切断した。
美希が包丁と呼び指し示したのは、真の武器である鉈。
だが真は今の美希に渡していいものかどうか少し迷った。
しかし美希はそんな真の心情を察し、薄く笑って言った。
美希「大丈夫。傷付けたりなんかしないよ。この子はちゃんと縛って人質にするの」
真「……」
どうやら嘘は言ってなさそうだ。
そう判断し、真は地面に置いた鉈を拾って美希に手渡した。
美希「ありがとうなの」
そう言ったと同時。
美希は一切の躊躇なく、真が止める間もなく、自分の髪を掴んでバッサリと切断した。
真「っ……!」
美希「この包丁よく切れるね。じゃあ縛っちゃうから、これ返すね」
眉一つ動かさずそう言い、美希は真に鉈を返す。
そして未央に向けて、
美希「壁の方向いて。両手は後ろ。変に動いちゃヤだよ?」
淡々と指示し、数十本あるいは数百本の髪の束を作って未央の両手首を縛り始める。
普通の紐や縄を使うのに比べ流石に難儀したようだが、
十分な長さを持った美希の髪は見事、未央の両手の自由を奪うことに成功した。
美希「良かったぁ。どう真くん? ミキ、上手に出来たよね!」
人質を縛り終え、ここで美希は初めて未央から視線を外し、真に顔を向けた。
その瞬間、真は悪い意味で心臓が大きく跳ねるのを感じた。
美希「この包丁よく切れるね。じゃあ縛っちゃうから、これ返すね」
眉一つ動かさずそう言い、美希は真に鉈を返す。
そして未央に向けて、
美希「壁の方向いて。両手は後ろ。変に動いちゃヤだよ?」
淡々と指示し、数十本あるいは数百本の髪の束を作って未央の両手首を縛り始める。
普通の紐や縄を使うのに比べ流石に難儀したようだが、
十分な長さを持った美希の髪は見事、未央の両手の自由を奪うことに成功した。
美希「良かったぁ。どう真くん? ミキ、上手に出来たよね!」
人質を縛り終え、ここで美希は初めて未央から視線を外し、真に顔を向けた。
その瞬間、真は悪い意味で心臓が大きく跳ねるのを感じた。
いつも通りの口調で行われる、倫理や常識から外れた行動。
まるで美希によく似た別人のようだ。
何が美希をここまで変えてしまったのか。
全身に走った悪寒を抑え、真は頭によぎった想像をそのまま口にした。
真「……美希。もしかして、もう346プロの誰かを……」
美希「……」
この質問に美希は目を伏せて沈黙する。
そしてその反応を見て、未央は全身の血の気が引くのを感じた。
自分を見る美希の目が尋常ではない色を帯びていることには気付いていた。
しかしやはり、直接答えを聞くのは怖い。
そんな未央の思いを知ってか知らずか、美希はチラと未央を見て、答えた。
美希「ううん、誰も殺してないよ。殺そうとしたけど、失敗しちゃったの」
まるで美希によく似た別人のようだ。
何が美希をここまで変えてしまったのか。
全身に走った悪寒を抑え、真は頭によぎった想像をそのまま口にした。
真「……美希。もしかして、もう346プロの誰かを……」
美希「……」
この質問に美希は目を伏せて沈黙する。
そしてその反応を見て、未央は全身の血の気が引くのを感じた。
自分を見る美希の目が尋常ではない色を帯びていることには気付いていた。
しかしやはり、直接答えを聞くのは怖い。
そんな未央の思いを知ってか知らずか、美希はチラと未央を見て、答えた。
美希「ううん、誰も殺してないよ。殺そうとしたけど、失敗しちゃったの」
未央「こ……殺そうとしたって、誰を……」
美希「……誰だっていいの。
っていうか、人質なんだから勝手に喋っちゃ駄目だって思うな。
次勝手に喋ったら酷いことするから黙っててね?」
未央「っ……」
このシンプルな脅しに未央は沈黙せざるを得なくなる。
そんな未央を尻目に、美希は真に向けて続けた。
美希「ミキね、自分でもこんなのおかしいって思ってるよ。
人を殺すのは悪いことだっていうのも分かってる。
でももう決めたの。ミキは346プロの子達を殺すって」
そう言った美希の表情を見て、真は思わず美希から目を逸らしたくなった。
だがそれは、先ほどのように美希に負の感情を抱いたからではない。
この時になってようやく、気付いたからだった。
美希「……誰だっていいの。
っていうか、人質なんだから勝手に喋っちゃ駄目だって思うな。
次勝手に喋ったら酷いことするから黙っててね?」
未央「っ……」
このシンプルな脅しに未央は沈黙せざるを得なくなる。
そんな未央を尻目に、美希は真に向けて続けた。
美希「ミキね、自分でもこんなのおかしいって思ってるよ。
人を殺すのは悪いことだっていうのも分かってる。
でももう決めたの。ミキは346プロの子達を殺すって」
そう言った美希の表情を見て、真は思わず美希から目を逸らしたくなった。
だがそれは、先ほどのように美希に負の感情を抱いたからではない。
この時になってようやく、気付いたからだった。
真は少し前まで、美希はこの異常な状況で、
ある意味狂ってしまっているのだと思っていた。
正常な判断ができる精神状態にないのだと、そう思っていた。
だが違った。
発言は確かに正常とは言えないがしかし、殺意を口にした美希の表情は、
彼女が極めて「まとも」であることを示していた。
そのことに真は気付いた。
そしてそんな状態でこれほどまでの覚悟をしてしまった美希の心情を思い、
胸が強く締め付けられるのを感じた。
真は眉根を寄せ唇を噛む。
美希はその真の様子を見て、ほんの一瞬目を伏せた。
だがすぐに上げ、いつもの口調で続けた。
美希「そうだよね、真くんはやっぱり嫌だよね。
こんな状況でも人なんか殺せないよね。ミキもそれが普通だって思うな」
ある意味狂ってしまっているのだと思っていた。
正常な判断ができる精神状態にないのだと、そう思っていた。
だが違った。
発言は確かに正常とは言えないがしかし、殺意を口にした美希の表情は、
彼女が極めて「まとも」であることを示していた。
そのことに真は気付いた。
そしてそんな状態でこれほどまでの覚悟をしてしまった美希の心情を思い、
胸が強く締め付けられるのを感じた。
真は眉根を寄せ唇を噛む。
美希はその真の様子を見て、ほんの一瞬目を伏せた。
だがすぐに上げ、いつもの口調で続けた。
美希「そうだよね、真くんはやっぱり嫌だよね。
こんな状況でも人なんか殺せないよね。ミキもそれが普通だって思うな」
真「美希……」
美希「人殺しなんかしたくないって言うんだったら、それでいいよ。
その時はミキ、この子と二人でどこかに行っちゃうから。
真くんだったらきっと一人でも大丈夫だよね?
ミキがいーっぱい敵をやっつけちゃうから、真くんは生き残ってくれればいいの!」
美希はやはり、いつもと変わらぬ口調で話す。
しかし、だからこそ、真は美希の声を聞くにつれて
自分の中で初めは曖昧だったものが徐々に形を成していくのを感じた。
そしてそれは真の口からはっきりと、言葉となって表れた。
美希「うん、きっとその方がいいよね。
だってミキが頑張ればみんなは人なんか殺さなくても」
真「ボクもやるよ」
美希「人殺しなんかしたくないって言うんだったら、それでいいよ。
その時はミキ、この子と二人でどこかに行っちゃうから。
真くんだったらきっと一人でも大丈夫だよね?
ミキがいーっぱい敵をやっつけちゃうから、真くんは生き残ってくれればいいの!」
美希はやはり、いつもと変わらぬ口調で話す。
しかし、だからこそ、真は美希の声を聞くにつれて
自分の中で初めは曖昧だったものが徐々に形を成していくのを感じた。
そしてそれは真の口からはっきりと、言葉となって表れた。
美希「うん、きっとその方がいいよね。
だってミキが頑張ればみんなは人なんか殺さなくても」
真「ボクもやるよ」
言葉を遮るように、真は美希の肩を掴んで力強く言った。
そして大きく見開かれた美希の目を見つめ、
真「一人で頑張りすぎるのは良くないって、ボク達はみんな知ってるはずだよ……。
それにこんなことを美希一人に背負わせるなんてボクにはできない。
正直言うとさっきまで、迷ってた。でも、ボクも今決めた。
みんなで生きて帰るために、ボクも……」
そこで言葉を区切り、真は美希から視線を外した。
外した先に居た未央と目が合う。
そして真は未央の目を真っ直ぐに見つめ、
最後に残った迷いを断ち切るように言い切った。
真「ボクも、346プロの子を殺す……。君のことも殺すことになるかも知れない」
その視線から逃れるように未央は目を瞑る。
同時にその目から涙が一筋流れたが、真の敵意も戦意も、もう薄れることはなかった。
そして大きく見開かれた美希の目を見つめ、
真「一人で頑張りすぎるのは良くないって、ボク達はみんな知ってるはずだよ……。
それにこんなことを美希一人に背負わせるなんてボクにはできない。
正直言うとさっきまで、迷ってた。でも、ボクも今決めた。
みんなで生きて帰るために、ボクも……」
そこで言葉を区切り、真は美希から視線を外した。
外した先に居た未央と目が合う。
そして真は未央の目を真っ直ぐに見つめ、
最後に残った迷いを断ち切るように言い切った。
真「ボクも、346プロの子を殺す……。君のことも殺すことになるかも知れない」
その視線から逃れるように未央は目を瞑る。
同時にその目から涙が一筋流れたが、真の敵意も戦意も、もう薄れることはなかった。
今日はこのくらいにしておきます。
続きは多分明日投下します
みくが目覚めた集落の南東およそ400m辺りがもう一つの集落です
海沿いと集落以外は基本的に全部森です
続きは多分明日投下します
みくが目覚めた集落の南東およそ400m辺りがもう一つの集落です
海沿いと集落以外は基本的に全部森です
乙
真と美希のタッグは頼もしそうな感じだけど、そうなると雪歩が心配だ
真と美希のタッグは頼もしそうな感じだけど、そうなると雪歩が心配だ
雪歩はどこかでスコップを手に入れさえすれば最強候補になり得るから…(震え声)
乙
やっぱ未央が運動神経よくても真には敵わないか(メンタル面も影響してるだろうが)
後はみりあちゃんか、まともでいられてるかは五分五分・・・・かな?
やっぱ未央が運動神経よくても真には敵わないか(メンタル面も影響してるだろうが)
後はみりあちゃんか、まともでいられてるかは五分五分・・・・かな?
おつおつ
杏が強い武器持ってるが一緒にいるメンバーがメンバーなだけにどうなるか
小鳥さんはショットガンあるから美希か真が持てば無敵じゃね?
杏が強い武器持ってるが一緒にいるメンバーがメンバーなだけにどうなるか
小鳥さんはショットガンあるから美希か真が持てば無敵じゃね?
乙
765の強化されっぷりがすごいな 有望な戦力候補の未央を無力化し真が脱出優先に振れた
もう346は凛くらいしか残りの戦力候補いないぞ ほぼ杏1人の肩にかかってる 李衣菜は武装があてにならんし
765の強化されっぷりがすごいな 有望な戦力候補の未央を無力化し真が脱出優先に振れた
もう346は凛くらいしか残りの戦力候補いないぞ ほぼ杏1人の肩にかかってる 李衣菜は武装があてにならんし
本人の頭脳やメンタル×武装の優秀さがバトロワにおける強さだから原作やアニメでガチ有能なのが証明されててサブマシンガン持ちの杏は間違いなく現状個人では最強なんだけど杏以外が戦力にならないからなぁ
きらりは卯月殺されたの知ってるんだからもっとリアリストになって欲しいところだ
きらりは卯月殺されたの知ってるんだからもっとリアリストになって欲しいところだ
きらりが本気でバーサク化したら強いと思うが
それって杏(あるいは346ちびっ子組)死亡フラグのような気がして素直に望めない
それって杏(あるいは346ちびっ子組)死亡フラグのような気がして素直に望めない
みりあが錯乱して容赦無く撃つ人になれれば、346のジョーカーになれる
杏は亜美真美をためらいなくやろうとした覚悟とサブマシンガンという最強装備を兼ね備えてる
いざとなったら未央ごと真と美希を撃ちそうで怖い
いざとなったら未央ごと真と美希を撃ちそうで怖い
がんばれ346…
複雑だけど765が死んだ方がすっきりしそう…
というか死なないと救われなさそうなのが765にちらほら…
複雑だけど765が死んだ方がすっきりしそう…
というか死なないと救われなさそうなのが765にちらほら…
乙です
未央+手榴弾でもダメかぁ…
もう765の誰かを人質に捕るしか無くない?
未央+手榴弾でもダメかぁ…
もう765の誰かを人質に捕るしか無くない?
乙
いやそもそも手榴弾は非指向性の攻撃だからそれ単体で制圧する
のはまず無理でしょ
もし不意打ちで残り1秒くらいの手榴弾を投げ入れたら殲滅した上で武器を奪うくらいは出来るけどそれができたのは346だと杏くらいだろうし
いやそもそも手榴弾は非指向性の攻撃だからそれ単体で制圧する
のはまず無理でしょ
もし不意打ちで残り1秒くらいの手榴弾を投げ入れたら殲滅した上で武器を奪うくらいは出来るけどそれができたのは346だと杏くらいだろうし
>>476
そうなんだ…根が真面目な未央には不意討ちは無理ですよね…
そうなんだ…根が真面目な未央には不意討ちは無理ですよね…
そろそろ後手後手の346サイドも反撃ないかねぇ
ただハッキリとした戦力が杏だけってのがネックだな
ただハッキリとした戦力が杏だけってのがネックだな
自分から人質志願とか本編ばりに仲間への迷惑掛けそうなこのちゃん未央
てかプロデューサーの命も掛かってるなんて説明あったっけ?
てかプロデューサーの命も掛かってるなんて説明あったっけ?
プロデューサーは人質みたいな感じで軟禁状態だし、下手なことさえしなきゃ生きて帰されるんじゃ…
これで765側で貴音まで脱出するためなら346を[ピーーー]のを躊躇わなくなったら正直完全に詰んだ状態に…
現状一番強いのは杏と小鳥さんか?
ショットガンは範囲攻撃だから、相手が撃つ前に撃てばほぼ避けれないし勝てる?
真が持てば仮に相手が避けれても、その一瞬で間合いをつめて武器を奪えるだろうな
これで765側で貴音まで脱出するためなら346を[ピーーー]のを躊躇わなくなったら正直完全に詰んだ状態に…
現状一番強いのは杏と小鳥さんか?
ショットガンは範囲攻撃だから、相手が撃つ前に撃てばほぼ避けれないし勝てる?
真が持てば仮に相手が避けれても、その一瞬で間合いをつめて武器を奪えるだろうな
>>473
杏は原作からしてめんどくさがり故に合理的に動くからこれ普通にありうるな
765はほぼ武装がこれで明らかになったけど346は李衣菜と蘭子がまだだからこいつらの配布武器によっては李衣菜が化ける可能性がある
杏は原作からしてめんどくさがり故に合理的に動くからこれ普通にありうるな
765はほぼ武装がこれで明らかになったけど346は李衣菜と蘭子がまだだからこいつらの配布武器によっては李衣菜が化ける可能性がある
これ、チーム戦なら上手くやれば少なくとも片チーム全員生還する方法もあったよな。
話としてつまんないし両方に死者が出た以上もう遅いけどさ
話としてつまんないし両方に死者が出た以上もう遅いけどさ
>>483
お前的につまらないのはどうでもいいんだが、話は最初の選んだ安価によって変わってた可能性あるわけで、それをあとから急につまらないとか…
だったら最初の安価に参加して違うの選べばよかったんじゃないの?
お前的につまらないのはどうでもいいんだが、話は最初の選んだ安価によって変わってた可能性あるわけで、それをあとから急につまらないとか…
だったら最初の安価に参加して違うの選べばよかったんじゃないの?
このSSがつまらないということじゃなくて>>483のいう方法を取ったら話がつまらなくなってしまうという意味だろう
片チームの全員生還が話としてつまんないって言ってるんだろ
チーム制バトロワは双方に被害あってこそだわな
見直してから書き込もう
チーム制バトロワは双方に被害あってこそだわな
見直してから書き込もう
このssを貶すつもりはなかったんだ、紛らわしくてすまない
急進派杏と友好派きらりが一緒にいるのがすっごい気になるんだがどうなるんだろう?
>>489
見えない
見えない
レスしたあとに気づいたが面倒だったからいいやってなった、なんかすまん
>>489
真っ黒です…
真っ黒です…
17:21 双葉杏
きらり「ひっ……!」
かな子「い、今何か……」
杏「しっ! 静かに!」
きらりの悲鳴とかな子の言葉に、杏は前を向いたまま言葉だけを返し身を伏せた。
自分達が向かっているその先……恐らくそう遠くない位置から聞こえた大きな音。
恐らく何かが爆発した音だろうと、三人の認識は共通していた。
杏は黙って音のした方向を見続け、
きらりとかな子はその後ろで手を取り合い震える。
きらり「ひっ……!」
かな子「い、今何か……」
杏「しっ! 静かに!」
きらりの悲鳴とかな子の言葉に、杏は前を向いたまま言葉だけを返し身を伏せた。
自分達が向かっているその先……恐らくそう遠くない位置から聞こえた大きな音。
恐らく何かが爆発した音だろうと、三人の認識は共通していた。
杏は黙って音のした方向を見続け、
きらりとかな子はその後ろで手を取り合い震える。
その後しばらく身を低くしてじっとしていたが、
どうやら今すぐこちらを襲う脅威はないようだと杏は判断した。
後ろを向き、かな子達に目を向ける。
二人は怯えたような眼差しでこちらを見つめている。
そして杏は数秒二人の様子を見ながら考えた。
恐らくこの先で、346プロと765プロが戦っている。
本来なら加勢に行くべきなのかも知れない。
しかし危険要素が多すぎる。
敵の数も武器も分からないし、それに何より、一番の不安はこの二人だ。
今の二人の状態では、連れて行くにしても置いて行くにしても危ない。
死者が一人ならまだしも、場合によっては二人、三人もあり得る。
それを考えれば……
杏「……行き先変更。もう一つの集落に行こう」
どうやら今すぐこちらを襲う脅威はないようだと杏は判断した。
後ろを向き、かな子達に目を向ける。
二人は怯えたような眼差しでこちらを見つめている。
そして杏は数秒二人の様子を見ながら考えた。
恐らくこの先で、346プロと765プロが戦っている。
本来なら加勢に行くべきなのかも知れない。
しかし危険要素が多すぎる。
敵の数も武器も分からないし、それに何より、一番の不安はこの二人だ。
今の二人の状態では、連れて行くにしても置いて行くにしても危ない。
死者が一人ならまだしも、場合によっては二人、三人もあり得る。
それを考えれば……
杏「……行き先変更。もう一つの集落に行こう」
杏はそう言って立ち上がった。
そして二人の横を通り過ぎ、今来た道を引き返す。
杏「ほら、早く。急がないと向こうから敵が来るかもよ」
かな子「……! い、行こう、きらりちゃん」
杏の警告を聞き、かな子も素早く立ち上がった。
そしてきらりの手を引き杏の後ろを付いて行く。
きらりは返事をすることもなく、かな子に手を引かれるままに歩き出す。
杏はそんな二人の様子を肩越しにチラと振り返り、
敵との戦いだけでなく
きらりへの対応も早めに考えた方がいいかも知れない、と思った。
そして二人の横を通り過ぎ、今来た道を引き返す。
杏「ほら、早く。急がないと向こうから敵が来るかもよ」
かな子「……! い、行こう、きらりちゃん」
杏の警告を聞き、かな子も素早く立ち上がった。
そしてきらりの手を引き杏の後ろを付いて行く。
きらりは返事をすることもなく、かな子に手を引かれるままに歩き出す。
杏はそんな二人の様子を肩越しにチラと振り返り、
敵との戦いだけでなく
きらりへの対応も早めに考えた方がいいかも知れない、と思った。
17:40 みりあ
みりあ「っ!」
爆発音を聞き慌てて駆け付けた先にあった光景。
それが目に入ったと同時に、みりあは慌てて木の陰に隠れた。
美希「ねぇ人質さん、どこが一番休めそうな感じ?
ミキ的にはクッションとか柔らかいものがあれば良いと思うんだけど」
未央「ご……ごめん。クッションは多分、無かったと思う……」
美希「……ふーん。ま、それもそうだよね。でももしあったら、真くんに一番に使わせてあげるの」
真「うん……ありがとう、美希」
みりあ「っ!」
爆発音を聞き慌てて駆け付けた先にあった光景。
それが目に入ったと同時に、みりあは慌てて木の陰に隠れた。
美希「ねぇ人質さん、どこが一番休めそうな感じ?
ミキ的にはクッションとか柔らかいものがあれば良いと思うんだけど」
未央「ご……ごめん。クッションは多分、無かったと思う……」
美希「……ふーん。ま、それもそうだよね。でももしあったら、真くんに一番に使わせてあげるの」
真「うん……ありがとう、美希」
みりあは恐る恐る顔を出し、様子を窺う。
遠目からだが、その姿ははっきりと見えたし声も風向きのおかげか辛うじて聞こえた。
未央の両隣に居るのは765プロの菊地真と星井美希。
そして未央は「人質さん」と呼ばれて後ろ手に両手首を縛られ、
更には首元には大きな刃物が当てられている。
協力関係に無いことは明らかだ。
助けに行かなければとみりあは一瞬飛び出しそうになったが、すぐに思いとどまった。
相手は二人、どちらも自分より背が高く、武器も自分のものよりずっと強力そうだ。
無作為に飛び出せばどうなるか、まだ幼いみりあにも簡単に想像がついた。
だからみりあは、機を待つことにした。
三人はどうやらこの集落を中心にして動くつもりのようだ。
既に日は傾きかけており、少なくとも寝泊りはここですると考えて間違いない。
未央を助けるチャンスを窺うため、みりあはしばらく三人を監視することに決めた。
遠目からだが、その姿ははっきりと見えたし声も風向きのおかげか辛うじて聞こえた。
未央の両隣に居るのは765プロの菊地真と星井美希。
そして未央は「人質さん」と呼ばれて後ろ手に両手首を縛られ、
更には首元には大きな刃物が当てられている。
協力関係に無いことは明らかだ。
助けに行かなければとみりあは一瞬飛び出しそうになったが、すぐに思いとどまった。
相手は二人、どちらも自分より背が高く、武器も自分のものよりずっと強力そうだ。
無作為に飛び出せばどうなるか、まだ幼いみりあにも簡単に想像がついた。
だからみりあは、機を待つことにした。
三人はどうやらこの集落を中心にして動くつもりのようだ。
既に日は傾きかけており、少なくとも寝泊りはここですると考えて間違いない。
未央を助けるチャンスを窺うため、みりあはしばらく三人を監視することに決めた。
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