私的良スレ書庫
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元スレ小鳥「今日は皆さんに」 ちひろ「殺し合いをしてもらいます」
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乙。いま北西にいるのは猫岩石と蘭子か。みくがやられた恨みでだりーがあずささんに襲いかかりそうでひやひやする
346はアニメ設定だから765もアニメ要素のスコップ有りじゃないのか
その辺は1の匙加減だろうが
その辺は1の匙加減だろうが
フッ化水素って何だっけとか思ってたらたまたま見てたSAWで出てたわ
簡単に人溶かせる劇薬なんやね
簡単に人溶かせる劇薬なんやね
SSSS 歯の神経にフッ酸(痛みだけで絶命)
SSS 尿路結石
SS すい臓癌(末期) パラポネラアタック
S 椎間板ヘルニア中にくしゃみ 癌性疼痛
A 陣痛 鎖骨骨折
有名なコピペだが、フッ化水素酸は肉を溶かして骨を変質させて神経にダメージ与えるヤバイやつ
SSS 尿路結石
SS すい臓癌(末期) パラポネラアタック
S 椎間板ヘルニア中にくしゃみ 癌性疼痛
A 陣痛 鎖骨骨折
有名なコピペだが、フッ化水素酸は肉を溶かして骨を変質させて神経にダメージ与えるヤバイやつ
>>900が空気読めないてないのが面白いですwwww
あの歯医者葬式で心臓発作まで起こしたんだからもう許してやれよ
ググってみたがあれ調べなかった医者も悪いがちゃんと正確に伝えず注文した奥さんが悪いやん
業者も業者でちゃんと確認せず自分の思い込みでやったのも悪いが
業者も業者でちゃんと確認せず自分の思い込みでやったのも悪いが
>>909
お前も十分読めてないぞ
お前も十分読めてないぞ
まあ多少の戦力差ならなんとかなるさ
一般人女子高生でも、てつをとか愛染とかジョルノとか明智光秀とか殺せるのがバトロワだしな
一般人女子高生でも、てつをとか愛染とかジョルノとか明智光秀とか殺せるのがバトロワだしな
>>913
ジョルノってそんな強いんか…
ジョルノってそんな強いんか…
12:00 三浦あずさ
木々の隙間から民家が見えた時、あずさは思わず嬉し涙を流しそうになった。
だがぐっと堪え、そこを目指して駆け出す。
目覚めた時から今までずっと一人でさまよい続けたあずさは、
人恋しくて仕方が無かった。
とうとう森を抜け、あずさは集落へと足を踏み入れる。
きっとここなら誰か居るはず。
そう思い、あずさは息を大きく吸って叫んだ。
あずさ「あの、すみません~! 誰か居ませんか~!」
この呼びかけに、やはりすぐには返事がない。
しかしあずさは諦めず、歩きながら人を呼び続けた。
木々の隙間から民家が見えた時、あずさは思わず嬉し涙を流しそうになった。
だがぐっと堪え、そこを目指して駆け出す。
目覚めた時から今までずっと一人でさまよい続けたあずさは、
人恋しくて仕方が無かった。
とうとう森を抜け、あずさは集落へと足を踏み入れる。
きっとここなら誰か居るはず。
そう思い、あずさは息を大きく吸って叫んだ。
あずさ「あの、すみません~! 誰か居ませんか~!」
この呼びかけに、やはりすぐには返事がない。
しかしあずさは諦めず、歩きながら人を呼び続けた。
あずさ「すみません、誰か~!
私、あずさです~! 765プロの、三浦あずさです~!」
あずさは、分かっていなかった。
「音」は聞いていた。
一人さまよっている時、
どこか遠くの方から何度か大きな音がしたことには気付いていた。
しかしまさか本気の殺し合いが行われているとは、
あずさは考えていなかった。
だから、ここに居るのが例え346プロのアイドルだったとしても、
こうして敵意のないことを示していれば
向こうからも歩み寄ってくれるはずと、そう思っていた。
殺意を抱いて陰から様子を窺っている者が居るとは、
露ほどにも思っていなかった。
私、あずさです~! 765プロの、三浦あずさです~!」
あずさは、分かっていなかった。
「音」は聞いていた。
一人さまよっている時、
どこか遠くの方から何度か大きな音がしたことには気付いていた。
しかしまさか本気の殺し合いが行われているとは、
あずさは考えていなかった。
だから、ここに居るのが例え346プロのアイドルだったとしても、
こうして敵意のないことを示していれば
向こうからも歩み寄ってくれるはずと、そう思っていた。
殺意を抱いて陰から様子を窺っている者が居るとは、
露ほどにも思っていなかった。
あずさ「すみません~、誰か居ませんか~?」
途中あずさは足を止め、一番近かった民家の玄関扉を叩く。
中に居るかも知れない誰かを呼んでみるが、やはり返事はない。
返事がないのなら誰も居ないのだろう、
とあずさは別の民家へと向かう。
そして再び、扉を叩いて人を呼ぶ。
それを繰り返しつつ、あずさは少しずつ進んでいった。
だがしばらくそれを続けるうちにあずさは徐々に不安になってきた。
これだけ呼んでも誰も出てきてくれないということは、
本当に誰も居ないのではないか。
きっと誰かに会えると思ったのに
まだ一人ぼっちで居なければいけないのか、と。
途中あずさは足を止め、一番近かった民家の玄関扉を叩く。
中に居るかも知れない誰かを呼んでみるが、やはり返事はない。
返事がないのなら誰も居ないのだろう、
とあずさは別の民家へと向かう。
そして再び、扉を叩いて人を呼ぶ。
それを繰り返しつつ、あずさは少しずつ進んでいった。
だがしばらくそれを続けるうちにあずさは徐々に不安になってきた。
これだけ呼んでも誰も出てきてくれないということは、
本当に誰も居ないのではないか。
きっと誰かに会えると思ったのに
まだ一人ぼっちで居なければいけないのか、と。
集落にたどり着いた喜びは少しずつ薄れ始め、
またじわりと視界が滲んでくる。
しかしあずさは立ち止まり、溢れかけた涙を袖で拭った。
まだだ。
まだ諦めるには早い。
まだ調べていない民家はあるし、
ひょっとしたら中で眠っている人が居るかも知れない。
次の家は、中に入って調べてみよう。
それに、仮に今は誰も居なかったとしても、待っていればきっと誰か来てくれる。
あずさはそう自分に言い聞かせ、顔を上げて再び前へ進みだした。
早く誰かに会いたいという願いが、あずさを動かした。
だがこのあずさの健気な願いは数秒後、
最悪の形で叶えられることとなった。
またじわりと視界が滲んでくる。
しかしあずさは立ち止まり、溢れかけた涙を袖で拭った。
まだだ。
まだ諦めるには早い。
まだ調べていない民家はあるし、
ひょっとしたら中で眠っている人が居るかも知れない。
次の家は、中に入って調べてみよう。
それに、仮に今は誰も居なかったとしても、待っていればきっと誰か来てくれる。
あずさはそう自分に言い聞かせ、顔を上げて再び前へ進みだした。
早く誰かに会いたいという願いが、あずさを動かした。
だがこのあずさの健気な願いは数秒後、
最悪の形で叶えられることとなった。
次はこの家を調べよう、
とあずさは数メートル先の民家に向けて歩いた。
見たところ玄関口は向こう側にあるようだ。
そう思い、その民家の壁沿いを歩く。
しかし壁の端に出て向きを変えたその瞬間、
あずさ「あぐッ!?」
強い衝撃があずさの頭部を襲った。
思わず後ろに倒れ込み頭を押さえる。
一体何が起きたのかと、倒れたままあずさは顔を上げた。
すると、見えた。
頭部へのダメージがあとを引き、視界がまだはっきりとしない。
だがそれでもあずさは見た。
誰かが何かを持って、息を切らせてそこに立っていた。
とあずさは数メートル先の民家に向けて歩いた。
見たところ玄関口は向こう側にあるようだ。
そう思い、その民家の壁沿いを歩く。
しかし壁の端に出て向きを変えたその瞬間、
あずさ「あぐッ!?」
強い衝撃があずさの頭部を襲った。
思わず後ろに倒れ込み頭を押さえる。
一体何が起きたのかと、倒れたままあずさは顔を上げた。
すると、見えた。
頭部へのダメージがあとを引き、視界がまだはっきりとしない。
だがそれでもあずさは見た。
誰かが何かを持って、息を切らせてそこに立っていた。
それは、李衣菜だった。
李衣菜がフライパンを持ち、そこに立っていた。
本来は殺傷の武器ではないフライパンだが、
言ってしまえば鉄の塊である。
至近距離での不意打ちに使えばそれなりの効果を発揮した。
が、やはり十分ではなく、
ダメージはあったもののあずさの意識ははっきりしていた。
そして李衣菜はそれを見て、
李衣菜「ッ……ぅあぁあああああッ!!」
倒れたあずさに馬乗りになり、その鉄の塊を再び頭部へ打ち下ろそうと振り上げた。
突然の脅威。
襲い来るであろう痛み。
それから身を守るため、あずさは咄嗟に
手に持っていた自分の鞄で李衣菜の攻撃を防いだ。
そしてこれが、あずさにとって最悪の結果を招いた。
李衣菜がフライパンを持ち、そこに立っていた。
本来は殺傷の武器ではないフライパンだが、
言ってしまえば鉄の塊である。
至近距離での不意打ちに使えばそれなりの効果を発揮した。
が、やはり十分ではなく、
ダメージはあったもののあずさの意識ははっきりしていた。
そして李衣菜はそれを見て、
李衣菜「ッ……ぅあぁあああああッ!!」
倒れたあずさに馬乗りになり、その鉄の塊を再び頭部へ打ち下ろそうと振り上げた。
突然の脅威。
襲い来るであろう痛み。
それから身を守るため、あずさは咄嗟に
手に持っていた自分の鞄で李衣菜の攻撃を防いだ。
そしてこれが、あずさにとって最悪の結果を招いた。
それは様々な要因が重なって起きた出来事だった。
あずさが鞄で李衣菜の打撃を防ごうとしたこと。
李衣菜がその鞄に向けて繰り返しフライパンを打ち下ろしたこと。
あずさの静止を聞けるほど冷静ではなかったこと。
あずさが無警戒にこの集落に来てしまったこと。
李衣菜が765プロを敵視していたこと。
あずさの武器がフッ化水素酸だったこと。
この島で目覚めたあの時、刺激臭に驚いた彼女が慌てて蓋を閉め、
しっかり密閉したかを確認することなく鞄にしまい込んでしまったこと……。
危険な薬物が入った容器は、鞄の中で強い衝撃を何度も受けた。
そしてその結果、何が起きたか。
李衣菜が刺激臭を感じたのと、
あずさが悲鳴を上げたのは同時だった。
あずさが鞄で李衣菜の打撃を防ごうとしたこと。
李衣菜がその鞄に向けて繰り返しフライパンを打ち下ろしたこと。
あずさの静止を聞けるほど冷静ではなかったこと。
あずさが無警戒にこの集落に来てしまったこと。
李衣菜が765プロを敵視していたこと。
あずさの武器がフッ化水素酸だったこと。
この島で目覚めたあの時、刺激臭に驚いた彼女が慌てて蓋を閉め、
しっかり密閉したかを確認することなく鞄にしまい込んでしまったこと……。
危険な薬物が入った容器は、鞄の中で強い衝撃を何度も受けた。
そしてその結果、何が起きたか。
李衣菜が刺激臭を感じたのと、
あずさが悲鳴を上げたのは同時だった。
あずさ「ひッ……ぃああぁああッ!!」
突然顔を押さえて叫び声を上げたあずさと、目と鼻をつくような臭い。
それは一瞬にして李衣菜の思考を攻撃から退避へと転換させた。
何が起こったのかは分からない。
だがこの刺激臭と、三浦あずさの反応。
どう考えても危険な何かが今、ここにはある。
もしかしたら毒ガスのような何かかも知れない。
李衣菜はそう直感し、
半ば転がるようにしてあずさから距離を取り、
李衣菜「二人とも逃げて!!」
ずっと陰に潜んでいたみくと蘭子に向けてそう叫んだ。
突然顔を押さえて叫び声を上げたあずさと、目と鼻をつくような臭い。
それは一瞬にして李衣菜の思考を攻撃から退避へと転換させた。
何が起こったのかは分からない。
だがこの刺激臭と、三浦あずさの反応。
どう考えても危険な何かが今、ここにはある。
もしかしたら毒ガスのような何かかも知れない。
李衣菜はそう直感し、
半ば転がるようにしてあずさから距離を取り、
李衣菜「二人とも逃げて!!」
ずっと陰に潜んでいたみくと蘭子に向けてそう叫んだ。
それを聞き、みくと蘭子は森に向かって走った。
その後を追って李衣菜も走る。
走りながら李衣菜は振り向き、あずさの様子を見た。
あずさはよろけながら立ち上がったが、数歩歩いて再び倒れる。
そして、視力を失ったかのように手を前に出しながら、
その場から逃れるように地面を這って移動する。
その様子を見て李衣菜は、
心にこみ上げてくるものを必死に押し殺した。
仕方なかったんだ。
やらなければ、こちらがやられていたかも知れない。
あの危険物を使われていたかも知れないんだ。
そう言い聞かせ、あずさから目を逸らし前を向いて走り続けた。
その後を追って李衣菜も走る。
走りながら李衣菜は振り向き、あずさの様子を見た。
あずさはよろけながら立ち上がったが、数歩歩いて再び倒れる。
そして、視力を失ったかのように手を前に出しながら、
その場から逃れるように地面を這って移動する。
その様子を見て李衣菜は、
心にこみ上げてくるものを必死に押し殺した。
仕方なかったんだ。
やらなければ、こちらがやられていたかも知れない。
あの危険物を使われていたかも知れないんだ。
そう言い聞かせ、あずさから目を逸らし前を向いて走り続けた。
・
・
・
あずさ「あぅ、あぁあッ……ゲホッ! ゲホッ!」
李衣菜達が去った後、あずさはなんとか
フッ化水素酸が撒かれた位置から距離を取った。
そして濡れたウェアを急いで脱ぎ、そのまま地面に苦痛に呻き続ける。
その苦痛に、また記憶の中にある説明書に、
自分に何が起きたのかを嫌というほど思い知らされる。
あの劇薬が眼球を焼くのを感じる。
間違いなく自分の両目はもう使い物にならない。
いや、両目が潰れただけならまだ良かった。
自分はあれを、頭部と両手に浴びてしまった。
脱いだウェアで急いで拭き取りはしたものの、もう……
伊織「あずさ……!? あずさ!!」
・
・
あずさ「あぅ、あぁあッ……ゲホッ! ゲホッ!」
李衣菜達が去った後、あずさはなんとか
フッ化水素酸が撒かれた位置から距離を取った。
そして濡れたウェアを急いで脱ぎ、そのまま地面に苦痛に呻き続ける。
その苦痛に、また記憶の中にある説明書に、
自分に何が起きたのかを嫌というほど思い知らされる。
あの劇薬が眼球を焼くのを感じる。
間違いなく自分の両目はもう使い物にならない。
いや、両目が潰れただけならまだ良かった。
自分はあれを、頭部と両手に浴びてしまった。
脱いだウェアで急いで拭き取りはしたものの、もう……
伊織「あずさ……!? あずさ!!」
唐突に聞こえたその声に、あずさは反射的に顔を上げる。
そして直後、更に二人の声が自分の名を呼んだ。
伊織、雪歩、真美の三人が、恐らくこちらに向かって走ってきている。
それに気付いたあずさは、
あずさ「駄目!! 来ないでッ!! 私に近付いちゃ駄目!!」
これまで出したことのないような、怒鳴り声にも近い叫びを上げた。
それを聞き、伊織達は思わず立ち止まる。
そして足音が止まったのを確認し、あずさはゆっくりと立ち上がって言った。
あずさ「私に触ったら……みんな、死んじゃうわ……。
だから、近付かないで、お願い……!」
この言葉に当然、三人は困惑する。
そんな彼女達に向けてあずさは苦痛に震える声で続けた。
そして直後、更に二人の声が自分の名を呼んだ。
伊織、雪歩、真美の三人が、恐らくこちらに向かって走ってきている。
それに気付いたあずさは、
あずさ「駄目!! 来ないでッ!! 私に近付いちゃ駄目!!」
これまで出したことのないような、怒鳴り声にも近い叫びを上げた。
それを聞き、伊織達は思わず立ち止まる。
そして足音が止まったのを確認し、あずさはゆっくりと立ち上がって言った。
あずさ「私に触ったら……みんな、死んじゃうわ……。
だから、近付かないで、お願い……!」
この言葉に当然、三人は困惑する。
そんな彼女達に向けてあずさは苦痛に震える声で続けた。
あずさ「……私ね、すごく危ない酸を浴びちゃったの……。
ほんの少し体に付いただけで死んじゃうような、危ない酸……。
今も多分、体のどこかに付いてるわ……だから……」
伊織「は……はぁ!? 何よそれ……お、大げさに言ってるだけでしょ!?
だってあんた、生きてるじゃない! そんな、少し付いただけで死んじゃうなんて……」
あずさ「すぐには死なないの!!
今はまだ生きてるけど……きっと何時間かしたら、私は……!!」
そこで限界が来たかのように、
あずさは両手で顔を覆って嗚咽を漏らす。
遅効性かつ致死性の高い酸。
そんな酸の存在など聞いたことはなかったが、
だからと言って完全に否定するほど三人とも短絡的ではなかった。
そして何よりあずさの悲痛な泣き声が、
その酸の存在に十分な説得力を持たせていた。
ほんの少し体に付いただけで死んじゃうような、危ない酸……。
今も多分、体のどこかに付いてるわ……だから……」
伊織「は……はぁ!? 何よそれ……お、大げさに言ってるだけでしょ!?
だってあんた、生きてるじゃない! そんな、少し付いただけで死んじゃうなんて……」
あずさ「すぐには死なないの!!
今はまだ生きてるけど……きっと何時間かしたら、私は……!!」
そこで限界が来たかのように、
あずさは両手で顔を覆って嗚咽を漏らす。
遅効性かつ致死性の高い酸。
そんな酸の存在など聞いたことはなかったが、
だからと言って完全に否定するほど三人とも短絡的ではなかった。
そして何よりあずさの悲痛な泣き声が、
その酸の存在に十分な説得力を持たせていた。
あずささん満を持して初登場かと思ったら速攻wwww
まあスタートダッシュ出遅れたのが敗因だな
まあスタートダッシュ出遅れたのが敗因だな
数メートル先であずさが、「自分に触れると死ぬ」と言い、泣いている。
この異常な状況で、伊織は考えた。
眉根を寄せて一瞬目を伏せる。
そして、
伊織「……二人とも、ちょっとここで待ってて」
雪歩と真美にそう言い、鞄を持ったまま静かにあずさに向かって歩き出した。
その気配をあずさはすぐに感じ取り、顔を上げて一歩後ずさる。
あずさ「だ……駄目! お願い、近付いちゃ……」
伊織「どこに浴びたの?」
あずさの言葉を遮るように、伊織は静かに聞いた。
その質問の意図が分からず沈黙してしまうあずさに、伊織は繰り返し聞く。
伊織「あんたが酸を浴びたっていう場所、教えなさい」
この異常な状況で、伊織は考えた。
眉根を寄せて一瞬目を伏せる。
そして、
伊織「……二人とも、ちょっとここで待ってて」
雪歩と真美にそう言い、鞄を持ったまま静かにあずさに向かって歩き出した。
その気配をあずさはすぐに感じ取り、顔を上げて一歩後ずさる。
あずさ「だ……駄目! お願い、近付いちゃ……」
伊織「どこに浴びたの?」
あずさの言葉を遮るように、伊織は静かに聞いた。
その質問の意図が分からず沈黙してしまうあずさに、伊織は繰り返し聞く。
伊織「あんたが酸を浴びたっていう場所、教えなさい」
あずさ「あ……え、えっと、両手と、顔……」
伊織「……じゃあ両手出して。早く!!」
有無を言わさぬ伊織の指示に、あずさはおずおずと両手を前に出す。
すると伊織は更に、
伊織「もっと低い位置で。地面ギリギリになるように」
そう指示を追加した。
あずさは伊織の意図が分からぬまま、言う通りにする。
すると数秒後、突然あずさは肌に冷たい感覚を覚えた。
一瞬手を引っ込めそうになったが、すぐにその正体に気付く。
伊織が、ペットボトルの水を両腕にかけ始めたのだ。
伊織「……じゃあ両手出して。早く!!」
有無を言わさぬ伊織の指示に、あずさはおずおずと両手を前に出す。
すると伊織は更に、
伊織「もっと低い位置で。地面ギリギリになるように」
そう指示を追加した。
あずさは伊織の意図が分からぬまま、言う通りにする。
すると数秒後、突然あずさは肌に冷たい感覚を覚えた。
一瞬手を引っ込めそうになったが、すぐにその正体に気付く。
伊織が、ペットボトルの水を両腕にかけ始めたのだ。
さすがいおりん竜宮リーダーだけある
もう765のリーダーはダブルリボンちゃんよりいおりんでいい気がする
もう765のリーダーはダブルリボンちゃんよりいおりんでいい気がする
その行動を見て、立ち止まった場所から動けなかった雪歩と真美も、
あずさの元へ慌てて駆け寄る。
そして自分達の鞄からも水を取り出し、あずさに声をかけた。
雪歩「か……顔も洗いましょう! あずささん!」
真美「水あるよ! あずさお姉ちゃん! 真美の水あげるよ!」
あずさ「あ、あの……え……?」
伊織「二人とも、焦っちゃ駄目よ。
完全に洗い流すまでは、あずさの言う通り、触っちゃ駄目。
水が飛び跳ねないように注意して。絶対に濡れないように気を付けなさい」
あずさ「……伊織、ちゃん……」
あずさの元へ慌てて駆け寄る。
そして自分達の鞄からも水を取り出し、あずさに声をかけた。
雪歩「か……顔も洗いましょう! あずささん!」
真美「水あるよ! あずさお姉ちゃん! 真美の水あげるよ!」
あずさ「あ、あの……え……?」
伊織「二人とも、焦っちゃ駄目よ。
完全に洗い流すまでは、あずさの言う通り、触っちゃ駄目。
水が飛び跳ねないように注意して。絶対に濡れないように気を付けなさい」
あずさ「……伊織、ちゃん……」
しっかり注意しろと二人に向けられたこの言葉。
だがあずさには、それが
「ここまで気を付ければ文句はないわよね?」
と自分に向けられているように聞こえた。
そして、先ほどまでとは違う種類の涙が溢れてくるのを感じた。
そんなあずさに、伊織は今度は顔を洗うよう指示する。
あずさは嗚咽を堪え、指示に従った。
出来るだけ水が撥ねないよう姿勢を低くしたまま両手で受け皿を作る。
そこに伊織が水をかけ、その水で顔を丁寧に洗い流す。
同時に雪歩と真美は、頭から大量に水をかける。
それをしばらく続け、あずさの皮膚に残ったフッ化水素酸は
他の誰に触れることなくすべて洗い流された。
だがあずさには、それが
「ここまで気を付ければ文句はないわよね?」
と自分に向けられているように聞こえた。
そして、先ほどまでとは違う種類の涙が溢れてくるのを感じた。
そんなあずさに、伊織は今度は顔を洗うよう指示する。
あずさは嗚咽を堪え、指示に従った。
出来るだけ水が撥ねないよう姿勢を低くしたまま両手で受け皿を作る。
そこに伊織が水をかけ、その水で顔を丁寧に洗い流す。
同時に雪歩と真美は、頭から大量に水をかける。
それをしばらく続け、あずさの皮膚に残ったフッ化水素酸は
他の誰に触れることなくすべて洗い流された。
だがそれでも、あずさの両目の痛みが消えるわけではないし、
フッ化水素酸が皮膚に付着してしまった事実も消えるわけではない。
そのことはあずさも分かったいた。
あずさ「……ありがとう、伊織ちゃん、真美ちゃん、雪歩ちゃん。
でも……私は、もう……。だから、私のことは構わないで」
あずさはこの件で、346プロにはゲームに乗り気な者が居ることを知った。
そんな状況では、今の自分は足手まとい以外の何物でもない。
視力は失い、そして信じたくないが
説明書の通りであれば、自分が迎える結末はもう確定している。
また伊織達も、このあずさの考えは重々承知していた。
しかしそれでも、三人の答えは決まっていた。
伊織「……バカ言ってんじゃないわよ。
そう言われて本当に見捨てるような奴が私達の中に居るわけないじゃない」
フッ化水素酸が皮膚に付着してしまった事実も消えるわけではない。
そのことはあずさも分かったいた。
あずさ「……ありがとう、伊織ちゃん、真美ちゃん、雪歩ちゃん。
でも……私は、もう……。だから、私のことは構わないで」
あずさはこの件で、346プロにはゲームに乗り気な者が居ることを知った。
そんな状況では、今の自分は足手まとい以外の何物でもない。
視力は失い、そして信じたくないが
説明書の通りであれば、自分が迎える結末はもう確定している。
また伊織達も、このあずさの考えは重々承知していた。
しかしそれでも、三人の答えは決まっていた。
伊織「……バカ言ってんじゃないわよ。
そう言われて本当に見捨てるような奴が私達の中に居るわけないじゃない」
雪歩「そ、そうです! それにまだ、死んじゃうって決まったわけじゃありません!」
真美「一緒に居ようよ! ね、あずさお姉ちゃん! 一緒に居よ!」
伊織「っていうかここで置いて行ったら
じゃあ何のためにあんたの体洗ったのかって話になるでしょ。
一緒に居るためにその危険な酸ってのを洗い流したんだから」
あずさ「っ……」
あずさを守りたいという気持ち、
単純に一緒に居たいという気持ち、
それぞれの想いは様々だったが、そこには確固たる意志があった。
そしてその強い意志は確かにあずさに伝わった。
三人の言葉を聞いて、あずさは少しの間を空け、
あずさ「……本当に、一緒に居てもいいの……?」
震えた声で、希望を込めた言葉を口にした。
真美「一緒に居ようよ! ね、あずさお姉ちゃん! 一緒に居よ!」
伊織「っていうかここで置いて行ったら
じゃあ何のためにあんたの体洗ったのかって話になるでしょ。
一緒に居るためにその危険な酸ってのを洗い流したんだから」
あずさ「っ……」
あずさを守りたいという気持ち、
単純に一緒に居たいという気持ち、
それぞれの想いは様々だったが、そこには確固たる意志があった。
そしてその強い意志は確かにあずさに伝わった。
三人の言葉を聞いて、あずさは少しの間を空け、
あずさ「……本当に、一緒に居てもいいの……?」
震えた声で、希望を込めた言葉を口にした。
伊織「だからそう言ってるでしょ」
雪歩「も、もちろんです! 一緒に居てください!」
二人はそう返事をし、真美は黙ってあずさに抱きついた。
そして伊織はあずさの手を取り、
伊織「ほら、そうと決まれば早くどこかの家に入りましょう。
色々話すこともあるけどまずはそれからよ」
そう言って一番近くの民家へとあずさを連れて入っていった。
あずさは久し振りの仲間との触れ合いに、
またしても嗚咽が漏れそうになるのを堪えた。
そして、願わくはあの説明書の内容が誤りであって欲しい、
例外があって欲しいと、心からそう祈った。
雪歩「も、もちろんです! 一緒に居てください!」
二人はそう返事をし、真美は黙ってあずさに抱きついた。
そして伊織はあずさの手を取り、
伊織「ほら、そうと決まれば早くどこかの家に入りましょう。
色々話すこともあるけどまずはそれからよ」
そう言って一番近くの民家へとあずさを連れて入っていった。
あずさは久し振りの仲間との触れ合いに、
またしても嗚咽が漏れそうになるのを堪えた。
そして、願わくはあの説明書の内容が誤りであって欲しい、
例外があって欲しいと、心からそう祈った。
今日はこのくらいにしておきます
続きは多分明日か明後日に投下します
あと雪歩についてですが、
どこからともなくスコップを取り出す能力は無しで行ってます
続きは多分明日か明後日に投下します
あと雪歩についてですが、
どこからともなくスコップを取り出す能力は無しで行ってます
あずささんをようやく見れると楽しみにしてたんだがなぁ…悲しい
とにかく乙
とにかく乙
これあずささん退場しちゃうん?
対処が早かったから死にはしなくても身体に影響が残るとかならまだいいけど
このまま一緒にいたら危ないし灯台組に一緒にいてもらわなきゃ
対処が早かったから死にはしなくても身体に影響が残るとかならまだいいけど
このまま一緒にいたら危ないし灯台組に一緒にいてもらわなきゃ
乙です
伊織がうまく立ち回ってるな。346勢からの支給品奪取したり仲間を増やしたりと大活躍。
うまくいけば灯台でも武器持っていけてたしな。
伊織がうまく立ち回ってるな。346勢からの支給品奪取したり仲間を増やしたりと大活躍。
うまくいけば灯台でも武器持っていけてたしな。
乙
これ、あずささんも目の前で逝っちゃったら、真美の精神は壊れちゃうんじゃ
これ、あずささんも目の前で逝っちゃったら、真美の精神は壊れちゃうんじゃ
正直足手まといが増えたことによって
伊織が最悪の決断迫られるんじゃなかろうか
伊織が最悪の決断迫られるんじゃなかろうか
乙
あずささんに起こるのはフッ酸と骨との化学反応
以下予想
骨が非常に脆くなり手は動かすだけで骨折
顔は鼻が崩れて眼球は溶け落ち変質した歯が歯の神経を直接刺激
早い話が時間がたつ程生き地獄を味わいながら狂い悶え死ぬ
早い内に自[ピーーー]る方がマシ
あずささんに起こるのはフッ酸と骨との化学反応
以下予想
骨が非常に脆くなり手は動かすだけで骨折
顔は鼻が崩れて眼球は溶け落ち変質した歯が歯の神経を直接刺激
早い話が時間がたつ程生き地獄を味わいながら狂い悶え死ぬ
早い内に自[ピーーー]る方がマシ
伊織もこれまでの蛮行的にもろくな死に方できないだろうな・・・
苦しむあずささんを楽にしてあげても・・・とんとんにはならないよなぁ
乙
苦しむあずささんを楽にしてあげても・・・とんとんにはならないよなぁ
乙
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