私的良スレ書庫
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元スレモバP「コミュ不足」
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ちひろ「はい。アイドルの子達からは『プロデューサーさんが冷たい』と、よく相談を受けてます」
ちひろ「最近は特に多くなってますよ? 心当たりは有りませんか?」
モバP「心当たり……うーん……」
モバP「確かに最近は皆仕事が多くなって、一緒に居る時間は少なくなったかもしれませんけど……一緒の時はそれなりに交流を深めてましたよ?」
ちひろ「そうですか……」
ちひろ「……プロデューサーさんのことですから、嘘は言ってないと信じましょう」
ちひろ「ですがアイドル達からそういった不満が出てきているのは事実です」
ちひろ「皆のモチベーションに関わることですので、早急に対処をお願いしますね?」
モバP「……はい、分かりました。ええと、空いてる日は……」
ちひろ「今日から、今すぐお願いします」
モバP「えっ」
ちひろ「えっ、とは何ですか? プロデューサーさんだってさっき自分で言っていたじゃないですか」
ちひろ「彼女達の仕事が増えてきたのは、良い波に乗ってきた証拠でしょう? この流れを鈍らせる原因は早く取り除くべきだと思いませんか?」
モバP「そりゃそうですけど……」
モバP「俺にも仕事が……」
ちひろ「書類関係やアイドル達のスケジュール管理はしばらくの間私が何とかしますよ。他には?」
モバP「……ライブ関係で運営会社との打ち合わせがありますね」
ちひろ「それも私が」
モバP「で、出来るんですか?」
ちひろ「はい、問題ありませんよ? 不安なら後で確認して下さい。資料はちゃんとお渡ししますので」
モバP「そ、そうですか……まぁちひろさんがそう言うなら……」
ちひろ「後は無いですか?」
モバP「……食事の予定があります」
ちひろ「……大人の付き合いというやつですね。お相手は?」
モバP「この前の特別ライブでお世話になった社長さんです。どうやら気に入られてしまったみたいで……」
モバP「俺としてはアイドルの方を気に入って欲しいんですけどねー……ははっ」
ちひろ「そういえば、ウチに来ないか? と、何回も誘われてましたね。仕事ぶりを評価されるのは良いことですよ」
ちひろ「……ちょっと待ってて下さいね? 今電話しますので」 ピポパ プルルル プルルル
モバP(携帯? うちの電話を使わないのか?)
ちひろ「――――ご無沙汰しております、千川です」
ちひろ「……その節はどうも。いえ、昔のことですから気にしていませんよ。はい、本当です」
モバP(何だろう……笑顔のちひろさんが怖い……)
ちひろ「はい、今は――――プロダクションで働いています」
ちひろ「……察しが良くて助かります。ええ、それではまた機会がありましたら……」 ピッ
ちひろ「――――食事はキャンセルです。あと、今後ともよろしくとのことでした」
モバP「……知り合いだったんですか?」
ちひろ「………………」
ちひろ「世の中には――――」
モバP「あ、やっぱりいいです、はい」
モバP(深く聞くとダメな奴だこれ)
ちひろ「……察しが良くて助かります」
ちひろ「――――さて、とりあえずこれで今日のお仕事はもうありませんね?」
ちひろ「明日以降も私の方でいろいろと調整しますので、どうしてもプロデューサーさん本人が出向かなければいけない仕事以外は、アイドルの子達に付いてコミュニケーションを図るようお願いします」
モバP「……分かりました。その、いろいろとありがとうございます」
ちひろ「ふふっ、感謝はまだ早いですよ?」
ちひろ「しっかりと結果を出してくださいね? じゃないと……」
モバP「――――が、頑張りますっ」
ちひろ「それと、過度なスキンシップは駄目ですからね?」
モバP「もちろん分かってますよ」
――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
モバP「――――どうも、お世話様です」
モバP「ええ、はい。時間が空きましたので……」
モバP「いえいえ、こちらこそお世話になりっぱなしで……」
モバP「――――今後ともどうぞよろしくお願いします」
モバP「――――ふぅ……」
モバP(さて、とりあえず一番近い撮影スタジオに来たけど……)
モバP(スタッフの人達への挨拶も済んだし、そろそろ会いに行こうか)
モバP「確かこの部屋で………」
「――――良いねー、視線だけこっち貰えるー?」
「そうそう! 脚の向きも変えてみようか!」
モバP「――――おー、やってるやってる」
モバP(……まだまだ終わりそうにないな)
モバP(仕事の邪魔するわけにはいかないし、大人しく待つか――――あっ)
「おっ、良いよ今の!」
「今のハッとした表情! もう一回お願い!」
モバP(……目が合った)
モバP(かなり驚いてるなー)
モバP(――――そわそわしてて可愛い)
アーニャ(――――ぷ、プロデューサー?)
アーニャ(どうしてここに……?) ソワソワ
アーニャ(プロデューサーに見られていると思うと、ドキドキ、します……)
アーニャ(……でも)
アーニャ(イヤじゃ、ないです♪)
一旦投下終了。続きは夜に。
要はイチャイチャするお話です。
登場アイドルは決まってますので安価とかは無いです。(クール6名)
それではまた。
安心の千川印のプロダクションか
モバPは課金だけ出来ればいいんだ
モバPは課金だけ出来ればいいんだ
――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
「アーニャちゃん、今日も凄い良かったよ!」
「次回もよろしくね!」
アーニャ「ダー♪ また、よろしくお願いしますね?」
アーニャ「スパシーバ、今日はありがとうございました♪」
アーニャ「…………」 キョロキョロ
モバP「――――アナスタシアさーん?」
アーニャ「――――っ!」
アーニャ「プロデューサー!」 タッタッタッ
モバP「撮影、お疲れさま」
モバP「……走ると危ないぞ?」
アーニャ「あ……イズヴィニーチェ、すみません。嬉しくて、つい……」
アーニャ「それよりも、来てくれるなんて珍しいです。何かあったんですか?」
モバP「えーと……」
モバP(『コミュニケーションを取りに来ました』なんて馬鹿正直に言わない方が良いよな?)
モバP(無難な理由にしておこう。ついでに交流を図れるようなやつで)
モバP(となると……)
モバP「あー、実はこの近くで仕事してたんだ」
モバP「一段落ついたからお昼にしようと思ったんだけど、どうせなら一緒にどう――――」
アーニャ「――――行きます。着替えてきますね」
モバP(早っ!? まだ言い切ってないのに……)
モバP「そ、そうか。それじゃスタジオの外で待ってるから」
アーニャ「…………プロデューサー」
モバP「ん、どうした?」
アーニャ「私、控室で着替えてきます」
アーニャ「今日は私一人だけなので、部屋には私以外居ません」
モバP「…………?」
アーニャ「……覗いたら、ダメですよ?」 モジモジ
モバP「――――ぶっ!? の、覗くわけないだろっ!」
モバP(そんなことしたら社会的に死ぬわ!)
アーニャ「むぅ……。私、魅力、無いですか?」
モバP「そ、そういう問題じゃなくてだな……」
モバP(そりゃ魅力的じゃ無いと言えば嘘になるけどさ……)
モバP「――――あ、ほら、早くしないとご飯食べる時間が無くなるぞ? な?」
アーニャ「……確かに、そうですね」
アーニャ「……絶対にダメですよ」
モバP「分かったってば」
アーニャ「絶対ですよ」
モバP「はいはい」
スタジオ 外
モバP「――――お、着替え終わったか?」
モバP「さーて何を食べに…………アナスタシアさん?」
アーニャ「………………」 ムッスリ
アーニャ「日本のバラエティ、嘘つきです」 プンプン
投下終了です。
こんな感じでゆっくり投下していきます。
それではまた。
乙
コニュニケーションを深めないといけないのに、深めすぎると貞操の危機
綱渡りすなあ
コニュニケーションを深めないといけないのに、深めすぎると貞操の危機
綱渡りすなあ
モバP「――――よし、着いた」
モバP「どうだ? 中々良い店だろ?」
アーニャ「……素敵な外観ですね」 ムスッ
モバP「……はぁ」
モバP(あーもうどうしよう……)
モバP(スタジオ出て車に乗ってここに来るまで、ずっと不機嫌なんだよなぁ……)
モバP(理由聞いても答えてくれないし、唯一話してくれたことだって『寒かったです』の一言だけだもんなあ……。一体何のことやら……)
モバP(とにかくここから何とか挽回しないと、コミュニケーションを取りに来たのに仲が悪くなったりなんかしたら本末転倒だ)
モバP「……ちひろさんにも怒られるだろうし」 ボソッ
アーニャ「――――プロデューサー」 ジトー
モバP「――――おわっ!?」
モバP「あ、アナスタシアさん、何か?」
アーニャ「……入りませんか? 先に行ってますよ?」
モバP「――――あっ、ちょっと待って」 ガシッ
アーニャ「――――――――っ?!」
モバP「実はここって有名人がよくお忍びで来るようなお店でさ、裏口があるんだ。万が一ってこともあるし、そっちから入ろう」
モバP「…………アナスタシアさん?」
アーニャ「……………………手」
モバP(……手?)
モバP「あー……」
モバP(どうやら咄嗟のことで思わず握ってしまったみたいだ)
モバP「ごめん、つい――――」
アーニャ「…………」 ギュウッ
モバP「……えっと」
アーニャ「……ふふっ、このまま、エスコートお願いします♪」
モバP(えー……?)
モバP(急に機嫌が良くなったみたいだけど、何故?)
モバP(いやまぁ良いことだけどさ……。不思議だ)
モバP「……じゃあ入るか」
アーニャ「ダー♪」
周子「――――お腹すいたーん♪」
周子「良いお店無いかなー?」
周子「…………ん? あれは……プロデューサーさんと……アーニャちゃん?」
周子「へぇ……♪」
しかしどうやってこのPがここまでアイドルの信頼を得たんだろうか
>>34
ちんこ
ちんこ
>>34
そらちゃんと仕事してたんやろ
そらちゃんと仕事してたんやろ
>>34
誠実なんだろ多分
誠実なんだろ多分
>>34
近くに千川とかいう存在があったから対照的に
近くに千川とかいう存在があったから対照的に
>>34
知らなかったのか?モバPからは逃げられない
知らなかったのか?モバPからは逃げられない
クールはちょろいですからね
橘さんみたいに名前呼びも許さないような守りが堅い子も居るにはいるけど
橘さんみたいに名前呼びも許さないような守りが堅い子も居るにはいるけど
>>41
お前はその中でもトップクラスにちょろいだろうが橘ぁ!!
お前はその中でもトップクラスにちょろいだろうが橘ぁ!!
「――――いらっしゃいませー」
「席は……奥の方でよろしいでしょうか?」
モバP「すいません、よろしくお願いします」
モバP(この店員、アナスタシアさんを見た瞬間、目の色が変わったな)
モバP(そういう有名人がお忍びで来るような店だし、素直に対応が良いなとは思うんだけど……)
モバP(それ以上に『アナスタシアさんを知ってる』っていうのが嬉しい)
モバP(有名になったんだなぁ……、誇らしいよ)
「こちらのお席へどうぞ」
「注文が決まりましたらお知らせください」
アーニャ「ダー、スパシーバ♪」
アーニャ「メニュー、どれにしましょうか……」
モバP(――――でもまだまだだ。アナスタシアさんももちろんだけど、うちのアイドルはもっと上にいけるはずだ)
モバP(ちひろさんに言われたときはあまり重く受け止めていなかったけど、よくよく考えたらコミュニケーション不足はその道の妨げになるに決まってる)
モバP(本腰を入れて取り組まないと……)
モバP(…………ん?)
アーニャ「プロデューサー、プロデューサーは何にしますか?」
モバP「あー、えーと、アナスタシアさん?」
アーニャ「ダー?」
モバP「前の席、空いてるぞ?」
アーニャ「はい、そうですね。私とプロデューサー、二人しか居ませんから」
モバP「うん、確かにそうだけどさ……」
モバP(自然と隣に座られたから気付くのが遅れたけど、普通テーブル席なら向かい合って座るんじゃないのか?)
モバP(……というか近い)
モバP(肩が触れるどころか体を預けられてる感じまでするんだが……)
アーニャ「んー……」
アーニャ「………………!」 ピコン
アーニャ「カリエーナ、膝に座るべきでしたか?」
モバP「違う違う」
アーニャ「――――ふふっ♪ シャースティエ……幸せ、です♪」 ギュー
アーニャ「アイドルになったばかりの頃、プロデューサーと一緒の時間、たくさんありました」
アーニャ「でも、今はカリェーガ……仲間が増えて、プロデューサーとの時間、減りました」
アーニャ「一緒の食事、プロデューサーと二人きりなのは、とても久しぶりです」
モバP(……言われてみると確かにそうだな)
モバP(前はもっと、皆といる時間が多かった気がする)
アーニャ「プロデューサー、今日は忙しいのに本当にありがとうございました」
アーニャ「私、お仕事、もっと頑張れそうです♪」
アーニャ「だから……その……」
アーニャ「……またいつか、誘って頂けますか?」
モバP「……………………」
モバP(……仕事とか、モチベーションとか、そういう話は抜きにして)
モバP(やっぱり一緒に居てあげる時間は増やすべきだよな)
モバP「……俺こそ、あんまり一緒に居てやれなくてごめんな」
モバP「これからはなるべく前みたいに一緒に居られるように頑張るからさ……」
モバP「その、何だ……?」
モバP「……これからもよろしくお願いします」
アーニャ「――――ダー♪」
アーニャ「こちらこそ、です♪」 ギュウッ
モバP(……ちひろさんはああ言ってたけど、これくらいは大丈夫だよな?)
モバP「……アナスタシアさん」 ナデナデ
アーニャ「っ!?」
アーニャ「~♪」 スリスリ
周子「――――いや早く注文しなよ」
周子(気になってこっそり付いて来たけど……)
周子(むぅ……)
周子「アーニャちゃん、ずるいなぁ……」 ムスッ
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