私的良スレ書庫
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元スレ女「彼氏が居ないなら作ればいいんだ!」
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あの時驚き飛び上がった女がとっさに男に抱きついたのが原因だった
男「……ああいうのは反則だ」
女「なにが?」
結局出口までたどり着いたものの初の成功は成し遂げられなかった
女「なんで最後のアレでダメだったの?」
男「君のせいだ」
女「なんでよー!」
男「出てくるのは分かってた」
女「そんなの言い訳でしょー?」
男「……」
あたりはもう暗くなり始めていた
女「……帰ろっか」
男「そうだね」
女(もう……二人で来ることはないのかな……)
男「……今度来た時こそクリアするぞ」
女「え……?」
男「あの係員のドヤ顔がムカついた…絶対次はクリアする!」
女「また…一緒に……」ボソッ
男「ん?なんだって?」
女「……」
男「なに?」
女「今度はジェットコースターにも挑戦だからね」
男「……それはやめとこう」
女「なんでよーw」
男「あれはダメだ、危険すぎる」
この日が思い出に残るのが女にとって嬉しく、どこか寂しく悲しいと思ってしまった
男「……ああいうのは反則だ」
女「なにが?」
結局出口までたどり着いたものの初の成功は成し遂げられなかった
女「なんで最後のアレでダメだったの?」
男「君のせいだ」
女「なんでよー!」
男「出てくるのは分かってた」
女「そんなの言い訳でしょー?」
男「……」
あたりはもう暗くなり始めていた
女「……帰ろっか」
男「そうだね」
女(もう……二人で来ることはないのかな……)
男「……今度来た時こそクリアするぞ」
女「え……?」
男「あの係員のドヤ顔がムカついた…絶対次はクリアする!」
女「また…一緒に……」ボソッ
男「ん?なんだって?」
女「……」
男「なに?」
女「今度はジェットコースターにも挑戦だからね」
男「……それはやめとこう」
女「なんでよーw」
男「あれはダメだ、危険すぎる」
この日が思い出に残るのが女にとって嬉しく、どこか寂しく悲しいと思ってしまった
12月中旬のある日
女「あのさ」
男「ん?」モッシャモッシャ
弁当にがっついていた男が顔を上げた
女「もうすぐクリスマスなんだけど」
男「そだね」モッシャモッシャ
女「ちゃんと予定開けておいてよね」
男「ん」モッシャモッシャ
男「あ、そういえば」
女「なに?」
男「年末年始は家に帰ろうとおもってる」
女「え?家って両親の?」
男「うん」
女「ちょっとまってよ!初詣は?」
男「……こっち戻ったら」
女「やだやだやだやだ!」
男「えー」
女「だってそういうのもお約束でしょ!」
男「そのお約束がよくわかんねぇ」
女「あのさ」
男「ん?」モッシャモッシャ
弁当にがっついていた男が顔を上げた
女「もうすぐクリスマスなんだけど」
男「そだね」モッシャモッシャ
女「ちゃんと予定開けておいてよね」
男「ん」モッシャモッシャ
男「あ、そういえば」
女「なに?」
男「年末年始は家に帰ろうとおもってる」
女「え?家って両親の?」
男「うん」
女「ちょっとまってよ!初詣は?」
男「……こっち戻ったら」
女「やだやだやだやだ!」
男「えー」
女「だってそういうのもお約束でしょ!」
男「そのお約束がよくわかんねぇ」
女「初詣は絶対行くからね!」
男「家族との団欒も大事だよ」
女「じゃぁ私はどうでもいいって訳?」
男「うん」
女「……くっ、そういう奴だったわねあんた」
男「4日に戻るよ」
女「遅い」
男「なら12月に30日いくか」
女「はやい!ってかそれ初詣でもなんでもない!」
男「いつがいいんだよ……」
女「じゃぁ2日には帰ってきてよ」
男「えー」
女「……」
男「……わかったよ」
女「やった!」
男「家族との団欒も大事だよ」
女「じゃぁ私はどうでもいいって訳?」
男「うん」
女「……くっ、そういう奴だったわねあんた」
男「4日に戻るよ」
女「遅い」
男「なら12月に30日いくか」
女「はやい!ってかそれ初詣でもなんでもない!」
男「いつがいいんだよ……」
女「じゃぁ2日には帰ってきてよ」
男「えー」
女「……」
男「……わかったよ」
女「やった!」
その日の放課後
女「この後暇?」
男「暇じゃないけど予定はない」
女「暇ね、これから女友と新しく出来たたこ焼き屋さん行くんだけど来なさい」
男「そこは普通くるかどうかの確認じゃね?」
女「おごったげるから」
男「わーい」
女「あんたそんなのりで変な人についてっちゃだめよ」
男「じゃやめとく」
女「おい」
男「冗談だってば、そのハサミ下ろして」
女「最近こういう恐怖による躾が効果的って覚えてきた」
男「いつからペットに格下げになったんだ」
女「ほら、行くよ」
男「へーい」
女「この後暇?」
男「暇じゃないけど予定はない」
女「暇ね、これから女友と新しく出来たたこ焼き屋さん行くんだけど来なさい」
男「そこは普通くるかどうかの確認じゃね?」
女「おごったげるから」
男「わーい」
女「あんたそんなのりで変な人についてっちゃだめよ」
男「じゃやめとく」
女「おい」
男「冗談だってば、そのハサミ下ろして」
女「最近こういう恐怖による躾が効果的って覚えてきた」
男「いつからペットに格下げになったんだ」
女「ほら、行くよ」
男「へーい」
玄関で女友と合流してたこ焼き屋に向かう2人と1匹
男「そう言えば二人の関係って聞いたこと無かったよね?」
女「そうだっけ?」
女友「小学校からの同級生だよ」
男「ほー」
女「なんだかんだで凄い縁あるよね」
女友「小学校の頃からなんだでずっと一緒だったもんね」
女「もうお互いのことは大抵知ってるよね」
女友「だから女に彼氏が出来たって聞いて驚いたよ」
男「だろうな、こんなワガママで図々しい姿を見ればなんとなくわかる」
女友「昔から見た目は可愛いから初見で寄ってくる男子は多かったんだけど2、3口を開けばみんな離れていったよね」
男「安易に想像できる」
女「あんたらね……」
男「そう言えば二人の関係って聞いたこと無かったよね?」
女「そうだっけ?」
女友「小学校からの同級生だよ」
男「ほー」
女「なんだかんだで凄い縁あるよね」
女友「小学校の頃からなんだでずっと一緒だったもんね」
女「もうお互いのことは大抵知ってるよね」
女友「だから女に彼氏が出来たって聞いて驚いたよ」
男「だろうな、こんなワガママで図々しい姿を見ればなんとなくわかる」
女友「昔から見た目は可愛いから初見で寄ってくる男子は多かったんだけど2、3口を開けばみんな離れていったよね」
男「安易に想像できる」
女「あんたらね……」
たこ焼きを買って近くの公園で食べる3人
男「うまい」
女「そう?なんかちょっと微妙」
女友「……あ、そう言えば女の色恋沙汰で唯一…えーっと、1人だけ……ほら、中学の時のあの先輩」
女「え?ああ……」
男「?」
女友「結構仲よかったよね」
女「そんなこともあったねー」
女友「あの先輩はいまどうしてるの?」
女「さぁね、受験した高校がどっか遠いとこで卒業したっきりだったから」
男「へー、一応そういう物好きな人もいたんだ」
女友「結構カッコよかったんだよ」
女「あの時ちゃんと勇気出して行動してたらなー」
男「ほんとだな、人生で唯一のチャンスかもしれなかったのに」
女「おい」
男「わかったからその楊枝を下げて」
男「うまい」
女「そう?なんかちょっと微妙」
女友「……あ、そう言えば女の色恋沙汰で唯一…えーっと、1人だけ……ほら、中学の時のあの先輩」
女「え?ああ……」
男「?」
女友「結構仲よかったよね」
女「そんなこともあったねー」
女友「あの先輩はいまどうしてるの?」
女「さぁね、受験した高校がどっか遠いとこで卒業したっきりだったから」
男「へー、一応そういう物好きな人もいたんだ」
女友「結構カッコよかったんだよ」
女「あの時ちゃんと勇気出して行動してたらなー」
男「ほんとだな、人生で唯一のチャンスかもしれなかったのに」
女「おい」
男「わかったからその楊枝を下げて」
翌朝
男宅
この日は彼氏シフトな男
つまり
女「おっはよー!」
男「……」
女「おはようってばー!」
男「……うるさい」
女「わざわざ起こしにきてあげてんだからさー」
男「……来たくてきてるんだろ……」
女「うんっ!」
男「もう少し寝たい……」
女「遅刻するよ?」
男「…………」
女「遅刻するつもり?」
男「……起きる」
女「よし」
布団からのっそり起き上がった男
次の瞬間には人知を超えた速さでコタツにもぐり込んでいる男
女「はやっ!!」
男「無理だ、寒かった」
女「なら早く着替えなさいよ」
男「じゃぁ季節を夏にして」
女「どうせ夏は夏でだるいとか言ってぐーたらでしょ?」
男「……うん」
男宅
この日は彼氏シフトな男
つまり
女「おっはよー!」
男「……」
女「おはようってばー!」
男「……うるさい」
女「わざわざ起こしにきてあげてんだからさー」
男「……来たくてきてるんだろ……」
女「うんっ!」
男「もう少し寝たい……」
女「遅刻するよ?」
男「…………」
女「遅刻するつもり?」
男「……起きる」
女「よし」
布団からのっそり起き上がった男
次の瞬間には人知を超えた速さでコタツにもぐり込んでいる男
女「はやっ!!」
男「無理だ、寒かった」
女「なら早く着替えなさいよ」
男「じゃぁ季節を夏にして」
女「どうせ夏は夏でだるいとか言ってぐーたらでしょ?」
男「……うん」
女「……ほら、着替えたらあったかくなるよ」
男「制服……」
女「え?」
男「制服布団に入れて」
女「布団ってさっきまで寝てた?」
男「うん……」
女「シワになるよ……?」
と言いつつ訳も分からず言われた通りにする女
女「はい、これでどうすんの?」
再び人知を超えた速さで布団に戻る男
もぞもぞ蠢めく布団
そしてのそのそ出てきたのは制服を着た男
男「……さむい」
女「蛹から成虫になって登場ってかんじ……」
男「……本気で冬眠を考えるレベルで寒いの嫌い」
男「制服……」
女「え?」
男「制服布団に入れて」
女「布団ってさっきまで寝てた?」
男「うん……」
女「シワになるよ……?」
と言いつつ訳も分からず言われた通りにする女
女「はい、これでどうすんの?」
再び人知を超えた速さで布団に戻る男
もぞもぞ蠢めく布団
そしてのそのそ出てきたのは制服を着た男
男「……さむい」
女「蛹から成虫になって登場ってかんじ……」
男「……本気で冬眠を考えるレベルで寒いの嫌い」
流石に12月ともなると冬といった感じが出てくる
女友「おっはよー!」
女「おはよー」
女友「最近急に冷えたよね」
女「もうすぐ雪ふるかもねー」
女友「今年はクリスマスに雪降るのかな?」
女「今年のクリスマスは降るって言ってたよ」
女友「今年は彼氏とクリスマスかー、いいなー」
女「もう孤独なジングルベルはごめんだぜ」
女友「孤独な私に謝れこのやろー」
男「そもそもクリスマスって何するんだ?」
女「何って……カップがいちゃいちゃしてー」
女友「そんでもっていちゃいちゃしてー」
男「まじキリスト涙目、ザビエルも激昂してスーパーサイヤ人になるレベル」
女「ザビエルサイヤ人じゃないし」
女友「おっはよー!」
女「おはよー」
女友「最近急に冷えたよね」
女「もうすぐ雪ふるかもねー」
女友「今年はクリスマスに雪降るのかな?」
女「今年のクリスマスは降るって言ってたよ」
女友「今年は彼氏とクリスマスかー、いいなー」
女「もう孤独なジングルベルはごめんだぜ」
女友「孤独な私に謝れこのやろー」
男「そもそもクリスマスって何するんだ?」
女「何って……カップがいちゃいちゃしてー」
女友「そんでもっていちゃいちゃしてー」
男「まじキリスト涙目、ザビエルも激昂してスーパーサイヤ人になるレベル」
女「ザビエルサイヤ人じゃないし」
女友「てかさー、二人はd」
「あれ?もしかして女?」
女「え?」
急に声をかけてきた若い男性
女「……先輩……?」
先輩「やっぱり!元気だったか?」
男「……だれ?」
女友「昨日話してた……」
男「昔仲良かった先輩か」
女「お久しぶりです!びっくりしましたよー!」
先輩「それはこっちのセリフだって!まさかこんな所で会うなんて」
二人の仲の良さはすぐにわかった
先輩「いまそこのビルの会社で働いてんだ」
女「え?そうなんですか?」
先輩「俺受験失敗してさー」
女「そうだったんですか」
先輩「ま、今となってはこうして無事働けてるからいいんだけどさ」
女「まさかこんなに近くにいたなんて」
先輩「俺も色々気まずくってな」
何気ない再会を喜ぶ会話だったのだが、女の楽しそうな姿が少し男の心中をざわつかせた
「あれ?もしかして女?」
女「え?」
急に声をかけてきた若い男性
女「……先輩……?」
先輩「やっぱり!元気だったか?」
男「……だれ?」
女友「昨日話してた……」
男「昔仲良かった先輩か」
女「お久しぶりです!びっくりしましたよー!」
先輩「それはこっちのセリフだって!まさかこんな所で会うなんて」
二人の仲の良さはすぐにわかった
先輩「いまそこのビルの会社で働いてんだ」
女「え?そうなんですか?」
先輩「俺受験失敗してさー」
女「そうだったんですか」
先輩「ま、今となってはこうして無事働けてるからいいんだけどさ」
女「まさかこんなに近くにいたなんて」
先輩「俺も色々気まずくってな」
何気ない再会を喜ぶ会話だったのだが、女の楽しそうな姿が少し男の心中をざわつかせた
なんだよ御馴染みのライバル登場かよ・・・
最高に面白い展開じゃないか!
最高に面白い展開じゃないか!
その日の放課後
女「……私先に帰るね」
男「用事か?」
女「ま、まぁね……」
男「……じゃ、また明日」
女「うん」
男「……」
女友「あ…あのさ…」
男「……なんだ?」
女友「……大丈夫?」
男「なんの話だ?」
女友「いや、だって……」
言わなくても何が言いたいのか分かった
男「あの先輩の事か?」
女友「……うん」
男「別に俺は気にしていない」
女友「だって彼氏としては……」
男「それはあくまで仮n……」
男「……いや、なんでもない」
女友「大丈夫、あの子は浮気なんてしないよ…」
男(浮気か……むしろ俺はこの状況を喜ぶべきなんだよな)
男「……何も心配はいらないさ、俺もあいつも大丈夫」
女「……私先に帰るね」
男「用事か?」
女「ま、まぁね……」
男「……じゃ、また明日」
女「うん」
男「……」
女友「あ…あのさ…」
男「……なんだ?」
女友「……大丈夫?」
男「なんの話だ?」
女友「いや、だって……」
言わなくても何が言いたいのか分かった
男「あの先輩の事か?」
女友「……うん」
男「別に俺は気にしていない」
女友「だって彼氏としては……」
男「それはあくまで仮n……」
男「……いや、なんでもない」
女友「大丈夫、あの子は浮気なんてしないよ…」
男(浮気か……むしろ俺はこの状況を喜ぶべきなんだよな)
男「……何も心配はいらないさ、俺もあいつも大丈夫」
クリスマスまで1週間と迫ったある日
女からは先輩についての話は出ていなかった
女「でさー、やっぱりクリスマスはどこも混むと思うんだよね」
男「へー……」
女「結局なんかいつもと変わんないけどあんたの部屋でパーリィしようと思うんだけど」
男「……いいんじゃない」
女「……なんか考え事?」
男「ま、そんなとこ」
女「まさかクリスマス予定あるとか言わないよね?」
男「俺は大丈夫」
女「俺は……?誰か呼ぶつもり?」
男「誰ってか……君の方こそ予定ないのか?」
女「小さい頃は家族でってのもあったんだけどおねーちゃんも彼氏とどっか行くって言ってたし」
男「……そうか」
女「なんなのー?」
男「いやなんでも」
男(なぜ俺がこんなに気を使わなきゃいけないんだ……、そもそも気の使い方とか悟空じゃねぇんだからわかんねーっての)
女からは先輩についての話は出ていなかった
女「でさー、やっぱりクリスマスはどこも混むと思うんだよね」
男「へー……」
女「結局なんかいつもと変わんないけどあんたの部屋でパーリィしようと思うんだけど」
男「……いいんじゃない」
女「……なんか考え事?」
男「ま、そんなとこ」
女「まさかクリスマス予定あるとか言わないよね?」
男「俺は大丈夫」
女「俺は……?誰か呼ぶつもり?」
男「誰ってか……君の方こそ予定ないのか?」
女「小さい頃は家族でってのもあったんだけどおねーちゃんも彼氏とどっか行くって言ってたし」
男「……そうか」
女「なんなのー?」
男「いやなんでも」
男(なぜ俺がこんなに気を使わなきゃいけないんだ……、そもそも気の使い方とか悟空じゃねぇんだからわかんねーっての)
女宅
女(明日はあいつとは友達の日か)
ベッドに潜り込みまさに寝ようとした時
携帯が鳴った
女(……ラインの通知?)
女(明日の朝確認しよう)
目をキツく閉じて眠ろうとするがむしろ……
女(……気になって寝れん)
身体を起こし、携帯を確認する
女「誰よ……」
女(……えっ)
それは以前再会した時にIDを交換したあの先輩からだった
先輩『4年前伝え忘れた事があるんだ、クリスマスあいてる?』
女(明日はあいつとは友達の日か)
ベッドに潜り込みまさに寝ようとした時
携帯が鳴った
女(……ラインの通知?)
女(明日の朝確認しよう)
目をキツく閉じて眠ろうとするがむしろ……
女(……気になって寝れん)
身体を起こし、携帯を確認する
女「誰よ……」
女(……えっ)
それは以前再会した時にIDを交換したあの先輩からだった
先輩『4年前伝え忘れた事があるんだ、クリスマスあいてる?』
伝え忘れたこと?
伝え忘れたこと?...............!!
伝え忘れたこと?...............!!
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