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    元スレ仗助「艦隊これくしょんンンン~~~~?」

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    801 = 1 :

    ここまで

    803 :



    きれいに爆弾落として自分の足元で爆発させるあたり、やっぱ天龍は世界水準超えてるわー

    804 :

    天龍が死んだ!

    805 :

    この人でなし!

    乙乙。大井も山城も台詞ゼロなのに、存在感ありすぎww

    806 :

    提督に呪いあれ!とか言うのか

    807 :

    しかしあれだな。
    大井も山城も二人ともパイオツカイデーだし、
    うらやましいなあ(棒

    809 :

    おつおつー
    やっぱり世界水準コンビほっこりするなw
    そしてうーちゃんはいつもかわいい

    810 :

    直すのが得意な提督の鎮守府が(常識の)崩壊寸前とはこれいかに

    811 :

    まだかなぁ…

    812 :

    イベ中だからねしょうがないね

    813 :

    更新はまだかのう...

    814 :

    夏が…終わった…

    815 :

    削り入手の瑞穂とRomaで終わりです。悲しい夏だった

    816 :

    来たか…続き

    817 = 1 :


     (これまでのあらすじ)チンジフのテイトクとなった、ヒガシカタ・ジョウスケはソウカイヤ(掃海屋)の恐ろしいグレーター級深海棲艦レ級を辛くも撃破し、引き換えに日常を謳歌していた。

     ミーンミーンミミーンミーンミーンミミーンミーン……ノイズめいたチャントを繰り出す蝉の声、アイスチャ……チンジフは実際平和!

     しかし別のテイトクを持つカンムスからの連絡が入る。ジョウスケを呼び出したそれは……マッポーの世における一輪の希望か、それとも死神めいた罠なのか。

     そして同時に動き出す、二隻のカンムス……物影にアンブッシュする彼女らの目的は? 走れテイトク! 走れ! カラダニキヲツケテネ!

    818 :

    アイエエエエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?

    819 = 1 :



    「……ってところっぴょん」

    「どうしたの!? 敵が来たの!?」

    「……敵なんていないでっす」


     げんなりとした顔で告げる卯月に、大井は舌打ちで返す。

     なんだかなー、と言葉を飲み込み辺りを見回す卯月――――空を割く歩道橋、街路樹に見間違う街灯、舗装されたアスファルト道路……。

     そこから視線を右手に戻せば、一角だけ色調の違う公園。

     シンメトリーの区画は日本のそれというよりもむしろ西洋の庭園。敷き詰められたレンガ道に、飛び出さぬように刈り揃えられた植え込み。

     薔薇が囲いを作る花壇のその向こうには――桟橋の柵を通して、水面が覗く。港に臨めるのだ。

     出撃する艦娘も収められるだろうし、ともすれば――あるなら――軍艦なども見る事ができるだろう。

     そんな鎮守府横の公園。

     そこが、東方仗助と相手の待ち合わせ場所だ。

     なお、今のところいつもの学ラン姿で、欄干に背を預けてすっとぼけて立つ仗助しかいない。

     平和である。

    820 :

    いよっしゃあああ!続き来たあああ!

    821 = 1 :


     ……。

     だがそれはあくまで仗助の周辺だけだ。

     距離にしておよそ十メートル。その植え込みの影に、四人――というか四隻というか――は居た。


    「じゃあ……来たら先制雷撃を……」

    「いえ……この距離なら提督を巻き込む心配もあるから、戦艦の主砲の方が……」

    「それこそ巻き込む危険の方が多いわよ……」

    「なら、副砲で……」


     真剣な面持ちで顔を寄せ会う山城と大井。

     普段――というかあの戦闘を契機に――やたらと衝突が増えた二隻には見られない団結だ。

     ……というかお前ら実は仲いいだろ。卯月は訝しんだ。


    「というかぁー、陸上で艤装は使えないんじゃないかなー……ってうーちゃんは思うんですけどー」


     陸の上では艦娘の艤装というのはあくまでも、見た目相応の破壊力しか有しなくなる。

     ましてや魚雷など、手榴弾より悲しい投擲武器止まりだ。進むべき水がないのであるから当然だろう。

     卯月のそんな心配(というよりは苦言)を前に、しかし胸を張る大井。

    822 :

    見た目相応でもかなり強力な気がするんですがそれは

    823 = 1 :


    「つまり、向こうも防御ができないって事ね! そうよね、北上さん!」

    「……とうとう居ない艦娘の幻影まで見えてるだぴょん」

    「大丈夫ですねーさま……陸の上なら早さも固さも関係ない……」

    「だいじょーぶな要素、これっぽっちもないっぴょん」


     片や朗らかな笑いで、片や凄みのある暗黒の気配でいない船に話しかける二隻。

     恋すると乙女は綺麗になるというが、その綺麗と言うのはひょっとしたらヘンダーソン飛行場的な意味ではないだろうか。

     つまり、海上からしこたま砲弾を浴びせられたような綺麗さだ。

     更地。何もないから綺麗。

     恋路の邪魔をする奴は馬に蹴られる――――どころか、「末期の句を詠め。解釈してやる」とでも言いたげな二隻を前に卯月は頭を抱えた。


    (こんな……こんなツッコミ…………うーちゃんのキャラじゃないっぴょん! うーちゃんはもっと……もっと……!)


     天真爛漫、朗らか純粋小悪魔悪戯っ子。

     それが己のパーソナリティの筈なのに、どうしていつのまにか唯一の常識人枠になってしまったのか。

    824 = 1 :

    × 恋路の邪魔をする奴は馬に蹴られる――――どころか、「末期の句を詠め。解釈してやる」とでも言いたげな二隻を前に卯月は頭を抱えた。
    ○ 恋路の邪魔をする奴は馬に蹴られる――――どころか、「末期の句を詠め。介錯してやる」とでも言いたげな二隻を前に卯月は頭を抱えた。

     解釈→介錯

    825 = 1 :


    「……はあ」


     と、溜め息が一つ。

     いつもの弓道着姿の、加賀である。

     ……なお天龍は鎮守府での留守番となる。いざというとき鎮守府が空では仕方ないからだ。決して気絶したそのまま放置された訳ではない。


    「大概にして欲しいものね」


     ジロリ、と冷たい目を二隻に向ける加賀。

     ――よし、もっと言ってやれと卯月は拳を握り締めてスカッと笑い。ちゃんと二隻に背は向けて。


    「大概って……?」

    「こんな事をしているなら、演習でもしていた方がいいわ」

    「こんな事って……!」

    「私たちは海を護る艦娘であって、出歯亀ではないのだけど?」

    826 = 1 :


     ぐうの根も出ない正論だ。

     流石は正規空母・加賀。ボーキ喰うぼ加賀さんとは別人。やはり頼りになるときは頼りになる。

     卯月は大いに頷きたい気分であった。

     そりゃあ仗助が他所の艦娘とデート――――というのは気にならなくはないが、あの髪型だ。

     モテる筈がない。

     もしあれで女にモテると言うのであれば、けじめとしてスカートを首の辺りで巻き付けながら尻を叩きつつ「うーちゃんバカでっす!」と兎跳びをしてやる――と卯月は思う。罷り間違ってもあり得ない。

     つまりはまあ、デートなんて面白…………いや、興味深………………心配な事ではない。

     それよりも鎮守府でゴロゴロしていたいのが本音だ。暑いし。読みかけの漫画もあるし。

     そして大井と山城も腐っても艦娘――。

     つまりは加賀の正論に対して、否定はできない筈だ。ましてや色恋とかいう私情では。元・滅私奉公の軍属である。


    「で、でも……これは……」

    「これは?」

    「その……」


     しどろもどろになりながら、悔しげに目を伏せる山城。

     勝った――――卯月は確信した。反論は不可能に違いない。

    827 :


    「いえ……」


     だが大井は諦めていなかった。というか反論しやがった。


    「これはそう……鎮守府の安全! 安全の為なんです!」

    「……安全?」

    「そう、他の指揮官の艦娘が提督に接触を図ってくる…………つまりはこれは!」

    「これは……?」

    「間諜……スパイの可能性があるわ!」


     なんという飛躍論理。

     飛びすぎている。艦載機もびっくりの上昇だ。

     (というかさっき、思いっきり自分自身で出歯亀って認めてたよーなぁー……)流石卯月としても呆れ返るしかない。


    「なるほど……間諜の可能性が……」

    「そうよ! そうなの! そうなんです!」

    「確かに…………有り得なくもないわね」

    「そう、有り得る! 有り得るのよ……そうよね、ねーさま!?」

    「だから――――監視は必要。人数も必要。……私も一緒に監視したらいいのね?」

    「そうッ!」

    828 = 1 :





    「――――だが断ります」



    829 = 1 :


     『ええ~~~~~~~~~!?』と、声を揃える二隻。

     最早憐れすぎて何も言えない……卯月は額を押さえつつ、加賀を見る。

     揺るがない瞳…………なるほど確かにこれが一航戦だ。

     やたらと若い女の子(五航戦)を目の敵にしているお局様なんて口が裂けても言えない。というか言ったら裂かれる。そして裂けた口では食べれないご飯も奪われる。


    「……そんな話、信じると思うの?」

    「で、でも……」

    「これは……」

    「……はぁ」


     それでも食い下がろうとする二隻に、加賀からトドメの一撃が投下された。

     一航戦、容赦せん――――そう言いたげに、二人の主張を灰燼に帰す決定打。


    「提督には『クレイジー・ダイヤモンド』もあります。……まだ何か?」

    830 = 1 :


     要するに、下手な護衛なんて必要ないのである。

     何せ、海上でも見事あのレ級を仕留める東方仗助と彼のスタンド【クレイジー・ダイヤモンド】だ。陸上では言うに及ばず。

     これにて二人の主張は愛でたく論破。加賀の弾丸が叩き付けられた。


    「どうしても、と言うなら……」

    「え?」

    「止めないわ。私は帰るけど」

    「そんなッ! 地上で艤装を使って覗き見できるのは貴女だけじゃない……!」

    「今、覗き見って言ったっぴょん!?」

    「そうよ! そうなったら提督を付け狙うメス猫をこの一帯ごと消し飛ばせるのは……!」

    「ちょっとぉ!? うーちゃんたち、平和を護る艦娘っぴょん!? 街を吹き飛ばしちゃ駄目っぴょん!」

    「私は帰ります。……今日のお昼は肉じゃがです」

    「理由それェ!?」

    831 = 1 :


     正直バレるんじゃあないか――。

     なんて冷や汗を垂らしつつ、卯月も輪の中心に巻き込まれて議論はヒートアップ。

     議題は昼飯と提督のどちらが大事か、に変遷しようとしているあたり何とも奇妙だが――――まあ提督の髪型に比べればマシか、と彼女も納得。


    「……そもそも、肉じゃがはともかくとして」

    「何……?」

    「陸上で、戦いとは関係ない目的で艤装を使うなんて反対よ。艦娘なら、その辺りの誇りも持って欲しいわね」

    「……」

    「……あ、相手来たっぴょん」


     ――瞬間。

     皆が一斉に動きを止める。

     視線の先には、仗助と――――


    「ごめん、遅くなっちゃって! ごめん!」

    「別に構わねーっすよ、瑞鶴さん」

    832 = 1 :


    「……頭に来ました」

    「止めてぇ! 止めてっぴょん! この人目がマジだっぴょん!」

    「ふふ…………そうよ…………消し飛ばさないと…………」

    「そんな……『ごめん待った?』『今来たとこ』をやるなんて…………。吹き飛ばしてもいいですよね、北上さん?」

    「ひぃぃぃぃい~~~~~~~~~~~~!?」


     矢を番えて今にも放たんとする加賀の腰の辺りにしがみつく卯月の悲鳴が響く。

     それでも……一向に気付く様子はなく。


    「それで、何の用事なんスか?」

    「えーっと……うん、とりあえずどこかのお店にでも行こっ!」

    「それは構わねーッスけど、俺……この辺りに来るのは初めてだし……」

    「へえ、だったらエスコートしがいがあるじゃない! へへっ!」


     火に重油が、次々に投下されていっていた。

    833 :

    三式弾よりひでえ

    834 = 1 :



    「う……」

    「……酸素魚雷、撃ってもいいですか? 撃ってもいいですよね?」

    「……甲板吹き飛ばすのに必要な炸薬は、どれぐらいでしたっけ? ねえ、ねーさまぁ……」

    「……五航戦。許せません」

    「う、うーちゃん一人じゃあムリだっぴょ~~~~~~~~ん!」


     なお天龍は、その頃一人鏡の前で『どの角度が一番怖そうに見えるか』のポーズを取っていた。





    ←To be continued...

    835 = 1 :

    という訳で日常回

    解釈を誤字したアオバ=サンはケジメされます

    836 :

    乙!
    ダメだコイツら……

    837 :



    周囲が強烈過ぎて普段は破天荒な子が苦労人ポジションに収まってるというのは実際カワイイ

    838 :

    おつ
    まさかてんりうに癒やされる日が来ようとはな
    そしてやはりヘッズだったか貴様ァ!

    840 :

    イベ乙待ってましたよ
    やっぱり青い奴はチョロいずい

    841 :

    ジョジョはあんまり見たことないけど楽しく読ませてもらってます
    ところで>>1は海風は手に入ったんですかね?(ゲス顔

    842 :

    止めてくれ、その話術はオレに効く

    843 :



    やっぱり天龍は天龍だった

    844 :



    ジョニィ鎮守府の別の艦もオマケでちと見たい、おもにハーブ食べるジョニィへの艦のリアクションを

    845 :

    乙乙
    仗助って結構もててたよな……これはウヅキ=サンのケジメ案件なのでは?

    846 :

    でも普通に考えたらあんなサザエさんみてーな頭したヤローがモテるなんて思い付くわきゃねーよ……

    847 :

    顔立ちはかなり整ってて性格もいい方だし実際モテてもおかしくない
    迂闊に髪型関連に触れるととんでもない勢いでキレかねないという爆弾はあるけど

    848 :

    何気にイギリス人とのハーフでもあるし、身長もあるし、髪型除けばモテない要素がないよね
    実際初期は取り巻きのモブ女子がいたし

    849 :

    英国で産まれた帰国子女の仗助デース!誰がサザエさんみてーな頭だとォ!


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