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    元スレ吹雪「この鎮守府はどうしてこんなにもおかしいんでしょうか……?」

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    151 :

    二丁目の何気ない行動で退役艦娘の処遇の悪さとか組織としての問題が浮き彫りになって世間が問題視したりしたら面白そう

    152 :

    >>147
    そんな事になったらうちの(私の)提督がこんなに可愛いわけが無いって別なSSになってしまう

    153 :

    まだ仲がそこまで破綻していなかったころの在りし日の四人の様子を見たくなるな

    154 = 1 :

    さて、やりますか……
    あ、今日はどこかで安価るかもしれん

    155 :

    一人前のレディなら寝落ちとかし無いわよね!?

    156 :

    1.重巡洋艦摩耶

    157 :

    はえーよホセ

    158 :

    待ってた
    安価なら>>156

    159 = 1 :

    数分後

    カラララッ

    吹雪「……あ、司令官……さっきの……どうしたんですか?」フキフキ

    提督「いや、別に何てことはないよ」ピッ

    TV『校長っっっ!!!ここのスミにでっかい優勝旗を起きたいとは思いませんかっっ!!!!!』

    提督「ただなぁ……」

    吹雪「……?」

    提督「一難去ってまた一難去ったと思ったら更に一難が突っかかるってさ……どうなのかな……」

    吹雪「……心を落ち着かせたい……ですか?」

    提督「その通り……たまには一日ゴロゴロしてな~んにも考えず過ごしたいよ」ゴロッ

    吹雪「忙しいのは嫌いですか?」バタッ バタンッ

    提督「大っ嫌いだ」

    吹雪「でしょうね、正直私も嫌いです」カチャッ ゴクッ

    吹雪「……っはぁ……」

    提督「お、ジュースいいなぁ」

    吹雪「お風呂あがりに飲む冷たい飲み物は格別ですっ」

    提督「確かに……最近ビールとはご無沙汰だからな……久々に風呂あがりの一杯ってのを飲むかっ」スクッ スタスタッ カララッ

    吹雪「あ、まだお風呂川内さんが」

    カララッ



    川内「あ、ちょうど良かった、悪いけどブラのホックが変なトコにかかってさ……」

    提督「え?あ、あぁ……わ……分かった……どうするんだ?」

    川内「知らないの?まぁ吹雪はまだ小さ…………」

    提督「……」

    川内「……」

    川内「…………提督……」

    提督「……あ、はい……」

    川内「……悪いけど……私は自分のブラを男に触らせるほどガサツじゃないの……」

    提督「……ま、まぁ……俺も触れるとは思ってなかった……」

    川内「……言いたいことはある?」

    提督「…………吹雪ちゃん以外のブラってのはレース付きの意外と大人っぽい触りごこぐぇぇええっっ!!??」 ガスッ!!!


    ドサァッ


    吹雪「…………ハァ」

    160 = 1 :

    風呂場

    提督「……ってて……しみるしみる……」

    提督(二回に分けて洗濯してるからなぁ……吹雪ちゃんと療養中の艦娘の分と俺の分……)

    提督(吹雪ちゃんは気にしないみたいだけど古鷹ちゃんや川内ちゃんは割と気にしてたからな……いつの間にかこうなってたっけ……)

    提督(……ま、川内ちゃんが帰ったら容赦なく吹雪ちゃんの服は俺の服と一緒に洗濯されるだろうけど……)

    提督(…………)

    提督(……にしても……15年分の恨み……ねぇ…………どんなものだろうな……)

    提督(15年前……15年前……って……横須賀さんいくつだよ……あの顔で40超えか……?)

    提督(てっきり俺と歳が近いものかと思ってたけど……それともあれか……10代で既に提督になってたのかな……)

    提督(だとしたら……まぁ……すごいな)

    提督(呉さんは……近いのかな、年……顔も声も聞いたことないからわからないけど……)

    提督(……ま……いいか……)ザバッ






    呉鎮守府 第五遊撃部隊 宿舎

    白雪「……」

    金剛「……長門サンが横須賀に拉致されてもう1日が経過するネ……」

    白雪「……」

    金剛「姫ぇ……どうするんデース?」

    白雪「……私達が横須賀に行っても……返り討ちに合うだけ……それに今は近づいてはいけません……」

    加賀「今は長門秘書艦を信じるしか無いわ……この問題は長門秘書艦の問題……詮索してはいけない……」

    瑞鶴「……でも心配なのはこの騒ぎに巻き込まれてる大井と北上よ……あの子たち……まだ横須賀に居るんじゃ……」

    白雪「……」

    北上『…………あのー……』ヒョコッ

    大井「……」チラッ

    金剛「……?」

    北上「……んしょっと……おっひさー」コツッ コツッ

    大井「……久しぶりね、皆」

    金剛「キッタカミィー!オーイッチー!ひっさしぶりデース!!元気してましたカ!?」ダキッダキッ

    北上「うへっ……いっててて……痛いって金剛さん……」

    大井「むぐぐっ……」

    加賀「……あなた達、横須賀で治療中ではなかったの?」

    北上「んー……まぁ今日の夕方まではね……何か急に皆を鎮守府から追い出したみたいでさ…………」

    大井「私達は佐世保方面の艦娘と一緒にここに戻ってきたのよ……艤装のロックがかかってなかったのが救いね……」ヤレヤレ

    北上「……はぁー……全く……でもここに戻ってこれてよかったよね、大井っち……あ、松葉杖そこ置いといてくれる?」

    大井「えぇ……他人ばかりの横須賀よりここの方がよっぽど居心地がいいもの……それにあの変態も居ないし……」

    白雪「……」

    加賀「……白雪さん」

    白雪「……えぇ……」

    加賀「…………」

    白雪・加賀「「……大井さん……風邪か何かを患っているのでは……?」」

    大井「失礼ね!!!」

    161 :

    白雪「……」

    北上「……声だけ聞いたけど叢雲の怒鳴り声が半端じゃなくてさ……」

    北上「だまれっ!命令に従えっ!とか、口ばかり動かして何もできん屑共がっ!とかねぇ……」

    大井「駆逐艦なのに傍から聞いてる私達まで怒られてる気分だったわ……」

    瑞鶴「……ちょっと見ないうちに随分荒んだわね……横須賀……」

    加賀「……」

    白雪「そういえば、大鳳さんは……?」

    金剛「テートクの部屋に血相を変えて走ってったのが見えましたケド……」

    白雪「……横須賀出身の艦娘でしたね……大鳳さん……」

    金剛「お気の毒デス……ここに来て間もないというのに……」




    呉鎮守府 提督室

    大鳳「今すぐ横須賀鎮守府と連絡を取らせて下さい!提督に話を聞かないと……」

    呉督「……」ボソッ

    大鳳「え?」

    呉督「……」ボソッ

    大鳳「え……ちょ……何?もう一度……」

    呉督「…………っ」

    大鳳「聞こえないですっ!もっとはっきり喋って!!」

    呉督「……駄目だ……」

    大鳳「どうして!!??」

    呉督「……横須賀……は…………だから…………叢雲…………と………………」

    大鳳「…………横須賀鎮守府は今誰も近寄れない状況だから……
        今の叢雲と長門と提督が落ち着いて話し合う環境をつくるにはこういった環境でしか話せない……」

    呉督「…………」コク

    大鳳「……つまり……私はあの3人の邪魔だ……というのですか……?」

    呉督「………………すまない……」コクッ

    大鳳「…………」

    大鳳(……提督……)

    162 :

    >今の叢雲と長門と提督が落ち着いて話し合う環境をつくるにはこういった環境でしか話せない

    クレクレ厨さんが当事者に含まれていないってことは
    つまる所長戸と本当に距離が近いのはヨッコさんの方だってことなんだろうなあ

    163 :

    長門は呉厨さんの保護者気取りだからなぁ…そういう意味でも対等になれてないってのが自分でもわかってるのか

    165 = 162 :

    ん?もしかして
    官教ンランイタシ出ヲ手ニ子エ教ハ戸長艦戦
    とか新聞に書かれちゃうアレなのか?

    166 :

    もうこの人筆談した方がいいんじゃないかな

    167 = 1 :

    夜 二丁目鎮守府 リビング

    カララッ

    提督「……ふぅー……」フキフキ

    吹雪「司令官、はい、冷やしときましたよ」スッ

    提督「お、ありがとう」ヒヤッ

    提督「いいねぇ……冷えたビールって……」ボスッ カシュッ

    川内「ビールねぇ……美味しいの?」

    提督「ま、それなりにって感じだ、夏の週末もしくは人仕事終えた後には絶対欲しい一品だな」ゴクッ

    川内「そう?……まぁ提督は昨日も今日もお疲れだし……そういう人には必要なのかな?」

    提督「……全くだ……その上他の鎮守府でも問題なんて……はぁ……」グビッ プハァッ

    川内「あぁ……横須賀だっけ……?うちの鎮守府といざこざが起きてるらしいじゃん……」

    提督「……まぁなぁ……ハァ……」

    吹雪「何だか大変ですね……あ、川内さん、ジュースいります?」

    川内「ん、いいの?」

    吹雪「えぇ、オレンジジュースとりんごジュース、どっちがいいですか?」

    川内「じゃ、リンゴで」

    吹雪「はーい」バタッ バタンッ

    吹雪「はいっ」

    川内「……ありがとー」

    吹雪「……司令官、隣座りますね」ストッ カチャッ

    提督「あり、二本目?」

    吹雪「えぇ、オレンジジュース好きですから」

    提督「そうだっけ?」

    吹雪「……だって、司令官みたいに大きなカンじゃないですから、すぐに無くなっちゃうんですよ」

    提督「あー……百均で売ってるちっこいやつだったか……そりゃ確かになくなるな……」

    吹雪「ついつい買っちゃうんですよね……1本20円って聞くと安く感じちゃって……」

    提督「分かる分かる、まぁ軽く喉を潤すにはちょうどいい量だよなぁ……」

    川内「確かにちっちゃいねぇ……飲みやすくていいかも」カチャ コクッコクッ

    提督「手ごろなサイズで飲みきりやすいのも特徴だな」

    吹雪「えぇ…………あ、今日ってなにか面白い番組ありましたっけ?」

    提督「木曜日はあまり詳しくないんだよなぁ……ん……?木曜……?」

    川内「……木曜……?」

    吹雪「……明日は……金曜日……?」

    提督「昨日は水曜日…………携帯は……」スッ ポチッポチッ

    提督「………………うん……金曜日に実家に帰るって言ってるな……」

    吹雪「…………」チラッ

    川内「…………」チラッ

    提督「…………」

    川内「か、帰る準備しなきゃぁああ!!!???」

    提督「吹雪ちゃん!旅行バッグってどこ置いてったっけ!?」

    吹雪「し、知りませんよそんなの!!!」

    提督「ボーッとしてる場合じゃなかった!!!!すぐ準備するぞ吹雪ちゃん!!」

    川内「え、えっと!艤装はっぎそうはぁーー!!」

    168 :

    しまらねぇな…だがそれが良い

    169 = 1 :

    数十分後 

    提督「えっと……とりあえず来た時の旅行バッグと……適当な二泊三日くらいの着替え……と」ゴソゴソッ

    吹雪「司令官、バッグはこれで大丈夫ですか?」ドサッ

    提督「それって、ここに来た時のやつだっけ?」

    吹雪「えぇ、これなら服も艤装も入りますし……それに使い慣れてますからね」

    提督「艤装か……まぁ飛行機に乗るわけじゃないしまぁ……いいか」

    吹雪「…………会社員でしたっけ?司令官のお父さん」

    提督「あぁ、よくあるオッサンって感じだ」

    吹雪「……よくあるオッサン……がよく分からないんですけど」

    提督「テレビに出てるようなおじさんだ、別に悪い人じゃないから安心していいよ」

    吹雪「怖い人ですか?」

    提督「俺には厳しいけど吹雪ちゃんには優しくすると思うぞ?」

    吹雪「……どうして?」

    提督「男ってのはそういう生き物だからだ」

    吹雪「…………?」

    ヴーンッヴーンッ ヴィーンッ

    提督「……って……噂をすればオヤジだ……聞く?オヤジの声」

    吹雪「ちょっと気になります……」

    提督「りょーかいっと……」ポチッ


    提督「なんだよ」

    父上『おいクソ息子お前明日帰るんだよな?』

    提督「帰るけど」

    父上『何時に着くんだ?』

    提督「……さぁ」

    父上『さぁ?さぁはないだろお前、新幹線の切符はどうしたんだよ』

    提督「当日買うけど」

    父上『……はぁー!?おま……8月終わりだぞお前!?乗れると思ってんのかお前!?馬鹿なのか!?』

    提督「さぁ……乗れるんじゃね?」

    父上『……まぁお前が何で来ようと俺は知らねぇけど!ただ艦娘さん頼るようなアホな真似だけはすんなよ!?いいな!?』

    父上『それと名古屋土産!絶対買ってこいよ!!おーけい!?』

    提督「買うっての……」

    父上『じゃあな、母さんには明日来るって伝えてるから、絶対来いよ!』

    提督「はいはい、母さんによろしくな」

    父上『よし、じゃあ艦娘さんに夜更かしさせないように、明日気をつけてこいよ、いいな?』

    提督「あいよ」

    父上『……お前も寝ろよ、また1時3時まで起きてたら体が持たねぇぞ、お前もいい年なんだから睡眠覚えろよ?』

    提督「オヤジかお前は!」

    父上『正真正銘オヤジだ!!あばよ!!』ガチャッ ツーッツーッ


    提督「……全く……」

    吹雪「……すごいお父さんですね……お幾つですか?」

    提督「66だったっけな……結構行ってるんだよな」

    吹雪「へぇ……人は声によらないんですね……」

    170 :

    そういや、川内は何を療養しに来たんだっけ?なんというかただの慰安旅行にしか見えないな

    171 :

    川内は犠牲になったのだ、シリアスの犠牲に……

    172 :

    忍が目立つのはよくないことだし

    173 :

    えっ‥まだやってんのこれ?
    俄知識の厨房が書いてるやつだろこれ?

    よくも飽きずにダラダラとやってるね…

    174 :

    ついでだし川内もつれていけよ

    175 :

    寝落ちかな?乙

    176 :

    乙でございます

    177 :

    今まで眠眠打破飲みながら書いてたと思うと涙出てくるな

    178 :

    夜戦依存症候群でも治しにきたんじゃないの

    179 :

    今日の映画は逆境ナインか…

    180 = 1 :

    睡魔には勝てなかったよ……すまぬ……すまぬ……!!マジですまぬ

    181 = 1 :

    書ききれなかった文は今日の昼にでも書くぜよ

    182 = 162 :

    いいんだよでち公
    でち公もいい年で睡眠とることを体が覚えたんだよ

    で、起きたからには今日のオリョクルの始まりだなでち公

    183 :

    乙ー
    実家でバスロマンテロしちゃうのか…

    184 :

    >>180
    眠った>>1も助けたいのです

    185 :

    あれ、川内が戻るのって木曜じゃ……来週の木曜か?

    186 = 1 :

    >>185
    ……ドッチダッケ……すまねぇ、昼までに読み返してみる

    187 = 1 :

    ……うむ、木曜だった、痛恨のミスじゃ
    というわけで何だかんだそろそろ始めやす

    190 = 1 :

    吹雪の部屋

    川内「……えっと……えっと……これと……これと……ってか体は……大丈夫かな……」コキコキッ

    川内「日にちは変わってない……今から最大船速でぶっ飛ばせばぎりぎり間に合う……大丈夫かなぁ」ゲンナリ

    川内「えっと……書類はと……げ……白紙じゃん……」ペラッ

    吹雪「川内さん、大丈夫ですか?」スゥッ スゥッパタンッ

    川内「あーゴメン吹雪、そこのたたんだ服鞄に突っ込んでくれる?ちょっと書かないといけないものが……」

    吹雪「あ、はい、ペンは机の上にあるのでそれ使って下さい」

    川内「ありがと!ゴメンねっ!」カサッ カキカキカキッ

    吹雪「…………」フゥ

    川内「……ん?どうしたの?」

    吹雪「い、いえ……何も……」

    川内「?」

    吹雪「……」ゴソゴソッ

    川内「私の事?」

    吹雪「……と言うより……鎮守府の事です」

    川内「?」

    吹雪「戦闘やトラブルでここ最近ずっと働き詰めだから……長門さんに頼まれてる療養艦娘の療養が殆どできないんです……」

    川内「あー……確かに、あの雷巡と沖縄の一件でそれどころじゃなくなってるよね……」

    吹雪「……本来ならもっと家……あ、鎮守府でのんびりしてもらいたいんですけど……」

    川内「……これからはもう特別な事は起こらないでしょ、横須賀と呉の問題も吹雪達が実家でのんびりしてる間に解決するよ」

    吹雪「そうだといいんですけど……」

    川内「大丈夫大丈夫、何だかんだで私ものんびりさせてもらったしね、羽伸ばしができたって奴」カキカキッ

    川内「……それに戦闘に参加は出来なかったけど、夜戦らしい夜戦もさせてもらったしね、あの視点の夜戦も悪くない」

    吹雪「……あの視点?」

    川内「提督目線での夜戦、あんなに夜戦が大変だとは思わなかったからさ……」カキカキッシャッシャッ

    吹雪「あぁ……それにしても、そんなに夜戦が好きなんですか?」

    川内「好きっていうか、夜じゃないと本来の性能が発揮できないって言うのかな……」

    川内「本気で戦える夜を望みすぎて、いつの間にか夜が好きになってたって奴?」

    吹雪「……という事は、仕方なくってことですか?」

    川内「ま、ただ単に星空が綺麗だから好きってのもあるけどねっ」フフッ

    吹雪「……星空」

    川内「うん、星空……海のど真ん中で全部の明かりを消して上を見上げたらさ、物凄くきれいな星が見えるんだよね…」

    川内「だから私は夜が好き、夜戦みたいな命を張り合いもいいけど、何も考えずに星空を見上げるのも好き…」カキカキッ

    吹雪「……何だか、意外ですね」

    川内「でしょ?皆信じてくれないのよ……」

    吹雪「でも、素敵ですっ…私も星空は好きですから…あまり夜に出歩くことはないですけどね……」エヘヘ

    吹雪「あ、書けました?」

    川内「うん、吹雪も終わった?」

    吹雪「はい、全部入れておきましたけど……大丈夫ですか?」

    川内「十分、ありがと……えっと……灯台まで一番近い道順って分かる?」

    吹雪「あ、私送ります、司令官!川内さん出るって!」     <アイヨー

    川内「色々世話かけるね……ホント」

    吹雪「気にしないでくださいっ」

    191 = 1 :

    横須賀鎮守府 提督室

    横督「…………」

    横督「…………」

    横督(……すまなかった……そう一言謝れば済む話ではない……)

    横督(…………)

    横督(……相談できる相手も……頼れる仲間も居ない……)

    横督(……自分の判断次第……か……)






    外 演習場

    リッリッリッリッリッリ…

    叢雲「……」

    長門「…………」

    叢雲「…………白雪は元気?」

    長門「……あぁ……」

    叢雲「……そう……良かった……」

    長門「…………叢雲……」

    叢雲「……」

    長門「……」

    叢雲「……何……?」

    長門「…………私は、もう一度ハジメと話をしたいと思っている……」

    叢雲「村上と……?何で……?」

    長門「……やはり奴とは……話をつけなければならない……和解するにも……決別するにも……」

    叢雲「…………」

    長門「……叢雲……君も付いてきてくれるか……?」

    叢雲「……えぇ……勿論よ……でも……」

    長門「…………分かっている……どうしても我慢できないなら……」

    叢雲「……」コク

    長門「……いつまでもこうしてる訳にはいかない……行こう……」


    ザッザッザ





    提督室 

    ガチャッ 

    長門「……」

    横督「……」

    叢雲「……」

    横督「……何をしに来た、欠陥品共」

    長門「……お前と……改めて話をしたい」

    横督「…………」

    叢雲「…………」

    横督「…………話は聞いてやる……」

    192 :

    がんばれ

    193 :

    さて、どうなるか・・・

    194 :

    長門が自分の立場を弁えてるか次第

    195 = 1 :

    長門「…………ハジメ……」

    横督「……謝罪も叱責もいらん、貴様が今後どうしたいか、それだけを言え」

    叢雲「……アンタねぇ……!!」

    横督「……余計なハエが飛んでいると思ったら貴様か、ブンブンと飛ぶのをやめてくれないか、目障りだ」

    叢雲「……っっ!!!」グッ

    長門「よせ、叢雲」

    叢雲「長門さん……!!」

    長門「……なら、手短に話そう……ハジメ、私はもう二度とお前に口出ししない」

    横督「……」

    叢雲「な……」

    長門「……そして彼を……一度解任させる……」

    横督「……ほう」

    叢雲「ちょ……ちょっと待って!長門さん!!それじゃコイツは!!」

    長門「……」

    横督「条件があるのだろう」

    長門「……あぁ」

    横督「言え、条件とは何だ」

    長門「……」

    長門「……彼を……貴方の下で教育して欲しい」

    横督「……」

    叢雲「彼って……呉の司令官を……?」

    横督「……」

    長門「……これが、彼を呉鎮守府から解任する条件だ」

    横督「……呉鎮守府の提督はどうするつもりだ」

    長門「提督学校を卒業し、着任待ちの優秀な学生がいる、20歳の飛び級卒業者だ」

    横督「能力は」

    長門「周りの気遣い、指揮能力、情報分析能力、どれを取っても平均以上だ……期待できる」

    横督「……貴様が秘書艦をするのか」

    長門「……いや、私に秘書艦は向かない……私は本日付けで秘書艦を降りる」

    叢雲「……長門……さん……?」

    横督「やっと気づいたか、疫病神が……」

    叢雲「そ……そんな……長門さん!!」

    長門「叢雲……」

    叢雲「……長門さんが秘書艦を降りるなんて事……!!」

    長門「……ハジメ……頼む」

    横督「…………了解した」

    叢雲「……長門……さん……!!」

    横督「……呉の男の解任手続きは済ませておく、そして長門、貴様はこの瞬間から秘書艦長門ではなく戦艦長門となる」

    横督「構わんな?」

    長門「……あぁ……すまない……叢雲……」

    叢雲「…………っ……!!」ギリッ ダッ!!!

    横督「…………」

    横督「……長門、その場から動くな」ガタッ タッタッタ

    196 :

    むらくも…

    197 :

    振り上げた拳の下ろし所を奪われた叢雲ェ……

    198 = 193 :

    叢雲が置いていかれて…

    199 = 1 :

    横須賀鎮守府 消波堤

    ザザザーーッ ザザーンッ ザザーンッ

    叢雲「…………」

    叢雲「…………」

    タッタッタッタッ

    横督「叢雲」

    叢雲「来ないで」

    横督「……」

    叢雲「……」

    叢雲「……長門さんとアンタがケンカして……長門さんが出て行って……」

    叢雲「何があったのかもよくわからないまま秘書になって……慣れない仕事をいっぱいやって来て……」

    横督「お前……」

    叢雲「……いつか戻ってくるって……長門さんは戻ってくるって思ってた……」

    叢雲「それなのに、3年経っても、5年経っても長門さんはアンタの秘書艦として戻ってこないの……」

    叢雲「…………もう嫌よ……いつまでこんな状態が続くのよ…………っ」

    横督「……」

    叢雲「何で長門さんはアンタと喧嘩したのよ……!何で……人間に恋なんか……!!」

    横督「叢雲……私は」

    叢雲「正しい事したっての!?えぇそうよ!!!艦娘の心を握り潰すような事務的な対応ね!!模範的だわ!!」

    叢雲「アンタは何一つ間違ってない!!!間違ってるのは私達よ!!色ボケた上に感情で動く欠陥品よ!!!!」

    叢雲「人間に作られた人工物が人間に逆らって!挙句の果てに人間を好きになるなんて!!人工物のすることじゃないわよ!!」

    叢雲「この心も!!この体も!!全部アンタら人間のものよ!!!艦娘ってのは人間の命令で動く生き物だったんでしょ!!!」

    横督「…………」

    叢雲「……何よ……!そんな顔して……!!何時もみたいに命令しなさいよ!!すぐに戻れって!!」

    叢雲「何なら死んであげるわよ!!主に逆らう艦娘なんか……アンタには必要ないんでしょ!!!!」チャカッ

    横督「ま……待て!」

    叢雲「…………っ……うぁああああ!!!!」グッ


    横督「吹雪!!!」


    叢雲「……!?」

    横督「……死ぬな……吹雪……!!」

    叢雲「……何を……今更……!!その名前で呼ぶなぁ!!!」

    横督「吹雪……お前が必要だ……!!」

    叢雲「呼ぶなって言ってるのよ!!私は叢雲……!長門さんに付けてもらった名前で死にたいのよ!!」

    横督「お前は私のものだ!死ぬならば私の名づけた名で死ね!!!」

    叢雲「……っ……!!」

    横督「そうだろう!お前は特型五番艦ではない!!艦娘駆逐艦一番艦吹雪だ!!」

    横督「登録名が変わったとはいえ自分自身を忘れるなど……艦娘は10年弱しか記憶が持たんのか!!」

    叢雲「……何よ……何が言いたいのよ!!私が吹雪だろうと叢雲だろうと……関係ないでしょ!!」

    横督「お前は誇り高き横須賀鎮守府の艦娘!そして全駆逐艦の姉!!」

    横督「……そして……私を支えてくれる秘書艦……いや……友人だ!!……だから……死ぬな!!」

    叢雲「……っ都合のいいことを……!!」

    200 = 189 :

    この展開は予想しとらんかった...(´;ω;`)


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