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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」揺杏「絶対無敵のラブラブラブ!」
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ニヤニヤした顔は絶妙に可愛いとウザイの中間。
ならば、と京太郎の胸に湧き上がる悪戯心。
一つ咳払いをして、真剣な雰囲気を醸し出す。
「それは……」
「お、マジで言っちゃう感じ?」
あくまで、自然に。
京太郎は無駄に高い演技力で真剣な表情を作り、爽に一歩歩み寄る。
「京太郎?」
「……」
「なんか近くね?」
「それは……」
「それは?」
「爽――お前が、好きだからだよ」
判定直下ァ
1~60 「10年早いな」
61~98 「……マジ?」
ゾロ目 ???
ならば、と京太郎の胸に湧き上がる悪戯心。
一つ咳払いをして、真剣な雰囲気を醸し出す。
「それは……」
「お、マジで言っちゃう感じ?」
あくまで、自然に。
京太郎は無駄に高い演技力で真剣な表情を作り、爽に一歩歩み寄る。
「京太郎?」
「……」
「なんか近くね?」
「それは……」
「それは?」
「爽――お前が、好きだからだよ」
判定直下ァ
1~60 「10年早いな」
61~98 「……マジ?」
ゾロ目 ???
「……マジ?」
爽が、唾を飲み込む。
京太郎は構わず、さらに一歩歩み寄る。
「じ、冗談キツイなー」
爽が一歩後退、合わせて京太郎も一歩前進。
そう広くはない部室、そんなことを繰り返しているうちに――
「……あ」
背後には壁。
京太郎は更に逃げ道を塞ぐように、壁に腕をつく。
あと一歩京太郎が踏み出せば、お互いの距離はゼロになる。
「き、京太郎……?」
雰囲気に流されたのか、爽が目を閉じる。
何を覚悟――または期待しているのか。
京太郎は、そんな彼女の頰を――
「うりゃっ」
「ぐえっ」
思いっきり摘んでやった。
いつも麻雀でボロ負けしている姉貴分への悪戯は大成功。
凄まじい達成感である。
爽が、唾を飲み込む。
京太郎は構わず、さらに一歩歩み寄る。
「じ、冗談キツイなー」
爽が一歩後退、合わせて京太郎も一歩前進。
そう広くはない部室、そんなことを繰り返しているうちに――
「……あ」
背後には壁。
京太郎は更に逃げ道を塞ぐように、壁に腕をつく。
あと一歩京太郎が踏み出せば、お互いの距離はゼロになる。
「き、京太郎……?」
雰囲気に流されたのか、爽が目を閉じる。
何を覚悟――または期待しているのか。
京太郎は、そんな彼女の頰を――
「うりゃっ」
「ぐえっ」
思いっきり摘んでやった。
いつも麻雀でボロ負けしている姉貴分への悪戯は大成功。
凄まじい達成感である。
「ベッタベタな手に引っかかったなぁ」
「な、おま――!」
目をパチクリさせて、ようやく真実に気が付いた爽の頰がみるみるうちに赤く染まる。
その表情は怒り――というよりは羞恥。
「すっげーレアなもん見れたわ。写メ撮っとけば――ぐほっ!?」
調子に乗っていたら鳩尾に突き刺さる爽の拳。
その衝撃は、ガタイの差にも関わらず京太郎に痛烈なダメージを与えた。
「……ったく」
蹲る京太郎を見下ろして、爽は胸を撫で下ろした。
高まる鼓動は何のせいか。
浮かんできた思考を気のせいだと振り払い、爽は部活の準備のために自動卓に向かった。
未だ熱の下がらぬ頰を、片手で扇いで。
「な、おま――!」
目をパチクリさせて、ようやく真実に気が付いた爽の頰がみるみるうちに赤く染まる。
その表情は怒り――というよりは羞恥。
「すっげーレアなもん見れたわ。写メ撮っとけば――ぐほっ!?」
調子に乗っていたら鳩尾に突き刺さる爽の拳。
その衝撃は、ガタイの差にも関わらず京太郎に痛烈なダメージを与えた。
「……ったく」
蹲る京太郎を見下ろして、爽は胸を撫で下ろした。
高まる鼓動は何のせいか。
浮かんできた思考を気のせいだと振り払い、爽は部活の準備のために自動卓に向かった。
未だ熱の下がらぬ頰を、片手で扇いで。
ここまでは割りと普通のラブコメ
ここからが本当の地獄だ
安価なら下
ここからが本当の地獄だ
安価なら下
今回はここまででー
一応全員出揃ったけどそろそろかなぁ
あ、ちなみに有珠山編は全国編とかやる予定ないです
彼女たちを集中して書きたいので
それでは、お付き合いありがとうございました!
一応全員出揃ったけどそろそろかなぁ
あ、ちなみに有珠山編は全国編とかやる予定ないです
彼女たちを集中して書きたいので
それでは、お付き合いありがとうございました!
S「絹ちゃんって結構アブなそうな感じ」
K「確かに。無意識に色々ちょっかい出しそうな」
M「やらかしちゃいそうなのよー」
絹恵「……って言われて」
京太郎「はぁ……」
絹恵「失礼やん? 私、そんなに危なっかしいかなぁ」
京太郎「あの、先輩」
絹恵「うん?」
京太郎「俺、洋榎さんの彼氏なんですけど」
絹恵「知っとるよ? おねーちゃんの惚気話ウザいくらい聞いてるし」
京太郎「……じゃあ、そのチケットは?」
絹恵「USJの。なんか2枚貰ったから」
京太郎「えっと、くれるんですか?」
絹恵「うん。一緒に行けたらなぁ思って」
京太郎「俺、洋榎さんの彼氏なんですけど」
絹恵「だから知っとるけど」
京太郎「……別の人と行くのは」
絹恵「あれ、京太郎USJキライやった?」
京太郎「いや、そういうわけじゃないけど」
絹恵「ならええやん。一緒に行こっ」
京太郎「……確かに、危なっかしいですわ先輩」
絹恵「なんでっ!?」
K「確かに。無意識に色々ちょっかい出しそうな」
M「やらかしちゃいそうなのよー」
絹恵「……って言われて」
京太郎「はぁ……」
絹恵「失礼やん? 私、そんなに危なっかしいかなぁ」
京太郎「あの、先輩」
絹恵「うん?」
京太郎「俺、洋榎さんの彼氏なんですけど」
絹恵「知っとるよ? おねーちゃんの惚気話ウザいくらい聞いてるし」
京太郎「……じゃあ、そのチケットは?」
絹恵「USJの。なんか2枚貰ったから」
京太郎「えっと、くれるんですか?」
絹恵「うん。一緒に行けたらなぁ思って」
京太郎「俺、洋榎さんの彼氏なんですけど」
絹恵「だから知っとるけど」
京太郎「……別の人と行くのは」
絹恵「あれ、京太郎USJキライやった?」
京太郎「いや、そういうわけじゃないけど」
絹恵「ならええやん。一緒に行こっ」
京太郎「……確かに、危なっかしいですわ先輩」
絹恵「なんでっ!?」
揺杏「京太郎」
京太郎「よんだ?」
揺杏「うん。呼んでみただけ」
京太郎「そうか」
京太郎「揺杏」
揺杏「なにー?」
京太郎「呼んでみただけ」
揺杏「そ」
揺杏「京太郎きょうたろきょーたろー」
京太郎「揺杏ゆあんゆーあーんー」
揺杏「好き」
京太郎「知ってる」
揺杏「マジ好き」
京太郎「俺も」
揺杏「結婚しよっか」
京太郎「卒業したらな」
揺杏「いえーい」
京太郎「いえい」
京太郎「よんだ?」
揺杏「うん。呼んでみただけ」
京太郎「そうか」
京太郎「揺杏」
揺杏「なにー?」
京太郎「呼んでみただけ」
揺杏「そ」
揺杏「京太郎きょうたろきょーたろー」
京太郎「揺杏ゆあんゆーあーんー」
揺杏「好き」
京太郎「知ってる」
揺杏「マジ好き」
京太郎「俺も」
揺杏「結婚しよっか」
京太郎「卒業したらな」
揺杏「いえーい」
京太郎「いえい」
可愛いものは何回いってもいいから大丈夫
唯一修羅場で勝てなそうな不憫なユアンちゃん好き
唯一修羅場で勝てなそうな不憫なユアンちゃん好き
ところで>>322のKって誰だ
KとUのタイプミスだということは内緒である
こっそり小ネタ安価下3ー
こっそり小ネタ安価下3ー
「ええと……マジでやるんですか、コレ」
「はい、バッチリですよ。間違いなくあの人こういうの好きだから」
好きな人が出来たんです、と同郷の先輩に相談したところ。
教えて貰ったアドバイスは信じ難いもので。
「須賀? 二人きりで話って」
二つも上の先輩に、今からやること。
もし失敗すれば、きっともう麻雀部にはいられない――が。
「須――が?」
無言で、力強く哩に迫る。
強気であればある程良い、というのは煌の言葉だ。
後退る彼女を逃がさず、壁に押し付ける。
「なぁ……」
腕を押し付け、彼女の股下に膝を割り込ませる。
逃げ場はない。
固まる哩の耳元に、京太郎はそっと唇を寄せて――
「俺の、女になれよ」
「はい、バッチリですよ。間違いなくあの人こういうの好きだから」
好きな人が出来たんです、と同郷の先輩に相談したところ。
教えて貰ったアドバイスは信じ難いもので。
「須賀? 二人きりで話って」
二つも上の先輩に、今からやること。
もし失敗すれば、きっともう麻雀部にはいられない――が。
「須――が?」
無言で、力強く哩に迫る。
強気であればある程良い、というのは煌の言葉だ。
後退る彼女を逃がさず、壁に押し付ける。
「なぁ……」
腕を押し付け、彼女の股下に膝を割り込ませる。
逃げ場はない。
固まる哩の耳元に、京太郎はそっと唇を寄せて――
「俺の、女になれよ」
一か八かの勝負。
内心のバクバクを必死に押さえ込みながら、京太郎は彼女の返答を待つ。
俯く彼女がその顔を上げた時、その瞳に映る感情は――
「ご主人さまぁ……♪」
「はい?」
ぽたり、と。
膝の上に、何かが垂れた。
内心のバクバクを必死に押さえ込みながら、京太郎は彼女の返答を待つ。
俯く彼女がその顔を上げた時、その瞳に映る感情は――
「ご主人さまぁ……♪」
「はい?」
ぽたり、と。
膝の上に、何かが垂れた。
激しい運動の時もすばらのアドバイスだったよな
煌先輩のアドバイスすばらです
煌先輩のアドバイスすばらです
誰だって、イライラすることはある。
そして、そういう時に――盛った雌猫のような声を壁越しに聞かされたら、堪ったものじゃない。
「あー……っ!」
だから。
つい、反射的に。
隣が先輩の部屋だということを忘れて、拳を壁に叩きつけた。
ドン、という音がして――隣からの声は、止まった。
「ヤッちまった……けど」
これで、あの人も今度から静かにしてくれるだろうか。
部長が卒業してから毎晩のようにあんな事をされては、健全な青少年として色々と辛い。
「まぁ、明日謝ればいいか……」
そう思考を切り替えると、京太郎は部屋の電気を消して目を閉じた。
壁の向こう側で、姫子が何をしているのかを知らないままに。
「……♥」
そして、そういう時に――盛った雌猫のような声を壁越しに聞かされたら、堪ったものじゃない。
「あー……っ!」
だから。
つい、反射的に。
隣が先輩の部屋だということを忘れて、拳を壁に叩きつけた。
ドン、という音がして――隣からの声は、止まった。
「ヤッちまった……けど」
これで、あの人も今度から静かにしてくれるだろうか。
部長が卒業してから毎晩のようにあんな事をされては、健全な青少年として色々と辛い。
「まぁ、明日謝ればいいか……」
そう思考を切り替えると、京太郎は部屋の電気を消して目を閉じた。
壁の向こう側で、姫子が何をしているのかを知らないままに。
「……♥」
「須賀くん」
「あ、先輩。昨日はすみませんでした……」
「ううん、よかよ。アレは私が悪かった」
「でも」
「だから、須賀くん」
「今夜――お詫びをしたいから、須賀くんの部屋にあげて?」
その日から。
京太郎は、盛った雌猫のような声を――自分の部屋で、毎晩のように聞くことになるのだった。
「あ、先輩。昨日はすみませんでした……」
「ううん、よかよ。アレは私が悪かった」
「でも」
「だから、須賀くん」
「今夜――お詫びをしたいから、須賀くんの部屋にあげて?」
その日から。
京太郎は、盛った雌猫のような声を――自分の部屋で、毎晩のように聞くことになるのだった。
「チカちゃん、最近よく須賀くんと一緒にいるよね」
下校途中、親友が不安げな顔を浮かべるから何かと思えば。
心配性な彼女の言葉に、誓子は苦笑を浮かべた。
「いい、成香? それは京太郎に食べ物の好みを聞いたりしてるからよ」
「……」
「つまり、あなたの為なの。心配してる暇があったらお弁当でも作ってあげなさい」
「……うん」
そう。
京太郎はあくまで幼馴染みであり、弟分。
今のところは――誓子の恋愛の対象にはならない。
「私も手伝うから、ね?」
「うん……ごめんね、チカちゃん」
成香の恋を応援すると、決めたのだ。
その結果がどうであれ、誓子と成香は親友である。
少なくとも、誓子はそう思っていた。
下校途中、親友が不安げな顔を浮かべるから何かと思えば。
心配性な彼女の言葉に、誓子は苦笑を浮かべた。
「いい、成香? それは京太郎に食べ物の好みを聞いたりしてるからよ」
「……」
「つまり、あなたの為なの。心配してる暇があったらお弁当でも作ってあげなさい」
「……うん」
そう。
京太郎はあくまで幼馴染みであり、弟分。
今のところは――誓子の恋愛の対象にはならない。
「私も手伝うから、ね?」
「うん……ごめんね、チカちゃん」
成香の恋を応援すると、決めたのだ。
その結果がどうであれ、誓子と成香は親友である。
少なくとも、誓子はそう思っていた。
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