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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」揺杏「絶対無敵のラブラブラブ!」
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「なんかさー、最近ヘンじゃない?」
「は?」
「ヨソヨソしいってか、何か私に隠してる?」
揺杏が唇に指を当てながら聞いてくる。
その仕草に、つい指先を追ってしまい――先日のイタズラを思い出してしまう。
「べ、別に?」
「うわ、超嘘っぽい反応。やっぱ何か隠してるっしょ」
流石に爽や誓子と一緒に長年連んできた相手。
半端な嘘はすぐに見破られてしまうが、正直に話したところでドン引きされるのがオチだ。
誤魔化すか黙り抜く以外の選択はないのである。
「あー、そういや自動卓の具合悪いんだった」
「ふーん?」
「えーっと、今日はちゃんと動くかなー」
「……」
「それなら、こっちにも考えがあるんだよねー」
「は?」
「ヨソヨソしいってか、何か私に隠してる?」
揺杏が唇に指を当てながら聞いてくる。
その仕草に、つい指先を追ってしまい――先日のイタズラを思い出してしまう。
「べ、別に?」
「うわ、超嘘っぽい反応。やっぱ何か隠してるっしょ」
流石に爽や誓子と一緒に長年連んできた相手。
半端な嘘はすぐに見破られてしまうが、正直に話したところでドン引きされるのがオチだ。
誤魔化すか黙り抜く以外の選択はないのである。
「あー、そういや自動卓の具合悪いんだった」
「ふーん?」
「えーっと、今日はちゃんと動くかなー」
「……」
「それなら、こっちにも考えがあるんだよねー」
自動卓を前に悩むフリをする京太郎――の、ぴったり背後に立つ揺杏。
京太郎が気が付いた時には既に遅い。
振り向く前に、揺杏の指が京太郎の脇の下に潜り込んできた。
「そーれコショコショー」
「あひっ!? ひ、ゆ、揺杏、やめっ!?」
「京太郎ここ弱いもんねー。話す気になった?」
「ひゃ、あはっ、ちょ、待――」
的確に京太郎の弱点を擽る揺杏の指遣い。
手先の器用な彼女のテクニックは、京太郎の抵抗など全くの無意味であり――
ゆあーん判定直下
1~50 ラブコメ的ハプニング
51~00 かーらーのー
京太郎が気が付いた時には既に遅い。
振り向く前に、揺杏の指が京太郎の脇の下に潜り込んできた。
「そーれコショコショー」
「あひっ!? ひ、ゆ、揺杏、やめっ!?」
「京太郎ここ弱いもんねー。話す気になった?」
「ひゃ、あはっ、ちょ、待――」
的確に京太郎の弱点を擽る揺杏の指遣い。
手先の器用な彼女のテクニックは、京太郎の抵抗など全くの無意味であり――
ゆあーん判定直下
1~50 ラブコメ的ハプニング
51~00 かーらーのー
「うりうり」
「あひゃっ、や、やめっ」
あまりの京太郎の反応の良さに、最早目的を忘れつつある揺杏。
対する京太郎も、悶えることしかできない状態。
だが。
「あっ!」
もし、ここでバランスを崩した京太郎が揺杏の方向に倒れ込んだとしたら――
「あひゃっ、や、やめっ」
あまりの京太郎の反応の良さに、最早目的を忘れつつある揺杏。
対する京太郎も、悶えることしかできない状態。
だが。
「あっ!」
もし、ここでバランスを崩した京太郎が揺杏の方向に倒れ込んだとしたら――
普通に考えたら揺杏が京太郎の背中に押し潰されるだけだが...
一瞬の衝撃と軽い痛みに、揺杏は思わず目を閉じて。
自分に何が起きたのかを理解して、腰を摩りながら目を開ければ――
「……あっ」
すぐそこ、鼻先スレスレに目を閉じた京太郎の顔。
客観的にこの場を見れば――まるで、京太郎が揺杏を押し倒しているかのような体勢。
揺杏を止めようと振り向こうとした時に、躓いてしまった結果。
「……ててっ」
そして、彼の手が触れている場所。
そこは正しく、自分の胸であり。
「あ、や、やぁ――!」
「え?……あっ」
京太郎も遅れて状況に気が付くが、最早全てが手遅れ。
手の平が揉んでしまった感触は、どうやっても誤魔化せない。
「……ごめん」
直後。
廊下どころか、階下にまで轟いた甲高い声。
他に部員がいなくて良かった――と、後に二人は心底安心した表情で振り返った。
自分に何が起きたのかを理解して、腰を摩りながら目を開ければ――
「……あっ」
すぐそこ、鼻先スレスレに目を閉じた京太郎の顔。
客観的にこの場を見れば――まるで、京太郎が揺杏を押し倒しているかのような体勢。
揺杏を止めようと振り向こうとした時に、躓いてしまった結果。
「……ててっ」
そして、彼の手が触れている場所。
そこは正しく、自分の胸であり。
「あ、や、やぁ――!」
「え?……あっ」
京太郎も遅れて状況に気が付くが、最早全てが手遅れ。
手の平が揉んでしまった感触は、どうやっても誤魔化せない。
「……ごめん」
直後。
廊下どころか、階下にまで轟いた甲高い声。
他に部員がいなくて良かった――と、後に二人は心底安心した表情で振り返った。
日曜日。
聖書にも安息日と記されている日。
京太郎と由暉子は約束通り、ライブ会場に来たものの――
「すっげー熱気……」
「一歩間違えると殺意ですね……」
周りの観客たちのオーラに圧倒されるばかり。
勿論サイリウムを全員装備。
売店でノリに任せてサイリウムを買っていなかったら、京太郎と由暉子は浮いていたに違いない。
「あ、来ましたよ」
「よっしゃ」
音楽が鳴り響いて、本日の目玉のアイドルたちが入場する。
つい先日にその名前と顔を知ったばかりの彼女たちだが――それでも、周りの雰囲気に巻き込まれて期待に胸が膨らむ。
直下判定ー
1~50 ラブコメ的ハプニングー
51~00 かーらーのー
聖書にも安息日と記されている日。
京太郎と由暉子は約束通り、ライブ会場に来たものの――
「すっげー熱気……」
「一歩間違えると殺意ですね……」
周りの観客たちのオーラに圧倒されるばかり。
勿論サイリウムを全員装備。
売店でノリに任せてサイリウムを買っていなかったら、京太郎と由暉子は浮いていたに違いない。
「あ、来ましたよ」
「よっしゃ」
音楽が鳴り響いて、本日の目玉のアイドルたちが入場する。
つい先日にその名前と顔を知ったばかりの彼女たちだが――それでも、周りの雰囲気に巻き込まれて期待に胸が膨らむ。
直下判定ー
1~50 ラブコメ的ハプニングー
51~00 かーらーのー
ライブが進むにつれて、段々と高まっていく会場全体のボルテージ。
熱心なファンというわけではないが――気が付けば、京太郎も由暉子も立ち上がって夢中でサイリウムを振っていた。
期待は熱意に変わり、熱意は充実感に変わる。
会場は一丸となって、ステージの上のアイドルたちに夢中になり――
「っ!?」
特に、熱心なファン。
それが由暉子の左隣にいたのは、ある意味で運が悪かった。
身長の低い彼女は、興奮した彼の目には入らず。
彼の手振りに押されて、弾かれるように躓いた。
「だ、大丈夫か?」
「は、はい……」
もし左隣に京太郎がいなければ、由暉子は盛大に転んでしまっただろう。
京太郎の腕の中で、由暉子は息を荒げながら頷いた。
熱心なファンというわけではないが――気が付けば、京太郎も由暉子も立ち上がって夢中でサイリウムを振っていた。
期待は熱意に変わり、熱意は充実感に変わる。
会場は一丸となって、ステージの上のアイドルたちに夢中になり――
「っ!?」
特に、熱心なファン。
それが由暉子の左隣にいたのは、ある意味で運が悪かった。
身長の低い彼女は、興奮した彼の目には入らず。
彼の手振りに押されて、弾かれるように躓いた。
「だ、大丈夫か?」
「は、はい……」
もし左隣に京太郎がいなければ、由暉子は盛大に転んでしまっただろう。
京太郎の腕の中で、由暉子は息を荒げながら頷いた。
「とっ……」
ふらり、と由暉子が姿勢を崩す。
驚いて腰が抜けてしまったのか、彼女は京太郎の腕の中から立ち上がることができず。
その小さな両手で、京太郎のシャツをきゅっと掴んだ。
「……」
「……」
紅潮した頰。
乱れた吐息。
顔を滴る汗。
それを、お互い近くに感じる。
『――ッ!!』
曲がサビに入り、ライブがクライマックスに近付く。
客席の熱気も最高潮に達する。
しかし――京太郎と由暉子は、まるで二人だけ客席から切り離されたような気がして。
「――」
由暉子が、唇を動かす。
周りに掻き消されて、その言葉は聞き取れなかったけれど。
たった二文字の口の動きに、京太郎の鼓動はさらに速くなった。
ふらり、と由暉子が姿勢を崩す。
驚いて腰が抜けてしまったのか、彼女は京太郎の腕の中から立ち上がることができず。
その小さな両手で、京太郎のシャツをきゅっと掴んだ。
「……」
「……」
紅潮した頰。
乱れた吐息。
顔を滴る汗。
それを、お互い近くに感じる。
『――ッ!!』
曲がサビに入り、ライブがクライマックスに近付く。
客席の熱気も最高潮に達する。
しかし――京太郎と由暉子は、まるで二人だけ客席から切り離されたような気がして。
「――」
由暉子が、唇を動かす。
周りに掻き消されて、その言葉は聞き取れなかったけれど。
たった二文字の口の動きに、京太郎の鼓動はさらに速くなった。
「ユキ、話ってなんだ?」
突然のユキからの呼び出し。
それも、屋上という少し面倒な場所。
あまり生徒がより付かない場所だから、何か内緒の話をしたいのだろうか。
「……須賀くん」
「ん?」
ぎゅっと、由暉子が拳を握る。
それから、深呼吸を数回。
何度も胸を上下に動かしてから、彼女は京太郎の瞳を真っ直ぐに見つめて――
「わたしは、あなたが好きです」
「私と……」
「私と、付き合って下さい」
突然のユキからの呼び出し。
それも、屋上という少し面倒な場所。
あまり生徒がより付かない場所だから、何か内緒の話をしたいのだろうか。
「……須賀くん」
「ん?」
ぎゅっと、由暉子が拳を握る。
それから、深呼吸を数回。
何度も胸を上下に動かしてから、彼女は京太郎の瞳を真っ直ぐに見つめて――
「わたしは、あなたが好きです」
「私と……」
「私と、付き合って下さい」
期待か、それとも不安か。
由暉子の瞳は揺れて、それでも京太郎を見つめている。
「俺は――」
告白への、京太郎の返事は――
京太郎選択肢 下5までの多数決
1.「……俺も、ユキが好きだ」
2.「……少し、考えさせてくれ」
由暉子の瞳は揺れて、それでも京太郎を見つめている。
「俺は――」
告白への、京太郎の返事は――
京太郎選択肢 下5までの多数決
1.「……俺も、ユキが好きだ」
2.「……少し、考えさせてくれ」
「……少し、考えさせてくれ」
鼓動を暴れさせて――それでも、京太郎は少し冷静になって返事をした。
彼女の為にも、自分の為にも。
勢いに任せたまま頷くことは、できない。
「……わかりました」
「ごめん」
「いえ……そういうところも、好きですから」
告白を保留にされたにも関わらず、由暉子は小さく微笑んだ。
ちくりと、胸の奥が痛んだ。
「ですが……私を好きになってもらう努力は、しますから」
「……努力?」
「はい……これからは、もっともっと、アプローチしていきますので」
「よろしく、お願いしますね?」
鼓動を暴れさせて――それでも、京太郎は少し冷静になって返事をした。
彼女の為にも、自分の為にも。
勢いに任せたまま頷くことは、できない。
「……わかりました」
「ごめん」
「いえ……そういうところも、好きですから」
告白を保留にされたにも関わらず、由暉子は小さく微笑んだ。
ちくりと、胸の奥が痛んだ。
「ですが……私を好きになってもらう努力は、しますから」
「……努力?」
「はい……これからは、もっともっと、アプローチしていきますので」
「よろしく、お願いしますね?」
というわけで今回はここまででー
最初からユキだけを選び続けたら多分この時点でハッピーエンド
ちなみに全員の状態は
成香【好き。彼のためにお弁当とか作っちゃう】
誓子【成香の恋を応援中】
揺杏【べ、別にただの幼馴染みだし? 京太郎とか好きじゃねーし? ドキドキなんかしてないし?】
由暉子【好き好き大好き大大大好き】
爽【がおー】
みたいな感じです
有珠山編はこのまま続けます
有珠山終わったら臨海やります
終わらなくても24日は多分番外編やります
どうでもいいけど誕生日になりました
それでは、お付き合いありがとうございました!
最初からユキだけを選び続けたら多分この時点でハッピーエンド
ちなみに全員の状態は
成香【好き。彼のためにお弁当とか作っちゃう】
誓子【成香の恋を応援中】
揺杏【べ、別にただの幼馴染みだし? 京太郎とか好きじゃねーし? ドキドキなんかしてないし?】
由暉子【好き好き大好き大大大好き】
爽【がおー】
みたいな感じです
有珠山編はこのまま続けます
有珠山終わったら臨海やります
終わらなくても24日は多分番外編やります
どうでもいいけど誕生日になりました
それでは、お付き合いありがとうございました!
乙です
ユキちゃんが恋心自覚したので目の前で他の子とイチャつきたいと思います
あとネリーたんイェイ~期待してます
ユキちゃんが恋心自覚したので目の前で他の子とイチャつきたいと思います
あとネリーたんイェイ~期待してます
乙です~誕生日おめでとう
爽のシンプルさがかなり怖いな……あと揺杏かわいい
爽のシンプルさがかなり怖いな……あと揺杏かわいい
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