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    元スレ吹雪「どう考えてもこの鎮守府はおかしいです!!」

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    851 :

    海水じゃなくて塩水はダメなんかな?

    852 :

    海水は塩化ナトリウム以外にも色んなミネラルが含まれてるからやっぱダメなんじゃね

    853 = 810 :

    そういや海に生息する生き物をどうにかして普通の水で生活できるようにしたってあったな、アレ何だったかな

    854 = 817 :

    なんと言うか
    安心して読めるもんって良いよね

    とりあえずあきつ丸可愛い

    855 :

    『陸上で暴れてはいけない』『人間を殺傷してはいけない』は、ほっぽちゃんの独自ルールだったのか……。
    やっぱほっぽちゃんは女神やったんや!!

    856 = 833 :

    >>853
    たしか好適環境水だな
    岡山駅にいけば水槽が置いてあるよ

    857 :

    深海側にもお互いの領分を守っているなら何も言わないほっぽ&港湾のような保守派(カエレ・クルナ勢)とか
    積極的に相手を沈めて平定しようとする改革過激派とかいるんだろうな…

    858 = 851 :

    この2人がやらかしたおかげでほっぽちゃんもヤバげなフラグが・・・

    機密漏洩ってやった本人だけじゃなく監督不届きで上司も何かしらあるよね?

    859 :

    MDH…マジでダメなほっぽちゃん

    860 :

    川中島姫と相談だ!!

    861 :

    水族館に住もうぜ

    862 :

    二匹がこのまま本部に帰ってくると上から直接消されるから帰ってこないようにとワザとああいったんじゃろう

    863 = 851 :

    >>862
    たしかに帰らせて処分した方がわざわざ探さなくていいもんな・・・
    ほっぽちゃんもぽんこつ入りにフラグが立ちかかってる?

    864 = 1 :

    待たせたな

    865 :

    待ってたぜ
    即席チームの逃走劇はどうなるのか

    866 :

    もうヲ級と提督がケッコンカッコガチすればいいと思うよ

    867 = 807 :

    とんでもねぇ、待ってたんだ

    868 = 1 :

    太平洋、とある無人島

    吹雪「……げほっ!!ごほっ!!……はぁ……はぁ……」

    提督「………………」

    戦艦レ級「……おーい、生きてるか?」ペチペチ

    空母ヲ級「……」キョロキョロ

    提督「っぶふっ!!」

    戦艦レ級「うぇっ!?汚ねっ!」ペッペッ

    提督「あぁー……畜生……魚数匹踊り食いした気分だ…………あれ……ここは?」

    戦艦レ級「……秘密の隠れ家……って訳じゃねぇけど……ひとまず身を隠せそうな場所だ」ヌグイッ

    提督「身を隠す……」キョロッ

    ギャギャギャ……ガサガサガサガサ……

    提督「……ここが?」

    戦艦レ級「寝心地と飯の質は我慢してくれ、とりあえず今日一日はここで何とかしなきゃならねぇからな」

    提督「……あぁ……それは心配ないけど……吹雪ちゃん、ここってさ……」

    吹雪「え……えぇ……」キョロキョロキョロ

    提督「…………だよ……なぁ……」

    空母ヲ級「……追っ手は無いが……艦娘の捜索隊があちこちに居る……しばらく出歩くことは出来そうにない」

    戦艦レ級「……」グィーッ

    戦艦レ級「……みてぇだな……槍持ち円盤の部隊も居る……こりゃ厄介だぞ……」


    提督「……あの……お二人さん?」

    戦艦レ級「あ?」

    空母ヲ級「……?」

    提督「……あのー……すご~く言いづらいんだけど」ポリポリ

    空母ヲ級「……何だ……?」

    吹雪「えっとー……ここって……実は……」アセアセ

    空母ヲ級「……フブキも知ってるのか?……提督、ここは何だ?」

    提督「…………うーん……」

    戦艦レ級「……何だよ、知ってるなら言ってくれ」


    提督「……多分さ、ドラ……じゃないトラック島だと思う……艦娘側の前哨基地だな」

    吹雪「……言えば……艦娘たちの秘密基地です……」


    空母ヲ級「……何……」

    戦艦レ級「だと……」

    869 :

    無人島じゃねえ!

    870 = 865 :

    「とある無人」までが固有名詞だから……

    871 = 860 :

    やっぱりポンコツ棲艦じゃないか!!

    872 :

    無人島改めトラック島


    提督「………列島からはるか遠いトラック島まで数十分で着くのか……」

    吹雪「海を潜って周りも殆ど見えないのに……凄いですね……」

    提督「あぁ……全くだな……にしても空気が綺麗だなぁ……足が動けば泳ぎに行きたいよ」

    吹雪「本当……でも少し暑いですね……」

    提督「まぁ熱帯だしなぁ……」

    空母ヲ級「ぼんやりしてる場合か!!すぐにここを離れるぞ!!」

    戦艦レ級「いや待て!今は慣れるのはあまりにも都合が悪い……辺り一面索敵してみろ……」ジィー

    空母ヲ級「な……東西南北全部が艦娘に囲まれてる……!場所は把握されてないが……いま出たら……!」

    戦艦レ級「あぁ……アタシら二人まとめて袋叩きだ、横須賀の連中は居ないが戦力で差がありすぎるぞ……」

    提督「だが……この島にも何だかよく分からない艦娘が居るぞ……名前は分からないけど」

    吹雪「その話、聞いたことがあります……機密として隠されている超弩級戦艦って言われてますけど……」

    提督「あぁ、それにココらへんには見当たらないけど最近資材の盗難がこの島で相次いでてな……監視カメラもある」

    提督「このままじゃ動ける範囲はかなり制限されてしまう……」

    空母ヲ級「何て事だ……まさか逃げた先が敵の餌場だとは……私はまたミスを……!!」アタマカカエ

    戦艦レ級「ミスは誰だってある……今は生きる道を考えんだよ、悲観するな」ポンッ

    提督「あぁ……それにまだ手はある……」ムクリ

    戦艦レ級「どうした、ほら、肩」

    提督「悪いな……よいしょ…………」

    吹雪「手……ですか?」

    提督「そう、この島は呉の管轄下だ……それを利用するしか無い」

    戦艦レ級「呉?呉って言や、ミッドウェー攻略の主メンバーか?」

    提督「あぁ……恐らくこの島の超弩級戦艦もその攻略メンバーになってるはずだ……となると長門さんと話ができるはず」

    空母ヲ級「だが、呉の艦娘と話をした所でどうすると言うんだ?敵を呼び寄せる可能性だって出てくるぞ!?」

    提督「………………事情を説明すれば……理解してくれるはずだ……」

    空母ヲ級「しかし……相手は艦娘だ……それに呉といえば鎮守府を爆撃されて深海棲艦に対する恨みが深刻な筈……」

    空母ヲ級「いくらお前と呉の関係が深いものだからって敵である私を助けるなど……!」

    提督「だが今はそれしか生き残るすべがないだろ?逃げられる可能性は0%、このまま震えて助かる可能性も0%だ」

    提督「なら起死回生の成功率5%の技にすべてを賭けるしかないよ」

    吹雪「……司令官……」

    戦艦レ級「…………でもよ」

    提督「?」

    戦艦レ級「その超弩級戦艦っての?どこに居るんだ?」

    提督「……」

    提督「……さぁ……」クビカシゲ

    戦艦レ級「さぁ……って……お前なぁ……」

    吹雪「はぁ……誰か見つけない限り……状況は変わりませんよ……」ガクッ

    空母ヲ級「……」ガックシ

    873 :

    ポンコツしか居ないじゃないか・・・

    874 = 1 :

    空母ヲ級「……だが、ここは人の住む島……という事は……猛獣の危険はないんだな?」

    提督「あぁ、その心配はない……と思う」

    吹雪「……だ、大丈夫……ですよね……私、艤装つけてないからトラとか蛇にも殺されちゃいますけど……」

    提督「トラは出ないだろ……でも蛇に殺されるのは俺だって同じだ……正直ヘビは不安だな……」

    吹雪「……」ウルウル

    提督「……そ、そんな目で見ないでくれ、俺だって怖いんだ……」

    空母ヲ級「……」チラ

    空母ヲ級「……日が沈んできたな……もうすぐ夜か……」

    戦艦レ級「……提督、お前のペット、餌大丈夫か?」

    提督「……!!」ビクッ

    吹雪「!!」ビクッ

    戦艦レ級「やっぱりか……家の中に食べ物はあるよな?」

    提督「あ、あぁ……それは大丈夫だが……でも……」

    戦艦レ級「……明日までに家に帰れないとまずいな……明日までには何とかしようぜ」

    提督「あぁ……すまないな……」


    数時間前

    前浜町 二丁目鎮守府 リビング

    ヲ級「……ヲッ!!」ユビサシ

    レ級「……」ジーッ

    TV『現在拘束され、行方不明となっている二名は二丁目鎮守府に住む艦娘と提督と推測され……』カオジャシン

    ヲ級「―!!!」クチオサエ

    レ級「っ!!」ビクッ

    ヲ級「ヲッ……ヲヲ……!!」アワアワ

    レ級「……」ギュッ

    ヲ級「…………」ブルブル

    レ級「……っ……」ポンポン

    レ級「……」ナデナデ

    ガラッ!!!

    ヲ級「ヲッ!?」ビクッ

    レ級「……」ギロリ

    瑞鶴改「ヲ級!レ級!!いる!?」

    ヲ級「……!」メシツカイ!?

    レ級「……ホッ」

    瑞鶴「……良かった……あなた達は無事だったのね……提督さんのことは知ってる!?」

    ヲ級「……」コクッ

    レ級「……」コクッ

    瑞鶴「そう……とりあえずここは危険よ……深海棲艦が来るかもしれないから一旦W島に行くけど、いい!?」

    ヲ級「……」コクコク

    瑞鶴「いい子ね……バケツに入って!淡水だから大丈夫よ!……翔鶴姉!提督さんの家族を確保したわ!すぐ合流ポイントに向かう!」

    翔鶴改『えぇ、急いで!深海棲艦が前浜町のトンネルに入ったわ!!』

    875 :

    瑞鶴改ー!!久しぶりだ

    876 :

    頼りになるねえ

    877 :

    古鷹療養どころじゃなくなってきたな

    878 :

    だが相変わらず川ヲの認識は召使い、現実は非情である

    879 = 1 :



    吹雪「ヲ級……レ級……」ソワソワ

    空母ヲ級「劣等種の事か……ややこしいな……」

    吹雪「劣等種……その言い方……少し酷いです」

    空母ヲ級「……すまない……川底棲艦だったな……大切にしていたんだな、その子の事……」

    吹雪「えぇ……捕まえる……と言うかついて来たんですけど……家の前で倒れてて……」

    吹雪「その時は体が乾きかけてて、急いで水に入れて、治ったら返す~みたいな感じだったんですけど……いつの間にか家族になっちゃって」

    空母ヲ級「……よくある成り行きみたいな物か……」

    吹雪「えぇ、まぁ……しばらく一緒に飼ってたらレ級もついて来て、レ級もいつの間にか家族になってて……」

    吹雪「……今じゃ二人とも大事な家族の一員なんです……でも今日は餌やれないし……もしかしたら……」ソワソワ

    空母ヲ級「……大丈夫だ、きっと大丈夫……」ポンポン

    吹雪「ヲ級さん……っくしゅん!」

    空母ヲ級「ん……寒いか?」

    吹雪「い、いえ……さっきまで水に浸かってたから……それかな」プルプル

    空母ヲ級「そういえばそうだったな……ほら、近くに寄れ」

    吹雪「す、すみません」ピト

    空母ヲ級「……少し湿ってるかもしれないが……そこは許してくれ」

    吹雪「…………でも、少し暖かいです……」

    空母ヲ級「……そうか、ならいいんだが……」

    吹雪「……こういう時、火を付けられたら……温かいんですけど……」

    空母ヲ級「……火は嫌いだ」

    吹雪「そうですか?」

    空母ヲ級「あぁ、何故か火を見ると嫌なことを思い出す……何でだろうな……フブキには無いのか?そういうの……」

    吹雪「私ですか?……確かに……私も車のライトとか灯台の光とかを直接見ると……嫌な気分になります」

    空母ヲ級「……何でだろうな……」

    吹雪「……よく分かりません」


    880 :

    やだ、ヲ級ちゃんまじイケメン

    881 :

    体が乾きかけててお風呂のお湯をかけて……ガソリンを渡して……何時の間にか家族に……

    882 = 1 :

    提督「……」

    戦艦レ級「……まだ、痛むか?」

    提督「いや、大分マシになった、ありがとう」

    戦艦レ級「……すまねぇな……」

    提督「?」

    戦艦レ級「……こんな大事になるとは思わなかった……人間の建物も壊しちまったし……お前に怪我させちまった」

    戦艦レ級「裏切り者として処分されるよりも罪が重いと思う……ずっと前からちょっかいばっかかけてたしな……」

    提督「……今となっちゃ過ぎたことだよ、気にするな」

    戦艦レ級「それじゃアタシの示しがつかないよ!アタシが許されることなんて」

    提督「阿呆、許した訳じゃない」

    戦艦レ級「じゃあ何で気にするななんて言葉を……」

    提督「後でその罪を償ってもらうからだよ、ほとぼりが冷めてある程度自由になったら今度は俺達のために働いてくれ」

    提督「君らはもう深海棲艦じゃないからな、そのことが全員に正しく日本中に伝わって、君たちの存在が認められたら……」

    戦艦レ級「……人間のために……働くのか……」

    提督「あぁ、漁の手伝いや溺れた人の救助、水害の早期発見とか、戦う以外でも海で出来る仕事は沢山あるからな」

    戦艦レ級「……」

    提督「……死に急ぐことはない、この騒ぎが終わったら一度生まれ変わってみるといいよ、しっぽの装備を捨てて、やれることをやってみな」サスサスッ

    戦艦レ級「やぁっ!?」ビクッ

    提督「!?」

    戦艦レ級「ちょっと……やめろよ……何触ってんだよ!……もう……」ゾクゾク

    提督「ご、ごめん……ってそこ……敏感なところなのか?」

    戦艦レ級「あ、あんた…じゃねぇ…お前!仮にも劣等種飼ってんだろ…!?そうだよ……敏感なとこなんだよ!」

    提督「悪い悪い……」

    戦艦レ級「ったく……気をつけろよな……」プイ

    提督「……難しい生き物だな……深海棲艦って……」

    戦艦レ級「……こういう高度な感情があるのはリ級やアタシみたいな完全人型だけだ……そう難しくねぇよ……」

    提督「……そうなんだ」

    戦艦レ級「……それ以外は知らねぇ、チ級辺りから自分で考え出すみてぇだけどな……」

    提督「……ふぅん……」

    戦艦レ級「……ま……そういう事だ……尻尾はもう触るなよ」クルン

    提督「……あぁ、分かってるよ」

    戦艦レ級「……寝てる時に踏むなよ?踏んだらいくらお前でも殺すからな……」ギロリ

    提督「わぁかってるってそう念を押すな」

    戦艦レ級「……不安だ……」

    883 = 1 :

    提督「……にしても……明かりがないとやっぱりキツイな……」

    空母ヲ級「……どうした?」

    提督「あぁ、何も見えないんだよなぁ……どうしたものか……」

    吹雪「司令官、私達こっちですこっち」

    提督「……え?こっちか?」クルッ

    吹雪「あぁ、行き過ぎ、もう少しこっちです、見えますか?」ジィーッ

    提督「ん……あぁ……いたいた……」

    吹雪「……本当に見えてないんですね……」

    提督「まぁな……吹雪ちゃんは見えるのか?」

    吹雪「まぁ、障害にならない程度には……」

    提督「いいなぁ……ヲ級ちゃんたちも見えてるの?」

    空母ヲ級「……ちゃん?……まぁいい……私は問題ない、昼と大して変わらん視認距離だ」

    戦艦レ級「アタシも普通に見えるけど……提督は見えねぇのか?」

    提督「そうか……さすがは艦艇だな……」シミジミ

    吹雪「……」キョロッ

    吹雪「艦娘の巡回も減ってきましたね……」

    戦艦レ級「…………」ジィー

    戦艦レ級「…………」コォーン……コォーン……

    戦艦レ級「あぁ、この辺のビーチあたりの見張りはない、上空に黒空母共の零夜戦が飛んでるが、あたしたちを見つけるには至らねぇだろ」

    空母ヲ級「……今のうちに海水を貯めこむのが吉だな……提督、何かタンクのようなものはないか?」

    提督「た、タンクか?……いや、そんなのは無いぞ?」

    空母ヲ級「……そうか、なら海水に入るだけにしておこう……すまないが少し待っててくれ、フブキ、提督を頼む」

    吹雪「は、はい!ヲ級さん達もお気をつけて!」


    戦艦レ級「よし、行くぞ」

    空母ヲ級「あぁ」

    ザッザッザッザッザ




    ビーチ

    戦艦レ級「……対潜電探感なし」コォーン…コォーン…

    空母ヲ級「……対空電探に感なし……」ピピピピ

    戦艦レ級「目視圏内に艦娘巡回なし……心配ねぇ」

    空母ヲ級「……あぁ……ん?……あれは……」チラ

    戦艦レ級「?……ど、ドラム缶じゃねぇか!ありがてぇ!」

    空母ヲ級「大型のドラム缶か……中のアサリだのシジミだのハマグリだのの貝を捨てればかなりの水が入るぞ!」

    戦艦レ級「あぁ……さっさと水くもうぜ!」

    空母ヲ級「あぁ!」ザッザッザッ

    884 :

    そこで、なぜドラム缶に貝なんぞが入っていたのかを考える余裕の無さが凸凹コンビの辛さ

    885 = 1 :

    空母ヲ級「……」ザブゥン

    空母ヲ級「……っはぁ……染みわたる……」ジワァァァ…

    戦艦レ級「……ここの海は……綺麗でいいな……」ジワァァァ…

    空母ヲ級「あぁ……しばらくゆっくりしていたい……」ジワァ…

    戦艦レ級「……あうー…………」チラ


    ザッザッザッザ……


    戦艦レ級「……ん……なんだありゃ……人間か?」

    空母ヲ級「……提督か?」

    戦艦レ級「いや……違う……吹雪でもねぇ……何か馬鹿みたいにデケェもん抱えてやがる……」

    空母ヲ級「……?」ムクリ


    ……カシャッ   フッ


    空母ヲ級「……何も居ないじゃないか……」

    戦艦レ級「え?……あれ……ホントだ……幽霊かなんかか……?」

    空母ヲ級「……馬鹿なこと言ってないで上がるぞ、何時艦娘が来るか分からん」

    戦艦レ級「あぁ、そうだな……水汲んでさっさと帰るか……」ガボッ ゴボボボッ ザバァァッ

    空母ヲ級「私が持とうか?」

    戦艦レ級「いや、いい」

    ザッザッザッザッ






    ガサガサガサガサ!!!

    「っはぁ……!はぁ……!!くっ……また逃げられた……一体どこに消えるっていうの……!!あの紫色の泥棒女……!!」

    「……」キョロッ

    「……貝のドラム缶まで……!せっかく白雪さんが取った貝なのに……!!」

    886 :

    まーたほむほむか

    887 :

    この世界わりと深海棲艦に対抗できそうな連中多いよね
    そのうちオーガやらワンパンマンが出てきても驚かないよ

    888 = 1 :

    提督「……おー……あったのか!」

    空母ヲ級「あぁ!これで一晩はしのげる!」ザッブン

    戦艦レ級「おい、もっと詰めろって!」ザッブン

    空母ヲ級「馬鹿!これは一人用だ!あふれる!」バシャバシャ

    戦艦レ級「二人でも頑張ればいけるって!ホラ詰めろ!」

    空母ヲ級「ば……おま……どこ触って……胸やめろ!!おい!」

    戦艦レ級「動くな!暴れるな!!あば……うわっ!!」グリッ

    空母ヲ級「あ」グラッ

    ゴトン バシャァァーーーーーン!!


    提督「……」ビチャビチャ

    吹雪「……」ビチョビチョ

    空母ヲ級「…………」

    戦艦レ級「…………」

    空母ヲ級「…………」

    戦艦レ級「…………さて、ねるk」

    空母ヲ級「汲み直してこい」

    戦艦レ級「…いや、これは事故であ」

    空母ヲ級「汲み直せ」

    戦艦レ級「だって、重いs」

    空母ヲ級「早く」ゴゴゴゴゴゴ……

    戦艦レ級「話をk」

    空母ヲ級「早く」ドドドドドド……

    戦艦レ級「あ」

    空母ヲ級「早く」ギュピーーーン!!!

    戦艦レ級「……はい……」


    提督「今のはレ級ちゃんが悪い」

    吹雪「私もそう思います」

    空母ヲ級「……ったく……」

    889 :

    突然真祖とか世紀末四兄弟とか出てきそうだよな

    890 = 1 :

    レ級「……ったく……何でアタシばっかこんな目に……」

    レ級「……アイツが悪いだろいまのは……人間的に言えば譲りあいだ、譲り合い」

    レ級「……今度はアタシが一番乗りに入ってやる……」ブツブツ

    レ級「それにしても……何だったんだろうな……あの幽霊……」ドンッ

    レ級「あいたっ……ん?」チラ

    「…………」

    レ級「……」

    「…………」アセダク

    レ級「……」アセダク

    「「いやああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」」




    イヤァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!


    吹雪「!」ビクッ

    提督「レ級ちゃんの声だ!」ムクリッ ズキィッ

    提督「あだぁっ!!あだだだ……!!」

    空母ヲ級「提督、肩を貸す!フブキ!お前は先に行って様子を!!」

    吹雪「は、はい!!レ級さん……!!」ザッザッザッザッザッザ!!

    提督「……今の悲鳴……別の人の悲鳴も混じってた……もしかしたら超弩級戦艦と鉢合わせたかも……」

    空母ヲ級「だとしたらフブキだけじゃ不安だ…抱える……急ぐぞ!」

    提督「あぁ!」

    ザッザッザッザッザッザッザッザ


    891 = 884 :

    マーフィーの法則だなあ

    892 = 1 :

    「な、なななな!何で何でしんか……深海棲艦の……れれ!!レ級が!!!」ガクガクガク

    レ級「な、何でこ、こんな所によりにもよって艦娘のヤバいタイプがガガガが!!??」ガクブルガクブル

    「ひぃいいやあああ!!!な、何で人語喋ってるのよぉーー!!!!」

    レ級「何でこんな辺鄙なジャングルに居るんだよおお~~~!!!!」

    「っ!!ここは落ち着いて!大丈夫……艤装はなくとも戦艦大和……格闘戦なら!!」グワッ!!

    レ級「ひぃっ!!来るか……来るってのか!!やってやる!!アタシだってレ級なんだ!!」ブン!!

    ザッザッザッザッザッザッザ!!!!

    吹雪「レ級さん!!やめて!!!!」




    レ級「な!?」ピタッ

    「!」ベキッ

    レ級「ぐぇ!!?」ブワッ ドサァーーーッ!!!

    吹雪「レ級さん!!」

    レ級「いてぇっ……っててて……さすがは超弩級戦艦だな……チキショウ……」

    「……あなたは……!」

    吹雪「……艦娘……?」

    レ級「あぁ……艤装なしでこの力……間違いねぇ……こいつが超弩級戦艦だ……」グシッ

    吹雪「でもこんな人……見たことないですよ……?」

    「……戦艦大和……と言えば分かりますか?」

    吹雪「!!」

    「初めまして、吹雪さん、トラック島所属艦娘、大和と申します」

    吹雪「……は、初めまして……前浜町二丁目鎮守府所属、吹雪です!」ビシィッ

    「……」

    「……その深海棲艦は……知り合いですか?」キッ

    吹雪「……えぇ……ですが……」

    戦艦レ級「……アタシはもう深海棲艦じゃねぇ……ただのレ級だ……元012番艦……一番の落ちこぼれだ」

    「……元……?」

    戦艦レ級「……見限られたんだよ……行くあてがねぇ所をこいつとこいつの提督に救われたんだ、結果的にな」ケッ

    「…………」



    空母ヲ級「おい!無事か!!……な……!?」ザッザッザッザ

    提督「……この人は…………」

    吹雪「……戦艦大和さん……このトラック島の所属艦娘です……」

    提督「大和ぉ!?」

    空母ヲ級「……戦艦……大和……!」

    「……ヲ級……と言うことはこの二杯が二人を連れ去った深海棲艦ね……」

    吹雪「は、はい……ですが……」

    「理由は後で聞きます……レ級、ヲ級……来なさい……あなた方も」



    893 = 1 :

    ……と言う感じで今日はこの辺で失敬しまっしょい……どないしよ

    894 :


    鎮守府ルートだと瑞鶴改に遭遇してたのかな

    895 = 876 :

    おつおつ

    897 :

    乙でございます

    899 :

    あっさりーしっじみーおーつかーれさーん

    900 :



    とりあえず食事にはありつけるかな?


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