元スレ朝潮「制裁」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
1 :
~夕暮れの鎮守府~
比叡 「知ってる?」ヒソヒソ
霧島 「今日着任の子でしょ」ヒソヒソ
比叡 「そうそう、提督に怪我させたんだって~」ヒエー
霧島 「あっ・・・い、行きましょう、比叡姉さん」ソソクサ
廊下を歩く朝潮の顔色は優れない。
加賀 「朝潮、止まりなさい」
呼び止めた加賀の表情は険しい。
朝潮 「はい、加賀さん」
立ち止まった朝潮は何を言われるか予期したのか、その暗い顔に一層影が差した。
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2 = 1 :
加賀 「提督に怪我をさせたそうね」
朝潮 「・・・はい・・・そうです」
加賀 「提督が上に訴えればあなた危険分子として処罰されるのよ、わかってるの?」
朝潮 「提督が」
加賀 「言い訳なんて聞きたくないわ」
朝潮 「・・・」
加賀 「処罰がどういうものかわかってるんでしょうね?」
朝潮 「はい」
加賀 「あなたが処罰されるのは構わないけど」
加賀 「お世話になった孤児院はあなたからの補助金が打ち切られたらどうなるでしょうね?」
朝潮 「・・・」
加賀 「その日の食べ物にさえ困るでしょうけど可愛そうとか思わないのかしら・・・」
朝潮 「・・・」
加賀 「あなたちゃんと聞いてるの? 聞いてるなら睨んでないで返事をして」
朝潮 「・・・はい」
バン
加賀から放たれた平手打ちは、朝潮の右頬を真っ赤に染めた。
3 = 1 :
加賀 「返事が遅い・・・」
朝潮 「・・・」
加賀 「・・・」イラッ
バン
痛みは余り感じない。
加賀 「悪いと思うならすぐ謝りなさい」
朝潮 「すいません」
赤くなった頬に手を当てる。
加賀 「人の痛みはわからないのに、一人前に自分の痛みは感じるのね」
加賀 「次席卒業か何か知らないけど、ここは訓練学校じゃないの」
加賀 「調子に乗るなら実力を伴ってからにするのね」
朝潮 「はい」
加賀 「追って懲罰を言い渡すわ」
朝潮 「はい」
加賀は朝潮を睨みつけると、振り返り執務室に戻って行った。
朝潮の右頬の内出血は消え、痛みもひいていた。
―――――
―――
4 = 1 :
~執務室~
提督と秘書官の加賀は机に向かい軍支給のパソコンで報告書と格闘している。
加賀 「駆逐艦の子にブラインドタッチの講習でも開こうかしら」
提督 「報告書の誤字脱字はそのままでいい」
加賀 「?」
提督 「どうせ上はその誤字脱字だらけの報告書に対して俺たちが作る総評しか見ん」
加賀 「なるほど」
提督 「上も報告書を全部見ることなんてとてもできんからな、見るのは総評とかの要点だけだ」
提督 「まぁ・・・かと言ってさぼったり戦果を偽装することには上官は目敏いからな、注意しろよ」
加賀 「そんなに監視が好きなら全艦娘に小型カメラでも付ければいいんじゃないかしら」
提督 「本部に何人用意して何時間かければそれを確認できる? 非効率的だ」
加賀 「比較的安全な本部に人手と時間をかけさせるのは」
加賀 「現場の艦娘に負担をかけるのとは話が違うと思わない?」
提督 「面白い話だな」
提督 「あくまで予算がもっとあればの話だが・・・」
提督は机の引き出しから煙草を取り出し火をつける。
5 = 1 :
提督 「報告書が面倒そうな割りに読むのは好きなんだな」
加賀 「違う艦種の動きや所属艦娘の個性もわかるからためになるわ」
提督 「なるほど」
加賀がモニターから紫煙をくゆらせる提督に視線を移す。
加賀 「余裕がおありのようなのでいいでしょうか」
提督 「なんだ」
加賀 「書類整頓中に提督を押し倒してしまった朝潮ですが」
提督 「んー」スパー
加賀 「注意も行いましたし夕飯抜きの懲罰くらいでいいでしょうか」
提督は吸いかけの煙草を灰皿に押し付ける。
提督 「出撃禁止や自室謹慎、反省文さえない・・・子供のおしおきか?え?」
加賀 「軍組織とは言え、朝潮はまだまだ子供です!!」
加賀 「違いますか!?」
6 = 1 :
提督 「加賀にしては甘いな」
加賀 「仰る通りもっと重くしましょうか、後に残るような反省文も書かせて・・・」
加賀 「それでコトが外に漏れたら提督が困るんじゃないかしら」
加賀 「心配しているのよ、私は」
提督 「・・・何か勘違いをしていないか」
提督 「それぞれ作業をしていた時に不注意で朝潮がぶつかってきただけだ」
加賀 「不注意の事故か知りませんけど」
加賀 「新任の艦娘が一向に使われてないなんて異常は・・・」
加賀 「提督の言う目敏い上官は見逃さないでしょうね」
提督 「・・・ふん、わかった・・・出撃禁止も反省文もなしだ。夕飯抜きもいい」
加賀 「賢明な判断かと」
提督 「ただ、お前が考えるようなことはない」
加賀 「私が考えることって、提督が朝潮を襲ったと思ってることかしら」
7 = 1 :
提督 「何度も言わせるな、そんなことはない」
提督 「愛してるのはお前だけだ」
加賀 「あなたの愛してるという言葉は浅薄ね、龍驤の胸の方がまだ厚みがあるわ」
提督 「女は胸の大きさだけじゃない」
加賀 「あなたの選定基準に関係ないのは胸だけかしら」
加賀 「今度から年齢も付け加えたらどうかしら」
提督 「くだらん言葉遊びを止めろ」
加賀 「遊びじゃなくて本気で言ってるの、わかる?」
提督 「俺が誰に手を出そうと自由だろ?口を出すな!!」
加賀 「自由ね、主力の娘達ほぼ全員に手を出して」
提督 「それで加賀は今まで文句を言ったことがなかったろ」
加賀 「えぇ、そうね」
加賀 「主力の分別ある娘があなたにいくら股を開こうがどうでもいいわ」
加賀 「あなたの病気を看病してるくらいにしか思わない」
加賀 「けど、今回は違うわよね」
8 = 1 :
提督 「なんだ?」
提督 「体は小さい、世界も狭い少女をたぶらかすことに罪悪感はないかとか」
提督 「人並みなことでも言いたいのか?」
加賀 「・・・」
提督 「罪悪感、一切ないよ」
提督 「加賀はおれをロリコンと間違えてるだろ」
加賀 「違うのかしら?」
提督 「別に朝潮が好きという訳ではない」
提督 「だから、ロリコンがやるように無知につけこんで意のままにするつもりもない」
提督 「俺との経験で朝潮の狭い世界を広くしてやろうというのだ、何が悪い」
加賀 「軍事法廷でそれが通じると思ってるの? 朝潮のために襲いましたとでも?」
提督 「くだらん」
提督 「最前線の鎮守府を死に物狂いで守ってる俺を」
提督 「安全な内地にいるあいつらが裁く権利なんてない!!」
加賀 「どういう理屈よ・・・」
提督 「ふん、俺のお陰で広がった制海圏に地方本部を建てる時には長官にという話もある」
提督 「どうせ海軍の人間は手を出せんさ」
加賀 「海軍は見逃しても、憲兵が来るわよ」
提督 「主力の艦娘とは仲良くやってる積もりだ、丁重にお帰り願うだけだ」
提督 「加賀も守ってくれるだろう?」
加賀 「呆れた、追い返す積もりなの?」
9 = 1 :
提督 「あぁ、強引なのが売りでな」
加賀 「そうやって強引に制海圏を広げて戦果を稼いだのは事実でしょうけど」
加賀 「他の鎮守府より轟沈する娘が多い問題があるのに長官候補?寝言なら寝て言って欲しいわ」
提督 「激戦区だから轟沈は仕方ない、俺の落ち度じゃない」
加賀 「・・・そうかもね」
提督 「それに長官候補は今の地方本部で営業して得た情報だから確度は高い」
加賀 「営業?」
提督 「俗に言う社内営業だ」
加賀 「わからないから説明してくれるかしら」
提督 「大雑把に言うと、戦果を稼ぐのが通常の営業活動なら」
提督 「部下の艦娘と親交を深めることと地方本部で上官に媚びを売るのが社内営業だ」
加賀 「なるほどね」
加賀 「あなたでも媚びを売ることがあるのね」
提督 「意外か?」
提督 「それで昇進に繋がったり失敗をお目こぼししてもらうことを考えれば安い」
加賀 「媚びってどうやって売るの?」
提督 「高級なお店で接待したりだ」
加賀 「そんなお金どこから出るの?」
提督 「企業秘密だ」
加賀 「そう・・・」
提督 「そんなに不安な顔をするな」
提督 「俺が地方本部長官になったら鎮守府の全員本部付きに昇格させてやる」
10 = 1 :
加賀 「その前に二階級特進しないことを祈るわ」
加賀 「次に朝潮を襲って本気で抵抗されたら骨一本二本じゃ済まないわよ」
提督 「はっ、そんなことあると思ってるのか?」
提督 「提督や一般人に暴行したら反乱予備で重罪だ」
提督 「それに、これを見ろ」パラ
提督が執務机を滑らして一束の書類を加賀の前へよこす。
加賀 「これは?」
提督 「訓練学校での朝潮の資料だ」
加賀 「・・・」ペラペラ
加賀 「艤装との同調・武装の具現化、ともに甲。天性の素質があるわね」
加賀 「加えて戦闘訓練の成績も優秀、これ以上ない人材ね」
提督 「こういう優秀な人材が送り込まれるのは上からおれが認められてるってことな訳だが」
提督 「今はそういう能力じゃなくて人物評を見ろ」
加賀 「どの教官からもべた褒めの優等生ね」
加賀 「けどこれ戦闘じゃ意味ないわよ」
提督 「相変わらず戦闘マシーンだな、お前は」
加賀 「あら、私が興味あるのが戦闘だけだと思ってるの?」
加賀の射抜くような視線は提督を貫いた。
11 = 1 :
提督 「・・・思ってない」
加賀 「ふふ、話を人物評に戻して続けてくれるかしら」
提督 「あぁ」
提督 「どの教官からも高評価というのは成績だけでどうにもならん」
提督 「後、新任で今日来た時に朝潮はこちらを伺うような目で見ていただろ」
加賀 「そうだったかしら、よく見ているわね」
提督 「艦娘の状況把握も仕事の一つだからな」
提督 「事前に朝潮の書類を見てどんな娘かと思っていたよ」
提督 「それで確信できた」
加賀 「何を?」
提督 「空っぽなんだろ、中身が」
加賀 「若い子なんて少なからずみんなそうでしょ」
提督 「朝潮はその空洞にその時の相手の好むものを入れようとしてる」
加賀 「・・・」
提督 「どう思う?」
12 = 1 :
加賀 「優等生たろうとしてる感じは受けるわ」
加賀 「ただ、何で今日拒絶されたかの説明になってないわ」
提督 「誰でも初めては怖い、反射的なものだろ? たまたまだ」
加賀 「偶然とかは信じないの・・・一応手は打っておくわ」
提督 「?」
加賀 「それにしても、付き合ってる私の前でよくもそんな話ができるわね」
提督 「本当に愛しているのはお前だけだと言ったろ?」
加賀 「えぇ・・・提督殿」
提督が椅子から手招きをする。
それを待っていたかのように加賀の体が滑り出す。
何度繰り返したかもわからないくらいその動きに迷いも無駄もなく。
椅子に座る提督に対面する形で座った加賀の唇は提督のそれと絡み合う。
―――――
―――
13 = 1 :
ご読了有難うございます。
続きは追って書き込みます。
14 :
おつ
期待
15 :
昼ドラかな
16 :
ここの提督がサメの餌になりますように
17 :
権力を盾に女の子を襲おうとするとは
なんて提督だ!
18 :
この提督は公文書を舐めてるんじゃないか?
死ぬほど誤字脱字構文にうるさいんだからな
19 = 1 :
米有難うございます。
誤字がありました。
>>2 を次米に脳内変換お願いします。変更内容は朝潮の台詞「提督」→「司令官」です。
ストーリーに関係しない質問ありましたら全て答えます。
尚、ストーリーと関係すると私が思ったものはスルーします。申し訳ございません。
本日投下分はできていますので、推敲後投下再開します。
20 = 1 :
加賀 「提督に怪我をさせたそうね」
朝潮 「・・・はい・・・そうです」
加賀 「提督が上に訴えればあなた危険分子として処罰されるのよ、わかってるの?」
朝潮 「司令官が」
加賀 「言い訳なんて聞きたくないわ」
朝潮 「・・・」
加賀 「処罰がどういうものかわかってるんでしょうね?」
朝潮 「はい」
加賀 「あなたが処罰されるのは構わないけど」
加賀 「お世話になった孤児院はあなたからの補助金が打ち切られたらどうなるでしょうね?」
朝潮 「・・・」
加賀 「その日の食べ物にさえ困るでしょうけど可愛そうとか思わないのかしら・・・」
朝潮 「・・・」
加賀 「あなたちゃんと聞いてるの? 聞いてるなら睨んでないで返事をして」
朝潮 「・・・はい」
バン
加賀から放たれた平手打ちは、朝潮の右頬を真っ赤に染めた。
21 :
再開します
22 = 1 :
~朝潮と荒潮の部屋~
この鎮守府では駆逐艦の娘は、2-4人部屋だ。このように自分の部屋があればいい方で、
予算の割けない鎮守府は隣接する港町から家をいくつかお借りして使わせてもらうそうだ。
荒潮は支給の学習机で本日の遠征の報告書。
朝潮は二段ベッドの一段目で枕に顔を埋め伏せる形で横になっている。
荒潮 「あらあらそうなの」ウフフ
朝潮 「あらあらそうなのって・・・」モゾモゾ
枕から顔を離し、顔だけ横に向ける。
荒潮 「私なら喜んで応じてたわ、司令官の秘密を握れるなんて素敵じゃなぁい」
孤児院育ちという同じ境遇で着任も数ヶ月しか差がない荒潮とは、
朝に荷物を部屋に運び込む時には仲良くなっていた。
朝から事件まで、朝潮に鎮守府を案内してくれたのも彼女だ。
朝潮 「あなたねぇ」
荒潮 「それにね、私なんてまだ襲われてないのよ~」
朝潮 「良いじゃない・・・」
荒潮 「それだけ、朝潮ちゃんが魅力的ってことよね」ウフフ
23 = 1 :
気付くと荒潮が学習机から、朝潮のいるベッドに腰掛けてきていた。
そのまま荒潮は興奮したような怯えたような朝潮の背中をさする様に手を乗せた。
朝潮 「っ・・・!!!」ビクッ
今日襲われたことがフラッシュバックする。
朝潮 「な、何するのよ!!!」
訓練校では数々の素晴らしい司令官の話を聞き、
着任初日の仕事が、書類整理という瑣末なものでも司令官と一緒というだけで嬉しかった。
その司令官が背後から抱き付いてきた感触
理想から奈落にそのまま引きずり込まれるような感覚、嫌悪感で吐き気がした。
気付いた時には、司令官を突き飛ばしてしまっていた。
無意識に突き飛ばしてしまっていた荒潮が床から心配そうな目で見ている。
荒潮 「ごめんなさい、気が利かなくて」アタフタ
朝潮 「わっ私こそごっごめんなさい!!」シドロモドロ
24 = 1 :
ベッドから飛び降り、立ち上がる荒潮に手を貸す。
荒潮の服から埃を落とすため、朝潮が服を軽くはたく。
終ると朝潮はベッドに腰掛け、荒潮は自分の学習机に戻った。
荒潮 「朝潮ちゃんはこういうこと初めて」
朝潮 「こういうこと?・・・えぇ・・・荒潮もそうでしょ?」
正確に言うと初めてではない。
荒潮 「私は・・・初めてじゃないわ」
今も夢に見る。
荒潮 「艦娘になる前よ。昔のことだし気にしなくていいわ~」フフ
沿岸部の都市が灰燼となり日本の人口が二分の一となった開戦。
そこで大量に生まれた戦災孤児の一人である朝潮には姉がいた。
荒潮が当時の姉の姿に重なる。
朝潮 「あなたは絶対に守るわ」
荒潮 「へ?」
朝潮 「いや、なっ何でもないわ」
振り返った荒潮は何時もの飄々とした顔に淡い朱が注していた。
荒潮 「うふふ、まだ出撃もしてない朝潮に私が守れるかしらねぇ~?」フフフ
朝潮 「同い年だし訓練校でだって次席だったのよ、すぐ追いついて見せるわ!」フンス
荒潮 「期待しているわぁ」フフフ
お互いに微笑む。
朝潮は荒潮の飄々とした態度のお陰で少し落ち着きを取り戻しつつあった。
25 = 1 :
電話 「トゥルルル」
朝潮 荒潮 「!」
朝潮が取る。懲罰についてのものだと思っている。
朝潮 「はい、朝潮です」
加賀 「加賀です。懲罰の内容が決まりました」
朝潮 「はい」
加賀 「初日ということと、私の注意を持って今回の事件はなかったこととします、以上」
朝潮 「え?」
加賀 「返事は?」
朝潮 「りょ、了解しました」
加賀 「後・・・提督とのやりとりは誤解を生むので他言しないように」
朝潮 (もう一部で広まってるわよ・・・)
加賀 「最後に・・・艦娘が人に暴力を振るうのは夕方に言ったけど重罪よ」
加賀 「今後は絶対に同じことがないようにね」
朝潮 「はい」
加賀 「あなたの働きには期待しているわ、今回の温情処分をばねに一層奮迅なさい」
朝潮 「了解しました」
朝潮 (なんで、非が司令官にあるのに温情処分を有難がらなきゃならないのよ・・・)
その後2,3語挨拶を交わし電話を置く。
振り返ると荒潮が微笑んでいる。
2人用の狭い部屋では電話の内容も筒抜けだ。
26 = 1 :
荒潮 「お咎めなしでよかったわね~」ニコニコ
朝潮 「当然よ」ブス
荒潮 「抵抗はいいけど・・・暴力を振るうのはやっぱりいけないと思うわ~」
朝潮 「・・・」
荒潮 「艦娘はか弱い女性じゃないのよ~」
朝潮 「確かに司令官より力も強いけど・・・」
荒潮 「そう!だから今度からは逃げるといいと思うわ~」
朝潮 (何か・・・ちゃかされているような)クビカシゲー?
朝潮 「・・・それにしても、加賀さんってどういう人なの? 本当に信じられない!」
荒潮 「この鎮守府最強の艦娘よ~」
朝潮 「え!この鎮守府大和さんいるのに加賀さんが最強なの?!」
朝潮 「って、そういうことじゃなくて・・・」
荒潮 「司令官のいい人よ~」
朝潮 「え?」
荒潮 「艦娘と司令官なら司令官の側に立つ人よ、あの人は」
荒潮 「聞きたいことはそういうことでしょ?」
朝潮 「そっそうだけど・・・」
朝潮 (あの態度にそういう理由が・・・)
荒潮 「強い女が好きなんですって~、司令官」
朝潮 「・・・へ?」
荒潮 「色々関係を持っているそうだけど、今は鎮守府最強の加賀さんが彼女で~」
荒潮 「加賀が来るまでは、その時最強だった大和さんが彼女だったわ~」
朝潮 「それ鎮守府で好き放題するために利用してるだけじゃ?・・・」
荒潮 「そうだと思うわ~」
朝潮 「そうだと思うって・・・」
荒潮 「ギブアンドテイクらしいわ~」
朝潮 「?」
荒潮 「あ、夕飯の時間。早く行かないと~」
27 = 1 :
荒潮の言動はふわふわしている。
朝潮は自分と180度違う荒潮に引っ張られることに嫌な感じどころか心地よさを感じていた。
荒潮について部屋を出ると、廊下は食堂に向かう艦娘でごったがえしていた。
大潮 「あ! 荒潮さんとうとう同室の子が来たんですね!良かったですね!」
荒潮 「そうなのよ~ウフフ」
朝潮 「は、はじめまして」
霞 「霞よ、よろしく」
大潮 「大潮です、よろしくですー」
龍田 「あら~、新しい子かしら~」
荒潮 「そうなんです~、同室なんで同じ龍田先輩の艦隊で遠征になると思うので宜しくお願いします~」
龍田 「そうなのぉ、よろしくね~」
朝潮 「よ、宜しくお願いします!」(に、似てる・・・)
そこからは話をしていたら食堂にすぐあっと言う間に着いた。
朝潮 「食堂に軽巡と駆逐艦だけしかいませんね」
荒潮 「艦種でご飯とか入浴は時間がずらしてあるのよ~」
大潮 「大きい鎮守府だからしかたないですよ」
龍田 「朝潮ちゃん、折角だから一緒にみんなに挨拶してまわろっか?」
朝潮 「一緒にしていただけるんですか?」
龍田 「同じ艦隊になるでしょうし、気にしなくてもいいわよ~」
龍田 「大きな鎮守府だから出入りも激しいしこういうときじゃないと自己紹介できないわよ~」
朝潮 「はい!有難うございます!」
―――――
―――
28 = 1 :
龍田 「こんな感じね~」
朝潮 「やっぱり多いですね」
龍田 「えぇ、一般的な鎮守府よりかなり大きいわ・・・」
龍田 「ドッグとかの増築も優先してもらってるし、保有艦娘の数も他より多いわ」
龍田 「総力戦だから全鎮守府に増築とか増員の話はあるけど~」
龍田 「ここまでうちのように優先して優遇されてる鎮守府は少ないわよ~」
龍田 「噂だと・・・提督が上に賄賂を流してるとか~体を売ってるとか~」
天龍 「こら龍田!何変なこと吹き込んでんだよ!」フフコワ
荒潮 「朝潮ちゃん本気にしないでね~」フフ
朝潮 「ははは・・・」
朝潮 (荒潮もみんなもいい人ばかりだ)
その夜、朝潮は遠征艦隊で活躍する夢を見た。
みんなも司令官も笑っていた。
司令官の事件は自分が過剰反応しただけかもしれない。
そう信じたいだけだとはわかっていた。
―――――
―――
29 = 1 :
―――――
―――
翌朝、ドッグで艤装と初顔合わせ。何の苦労もなく同調し装着する。
今日は艦隊の配置と任務が告げられるということで、
艤装を背負ったまま、昨日の楽しい気分のまま、執務室に向かう。
朝潮 「失礼します、おはようございます」バタン
提督 「おはよう、待ってたぞ」
加賀 「おはようございます、朝潮」
提督 「さて、加賀説明を」
加賀 「朝潮の所属は第一艦隊に決まりました」
加賀 「ついては本日鎮守府周辺海域へ初出撃をしてもらいます」
朝潮 「?!」(えっ・・・)
加賀 「何か?」
朝潮 「しっ質問よろしいでしょうか?」
提督 「許可する」
朝潮 「一般的に駆逐艦は主に遠征任務で練度を上げてから実戦部隊に入ると習いました」
提督 「一般論だな」
提督 「まず、実戦部隊が敵艦隊に取り付くのに駆逐艦が重要な役割をするのは知っているな」
朝潮 「はい」
提督 「先日その駆逐艦が二隻轟沈した」
朝潮 (?!)
提督 「その補充を誰にするか選考した結果、朝潮と荒潮が選ばれた」
30 = 1 :
朝潮 「先日来たばかりで・・・実戦も初めてでご期待に添えるかわかりません」
提督 「謙遜はいい」
提督 「遠征組も練度が高いと言っても実戦経験がないのは変わらない」
提督 「なら、訓練学校で戦闘成績の良い朝潮のようなものを使おうと考えるのは間違っていると思うか?」
朝潮 「いえ・・・」
提督 「加賀、任務の説明に戻れ」
加賀 「朝潮は初出撃ということで・・・わかっているわね?」
朝潮 「はい」
初出撃は通過儀礼として、中破以上の損傷を受けた状態で写真等の記録が必要になる。
艦娘に支給される制服は、言うまでもなくかなり頑丈になっている。
それだけなく、燃え落ち易いその繊維は、見た目で損傷率がわかるようになっていた。
ただ、損傷に各人むらがある。同調した際の船形防御壁の強度が艤装と人により異なるからだ。
それを視認できるようにするのが、この通過儀礼の意味である。
31 = 1 :
加賀 「出撃は私も行きたいけど他に仕事があるので提督と二人で行ってもらうわ」
朝潮 「えっ!?」
加賀 「引率が欲しいなら訓練学校に戻るのね、どうするの?」
朝潮 「す、すいません、出撃させてください」
朝潮 (どういう積もり・・・)
提督 「という訳で行こうか」
加賀 「朝潮は昨日みたいな粗相のないようにしなさいね」
朝潮 「はい・・・」(司令官に言いなさいよ)
―――――
―――
32 = 1 :
指揮作戦艇は提督と艦娘が乗り込む足だ。敵艦隊群と接触した際には降りて戦う。
艦隊の旗艦は自分だけでなく指揮作戦艇もかばいながら戦わねばならない。
指揮作戦艇は素晴らしい速度で走り危険海域まで朝潮と提督を運んでいた。
艇内は、艦娘が艤装を付けたまま6人と提督が入るスペースに、深海棲艦のコアを収容する格納庫も備わっている。
決して狭くはない艇内であったが、司令官と二人で密室にいるのが耐えられない朝潮は甲板で風に吹かれている。
提督 「朝潮、艤装との同調の具合はどうだ?」
提督が操舵席から声をかける。
朝潮 「好調です、いい艤装ですね」
33 = 1 :
提督 「旗艦のヲ級コアから精製した艤装だからな」
朝潮 「やはり強い深海棲艦からは強いコアが?」
提督 「そういうことは学校で習わないのか?」
朝潮 「はい、適性を見て・・・後は最低限の戦闘訓練のみです」
提督 「まぁ、数ヶ月の訓練ではそんなものか」
提督 「先ほどの質問だが、強い敵のコアほど精製時に強力な艤装を生みやすい」
朝潮 「勉強になります」
提督 「そうだな、折角だから学校で習わない俺の鎮守府の実戦理論についていくつか教えておくか」
朝潮 「はい」
提督 「実戦で何より大事なのは落ち着いて状況を把握することだ」
提督 「必要な状況は三つ」
提督 「一個目、自分の体調。これは艤装との同調や武装の具現化に関わるから説明するまでもないな」
提督 「二個目、風速・波の高さ・潮流という気象条件。この鎮守府の海域は特にこの気象が激しい」
提督 「自分の砲雷撃はずれるし、敵の着弾も予想以上に曲がってきて避けるのが難しいことがある」
提督 「これは出撃前に簡単に情報を伝える、自分が向いてる方向を常に意識してどうずれるか一瞬でわかるようになれ」
提督 「最後に戦況だ、ざっくり言うと仲間と敵の位置情報とこれからどう動いて攻撃し、してくるかだ」
提督 「これは経験がものを言う、鎮守府に戻ったら報告書の山を部屋に送るから読め」
朝潮 「な、なるほど・・・」
提督 「どうした? 驚いた顔をして」
朝潮 「いっいえ、何でもありません」
34 :
とりあえず提督のビジュアルイメージは伊藤誠でいいかな
35 = 1 :
提督 「まぁいい。加えて、駆逐艦である朝潮に求められることが三つある」
提督 「動け、旗艦を庇え、大破するな、だ」
提督 「自分の向く方角の把握は、目印がない海上という場所に加えて運動量の多い駆逐艦に一番難しい」
提督 「把握するために足を止めたり動きが緩慢になる奴もいる」
提督 「ただ、それだと駆逐艦の一番の強みであるアシを殺す」
提督 「アシを使ってとにかく動け、敵をかく乱し、指揮作戦艇といて動きの鈍い旗艦を庇い、攻撃を避けろ」
提督 「これが俺の駆逐艦運用理論だ」
提督 「最初はこまめに指示を出してやる」
提督 「俺の元にいれば、いずれは自分で考えられるようになり、最後には勝手に体が動くようになる」
朝潮 「勉強になります!」キラキラ
提督 「見直したか?」ニヤ
朝潮 「・・・」イラ
理想の司令官像を見た朝潮の目は歳相応な輝きを見せていた。いや、見せてしまっていた。
朝潮 (なんでこんな奴に・・・)
提督 「ふん、レーダーに敵艦隊群、戦闘準備」
朝潮 「駆逐艦朝潮、出撃します!」
提督 「間違っても指揮作戦艇から離れてくれるなよ」
朝潮が艤装を背負い指揮作戦艇から海面へ降り、走り出す。
36 = 1 :
提督 (波が高いのに初めての艤装でここまで滑らかに動けるとは驚かされる)
普通、初戦ともなれば気がはやり艤装に振り回され波でこけ、水浸しの制服で指揮作戦艇に帰るのが常だ。
朝潮 「司令官!風と潮はでうでしょう?!」
朝潮は波の高い海面を足で捕まえ動きつつ、
先の会話からもらえるとわかった情報を提督から聞き出す余裕さえあった。
提督 「あ、あぁ。風は西より微風、潮は陸よりだ」
朝潮 「了解しました」
提督 「通過儀礼とは言え、朝潮の能力を確かめる意味合いもある」
朝潮 「全力でということですね」
提督 「そういうことだ、指示も出さないから自由にやってみろ」
朝潮 「ご期待に沿えるよう頑張ります」
瞬時に朝潮の周りの空気が変わり、海面から12.7センチ連装砲が隆起する。
完全に海面からそれが出るが早いか砲撃を開始した。
放たれた砲弾はイ級の口に吸い込まれるように着弾、炸裂した。
朝潮 「いかがでしょう?」
提督 「素晴らしい、どんどん行こうか」
提督 (美しい・・・)
37 = 1 :
イ級などを狩り続け、計測器で損傷率を確かめながら衣装の損傷を写真で収め、
深海棲艦のコアが露出すればそれを指揮作戦艇に回収する作業を繰り返す。
朝潮 「・・・」
提督 「変に隠すな、どうせ全部撮るぞ」
朝潮 「 / / / 」
朝潮 (司令官は昨日のことがありながら写真撮影にいやらしさがない・・・)
朝潮 (昨日の事は気のせいだったのだろうか)
朝潮 (それより、自分だけ恥ずかしがっていて恥ずかしい)
朝潮 「し、質問よろしいでしょうか?」
提督 「どうした?これ以上損傷するのが怖くなったか?」
朝潮 「いえ、そうではなくて駆逐艦が二隻轟沈と仰ってましたけど、何で轟沈したんでしょうか?」
提督 「怖いのか?」
朝潮 「いえ、轟沈事態は珍しいことではないですし」
一つの鎮守府で年2、3人轟沈するのが常であった。
それはいくら注意喚起しても交通事故で年数万人が確実に死ぬことと変わりなく、どうしようもないことであった。
朝潮 「希望鎮守府を決めるのに戦果を見て決めたので危険は百も承知です」
提督 「なるほど。轟沈の原因は二人とも事故だよ」
朝潮 「事故・・・ですか?」
提督 「ここの海域は、制海圏奪還のための最前線で言うなれば激戦区だ」
提督 「通常の海域より深海棲艦が強力でな」
提督 「一般的に危険域といわれる大破になっていない、小中破の艦を沈めるような攻撃をする深海棲艦が出る」
朝潮 「本当ですか?!」
提督 「あぁ、本当だ。ここではその深海棲艦に轟沈させられることを事故と呼んでる」
朝潮 「・・・」
提督 「どうした? 今日は確認のため大破までさせるつもりだが大丈夫か?」
朝潮 「問題ありません」 (そんな話聞けば怖いに決まってる)
提督 「冗談だ、そう睨むな」
提督 「そんな強力な深海棲艦が出るのはもっと前線の激戦区だから安心していい」
提督 「おっと・・・さぁ、次が来たぞ」
レーダーにはまたイ級の艦隊群が映る。狩りが再開される。
―――――
―――
38 = 1 :
朝一で出撃した朝潮が大破する頃には、時刻が既に夕方に差し掛かっていた。
あれから朝潮はイ級などの弱い艦隊群のみと戦い続けたものの中破さえせず、
大きくダメージを受けることができたのは昼をまわって燃料弾薬が減り艤装が満足に動かなくなってからであった。
提督 「艤装との同調能力、武装の具現化力、防御壁、射撃能力、運動能力、どれも素晴らしい」
提督は満足げだ。
朝潮は大破で艤装との同調が落ちぐったりしている。
艦娘は艤装と同調すると、身体能力上昇だけでなく治癒力や痛みを緩和させる能力が強化される。
それが切れかけている今、朝潮は体の節々に疲れや痛みを感じていた。
39 = 1 :
朝潮 (轟沈の時、どういう気分になるのだろう・・・)
落ちかける意識の中でぼんやりと考える。
そんな虚ろな朝潮の肩を提督が叩いた。瞬時に身構える。
提督 「朝潮、昨日の続きをしないか?」
朝潮 「はぁ?!」
自分でも驚くほど出た大声は大海にむなしく響き渡った。朝潮を助けるものはいない。
荒潮の言葉を思い出し、狭い甲板上を逃げようと手を振り払い飛び出すも足がもつれる。
体が上手く動かない。艦娘になって初めてだ。それでも甲板の上を逃げようとする。
ただ、少女ほどの力しかなくなった朝潮が提督に捕まるのにそう時間はかからなかった。
朝潮 「軍人として子供を襲うって恥ずかしくないの?!」
提督 「何で恥ずかしいんだ?」
朝潮 「えっ!?な!?」
提督の手が大破でぼろぼろになった制服に触れ剥ぎ取られ上半身が下着だけになる。
提督 「朝潮、お前はやっぱり美しいよ」ニヤ
朝潮 「きゃっ何するのよ!」
提督は満面の笑みで朝潮は抱え上げ、甲板上の固定机に上半身をうつ伏せに押さえつける。
40 = 1 :
提督は更にそんな朝潮を覆いかぶさる形で押さえ、朝潮の耳の近くで語りかける。
提督 「朝潮、学校では習わなかったろうが、艦娘は大破したとき一般女性並みの力に戻る」
朝潮 「離しなさいよ」ジタバタ
朝潮の手足はむなしく宙をかく。
提督は動けない朝潮を見て満面の笑みを浮かべている。
提督 「暴れても意味ないぞ」
朝潮 「やめてー!!!」バタバタバタバタ
提督 「朝潮に気持ちいいことを教えたくてな、大破する時まで待ってたんだ」
提督が朝潮の太ももの間に手を入れてゆっくりさする。同時に提督の舌が朝潮の耳をはう。
提督 「いい形の耳だな」
朝潮 「きゃっ・・・」ハァハァ
提督 「興奮してきたか?」
朝潮 「誰が!!」
提督 「別に体が正直とか言う気はない、触れられて興奮するのは生理現象だからな」
提督 「正直になればいい・・・下ろすぞ」
そこからの朝潮の記憶は曖昧だ。
絶望が頭に充満し、正常な思考の働く余地はない。
赤子のようにただひたすら泣いていた気がする。
朝潮の姉は朝潮と開戦の混乱を逃げる途中に男達にまわされた。
そのときの幼い朝潮も、近くでその様子を見せられ泣いていた気がする。
その産声で生まれたのは恐怖か憎しみか。
41 = 1 :
暫くして意識を取り戻すとタオルにくるまれていた。
提督 「気付いたか?」
朝潮 「・・・??」
まだ夢の中にいるようなぼんやりする頭、痛みは完全に引いていた。
股間の気持ち悪い感触だけが現実を感じさせた。
朝潮 「っつ・・・」ギロ
提督 「お、気付いたか!」
朝潮 「殺してやる!!!」
朝潮が穴だらけの艤装に駆け寄り砲撃しようとするも不発に終った。
提督は朝潮にもう気がないように余所見で煙草をふかしながら鼻で笑った。
提督 「大破すれば当分力は戻らないぞ」ニヤ
朝潮 「ひっ・・・」
提督の笑みに朝潮は獣のように提督に犯されたことがフラッシュバックする。
提督 「おびえるな、陸も近いしもうしない」
朝潮 「訴えてやる!社会的に破滅させてやる!」
提督 「難しい言葉を知っているな」ニコニコ
ただ、テレビや本を読んで浮かんだ意味もわからない脅し文句は提督に何の動揺も与えなかった。
提督 「しかし、服はもともと大破で破れていた、乱暴した跡は艦娘の治癒能力で残らない」
提督 「証拠がないから訴えても誰もお前を信じないぞ」
朝潮 「・・・」
提督 「それにおれはやった女は優遇する」
提督 「第一艦隊で優先して採用して使ってやる、評価も良くしてやる、他にも何かあれば頼っていいぞ」
提督 「最後に・・・お前が俺を殺そうとしても加賀か大和が俺を守るから無理だぞ」
提督 「それで朝潮が捕まれば、お前の姉がいる孤児院は補助金が切れて運営できなくなるなぁ」
提督 「困った孤児院は孤児を金持ちに売るんだってな」ニコ
朝潮 「くっ・・・」
提督 「これからも仲良くやろう!な!朝潮!」ニコニコ
朝潮 (何時か殺す・・・)ギロ
最悪の第一艦隊生活が幕をあけた。
―――――
―――
42 = 1 :
本日投下分終了です。
ご読了有難うございました。
43 :
おつ
44 = 34 :
乙
どのくらいの長さ予定?
45 = 1 :
>>34 様
米有難うございます。
伊藤誠さんを知らなかったので調べました。
残念ながら伊藤さんのような清潔感のある優男な主人公顔とは違います。
本作の提督は、自信に満ちているダンディな肉食形であぶらののった濃いおっさんです。
46 = 1 :
>>44 様
米有難うございます。
話の大筋ができていて文章化している状況でざっくりとした見通しになります。
今のところまでで全体の1/3くらいになります。
ただ、遅筆でして時間的にはかかりそうです。目標は2週間となっています。
47 :
乙
朝潮の大破写真集ほしいです(ゲス顔)
48 = 1 :
>>47
いいっすねー
こうやって朝潮好きが増えて時報ボイスに繋がればなぁと思います(
49 :
何という下衆提督
素晴らしいと思います
50 :
朝潮のエロSSは貴重だからめっちゃ期待
夜戦描写はよはよ
みんなの評価 : ○
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