のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,969人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ咲「クク…是非に及ばず…」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    101 :

    照が右手に何か宿してそう

    102 :

    中二病咲さんかわいい!

    103 = 1 :



    まこ「合宿風景?そがぁなもん誰も見たくないじゃろ」


    104 = 1 :


     県予選初日――

    「合宿から6日…やれるだけのことはやった!」

    「さァ…行こうか!」

    「「「おー!」」」

    105 = 1 :


     会場

    京太郎「うーわー…人多いなー」

    「年々増えるわねー」

    優希「咲ちゃんがいないじょー」

    「え?」

    「はぐれたかー。あいかわらず抜けてるわねー」

    まこ「あいつはケータイもっちょらんけぇのう」

    106 = 1 :


     会場内・某所

    「……」

    美穂子「……」

    睦月「……」

     ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … 

    107 = 1 :

    (……此奴等――尋常の者では無い!!)

    美穂子「…こんにちは」ニコッ

    睦月「どうも」ペコッ

    「あァ」

    (こっちのセーラーの方…封じられしその右目――幽かに魔性が洩れている…っ!)

    美穂子「私はすこしお手洗いにと思ったんですが…お二人は?」

    睦月「うむ。私もだ」

    (こちらのブレザーは一見して凡人…しかし我には理解!此奴は牌を握ることで真価を発揮する者!!)

    108 = 1 :

    美穂子「あなたは?」ニコッ

    「……」ジロリ

    美穂子「あら、こわいわ」

    「隠してないで、見せたら如何だ?」

    美穂子「…なにをかしら?」

    「狸めが。その…」ピッ

    「右瞳、宿しているんだろう?」

    美穂子「……」

    109 = 1 :

    美穂子「…そう。どうしてか…あなたには隠せないようね…?」スゥー…

    「ッ!?」ザワッ

    (この威圧感…此奴――人の理の外側に身を置く者か――!?)

    美穂子「……」…ゥー…カッ!!

    「そ…それは…!!」

    睦月「…魔眼」ポツリ

    110 = 1 :

    美穂子「――そう。忌避すべき魔性の瞳…魔眼。あなたたちは…私の視線に多少は耐えられるようね?普通ならば即死してもおかしくはないのだけれども」

    睦月「うむ…凄まじい圧だ…さすがに牌がなければ厳しいか……」

    「……」

    美穂子「あらあら?泣いちゃったかしら?」クスクス

    「……フ」

    美穂子「?」

    「フフハッ!!愉悦ッ!此を愉悦と言わずして如何するッ!?」

    美穂子「!?」

    「是非に及ばず……魔眼の女神よ、我が面前に伏すがよい。魔王が許す、道化てみせろ――!」

    美穂子「くっ…なんて傲岸な!」

    111 = 1 :

    華菜「キャプテーン…なにやってるんですかぁ~」

    美穂子「あっ///華菜いたの!?見てた…?」

    華菜「ばっちり」

    美穂子「わっ、わすれて!ごめんなさいね二人とも…私はちょっと後輩が呼びにきたので抜けるわね…」カァー

    睦月「う、うむ」

    美穂子「それじゃ…」ソソクサ

    華菜「キャプテン…その歳になってそのヘンな趣味はやめた方がいいですよ…」

    美穂子「いいじゃない、楽しいんだから…」

    112 = 1 :

    智美「お、むっきーこんなところにいたのかー」ワハハ

    睦月「部長!」

    睦月(よかった、後すこし遅かったら私も見られてた…危ない危ない。あんなの見られてたら学校いけないよ)

    智美「はやくいくぞー」

    睦月「すみません。その前にトイレに」

    113 = 1 :

    「……」ポツーン

    (あの人たち、名前聞いとけばよかったなぁ。どこの学校の人だろ?)

    「じゃないや。我もはやく戻らない…と…」

    「……」●REC ジー

    「……あの、いつから?」

    「わりと最初の方からですが」●REC

    「止めろ!撮んな!カメラ止めろ!おい!」バタバタ

    「はやく戻りますよ」

    114 = 1 :

    「和まだかしら…」

    まこ「和がおれば大丈夫じゃろ」

     ワァァァァァァ!

    モブ「風越女子だ!」

    モブ「去年は県二位!部員80名を擁する強豪…!」

    美穂子「……」スタスタ

    美穂子(この野次馬を極太ビームで薙ぎ払えたら…『オプティックブラスト』!!…なんてね)

    115 = 1 :

    美穂子「あら」

    (でたな…)

    モブ「龍門渕がきたぞ…!」

    モブ「前年度県予選優勝校――!」

    モブ「昨年の四天王は二年になっても健在だ――ッ!!」

    美穂子(四天王…最弱はだれかしら)

    「あーぁ…ボク目立つの苦手だなー」

    透華「なにをいってますの!?目立ってなんぼですわ!さァ、奇行なさい!」

    「やだよ…」

    116 = 1 :

    藤田「天江衣がいないな」

    西田記者「藤田プロ!」

    藤田「こんにちは」

    西田記者「今日は解説ですか」

    藤田「ですです」

    117 = 1 :

    西田記者「団体は風越・龍門渕の一騎打ちですかね」

    藤田「どーだろうな」

    西田記者「やはり見所は天江衣ですか」

    藤田「まぁ、そうなるだろうが…」

    西田記者「珍しく歯切れが悪いですね?」

    藤田「いやなに。魔物はひとりではないからな」

    西田記者「?」

    藤田「さてさて…」

    西田記者「あっ!原村和!」ビシッ

    118 = 1 :

    「戻りました」

    「遅かったわね…咲は?」

    「え?」クルッ

    「……」キョロキョロ

    「……どうやらまたはぐれたみたいで」

    「なにやってんのよ…」

    「さっきまで手を握ってたのに…あの人はワープでも使えるんですか」

    119 = 1 :

    「まったく…ハラショーの奴め、私からはぐれるとは愚か者め」

    「この建物も造りが複雑怪奇すぎて苛々する。貫してやろうか…」


    「衣おせーなァ」

    透華「また目覚ましを壊してるに違いありませんわ」

    「オレ、昨日あいつんトコいって目覚まし尽くしにしてやったんだぞ。文字通り」

    「うわぁ」

    120 = 1 :

    (うわ…なんか不良っぽい人たちだ…)

    (アテとこ)ズアッ


    「っ!!」ゾク

    「!!」ゾワワ

    透華「ッ!?」ゾゾゾ

    透華「っ」バッ


    「……」トテトテ

    121 = 1 :

    「……」

    「……」

    智紀「…清澄高校の制服」ボソッ

    「! じゃああれが原村和か!?」

    透華「いえ…原村和はもっとこう、胸のあたりに無駄な脂肪がついたカンジですわ」

    「衣に似た空気を感じたよ…」


    「…クッ!まだッ…まだだ…!収まれ…我が内に秘めたる暴虐よ…っ!!」ヨロッ


    「…あー」

    「考えたくはねーが…」

    透華「まさか…衣みたいなのがそうそう他にいてはたまりませんわ…」

    122 :

    中二病でも麻雀がしたい
    試合会場がいろんな意味で寒くなりそう
    特に決勝戦とか

    123 = 1 :

    「あ、いた」

    「戻ってきましたね」

    「あなたねぇ…連れ戻しにいった和からさらにはぐれるってどんだけよ…」

    「はぐれたのはハラミの方だ」

    「原村です。どう酌量してもみんなからはぐれてるのは宮永さんですけど」

    「ぐぬぬ…」

    124 = 1 :

    「…フッ。しかし凄いな」

    「?」

    「面白そうな奴輩がそこそこおったわ。見所も十二分!我も胸が躍る…!」

    「…躍るほど胸はないのでは」

    「は?」

    「いえ」

    125 = 1 :

    「まぁまぁ。これが全国制覇への初めの一歩よ。気合いれていきましょう!」

    まこ優希京「おー!」

    「おー」

    「クク…戯れてくれるわ」

    (死に物狂いで乗り越えた合宿の…)

    (あれ?そーいえば私普通に打つかパソコンと格闘してただけなような…)

    (…合宿?知らんな。我が勝つ。それが必定)


    「変わったわね、あの子」

    まこ「本音でいうてみい」

    「変人っぷりは変わらないわね、あの子」

    まこ「うむ」

    126 = 1 :


    「その時その時のメンバーが対局室で正々堂々打ち、」

    「他のメンバーはこの観戦室のモニターで観る」

    京太郎「応援の声が届かないのはつらいっすね」

    「んじゃオーダー発表~」

    「先鋒優希、次鋒まこ、中堅私、副将和、大将咲ね」

    「フン、妥当か。まァ、本来であれば先鋒我次鋒我中堅我副将我大将我が理想なのだがな」

    「なにをたわけたこと言ってるんですか」

    127 = 1 :

    「一回戦で残りが16校に、午後からの二回戦で4校までふるいにかけられるわ」

    優希「うちみっけー」

    「有象無象めが…」

    「たしかに、中学の時よりはるかに多いですね」

    まこ「激戦区の大阪に比べりゃ大したもんでもないがのう」

    128 = 1 :

    門松「一回戦ぬるいなー」

    田中「らくしょーじゃん」

    田中「清澄ってあれでしょ。原村和」

    門松「あー。胸がでかいだけのやつっしょ」

    田中「他は冴えないやつばっかだし、マジちょろいわー」


    「……」ズアッ


    門松「ぬるるるるるるるるる」ガクガク

    田中「ちょろろろろろろろろ」ビクビク


    「フン…」

    129 = 1 :


    優希「大儲けだじょー」にぱ~


    まこ「こんなもんじゃな。おつかれ!」


    「んじゃいってくるわ」

    京太郎「がんばってください!」

    「うむ」

    「咲と和はなんか食べてきなさい。バナナとかバナナとかバナナとか」

    「はい。いきましょうか」

    「漆黒の稲妻はないのか」

    「探せばあるいは」

    「ウム」

    130 = 1 :

    「部長なら心配いりませんしね」

    「むしろちょっと叩かれろあの悪魔め。どうせ我にさえ回れば我らが勝つ」

    「だめですよそんなこと言ったら」


    (あの子――さっきの清澄の…)

    「透華のヤローどこほっつき歩いてんだヨ」

    「ねぇ」

    「ん?」

    131 = 1 :

    「あ!おいそこの!」

    「身体が稲妻を求めている…雷雲の中を駆け巡れとな…!」

    「死にますよ実際」

    「おい!」

    「死ぬ?この魔王が?ハッ、失笑」

    「じゃあ逝ってみますか?」

    「おーいーっ!」

    「五月蠅いな」

    「なんです?」

    132 = 1 :

    「やっと反応しやがった…お前が原村和か?」

    「は?そんな名前の奴は知らぬ」

    「私です」

    「……」

    「……」

    「こっちか!」

    「そーですよ」

    133 = 1 :

    「透華はなんでこんなの意識してんだ?」

    「『こんなの』は失礼でしょ」

    「じゃあお前はなんなんだ!」ビシッ

    「痴れ者めが。魔王の御前ぞ」

    「……」

    「…やばくないこれ?」

    「…考えたくはないが……」

    「……」ズアッ

    「」ビクン

    「お、おう!時間取らせてわるかったな!んじゃ!」ダッ

    134 = 1 :

    いつの間にか書き溜め尽きてたっす

    135 :

    正直、超面白い

    136 :

    中2こじらせてるけど麻雀の強さはしょっぱなからカンストしてるのな

    137 = 41 :

    咲ちゃん自在に咲さんになれるのね
    ちょっと脅かしたらすぐ戻るんだろうが

    138 :

    この咲さんを思いっきり辱めたいです…!!

    139 :

    年末にこんなおもろいのぶっこむとは、やるな

    140 :

    くっそ面白いな
    続き期待してます

    141 :

    この咲ちゃんならマントつけて入場しそう

    142 :

    黒いマントにマスクもつけよう

    143 :

    肩パッドも必要やんな

    144 :

    鎖も必要だな

    145 :

    ドS孕村さん面白い

    146 :

    ころたんかと思ったらもことのハイブリッド咲さんだった
    しかしまあキャプテンも咲ちゃんも可愛らしいことで

    かじゅは素質あると思う(小声)

    147 = 143 :

    部長があのツモ出来るようになるまで相当練習してたのかと思うと、素質は十分ありそうなんだよなぁ…中二とカッコいいポーズはセットみたいなもんだし
    もしやキャップって部長の影響を受けて中二に…

    148 :

    あれ見せたら咲ちゃん真似しそうだなぁw

    むっきーはどの系統の中二なんだろうか

    149 :

    なんか決勝で中二病ごっこしてころたんお漏らししたSS思い出した

    150 :

    「…なんだったんだ彼奴等は」

    「……龍門渕高校」

    「なにそれ」

    「……」ハァー

    アナウンス『E卓中堅戦終了です』

    「ム」

    「部長、終わったみたいですね。ずいぶん早かったですが…」

    「よもやトんだのではなかろうな…」

    「まさか。次は私ですし急ぎましょう」ダダダ(全力疾走)

    「あっ!ちょ、置いてくな!」トテテ


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について