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元スレ男「まさか女さんがあんなにデレるとはな」幼「はぁ・・・」
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あの許嫁SSがおかしいだけで、他のはほとんどイチャラブだった気が
素直になれない分多めだったりはする
素直になれない分多めだったりはする
ピロロ ピロロ ピッ
幼「・・・もしもし」
女「もしもし?私だけど」
女「男は家に居た?」
幼「うん。でもね、フラに・・・監禁されてるの」
女「あちゃ、そこまでする人だったかフラさん」
幼「ね?許せないでしょ?私たちの男なのに・・・許せない」
女「幼?」
幼「二人であの女に酷い目会わせてやろうよ。二人だったら大丈夫だよ」
女「幼・・・今どこに居るの?」
幼「家だけど?」
女「じゃあ今からそっち行くから。動いちゃ駄目だからね」
幼「・・・?分かったけど」
女「うん、また後で」
ピッ
幼(私たちの男にあんな事・・・女だって許せないと思ってるはず。私たち二人で、フラを・・・)
ピンポーン
幼「入って」
女「うん」
女「で?幼はどうするつもりなの?」
幼「うーん、まずは窓ガラスを割ってでも何でもいいから強引に侵入しないと」
女「それで?」
幼「男を取り返して、フラにはもう二度と男に近づけない様に・・・始末しちゃお・・・」
パシーンッ!
幼「っ!」
女「やっぱりそんな事考えてたか」
幼「女は嫌じゃないの!?フラが居る限り、今後の私たちの事にまで影響が出るかもしれないんだよ」
幼「あの子は・・・邪魔でしかないでしょ」
女「私も悔しいよ。今もフラに男が犯されてるかもしれないと思うと吐き気すらするわ。でも駄目なの」
女「幼が考えてる事は男の為にならないよ。なんだかんだ言っても、フラさんは男にとって大事な存在だと思う」
幼「じゃあどうするのよ・・・」
女「それは今から考えるの。私達だけじゃなくて、男にとっても一番良い結果になる事を」
幼「でも、これからも何度もフラに振り回されるかもしれないよ?その時は?」
女「それはその時考えるの」
女「いい?私たちの関係はとっても不安定なんだ。そしてその生命線は私達じゃないの。男なんだよ」
幼「あ・・・。男に嫌われたら、私・・・」
女「分かったらどうするか決めて、早いうちに動かないと」
幼「う、うん。そうだね。ごめんね。私変な事言ってたみたい」
女「いいよ。少ない付き合いだけど、幼の事は良く知ってる」
幼「うん。ありがと」
幼「じゃあどうするのよ・・・」
女「それは今から考えるの。私達だけじゃなくて、男にとっても一番良い結果になる事を」
幼「でも、これからも何度もフラに振り回されるかもしれないよ?その時は?」
女「それはその時考えるの」
女「いい?私たちの関係はとっても不安定なんだ。そしてその生命線は私達じゃないの。男なんだよ」
幼「あ・・・。男に嫌われたら、私・・・」
女「分かったらどうするか決めて、早いうちに動かないと」
幼「う、うん。そうだね。ごめんね。私変な事言ってたみたい」
女「いいよ。少ない付き合いだけど、幼の事は良く知ってる」
幼「うん。ありがと」
男(暗いリビングで、フラが俺の隣に座って俺の腕に抱きついている。何をするでもなくじっと黙ったまま)
男(段々フラが俺の近くに居る時間が長くなっている気がする)
フラ「・・・」
男「フラ、ちょっといいか?」
フラ(男さんが話しかけて来てます。返事をしないと。男さんの声を聞きながら、男さんとこうやってずっと一緒に居る)
フラ(これはまずいですね。世の中にこんなに幸せな事があるなんて・・・知ってしまったらもう元には戻れないじゃないですか)
男「おいフラ。聞いてるのか」
フラ「はい。聞いてますよ」
男「ならいいけどよ。本当に解放する気あるんだろうな」
フラ「男さん次第でしょうか」
男「俺次第って言われてもな」
フラ「解放しても、今と同じくらい一緒に居てくれますか?」
男「いや、普通に考えて無理だろ」
フラ「・・・そうですか」
男「え?それ条件?嘘だろ?」
フラ「・・・」
ピンポーン
男「お、誰か来たぞ」
ピンポーン ピンポーン ピンポーン
フラ「うるさいですね。インターフォンを壊してしまいましょうか」
男「待て待て!郵便屋さんかもしれないだろ?運転手の人もう一回来なきゃいけなくなるんだぜ?可哀想だろ」
フラ「仕方ないですね・・・」
ガチャ
女「こんばんわ」
フラ「あら、こんばんは」
女「男居るんでしょ?」
フラ「居ますけど、あなたには関係ないですよ」
女「入るから」
ガチャガチャ
フラ「あら、強引ですね。でもチェーンをかけているので・・・きゃっ!」
バチンッ!
フラ(大きなペンチの様な物でチェーンを切られた・・・!?)
幼「お父さんの工具箱にあったんだ。これ使い道あったんだね」
女「じゃあ入るわね」
ズカズカ
フラ「勝手に入って来ないください!帰って!」
幼「邪魔よ!」
女「男。見つけた」
男「お、女!幼!」
女「ロープで縛られて・・・酷いね。幼が正気を失った気持ちが分かるかも」
幼「男!」
ギュ
幼「ここ何日もずっとこんな状態だったの!?」
男「まぁ、そんな感じだな」
幼「今ほどいてあげるから」
フラ「辞めなさい。これはあなた達には関係のない事です」
フラ「うるさいですね。インターフォンを壊してしまいましょうか」
男「待て待て!郵便屋さんかもしれないだろ?運転手の人もう一回来なきゃいけなくなるんだぜ?可哀想だろ」
フラ「仕方ないですね・・・」
ガチャ
女「こんばんわ」
フラ「あら、こんばんは」
女「男居るんでしょ?」
フラ「居ますけど、あなたには関係ないですよ」
女「入るから」
ガチャガチャ
フラ「あら、強引ですね。でもチェーンをかけているので・・・きゃっ!」
バチンッ!
フラ(大きなペンチの様な物でチェーンを切られた・・・!?)
幼「お父さんの工具箱にあったんだ。これ使い道あったんだね」
女「じゃあ入るわね」
ズカズカ
フラ「勝手に入って来ないください!帰って!」
幼「邪魔よ!」
女「男。見つけた」
男「お、女!幼!」
女「ロープで縛られて・・・酷いね。幼が正気を失った気持ちが分かるかも」
幼「男!」
ギュ
幼「ここ何日もずっとこんな状態だったの!?」
男「まぁ、そんな感じだな」
幼「今ほどいてあげるから」
フラ「辞めなさい。これはあなた達には関係のない事です」
フラ「あなた達の恋愛ごっこに男を付き合わせている事は知っていますし、別にそれはどうでもいいと思っています」
フラ「ですが、私と男さんの邪魔をすると言うのであれば、こちらにも考えがありますが」
幼「あんたね!男にここまでして、よくもそんな事が」
女「幼、駄目だよ。喧嘩しに来たんじゃないの」
幼「っ!・・・分かった」
女「フラさん。私は友くんの話を聞いた限り、フラさんは男に必要な人だと思ってる」
フラ「そう思うのなら、放っておいてください」
女「だからこそ今回は見逃せない。フラさんは男の事が好きなんでしょ?」
フラ「当たり前です」
女「じゃあ男が誰かと結婚したらどうするの?」
フラ「関係ありません。それでも一緒に居ますし、子供だって作ります」
女「そっか。それならそれで良いと思う。でも今回みたいなやり方を続けるなら、フラさんはきっと一人で傷ついていくよ」
フラ「どう言うことでしょう。意味が分からないのですが」
女「フラさんはこの三日間、男に抱きしめてもらった?キスしてもらった?」
フラ「そんなの縛られてるのですから無理に決まって・・・」
女「だよね。男は生きてるのにね。それっていつか悲しくなっちゃうよ」
フラ「・・・っ」
フラ「ですが、私と男さんの邪魔をすると言うのであれば、こちらにも考えがありますが」
幼「あんたね!男にここまでして、よくもそんな事が」
女「幼、駄目だよ。喧嘩しに来たんじゃないの」
幼「っ!・・・分かった」
女「フラさん。私は友くんの話を聞いた限り、フラさんは男に必要な人だと思ってる」
フラ「そう思うのなら、放っておいてください」
女「だからこそ今回は見逃せない。フラさんは男の事が好きなんでしょ?」
フラ「当たり前です」
女「じゃあ男が誰かと結婚したらどうするの?」
フラ「関係ありません。それでも一緒に居ますし、子供だって作ります」
女「そっか。それならそれで良いと思う。でも今回みたいなやり方を続けるなら、フラさんはきっと一人で傷ついていくよ」
フラ「どう言うことでしょう。意味が分からないのですが」
女「フラさんはこの三日間、男に抱きしめてもらった?キスしてもらった?」
フラ「そんなの縛られてるのですから無理に決まって・・・」
女「だよね。男は生きてるのにね。それっていつか悲しくなっちゃうよ」
フラ「・・・っ」
フラ「うるさいですね・・・そちらの言い分は分かりました。それでも私は男さんと一緒に居ますから。帰って下さい」
女「男のお父さんとお母さんに連絡を入れたの。明後日フラさんを連れ帰る為に、一旦日本に帰って来るって」
フラ「それは嘘です。今は忙しいと聞いています」
女「いえ。あなたは今回それだけの事をしたの。私は男の為を思ってご両親に連絡した」
女「でも私達が警察に電話してたら、こんなに穏便には行かなかった」
フラ「・・・」
フラ「男さん。今回の事、かなり嫌でした?」
男「うん。トラウマが増えた」
フラ「私・・・もしかしてやりすぎちゃいました?」
幼「だから最初からそう言ってるでしょ!」
女「とにかく、ご両親が来るまでの二日間、男は幼の家と私の家で保護する事にするから」
フラ「そんな!」
幼「少しは反省しなさい!」
男「二人ともマジでサンキューな。かなりヤバい状況だったわ」
女「いいのいいの」
幼「じゃあ今夜と明日の午前中は、私の家で男を預かるから」
女「うん。その後でうちで引き取るね」
男「悪いな。助かるわ」
女「男のお父さんとお母さんに連絡を入れたの。明後日フラさんを連れ帰る為に、一旦日本に帰って来るって」
フラ「それは嘘です。今は忙しいと聞いています」
女「いえ。あなたは今回それだけの事をしたの。私は男の為を思ってご両親に連絡した」
女「でも私達が警察に電話してたら、こんなに穏便には行かなかった」
フラ「・・・」
フラ「男さん。今回の事、かなり嫌でした?」
男「うん。トラウマが増えた」
フラ「私・・・もしかしてやりすぎちゃいました?」
幼「だから最初からそう言ってるでしょ!」
女「とにかく、ご両親が来るまでの二日間、男は幼の家と私の家で保護する事にするから」
フラ「そんな!」
幼「少しは反省しなさい!」
男「二人ともマジでサンキューな。かなりヤバい状況だったわ」
女「いいのいいの」
幼「じゃあ今夜と明日の午前中は、私の家で男を預かるから」
女「うん。その後でうちで引き取るね」
男「悪いな。助かるわ」
幼「ささ、入って入って」
男「うーんっ!久しぶりにまともに身動きがとれるわ」
幼「大変だったね」
男「ベットだー。自由に動けるぞー」
幼「もう、男ったら」
幼「私も一緒にベットに入っちゃお」
男「お前と会うのも何故か久しぶりな気がするわ」
幼「そんなに経ってないんだけどね」
幼「男が監禁されてる時、男がどんな状況か分からなくて凄く寂しかったんだから」
男「心配かけたな」
ギュ
幼「えへへ、男の匂いだ。明日は一日ベットで重なっててもいいかもね」
男「いや、俺久しぶりの自由なんだけど」
幼「駄目。凄く寂しかったから、明日は男と離れたくない」
幼「多分女も同じ心境だと思う」
男「え?じゃあ明日の午後から女の所に行っても、こんな感じなのか?」
幼「うん。多分ね」
男「それ監禁されてた時と変わらないぞ。保護はどこ行ったんだよ。俺の自由は・・・んっ!」
チュ
幼「んちゅ・・・えへへ、男。久しぶりだから・・・ちょっと激しくしちゃうかも。今夜は覚悟してね」
男「・・・嘘だろ。ちゃんと寝れるんだろうな」
男(そんなこんなで、親父とお袋がフラを迎えに来る日が来た)
男「親父達来たぞ」
フラ「男さん。やっぱり私離れたくありません!」
ギュ
男「馬鹿やめろ!」
幼「離れなさいって!」
男母「あんたら何してるのよ・・・」
女「あ、男のお母さんですか?あの時は突然お電話してしまってごめんなさい」
男母「あなたが女ちゃんね。もしかして男と同い年?」
女「はい」
男母「うっそ。こんなにしっかりした高校1年生が居ていいの?まぁ、フラもいろんな意味でそうだけど」
男父「フラ帰るぞ。1月の日本公演までこっちで練習だ」
フラ「・・・はい」
男母「女ちゃんと男の関係については色々聞きいけど、あんまり時間ないわね」
男母「幼ちゃんはいつもありがとうね」
幼「あ、はい!」
男母「じゃあ、私達はもう行くからね」
男「おう、演奏会は見に行くからな」
フラ「それまで男さんに会えないんですか!?そんなぁ!」
男母「ほら、さっさと行く!」
女「行っちゃったね。あれが男のご両親か。時間があったらちゃんと話してみたいな」
男「ちょっと急いでたもんな」
幼「あ!」
男「どうした?」
幼「・・・ん?な、なんでも~」
女「あ、幼隠そうとしてる!」
男「な、なんだよ」
女「私分かってるよ。この家はこれから男しか居ないって事」
男「げ!」
幼「バレたか。独り占めしようと思ったのに・・・」
女「ふふっ。駄目だよ。しばらく二人でここに通っちゃおっか」
幼「そうだね。冬休みはずっと男と一緒だね」
男「え?マジかよ!俺の自由は!自由はどこですか!?」
男母「そんなにムスっとしないの」
フラ「・・・」
男父「私はフラの事は男に必要だと考えているよ」
フラ「仕事として・・・ですか?」
男父「いや。そうだな、お前と初めて会った時は驚いたものだ。あの年齢でこれだけ譜面通りに弾ける子が、この世に居るとは思わなかった」
男母「そうよね。機械みたいに完璧に演奏してたわね」
フラ「あの時は、他にやる事がなかったのでフルートを演奏していた程度だったので」
男父「逆に男は有名な譜面とは関わらずに、私がアレンジした曲を自分流に楽しんで弾いていた」
男父「お前達はその後出会い、お互いにとても良い影響を与え合った。それはこれからも同じだと考えている」
男父「男と初めて会った時の事など、お前は覚えてないかもしれないがな」
フラ「いえ、鮮明に覚えています」
フラ(ただ無機質に譜面を追っていただけの私。もちろん楽しさなんてありませんでした)
フラ(コンテストに参加していた同い年の子も皆同じ。きつい練習をして、緊張の中コンクールでただ譜面通りに弾く)
フラ(それが当たり前なのだと思っていました。男さんを初めて見るまでは)
フラ(コンテストに出る訳でも無いのに、ずっとギターに触れていて・・・何よりとても楽しそうでした)
フラ(ひまわりみたいに笑いながら、知らない曲を家族と一緒に奏でる男さん)
フラ(私には眩しくて、少しでも近づきたくて・・・)
フラ(次の演奏会、男さんは来てくれると言ってました)
フラ(そもそも楽器から始まって生まれたこの気持ち、体だけじゃなくて・・・言葉じゃなくって)
フラ(演奏会で・・・気持ちを伝えないと)
今回はここまでにします。
初めてのSSだったのでかなりぐだぐだでしたが
一応次回が最終回になります。
投下は明後日か明々後日になると思います。
初めてのSSだったのでかなりぐだぐだでしたが
一応次回が最終回になります。
投下は明後日か明々後日になると思います。
ずっと思ってたがギターとフルートがデュエットで演奏する曲ってバロックにもなくね
組むなら同じ木管楽器群かピアノだろ
組むなら同じ木管楽器群かピアノだろ
>>615
クラシックギターなのは分かってる
でもギターはフルートよりヴァイオリンのデュオとか弦楽三重奏か四重奏あたりに入る方が圧倒的に多いでしょ
フルートが入るとなるとシューベルトの四重奏、二重奏ともなるとジュリアーニのが何個かあるくらいしか知らない
本当もっとあるのか知らんけど、フルートより弦と組ませた方がレパートリー多くて自然なんじゃないかって少し思っただけ
まあギターは全然詳しくないからちょっと気になっただけなんだ気にしないで
クラシックギターなのは分かってる
でもギターはフルートよりヴァイオリンのデュオとか弦楽三重奏か四重奏あたりに入る方が圧倒的に多いでしょ
フルートが入るとなるとシューベルトの四重奏、二重奏ともなるとジュリアーニのが何個かあるくらいしか知らない
本当もっとあるのか知らんけど、フルートより弦と組ませた方がレパートリー多くて自然なんじゃないかって少し思っただけ
まあギターは全然詳しくないからちょっと気になっただけなんだ気にしないで
>>621
詳しくないから聞いたんだろカス
詳しくないから聞いたんだろカス
>>622
ごめんカスは予測変換でついたゴミ
ごめんカスは予測変換でついたゴミ
>>618で結論出てんだから矛を収めろ
男(今日は元旦だ。今は神社で女と幼と待ち合わせをしているところだ)
女「おまたせー。それとあけおめ」
男「あけおめ。おお着物か」
幼「うん。二人でレンタルしたんだ。どう?」
男「二人ともすげぇ似合ってるよ。幼はかわいいし、女は奇麗だよ」
女「ふふっ、ありがと」
幼「あーあ。男もそういうコメント上手くなっちゃってさ」
男「なんだよ。思った事口にしただけだぞ」
幼「ごめん、分かってるよ。ねぇ、お参りしようよ」
女「そうだね。まずはそれからだね」
男「うわ、凄い列だな」
女「並んでるって思ったけど、流れ早いかも」
幼「これならすぐに順番が回って来そう」
女「そう言えば、新聞部のベストカップルランキングの1位私と男だったね」
男「待て、その話はやめろ」
幼「ワーストカップル1位は、私と男だったけどね・・・」
女「浮気だししょうがないって」
幼「浮気じゃないっ!」
女「ごめんごめん」
男「おい騒ぐな。もう順番来るぞ」
幼「はーい」
パン パン
男「よし。お参り終わったな。二人は何お願いしたんだ?」
女「ん?3人で幸せになれますようにって」
幼「私は男と幸せになれますようにってお願いした」
男「性格出てるなぁ」
女「男は?」
男「俺は女と同じ様な感じだな」
女「そっか」
幼「でも、やっぱり3人でってのは難しいよね」
男「そうかもな」
幼「結婚なんて事になったらどうするんだろ」
男「まず3人でやってくれる式場がないよな」
幼「そこからかー」
女「それは大丈夫だよ」
男「え?」
女「男とデートした時に、小さな教会に行ったでしょ?」
女「そこのシスターさんに懺悔した時、3人で結婚式する状況になったらうちでしなさいって言われたんだ」
男「お前あの時そんな話してたのか」
幼「なんか女が居ると、本当に実現しちゃいそうだよね」
男「それでも、俺達に何もなければの話だからな」
女「大丈夫。私達ならずっとこのまま幸せになれるよ」
幼「そうだよ」
ギュ
男「そうだな。俺たちはずっと一緒だ」
幼「結構屋台あるね」
男「なんか食うか」
クラスメートA「おーい!男達も来てたのか」
男「おう、随分大人数だな」
クラスメートB「隣のクラスの奴らにも声掛けたら、結構集まったんだよな」
モブ子A「あんたら相変わらずね」
女「うん。相変わらずだよ」
モブ子A「あんた達のせいで学校で3人のカップル増えたんだからね」
幼「それ嫌なトレンドだね」
モブ子A「でも、不純じゃないのはあんた達だけだと思うよ。本当」
クラスメートA「お前、美女二人もはべらせやがって~」
男「やめろって!」
クラスメートB「フラさんが居るから3人だぞ!この野郎!」
女「あーあ。男連れて行かれちゃった」
幼「ああやって友達と騒いでる男を見ると、本当子供みたいね」
女「そうだね。ちょっと周りに流され易いけど、男はずっとこのままがいいね」
幼「私達もきっと変わらないよ。いつまで経っても、このままだと思う」
男(冬休みも終わり、日本公演の日がやってきた)
女「会場大きい。なんかリムジンとか止まってるんだけど」
男「今回は、海外でこれから公開する映画の曲を担当してたからな。業界人ってやつが結構居るんだろ」
幼「まぁ有名な演奏家も結構参加してるみたいだし、いつもこんな感じだから慣れちゃった」
男「ちなみにチケットも結構高いからな」
女「フラさんはこんな環境で、いつも演奏してるんだ。凄いね」
男「そうだな。ってか立ち止まっててもしょうがないから、とにかく中入ろうぜ」
幼「会場が暗くなって来た。もうすぐ始まるよ」
男「そうだな」
男(この演奏前の緊張感と静けさは懐かしいな。開演ブザーと共に幕が開く)
男「ちなみにフラの出番は結構後だからな」
女「そうなの?」
男「親父がしばらく挨拶してから。その後演奏が始まるんだ。フラはその後2、3曲目からの参加になる」
女「楽しみだね」
男「ああ」
パチパチパチパチ
男(一つ曲が終わって静かに拍手が起こる。次はとうとうフラも参加しての演奏だ)
女「あ、あれフラさんだ」
幼「昔はあそこに男も居たんだよ」
男「はたから見ると凄い事なんだな」
幼「うん。男はいつも凄かった」
女「それは見てみたいね」
男「そろそろ始まるぞ。まずは親父の独奏からだ」
フラ(なんだか久しぶりに舞台に立った気分です。男さんが居る中での演奏。今回男さんは観客席からですが)
フラ「頑張らないと」
フラ(まぶしい照明の向こうの、暗い席に居る男さん。それでもはっきり見えます)
フラ(この距離なら十分伝わります。音が聞こえる範囲なら十分です)
フラ(男さんと一緒にいたい。これからもずっと。一生。魂だけになったとしてもずっと・・・)
フラ(さあ私、演奏を始めますよ)
~~~~♪
男「・・・!?」
女「・・・凄い。音楽の事は分からないけど、それでも」
男(いや、ここには音楽関係の人も結構居る。それでも皆、女と同じ反応をしているだろう。俺も同じだ)
男「本当にあいつは・・・」
男(練習の時は、ここまでのものを感じなかった。小さい頃から才能があると言われていたフラ)
男(そして今日。理由は分からないが、その才能が本当の意味で開花した。それもたったの16歳で)
男(フラ・・・今日の主人公はお前だ)
男「本当に奇麗だ」
女「うん。フルートを演奏しているフラさんは本当に奇麗」
女「前から思ってたけど、なんだかんだ言って男は結構フラさんの事好きだよね」
男「ああ、そうだな。あいつは本当に凄い奴なんだ。ずっとあいつの隣で演奏するのが楽しかった」
男(遠くなっちまったな。今から追いつくかな。フラ・・・俺はお前の隣で演奏したいんだ)
男「俺も頑張らないと」
男(日本公演。その全てが終わり、フラは挨拶や取材の後でぐったりしている)
男「よう、フラ大丈夫か?」
フラ「男さん!」
男「お、おう。元気じゃねぇか」
フラ「ええ、今元気になりました」
男「演奏、凄かったな・・・本当に」
フラ「ありがとうございます。そう言われる為だけに演奏しましたから」
男「そうか」
男「俺もいつかまた、お前の隣に立てるかな」
フラ「え?」
男「俺はお前と一緒に演奏したいんだよ。これからも。だから今よりも頑張らないとな」
フラ「男さん・・・。一緒に居てくれるんですか?」
男(こっちからお願いしたいくらいだよ)
男「ああ。今日のお前は本当に凄かった」
ギュ
フラ「あ・・・」
男「今日だけだからな」
フラ「うぅ・・・男さん・・・私も男さんの隣でずっと・・・ずっと」ボロボロ
フラ(思いが、通じた・・・。男さん暖かいです。いつもよりもずっと暖かい)
女「男とフラさん、良い雰囲気になっちゃってるね。幼いいの?」
幼「今日は・・・しょうがないよ」
女「でもフラさんの武器が、あそこまでの物だなんて思わなかったな。私ちょっと焦ってるかも」
幼「私はあれを小さい頃から見せられてた。だからフラが日本に来るって聞いて本当に焦ってたの」
女「そっかそっか。でもここで、こそこそ覗いてるのも虚しいから、男の両親に挨拶しに行こう」
幼「それもそうだね」
男(この日、フラは大きく羽ばたいた。俺は本格的にギターの活動を再開する切っ掛けになり、女や幼も会える時間が減ると分かっていても、俺の事を応援してくれた)
ー8年後ー
男「女さんを下さい!」
幼「女さんを下さい!」
女母「・・・え?」
女母「男くんはまぁ分かるんだけど。あなた幼ちゃんよね。え?幼ちゃんも女の事好きだったの?」
女「えっとね。なんて言うか・・・幼も男の事好きだから、3人で結婚しようかなーって」
女母「はぁ!?」
女父「お前達なんか変だと思ったら、そんな事考えてたのか」
女「駄目・・・かな?」
女母「はぁ、娘が良い人連れて来たと思ったらこんな」
女「違うの。男はどっちか選ぼうとしたんだけど、私達は二人共男から離れたくなかったから無理矢理こうしてもらったの」
女母「あんたって子は・・・」
女父「・・・女、お前がしたい事なら俺は構わないぞ」
女母「あなた」
女父「逆に女がずっと頑張っていた理由は、これだったのかと納得がいったくらいだ」
女「流石お父さん!」
女父「男君、だがこれだけはお願いだ。世間とは違う生き方をするからこそ、娘を悲しませる事だけはしないでくれ」
男「分かりました。約束します」
女父「よし!そうと決まれば今日は二人共うちで食べて行きなさい。そしてこれからどうするつもりなのか、しっかり聞かせてくれないか?」
女「うん」
女母(まったく・・・でも、女が一番幸せそうにしてるのは、男くんと居る時なのよね)
女母「分かったわよ。今日はごちそう作ってあげるわ」
男(俺は今、ギターの演奏家として親父のチームで働いている)
男(あの日本公演から、日本での仕事も増えた。逆輸入って奴だ)
男(フラはビジュアルも相まって絶大な人気を誇り、今ではチームで一番の稼ぎ頭だ)
男(そして昔と変わらず、俺の隣で演奏している)
男(一番驚いたのは女だ。高校時代に趣味程度で立ち上げたブランドが、インーネットで話題を呼び会社を立ち上げてしまった)
男(社長をやりながらファッション係の短大を卒業し、もはや俺やフラより遥かに稼いでいる)
男(幼は思っていたより体が弱かったらしく、それが原因であまり仕事が続かなかった。だから今後の事を考えて、形式上俺は幼と結婚する事になっている)
男(そんな状況だから、家事をほとんどを幼に任せているので少し申し訳ないくらいだ)
男(そんな俺達にも、とうとう結婚式の日がやってきた)
女「ウェディングドレス着るのって、こんなに大変なんだ」
幼「うぅ。すっごい重い」
女「そう?私はそうでもないけど」
幼「和服だともっと重いらしいから、いいけどね」
女「一生の相手を決めるんだもん。多少は重くないと」
幼「その割には、私と女の両親は簡単にオッケーしたよね。3人で結婚とか普通じゃないのにさ」
女「以外と世の中って簡単かも。なんてね」
幼「まぁ親戚だけのひっそりとした結婚式になっちゃったけど」
キィ バタン
幼「あ、男」
男「おう、ドレス着たのか。凄いな。これがウェディングドレスか」
女「うん。男のタキシードも格好良いよ」
幼「うんうん・・・って」
幼「なんでフラが居るのよ」
フラ「私も参加する事にしました」
幼「はぁ!?」
女「フラさん結婚とか形式ばったものは、興味ないって言ってなかったっけ」
フラ「でもやっぱり、男さんの花嫁さんって言うのも捨てがたいですよね」
幼「そもそも、あんた一ヶ月前に男に何したか忘れてないでしょうね!」
フラ「ええ、覚えてますよ鮮明に。結婚式の参加は男さんもOKしてくれましたし」
幼「はぁ?男、どういう事?」
男「えっと・・・だな」
フラ「あなたがさっき言った一ヶ月前に、私妊娠したので」
女「・・・へぇ、やってくれたわね」
幼「このくそ女!」
女「今お腹殴れば無かった事になるんじゃないかしら」
フラ「それは正当防衛が成り立ちそうです」
男「や、やめろよ。怖いぞ」
幼「でも、フラが参加するならお父さんやお母さんにどうやって説明するのよぉ・・・」
男「なんかごめん」
幼「男は悪くないよ」
女「はぁ、やっぱり人生って大変かも」
幼「はぁ!?」
女「フラさん結婚とか形式ばったものは、興味ないって言ってなかったっけ」
フラ「でもやっぱり、男さんの花嫁さんって言うのも捨てがたいですよね」
幼「そもそも、あんた一ヶ月前に男に何したか忘れてないでしょうね!」
フラ「ええ、覚えてますよ鮮明に。結婚式の参加は男さんもOKしてくれましたし」
幼「はぁ?男、どういう事?」
男「えっと・・・だな」
フラ「あなたがさっき言った一ヶ月前に、私妊娠したので」
女「・・・へぇ、やってくれたわね」
幼「このくそ女!」
女「今お腹殴れば無かった事になるんじゃないかしら」
フラ「それは正当防衛が成り立ちそうです」
男「や、やめろよ。怖いぞ」
幼「でも、フラが参加するならお父さんやお母さんにどうやって説明するのよぉ・・・」
男「なんかごめん」
幼「男は悪くないよ」
女「はぁ、やっぱり人生って大変かも」
ゴーン ゴーン ゴーン
鐘の音が鳴り響く。
人通りの少ない場所にひっそりとたたずむ小さな教会。
そこで行われた静かな結婚式で、3人の花嫁が立っていた。
薄暗い教会の中で、小さな窓から少ない光が注がれる。
それを集めたかの様にそれぞれのウエディングドレスは白く輝き、
ドレスの動きに合わせてその木漏れ日がきらきらと揺れていた。
一人は小柄で小鳥のように可愛らしく、
一人は本当に幸せそうな奇麗な笑顔をしていた。
そして一人は自信に満ちあふれ、何一つとして恐れずに堂々と立っている姿が美しかった。
それぞれ違う個性を持った花束は、
祝いの為に送られたどの花束よりも美しく、色鮮やかだった。
おしまい
終わりです。
最後まで読んでくれた人がもし居ましたら、本当にありがとうございます。
よくルールが分からないので、とりあえず1日待ってからHTML化依頼出します。
最後まで読んでくれた人がもし居ましたら、本当にありがとうございます。
よくルールが分からないので、とりあえず1日待ってからHTML化依頼出します。
みんな幸せエンドで良かった。男がマシだったらもっと良くなったのかね。まあいいか
おつ
おつ
お疲れ様
最後らへん、無理矢理まとめた感があるけど面白かった。また書いてくれ
出来れば今度はハーレムにならんやつを
最後らへん、無理矢理まとめた感があるけど面白かった。また書いてくれ
出来れば今度はハーレムにならんやつを
もし本当に初ssだとしたら天才やろな
乙
長かったけどよかった
乙
長かったけどよかった
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