元スレ穂乃果「癒し処ホノケイア」
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みんなの評価 : ☆
351 :
~~~~~
放課後
希「ごほっ……ごほっ……」
絵里「希、今日は調子が悪そうだけど大丈夫?」
希「んー?大丈夫やないかなぁ……ごほっ」
絵里「咳まで出てるし風邪なんじゃないかしら……、家まで送りましょうか?」
希「ええって、そんなに心配しないでも」
絵里「でも……」
希「それに今日はバイトなんよ」
絵里「今日くらい休んだ方がいいんじゃないの?」
希「今日は新人の子とウチの二人やから、ちょっと休むのは厳しいかなぁ?」
絵里「ああ、噂の……。でもその新人も入って結構経ってるわよね
一日くらいなら一人でも……」
希「んー、優秀な子やから大丈夫やとは思うけど。やっぱり後輩やからちゃんと見といてあげたいんよ」
絵里「でも、それで希に何かあったら……!」
希「ははっ、えりちは心配性やね。大丈夫やから、じゃあまた明日」スタスタッ
絵里「ちょっと希!……もう、何かあったらすぐに私に電話してね!」
352 = 351 :
~~~~~
神社
希「ごほっ……ごほっ……」ブルブル
希(エリチの言う通り無理せん方が良かったかなぁ)
海未「希先輩、あちらの掃き掃除は終わりました」
希(ほんまにしんどくなってきた……)
海未「希先輩?」トントン
希「うあっ!う、海未ちゃん!?どないしたの?」ビクンッ
海未「い、いえ……、任されていた場所の掃き掃除が終わったので、報告に来たのですが……」
希「あっ、ほんまに?海未ちゃん仕事早くなったなぁ」
海未「ふふっ、希先輩にコツを色々教えてもらったおかげですよ」
希「もう一人前やね。なんだか寂しいなぁ」
353 = 351 :
海未「私なんてまだまだですよ……。それはそうと、こちらの掃除も手伝いますね」
希「先輩なのに、仕事押しつけたみたいになってごめんね」
海未「それはいいんです、ですが他にもっと、謝らなきゃいけなことがありますよね?」
希「他に?」ゴホッゴホッ
海未「……体調が悪いのに、無理してバイトに出ていることです」
希「うっ、気が付いてたんやね」
海未「当たり前です、気が付かないほうがおかしいですよ!」
希「でも、海未ちゃん一人にする訳にもなぁ」
海未「むっ……私ってまだそんなに頼りないんですか?
仕事も一通りは、できてると思っているのですが……」
希「そ、そんなわけやないよ?
海未ちゃんはもう一人前やし、一人でも大丈夫やと思ってるけど……」ゴホッ
海未「ならもっと私を信じてくださいよ、そして無理はしないでくださいっ」
希「ご、ごめん!次回からはもう無理はせんとくからだから今回は……」
海未「駄目です」
希「へっ?」ゴホッ
海未「無理をしないのは今からですよ」ニッコリ
354 :
~~~~~
帰り道
海未『今日はもう早退してください、神主さんには私から伝えておくので』
海未『帰り道に何かあったらすぐに誰かを呼んでください』
海未『悪いと思ってるなら早く元気になってくださいね』ニッコリ
希(ウチは本当に良い後輩をもったなぁ)フラフラ
絵里『今日くらい休んだ方がいいんじゃないの?』
絵里『何かあったらすぐに私に電話してね!』
希(後輩だけやない、友達もやね……)ゴホッ
希(家までもうちょっとや……)フラフラ
希(……あかん、頭ぼーっとしてきた)
???「あの、さっきからふらついてますけど大丈夫ですか?」
355 = 354 :
希(うぁ……?ウチが声かけられてるの……?)フラフラッ
???「すごい顔色してますけど……」
希(もう真っ白で……これ、ほんま。に……)バタンッ
???「えっ?た、たおれ……ほ、保健委員!ことりちゃぁぁぁん!?」
???「ち、違う!救急車!?救急車だっ!」
希「ま、まって……、救急車はあかん……」ブルブル
???「えっ?」
希「しんぱい……かかる……家、そのマンション……」
希(も……う……む……り……)
???「あの、本当に大丈夫ですか……?」
希「……」
???「ど、どうしよう!やっぱり救急車を!」
???「……緊急事態だし鞄漁ってもいいよね……ごめんねっ!」
356 = 354 :
~~~~~
希家
穂乃果「……」ギューッ
希「……」
希(ウチ……どうなったん……?)
希(体調悪くて……、そこからどうしたんやっけ?)
希(なんや暖かいなぁ……、体と……手がとっても暖かいわ……)
希(この感覚は布団の中……?手は誰かが握ってくれとるかな)
希(……あっ、そっか。ウチ風邪やったんだもんね。誰かなんて一人しかいないやん)
希「お母さん……手、もっと握って……」ボソッ
穂乃果「! ……」ギューッ
希(ほんまに暖かいなぁ、だからもうちょっとこのまま……)
・
・
・
357 = 354 :
~数時間後~
希「んぁっ……」パチッ
穂乃果「あっ!」ギューッ
希「んーっ、寝てたなぁ……。確か倒れて……お母さんが手を握っててくれて……」
穂乃果「えっと、お母さんでないけどね」タハハッ
希「……」ジーッ
穂乃果「あの、初めまして……」ギューッ
希「ひ、ひいっ!どなたですかっ!?なんでウチの部屋に!」パッ
穂乃果「ちょ、ちょっと待って!落ち着いてっ!怪しい者じゃないから!」アフタアタフタ
穂乃果「あっ!携帯持たないで!誰かに電話かけようとしないで!話を聞いてーっ!」
・
・
・
358 = 354 :
穂乃果「――――ということなんです、決して怪しい物では!」
希「そ、そうやったんやね。ごめんね、恩人を不審者呼ばわりしちゃって……」
穂乃果「い、いえ!起きたら隣に誰か座ってたら驚きますし、しょうがないですよ」
希「でも、ずっと看病してくれてたんやろ……、それなのに……」
穂乃果「看病と言っても手を握ってただけですし」エヘヘ
希「手を……あっ///」
希(お、お母さんやと思ってたんだけど……この子やったんやね。あれ……)
希「あの……ウチ寝言で変なこととか言ってなかったよね?」
穂乃果「うーん、あっ!穂乃果のことお母さんって言ってたかな?///」
359 = 354 :
希「うあああっ!ご、ごめんなあ!そんなつもりやなくてっ!」
穂乃果「い、いいんです!風邪の時はさびしがり屋になるってよく聞きますしっ」
希「うぅ……ウチそんなキャラやないんやけど……///」
穂乃果「キャラなんて、自分じゃあわからない物ですよっ」
希「せ、せやけど……///」
穂乃果「あっ!……すみません。もうそろそろ帰らないと……」
希「あっと、いけない。ウチどれくらい寝てたんやろ……って21時!?」
穂乃果「一応、家には連絡を入れてるんで大丈夫ですが、さすがにもうそろそろ帰らないと……」
希「せやね、一人だと危ないからウチが送ってくよ」ムクッ
360 = 354 :
穂乃果「だ、ダメですよ!さっき倒れたんですよ!?」
希「で、でも……」
穂乃果「無理してまた倒れたらどうするんですか?」
希「うっ……、ならせめて何かお礼を……」
穂乃果「お礼も別に……あ、そうだ!」ゴソゴソ
希「うん?」
穂乃果「あの、お店やってるんで、治ったら来てください!
このチラシに場所が書いてあるんで」ハイッ
希「お、お店?でもその制服、音ノ木坂やろ?バイトとか?」
穂乃果「えへへ、来てくれればわかりますよ」ピピピッ
穂乃果「う、うわぁ!また雪穂からの電話だ……、こりゃあカンカンだね……」
361 = 354 :
穂乃果「ってことで帰りますね。お店に来て下さいねっ!お大事に!」
希「あっ。う、うん。今日はありがとう……」
バタンッ
希「本当にあの子がいてくれて助かったわ……えっと……」
希「ウ、ウチ名前聞いてないやん……」
希「恩人なのに名前も聞いてないとか、どんだけ頭回ってないんやっ」
希「とりあえず治ったらお店いって、ちゃんと自己紹介せなね」ペラッ
希「名前は『癒し処ホノケイア』で……場所は……学校?」
362 = 354 :
~~~~~
数日後 放課後
希「こ、この教室みたいやね、暖簾もあるし……」
希「お店やってるって言っても、ここ学校やで?まかさ本当に……?」
希「とりあえず入ればわかるよね……、お礼言わなきゃアカンし」
ガラララッ
ことり「いらっしゃいませー♪」
希「あら、可愛い店員さんやね。ここってお店ってことでええの?」
ことり「はいっ!初めての方ですね?ここは人々に癒しを提供するお店ですっ」
希「癒し……?まあええわ。えっと、サイドポニーの女の子おらへん?」
363 = 354 :
ことり「あっ、穂乃果ちゃんですね!もちろんいますよっ」
希「ウチな、その子に会いにきたんやけど」
ことり「はい、わかってますよぉ!ではご利用ってことでよろしいですねっ!」
希(ようわからんけど、利用すればあえるんかな?)
希「んっ、じゃあご利用ってことで」
ことり「はーい!一名様ご案内でーすっ!」
・
・
・
364 = 354 :
がらららっ
穂乃果「いらっしゃいませっ!……あれ、貴方は!」
希「この前はありがとなぁ、お礼も兼ねて寄らせてもらったんやけど」
穂乃果「本当に来てくれたんだね!ありがとっ」モギューッ
希「ひゃっ///」ドキドキ
穂乃果「あっ、ごめんね。穂乃果すぐ人に抱き着くから……よくみんなに怒られるんだ」エヘヘ
希「ちょっとびっくりしただけやから……、名前は穂乃果ちゃんって言うんやね」ドキドキ
穂乃果「そういえば自己紹介まだだったね、遅くなっちゃったけど高坂穂乃果です!
学校で癒し処をやらせてもらってますっ」
365 = 354 :
学校で癒し処をやらせてもらってますっ」
希「こっちこそ助けてもらったのに名前も聞かないで……
ウチは、東條希や。ほんまにこの前は助かったわ」
穂乃果「困ったときはお互い様だよっ!気にしないでね」
希「お礼を兼ねて利用しにきたんやけど……、癒し処やっけ?なにをするお店なん?」
穂乃果「えへへ、やっぱり初めての人はわかりにくいよね。ここはね―――」
・
・
・
366 = 354 :
穂乃果「って場所なんだよ!」
希「ふーん、なるほどなぁ」
希(それってもしかして……いや、深く考えんとこ)
希(学校も許可だしてるらしいし、きっと大丈夫。大丈夫なんや)
穂乃果「ってことで、今日は穂乃果が頑張って希ちゃんを癒すからねっ!」
希「ふっふー、せっかくやし楽しませてもらおうかな」ワキワキ
穂乃果「希ちゃん、なんか手の動きが……」
希「気のせいやないかな?」ニヤニヤ
穂乃果「そ、そうかな……それでね!今日のオプションは穂乃果が決めていいかな?
もちろんお金なんて取らないからさ」
367 = 354 :
希「穂乃果ちゃんは恩人やし、どんなことでもおっけや!」
穂乃果「本当!?どうしてもしたいことがあってね」
希「うんうん、お姉さんに何でも話してみ!」
穂乃果「えっと……子供設定がしたくて……」
希「こ、子供!?」
穂乃果「う、うん。一人子供になってもう一人が母親で!……駄目かな?」
希「だ、ダメやないけど……」
希(母性はある方やと思ってたけど、まさかこの子まで落としちゃうなんて……)
穂乃果「本当?この前あった時からこれだ!って思ってたんだよね。じゃあお願いねっ」
希「うん、ウチもほんま罪な女やね……」
穂乃果「よーし、じゃあ穂乃果お母さんがいっぱい可愛がってあげるね♪」
希「……へっ!?」
・
・
・
368 = 354 :
希「うぅ……」
穂乃果「えへへ、暖かいね」ギューッ
希「なんでこんなことになってるん……?」
穂乃果「希ちゃんは、お肌もすべすべのぷにぷにでちゅねー、本当に赤ちゃんみたいっ!」プニプニ
希「ちょ、ちょっと穂乃果ちゃん///」
穂乃果「むーっ!」プニーッ
希「うぐっ!」
穂乃果「穂乃果ちゃんじゃないでしょう?今は穂乃果お母さんだよ!」
希「で、でもなぁ……」
穂乃果「でもじゃありませんっ!そんな子に育てた覚えはないよ?」
希「ウチも育てられた覚えはないし……」
穂乃果「う……希ちゃんがグレたぁ……」
369 = 354 :
希「ほ、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「ぐっす……ぐっす……」ポロポロ
希「ほんまに泣いてる!?」
穂乃果「こ、子供がぐれて……ぐっす、悲しまない母親なんていないよっ」ポロポロ
希「べ、別にウチはぐれてなんてないんやけど……」
穂乃果「だって……穂乃果のこと、お母さんって呼んでくれないし……」
希「だからそれは……」
穂乃果「きっと穂乃果のことを、お母さんだと思ってないんだよっ!うぁぁんっ」ポロポロ
希「ちゃ、ちゃうって!だから泣き止んでな……」
穂乃果「……お母さんって言ってくれたら泣き止む」グッス
希「うっ……」
穂乃果「じゃ、じゃないと泣き止まないからっ……」
370 = 354 :
希「……わ、わかった。よ、呼んでみるから」
穂乃果「……じゃあ、お願いね」グッス
希「う、うん……。穂乃果……お母さん……?」
穂乃果「……もう一回」
希「……穂乃果お母さん?」
穂乃果「……もう一度」
希「穂乃果お母さん……」
穂乃果「もっと!」
希「ほ、穂乃果お母さんっ!」
穂乃果「うんっ!お母さんだよっ」パァァッ
穂乃果「希ちゃんはいい子だね!ご褒美にいっぱいなでなでしてあげるねっ!」ナデナデ
希「ちょっ!///」
371 = 354 :
穂乃果「いい子、いい子」ナデナデ
希「ひゃぅ……あ……///」ドキドキ
穂乃果「さすが穂乃果の子供だね、大好きだよっ」ナデナデ
希(な、なんやこれ、何かがウチの心に入り込んでくるような……)
穂乃果「素直ないい子にはいっぱいナデナデしてあげないとね♪」ナデナデ
希(なんなん、この安心感……。ずっと昔に感じたことがあるような……)
希「穂乃果……お母さん……」トローン
穂乃果「うん!……あれ、ちょっと眠そうだね?あっちで一緒にお昼寝しようか」
希「……うん」
穂乃果「あっちにふかふかのマットがあるんだよ、子守唄も歌ってあげるね!」ギュッ
・
・
・
372 = 354 :
穂乃果「~~~♪」トン・トン・トン
希「うっ……お、お母さん///」
穂乃果「どうしたの?あっ、寒いんだね。ごめんね、毛布はないんだ……」
希「ち、ちがっ。別に寒いわけじゃあ……」
穂乃果「そうだ、お母さんが暖めてあげるね♪」ギューッ
希「あっ……む、胸が……」
穂乃果「ふふっ、こうすれば暖かいでしょう?じゃあ子守歌の続き歌ってあげるね」
穂乃果「~~~~♪」
希(あかん、脳が焼かれる……何も考えられなくなる……)
穂乃果「~~~~♪」
希(本当になんなん、さっきから感じてるこの感覚は……昔、どこかで……)
穂乃果「~~~~♪」ナデナデ
希(ひぅっ!……あっ……思い出した)
希(この感覚は……お母さんと一緒に寝てた時の感覚なんや……)
373 = 354 :
・
・
・
希「んんっ……」zz
希(ウチ、寝てた……?あかん、まだ瞼が重い……)ウトウト
穂乃果「~~~~♪」トントントン
希(歌?、これは……子守唄?そっか、お母さんと寝てたんやったね)
希(いつ以来やろ、お母さんに子守唄歌ってもらうの……)
希(とっても気持ちええな……)ギューッ
穂乃果「……」ナデナデ
希「んんっ……お母さん……」ムニュムニャ
希(ウチ、やっぱ寂しかったんやね。一人でこっち来て、一人で暮らして……)
希(大丈夫やと思ってたけど、やっぱりこうやって居て欲しかったんや……)
希(だって、うちは……)
希「ぐっす……ぐっす……大好き……」
穂乃果「大丈夫、傍にいてあげるからね」ナデナデ
希(うん……)
穂乃果「だから、おやすみなさい」ナデナデ
374 = 354 :
・
・
・
穂乃果「―――きて!―――ちゃん!」
希「んっあ……?」
穂乃果「希ちゃん起きてっ!」
希「あれ……おかあ……穂乃果ちゃん?」
穂乃果「うん、穂乃果だよ!寝てるところにごめんね。もう完全下校の時間なんだ……」
希「そっか、うち寝てたんやっけ?」
穂乃果「うんっ、ぐっすりだったよ!」
希(あれ、でもお母さんが居てくれた気が……あれ?)
穂乃果「穂乃果も頑張って子守唄を歌った甲斐があったよっ!」
希「んっ?子守唄……?」
375 = 354 :
穂乃果「あれ、覚えてないの?穂乃果達は設定で親子だったんだけど」
希「んっ、親子……あ!ああっ!」
穂乃果「思い出してくれたみたいだねっ」
希(そうやった!ウチら親子で……あの時のお母さんは穂乃果ちゃん!?)
穂乃果「えへへ、どうだったかな?頑張ったんだけど……」
希(ウチは、年下の子に……でも、あの時感じた感覚は……確かやった……)
希「年下の穂乃果ちゃんに、こんなこと言うのもあれなんやけど、ええかな」
穂乃果「えっ?」
希(ウチの心の隙間を穂乃果ちゃんが埋めてくれて……)
希「……また、甘えに来てもええ?」
穂乃果「……もう何言ってるの!もちろんだよ、だって穂乃果の娘だからね!」
希「……うん、またよろしくなあ、お母さん♪」
希(あの時ウチは、確かにとっても幸せやったんだもん)
376 = 354 :
~~~~~
後日
ガラララッ
海未「いらっしゃいませ、希先輩?」
希「あっ、今日は海未ちゃんなんやね。にこっちだと白い目で見られるから助かるわ」
海未「むっ、本当ですか?にこには後程きちんと指導をしておきますね……」
希「あははっ、ええってそこまでしないでも。ところで今は穂乃果ちゃんフリー?」
海未「顔見知りでも、お客様にはきちんと接客するように言ってるのですが……。はい、希先輩が一番のりですよ」
希「ほんまに?やっぱりウチはラッキーやね♪」
海未「今日はまた親子設定で?」
希「もちろん!それで頼むわ」
海未「かしこまりました、それはでは一名様ご案内ですー!」
希(ああ!今日も会える……穂乃果ちゃん……、お母さんにっ!)
・
・
・
377 = 354 :
穂乃果「いらっしゃいませー♪あっ!のぞ……のんたん!」
希「お母さんっ!」タッタッタ
穂乃果「ストップ!」
希「うっ……」
穂乃果「……またお母さんのおっぱい揉もうとしたでしょう?」ジトー
希「うっ……だってお母さんのおっぱい気持ちいいんやもん」
穂乃果「もう、ちゃんと我慢も覚えないとダメだよ?」
希「ご、ごめんなさい……」シュン
穂乃果「うんうん、のんたんは素直ないい子だねっ!」ナデナデ
希「うっ……///」
穂乃果「いい子なのんたんにはちゃんとご褒美あげないとね」
希「ほんまに!?じゃあおっぱいを……///」
378 = 354 :
穂乃果「それは駄目!えっちなのは教育に悪いからねっ」
希「そんなぁ……」
穂乃果「それ以外のことだったら、何でもしてあげるからね」ナデナデ
希「うん///じゃあ今日はまた一緒に添い寝して欲しいんやけど……」
穂乃果「いいよ、お安い御用だよっ」
希「子守唄も歌ってほしいんやけど……」
穂乃果「それも大丈夫だよっ、じゃあまたマット行こうね」
・
・
・
379 = 354 :
穂乃果「よいしょっと。毛布はないから、また抱き合いがら寝ようね♪」ギューッ
希「うん……」
穂乃果「傍にいてあげるから安心して眠ってね、おやすみのんたん」ナデナデ
希「お休み、お母さん……」
穂乃果「~~~~♪」ポンポンポン
希(ああ、幸せや……)
希(色々やったけど、やっぱりウチはお母さんと一緒にお昼寝が一番やね)
希(抱き合いながら寝ると、お母さんの体温が伝わってとっても暖かい……)
希(耳元で静かに歌ってくれる子守唄が、また一段と気持ちいいんや)
希(まるで天国みたいやね……)
380 = 354 :
にこより希の方が難しかった・・・
次回は多分ちょっと空きます
381 :
乙
これはマットプレイ…
382 :
そのうちおっぱい吸いそう
383 :
希ちゃんと真姫ちゃんは心の闇もひどいからか依存もやばそう
384 :
残りは海未ちゃんと雪穂あたりか?
385 :
素晴らしい
386 :
(理事長も待ってる)
ペースも良いしとても面白い
乙
387 :
乙
今回もよかったぞ~
388 :
>>1の知識が深いのか多様な性癖をお持ちなのか
389 :
乙
続き待ってる
(いったい理事長はいつになったらやるんだ?)
390 :
乙
この演技力は雪穂で練習してるのか?
391 :
穂乃果のポテンシャルは無限大
394 :
ほのうみを見るまで死ねない
395 :
~~~~~
UTXライブ会場
ツバサ「……」ジーッ
英玲奈「今日はみんな来てくれてありがとう!」
<キャーエレナサンー!
あんじゅ「今回のライブも最高にフルハウスにするわよ♪」
<アンジュサマー!
ツバサ「……」キョロキョロ
英玲奈「おい、ツバサ」ボソッ
あんじゅ「どうしたのよ、早く進めないと」ボソッ
ツバサ「えっ……あっ!ご、ごめん」ボソッ
ツバサ「早速一曲目行くわよ!」
<キャーツバサー!
ツバサ(今回もあの子は来てないみたいね……)
397 = 395 :
~~~~~
ライブ後 楽屋
ツバサ(サイドテールのあの子、今日もいなかったわね)
ツバサ(一体どこの誰なのかしら……)
ツバサ(もう一度だけでもいい、会って話がしてみたいわ)ハァッ
英玲奈「お疲れ様、いいライブだったな」
ツバサ「ええ。お疲れ様、今日も最高のライブだったわね」
あんじゅ「お疲れ様♪最高のライブって割にはちょっとうかない顔じゃない?」
ツバサ「んっ、色々あってね。ライブとは関係ないから大丈夫よ」
英玲奈「何か悩み事か?よかったら相談に乗るぞ?」
ツバサ「ありがとう、でも個人的なことだから……」
398 = 395 :
あんじゅ「個人的なことね……、それってライブの度に誰かを探してることに関係あるの?」
ツバサ「へっ!?」
英玲奈「ああ、それな。私も気になっていたのだが……」
ツバサ「な、なんのこと?」
あんじゅ「少し前から観客席を凝視するようになったわよね」
ツバサ「き、気のせいよ気のせい!」
英玲奈「今日なんて特に露骨だったな」
あんじゅ「熱中しすぎて段取り忘れちゃってたものね♪」
ツバサ「た、たまたまよ!ミスする日くらいあるわっ!」
あんじゅ「たまたまねぇ……」
399 = 395 :
ツバサ「そう!たまたまよ。別に前に一度ライブに来てくれた子のことが
気になって探してたりするわけじゃないわよ!」
英玲奈あんじゅ「……」
ツバサ「あっ……」
あんじゅ「ふーん、ツバサったら気になる子がいるんだ♪」
英玲奈「てっきり親族でも探してると思ったら、ファンの子とは……」
ツバサ「ち、違うわ!誰も探してなんてないからっ!」
あんじゅ「まだそんなこと言ってるの?完全にフルハウスじゃない」
400 = 395 :
英玲奈「ファンに手を出すのはまずいぞ、イメージダウンになるかもしれない」
ツバサ「なっ!手を出すとかそういうのじゃなくて、私は純粋にっ」ダッ
あんじゅ「へぇー、純粋にねぇ」ニヤニヤ
英玲奈「純粋に手を出すということか……?」
ツバサ「そ、そうじゃなくて、私は少し話ができればそれで……///」
あんじゅ「あら、ツバサって案外純真なのね?」ニヤニヤ
英玲奈「こんな一面があったとは……」ニヤニヤ
ツバサ「くっ……///今日は体調が悪いから上がるわ!お疲れ様っ」ダッ
あんじゅ「はーい、頑張ってね♪」
英玲奈「スキャンダルには気を付けるんだぞ」ニヤニヤ
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