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    元スレ上条「……レンタル上条一時間千円です(泣)」

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    501 :

    >>500
    サンキュー
    レンタル以外で最近のは流石にわかんないか

    502 :

    しょーちゃんって上条さん嫌いなの?

    503 :

    >>502
    どこを見てそう思ったの
    読んでて面白いと思うけれど

    504 :

    建宮「他にはあるのよな?まだまだ五和の良いところはたくさんあると思うんだが?どうなのよな?」ズイッ

    上条「……え、えーと……他にはねぇ?」

    建宮「例えばッッ!!五和が目の前に居るとしてまず何処に目がいくのよな?!」クワッ!!

    上条「目の前に?そりゃ、顔じゃないか?」

    建宮「むっ、そっちだったのよな?まあいい、じゃあ五和の顔ッッ!!!!どうなのよな?」

    上条「可愛いんじゃね?」

    建宮「そうだろうそうだろう……一見目立たない顔立ちのようにみえるがよく見ると五和はとても可愛らしいッッ!!学校で言うなら隠れたマドンナ!!目立たないからこそ心惹かれる癒し系ッッ!!!!そうは思わんか上条当麻!!」クワッ!!

    上条「そ、そうか」

    建宮「そして見ろ!!刮目しろッッ!!!!その可愛らしさとは裏腹に以外と存在感があるその肉体美を!!出るところは出てくびれるべき所はキュッと引き締まったそのボデェーーーーーー!!!!!!凄まじく魅力的だとは思わんのか上条当麻よ!?どうなのよな!!!!」バンッッ!!

    上条「分かった分かったよ五和はすげえ良い女の子だよ!!よく分かってるってば!?」

    505 = 372 :


    建宮「良い女の子だから!?はいもういっちょぉ!!」カッッ!!

    上条「なんなんださっきから!?どこぞの通販じゃあるまいしどんだけお買い得感アピールされるんだよ五和は!?」


    建宮「実際お買い得なのよな、というわけでそれについてどう思うのよな?」

    上条「というわけでと言われても困るんだが……まぁ、五和みたいな子と付き合えたら幸せだろーなぁとは思うが」

    建宮「よくぞ言ってくれた上条当麻よ!!そうだ、その言葉を待っていたのよな!!」

    上条「え、あ、そうか」ビクッ

    建宮「実はな上条当麻、お前さんのレンタル……次は五和なのよな」

    上条「へ?そうなの?」

    建宮「ああ、ちょいと裏技をな」ニヤリ

    上条「裏技ぁ?なんだそりゃ?」

    建宮「何てことはないお前さんがレンタル開始するって情報を五和よりも早く掴めたのでな、五和が予約するタイミングを見計らって俺も予約したって事なのよ」

    上条「どうやって」

    建宮「……なに、そもそも天草式十字凄教というのは隠れ忍ぶ事に特化した組織なのよな………そして、その隠密性を十全とするには諜報活動が必須、つまり盗み見盗み聞きは十八番なのよ」

    上条「つまり五和を盗撮の他に盗聴までしてたと」

    建宮「あー、うん、そうなるのよな」コクリ

    上条「五和に会ったら真っ先に報告しといてやるな建宮?磔にされたら石投げに行ってやるよ」

    建宮「ま、まて上条当麻!?それは勘弁なのよな五和はそこらへん容赦ないのよな!?二度と真っ二つにはされたくない!!」

    上条「うるせぇ変態野郎、お得意の隠密性でどうにかしろよ」ミミホジー

    506 = 372 :


    上条「だいたいさ、次が五和だからってなんで建宮がでしゃばって来るんだよ」

    建宮「五和の為と言ったのよな、ほっとくとどんどん病みそうだし」

    上条「なんか思い詰めるような事でもあるのか五和って、それをどうにかするのに俺が何かしてやれって事か」

    建宮「まあそういう事なのよな」コクリ

    上条「で、何をすれば良いんだ?俺の助けが必要、五和から直接じゃなくて建宮、あんたからどうにかしてやれって事は天草式の仲間には頼れない事って訳だろ………何に巻き込まれてどんな状況なのか、俺が拳を振り上げなきゃならないモノは何処にあってどんなものなのか、人なのか、霊装の類いなのか、全部教えてくれ」

    建宮「………………」

    上条「どうした?早く教えてくれ」

    建宮「……ああ、なんだ、話には聞いていたがこれは酷いのよな……まあいい、上条当麻、お前さんが思ってるような事ではないから安心しろ、その右手が必要な事に巻き込まれてる訳じゃない」

    上条「ん?そうなのか、いやだって俺にどうにかして欲しいって用事っつったらそれしか無さそうだし………他に何かあるのか?言っとくが金銭関係は無理だぞ?」

    建宮「……学生に金無心するほど堕ちてる奴は天草式の中にゃ居ないのよな……というか、なんだ………例えば上条当麻よ、レンタルとかではなく五和が……そうだな、お前さんに会いに来たらどう思うのよな?」

    上条「ん……そりゃ、えーと……任務とかだと思うかな?だって学園都市にわざわざ来て、そんで俺のとこ来るってなったらイギリス清教から出たインデックスか俺の護衛任務とか学園都市に侵入した魔術師の追跡とか捕縛とか、そんな感じ?」

    建宮「…………そうか、まぁ……そうでもなければ滅多にこの街には来ないからな……仕方ないのかもしれん」

    507 = 372 :


    上条「さっきから何を言いたいんだよ?五和は何を思い詰めてるってんだ?話が飛び飛びで全然進まねぇぞ」

    建宮「……五和の事は好きか?」

    上条「え……まあ好きかと聞かれたら好きだが」

    建宮「仲間として、だとは思うがハッキリ言うのよな……恐らく本人の前では言わないんだろうが」

    上条「そりゃ、まあ恥ずかしいしな……面と向かっては勘弁」

    建宮「その恥を捨てて面と向かって五和に言って欲しいのよな、こっちは」

    上条「………はい?」

    建宮「………あんまり突っ込み過ぎると野暮なんだが……お前さんにはハッキリ伝えんと分かってくれんからな」

    上条「………えーと?」

    建宮「五和はお前さんにぞっこんって事なのよな」

    上条「え?」

    建宮「恐らく本人は俺が伝えた事を非難するかもしれん、だがルール違反だろうがマナー違反だろうがまどろっこしくて見てられんのよ俺は、他の女とくっついてるのを見て、一人でひっそり泣かすにゃ惜しい女だからな五和は、憎まれ役ならいくらでも買って出てやるのよ」

    上条「え、いや……冗談だろ?」

    建宮「そう思うのなら五和に直接聞くと良いのよな、それで分かるだろう?」

    上条「……お、おう」

    建宮(………よし、予定とは違ったがこれで良いだろう……後は五和次第なのよな)


    建宮(…………五和もわりとおっちょこちょいだから不安なのよな、大丈夫だろうか)ウーン

    508 = 372 :


    一方その頃インデックスさんとオティヌスさんとみこっちゃん。

    バードウェイ「よし、ではこの書面は破棄させて貰うからな」ビリビリ

    レッサー「あぁーーー!?私の未来!!イギリスの利益の証明が!?」ガーン

    オティヌス「知った事か、ではこっちのコピー用紙ではない正式な借用書にサインをしてもらおうか」ペシッ

    美琴「へー、こんなの売ってるんだ?今どき紙の書類なんて需用無さそうなのに」

    バードウェイ「全てをデジタル処理にしてしまうのは私はどうかと思うがな、デジタルデータなどちょっと詳しい奴が弄れば容易に改竄出来てしまうし外部への流出も最近よく聞くだろう?こういう物は手書きのものを直接管理するのがもっとも安全だよ」

    美琴「まあ、データ関係はハッキングが怖いのはそうだけど………それ言うならアナログな書面だって偽造し放題じゃないこれ?管理だって紛失とかしそうだし」

    バードウェイ「どっちにしてもデメリットはある……まあ、今はそれは良いだろう?」

    オティヌス「そうだな、ではキッチリと書いて貰おうか?書面の文脈は既に記載されているタイプだから小賢しい真似は出来んからな?」

    レッサー「………わかりましたよぉ、サインしますよもう……」ブツブツ

    509 = 372 :


    禁書「お茶淹れたかも、はい」カチャカチャ

    美琴「お、サンキュー気が利くわね」コトコト

    バードウェイ「つい先日までこんな対応が出来る奴ではなかったと思うが?」コポコポ

    オティヌス「私が教えた、お茶が飲みたい時自分では用意出来んからな、出来合いのお茶や甘ったるい飲料は好かん」チョコン

    美琴「待って、あんたどうやって飲むの?」

    オティヌス「ん?これでだが?」スッ

    美琴「………ペットボトルのふた?」

    オティヌス「他に手頃なサイズの入れ物がないからな、仕方ない………奴は人形用のティーセットを購入したのだが」

    美琴「なんで使わないのよ?」

    禁書「とうまが洗おうとしたら落として踏んづけてバリバリに割れちゃったんだよ、スリッパ履いてたからケガはしなかったけれど」

    オティヌス「また買うけどしばらくはこれで我慢してくれと……わりと高いらしくてな……」ショボーン

    美琴「………不便なのねやっぱり、小さいと」

    オティヌス「まあな、風呂とトイレは本当に慣れるまで地獄だったし」

    禁書「おふろはわたしといっしょじゃないと溺れちゃうんだよ」

    オティヌス「その前に蛇口が捻れんがな」ハァ

    美琴「……ふーん?じゃ、トイレは?」

    オティヌス「……聞くな、忌々しい」

    バードウェイ「奴の事だ、どうせ最初は飼い猫と同じ所で済ませろとでも言ったんだろ、デリカシー皆無だからな、あれは」バリバリ

    レッサー「あ、私にもおせんべい下さいよぉ、ジャパニーズスナックで一番好きなんですよ私」ゴソゴソ

    オティヌス(´・ω・`)

    美琴「え、まさか……そうなの?」

    スフィンクス「にゃー」

    禁書「………いちおう違うんだよ、というかお茶飲んでるのにこの話題は嫌かも……」モグモグ

    美琴「そうね……やめときましょ」ズズッ



    わりとみんなで仲良くしていた。

    510 :

    寝落ちしたか

    511 :

    ………

    青ピ「カミやんおつかれ」

    上条「あれ?またお前なのか青ピ、てっきり土御門が来ると思ってたのに」

    青ピ「んー、それはあれやカミやん………カミやんの代わりに事情説明しにいったんやで、ほらカミやんレンタル続けとるって言うとらんのやし今日は帰らへんとか言っとるし」

    上条「………ま、マジか、すまん土御門………」

    青ピ「ツッチーも妙な所で義理堅いんやね、死なばもろともにゃーとかへらへらしながら言ってたで」

    上条「大丈夫かなあいつ……」

    青ピ「大丈夫やって、カミやん本人に対する非難よりはだいぶやんわりとした仕打ちしか受けんやろ」

    上条「………それなら良いんだが……いや、まあ確かにそうなのかな……少なくともインデックスは土御門には噛みつかないし、御坂は………着信何回もあるから来てんのかな、まあ……アイツも俺以外にはそう簡単にビリビリしないだろ、オティヌスは………全力で攻撃されてもチクチク痛いだけだからまあいいか」

    青ピ「でもそのぶんカミやんが帰った時怒り倍増しそうやけど、ホントにええんかな、帰らんで」

    上条「…………そう言われると怖いんだが、いやでも三人まとめてはやっぱり……せめて御坂だけは明日にでも単独でお叱りを受けたい、どうせ怒られるにしてもひとりひとり分割で……」

    青ピ「………まあ、そう言うなら僕は何も言わへんけど、そこらへんは力にはなれへんからそのつもりでなカミやん?」

    512 = 372 :


    上条「そういや青ピ、帰らないって言ったのついさっきだけどどうなんだ?レンタル自体は今日は終了?」

    青ピ「どっちでも大丈夫なように調整したから決めてええよ、次のお客さんはお泊まりコースなら喜んで受けるとか言っとるし」

    上条「次のお客さんって、五和って奴だよな?名前聞いてるんだろ?」

    青ピ「ん?なんでカミやん知っとるん?確かにそういう名前の人やけど」

    上条「ちょっとな………しかし五和か……お泊まりって何処でなんだ」

    青ピ「ホテルみたいやね、外の人らしいし滞在するのに利用しとるとこに来てって事みたいや」

    上条(………ホテル、ねぇ?女の子んとこにそうホイホイ泊まりに行って良いわけないよなぁ………というかオルソラの件もあって上条さんの自制心は決壊寸前だし、五和がそんな感じの事してくるとは思わないがそれでも同じ所で寝るのはヤバイかもしれん)ウーム

    青ピ「どないするんやカミやん、はよ決めんと」

    上条「………やっぱり泊まりになるのはマズイな……止めとこう」

    青ピ「そか、ならそう伝えるんは僕がしとくからカミやん帰ってええよ?おつかれ」

    上条「……え、ちょっと待て、俺の寝床は?」

    青ピ「そこまでは知らんよ、帰ればええやんか」

    上条「え、いや、だから上条さん的には集中攻撃される事になるのはちょっと……」ダラダラ

    513 = 372 :


    青ピ「知らんて、そんなに言うならホテル手配ぐらいなら付き合ってもええけど」

    上条「………り、料金は……」

    青ピ「そんなんカミやん持ちに決まっとるやん」

    上条「そんなお金ないです」ウルウル

    青ピ「泣いたかて知らん!!そこはカミやんのただのわがままやもん、レンタル手配はしたけどもカミやんは帰るとこあるんやからそこにキチンと帰るんがホンマは筋ちゃうん?待っとる女の子悲しませるとかそんなん僕は許せへん、カミやんが友達だから多少は肩もつけどこれ以上は知らん!!」プイッ

    上条「……お、お前んとこ一晩だけ泊めて貰うとか……」

    青ピ「できへん、僕んとこ下宿やし大家さんに迷惑かけれへんもん、そこらへんは分別わきまえへんと社会に出たとき無礼もんになってまう!!いくらカミやんでもそこはダメや!!」ツーン

    上条「な、なんでそういう常識的なとこはクッソ真面目なのお前!?あ、青ピのくせに!!」ガビーン

    青ピ「カミやんが変なだけや、男のロマンとはいえ学生寮に女の子囲っていっちゃいちゃしとるとかホンマは大問題やで?小萌センセが黙認しとってなかったらどうなっとると思ってんのカミやん?これ以上わがまま言うたらあかん!!」クワッ

    上条「………ま、まさか変態筆頭のお前にここまで言われるは……」プルプル

    青ピ「僕の生き様は世間には冷たく見られるんや、いらん非難浴びんように品行方正にせなあかん所はキッチリやっとかんと生きてけへん、それだけや」キリッ

    514 = 372 :


    上条「………分かったよ、お前の言い分はもっともだし」

    青ピ「じゃ、今日は帰るって事でええんやね?」

    上条「………………」

    青ピ「………まさかカミやん、野宿しよとか考えてへん?」

    上条「えっ、いや?まさか、今は12月ですよ青髪くん?いくら丈夫さに定評があって極寒のシベリアとかデンマークとか制服とパーカーだけでうろついてた経験があるとはいえねぇ?こんな寒空の下で羽織るもんもなしに寝たら凍死するってちゃんと理解してますし?まさか、ははは………」ダラダラ

    青ピ「……カミやんの事だから寝ないで1日ぐらいなら耐えてまおって言いそうなんやけど」

    上条「……うっ…」ギクッ

    青ピ「………そんなにビビるほど怖いん?」

    上条「………だってあいつら加減知らないんだもん」

    515 = 372 :


    青ピ「…………しゃあないなぁ、ちょっと待っとき」ポチポチ

    上条「ん?なに、どうした?」

    青ピ「もしもし、カミやんレンタルサービスのもんなんやけど、今からカミやん向かわせるんでよろしくお願いしますぅー」

    上条「ちょっ!?おい!?」

    青ピ「はいはい、分かっとりますよ、時間は明日のカミやんの登校までなんで、ええ、なるべく寝かしたって下さいね?ええ」

    上条「おい待て俺は行くとは…!?」

    青ピ「じゃ、まいどー」ブチッ

    上条「うぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉい!?」

    青ピ「帰るつもりない、泊まるとこない、ならレンタルしてくれる何処でせめて体暖めなあかんてカミやん」

    上条「……ぐ、ぬぐっ……」

    青ピ「大丈夫やって、おにゃのことお泊まりとかカミやんなら日常茶飯事やろ?へーきへーき」

    上条「」

    上条(…………いかん、どうしよう………耐えられる自信が今回ばかりはない)ダラダラ


    上条(………………ホテルの浴室って寝心地良いかなぁ……)グスン

    516 :

    五和がんばるのよな!!!

    517 = 372 :

    …………

    上条「……えーと、ここか……ん?」

    [上条当麻様江、どうぞそのまま入室致して下さい]

    上条「………貼り紙?このまま入れって、ノックもいらないのか、まあいいけど」ガチャ



    上条「………お邪魔しまーす……い、五和?」キョロキョロ

    上条「………奥か?ほんのり明かりは付いてるが………」ソロソロ


    上条「……おーい、五和さーん?」キィ


    神裂「……………」

    上条「……………あれ?」キョトン

    神裂「………お、お待ちしていました、か、上条当麻」ペコリ


    上条「あれ?なんで神裂?五和は?」

    518 = 372 :


    上条「五和だって話だったよな?なんで神裂が?」

    神裂「……そ、それは、その……」オドッ

    上条「ん?」

    神裂「……か、代わって貰いました、どうしても貴方にもう一度確認しなくてはいけないと思ったので」カァァァ

    ※寝室備え付けクローゼット内部

    「……んっ!!……んんッッ……!!」ギチギチ


    「……んっ……!!!!」ウルウル


    ……………


    上条「代わって貰ったって……まぁ、五和が了承したなら俺は良いけどさ」

    神裂「…………」ギクッ

    上条「神裂?」

    神裂「………いえ、気になさらずに」プイッ

    上条「……?」

    神裂(………申し訳ありません五和……貴女の想いを踏みにじるような事をして………で、ですが……!!)フゥ



    神裂(私だって悩んだ上での行い……!!罰は必ず受けます、ですから……今だけは赦して下さい五和!!)


    神裂(上条当麻……あの言葉、私はやはり……!!)クワッ!!

    上条「…っ!?」ビクッ

    519 = 372 :

    「……んんー!!んんー!!」モソモソ

    …………

    上条「……えーと、まあ神裂なのは良いとして……まだなにか話があるのか?」

    神裂「……は、はい……わ、私としてはやはり……あれからずっと考えていたのですけど」モジモジ

    上条「つーかさ、なにそのカッコ……」

    神裂「これですか?これはえと……寝巻用の着物ですが?」

    上条(………時代劇とかで見たことあるな、なんつーか……殿様の布団の横で待ってる人が着てる奴だこれ、白い着物……)ジー

    神裂「……ど、何処かおかしいでしょうか?」モジッ

    上条「……いや、似合ってると思うけど……寝巻きなんだよな?」

    神裂「はい、そうですけれど」

    上条「……寝る時に口紅って付けるの?あの……普段付けてないよな神裂って、いっつもノーメイクだったような……」ジー

    神裂「………っ…え、あの……普段は必要ないのでしないだけで、い……一応以前作ったものを所持はしていますから、おかしいですか?」ギュ

    上条「スティックじゃない純和風な口紅とか初めて見た……いや、神裂だって女性な訳だしおかしくはないけどさ……えと、寝るんだよな今から?」

    神裂「……ね、寝る………」ボンッ

    上条「お、おい神裂?マジでどうした!?なんか変だぞ!?」

    521 :

    寝るのか

    522 :


    そういえばプロポーズしてたな
    どうあがいても地獄

    523 :

    …っあー、そぉいやそーだったねー……
    うっわ修羅場待ったなし?ってか修羅場ばっかりじゃねぇかヤダー








    修羅場はよ

    524 :

    プロポーズすっかり忘れてた…五和が可哀想だけどこれは期待しちゃう

    525 :

    これは続きが気になる
    プロポーズっていつやったんだっけ

    526 :

    ねーちんに頑張ってほしいけど
    このままでは天草式分裂大戦争不可避。

    527 :

    たまには、ねーちんが報われてもいいと思います

    529 :

    五和の目の前でヤル気満々のねーちんとは……
    イイソ゛

    530 :

    読んでて上条さんにほんとイライラしますわ

    531 :



    「んぐっ!!んぎッッ……!!」ミシミシ


    ……………


    上条「そもそも五和と代わった理由も分かんないし……後からじゃダメだったのか?」

    神裂「……それは、その……早急な決断が必要でしたし………す、既にレンタルは打ち切られておりましたし」

    上条「レンタル?いや、別にそんなのなくても会いに来ればいいだろ、わざわざこんな………」

    神裂「………だ、だってその!!あの………」

    上条「へ?」

    神裂「二人っきりでの話など普段はそうそうできませんし……貴方の周りには必ず誰か居りますから」モジモジ

    上条「まあ、確かにそうかも知れないけど………二人で話ならこの前したじゃん、まだ何かあんの?」

    神裂「とぼけないで下さい!!わ、私はあれからずっと貴方の言葉の事を考えていたんですよ!?眠れなくなるほど悩んでいたんですから!!」

    上条「え、俺の言葉?」ビクッ

    神裂「そ、そうです!!け、けけけけ、結婚しようって……!!」ウルッ


    ………………


    (゜[×]゜)ガーン

    532 = 372 :


    ( ´;[×];`)プルプル

    …………

    上条「あっ」ハッ

    神裂「あの時は…あ、あのような事を突然言われ動揺してしまいましたけれど!!あの子の事を考えて、それでいて貴方が受け入れてくれると言うのであればやはり……!!」ギュッ

    上条「ああ、すまん神裂あれ冗談」

    神裂「私としても貴方の事は憎からs……………………………いまなんと?」ピタッ

    上条「ん?だから、あれ嘘」

    神裂「…………え?」

    上条「いや、だからな?嘘だからあんまり気にやまないようにって、な?」ウンウン

    神裂「……あの、上条当麻?」

    上条「はい、なんでしょうか?」

    神裂「よく聞こえなかったのでもう一度言って貰ってよろしいでしょうか?」

    上条「えーと、だから、結婚してくれって言ったな?あれは嘘だ、ジョークの類いだから本気にすんな」

    神裂「」

    神裂「」







    かんざき「」

    533 :

    死んだな(確信).....でも成約で殺せないのかw

    534 = 372 :


    「…………」

    …………………


    かんざき「」


    上条(………うーん、怒るよなこの後……俺の不用意な発言で相当悩んだみたいだし、まあ仕方ない……これは俺が悪い訳だし病院送り一歩手前ぐらいまででなんとか許して貰おう)

    上条(………神裂の一撃って重いからなぁ……耐えられるだろうか)

    神裂「」プルプル

    上条「さて、正座してと……で、神裂さん?怒ってらっしゃるとは思いますからどうぞお好きなように……」ペコリ

    神裂「………」スクッ、トタトタ

    上条「……ん、あれ神裂?」

    神裂「………………」ゴソゴソ

    上条「………鞄から何を出すんだ…?棍棒的な何かとかは勘弁してもらいたいんだけど…」ドキドキ

    神裂「…………」コト,コト……

    上条「……瓦?なんでそんなもん持って……それを重ねて?」

    神裂「…………ふぅぅぅ…………」スゥ



    上条「………」





    神裂「………ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅんッッ!!!!」喝ッッ!!

    ドッッ!!←瓦が塵になる音。

    ┣¨┣¨┣¨┣¨ッッ!!!!←衝撃波。

    ズズゥゥ…ン!!←直下型震動と床が抜ける音。

    上条「」ビリビリ


    上条「」

    パラパラ……ズズン…


    上条「」カタカタカタブルブルブル

    535 :

    本気にするほうがどうかしてるってばよ

    536 = 372 :


    神裂「………少し力が入り過ぎましたね、いけませんまた余計な出費が……」ハァ

    上条「」ガタガタガタガタ

    神裂「…………で、上条当麻」

    上条「は、はひっ!?」ビクゥ!!

    神裂「貴方のことです、そのような人をコケにするような言動を悪意なく吐くぐらいは予想済みでした………ええ、予想済みでしたともッッ!!!!」ダンッッ!!

    上条「すいませんすいませんマジで許して下さい神裂さまお願い入院半年コースとかはご勘弁を!?!?」ガタガタブルブルブル

    神裂「…………」ジロッ

    上条「ひぃっ!?」ビクゥ

    神裂「…………………ホントに嘘なのですか?」ジワッ

    上条「…………う、ぐぬっ……」

    神裂「………ひどいと思わないんですか?わ、私だって……お、女なのに……」ポロポロ

    上条「………う……」


    …………

    「……んん!!んんーーー!!!!」ジタバタ

    537 = 372 :


    上条「……い、いや神裂さん?その、上条さんとしては一応断られた事案な訳だし神裂が変に気にしないようにするには冗談って事にしといた方がいいかなーって…」アセアセ

    神裂「…………私はそのような冗談はだいっきらいです」グスッ

    上条「いや、えーと……で、でも神裂があの後も悩んだって言われても俺はどうすりゃいいのか…」オロオロ

    神裂「そ、そんな軽い気持ちであんな事を言い出すのですか貴方は!?」

    上条「い、いや軽い気持ちって訳じゃ……」オロオロ

    神裂「………な、ならどうだと言うのですか……」ジッ

    上条「……………か、神裂は……真剣に考えてたって事になるんだよな……それで冗談にするのは嫌だと……」ゴクリ


    神裂「………………」カァァァ


    上条「…………言動含めいろいろ責任あるか……よ、よし分かった、そういうことにしy…


    「……ぎッッ!!ダラァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」ブチブチミシミシバキバキィ!!

    上条「っ!?」ギョッ

    神裂「い、五和!?」

    「………」ブツブツ

    上条「い、五和なんでクローゼットなんかに……」

    神裂「……ま、まさか……自力であの束縛術式を……?どうやって」

    538 = 524 :

    これは上条さん死んで良い

    539 = 372 :

    「………せん」ブツブツ

    神裂「……え?」ビクッ

    「いくら女教皇様でも許しません!!!!」クワッ!!

    神裂「…うっ」ギクッ

    「お金の責任で気持ちを向かせようなんて浅ましいと思わないんですか女教皇様!?こんなの、こんなのずるい…じゃなくて卑劣ではありませんか!?し、しかも私の順番だったのに無理矢理割り込んで!!」ウルウル

    神裂「そ、それは後で罰は必ず……」オロオロ

    「女教皇様が掠め取った後で謝られたって納得なんか出来ません!!ふざけてるんですか!!」

    神裂「わ、私だって必死だったんです!!悩んで悩んで……どうすれば良いのかずっと考えた上での行動です!!わ、私は積極的になってはいけないのですか!?」

    上条「あ、あの……神裂?」

    神裂「は、はい…」

    上条「………五和が納得して代わったんじゃないの?」

    神裂「……う…」

    「女教皇様がこんなにひどい事するなんて!!」ウルウル

    神裂「…………う……だ、だって……私も……」ウルウル


    上条(………な、なんだこの状況…どうすりゃいいのか検討もつかんぞ…)ダラダラ

    541 = 372 :

    「とにかくこんなのは許される筈がありません!!こ、こんなの無効なんですからぁ!!」

    神裂「待って下さい五和!?む、無効かどうかを何故貴女が決めるのです!?それは私達の!?」

    「じゃ、じゃあ上条さん!!貴方はどう思うんですか!?や、やっぱりそれでも女教皇様を……!!」ジワッ

    上条「え、あの……お、俺も責任があるし…」オロオロ

    「つまりお金の事なんですか?」

    上条「……そ、そうなる……かな?」

    神裂「お金の……そ、それだけなんですか上条当麻!?」

    上条「いやいやまてまてちょっとまて!?たんま!!マジでそんな問い詰められたら上条さん的には許容量限界なんですけど!?」

    「じゃ、お金の事じゃないのだとして、どっちが好きですか上条さん!!」

    上条「はぁ!?なんでそんなもん聞かれなきゃならないの!?」

    神裂「金銭についてのみ責任を感じてあのような事を言ったのだとしたら私も不服です、この際です、五和と私だけとは言わず誰の事をもっとも女性として好意を寄せているかハッキリと言って貰えませんか?」キッ

    上条「まて、何故そんな話題になる!?関係あるかそれ!?」

    「どう考えてもあると思いますけど」ジトッ

    神裂「関連性の無い話題ならばわざわざ口にしたりしません、それでどうなのです上条当麻」

    542 = 372 :

    上条「……えーと、す、好きな奴?」ダラダラ

    神裂「そうです、あの言葉が真実であって欲しいとは私も思っています、ですが貴方は責任という言葉には極端に過敏なのを失念していました……これでは確かに正当な理由てあの言葉を言われたとは言い難いですから」

    「どうなんですか」

    上条「……いや、えーと…」ダラダラ

    「正直に答えて下さいね」

    上条「……………あ、あはは……えーとですね?」

    神裂「………ではこうしましょう、私と五和、どちらが女性として魅力的かどうかだけ教えて下さい………選ばれなければ素直にここを離れます」

    「………解りました、私もです……選ばれなければ女教皇様の割り込みも不問にしますから」

    上条「うっ…」オロオロ


    神裂「さあ、答えて下さい」

    上条「……え、えと…」オロオロ

    「どっちですか」


    上条「」


    上条(……どうしよう選べない)

    543 :

    二人という選択

    544 :

    上/条で割ければ良いんじゃないですかね!ハッハー

    545 = 372 :



    上条(金銭関係が理由で神裂選ぶ訳にはいかないし、かといってあれだけ振り回して選らばない?どうなんだそれ?)ダラダラ

    神裂「…………」ジッ

    上条(……で、でも五和も引っ掛かる……建宮があんなこと事言うってのはつまり……それに……)チラッ

    窓の外、ガラス張りの向こう側

    建宮『…………』ペタペタ

    建宮『…………』キュッ……バサッ


    [五和を選んでやらないと呪い殺すのよな]


    建宮『…………』ジロッ


    上条(………現在進行形で脅してきてるしあの覗き見野郎が)ダラダラ

    「…………」ジッ


    上条(………どうしよう)ゴクリ

    546 = 372 :

    神裂「…………」ジッ

    「…………」ジー

    建宮『さあ三者にらみ合いが続いている状況、狼狽える上条当麻、無言の威圧で牽制し合う女二人!!さてどうなるのよな!?』

    上条「………ぐ、ぐぬっ……」ダラダラ

    「………」ムカッ

    神裂「…………」イラッ

    上条「………え、えーと……」オロオロ

    建宮『おーっとここで痺れを切らしたのか五和が動いた!!上条当麻の頭を両手で掴み、そのまま……?』

    「…………失礼します上条さん」ムニッ

    上条「ぶふっ!?」

    神裂「!?」ギョッ

    「わ、わたしだって…!!わたしだって!!」ギューー

    上条(むねーー!?むねーーーーーー!!?!)ジタバタ


    建宮『で、出たーー!!なんと上条当麻の顔面を自らの胸元へ沈めてそのままホールドだぁ!!これは上条当麻苦しい、弾力のある五和のバストにより上手く呼吸出来ない!!だがそんなことお構い無しと言わんばかりに決して逃すまいと必死に抱き抱える!!』

    上条「んんーーー!!!!!?」ジタバタ

    神裂「い、五和!?な、なんて事をしているんです!?お止めなさい!!」


    「止めません!!わ、わたしだってこのくらいしたって良いじゃないですか!!」

    神裂「そ、そんなの!!」ギリッ

    建宮『五和選手捨て身のホールド!!これは本来奥手な五和選手相当恥ずかしい!!その証拠に顔どころか耳まで真っ赤だ!!そこまでして成し遂げたい女の意地があるのか!?ふりかま構っておりませんのよな!!』

    上条「」

    547 = 372 :

    最後なりふり構っておりませんのよな!!だった(´・ω・`)今日はねる、おやすみ

    548 :

    五和が奥義《コアラ(?)アタック改(パイ)》を修得した

    549 :

    がんばれ五和!!

    550 :

    ルドマンコースで建宮さんにしよう(提案)


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