元スレシンジ「やぁってやるぜ!」エヴァ「ヴォオオオオオッ!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
301 :
アスカが男じゃなくて安心した
302 :
JA投入されるのか
てっきり零号機、初号機、弐号機、アーマードシンジの4体かと
303 = 293 :
304 :
本人は最高に面白いと思ってます、温かく見守りましょう
305 = 275 :
JAミサト専用機ってシャレで言ったのに、まさかマジで出るとは。
307 :
でも、これができんだったら
そもそもエヴァのパイロットとか誰でもいーんじゃね、ってなるね
309 :
ネルフ本部
ミサト「ほえ?」
冬月「これは決定事項だ。葛城一尉」
ミサト「ちょちょちょ、ちょっと待ってください!」
リツコ「そうよ、使徒は待ってくれないわ。分かってるなら早く準備してちょうだい」
ミサト「ぬぁっ!? あ、あんたは他人事だとおもってーーー!?」
ゲンドウ「葛城一尉」
ミサト「はい」
ゲンドウ(シンジが喜ぶ機能を取り付けたんだ)
ゲンドウ「………何でもない」
ミサト「………」ハァ…
311 = 309 :
女子更衣室
ミサト「え、ちょっとやだ、プラグスーツって身体にフィットするんじゃないの!?」
リツコ「あなたが体重を虚偽申告したせいね」
ミサト「」
リツコ「ちょっと貸してみなさい」グイッ
ミサト「うひゃっ、や、やめてぇ!?」
リツコ「わがまま言わないの! いい年して!」
ミサト「いい年……」ガーン
アスカ「ほーんと無様ね」
ミサト「……は、入った……」ハァハァ
リツコ「……あなた、胸大きくなってない?」
ミサト「そ、そうかしら?」ボイン
リツコ(これはリョウちゃんが見たら……)
312 = 309 :
格納庫
アスカ「ぷっ、あははははっ!」ジタバタ
ミサト「うぅ///」プルプル
レイ「………」
加持「こりゃあ、今夜は燃えそうだ」
ミサト「はぁ!? こっち見るな変態!」
シンジ「……ミサトさんってスタイル良いよな」
一同「!!」
ミサト「し、シンちゃぁん」ウルウル
アスカ「ちょっとぉ! 浮気する気!?」
加持「おや、二人は付き合ってたのかな?」ニヤニヤ
シンジ「そうなのか?」
アスカ「ち、違うに決まってんじゃない馬鹿! でもなんかむかつくのよ!」プイッ
ミサト「……ごめんねシンちゃん。私がもう少し若ければ……」
シンジ「ミサトさん。綺麗な人は年を重ねるごとに魅力が増すんだよ」
ミサト「うぅ……じんぢゃん…」ポロポロ
加持「………」ムッ
アスカ「………」プクーッ
313 = 309 :
ミサト「それにしても、JAの姿が前に戻ってるじゃない」
リツコ「ええ、外骨格に排熱機器を取り付けてるの」
シンジ「熱がやばいのか?」
リツコ「そうね。バッテリーは最新式のものだから、活動時間自体は弐号機や零号機よりも多いけど、おそらくコックピットが限界に達する時間はそれよりも早いわ」
ミサト「活動限界に達したらどうしたらいいの」
リツコ「一応脱出装置を取り付けてるから、それで脱出してちょうだい」
ミサト「」
シンジ「でも、どうしてそんなにも熱が……」
リツコ「これは私も信じていないのだけれど……」
ミサト「?」
リツコ「JAに取り付けられた人工知能があの時の戦いでふぐ……進化したみたいで」
ミサト「今不具合って言わなかった?」ジトーッ
リツコ「さぁ?」
314 = 309 :
リツコ「好きになったみたいなの」
ミサト「え?」
アスカ「誰を?」
リツコ「ミサトを」
ミサト「………」
シンジ「………」
加持「………」
アスカ「………ぷっ」
ミサト「……はぁあああ!?」
アスカ「あはははははは!! さっすがミサトね!」バンバン
315 = 309 :
リツコ「心配しないでちょうだい。ミサトの人格をインプットしている以上、あれは自己愛に近いから」
ミサト「それはつまり……」
加持「ナルシズム、つまりミサトはナルシストだったということか」
ミサト「ぬぁっ///」
アスカ「ひーーーーっ」バンバンバン
シンジ「………」
ミサト「……うぅ…」
レイ「私は、いいと思う」
一同「!」
レイ「私は……自分を好きに…なりたい」
ミサト「レイ……」
アスカ「……そうね、私だって自分が一番と思ってるんだし、実際一番だし。自己愛は持ってるかもね」
シンジ「そもそもミサトさんは自分のことをもっと自信持っていいと思う」
ミサト「シンちゃん///」
加持「俺はミサトのこと大好きだぞ」アセアセ
ミサト「ふーーん」ケッ
加持「」
316 = 309 :
作戦会議
アスカ「それで、実際の所どうすればいいのよ! 四体四だからって勝てるってーの!?」
ミサト「問題はそこよね。リツコは四体同時撃破じゃないと倒せないって言ってるし」
レイ「四人が心を合わせれば……」
アスカ「そーんなことできるんなら人間は世界で一人で十分だっつーの!」
シンジ「……俺が囮になるってのはどうだ」
ミサト「却下」
レイ「駄目」
アスカ「百万年早いわ」
シンジ「一番現実的だろ!」
ミサト「シンジ君。現実的というのは、全員が帰還できる方法のことを指すのよ」
シンジ「俺は死ぬ気は――」
ミサト「あの子たちを目の前にして、同じことを言えるの?」
シンジ「………」
ミサト「幸い時間はまだあるわ。私が作戦を練っておくから、各自待機してなさい」
三人「………」コクリ
317 = 309 :
どこか
加持「本当にいいのかい?」
サキ「………」コクリ
加持「こんな何にも信用できそうにないおじさんだよ」
サキ「ミサトを悲しませるようなことはしない」
加持「………」ポリポリ
サキ「その代わり――」
加持「ああ、絶対に二人には手出しさせないし首輪も外してみせる」
サキ「……お願い」
加持「……だが、どうして君が犠牲になる必要がある? 使徒は仲間意識が強いのか?」
サキ「……ないから」
加持「ない?」
私には心が、ないから。
加持「………心、ね」
318 = 309 :
休憩室
アスカ「ちょっと、膝枕くらい柔らかくしなさいよ!」
シンジ「いや、そうは言っても筋肉だし」
アスカ「ほんっと使えないわね!」
レイ「ずるい」ポフッ
シンジ「お前ら……緊張感足りねーんじゃねーか?」
アスカ「……馬鹿ね。コミュニケーションをとってシンクロ率を上げるんじゃない」ボソッ
レイ「同じく」
シンジ「………」ナデナデ
アスカ(安心する……。男の人にこんなの感じるの初めて……)
レイ「シンジ」
シンジ「ん?」
レイ「アスカのこと本当に好きなの?」
アスカ「ぶふっ!」
シンジ「ああ、本気だ」
アスカ「ちょ、ちょっといきなり何よ!///」
319 = 309 :
レイ「じゃあ、私のこの想いはどうしたらいい?」
シンジ「え?」
アスカ「あんた、このナナヒカリのこと好きなの?」
レイ「分からないわ」
アスカ「分からないってあんたねぇ!」
レイ「分からないけど、この初めての気持ちは……あなたに向いてる」
シンジ「レイ……」
アスカ「ふんっ、あんたがどう思っても、こいつはあたしに惚れてるのよ!」
レイ「でも、人は変わる」
アスカ「はぁ!? あんた自分の好きな人が簡単に心変わりするような人間だと思ってる訳ぇ!?」
レイ「思わない」
アスカ「だったら!」
レイ「でも、変われる」
アスカ「………ふんっ、勝手にすればいいわ!」
シンジ(なんだかなぁ……)ヤレヤレ
320 = 309 :
ドイツ支部
シン「はぁ!? 使徒の残骸が一人こっちに輸送されるだって!?」バンッ
ドイツ職員「あ、ああ。カジがそう言っていた」
シン(あいつがあの三人を手放す!? あり得ない!)ダッ
ドイツ職員「お、おい!」
シン「今すぐ連絡を取らないと!」ダダダッ
ミサト・シンジ・アスカ・サキ・シエル・らみの家
サキ「じゃあ、行くから」
シエル「やだよぉ……」グスッ
らみ「なんで行っちゃうのぉ?」ウェェン
サキ「……私は、強くなりたいから」
シエル「つよく?」
サキ「うん」
らみ「十分強いよぉ。だから一緒に――」
サキ「二人とも聞いて」
321 = 309 :
サキ「私は二人がうらやましかった」
シエル「え?」
サキ「最初は私と同じだったシエルが、いつの間にか表情豊かに心豊かにシンジと接していて」
シエル「……サキ…」
サキ「らみは最初から感受性が豊かで皆を和ませることができてた」
らみ「そんなことないよぉ」グスッ
サキ「……私には、何もない」
シエル「そんなことないよ!!」
サキ「ううん、私は楽しいとも哀しいとも思わない。思ってもそれは皆の真似をしてるだけ」
サキ「だから、強くなるの」
加持「そろそろ時間だ」
サキ「うん」
シエル「サキ、行っちゃやだ」ギュッ
らみ「らみ泣いちゃう……」ギュッ
サキ「ありがとう。あなた達ならきっとシンジを支えられる」
二人「……うぅ…」
サキ「シンジが帰ってきたら伝えて」
次会うときは、とびきりの笑顔を見せるから。
加持(これが使徒……人と何が違う…?)
322 = 309 :
地上
ミサト「四体を撃破する場合、計算上同時でコアを破壊することは不可能だった」
アスカ「私が四人いればなぁ」
ミサト「だから、“同時に撃破することを放棄”します」
アスカ「はぁ!? じゃあどうやって倒すのよ!」
ミサト「もっとも攻撃力のあるシンジはコアを粉々に破壊して」
シンジ「あいよ、燃えるねぇ」
ミサト「万能タイプのアスカはシンジのコア破壊に連続して」
アスカ「波状攻撃ってわけね」
ミサト「ええ、どうしても私の経験不足が足を引っ張るだろうから、各自フォローをお願いね」
レイ「……燃える」
シンジ「今回も使徒を倒せば、新しい子が生まれるのかな」
ミサト「どうかしらね。コアが四つあるだけでも特殊だから」
アスカ「四人も増えたら大きい家に引っ越さなきゃ!」
ミサト「あなたたちも負担してねん」フフッ
アスカ「うげ」
323 = 309 :
使徒1~4「………」ググググググッ
マヤ「使徒、一分後に活動を再開します!」
リツコ「ミサト、外骨格を!」
ミサト「ええ、分かったわ!」バッ
ミサト「チェェエエエエエンジ、ジェッターーーーー!!」
シンジ・レイ「!!」ピクッ
JA「………」バシュッ
JA(真の姿)「ぐぉおおおおおおおんっ!!」
シンジ「か……」キラキラ
レイ「かっこいい……」キラキラ
アスカ「分からないわ……」ハァ…
使徒1「………」ピクッ
ミサト「行くわよ!!」グイッ
三人「はい!!」グイッ
324 = 309 :
ドイツ支部
シン「使徒と戦闘中!? 通信は!? ……くそっ!」ガチャッ
シン(こんな時に何をやってるんだあいつは!!)
シン「!」
シン「私は……何を熱くなっている?」
シン(使徒の残骸に対して、同情しているのか?)
シン「あ、あはは、あははははは!」
シン(私は……変わったのだな)
シン「気づけシンジ。貴様の大切なものが奪われそうになっているぞ……」
325 = 309 :
【次回予告】
いよいよ始まった四体の使徒との決戦。
経験不足のミサトを補うように戦うチルドレンたち。
そんな中、シエルとらみはシンジの元へ向かう。
輸送船に乗りこむ加持とサキ。
各々の想いが交差した時、シンジが向かう未来とは。
次回:溢れる想いを君へ
それじゃあ次回もさーびすさーびすぅ♪
それにしてもこのプラグスーツ……ノーパンじゃなくてもよくない?
はぁ!? ミサトノーパンなの!? 変態じゃん!
えぇ!? ち、違うの!?
私はふんどし……
え?
326 = 309 :
いったん離れます! 次回は超絶王道ロボアニメとなりますのでよろしくお願いします。では。
327 :
乙
ミサトさんが穿いてない…
329 :
乙!
ミサトさんはゲッター派か!
330 :
使徒1「………」ガンッ
ミサト「くぅううううっ!」
JA「ぐぉおおおおっ」ズザザザッ
アスカ「ミサト! 年なんだから無理しないの!」グイッ
弐号機「………」ブンッ
使徒1「………」サッ
アスカ「こんの、逃げん――」
使徒2「………」ガツッ
アスカ「きゃぁああああ!」
弐号機「………」バシャァァンッ
レイ「………」グイグイ
零号機「………」シュッシュッ
使徒3「………」サッサッ
シンジ「強い……というより、こっちが……」
初号機「ぐぉおおおおおおんっ!」ブンッ
使徒4「………」サッ
シンジ「くっ、ちょこまかとぉおおお!」グイッ
初号機「ヴぉぉおおおおおっ!」ドカッ
使徒4「………」バシャァアアンッ
シンジ「くっ、戦うのだけでもギリギリなのに、コアをほぼ同時に破壊するなんてできんのか!?」
331 = 330 :
アスカ「たぁああああ!」
弐号機「………」ガキっ
使徒2「………」パキッ
アスカ「よっし、やったわよ!」
ミサト「アスカ! それじゃあ駄目よ!」
使徒2「………」ブンッ
アスカ「くっそぉおおお! 足引っ張らないでよね!!」
使徒1~4「………」
レイ「……強い…」
ミサト「じり貧ね」
ミサト(だいぶ熱がこもってきた……時間もないわ…)
シンジ「何か手は……」
――シンジ!!
シンジ「は? シエル?」
アスカ「ああ! あそこ!!」
ビルの上
シエル「シンジーーーー!!」
らみ「しんじーーーー!」
332 = 330 :
シンジ「何やってんだ二人とも!!」
シエル「サキが!」
シンジ「……どうかしたのか?」
らみ「私たちの首輪をはずすために……ドイツへいっちゃう~」ウェェェン
シンジ「!!」
アスカ「それは本当なの!?」
シエル「加持も一緒だったから本当だよぉ」ウェェェン
ミサト「あんのバカっ!!」
シンジ「皆っ!!」
一同「!!」
シンジ「少しだけ、時間をくれ……」
ミサト「………」
レイ「………」
ミサト(正直なところ、空港まで行って戻ってくるまでエネルギーが持つ訳ない……でも)
アスカ「さっさと行きなさいよね!」
一同「アスカ!?」
333 = 330 :
アスカ「か、勘違いしないでよね! ここは私一人いれば平気なんだから!///」
ミサト「アスカ……」
レイ(なぜその言葉をすぐ言えなかったんだろう……)
シンジ「アスカ……愛してるぜ!」バシュンッ
アスカ「………嬉しくなんかないんだから///」ウズウズ
シンジ「初号機! 俺が離れていてもやれるな!」
初号機「ヴォオオオオオオオンッ!!」グッ
シンジ「全開で行くぜぇえええええ!」ドンッ
334 = 330 :
シンジ(サキ……お前がなぜそんな行動をとったのか俺には分からない)ダンッ
シンジ「けどな、俺は欲張りなんだ。お前がどんな考えを持っていようと、絶対に手放さないぞ」ダンッ
シンジ「うぉおおおおおおおお!!」
空港
加持「……怖いか?」
サキ「ううん、そんな感情……ない」
加持「そうか」
加持(後でシンジ君とミサトにぶっ殺されるだろうなぁ……)
サキ(もし……)
サキ(もし私が人間なら、アスカが呼んでた漫画に出てくる女の子なら)
サキ「……迎えに来てくれるのかな」ボソッ
加持「え?」
―――ががっ!
加持「くっ!?」
サキ「………?」
加持「どうした!?」
335 = 330 :
シンジ「よぉ、二人でデートか?」ハァハァ
サキ「!!」ドクンッ
サキ(迎えに……きた?)
加持「し、シンジ君」
シンジ「加持さん。あんたを責めたりはしねーよ。仕事だろうからな」
加持「………」
サキ(シンジが……私を迎えに来てくれた?)
シンジ「おいおい何を小難しい顔してるんだよサキ」
サキ「……こんな時、どんな顔をすればいいの?」
シンジ「決まってるだろ。王子様が迎えに来た時は、お姫様は満面の笑みで――」
サキ「っ!!」ダッ
抱きしめてもらうんだよ。
シンジ「……わりぃが時間がねぇ。加持さん! 死ぬなよ!」ダンッ
加持「へ?」
飛行機「」グラグラグラグラドカーン
加持「うあぁあああああああ!!」
336 = 330 :
いったん離れます! 続きは12時過ぎるかと!では!
337 :
この初号機ならパイロットいらないんじゃね?
338 = 329 :
>>337
シンジ居ないと必殺技が打てないだろJK
339 :
加持さんカワイソスww
340 :
加持「やれやれ、青春だね」
341 :
アスカ「くぅうううう!」
弐号機「………」バシャァンッ
ミサト「アスカ!」ハァハァ
JA「」
レイ「……動いて」ガチャガチャ
零号機「」
アスカ「早く来なさいよバカシンジ!!」グイッ
弐号機「ぐぉおおおおおっ!」ブンッ
使徒1「………」サッ
使徒2「………」バッ
アスカ「なっ!? は、離れなさいよ!」ガチャガチャ
使徒2「………」ピカーーーッ
アスカ「じ、自爆!?」
ミサト「アスカ!」
アスカ「シンジーーーーーーーっ!!」
―――バキィィィッ!!
アスカ「……え?」
アーマードシンジ「待たせたな!!」
一同「シンジ!!」
342 = 341 :
サキ「……シエル、らみ…」
シエル「ざぎぃいいい」ギューッ
らみ「ごめんねぇぇぇぇ」ギューッ
サキ「なんで謝るの?」
シエル「だっで、わだぢだぢのだめにぃいい」
らみ「ごめんねぇええええ」
サキ「……ふふっ」ニコッ
二人「サキが……笑った?」
サキ「そんな時にはね、こういうのよ」
ありがとう、って。
343 = 341 :
アスカ「遅いっちゅーーの! もう弐号機も……」
弐号機「」バシャンッ
アスカ「活動限界よ」フンッ
シンジ「初号機、お前はどうだ」
初号機「ぐぉおおおおおっ」
アスカ「何で動けるのよ。おかしいじゃない!」
ミサト「シンジ君! いくら初号機が動けるからって四体を同時に相手することは無理よ! 一時撤退しましょう!」
シンジ「………」
ミサト「シンジ君!!」
シンジ「いいや、それはできないね」
ミサト「なっ!? 上官命令よ!」
レイ「サキの……ため?」
アスカ「!!」
344 = 341 :
シンジ(あいつは確かに責任感が強い……今逃げればきっと自分を責めるだろう)
シンジ「いいや、違う」
ミサト「だったら!」
シンジ「俺の為だ!!」
一同「!!」
シンジ「皆に背中を預けた男が、やることもやらずに逃げるようじゃあ」ビシッ
シンジ「男がすたるってもんだろ!!」
初号機「ぐぉおおおおおおおんっ!!」
ミサト「シンジ君……」
アスカ「バカシンジ……」
レイ「漢として勉強になる……」
シンジ(とは言ったものの、俺の攻撃には同時に多数攻撃する方法は存在しねェ……)
シンジ「どうすれば……」
345 = 341 :
加持「シンジ君!」ブンッ
シンジ「加持さん!?」パシッ
ミサト「あんた!? なんでそんなボロボロなのよ!」
加持「ああ、ちょっとな」ハハハ
シンジ「これは……らみの欠片?」
加持「ドイツへの手土産にしようと思ってたんだがな」
シンジ「いいのか?」
加持「ああ、ここで君が勝たなければ、人類の終わりだからね」
シンジ「………らみ、力を貸してくれ」パクッ
らみ「……え?」ドクンッ
シンジ「うっ!?」ドクンッ
346 = 341 :
リツコ「使徒の欠片を食べたですって!?」
マヤ「初号気じゃなくてシンジ君自身が!?」
青葉「無茶苦茶だぁ……」
ゲンドウ「シンジ……」ハラハラ
冬月(もう、彼は我々の手に負えないな…。これはゼーレも動くぞ)
シンジ「うぅ……あぁああああああああ!!」ピカッ
らみ(シンジの気持ちが……溢れる!?)ピカッ
サキ「らみ!?」
シエル「らみ!?」
347 :
348 = 339 :
波動拳どころかバーストストリームが撃てるな
349 = 341 :
回想
ゲンドウ「本当に、1人で生きていくのか?」
シンジ(小学生)「……心配すんなって、親父が用意してくれた家で雨はしのげるし、このご時世食べ物くらいどこでも売ってるし」
らみ(これは……シンジの記憶?)
ゲンドウ「だが……」
シンジ「……足手まといになりたくねーんだよ」
ゲンドウ「!」
シンジ「だから、俺は俺で強くなる! だから親父は自分のすべきことをやれよ!」
ゲンドウ「……すまん」
シンジ「いつか、迎えに来てくれよ、親父」
ゲンドウ「……ああ」
らみ(こんな小さい時から……)
シンジ「……ぐすっ」
らみ「!!」
350 = 341 :
シンジ「うっ……うぇ…」
らみ「しんじ!」ギュッ
シンジ「う、うぁああああああ!!」ギューッ
らみ(寂しかったんだ……)ツーッ
らみ「涙……」
シンジ「お父さん! お父さん!」ギューッ
らみ(これが……心…)ギューッ
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