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    元スレシンジ「やぁってやるぜ!」エヴァ「ヴォオオオオオッ!」

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    151 = 146 :

    保健室

    レイ「………ここは…」

    シンジ「保健室だよ」

    シエル「怪我だらけ」

    レイ「……一回も当たらなかった…」

    シンジ「そりゃあ年季が違うからな」

    レイ「でも、これじゃあ意味は……」

    シンジ「いいや、あったよ」ナデナデ

    レイ「………」

    シンジ「俺はその気持ちだけで――」



    ――パシンッ



    レイ「見損なわないで」

    シンジ「……すまん」

    レイ「私はいつかあなたの背中を守れるようになる」

    シンジ「……ああ」

    レイ「だから……今日は出て行って」

    シンジ「……分かった」



    ――ガラッ



    レイ「……強くなりたい」ボソッ

    152 = 146 :

    夜 シンジ・ミサト・サキ・シエルの家


    シンジ「……眠たい」

    シンジ(誰にも心を開いていない、か……)

    シンジ「そりゃ、思春期を一人で過ごしてきたんだからな……」


    サキ「シンジ、今いい?」


    シンジ「ああ、どした?」

    サキ「………」


    ヒカリ(男の子はね、お、押しに弱いらしいわよ///)


    サキ「押しに弱い」ピョン

    シンジ「………」

    サキ「………」

    シンジ「お腹の上に乗って、遊びたいのか?」

    サキ「……どうなんだろう」

    シンジ「?」

    153 = 146 :



    ヒカリ(耳元で愛を囁くと良いらしいわ///)


    サキ「……耳元で」スッ

    シンジ「?」

    サキ「あいあいあいあいあいあいあいあいあいあい」ボソボソ

    シンジ(あいあい? 猿の真似か?)

    サキ「……これで心が手に入る?」

    シンジ「心?」

    サキ「ヒカリは、これで初めてをゲットできるって言った」

    シンジ「………(変な誤解したなぁ二人とも……)」

    サキ「ゲットできた?」

    シンジ「あのなぁ……」

    シエル「二人でずるーーーーい!」ギューッ

    シンジ「お、おい……」

    シエル「私も私もだっこー///」ギューッ

    シンジ「……これが俺の心を媒介にしてるって信じたくない…」ハァ…

    154 = 146 :

    ネルフ本部


    ミサト「どう思う?」

    リツコ「………」

    ミサト「嘘、なんでしょ?」

    リツコ「……あの場はああいうしかないわ」

    ミサト「そうね。シンジ君にも知られる訳にはいかないわね」

    リツコ「“使徒の残骸に心が生まれた”なんて知ったら、今まで通りの対応ができなくなる」

    ミサト「大人の都合よね」

    リツコ「これからも“心が生まれるかもしれない、もしくはあるかもしれない使徒を殺す役目”を担ってるのだから、仕方ないわよ」

    ミサト「どれだけ大人に見えても、彼は子供。ケアはしなければならないわ」

    リツコ(そう思い込もうとしてるだけにも見えるけど?)

    ミサト「いずれにせよ、隠し通すのが難しくなってきたわね」

    リツコ(司令もいよいよ覚悟を決めないといけないわね……)

    155 = 146 :

    指令室

    ゲンドウ「いったいどうすれば……」ハァ

    冬月「苦労が絶えんな」

    ゲンドウ「……“首輪”をつけるか」

    冬月「また嫌われるぞ」

    ゲンドウ「かまわん。すべては使徒殲滅のためだ」

    冬月(私にはシンジを悲しませないように最大限努力しているように見えるがな)


    156 = 146 :

    翌日 診察室


    シンジ「………」

    ミサト「ごめんなさい」

    シンジ「………」

    リツコ「二人とも、これはATフィールドの内部に設置させてもらうわ」

    サキ「コアに直接?」

    シエル「怖い……」

    ミサト「大丈夫、今まで通りに暮らしていれば、何も起きないから」

    サキ「………」

    シエル「……うぅ」ブルブル

    シンジ「………」ギリッ

    ミサト(シンジ君は全て理解している。大人の都合も、彼女たちの苦しみも……)



    シンジ(レイ……俺は……)



    157 = 146 :

    シンジ「……痛くないか?」ナデナデ

    サキ「うん、大丈夫」

    シエラ「コアに当たって気持ち悪い……」ウゥ

    シンジ「そうか……」

    シンジ(二人の命は手のひらに……か)



    ビーッビーッ!



    シンジ「………」



    158 = 146 :



    ラミエル「ふぁーーーっ」


    ミサト「初号機を!」

    シンジ「……二回目だな、本部から出撃するの」

    初号機「ぐぉおおお」

    シンジ「さみしかった? はは、いいことじゃねーか」

    初号機「ぐぉお……」シュン…

    シンジ「わーったよ、……これからひと暴れといこうぜ!!」

    初号機「グォオオオオオオオンッ!!」



    ―――バシュッ!!



    シンジ「あれが……なんか鉱石みたいな…」



    ラミエル「ふぁーーーーっ」ガチャンッ

    シンジ「!?」

    シンジ(まさか!?)

    シンジ「初号機! 俺を外に出せ!」

    ミサト「許可できないわ!!」

    シンジ「初号機!」

    初号機「ぐぉ……」オロオロ

    シンジ「早く!!!」

    初号機「………」バシュンッ

    マヤ「エントリープラグ排出!」

    青葉「使徒の中心から高エネルギー反応!」

    ミサト「シンジ君!!」

    159 = 146 :



    ラミエル「ふぁーーーーっ」ガチャンガチャンガチャン



    シンジ「シエル……ちょっと“借りるぜ”」

    ミサト「まさか、シンジ君あなた!!」

    リツコ「あれを……受け止める気…あり得ないわ!」

    ゲンドウ「零号機いそいで射出! シンジを守れ!」


    シンジ「馬鹿野郎が!!」


    ネルフ職員「!!」

    シンジ「俺の心配する暇があったら、相棒の心配しやがれ!!」

    ミサト「シンジ君! 初号機はなんとかなるわ!」

    シンジ「そうやって大人は苦しいことから目を背ける!!」

    ミサト「!!」

    シンジ「初号機だって苦しいんだ! それを表現できないだけで、何でも許されると思うな!!」

    ミサト「シンジ君……」

    マヤ「使徒の形状変化がストップ!」

    日向「おいおい、あれはまさか……」

    青葉「ビーム来ます!!」



    ラミエル「ふぁーーーーっ!」ビカッ!!



    シンジ「うぉおおおおおおおおおお!!」

    初号機「ぐぉおおおおおおっ!!」

    160 = 146 :




    ―――ギィィィィィィンッ!!



    マヤ「初号機ATフィールド展開しました!」

    リツコ「ありえないわ! パイロットもなしで!」

    マヤ「シンクロ率82%! 碇君とシンクロ状態を保っています!」

    リツコ「なんですって!?」


    シンジ「相棒! 邪魔をするなぁ!!」

    初号機「ぐぉおおおおお!!」

    シンジ「!! そうか……お前も俺を心配して…」

    初号機「ぐぉおおおおおんっ!!」


    シンジ「……だが、俺ら二人でもあれは無理みたいだ」


    ミサト「仕方ないわ! 強制的に帰還させるわよ!」

    青葉「はい!」



    161 = 146 :



    ミサト「初号機、及び初号機パイロットは無傷です」

    ゲンドウ「ああ」

    ミサト「しかし、司令も息子さんの事を心配するんですね」

    ゲンドウ「………」

    冬月「……ごほん」

    ミサト「……失礼しましたー」



    ミサト(さて……どうしたものか…)

    リツコ「ミサト」

    ミサト「……作戦会議を開くわ」


    162 = 146 :



    ――パシンッ


    シンジ「………」

    マヤ「………」ハァハァ

    シンジ「………」

    マヤ「大人を……舐めないでください!」キッ

    シンジ「………」

    マヤ「命令無視した上に一歩間違えれば人類に甚大な被害を与える可能性がありました。そのことをちゃんと考えていたんですか!?」

    シンジ「………」

    マヤ「答えないってことは、何も――「違うわ」

    マヤ「え?」

    ミサト「私たちの無能さを責めずにいてくれているのよね」

    シンジ「………」

    ミサト「でも、そこで黙っていては、大人と一緒よ」

    シンジ「わかってる」

    ミサト「いいえ、分かっていないわ」

    シンジ「……くそっ、また泣くなよ」

    ミサト「………っ」ビクッ

    163 = 146 :

    シンジ「まず下調べもせずにエヴァを向かわせ過ぎ」

    ミサト「………」

    シンジ「エヴァは直るから? はっ、危うく跡形もなく吹き飛ばされそうになったじゃねーか」

    ミサト「ATフィールドが……」

    シンジ「俺が今までに一度でもATフィールドを出せたことがあったか?」

    ミサト「うっ」

    シンジ「たまたまに人類最終兵器を巻き込むな馬鹿」

    ミサト「うぅ……」

    シンジ「そもそも避けてってなんだよ。避けてって」

    ミサト「………っ」ギクッ

    ネルフ職員(ほとんどこの人一人のことじゃ……)

    シンジ「さらに言えば、エヴァのパイロットにレトルトのカレーって体調管理するつもりがあんのかよ」

    ミサト「………」ホロリ


    一同「あー……」


    164 = 146 :

    ミサト「シンジ君! 作戦が決まったわ! ヤシマ作戦よ!」



    シンジ「日本全土から電気を集めてポジトロンライフルで狙撃する……ね」

    レイ「………」

    ミサト「これだけやっても成功する可能性は低いわ」

    シンジ「……どう思うレイ」

    レイ「………」



    ―――ビリッ!!



    ミサト「あーーーっ、何すんのよぉーー!」

    レイ「……ビームなんて男のすることじゃない」

    シンジ「………」ウンウン

    ミサト「レイあんた女でしょーーーっ!」

    165 = 146 :

    新ヤシマ作戦 当日


    シンジ「日本全土の電気をエヴァの身体能力向上のために使用」

    レイ「日本中の想いを背負って戦う……熱い」

    シンジ「だな」

    レイ「ねぇシンジ」

    シンジ「ん?」

    レイ「この戦いが終わったら、もう一度勝負してくれる?」

    シンジ「……ああ、良いぜ」

    166 = 146 :

    ミサト「全電力をエヴァ初号機と零号機に!」

    青葉「はい!」カチャカチャ

    マヤ「でも、こんなので本当にうまくいくんでしょうか……」

    リツコ「理論上、あの使徒の高エネルギービームを避けることは不可能よ」

    ミサト「でも、あの二人なら……」

    リツコ「失敗したらクビどころじゃすまないわね」

    ミサト「……どうせ失敗したら世界は終わりよ」




    初号機・改「ぐぉおおおおおおっ!」バチバチバチ

    シンジ「いいねぇ相棒! 血が沸騰しそうだぜ!!」

    零号機・改「………」

    レイ「これでシンジに近づける……」



    ミサト「新・ヤシマ作戦開始!!」



    ラミエル「ふぁーーーーっ」ガチャンッ

    シンジ「初号機パイロット碇シンジ! 推して参る!!」グイ

    レイ「零号機パイロット綾波レイ! 目標を駆逐する!」グイ


    両エヴァ「「グォオオオオオオオオオッン!!」」ガションガション!


    167 = 146 :




    ラミエル「ふぁーーーーっ」ガチャンガチャンガチャン



    シンジ「来るぞ! 勘で避けろ!」

    レイ「わかった!」


    ミサト「あー! 私の台詞!!」


    ラミエル「ふぁーーーーっ!」ビカッ



    ――バシュゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!



    シンジ「相棒!!」グイッ

    初号機・改「ぐぉおおおお!!」サッ



    ―――ジュゥゥゥゥゥゥッ!!



    シンジ「かすっただけでこの威力……燃えるじゃねぇか!!」グイッ

    初号機・改「ぐぉおおおおおお!!」ダンッ



    ミサト「跳んだ!?」

    リツコ「今まで使徒の攻撃に一定の間隔があったからって無茶だわ!」


    レイ「いいえ、違うわ」グイッ

    零号機・改「ぐぉおおおおおっ!」ブンッ

    ミサト「レイ!? いつの間にそこへ!?」

    168 = 146 :

    シンジ「! 遅い!!」グイッ

    初号機・改「グォオオオオンッ!」グンッ


    ミサト「触手が伸びた!?」


    シンジ「間に合え!!」グイッ


    ラミエル「ふぁーーーーっ!」ガチャガチャガチャ!

    レイ「!?」

    零号機・改「………」ガギィィィンッ

    レイ「ATフィールド……」


    ラミエル「ふぁーーーーっ」ビカッ


    レイ「あ……」



    ―――バシュゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!



    ゲンドウ「レイ!!」

    169 = 146 :

    シンジ「大丈夫か!」

    レイ「また迷惑を……」

    シンジ「迷惑なんかじゃない!」

    レイ「!」

    シンジ「レイは俺と、俺みたいな奴と対等になろうとしてくれた!」

    レイ「シンジ……?」

    シンジ「俺は初めての経験で戸惑ったけど、それ以上にうれしかった!」

    レイ「!」ドキッ

    シンジ「だから……その…」




    シンジ「友達を助けることを迷惑なんて思わない!!」




    レイ「シンジ!!」

    シンジ「行くぞ!!」グイッ

    初号機・改「ヴォオオオオオオオオッ!!」ダダダッ

    170 = 146 :

    シンジ「うぉりゃぁああああ!」ブンッ

    ラミエル「ふぁーーーっ」ギィィィンッ

    シンジ「ATフィールドなんてぇ!!」ブンッ

    ラミエル「ふぁーーーーっ!」ビカッ


    ミサト「出力を変えられるの!?」


    シンジ「くっ! 大丈夫か!?」

    初号機・改「ぐぉおおおおおっ!」

    レイ「たぁあああああ!」グイッ

    零号機・改「………」ブンッ

    ラミエル「ふぁーーーっ!」ビカッ

    シンジ「おりゃぁああ!」

    初号機・改「グォオオオオンッ!」バキィッ

    ラミエル「ふぁーーーっ」ズズンッ


    ミサト「ダメージが!!」

    リツコ「エネルギーを射出する瞬間、ATフィールドが解けるわ!」

    シンジ「よっしゃぁああ! やぁってやるぜ!」グイッ

    171 = 146 :

    シンジ「おりゃぁああ!」

    初号機・改「ぐぉおおおんっ!」バキッ

    ラミエル「ふぁーーーっ!」ビカッ

    レイ「たぁあああ!」

    零号機・改「………」ドカッ

    ラミエル「ふぁーーーっ!」


    マヤ「いけそう……?」

    サキ「……だめ」

    ミサト「え?」

    シエル「それ以上刺激しちゃ……」


    ラミエル「………」ガチャンガチャンガチャン

    シンジ「!?」

    レイ「……これが、本当の姿?」

    172 = 146 :



    人型ラミエル「ファーーーーーっ!」ブンッ


    シンジ「くっ!?」グイッ

    初号機・改「ぐぉおおおっ!」サッ

    人型ラミエル「ファーーーーーッ!」ブゥンッ

    ミサト「ビームソード!?」

    リツコ「あの高エネルギーで斬られたらひとたまりもないわ!」


    シンジ「こっちの方がやりやすい!」グイッ

    初号機・改「グォオオオオンッ!」ブンッ

    人型ラミエル「ふぁーーーっ!」バチンッ

    シンジ「ATフィールドは健在ってか!」

    レイ「任せて!」

    零号機・改「………」ブンッ

    人型ラミエル「ふぁーーーっ」バシャァンッ

    シンジ「レイ! 少しだけ時間を稼いでくれ!」

    レイ「わかった!!」

    173 = 146 :

    シンジ「ミサトさん! 電力をすべて右手に集中したい!」

    ミサト「それは可能だけど! でも!」

    シンジ「やれるなら! やるのが男の子!!」グッ

    初号機・改「ぐぉおおおおっ!」ブゥゥゥゥゥンッ

    シンジ「右手が……あつっ!!」ビクビク


    ミサト「そりゃあそうよ! 全てのエネルギーが右手に集まってるのよ!」

    リツコ「理論上、右手が融解するのが先のはず……ありえないわ!」


    シンジ「き……あ…いだぁ……」グググッ

    初号機・改「グォオオオオオオン!」ブブブブブブッ


    レイ「シンジ!!」

    ミサト「シンジ君!」

    サキ「シンジ!」

    シエル「シンジ!」



    シンジ「うぉおおおおおおおおおおおっ!!」グイッ

    初号機・改「ぐぉおおおんっ!」ダンッ

    174 = 146 :

    シンジ「輝け魂! 燃えろ生命! これが俺の……俺たちのっ!!」ブゥンッ

    初号機・改「………!」ブゥンッ



    マヤ「エヴァ初号機・改の体が光り輝いてます!」

    リツコ「もう……ありえない…」

    ミサト「いっけぇえええええ!!」



    人型ラミエル「ふぁーーー……!?」

    レイ「逃がさない!」グググッ



    シンジ「セカンドォオオオオッ……インパクトッ!!!」グイッ

    初号機・改「ヴォオオオオオオオオンッ!!」ブンッ

    人型ラミエル「ファ………」



    ―――ドガァアァァァァァァァアアアン!!



    マヤ「使徒……消滅しました!!」

    ミサト「よっしゃぁああああ!!」

    175 = 146 :

    シンジ「………ぷはっ!」バシュゥゥゥンッ

    シンジ「やっぱ外はいいなぁ……お前もそう思うだろ、相棒」

    初号機「………」

    レイ「……んっ」バシュゥウゥンッ

    シンジ「レイ」

    レイ「シンジ」

    シンジ「………」

    レイ「私達……勝ったの?」

    シンジ「ああ」

    レイ「………」

    シンジ「どうした?」

    レイ「ごめんなさい、こういう時どういう顔をすればいいか分からないの」

    シンジ「………そうだな」



     思いっきり笑えばいいと思うぜ。



    レイ「……あ、あはは」

    シンジ「ははっ」


    二人「はははははははははっ!!」


    ミサト「……絵になるじゃない」

    マヤ「月をバックにして、幻想的ですね」

    リツコ「ええ、そうね」

    176 = 146 :

    翌日 校舎裏

    シンジ「………」

    レイ「………」


    トウジ「なんやまたやるんかいな」

    ケンスケ「でもなんか、男女間の友情って感じで良いよね」

    ヒカリ「私とトウジも似てる?」

    トウジ「ば、馬鹿言うなや! わしは硬派なんや!」

    サキ「やれやれ」

    シエル「男ってほんと馬鹿」ハァ

    トウジ「なんやと!」


    シンジ「行くぞ!」ダッ

    レイ「今度は負けない!」ダッ

    177 :

    ラミエルが

    ファーーーーーwwww

    って言ってるようにしか見えない

    178 = 146 :

    【次回予告】

    三体目の使徒を撃破したシンジとレイ。

    彼らの前に現れる新たな少女の姿をした少女。

    彼女の出現により、シンジとサキとシエルの関係にも変化が。


    そんな中、人造兵器の発表に向かうミサト。

    シンジの願いに答えようと開発を進める初号機。


    新たな局面を迎えた時、シンジが見る景色とは。


    次回:希望の未来へレディゴーーーーッ!

    179 = 146 :

    >>177若干わざとですw

    今日はここまでです!おやすみなさい!

    180 :

    無粋かもしれないが

    少女の姿をした少女

    ってなんだよ

    181 :

    むっちゃ面白い

    182 :

    メチャクチャ面白い

    183 :

    >>180
    どこからどう見ても少女ってしか思えない見た目の少女なんだよ

    184 :

    >>180
    幼女から思春期の少女になったんだろ!

    185 :

    セカンドはやればできる子w

    186 :

    まさかJAも少女化するのか…?

    187 = 186 :

    まさかJAも少女化するのか…?

    188 :

    レイが刹那化してるな

    189 :

    >>180少女の姿をした使徒でした。ごめんちゃい。

    こんな時間ですが、少し続きー

    190 = 189 :

    ネルフ本部


    初号機「………」カチャカチャ


    リツコ「司令、本当に良かったのですか? 初号機を自由にして」

    ゲンドウ「ああ」

    リツコ「なんか碇君のために工作してるみたいですが」

    ゲンドウ「心配ない」

    リツコ(自分の装甲をはぎ取って素材に使ってるあたり、大丈夫じゃないと思うのだけれど……)


    初号機「………」ウィィィィィン

    現場作業員「あんなちっさいドリルを器用に扱うなー」


    191 = 189 :

    学校近辺 雨

    シンジ「………」

    らみ「………」

    シンジ(だ、段ボールに入った少女がこっちを見ている……)

    らみ「……シンジ」

    シンジ「お、俺だ」

    らみ「………」

    シンジ(少女といっても溢れんばかりの胸に大人びた美貌、段ボールの中に座ってるから身長は分からないがおそらくレイと同じくらいだろう……)

    らみ「……私を…拾って?」クゥン

    シンジ「………」

    192 = 189 :

    ミサト・シンジ・サキ・シエル・らみの家


    ミサト「はー、まさに攻守最強って感じね」

    らみ「………?」プルンッ

    サキ「何をすればあんなないすばでーに……」ワナワナ

    シエル「ほえー、うらやましい」モミモミ

    らみ「や、やめてください///」モジモジ

    ミサト「反応も男心をくすぐってるわねー」アハハ

    シンジ「……ミサトさん」

    ミサト「分かってるわよー、さすがにこの子とシンちゃんを一緒にお風呂に入れる訳には――」

    らみ「お兄ちゃんと一緒じゃなきゃ嫌です」ギューッ

    ミサト「なん……だと」

    シンジ「お、おい……やめろって///」

    らみ「~~~♪」

    サキ・シエル「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    193 = 189 :

    ミサト「でも、どっちにしろ私はしばらくここ離れるから」

    シンジ「どこかへ?」

    ミサト「んーちょっちねぇ。何でもエヴァンゲリオンでない人型兵器を発表するんですって」

    シンジ「へー、それは熱いねぇ」

    ミサト「どうかしら」

    シンジ「……? なんだか気に入らないみたいだけど」

    ミサト「そんなことはないんだけどね。エヴァを否定する意図が見え見えで……って大人の事情だから気にしないで」アハハ

    シンジ「ミサトさん」

    ミサト「?」


    シンジ「いつでも頼ってくれていいから」ニコッ


    ミサト「っ///」

    サキ「顔真っ赤」

    シエル「ミサトさん可愛い!」

    ミサト「……同じセリフでも、あなたに言われると心に響くわね」

    シンジ「同じ?」

    ミサト「ううん、こっちの話。じゃ、行ってくるわね」

    シンジ「いってらっしゃい」

    194 :

    >らみ「……私を…拾って?」クゥン
    こいつ童貞キラーだな(笑)

    つーか
    腕にエネルギー集中→光る→攻撃
    を見て断空光牙剣ならぬ断空光牙拳を思い浮かべたのは俺だけだろうか

    195 = 189 :

    シンジ「……ミサトさんがいないだけで静かだな」

    サキ「つまらない?」シュン…

    シエル「おしゃべりする!!」

    シンジ「いや、ごめん。そういう意味じゃなくて」

    二人「?」

    らみ「zzz」



    シンジ「俺たちはもう家族みたいなもんなんだなと思って。誰一人かけるのも苦しい」ナデナデ



    サキ「………」

    シエル「えへへ///」

    らみ「zzz」

    シンジ「さ、そろそろ寝ようか」

    二人「はーい」

    らみ「えへへぇ、お兄ちゃん大好きぃ」ムニャムニャ

    196 = 189 :

    翌日 学校


    生徒たち「………」ザワッ

    らみ「今日からこの学校に通うらみです! よろしくお願いします!」バインッ

    トウジ「お、おお……///」

    ケンスケ「い、良い!」

    ヒカリ「さいってー」ジトーッ

    トウジ「な、なんもいっとらんやろ!」

    ヒカリ「それに比べて碇君は」

    シンジ「ん?」

    ヒカリ「………///」


    ヒカリビジョン

    綺麗なシンジ「ヒカリも魅力的だよ」ニコッ

    ヒカリ「そ、そんなことないもん/// 私って地味だし…」

    綺麗なシンジ「そうかな。俺には光り輝いて見えるよ」ナデナデ


    ヒカリ「ぐへへ」

    サキ「よだれが垂れてる」フキフキ

    トウジ「わしらと変わらんやんけ」

    ケンスケ「トウジ、女の子の妄想を覗くのは駄目だよ」

    197 = 189 :

    トウジ「それにしてもシンジの親戚はどうして美少女ばかりなんや」

    ケンスケ「ちょっと納得いかないよね」

    シンジ「親戚って言っても血はつながってない場合が多いけどな」

    ヒカリ「シンジ君は誰が好みなの?」

    シンジ「んー、そうだなぁ」

    サキ・シエル・らみ「!」ピクッ

    レイ「………」

    ヒカリ(ここで私を……ってある訳ないじゃない)



    シンジ「俺は運命の出会い以外興味ないから」



    一同(この人だったらありそう……)

    サキ・シエル・らみ「………」ハァ…

    レイ(運命の……戦い…)グッ

    198 = 189 :

    帰り道

    シンジ「そういえば触手が最近うずかないんだけど」

    シエル「シエルも感知できなくなったから、たぶんシンジと完全に同化したみたい」

    シンジ「そうか……」

    シンジ(ということは、シエルの感情と触手は関係なかったということか……)

    サキ「だから少し強くなったの?」

    シンジ「え?」

    シエル「うん、肉体強度が少し増してる気がする」

    シンジ「そんなの分かるのか?」

    サキ「なんとなくだけど」

    シエル「たぶん今ならATフィールド出せるんじゃ……」

    シンジ「えっ」

    らみ「わー、お兄ちゃんかっこいー!」キラキラ

    シンジ「………」グッ


    ――ブゥゥゥンッ!


    シンジ「で、出た……」

    199 = 189 :

    マヤ「先輩ならJAの発表会に行きましたけど?」

    シンジ「あ、そうか、そりゃそうだな」

    シンジ(サキ達のことと、ATフィールドのこと聞きたかったのに……)

    マヤ「あ、あの……」

    シンジ「?」

    マヤ「この前はごめんなさい!」

    シンジ「この前?」

    マヤ「あなたの頬を叩いてしまって……私、何にも分かってなかったのに」

    シンジ「ああ、気合入ったんで大丈夫だよ」

    マヤ「……でも、本当に心配するのでああいうのは…その……」シュン…

    シンジ「あー、伊吹さん?」

    マヤ「! ま、マヤと呼んでください!」

    シンジ「え?」

    マヤ「!! な、何でもないです!」タタタッ///

    シンジ「何だったんだ?」

    青葉(あれ以来ずっと上の空だったけど)

    日向(そういうことだったのか……)ガーン

    200 = 189 :

    格納庫

    シンジ「おー、すげぇじゃねぇか相棒!」

    初号機「………///」テレテレ

    現場作業員「いや、本当にこれはすごいですよ!」

    現場作業員2「現代では数多くのパワードスーツが開発されましたけど、このレベルなら使徒と戦うこともできるかも!」

    初号機「///」

    現場作業員「それは言い過ぎにしても、前回戦った使徒の弱ビームくらいなら余裕で受け流すことができるでしょう!」

    シンジ「人工筋肉でパフォーマンスも……1000%!?」

    現場作業員「ええまぁ、でもそれほどまで力を出すとおそらく……」

    現場作業員2「使用者の肉体が破壊されるでしょうね」アハハ

    シンジ「ほんと、熱い奴だな相棒も」



    ビーッビーッ!



    シンジ「使徒!?」


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