私的良スレ書庫
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元スレ照「ドーモ。スガ=サン。バカップルスレイヤーです」京太郎「!?」
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乙
照さんいい仕事した
やっぱり尊敬する先輩にはちゃんと報告しないとね
照さんいい仕事した
やっぱり尊敬する先輩にはちゃんと報告しないとね
乙
や京咲N1
京太郎は久は好きだろうし頼りにはしてそうだけど尊敬してるのだろうか
や京咲N1
京太郎は久は好きだろうし頼りにはしてそうだけど尊敬してるのだろうか
おつおつ
ええなーコレwwそして事あるごとに美穂子に豊満という形容詞が付いてくるのも笑った
基本照視点だからか
ええなーコレwwそして事あるごとに美穂子に豊満という形容詞が付いてくるのも笑った
基本照視点だからか
>>77
てょは大学での酷使でああなってしまったんや
てょは大学での酷使でああなってしまったんや
乙
妹といい弟といい、哀しみを背負ってる人達が多いな。
親戚の集まりで従兄弟にDTバレして全力で気を使われたときは声が震えたよ
妹といい弟といい、哀しみを背負ってる人達が多いな。
親戚の集まりで従兄弟にDTバレして全力で気を使われたときは声が震えたよ
仲取り持ったのに報告がない辛さはよくわかる
本当によくわかる
本当によくわかる
相談に乗ってあげてたってあるから(少なくとも久視点では)取り持ったとも言えるだろう
もしかして名前言わなかったから本命を勘違いしてたってことかこれ
久の性格から鑑みるに、ただの京太郎弄りだろう。
面白そうだから理由付けて遊ぼう、それだけ。
面白そうだから理由付けて遊ぼう、それだけ。
仮に久が真剣に相談にのってたつもりでも、京ちゃんはそうは思ってなさそう
>>122
トリオじゃね?
トリオじゃね?
>>123
すまんな
すまんな
人生は何が起こるかわからない。
諺で言えば、人間万事塞翁が馬や諸行無常とか言われるやつだ。
そうそう突飛な事態は頻繁に起こりはしないものの、過去の自分へと伝えれば、まさかと思う様な事だって起こるだろう。
もちろん照にだって、そういった憶えがある。
例えば――そう、新作の仮面ライダーとか。
照がかつての自分に、今度のライダーの脚本は虚淵氏であると言えば『マジで?』と思う筈だし、モチーフがフルーツだと言えば『こいつら未来に生きてるな』と感じるだろう。
ましてや、そのライダーの劇場版はサッカー大決戦である旨を伝えれば『一体どういう事なの?』となってしまうだろう。
それに憶えといえば、私生活においても、照が以前なら考えてもいなかった状況になっているのだ。
父と妹が別居していた頃には、再び家族一緒に暮らすようになると照は思ってもいなかった。
……いや、心の奥底でそれに対する希求と葛藤が綯い交ぜになり、深く考えない様にしていたというのが正しいか。
照としては、あの頃は色々と複雑だったのだ。
まあ、そこらあたりの諸事情は両親とか妹とか、はたまた色々と大人の事情とかが絡むので、置いておこう。
とにかく、良い悪いに問わず、かつての自分が思いも寄らぬ事というのは、起こり得るのである。
故に、今自分が直面している状況だってそういった類のものなので、現状を受け入れないといけない。
……納得できるかどうかは別として。
照そんな風に考えながら、自分の着ている服装をまじまじと見た。
照の体を包むのは、肩と裾にフリルがあしらわれた――新妻の象徴とも言うべき、清楚な純白のエプロンであった。
補足すると、もちろんエプロンだけではない。
羞恥心の欠如した痴女じゃないのだから、当たり前だ。
今の情報だけで新妻裸エプロンとかを即座に想像した人は、色々な意味で汚れている可能性がある。
如何に長野が魔境とはいえ、NAGANOスタイルの体現者は限られているのだ。肝に命じて置くべきだろう。
ついでに余談だが、パンツ穿いている世界線であると明示しておきたい。
これは穿いてない娘が存在する可能性を、全て否定するわけではない。
しかし、基本的には穿いているのである。
照だって穿いているし、その妹だって穿いている。
大体普段は穿いていた方が、色々と都合が良いのである。
穿いているからこその様式美というのは、確かに存在する上に、あるからこそ、ないというのが際立つのである。
特に意味は無い話なので、閑話休題。
照が着けているエプロンの下には、黒いロングのワンピースが着込まれ、そのスカートの裾下からは、白いパニエがのぞいている。
更に頭の上には、白いフリルで花とリボンをあしらった可愛らしいヘッドドレスが着けられていた。ちなみにヘアバンド部分は黒。
つまり、照の今の装いは――メイド服だった。
それもブリティッシュスタイルと言われるシックなタイプだ。
「仕上げはこれじゃな」
ほいと、染谷まこが縁の無い眼鏡を照へと差し出す。
そのまま素直に照は受け取り、眼鏡を掛けた。当然、度は入っていない。伊達眼鏡であった。
正統派メイド@眼鏡装備と化した照を見て、久がニヤニヤと頬を緩ませた。
「照、良く似合ってるわよ。メイド長みたい」
「……久、この服は聞いてない」
何故こういう状況になってしまったかと言えば――照がバイトをしてみようかと思い立ち、数日前に久に相談した事が発端であった。
その時久に紹介されたのが、雀荘『roof-top』というわけだ。
照的に麻雀自体は好きであるので、趣味と実益を兼ね魅力的に思えるバイト先の提示だった。
……麻雀の腕には覚えがあるし、メディア向けに鍛えられた外面も自信がある。
……ノーレートのため客層は悪くないというのもいい。
そんな風に考えた結果、紹介を受け本日面接に来た照であったが、これは想定外だ。
まさか……雀荘の制服がメイド服であるとは。しかも試着させられる始末。
コスプレ趣味のある弘世菫なら、ボヤきつつも内心喜ぶかもしれないが、照にはそういった趣味はないのだ。
……久の言う事を鵜呑みにせず、事前にHPなりで調べておくべきだった。
照がそう後悔していると――久が短いスカートを、絶対領域を確保したまま器用にぴらっと一度持ち上げ、にゃんと片手でポーズをとった。
「もしかして照としては、こっちみたいなのが良かった?」
見るからに久はノリノリである。
彼女の着ているメイド服は、いわゆるフレンチメイドと言われるタイプだった。
強調された胸、扇情的なミニスカート、太腿を強調する黒のハイソックスと、色々際どく、しかも何故かネコ耳カチューシャ装備。
というか、久はここでバイトしているわけでもないのに、何故メイド服を着用するのか。
照には全くもって判らなかった。
「そういうわけじゃない。そもそも久みたいな服は論外。断固拒否する」
顔色一つ変えず冷たくそう告げる照に、咲――照と同様のメイド服を着ている――が口を開いた。
「おねえちゃん分かるよ。流石に恥ずかしいもんね」
「あら、咲だって以前は私と同じミニスカートのやつを着てたじゃない?」
と、横から口を挟む久。
「そ、それはそうですけど……あれは染谷先輩がどうしてもって言うから……」
咲の言葉に、まこがくいっと眼鏡を押し上げた。
「適材適所というやつじゃ。実際似合っとったじゃろう? 和もじゃけど、咲のフレンチメイドは人気があったけーの……じゃが」
まこがやれやれといった風に両肩を上げ、壁に背をつけ他人事の様に事態を見ているパリっとした執事服を着た青年へと、目を向けた。
「京太郎が最近うるさいけえ、咲にも大人し目のやつを用意したっちゅうわけじゃ」
「ちょっ! 染谷先輩それは言わない約束ですよ!」
泡を食った様子で、京太郎が声を上げた。
……なるほど、妹の彼氏は独占欲が強い。見た目がチャラそうなのにちょっと意外。
……まあ、咲も満更でもなさそう……いやむしろかなり嬉しそうなので、そこにツッコムのはやめておいてあげよう。
そんな思考の照とは対照的なのが、久であった。
「へぇ、須賀くんったらそうなんだ」
「……何が、っすか?」
久がなんだか生暖かい流し目を、京太郎へと向けた。
「具体的には、俺の女に手を出すなってタイプ? なに俺の女ボコってんだ、殺すぞとか言っちゃう?」
「んっ、がっ、俺の女って……」
照れ隠しなのだろう、がしがしと頭を掻く京太郎が、続けて拗ねた感じで零す。
「この前、これでもかって位人をからかったのに、まだイジるんだもんなぁ……これだから部長は」
「もう部長じゃないわよ――それはともかく、だってあれは報告しなかった須賀くんが悪いんだもの」
「いや、あれはタイミングの問題のだったというか」
京太郎は言葉を切り、両手を上げた。事実上の久への降伏宣言であろう。
「っていうか、降参っす。勘弁して下さい」
「人に頼む時は誠意を示さないといけないんじゃないかなーって、私は思うのよね……須賀くんはどう思う?」
「誠意って竹井先輩にはかなり似合わない言葉ですよね。自分がしない事を人にさせるのはどうかと俺は思います」
ぼそりと漏らす京太郎に、久が間髪入れず非常に優しげな笑顔で言った。
「何か言った須賀くん? 私聞こえなかったなー……もう一回言ってみて?」
「なんでもないです……で、俺は何をすればいいんっすか?」
「あら、何かしてくれるんだ。言質をとったと思っていいのかしら」
ぽんぽんと言葉を交わす二人に対して、手馴れているというか仲が良さげな感じだなと照が思ったと同時に、咲が二人の間に割って入った。
「竹井先輩ちょっと待って下さい! 京ちゃんに何をさせるつもりですか!?」
咲は全く迫力なく久を威嚇した。例えるなら、がるるといった感じのチワワ。足をプルプルさせてそう。
「やあねぇ、咲、変な事はさせないわよ――咲には変な事してるかもしれないけど」
「なっ! へ、へんなことしてないです!」
「はいはい、そこまでじゃ。久はもう勘弁しときんしゃい」
まこが手を叩いて鳴らし、止めに入った。
「まあ、話を戻すんじゃけど、照さんに関してはメイド服もよう似合っとるし、問題なかろう」
「……採用?」
照が尋ねると、まこはうむと首を縦に振った。
「後は接客マニュアルじゃな――咲、見本見せて上げんしゃい」
「えっ、私ですか!?」
「おう、妹Verでええけえの。ほれ、京太郎を客に見立てて」
「えっ、俺っすか!?」
似た様な反応をした咲と京太郎が、二人顔を見合わせ、仕方ないといった感じで同時に息を吐く。
「あー、うん、いくよ京ちゃん」
「おう、いつでも来い咲」
向き合い、よしっと気合を入れる二人。
「おはよう――おにいちゃん」
咲は首を僅かに傾げ、にこりと微笑んだ。
姉妹というのは、こういう笑顔の作り方でも似たりするのかもしれないと、照はふと思った。
事実、照の営業用の笑顔とどこか重なる笑顔であった。
「もうっ、おにいちゃんったら、咲が起こしに来ないと駄目なんだから……」
「ん、ああ、いつもわりいな咲」
「……朝ご飯もう出来てるよ。早くしてね」
咲は少し焦れったそうに言いつつ、視線を泳がせ、もじもじと照れた感じを演出している。
「あっ、そうだ! 今日おにいちゃんと一緒に学校に行ってもいい?」
「別にいいけど……やたらといきなりだな」
「そういう気分の日だってあるよ……たまにはいいよね? だって……咲、おにいちゃんの妹なんだもん。おかしくなんかないよね!」
「ああ、妹だもんな!」
「おにいちゃんだけど愛さえあれば関係ないよね!!」
「うんっ、そうだな!!」
照はやけくそ気味に役をこなし始めた二人を見るのをやめ、まこへと顔を向ける。
「…………これお客さんにするの?」
「あくまで一例じゃ。詳しくはマニュアルに……ほれ」
手渡された接客用マニュアルと書かれた冊子を捲ってみれば――。
妹から始まり、姉やらゆるふわ巨乳女子高生やら毒舌クール系貧乳女子高生やら年下小悪魔女子高生、エトセトラエトセトラ。
色々な役作りの会話例が記載されている。
大変な店に来てしまった……と、照が戦慄している傍ら、まこがきらりと眼鏡を光らせた。
「ちなみに――女性客向けもある。京太郎、それはもうええから、対女性用をやってみい」
「……もしかしてアレっすか?」
「そう、アレじゃ」
まこがそう言うと、京太郎が何かを諦めた表情をして、咲を壁際まで連れて行く。
壁を背にした咲を、京太郎はじっと見つめた。
数秒おいて続けざまに、左の掌を壁へどんっと叩き付ける。
咲の顔の横に京太郎の右腕が伸ばされた形だ。
「……京ちゃん」
そう呟く咲の眸から視線を外さぬまま、京太郎は咲との距離を詰め、右膝を曲げた。
丁度咲の股下を狙ったのだろう、膝と壁でロングスカートが挟まれている。
そんな壁ドンから股ドンの二連コンボで受けた咲は、ゆっくりと両の瞼を落とす。
僅かに顔を上げ、まるで何かを待つかの様な姿勢だ。
「咲……」
小さく名を呼んだ京太郎が、咲へと顔を近付け――。
「誰もそこまでやれとは言っちょらん!」
まこがどこからか取り出したハリセンでスパンと軽く京太郎を叩く。
それを見て、久は「須賀くんたらバカねー」と破顔した後、照へと振り向いた。
「照、まあ、こんな感じの店よ。やれそう?」
……こんな感じってどんな感じだ。まあ咲とその彼氏もバイトしている様だし何とかなるだろう。
なんて照は思いつつ、久へとこくりと頷くのであった。
「いや、染谷先輩こうなんか盛り上がちゃって……なあ咲?」
「だよね。仕方ないよね、京ちゃん」
「……二人とも、まさか部活でもそんな感じじゃないじゃろうな?」
「「…………」」
つ――と、まこから目を逸らす二人。
――前言撤回。
このバカップルはあてにならなさそうだし、何とかならないかもしれない。
照はそう考え、取り敢えず接客を覚えようとマニュアルを捲るのであった。
【④つまりは二人はバカップルである】――了
おつおつ
・弄られる二人
・見せつけられる照
・出番すら無い和タコ
一番可哀想なのは誰でしょう
・弄られる二人
・見せつけられる照
・出番すら無い和タコ
一番可哀想なのは誰でしょう
>>147
そこまでにしとけよ竹井
そこまでにしとけよ竹井
>>147
竹井くん!ロッカーに戻ろう!
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