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    元スレ京太郎「ステルスっ子と」桃子「初夜」

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    851 :



    咏さんの弟子自慢


    良子「えっと…この方はどちら様ですか…?」

    理沙「誰?」プンスコ

    京太郎(うわぁ…やっぱり美人さんだなぁ)

    京太郎(そしてすばらなおもちですっ戒能プロ!)

    「こいつは私の愛弟子だぜー、知らんけど」アッハッハ

    京太郎「咏さんの弟子の須賀京太郎です。よろしくお願いしますっ」

    良子(思ったよりイケメンなんですけど…どうやって知り合ったんでしょうか…)

    良子「Nice to meet youです。須賀くん」

    理沙「よろしくっ」プンスコ

    京太郎「テレビとかでよく見てるんでお二方のことはよくご存知ですよ」ニコッ

    理沙(かっこいいっ!)

    良子「それはとても光栄です」

    「こいつ、プロになりたいんだってさ、知らんけど」

    京太郎「咏さんっ」

    「別にいつかはばれる事だしいいじゃねーか」

    「それに私の弟子だって言っておかないといけないし」ボソボソ

    (前に京太郎のことあの二人に言ったらすごい勢いで食いついてきたし…)

    (この二人ならそんなこと無いだろうし…知らんけど…)

    京太郎「何ボソボソ言ってるんですか咏さん?」

    「なんでもねーよ」

    良子「それで私たちに紹介した意味は…?」

    「プロになる前に紹介しとけばプロになったときに顔見知りが一人でも多い方がこいつも安心するだろうし」

    理沙「なるほど!」プンスコ

    「それにしてもこの京太郎、なかなかカッコいいだろ?」

    良子「Yes。確かに一般的に見てもカッコいいと思いますよ」

    理沙「同じく!」プンスコ

    京太郎(なんか容姿を褒められるのとかあんまり慣れてないから恥ずかしいな…)

    「プロを目指してるだけあって麻雀も中々強いし」

    「それに家事だって万能なんだぜ、知らんけど」

    852 = 34 :



    「前に別のお弁当持ってきたことあったじゃん?」

    良子「確かにあのお弁当はいつもの三尋木プロのお弁当とは違いましたね」

    理沙「別物っ」プンスコ

    「あのときのお弁当は弟子が私の為に作ってくれたんだぜ」

    良子「なるほど…」

    良子(カッコよくて家事も出来て麻雀も強い少年……)

    理沙(優良物件!)

    良子(三尋木プロには悪いですが…)

    良子・理沙(先に奪う!)ゴッ

    京太郎「」ビクッ

    京太郎(今寒気がしたんだけど…なんなんだ…?)


    翌日から戒能プロと野依プロがメールや遊びに行く約束をしてくるようになったのは別の話です。

    853 = 34 :

    頭痛い…熱中症…っすかね?

    小ネタ提供ありがとうっす
    これからも生かして行くっすよー

    854 :

    和の胸を見ている京を目撃したモモ
    モモの胸誘惑作戦が今始まるッ!

    855 :

    熱中症の時は塩と水をしっかりとっておかないとヤバいッスよ

    856 :

    冷えた保冷剤とかで、両脇を冷やすだの股のそば冷やすだのして、落ち着いたら
    インスタントのみそ汁をぬるま湯で溶いて飲む

    857 :



    京太郎「暑いっすね」

    シロ「…うん」

    京太郎「打ち水しときます」

    シロ「………あー」

    シロ「私がやる」

    京太郎「!?」

    京太郎「どうしたんです?! なにかよくないことでもあったんですか?!」

    シロ「京太郎は私をなんだと思ってるの」

    京太郎「全部俺任せ」

    シロ「……そうだった」テヘッ

    京太郎「それでいきなりどうしたんです?」

    シロ「まぁ見てて」

    京太郎「はぁ…」

    シロ「よいしょっと…」パシャパシャ

    京太郎「ホースなんで気をつけて下さいねー」

    シロ「うん」パシャパシャ

    京太郎「ってなんで俺にかけようとするんすか!?」

    シロ「チッ……かからなかったか…」

    京太郎「シロさんがそういうつもりなら俺もやり返しますよっ」パシャパシャ

    シロ「あー冷たくてだるくない」

    京太郎「いやちょっとくらいはよけて下さいよ…」

    シロ「だるいから」

    京太郎「シロさん……っ!?」

    シロ「なに」

    京太郎(白ワンピだから水で透けて身体のラインがくっきり浮かび上がってるっ!)

    京太郎(しかも胸の頂点にあるあの突起物は…まさかノーブラだと!?)

    シロ「…………あー」

    シロ「京太郎」

    京太郎「はい!?」

    シロ「ここ大きくなってる」

    京太郎「   」

    シロ「しょうがないなぁ」

    シロ「私が処理してあげるからじっとしてて」


    カンッ

    858 :

    生殺しじゃないですかぁ!

    859 :

    そんな……(俺の股間への)救いは…ないんですか……

    860 :

    皆で脱衣麻雀をやることになった京太郎。上がられ続けて1枚づつ脱がされていく京太郎と目の色が変わっていく女性陣

    861 :

    良子・理沙・京太郎・咏で卓を囲む、
    京太郎が逆転手を上がった直後に緊張の糸が切れて突っ伏したのを見て大慌て

    862 :



    勝者は誰?


    京太郎(なんとか上がって親でオーラスまで持ってくることが出来た)

    京太郎(けど、倍満クラスをツモ上がりしないと逆転なんて出来ない点差)

    京太郎(けど…プロ相手だけど…男として負けたくないっ!)ゴッ

    (…この感覚、久々だねぇ)

    良子(来る…京太郎くんの)

    理沙(本気っ!)

    京太郎「……」キュィィィン

    (赤くなったねぇ)

    良子(あの眼…)

    理沙(両目!)

    京太郎「リーチ」タンッ

    「一巡目リーチとか当たったら事故だってーの、知らんけどー」タンッ

    良子「イエス。最後の最後でとんでもないことになりそうです」

    理沙「でも」

    理沙「負けないっ!」タンッ

    863 = 34 :



    京太郎(くっ…せっかく親でダブリーしたのに…)タンッ

    「こういう時は逃げるに限るのさ」タンッ

    良子「それだと京太郎くんに勝てませんよ?」タンッ

    理沙「むむむ」タンッ

    「今回の目的は京太郎の力量を見るためだろ?」

    「だからこれで分かったじゃねぇの? 知らんけど」

    京太郎(俺がプロと対局したいって言ったから咏さんがこの二人を呼んでくれた)

    京太郎(俺の力はこんなもんじゃないってことを示さないと…っ)ギリッ

    (ありゃ…)

    良子(身体が)

    理沙(沈むっ!?)

    京太郎(もっと深く…もっと強く…)

    京太郎(海底牌……俺の引力に引かれやがれ…っ)

    864 = 34 :




    京太郎「ツモ!」

    京太郎「面前ダブリー海底三暗刻」

    京太郎(頼む…ドラ乗ってくれ……)ゴッ

    京太郎「…ドラ……は……っ」

    京太郎「乗ったっ! ドラ3で倍満…っす……」ガクッ

    「お、おいっ。大丈夫かっ」

    京太郎「はぁ…はぁ…」

    良子「すごい熱…」ピトッ

    理沙「救急車っ!」プンスコ

    良子「大変です、息してません」ボウヨミ

    「なんだって!?」

    「し、仕方ない…弟子の面倒を見るのは師匠としての勤めだしな…わっかんねーけど…」

    「私が人工呼吸するぜぃ」キリッ

    理沙「させないっ」バッ

    「…………チッ」

    良子「ではオカルトに詳しい私が…」

    理沙「ダメ」

    「意味わかんねー」

    良子「…………shit」

    一同「ぐぬぬ……」

    カピ「キュッ」トコトコ

    カピ(ご主人様っ)ペロペロ

    一同「あーーーー!!!」

    カピ(残念だったな、小娘ども)

    カピ(ご主人様は私が守る)キュキュ


    カンッ

    865 :

    和のおっぱいに釘づけになっている京太郎を目撃するモモ
    このままでは和に盗られてしまうんではないかと心配になってモモのお色気作戦で京太郎を釘付けにしようとするが……

    866 = 34 :

    昨日はこれなくて申し訳ないっす
    申し訳程度の更新で申し訳ないっす
    京モモの小ネタはここではやりません
    長編にてぶち込みます
    マッサージはもちろん長編になりますっすよー
    こっちは随時小ネタは募集してますっすー

    867 :

    カピーに予防接種を受けさせよう
    京太郎と一緒に付き添うキャラはお任せ

    868 :




    脱衣麻雀編



    「京太郎」

    京太郎「なんです?」

    「今日はちょっと変わったルールで麻雀をしよう」

    京太郎「変わったルールですか…」

    京太郎「紅孔雀とか…鳴きピンフありとかですか?」

    「違う」

    京太郎「じゃあ、なんです?」

    「振り込んだら脱衣」

    京太郎「はい?」

    「わからなかった?」

    京太郎「いえ、そういうわけじゃないんですけど」

    「もう一度いうからちゃんと聞いてて」

    京太郎「はぁ」

    「今日は脱衣麻雀をしよう」

    京太郎「聞き間違いだと思って聞き直したらど真ん中ストレートで返されたよ!」

    京太郎「いやいや脱衣麻雀って分かってます?」

    「分かってる」テルダケニ

    京太郎「振り込んだら脱ぐんですよ?」


    869 = 34 :



    「京太郎は私を脱がせたいの?」

    京太郎「そういうこと言ってるんじゃねーからっ!」

    「…恥ずかしいけど京太郎ならいいよ?///」ポッ

    京太郎「だからそういうことじゃねぇって言ってるじゃないですかっ!!」

    「うるさい」

    京太郎「いやあの誰のせいだと思ってるんですか」

    「それはともかく」

    「なーに座ってんの?」

    桃子「なーに座ってんの?」

    「麻雀するから座ってんの?」

    京太郎「なんでコール!?」

    京太郎「そもそもそんなの何処で覚えたんだよっ」

    「さぁ覚悟を決めて」ゴッ

    「麻雀って楽しいよねっ」ゴッ

    桃子「ここからはステレスモモの独壇場っすよ!」ゴッ

    京太郎(あっ………)

    870 = 34 :




    「ロン」

    京太郎「くっ……」ヌギヌギ

    「まだ一枚目だから大丈夫だよ京ちゃん」

    桃子「そうっすよ! まだ一枚目っす」

    京太郎「なんか悪意があるような気がするんだけど気のせいだよな!?」


    871 = 34 :




    「ロンだよ京ちゃん」

    京太郎「なんでその待ちしてんだよっ!」

    京太郎「お前は部長みたいな悪待ちするタイプじゃないだろ?!」

    「そんなことより早く脱ぐ」

    京太郎「………チッ」ヌギヌギ

    桃子「靴下からっすか……先は長いっすね…」

    京太郎「もう絶対振り込まない……」



    872 = 34 :




    桃子「ロンっすよ京さん」

    京太郎「なんで俺なんだよっ!」

    京太郎「もっと前に照さんが捨ててる牌じゃねぇかっ!」

    「弱い相手を狙い打ちするのは戦いの基本」

    京太郎「ぐぬぬ………」

    「脱がないの?」

    京太郎「分かってるよ! 脱ぐっての!」ヌギヌギ

    桃子「分かってたっすけど京さんって結構筋肉質な体してるっすよねぇ」マジマジ

    「同じく」マジマジ

    「学園祭の準備の時も重たいものとか運んでたもんね」マジマジ

    京太郎「そんなに見るなってばっ」


    873 = 34 :




    京太郎「一か八か、通らばリーチだっ!」タンッ

    「通らない」

    「残念でしたー」

    桃子「ロンっす」

    京太郎「」

    京太郎「あっ…トリロンは流局だからセーフだよなっ!!?」

    「なしとは言ってない」

    「往生際が悪いよ京ちゃん」

    桃子「さぁ三枚の衣服を脱ぐっすよ」

    京太郎(三枚脱いだら全裸じゃねぇかっ…!?)

    「ほら早く」

    「約束だもんね?」

    桃子「逃がさないっすよ?」

    京太郎「」



    京太郎(もうお嫁にいけない……)シクシク

    「いいもの見れた」ホクホク

    「だねー」ホクホク

    桃子「またやりたいっすね」ホクホク

    京太郎(もうやだ……)シクシク



    カンッ

    874 = 34 :

    というわけで脱衣麻雀でしたっす
    プロ勢とやらせてもよかったのですけどガチ過ぎて怖いのでこの三人になりました

    キャプは妄想派だしシロは実力行使で脱がせるので出てこれませんでした

    長編は今日はお休みしますっす

    875 :

    乙乙

    876 :




    にゃんにゃんにゃんにゃんにゃん!


    京太郎「なんでこうなった」

    「え?」

    「なんでって」

    シロ「京太郎が」

    美穂子「猫が欲しいって」

    「言ったからじゃね? 知らにゃいけどー」


    877 = 34 :



    シロ「嬉しくにゃいの?」ギュゥ

    京太郎「うぐっ……(おもちがっぴったりくっ付いてきてるっ)」

    美穂子「京太郎くん相手だからこういうことするんだから勘違いしないで欲しいですにゃんっ」ムギュ

    京太郎「はあうっ…(左右からおもちがっ!!」

    「……」ジー

    「……」ジー

    「……」ジー

    京太郎「ハッ!?」

    京太郎「離れてくださいっ二人とも」


    878 = 34 :



    シロ「チッ」

    美穂子「チッ」

    京太郎「美穂子さんまで!?」

    美穂子「にゃんっ」テヘペロ

    京太郎「可愛いから許すっ」

    「京太郎」

    京太郎「なんです?」

    「これ似合ってる?」ウワメヅカイ

    京太郎「ぐっ…(可愛すぎるっ」


    879 = 34 :



    「だ、ダメだよっ」スリスリ

    京太郎「……咲?」

    「京ちゃんは皆の物にゃんんだからっ」スリスリ

    「そんなに身体を擦り付けてたら説得力ねーぜ?」

    「猫になりきってるからつい猫のマネしちゃったにゃんっ」テヘペロ

    京太郎「あざとい」

    「ガーン」

    京太郎「更にあざといな」

    「ガガーン」

    京太郎「もう好きにしろよ…」

    「えへへーそうするー」スリスリ


    880 = 34 :



    シロ「そういう好きにしろって意味じゃないと思うけど…にゃん」ノソノソ

    京太郎「そういいながら背中に上ろうとしない!」

    シロ「えー」ヨジヨジ

    シロ「快適快適」

    京太郎「人の話聞いてくれませんかねぇ!」

    シロ「うんそれ無理」ニッコリ

    京太郎「顔見えないのにすっげーいい笑顔してる気がするんですけどっ!!」

    シロ「そんなことないし」


    881 = 34 :



    美穂子「……」オロオロ

    美穂子「えいっ」ガシッ

    京太郎「ちょっ…そこはっ」

    美穂子「えっ……………あっ///」

    京太郎(京ちゃんの目の前に美穂子さんの顔があるううううううううううう)

    京太郎(こんなん我慢しろとか拷問じゃないかああああああああああああああ)


    882 = 34 :



    桃子「京さーん」ガチャッ

    桃子「ってなんっすかこの状況!!?」

    京太郎「…知らん」

    桃子「そもそもその格好なんっすか」

    京太郎「…知らん」

    桃子「そんな猫耳スクール水着が似合う人なんてアラフォーだけっすよ!!!」

    健夜「アラサーだよっ!!」バンッ



    京太郎「……………健夜さんも猫耳スク水じゃないっすか……」

    健夜「こ、これは……こーこちゃんが……勝手に……//////」


    カンッ

    884 :

    男子高校生の家に猫耳スク水であらわれるアラフォー……つ110

    885 :



    京ちゃんはプロを目指すようです



    京太郎「咲ー」

    「なに?」

    京太郎「俺さ、プロ目指してみようと思うんだ」

    「えっ!?」

    (これってそういうことなのかな!!?)

    ※咲は麻雀プロから推薦が来ています。

    京太郎「そんなに驚くことか?」

    「う、うん…。そのこと他の人に伝えたの…?」

    京太郎「いや、まず彼女の咲に伝えようと思ってさ」

    「!!?」

    (やっぱりそういうことなんだよね!? 私と一緒にプロ行きたいって行ってるんだよね!!?)


    886 = 34 :



    京太郎「どうかしたか?」

    「京ちゃん!」ガバッ

    京太郎「お、おう」

    「私、京ちゃんのためなら何でもするからね!」

    京太郎「別になんの頼まねぇっての」

    (私の力を頼らないでプロになって私の隣に行くって意味なんだね京ちゃん!!)


    887 = 34 :



    京太郎「あ、一つだけあったわ」

    「なにかな?! なにかな?!」

    京太郎「明日からお前の弁当作るからそれ食べて感想言ってくれよ」

    「お安い御用過ぎるよ京ちゃん!!」

    京太郎「じゃ、明日から頼んだぜ」


    ちなみに、京ちゃんは麻雀ではなく料理のプロを目指してようですが、それが発覚した時の咲ちゃんは魔王が如く京ちゃんを調ky説得して麻雀プロを目指すようになったとさ、めでたしめでたし。


    888 :


    私用で美穂子に弁当を届けに風越へ

    889 :


    進路変更させるなよww

    890 :

    麻雀で相手を料理できるようになれば問題ないね

    891 :

    乙です
    戦闘のプロじゃないのかぁ…

    892 :

    ちなみにここの京ちゃんのオカルト使えばトランプ系のギャンブルなど負けなしになること間違いなしなのでそっち方面の人が居たら京ちゃんはヘルカイザー化してましたっすね

    893 :

    誕生日 モモ編



    京太郎「モモ」

    桃子「なんっすか?」

    京太郎「今日の放課後時間あるか?」

    桃子「もちろんっすよ」

    モモは即答して胸を張る。
    おお、最近また大きくなったんじゃないか?

    894 = 34 :



    桃子「京さんの頼みであれば例え火の中水の中っす」

    京太郎「そんな危険な場所にはいかねぇっての」

    桃子「例えばの話っすよ」

    と言ってニヤニヤと笑うモモ。

    京太郎「……なんだよ」

    桃子「女の子のナイト様である京さんは女の子が危険になる場所には行かないっすもんねぇ……ってなんで髪の毛ぐしゃぐしゃするっすか!?」

    ニヤニヤしてるのがうざかったので髪の毛をいじくり回してやった。
    相変わらずサラサラだなこいつの髪の毛。

    895 = 34 :



    しばらく髪の毛をいじくり回していると観念したのかされるがままになった。

    京太郎「ったく……人をからかうんじゃないってーの」

    桃子「えへへ、こんなこと言えるのは京さんだけっすよ」

    京太郎「はいはい、じゃあ放課後な」

    桃子「了解っす」

    さてと、準備に行きますか。
    俺は急ぎ足で目的地に向かった。


    896 = 34 :



    京さんに誘われてから授業の内容が頭のなかに入らないっす。
    これは責任とって結婚してもらわないといけないっすね。
    そんなことを考えながらペンを回す。
    いつもだったら失敗しないのに、今日に限ってはたくさん失敗したっす。
    やっぱり京さんのあれのせいっす。早く婚姻届にサインするっす。


    897 = 34 :



    桃子「はぁ……」

    授業時間がいつもより長く感じられる。
    雲はゆっくり流れていて、それがまた時を引き延ばしているような気がする。
    しばらくの間、外を眺めていると先生が持っている本を閉じる。
    どうやらキリのいい範囲まで終ったようだ。
    それを合図に日直が起立、と声をあげる。
    クラス全員が立ち上がり、先生にお礼を言う。
    何度も繰り返すこの行為に体が馴れてしまったようでその後も日直の号令で着席した。

    898 = 34 :

    そして来たのだ。


    桃子(京さんに誘われた放課後が……)

    ついに来た。
    待ち望んで止まないこの瞬間が。
    横目で京太郎の姿を確認すると、彼はいそいそと教科書を鞄に詰め込んでいた。
    全部詰め込み終えるた京さんと目が合う。
    もちろん、私の準備も終わっている。
    二人同時に立ち上がり、教室を出る。


    899 = 34 :



    桃子「どこに連れてってくれるっすか?」

    我慢できずに聞いた。

    京太郎「着いてからのお楽しみな」

    振り向かずに答えてそのまま歩く京太郎の後ろをワクワク顔で付いていった。


    900 = 34 :



    桃子「ここって……部室の前っすよね?」

    京太郎「ああ、そうだぜ」

    桃子「部活だったら今日はないって話じゃ…」

    京太郎「いいから入れって」

    モモの背中を押して部室に入れる。


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