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    元スレ慕「おじさんと結婚したい」 耕介「無理だな」

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    みんなの評価 : ★★★×4
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    301 :

    おつ
    DNA鑑定なぁ…結構前だけど親子関係が無いにも関わらず子供の籍が抜けないみたいな判例だかが出てたのがその後どうなったんだか

    親権とかでも思ったけど、子供の権利に対して男親は色々と立場弱いのなー

    302 :

    少しだけ夜中にこんばんは。
    早く寝すぎて、逆に目が覚めてしまった。


    >>301
    その判例は>>1も目にした記憶がありますね。
    あれって、自分の子供じゃないにも関わらず実子として扱われたという、悪い言い方をすると元旦那さんが損をしたパターンと、自分と血がつながっていない子どもに対して親権を主張した元旦那さんが現夫婦に勝って親権を認められたという、元旦那さんの希望が叶ったパターンとの二種類があったんじゃなかったでしたっけ?
    自信はないです、間違っていたらすみません。

    >>300
    パンツ…? パンツって……なんだ…?

    303 :

    前にちょろっと記事を目にした程度だったのでぐーぐる先生に聞いてみたが、なるほどねって感じ。不勉強でしたわ
    現代社会だと人工受精とか第三者のDNAが出てくるケースも今後十分に有り得るわけで…そういったことも考慮した上での判決だったのね

    色々と複雑な気分なのでラブラブなシノリチャください

    305 :

    優希がパンチラとか言ってるからパンツは存在してる可能性もあるがパイパン説もあるからやっぱり存在しないのかもしれない

    306 = 1 :

    おはようございます(寝てない)。


    >>303
    眠れなかったので、ラブラブの代わりにダラダラなシノリチャ書いてきたよー。
    シノハユSSって少ないから、多分すぐに分かると思います。




    みんなももっとシノリチャ書いてくれー。


    つーわけで、今度こそ寝ます。
    おやすみなさい。

    308 :

    耕介「っれー? おっかしいなぁ……いつもこの辺りに置いてたと思うんだが……」

    「おじさーん! 今日も民法を………って、あれ? 探し物?」

    耕介「おう、ちょっとな」

    「う~ん…忙しい感じ?」

    耕介「忙しいわけじゃねえけど…なんか俺に用事?」

    「うん。今日も民法を教えて貰おうと思って……」

    耕介「あ~…すまん、今はちょっとキツい。友達とでも遊んで来たらどうだ?」

    「ん~…わかった! それじゃあ閑無ちゃんのお家で麻雀してくるねっ!」

    耕介「おう、いってらっしゃ~い」

    「いってきまーすっ!!」

    耕介「最近は暗くなるのも早いし、早めに帰ってくるんだぞ~。もし暗くなっちまったら、電話くれたら迎えに行く」

    「はーい、ありがとっ!」

    309 = 1 :







    耕介「……くっそ~、どこに置いたんだ? 民法の教科書。あれがねえと俺も教えれねえ…」

    耕介「…慕が言ってたように、普段からどっかにまとめて置いとかねえからこうなっちまうんだろうなぁ」

    耕介「……でも、慕に言ったらなんかごちゃごちゃ言われそうだし、教科書無くしたことはもうちょい黙っとこう。最悪、同じものを買いなおせばいいよな」

    耕介「…くそ~、本当にどこ行っちまったんだ? もしかして捨てちまった……? いやいや、そんなことはねえはず……もっとよく探せ……」





    310 = 1 :





    (……あ、そういえば。おじさんの本とかを仕舞ったこと、おじさんに言ってないや)

    (仕事の書類とかもあるのに、あんなゴチャゴチャ置いてたらすぐに無くしちゃうよ…)

    (どうしよ…)





    閑無「おーい、早くツモれよー」

    「あ、うん! ごめんね」





    (……ま、いっか。わかりやすいところに置いてるし、きっとおじさんにも分かるよね?)





    311 = 1 :

    というわけで、教科書無くしました。
    給料が入ったら教科書買いますので、あと一週間くらいお待ちください。

    ちょっとオカン入った慕と、子供理論で片づけした気になってるリチャでお茶を濁しつつ、今日はこの辺で失礼します。

    314 :

    なんという…乙

    315 :

    わろ

    317 :

    杏果「そういえば、昨日気が付いたんだけどね。お母さん、お父さんの下着と私たちの下着を別々に洗ってたの。私はそういうの全然気にしてないんだけどね」

    閑無「へぇ~? そういうのって普通、娘の方から言うもんじゃねーの?」

    杏果「年頃になった娘に言われたらダメージ大きいから、前もってバラバラに洗っといてほしいっていう、お父さんの要望みたい」

    閑無「ふぅん? そういうパターンもあるんだな…慕は?」





    「え? 何の話?」

    杏果「下着を洗うときの話だよ」

    閑無「慕は叔父さんと一緒に住んでるんだよな? じゃあ『叔父さんの下着、別々に洗って』とか、言ったことねぇ?」

    「う~ん…それはないかなぁ……」

    閑無「ま、普通はそうだよな~。やっぱみんなまだまだ全然ガキだn……」

    「『洗濯するから早くパンツ脱いで』ならよく言うけど…」









    閑無「……………………」

    杏果「……………………」

    「でもおじさん、恥ずかしがってなかなか脱がな………どうして距離をとるのかな?」

    318 = 1 :

    というわけで、給料入ったし教科書買ってくるでー。
    でもその前に>>299>>300あたりを見てたら、あるパロネタを思いついたのでそれを書いたでー。

    今日教科書買って、それから書き溜めを始めるので本編はもう少し遅くなりそうです、ごめんなさい。
    それではさようなら。

    320 :


    こういう法律抜きの普通の話し(?)もどんどん読みたいね

    321 :


    あったよ!パンツが!

    322 :

    乙乙。でかした!

    323 :

    >>321-321
    やかましい丸太でぶん殴るぞ

    324 :

    唐突な彼岸島とマルティストの発生に草不可避

    325 :


    杏果が、
    「あの二人出来てんのかな?」と言った悠彗を見たときの表情
    が思い浮かんだ。

    326 :

    お久しぶりです。
    ごめんなさい、投下すると言ってから一か月くらい経っちゃいましたね。
    嫡出子、全然分からなくてこんな時間経っちゃいました。

    全然理解していないっぽいので、間違いがあるかもしれないです。
    もしも間違っている部分があったら容赦なく指摘してください。


    それでは投下していきます。



    >>324
    ちなみに>>1はバイトで丸太を運んでた時代があったり。
    あれ重いとかじゃなくて、後ろに長く出っ張るから、フレンドリーファイアしまくりそうなのが怖い。

    327 = 1 :

    健夜「みなさんこんばんは。このスレでは久しぶりの小鍛治健夜です」

    健夜「一か月以上前のことを復讐させられる私の身にもなってほしいよね、まったく……」

    健夜「……………今のところ、私に関係なさそうな話ばっかだし………」






    健夜「えっと…前回はパンなんとかっていう下着が……あ、これは違う? えっと……嫡出子の話だったね?」

    健夜「嫡出子っていうのは、普通の夫婦の間に生まれた子供のこと。そうじゃない子は『非嫡出子』になっちゃうんだって」

    健夜「なんかドロドロな感じだね。結婚は人生の墓場とはよく言ったよ、本当に。ザマァみろだね」

    健夜「……いなくなって分かる、こーこちゃんのツッコミセンス」

    328 = 1 :

    「ほら、おじさん。洗濯するから早くパンツ脱いで!」

    耕介「洗濯機に入れるだけだろ!? 俺がやっとくからいいよ!」

    「でも、洗剤いれたりなんやかんやしないと……」

    耕介「それも俺がやっとくからいいって!」

    「それはおじさんに悪いよ。お仕事で疲れてるのに…」

    耕介「じゃ、じゃああれだ!! 風呂上がったら民法の勉強しよう!! 今日は晩飯食うの早かったし、慕はなんか勉強しながら軽くつまめるものでも作ってくれ!」

    「なるほど! それじゃあ……サンドイッチでいい?」

    耕介「オッケー! んじゃ、洗濯機は俺が回しとくな」








    耕介「……わざとじゃねえんだよな? 天然なんだよな?」














    耕介「んじゃ、Let`s 民法!!」

    「レッツ民法!! あ、サンドイッチはトマト入ってるやつが私のだからね?」

    耕介「サンキュー。えっと…前回は嫡出子云々の話をしてたんだよな?」

    「さっき小鍛治プロが言ってた部分だね!」

    耕介「時空がねじ曲がっている……まぁ、それはおいておいて。今日は嫡出否認の話からするぞ」サンドイッチムシャムシャ

    329 = 1 :







    ~嫡出否認の訴え~





    330 = 1 :

    耕介「さて。嫡出子の話は復習した通りだが、では嫡出否認はどんな時にするのか…まずはそこから見ていこう」

    「はーい」






    耕介「嫡出否認の訴えを起こすのは、生まれた子供のお母さんの夫…つまり普通に考えたら『お父さん』になるべき人だ」

    「お母さんはできないんだね?」サンドイッチムシャムシャ

    耕介「前も言ったと思うけど、親が誰か分からないのはお父さんだけだからな。お母さんは自分で産んでいる以上、確定してるから」

    「そういえばそんな話もしたねぇ」






    耕介「嫡出否認の訴えってのは、わかりやすく言うと『その子供が自分の子ではない』っていう訴えだ。だから、男親にしか訴えを起こすことはできない」サンドイッチムシャムシャ

    「なるほどね~」

    331 = 1 :





    はやりんチェック.45
    ◆嫡出否認の訴えを起こせるのは、お父さんだけだぞっ☆ なぜならば、お母さんが子どもと血がつながってないことはありえないからねっ☆




    332 = 1 :

    耕介「では、どんな状況でこの訴えを起こすことが出来るのかという話だが、これは例え話で説明していくぞ」

    「ドントコーイ」ツブツブドリアンジュースゴクゴク










    耕介(ちなみに、慕は結婚して一緒に住んでると勝手に子どもが出来ると思っているらしい)

    耕介(なので、その辺りの話は適当に誤魔化しながら説明していきたいと思っております)

    耕介(慕が相手なので子供向けに説明してるけど、これ、かなりドロドロした話だからな)サンドイッチムシャムシャ

    耕介(……やっぱ慕が作るベーコンサンドは美味いな……)ムシャムシャパクパク

    333 = 1 :




    耕介「あ。あと、今からする例え話は『推定の及ばない嫡出子』の話でもするから、ちょっと覚えておいてくれ」

    「推定されない嫡出子?」

    耕介「詳しいことはあとで説明するよ」



    334 = 1 :

    耕介「ここに、Aという男とBという女がいます」

    「はい」

    耕介「AとBは結婚しました」

    「わーい、おめでとー」

    耕介「ですが、すぐにAは転勤しないといけなくなりました」

    「お引越しだね」

    耕介「ところが、Bは今の家から離れたくないといいました」

    「私も前の友達と別れるの辛かったし……その気持ちは分かるかも…」





    耕介「なので、Aさんは単身赴任することにしました」

    「たんしんふにん?」

    耕介「旦那さんだけ引越して、仕事することだな」

    「…つまり、AさんとBさんは結婚してるのにバラバラに生活するってこと?」

    耕介「まぁ、そういうことだな」

    「なんか、寂しいね」

    耕介「大人ってのは、そういうもんだ」






    耕介「でだ。Aさんが引越してから一年が経った頃、BさんがCちゃんという子どもを産みました」

    「……………? ……………??? え、それっておかしくない?」

    耕介「だな。Aさんがたまに家に帰ってたとかなら分かるが、そんな事実もない」

    「…………まさか!?」

    耕介「そう、そのまさかだ。Bさんは近頃Dさんという男せ…」

    「コウノトリさんが運んできた!?」

    耕介「……………お前のそういうとこ、心配もしてるけど安心するよ。俺は」

    「?」

    335 = 1 :

    耕介「まぁ、つまりだ。AさんからすればCちゃんは知らない子どもなわけだろ? それを自分の子供だとか言われても、ちょっと困るよな?」サンドイッチムシャムシャ

    「まぁ、そうだねぇ」サンドイッチムシャムシャ

    耕介「そこで、嫡出否認の訴えを起こすわけだ」

    「なるほど!」









    耕介「ただ、嫡出否認の訴えを起こすには、厳しい制約がある」

    「どうして?」

    耕介「子供の嫡出を否認するってのは、子供の権利を著しく侵害するからな。そんなポンポコ通っていいもんじゃねえんだ」ギュウニュウゴクゴク

    336 = 1 :






    はやりんチェック.46
    ◆嫡出否認の訴えっていうのは、起こすのに厳しい制約が存在するよっ☆ 最初は低い打点からしか和了れないとか、ドラが切れないとかねっ☆

     

    はやりんチェック.47
    ◆嫡出否認の訴えによって、その子供が自分の嫡出子じゃないことを証明できれば、その子の嫡出性を否定できるよっ☆ しゅっらば~、しゅっらば~…しゅばらっ☆







    337 = 1 :

    耕介「さて。制約の話だが、まず一つ目。これはさっきも言ったことだが、嫡出否認の訴えを起こせるのは夫だけだ。母親が産んだ子の親になりたくないからって嫡出否認することはできない」

    「ふむふむ」







    耕介「二つ目は、訴えられる相手方のことだ。相手方は子供かその母親、母親がいない時は家庭裁判所が選んだ特別代理人だ」

    「? ごめん、ちょっとよくわかんない。これってそんなに厳しい制約なの?」

    耕介「ごめん、俺もちょっとよくわかんない。これってそんなに厳しい制約なの?」ポテチバリー




    ※これってそんなに厳しい制約なんですか?
    ちょっとよくわかんないので分かる人いたら教えて下さい

    338 = 1 :

    耕介「んでだ。三つ目に、『提訴期間』っつーのがある。要は訴えを起こせる期間だな」

    「食べ物でいう、賞味期限みたいなものだね!」

    耕介「そうそう、そんな感じ」

    「ちなみに我が家の規定では、表示してある賞味期限+二日までを賞味期限に設定しています」ボテチポリポリ

    耕介「消費期限じゃなけりゃあ別にいいよ」




    耕介「話が逸れた…。嫡出否認の訴えを起こすのには、夫が子どもの出生を知ってから1年以内である必要がある。それを過ぎたらもう訴えを起こせないんだ」

    「どうしてそんな期間があるの?」

    耕介「生まれてきた子が嫡出子か非嫡出子なのか分からない期間が長いと、色々めんどくさいからな。あと、生まれてからあんま時間が経ちすぎると、そのこが嫡出子か非嫡出子かを決める証拠の保存が難しくなるからってのもある」ポテチパリパリ

    「ふ~ん?」

    耕介「ちなみに、これはあくまで夫が出生を『知って』からだからな? 子供が生まれた瞬間から一年じゃないから、間違えないように」









    耕介「そして四つ目、最後の条件だな。一度夫が子どもを嫡出子として認めてしまうと、否認権は消滅する。つまり、一度認めてから自分の子供じゃないことがわかっても、嫡出否認の訴えはもう起こせなくなるわけだ」

    「どうして?」

    耕介「そんなころころ子供の状態が変わるとめんどくさいし、不都合が多いからな。それで一番不利益を被るのは子供だろうし」

    「ふーむ、なるほどね」

    339 = 1 :





    はやりんチェック.48
    ◆嫡出否認の訴えをするうえで、必要な条件は全部で四つあるよっ☆




    はやりんチェック.49
    ◆一つ目は『お父さんにしか出来ない』こと。二つ目は『訴えの相手は子供、お母さん。それがいない場合は代理人になる』ことだよっ☆



    はやりんチェック.50
    ◆訴えを起こせるのは、子供が生まれたのを知ってから一年後まで。一度嫡出子であることを認めちゃうともう否認することはできないよっ☆




    340 = 1 :

    耕介「…っと、まぁ。ここまでが嫡出否認の話だ」ポテチノフクログシャグシャー

    「なるほど…ちょっと覚えることが多いね……」







    耕介「さて、次は>>333でちょろっと話した『推定の及ばない嫡出子』の話をしていくぞ」

    「はーい」

    341 = 1 :

    耕介「『推定の及ばない嫡出子』の話をするうえで、まず>>334の例え話をもう一度見てほしい」

    「AさんとBさんがなんとかってやつだね………334?」

    耕介「この話を見ると、明らかにBさんが産んだ子供はAさんの子供じゃないって分かるだろ?」

    「うん……まぁ、そうだよね? 一緒に住んでないんだから、子供なんてできないよね?」

    耕介「そう。一緒に住んでないからな」






    耕介「でだ。さっきは嫡出否認の話をする上で色々話したけど、こんなの嫡出否認云々の話をする以前の話じゃねえか。Aさんの子供じゃないことは誰が見ても一目瞭然なんだから」

    「まぁ、…そうなのかな?」

    耕介「なのに、法律で見るとこの子は二人の嫡出子として扱われる。これってちょっとおかしいだろ?」

    「まぁ、そうだよね? 嫡出子のはずがないのに、法律で嫡出子になっちゃうってことだもんね?」

    耕介「そう。嫡出子であるはずがないのに、子供が生まれたのを知ってから一年経ってしまったら、嫡出否認の訴えが起こせなくなってしまうんだ。これもおかしいよな?」

    「そうだね」

    342 = 1 :


    耕介「だから、このような状態の子を『推定されない嫡出子』として、例外にしているんだ。そしてこの場合、『嫡出否認の訴え』以外に『親子関係不存在確認の訴え』というのを起こすことができる」

    「ふむふむ…つまり、その名前長いのを使えば、わざわざ『ちゃくしゅつひにんの訴え』を起こさなくてもいいってこと?」

    耕介「ん~、それが実はそうじゃないんだよなぁ」






    耕介「この訴え…『親子関係不存在の訴え』を起こすための条件は一つだけ。『他に適切な手段がない場合』にのみ、この訴えを起こすことができるんだ。……つまり嫡出否認の訴えが起こせるのなら、そっちから起こさないといけない」

    「ふ~ん? じゃあ、どんな時に名前長い方の訴えを出来るの?」

    耕介「さっきも言ったように、子供の存在を知ってから一年経ってた場合とかだな」







    耕介「ちなみに、この『親子関係不存在の訴え』を起こすための条件が一つだけってことは、他の条件は『嫡出否認の訴え』に比べてかなり緩くなってるってことだ」

    「ふんふん…例えば?」

    耕介「訴えの期間がなかったり、夫以外の人でも利害関係がある人であればだれにでも訴えを起こせたりだな」

    343 = 1 :





    はやりんチェック.51
    ◆子供が嫡出子じゃないことが確定してる場合、『親子関係不存在の訴え』っていうのを起こすことができるよっ☆ 例えばお父さんが海外で単身赴任してたり、捕まってたりして○○○できないことが分かり切ってる場合だねっ★



    はやりんチェック.52
    『親子関係不存在の訴え』は、それ以外に手段がない場合にしか起こせないよっ★





    344 = 1 :

    耕介「と、まぁ。ここまでが『推定の及ばない嫡出子』の話だ。大体分かったか?」

    「う~ん…? あんま自信ないかも…?」







    耕介「さて、嫡出子の話ももうすぐ終わりだ。最後は『推定されない嫡出子』の話だ」

    「ま、また辺な単語が出てきたよぉ……」

    耕介「『推定の及ばない嫡出子』と『推定されない嫡出子』はややこしいから気をつけろよ? >>1もここがごっちゃになったせいで投下が遅くなったし」

    「何の話?」

    耕介「言い訳の話」

    345 = 1 :

    耕介「『推定されない嫡出子』は、『推定の及ばない嫡出子』の反対だ」

    「反対?」

    耕介「『推定の及ばない嫡出子』ってのは、嫡出子の条件が整っているのに嫡出子にならない子どものことだったろ? 『推定されない嫡出子』ってのは、嫡出子の条件はそろってないけど、例外的に嫡出子として扱う子どものことなんだ」

    「ふんふむ……」







    耕介「『推定の及ばない嫡出子』ってのは、結婚してるけど実質的には子供を産めるわけがないって状態だ。その逆の『推定されない嫡出子』っていうのは、結婚はしていないけど、生まれた子供が嫡出子として扱われてもおかしくない状況のことだ」

    (あ。おいしい話の気配)

    346 = 1 :

    耕介「結婚する前から一緒に暮らしてたりすると、結婚前や、結婚してから200日以内に子供が生まれてしまったりするんだ」

    「ふんふん……」

    耕介「この子は法律上は嫡出子ではないけど、結婚前から夫婦同前の生活をしてた親の子供なんだし、もう嫡出子にしてもいいんじゃね? って感じだな」

    「私たちのことかな?」

    耕介「今はまだ分からないと思うけど、この場合、判例では『認知』を待つ必要はないとしているんだ」

    「認知? (またスルーされた……)」

    耕介「これはまた別の機会で説明するけど、子供に関する云々だ」

    「ほえ~?」

    347 = 1 :







    はやりんチェック.53
    『推定されない嫡出子』っていうのは、嫡出子の要件を満たしてないけど例外的に嫡出子として扱われる子供のことだよっ☆



    はやりんチェック.54
    『推定されない嫡出子』は、認知するまでもなく嫡出子になるよっ☆ 認知





    348 = 1 :

    の話は多分次回でするよっ☆

    349 = 1 :

    耕介「………さて、次は………」

    「………………」

    耕介「…………いや、今日はこの辺にしとくか」

    「えっ!? まだ私は大丈夫だよ?」

    耕介「無理すんなって。眠いだろ?」

    「…………うん、眠いのと、ちょっと頭がパンクしそう……」





    耕介「んじゃ、おやすみ。ちゃんと歯磨いて寝ろよ?」

    「はぁーい……」

    350 = 1 :

    今回の投下はここまでです。
    俺の脳が民法についていけてない。

    それでは、さようなら。


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