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元スレ提督「艦娘とスイーツと」
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清霜「ちぇー、これで清霜戦艦化計画は白紙かー、やっぱり駄目なんかな」モグモグ
提督「というよりなんでそんなに戦艦にこだわるんだ?駆逐艦には駆逐艦にしかできない役目もちゃんとあるだろ」
清霜「だってさ、戦艦ってカッコいいじゃん!!」
清霜「砲撃、突撃、敵陣突破!!うーん、いいよね~」
提督「そのかっこよさの影で燃費や修理等が偉いことになってるんだがな…」
清霜「けどまあ…今のままでもいいかな」
清霜「こうして姉妹がたくさんいるのは駆逐艦の特権だし、やっぱり寂しくないのはいいよね」ボソッ
提督「なんだ、清霜は案外寂しがりやなのか」
清霜「やばっ!?…提督、今のは秘密でおねがいね」
提督「はいはいっ、寂しがり屋の清霜さん」
清霜「!!!もっ、もーーー。提督のばかーっ!!」
~ ミルク寒天 ~
イク「~♪うーん、この食感、たまらなのね~」
イク「寒天のざっくりした食感の中にあるミルクの甘み、それを調和するフルーツが合わさるともう、なんていうか」
提督「あーっと、楽しんでるところ一ついいかイク」
イク「もうっ、せっかくイクが自分の世界に入って楽しんでるところなのになんなの!提督!?」
提督「そうか、それは悪かった。それじゃあ用件だけを簡潔に伝えるぞ」
提督「水着の上でもいいから服を着ろ」
イク「だが断るの!」キリッ
提督「ことわんな!!!」
イク「大体服装をしていたのは提督なの。それなのに今更なんなの!」
提督「いや、服装を決めたのは俺じゃなくて上だから…じゃなくって、色々と誤解を生むから上着ぐらいは着てくれって言ってんだよ」
イク「碁会?」
提督「誤解だ誤解。そんなボケはいらんわ」
提督「ったく、お前が『提督指定の水着なの!』なんていいながらいつも服を着てないから俺がそんな趣味があるんだと誤解されてんだよ」
イク「へー、じゃあ提督にはそんな趣味はないって言い切れるの?」
提督「…それはそれ、これはこれだ」
イク「あっ、お茶を濁したの」
提督「と、とにかく、鎮守府にいるときぐらいは誤解を生まないようにせめて上着ぐらいは羽織ってくれ」
イク「えーっ、けどイクはこっちのほうが楽なのー」
提督「っていうかお前は恥ずかしくないのか?ほとんど地肌を出してるんだか」
イク「うーん、イク的には水着でいることよりも」
イク「過激水着っぽいのをはいてたり裸ワイシャツみたいな姿だったり胸ばかり強調された服装のほうが恥ずかしいと思うんだけどそれについては提督はどう思うの?」
提督「………」
提督「…服装ってさ、一体何が正しいのかな…」
イク「イクに聞かれても知る訳ないの」
~ ホットミルク ~
提督「ほら、言われたとおり用意したぞ、ホットミルクと布団セット」
初風「ありがとう。ごめんなさいね。せっかくお菓子を用意してくれてるって言ったのにこんなことをお願いして」ゴクゴク
提督「にしても寝るんだったら自室のほうが良くないか?わざわざここで寝なくても」
初風「…ちょっと、色々とあってね。それじゃあ…おやすみなさい」
提督「お、おう…おやすみ」
初風「Zzz…」
提督「…だいぶ疲れてたんだな。初風」
提督「とりあえず今日は任務もないし、初風が関わるような戦闘もなさそうだし、俺は静かに執務をこなしてるか」
初風「………」
提督「………」カリカリ
初風「……良かった」ムニャ
提督「?寝言か」
初風「沈まない…今日は沈まないわ!……」ムニャムニャ
提督「…一体どんな夢見てんだよ」
~ ~ ~
初風「………っ、ふぅわぁぁぁぁぁ」
提督「よく寝れたか?はいっ、ホットミルク」
初風「あ、ありがとう…提督」
提督「よく寝ていたみたいだが…いい夢でも見れたのか?」
初風「ええ、とってもいい夢が見れたわ」
提督「そうか…」
初風「ところで提督さん。私なんか変なこと言ってなかったかしら?」
提督「えっ、べ、別に…」
初風「そう、それなら良かったわ…あー、気持ちよかった」
提督『寝言の件は気になるが…そっとしておくか』
~ ブラックサンダー ~
巻雲「はぁ、修羅場明けのチョコ菓子って、なんだかとっても癒されます…」ゲッソリ
提督「…またか」
巻雲「…またなんです」
提督「そこまでボロボロになるぐらいなら断ってもいいんじゃないか?秋雲の手伝い」
巻雲「断りたいですよ。けど私が断ると他の艦娘のみんなにも被害が及んじゃうし…」
提督「そういえばこないだ時雨と五月雨が巻き込まれたと言っていたな」
巻雲「…確かに秋雲のどうj、じゃなかった漫画はとても面白いですし好きな人も多いんですけどね」
提督「あいつあれに関してだけは全力を出し切るからな。俺も巻き込まれたし」
巻雲「はぁ…今はこの静かな時間を堪能したいです」
提督「おう、そうしとけ」
提督「それにしても巻雲も大変だなぁ、末っ子って言うわけでもないのにいじられキャラが定着したというか」
巻雲「いじられキャラ言わないでください」
提督「けどまあそれもいいんじゃないか?それだけ可愛がられているって事だろうし、長波や夕雲も大事にしてくれてるじゃないか」
巻雲「長波はそうですけど夕雲姉さんは…まあ、そうですね」ピクッ
提督「…おい、まさか何かあるのか?」
巻雲「いえ、そこまで心配される事ではないですよ。ただまあ、一ついえるのが」
巻雲「……着せ替え遊びは、やめてほしいかなぁって」
提督「あっ」
巻雲「まあ、もう慣れましたよ。アハハハハ」
提督「…巻雲、頑張れ。超頑張れ」
巻雲「…ありがとうございます」
~ イギリス式ショートケーキ ~
霧島「へぇ、これがイギリスのショートケーキですか…なんと言うか日本のとはまるで違いますね」
提督「日本のはスポンジ生地だが、イギリスだとクッキー生地みたいにサクサクしたものになるからな」
霧島「成程、これなら金剛姉さまの言っていたことも分かります。確かに別物ですね」
提督「ああ、やっぱりこれは金剛から聞いたのか」
霧島「はい『日本に来て驚いたのはショートケーキねー!?まるで別物ダヨー』って言っていたのでそれなら向こうのはどういうものだったのか気になりまして」
提督「といってもこれが不味いって訳じゃないぞ。日本のショートケーキをイメージして食べると面食らうが」
霧島「それでは早速いただきますね…!?ほぅ、これはまた不思議な感じです。」サクサクッ
提督「基本的にクッキーの上に生クリームを乗っけるなんて事はしないからな。トッピングがあったとしてももう生地に練りこんであるか上に載ってるぐらいだし」
霧島「それにしても、イギリスという国は不思議な国ですね。料理についてはあまりいい話は聞かないのにスイーツ関連になると独特の文化を持っているといいますか」
提督「菓子っつーか料理に関して言えば日本ほど不思議な国はないと思うが…まあ、お菓子自体は長い期間、貴族の間で食べられてきたものだし色々と洗礼されたんだろ」
霧島「では何故料理だけはあんな無残な風になってしまったのでしょうか?」
提督「理由は色々とあるぞ、宗教戦争による大陸との料理文化の断絶、産業革命時代の料理軽視文化、その他もろもろ…確実な理由というのはないがな」
霧島「金剛お姉さまが持ってきてくれたウナギぜリーなるものはもう、なんといいますか…言葉にできない物でした」
提督「ウナギゼリーはなぁ…どうして生まれたんだが」
霧島「あの比叡姉さまが泣いていましたからね」
提督「榛名はどうしたんだ」
霧島「『榛名は大丈夫です』と壊れたテープレコーダーみたいに繰り返しながら食べていましたよ」
提督「霧島は?」
霧島「かまずに飲み揉みました」
提督「ま、あれは例外中の例外と思っておいたほうがいいぞ。流石にあれ以上のはないはずだからな」
~ スイカバー ~
シオイ「うーん、時期的にはこれが食べられるのは今年最後かー」シャクシャク
提督「冬にスイカバーは売ってないしな。まあ当り前っちゃぁ当たり前だが」
シオイ「むー、時期関係なく美味しいのになー。っとそうそう、提督に一つ聴きたいことがあったんだよねー」
提督「俺にか?」
シオイ「そうそう、ほら、春の作戦の時に私にだけものすごくおもてなしされたじゃない。それの理由が知りたいんだけどー」
提督「あ、あれはその、なんていうか、そう。お、思いつきでなー。ってか覚えていたんだーハハハ」
シオイ「てーいーとーくー」ジトーッ
提督「ハハハ…駄目?」
シオイ「駄目ー!もうっ、嘘はつかないでほしいなー嘘は」
提督「嘘か…まあ、嘘っていうか、夢でよかったんだけどな」
シオイ「夢?」
提督「…まあいいか。気分悪くしたらゴメン。実はあの時…」
~ ~ ~
シオイ「ふーん、私が幽霊になった夢をねー」
提督「あの後、作戦自体は無事に成功したが、どうしてもその夢が生々しくてな、実際今でも思い出したくないぐらいなんだが」
シオイ「だからといってあの対応はないと思うよ。こっちからしてみたらなにがなんだか分からなかったんだからさ」
提督「正直口にも出したくなかったんだ。口に出したらそれこそ現実になりそうな気がして…」
シオイ「もーっ、ほらっ」ギュッ
提督「シ、シオイ!?」
シオイ「ほら、ちゃんと私はここにいるでしょ」
シオイ「大丈夫。私は幽霊なんかじゃない。ちゃんとここにいるからさ」
シオイ「だからさ、提督もそんな夢の事なんて忘れちゃおうよ」
シオイ「私だって、提督の苦しむ姿なんて見たくないし…ねっ」
提督「シオイっ…あ、ありがとう!」グスッ
シオイ「よしよし、もう、提督ったら泣き虫なんだからー」
シオイ『けどね、そこまで思ってくれるなんて…とっても嬉しいよ、提督』
シオイ「ふーん、私が幽霊になった夢をねー」
提督「あの後、作戦自体は無事に成功したが、どうしてもその夢が生々しくてな、実際今でも思い出したくないぐらいなんだが」
シオイ「だからといってあの対応はないと思うよ。こっちからしてみたらなにがなんだか分からなかったんだからさ」
提督「正直口にも出したくなかったんだ。口に出したらそれこそ現実になりそうな気がして…」
シオイ「もーっ、ほらっ」ギュッ
提督「シ、シオイ!?」
シオイ「ほら、ちゃんと私はここにいるでしょ」
シオイ「大丈夫。私は幽霊なんかじゃない。ちゃんとここにいるからさ」
シオイ「だからさ、提督もそんな夢の事なんて忘れちゃおうよ」
シオイ「私だって、提督の苦しむ姿なんて見たくないし…ねっ」
提督「シオイっ…あ、ありがとう!」グスッ
シオイ「よしよし、もう、提督ったら泣き虫なんだからー」
シオイ『けどね、そこまで思ってくれるなんて…とっても嬉しいよ、提督』
今日はここまでです
ついでにお知らせを。確約は出来ませんが明日で全艦娘を終わりにして、『艦娘とスイーツと』をひとまずの完結とさせて頂こうと思います。
今まで見てくださった方々、本当にありがとうございました。
とりあえず一区切りということですので、終了後もネタが思いついたらたぶん最後まで書いて、いけたら、いいなぁ…って思っています。
その前に更新しない期間が長くなって自動的にhtml化されるかもしれませんが、まあそれはそれで、ということで。
というわけで、駄文ですが最後までよろしくお願いします
それでは、また
ついでにお知らせを。確約は出来ませんが明日で全艦娘を終わりにして、『艦娘とスイーツと』をひとまずの完結とさせて頂こうと思います。
今まで見てくださった方々、本当にありがとうございました。
とりあえず一区切りということですので、終了後もネタが思いついたらたぶん最後まで書いて、いけたら、いいなぁ…って思っています。
その前に更新しない期間が長くなって自動的にhtml化されるかもしれませんが、まあそれはそれで、ということで。
というわけで、駄文ですが最後までよろしくお願いします
それでは、また
乙
チョココロネの尻尾を千切ってチョコをつけて食べる派がいないとは
チョココロネの尻尾を千切ってチョコをつけて食べる派がいないとは
乙。寂しくなるな
後ウナギゼリーは要するにウナギの煮こごりかだから!ちゃんと作ればきっと…きっと…(震え声)
後ウナギゼリーは要するにウナギの煮こごりかだから!ちゃんと作ればきっと…きっと…(震え声)
~ ドーナツ ~
夕立「ドーナツドーナツドーナッツ!」
提督「本当に夕立はドーナツが好きだなー」
夕立「当然!甘くてやわらかくてさっくりしていて、こんないろんな食感を楽しめるんだもん」
夕立「もしかして提督さんはドーナツ嫌いっぽい?」
提督「いや、大好きだぞ。特にこれがな」
夕立「あっ、ポン○リング!」
提督「商品名を出すなって。まあこのモチモチってした食感がたまんないんだよな」
夕立「ふーん、提督さんって地味なのが好きなのね」
提督「地味言うな。スタンダードって言え。それなら夕立が好きなのはなんなんだ」
夕立「ふふーん、夕立が一番すきなのは…これっ!円ゼルフレンチー!」
提督「微妙に言い方を変えればいいってもんじゃないんだが」
夕立「この生地、そして中の生クリーム、さらに周りについたチョコ!!まさに攻守最強っぽい!!」
提督「ふーん…お子ちゃまだな」
夕立「提督さん、今何か言った?」ピクッ
提督「いや、確かに円ゼルフレンチは美味いさ。ただそれはあくまで組み合わせの美味しさであってシンプル勝負のぽんでリングから比べるとなぁ」
夕立「ふーん…提督さんに喧嘩を売られるとは思っていなかったよ」ゴゴゴゴゴコ
提督「地味といったお返しだ、それと戦闘は断るぞ。一応提督だから怪我をするわけにはいかないからな」
夕立「…なら、夕立とドーナツ早食い競争で勝負しましょう!!」ガタッ
提督「よっしゃぁー!」ガタッ
~ 結果 ~
提督、夕立ともに大破(食べすぎ)
なお食べ物で遊ぶなと赤城たちにこっぴどく怒られたとさ
~ やきまんじゅう ~
大淀「すいません提督、無理なお願いをしてしまいまして…」
提督「いえ、こっちとしても食べてみたかったものですし。まあ美味くできているかは分かりませんが」
大淀「それでは…って、これはどう食べればいいんでしょうか?お皿に取り分けたりとかですかね?」
提督「そのまま串をもってかぶりつけばいいみたいですよ」
大淀「では失礼して…はむっ」
大淀「~!!これ、味噌の味が濃いですね。けどそれが香ばしくて甘くて食欲をそそります!」モグモグ
提督「いやぁ、美味くできてよかったですよ。それにしてもやきまんじゅうなんてどこで知ったんですか?」
大淀「えーっと、提督さんはゆるきゃらグランプリというのはご存知ですか」
提督「確かくまモンが一気に有名になったやつですよね」
大淀「はい、それの今年版なんですが、トップが『ぐんまちゃん』というキャラなんです」
提督「ぐんまちゃん…ああ、だからですか」
大淀「はい、私もぐんまちゃんを応援しているんですがあるイラストにぐんまちゃんが持っていたのがやきまんじゅうだったんですよ」
大淀「とはいえ実際に食べてみたくてもこの辺りでは販売はおろか知ってる人も少ないということで駄目元で提督にお願いをしたんです」
提督「まあ群馬の名物お菓子らしいですからね、確かにこのあたりでは見かけませんね」
大淀「…ふぅ、だけどこれで満足できました。後はぐんまちゃんの優勝を祈るだけです!!」
提督「優勝、できるといいですねぇ」
大淀「そうですね、最古のゆるきゃらの実力を見せつけてあげてほしいです」
提督「どんだけぐんまちゃんに入れ込んでるんですか…」
※ちなみに、ぐんまちゃん=ゆうまちゃん自体は1994年からいます
なんだかんだで20年の歴史あるすごいキャラなのです
~ アイス(長門と同じもの) ~
酒匂「あー良かった。今回は忘れられてなかったよ~」
提督「忘れるか、万が一忘れた日には矢矧辺りにドツキ回されるわ」
酒匂「かもねー、で、司令、用意してくれた?」
提督「あいよ、長門が食べたのと同じアイスだ。中身は変更してないぞ」
酒匂「やったー、それじゃあいっただきまーす!」
酒匂「もぐもぐ、うーん、甘くて冷たくてとっても美味しい~」
提督「にしてもなんでまた長門と同じアイスを?」
酒匂「うーん、ちょっと思い出を忘れたいな~って思ったの」
提督「思い出?」
酒匂「そうそう、最後まで酒匂に付き合ってくれた長門さんと同じものを食べれば、少しは気がまぎれるかな~ってね」
提督「酒匂、お前…?」
酒匂「アハハ、おかしいよね。今では阿賀野姉とかもいてこうして他のみんなもいるのにさ、どうしても、時々振るえちゃって…」ガタッ
酒匂「忘れたいのに、甘いものでごまかしたいのに、何でだろ。あの光がずっと酒匂を包んで…」ガタガタ
酒匂「…怖い、怖いよ、司令。やっぱり誤魔化せな、忘れられないよ…」ガタガタガタガタ
提督「…!!酒匂!!」ギュッ!
酒匂「!!ぴ、ぴやぁぁぁぁぁっぁぁ!??」
提督「あんな記憶だ、忘れられないのも当然だろ。だから、どんどんみんなに甘えてやれ」
提督「阿賀野達だって酒匂のそんな我慢してる顔なんて見たくないはずだ。だから…一人で抱え込むな」
酒匂「し、司令…///」ギューッ
提督「…!!おわっ、わ、悪い。つい熱がこもっちゃって、その…」パッ
酒匂「…ありがとう」ボソッ
酒匂「さーってと、今の事はみんなに報告だよね。矢矧ねぇどんな顔するかな~」
提督「ちょ、そ、それは勘弁してくれー!!」
~ サーターアンダギー ~
三隅「むぅ、どうしたものでしょうか…」
提督「ほら、考え事もいいが冷めないうちに食べてくれよ」
三隅「あっ、失礼いたしました…それでは、いただきますね」
三隅「…うんうん、このこっくりとした味、いいですわ…けど」
提督「おいおい、そんなに重要な悩みでもあるのか。なんだったら相談に乗るぞ」
三隅「…そうですね、ここは提督の意見を尊重するべきですわね」
提督「で、どんな悩みなんだ。装備か改装の件か」
三隅「いえ、提督の事です」
提督「俺の事?」
三隅「はい。提督の呼び名を『ていとくん』と呼ぶか『テットクー』と呼ぶかを悩んでいまして、提督としてはどちらがいいですか?」
提督「どっちでもええわ!ってかそんなことで悩んでいたんかーい!!!」
三隅「ど、どうでもいいって失礼です!!一生懸命提督の事を考えていたのにーーー」
提督「んな呼び名なんてどうでもええわ!ってかそのまま提督でいいだろうが!」
三隅「駄目です!それではこのくまりんこの名が泣きます!この名付けのカリスマといわれた私が提督にあったニックネームをですね」
提督「そうだとしても『ていとくん』はないわ!おれは奈良県の(一応)公式のゆるキャラかい」
提督「『テットクー』にいたっては無理矢理すぎんだろーが!逆に呼びづらいわ!!」
三隅「そ、そんな…正面からこんなに否定されるなんて」ガクッ
提督「…なぁ三隈、親しみをもちたいって言う気持ちは分かる。分かるけどな、そんな無理に悩まなくても」
三隈「…分かりました。今回は私の負けを認めましょう」
提督「いや、負けって別に勝負をしていたわけじゃないだろ」
三隈「覚えておいてください。今度は提督を唸らせるような呼び名を考えてきますからね!!」
提督「…俺は唸る前にうなされそうだけどな」
~ ハンバーガー ~
武蔵「ふむ、やはりハンバーガーはシンプルに限る」パクパクパクパク
武蔵「パンと肉とレタスとチーズとピクルス、これ以上他のものを入れたら味が壊れてしまうからな…おかわり」
提督「はいはい、っていうか、武蔵もよく食べるよなー」
武蔵「ああ、ある程度食べないと調子が出ないからな。燃費が悪いのは謝るぞ」
提督「そこは戦艦だから仕方ないだろ、にしてもいい食べっぷりだよ」
武蔵「悪かったな。私は大和みたいにおしとやかに振舞うなんてのは柄じゃないんだ」
提督「いや、そういう意味じゃないぞ。ここまでたくさん食べてくれるとこっちまで気持ちがいいもんだよ」
武蔵「ふーん、その割には赤城と加賀には冷たいようだが」
提督「…物には限度ってものがあってな」
武蔵「成程、理解した」
武蔵「しかし、こうも料理や菓子作りが美味いと提督にしておくのがもったいないな。どうだ、いっそ間宮辺りにでも転職してみたらどうだ。もちろんうちに鎮守府で働くの前提だが」
提督「おいおい、趣味と仕事じゃ内容が違うっての。それに間宮さんと俺じゃ格が違うって」
武蔵「そうか?結構いい線までいけると思うんだが」
提督「お世辞として受け取っておくよ」
武蔵「決して世辞ではないんだがな。しかし残念だ。いつでもこのハンバーガーが食べれると思ったんだが…」
提督「仮にそうなったとしたら他の艦娘たちもあれしてこれして言ってきて過労でぶっ倒れる未来しか思いつかんわ」
武蔵「むぅ、ライバルは多し、か」
提督「何をいっているんだか、で、まだ食うか?」
武蔵「当然だ。よろしく頼む」
~ 天津甘栗 ~
天津風「………」パキパキ
提督「………ほらっ」ヒョイッ
天津風「ありがとっ」パクッ
天津風「………」モグモグ
提督「…………」パキパキ
天津風「…ふぅ、どうして甘栗ってこんな美味しいのかしら?」
提督「なんか中毒性があるよな。作業的にはとても地味だけど」
天津風「けどいい時期になったわよねー。秋って私大好きよ」
提督「甘栗がたくさん食べれるからか?」
天津風「ま、まぁそれもあるわね」
提督「そうそう、もう遅いかも知れないけど食べすぎには注意しろよ」
天津風「あら、何か有害な成分でもあるの?」
提督「いやいや、有害成分は特にないぞ。ただ、天津風は大丈夫かもしれないがカロリーがな」
天津風「か、カロリー?」ギクッ
提督「そう。栗ってあんな殻に包まれてるだけあってかなりのカロリーがあるんだぞ」
提督「一粒大体30calぐらいかそこらだった気がするぞ」
天津風「 」
提督「けどこの中毒性があるからついつい食べ過ぎると」
提督「まあ食べた後にこんなこと言うのもどうかと思ったんだがついn」
天津風「ちょ、ちょっと島風誘ってダッシュで鎮守府警備してきまーす!!」ズダダダダー!!!
提督「あ、天津風ー!?」
~ アップルパイ ~
白雪「………」
提督「…王子様のキスで目を覚ました白雪姫は、その後王子様のお姫様になって、二人で幸せに暮らしたとさ」
白雪「あ、あのー提督?」
提督「ん、どうした?先に食べていてくれても良かったんだが」
白雪「い、いえ。なんで急に白雪姫を読み出したのかなーと思いまして」
提督「んー、まあノリ?」
白雪「ノリですか!?」
提督「だって白雪と来てリクエストがアップルパイとくれば、なぁ」
白雪「もう、なんで私とりんごとなるとみんなすぐに白雪姫を連想するんですかー」
提督「仕方ないよ、白雪だもん」
白雪「もうっ…けど美味しいです、これ」モグモグ
提督「そうか………」ジーッ
白雪「………」
白雪「眠りませんよ」
提督「ちぇっ、ノってくれなかったか」
白雪「ノリませんよ!ってノってたら提督がき、き、キスしてくれたんですか!?」
提督「もちろん、力不足かも知れないが」
白雪「 」
白雪「えっ、えっ…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ///!!!!嘘嘘嘘!嘘ですよね!?」
提督「うん、嘘だよ」
白雪「 」
白雪「てっ、提督の…」
白雪「提督のばかぁぁぁぁぁぁ!!!」
~ かぼちゃプリン ~
長月「提督、トリック、オア トリート?」
提督「…うーん、ちょっと早くないか?」
長月「トリック、オア、トリート?」
提督「はいはい、ほら、長月のかぼちゃプリンだぞ」スッ
長月「ありがとう。けど、反応がちょっと遅かったな。というわけで…」
長月「いたずら、させてもらおうか…」ニヤァッ
提督「んな理不尽な」
長月「問答無用!!というわけで覚悟ーーー!!」ガバッ
提督「うぉっ!」バターンッ
長月「ふふふ…いたずら、完了」スッ
提督「イテテ、全く…ってあれ、このお守りは?」
長月「………」
長月「………この前の」
長月「この前の、大学芋のお礼」
提督「この前…ああ、皐月に渡したやつのか」
長月「お守り、睦月型みんなで買いにいったんだ。だから私だけじゃなくてみんなからという事で」
提督「…いや、嬉しいけどさぁ、もう少しいい渡し方は思いつかなかったのか」
長月「し、仕方ないだろ!?その…面と向かって渡すのも恥ずかしいし」
提督「よしよし、大事に身につけさせていただくよ。ありがとう」ワシワシ
長月「あっ、頭をなでるなーーー!!子供じゃないんだぞっ」
提督「はいはい。そうそう、他のみんなにも伝えておいてくれよ」
長月「わ、分かってる!」
提督「全く、これじゃあどっちがいたずらしたかわかりゃしないな」
~ あんまん ~
名取「て、提督さん。あの、一つお聞きしたいことが」
提督「いや、別にそれはかまわないからそんなに怯えなくてもいいぞ?」
名取「ご、ゴメンなさい!!あのっ…どうやったら前向きになれますか?」
提督「…ごめん、カウンセリング関連だったら流石に専門外なんだが」
名取「そ、そうじゃなくってですね。私ってどうも弱気というかなんていうか…こんな性格なんでちょっと直したいというか…」
提督「うーん、確かに名取は引っ込み思案なところがあるよなー。まあそれが癒しともいえるが」パクッ
名取「な、なにかいい改善方法ってないでしょうか?」
提督「うーん、そうだなぁ…」モグモグ
提督「……ここは俺よりも他のみんなを参考にしたらどうだ?」
名取「他のみんなですか?」
提督「そうそう、たとえば…川内とか」
名取『夜戦ですぅぅぅl!夜戦はどこですかぁぁぁ!!!』
提督「後は、那珂とかもいいんじゃないか?飛びぬけて明るいし」
名取『やっほー!長良型のアイドル、なっとりーんだよー♪よっろしくー』
提督「あいつらを真似るだけでもそれなりに性格も変わるかも…って、名取?」
名取「ごっ、ゴメンなさい提督。わ、私…」
名取「それは真似できませーーーーん!!」バターン!
提督「………」
提督「いや、キャラじゃなくてプラス思考を真似したらというつもりでいったんだが、何を想像したんだ、名取は……」
~ エクレア ~
白露「もうっ、本当に信じられないっ!!提督もそう思うでしょ!!」
提督「いや、俺は全く関与してないからなんともいえないんだが」
白露「だってくじとはいえみんなの中で一番最後なんだよ!?信じられない!!」
提督「良かったじゃないか、意味は違うが一番で」
白露「良くないっ、ぜっんぜん良くないよ!」
提督「はいはい、とりあえずこれ食べて落ち着いて。少しはリラックスしとけって」
白露「むぅー、美味しいけど、どうせなら一番に自慢したかったよー」
提督「はいはい、お姉さんなら我慢する」
白露「うーん、今度こそは一番になるんだからー」モグモグ
白露「そういえば提督、提督が作ったことのないお菓子って何かあるの?」
提督「そうだな、まあ一通り作ったとは思うが外国のお菓子とかは作ったことのないのがあるかもしれないな」
提督「っていうかお菓子なんてそれこそ星の数ほどあるんだ。そこまでは分からないさ」
白露「へー」
提督「それ以前に俺は専門家でもなんでのない、ただの趣味の延長でやってるようなもんだ。お菓子作りを極めようとは思ってもいないよ」
白露「へー、その割にはすっごく努力してるんじゃないの?」
提督「まあ、そうだな…みんなのためを思えばこそ、か?」
白露「うわー、なにそのカッコいい台詞。全然似合ってなーい」
提督「ほっとけ!」
白露「けど提督が努力してる姿、みんなちゃーんと見てるんだからね」
~ 執務室横 厨房 ~
提督「さーて、今日は金剛のリクエストっと…イギリス式ティータイムセットか」
提督「なんとも漠然としたリクエストだが、まあやれるだけやってみるか」
???「いいですかー、チャンスは一回限りデスよー?」ヒソヒソ
???「任せておけ、このビックセブン、しくじる事はあんまりないっ!」グッ
???「いや、それフラグですよ…」ヒソ
???「っていうか何気にみんなノリノリだよね」
???「まあ、たまにはいいんじゃないの、こんなお祭り騒ぎも」
???「わ、私たちも頑張りますっ」
???「頑張るのです!!」
提督「さーてと、まずは材料の準備をっと」
???「それじゃあ、ミッション、スターーート!!!」
バターン!!ドダダダダダダ!!!」
提督「なっ何だ!?」ガシッツ
長門「すまない提督。少し我慢しててくれ」グルグル
提督「長門!?ってなに紐でぐるぐる巻きにしてるんだっ…っていたいいたい!!」ギューッツ!
大和「長門さん、強く締めすぎです。もう少しゆとりを持たせたほうが…ああ、、逃げられない程度にですが」
提督「大和も何いってんの!?ってマジでなんだこれは」
飛龍「はいはーい、じゃあちょっとの間大人しくしててねー」ガバッ
提督「アイマスク?ってなにこれ、拉致?拉致か!?俺なんか拉致しても何もないぞー」
蒼龍「はいはい、それじゃあ後はお願いねー」
吹雪「分かりました!」グイグイ
電「提督さん、こっちなのです」グイーッ
提督「いや、お前らまでなにしてんの!?いや、た、たすけてーーー!!」
金剛「さーて、それじゃー提督もいなくなったし、セカンドミッション、スタートねー!」
~ ~ ~
提督『…提督です。あの後どこかに連れて行かれたと思ったらヘッドホンまでされて他の情報を全て遮断されました』
提督『ヘッドホンからは那珂ちゃんのニューシングルが延々と流れています。これが洗脳というものでしょうか』
提督『というより、みんながグルということはこれはもうクーデターか何かなんでしょうか?教えてください。いやマジで』
金剛「はーい提督、お待たせー」
提督「!!こ、金剛か?!一体どういうことか説明してくれ!」
金剛「うーん、説明よりもまずは見てもらったほうが早いネー」
提督「…?どういうことだ」
金剛「フフフ、それじゃあ…オープン!!!」ガバァッ!
提督「…!?こ、これは…?」
金剛「ふふーん、私のリクエストのイギリス式ティータイムだヨー!」
提督「おぉ…確かにそうだな。お茶とお茶菓子と…ってこのために?」
金剛「そうそう、提督にはシークレットにしたかったからこうしたの。驚いたー?」
提督「おっ、驚くわぁぁぁぁl!!クーデターでも起こったかと思ったじゃねーか!!」
金剛「オーウ、サプライズが過ぎましたー」
提督「はぁっ、なんだ、安心したら喉が渇いたな…」
金剛「じゃあちょっと待っててねー、今入れたてを用意するよー」パタパタ
提督「あ、ありがとう」
提督「…全く、まあ、あいつらが裏切る分けないか」
金剛「ハーイ、お待たせ。本格的なアッサムネー」カチャリ
提督「…?これ、何か入れたか?ほのかに甘いにおいがするんだが」
金剛「ノー、それがいい紅茶の香りだヨー」
提督「成程…うん、美味い」ゴクッ
金剛「良かった、とっておきの茶葉を出した甲斐があったねー、それじゃあティータイムを楽しみまショー」
提督「にしても…ワゴンにお菓子を載せるのは知っていたがこりゃまた随分作ったもんだな。大変だっただろう?」
金剛「うーん、提督、チョーっと説明するとねー」
金剛「確かに私も作ったけど、作ったのは一つだけだよー?」
提督「えっ?」
金剛「後はみんな…鎮守部のみんなで手分けして作ったんだよー。だからみんなの力の集大成なんだよー」
金剛「提督ほど美味しく出来てないかもしれないけど、まあその辺はご愛嬌ってことでお願いしまーす」
提督「………っ!!」
提督「…ばかっ、不満なんてあるわけないだろーが!!」ジワッ
提督「ありがとう、みんな…こんな、俺なんかのためにっ…」
金剛「ヘーイ提督、感動するのもいいけど、まずは食べちゃおうよー」
提督「そうだな…いただきますっ」
金剛「ハーイ、どうぞ召し上がれー」
提督「…うん、美味しいっ」
金剛「いやー良かった、みんながんばった甲斐があったねー」
提督「美味しい、いや、美味しいんだが…」
金剛「どしたの提督、何か心配事ー?」
提督「いや、これ…量多くないか」
金剛「それがイギリス式ネー。お茶を飲みながらお菓子をつまみつつゆっくりと食べていく…心が癒されますよー」
提督「っていってもまだ執務が残っているから、そこまでのんびりしてられないんだが」
金剛「それならノープログレム!」
提督「…へ?」
金剛「提督の執務のほうもみんなが手分けして終わらせてまーす」
金剛「まあ何かあっても大淀さんが手をうってくれますし、それに今日は何故か深海棲艦も大人しいんだよー?偶然ってすごいねー」ニヤァッ
提督「…はぁ。とんだドッキリだ事で」
金剛「提督も一生懸命なのはいいけどさー、見てるとちょっと心配になるんだよ」
金剛「だから執務もいいけど、たまにはゆっくり時間を楽しむのも大切よー」
提督「…そうだな」
金剛「ところで提督、これからもスイーツ作りは続けていくんですかー?」
提督「何だ、やめてほしいならそうするが」
金剛「そっ、そんなことないよーーー!!提督のお菓子は大好きだよー」
提督「冗談だ。続けていくさ。みんなからこんなに大切なものをもらっちゃったしな」
金剛「ふっふっふっ、それじゃあ、また期待して待ってイマース!!」
提督「おうっ、期待しとけよなー!」
END ?
とりあえず本編は以上です
後は感想になりますのでどうでも言い方は無視してください
長かった…始めたときはまさか半年かかるとは思ってもいませんでしたが最後まで続けられて本当に良かったです
同時に書いていた『戦艦レ級です』のほうはエタらせてしまったのでこっちまでエタらせるわけにはいかず頑張ってみたんですが、いかがでしたでしょうか?
キャラが多い&把握できていない等で『こんなん違うわ!』というキャラがいるかと思います。すいません、1の力不足です
まあ、それでも楽しんでくれたのなら幸いです
で、とりあえずこのスレはhtml依頼は出さずに置いておきます
一応秋イベントの新規艦娘が入った時用&思いついたネタ投下用ということで…まあ、完結できればいいかなと
で、次回なんですが…節操ないといわれるかもしれませんが、明日辺りに投下します
まーただらだらと長くなりそうな感じなんですが、もし見てくださるのならとても嬉しいです
それでは、また、次の作品で
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