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元スレマリオ「最近、テニスやパーティーにゴルフばかりで…何かを忘れているような」
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ゲドンコ星人はその有様を見て硬直した
彼等は残虐非道な宇宙生物である
が、…同時に彼等にも【感情】と呼べるモノはある
指導者の名の元に結託し合い、同胞が倒されれば怒り狂う事もあるし
余りにも強大な敵を前にすれば怯える事も無くは無い
今、彼等が抱いた感情は呆れとも、驚愕とも言えない
四輪車が空を飛んだのだ、しかも…
ダンッ‼! ダダンッ!! ―――ズドンッ!ギャギャギャッ!ギュルッ!
BUROOOOOOOOoooooooo…!!
子供がよく河原で遊ぶ際に水切りと呼ばれる遊びがある
拾った小石を水面に回転を掛けながら投げる遊びで
小石が遠心力によって如何に遠く、何回飛んでいけるかを競うお遊戯
ガードレールをぶち破った鉄の塊はそのまま奈落の底から
突き出るように生えたタケノコ岩を踏み台にしてバウンド…
かつて…英雄兄弟<マリオ・ブラザーズ>達が【レインボーロード】で
幾度となく魅せ続けてきた大ジャンプであった…
ズドンッ!と一際大きな音を渓谷中に響かせ、"向こう側"の車道に着地
着地と同時横滑りしながらスピンした機体を何処にもぶつけることなく
平然とした態度でマシンは走り出した
ゲドンコ星人F「ヽ§ヽΘζ…」
――――冗談だろ…おい‥
語源は誰にも理解できないが、恐らくそう言ったのだろうな…
マリオ「ふぅ…!いやぁ…!久しぶりにやったなぁ!」ハッハッハ!
マリオ「…あー、やっぱり機体に傷ついちまったか…
すまんな、…事が終わったらちゃんと修理費は―」クルッ
ワルイージ「」ブクブクブクブク
マリオ「……」
マリオ「……これからはもうちょい安全運転をすべきか…」ポリポリ
口から泡を吹いて気絶している彼を見て
後ろ頭をポリポリとかくマリオ…
ズドォォォォン!!!
マリオ「むっ!」バッ!
遠くで爆発音、そして黒煙が上がるを見て何事かと身構えた
だが、その正体がなんであるか彼は察した
マリオ「……そうか、あっち側には確かルイージが居たんだったな」
ズドォォォン!! ドガシャァァァァン!! ゴォォォォ…!
岩肌が赤い閃光に照らされ、一瞬、焦げ茶色に見えてる
鳴り止まない破壊音、上がる黒煙
遠目にチラッと見える火を噴きながらどうにか逃げようとジグザグに
飛行し…あと一歩の所で最終的に地表からすっ飛んできた投石で
撃沈される宇宙船の影
今頃、向こう側はクレーターと残骸だらけなんだろうな…
マリオ「…さて、コイツも此処まで避難させとけば安全だろう」
目を醒ます様子が一向に見受けられない気絶者に背を向け
マリオはサンセット色に染まる向こう側へと歩き出した
彼は…『完全に記憶を取り戻した』のだッ!
********************************
今回は此処まで!
ワルイージ「良いかッ!"貸すだけ"だからな!!壊すんじゃねぇぞ!」
マリオ「ああ、十分さ!」
(※壊しはしないが、傷は付けないとは言ってない )
オーバーホールしても走行不可能レベルのスクラップじゃなきゃ
壊れてはないからな!きっと大丈夫さ!(錯乱)
※レインボーロードとか、あの高さからショートカットしても
車体がイカレないからね……うん…
********************************
今回は此処まで!
ワルイージ「良いかッ!"貸すだけ"だからな!!壊すんじゃねぇぞ!」
マリオ「ああ、十分さ!」
(※壊しはしないが、傷は付けないとは言ってない )
オーバーホールしても走行不可能レベルのスクラップじゃなきゃ
壊れてはないからな!きっと大丈夫さ!(錯乱)
※レインボーロードとか、あの高さからショートカットしても
車体がイカレないからね……うん…
********************************
コイン100枚で命買ってる奴が何言うかwwwwwwwwwwwwwwww
と思ったけどアレ別のマリオで本人が生き返ってるわけじゃないんだっけ
と思ったけどアレ別のマリオで本人が生き返ってるわけじゃないんだっけ
更新はまだですか…?(小声)
久しぶりに見に来たけどやっぱいいぞーこのSS
久しぶりに見に来たけどやっぱいいぞーこのSS
14日程に…投下…!
ボコンッ!!
革靴の底が叩き出したのは金属がめり込んだ音
立ち昇るのは黒煙と聴きなれない言語と金切声
天へ昇る悲鳴と煙とは裏腹に地の底へ堕ち征くは歪んだ円盤だ
―――チュドオオオオオオオォォォン!
墜落と同時それらから噴き出していた焔は更に勢いをあげ
終いには機体そのモノが一つの火球と化す
「ギィィィイイイイイii」「アギィィィャァァaa――」ボジュゥ…
パチパチと焚き木が出す音のようなソレと金属製の塊が崩れ落ちる音
そしてド派手な爆発音のハーモニーの中に紛れる生き物のような声は
炎に包まれかき消される…
一匹のゲドンコ星人が機体の窓からソレを見て2頭身を震わせる
異星人の目には空を駆ける一人の悪魔…否ッ!死神の姿が目に映るッ!
ルイージ「ッらああああぁぁぁ!!」メシャァアアアアッッ!
猛々しく咆えた漢はまたひとつ…!またひとつ!と強靭な足腰で
外来の科学技術を鉄屑へと変えていくッ!
鼯鼠<ムササビ>が木から木へと飛び移るように彼は跳ぶのだ
文字通り鉄骨並み…いや、それ以上の規格外骨格と
超人の域である筋力が円盤のウイング部に当たる部分を踏み抜く
…脆い
なんと脆いものか…っ!
それを比喩するならば正しく
『冬の初め頃にできたちっぽけな
凍った水溜りを長靴の子供がお遊び感覚で踏んで砕く』それに等しい
外宇宙からやって来た金属は薄い氷の膜のようにぶち割られる…
"普段、温和な人間ほどキレた時の恐ろしさは破格である"
現代人なら誰しもが一度は小耳に挟むこの思想を説いたの人物は
どのような実体験からそう言い広めたのやら…
頼りない髭、永遠の2番手、気苦労の絶えない凡夫…
前線で戦う彼の姿を見ぬ一般人の率直な感想だ
今の姿を見ればその認識は上書きされるだろう…
次々と鉄屑に変わる宇宙船と業火の渦に悲鳴諸共飲まれ炭化する同胞
窓から空と地獄絵図に変わる地を交互に見て居たゲドンコは…
思わず悲鳴を上げた
…? 何故悲鳴をあげたかって? 理由は至って単純だ…
"次は自分達の番だから"
シュタッ! ボコンッッッ
飛来してきた"人間兵器"
直後、安定性抜群の機体が大きく傾き
異常を知らせるアラームのけたたましさが彼等の命運を物語る
幼子を護る揺り籠のような優しい揺れは嵐に遭い転覆寸前の船を…
けたたましさは搭乗員の命のリミットを…
それぞれよく表現していた…
【窓ガラスの向こうに映るルイージ】「…」ギロッ
ゲドンコ星人「キ キィィィィ!!!!!!! ! ! ! ! 」ビクッ
兄を殺された
その感情を持って飛来してきた漢と目が逢った…
異星人はその瞳に確かに鎌を持った髑髏が映るように錯覚する
ゲドンコ星人の宇宙船は実に頑丈な創りであった
窓ガラスはクッパ軍の【キラー】砲ですら傷一つつかない程の物質で
出来ている…この星の強化硝子なんぞとは強度が段違いだ
彼等の星の光線銃でさえ、防ぎきる
【窓ガラスの向こうに映るルイージ】「…」グググッ!
握り拳を創った白いグローブを彼はこれ見よがしに見せつける
腕を思いっ切り引き延ばし、一発の右ストレートを繰り出す
瞬間ッッッ!拳は音速を超えたッ!!
強化硝子をぶち抜き、金縛りにあったゲドンコの鼻先で
寸止めされた握り拳と割れた硝子の音に搭乗員は一斉に見る
ゆっくりと…
ゆっくりと……
ゆっくりと………っ
ゆっくりと……………ッッッ!
ビデオテープに録画された植物の蕾が花を咲かせるまでを
早送り再生で見せるように…握り拳は開かれる…
――――――――ポゥ…
パーの状態になった掌中心部に緑色の粒子のような何かが集まる!
目と鼻の先で開かれた白いグローブ付きの手に集まる美しい緑の輝き
それは…翡翠<ヒスイ>の如し美しさ…彼は畏怖の念を忘れ、思わず見惚れ
ルイージ「【ファイアボール】」
―――ジュウゥゥゥ!!!!
彼は世を去った
後方へと仰向けになるように倒れ込む姿は実にスローモーションだった
倒れ込む同胞の顔が見え始めて彼等は絶句する
焼け爛れた顔、眼球も唇も2本だけの歯も何もかも…紫色の肌も
こんがりウェルダン状態だ
キノコステーキの芳ばしい香りが船室に漂う
…ドサッ!
1、2回床にバウンドした時彼等は漸く我に返る
何を呆けているのだッッッッ!!!
次は誰の番だ!?次は"自分"なのだぞッッ!!
「「「―――――――――ッッッ!!」」」
恐怖の波は彼等の心のダムを決壊させる
完全に恐慌状態に陥り、反撃も動くことも忘れ竦みあがる
次は誰だ…ッ!
自分なのか…ッ!それとも隣の仲間か!?後ろの仲間なのか!?
緑の悪魔が次に指先を向けるのは"誰"なのか、僅かな寿命と
隙さえあらば逃れられるか、という淡い希望を抱く
彼等の予測はどれでも外れだ
ジュボォォォオオオ!!
生命活動を終え、大の字で倒れた仲間の身体全身が二度目の火球で
完全に燃え上がり炎の塊と化す
ルイージ「たあああああぁぁ―――ッ」ゲシャッッ‼
彼は力の限り右脚を使って緑炎の塊を蹴り飛ばした
燃える塊からゲシャッ!と体内の骨が砕け散る音が聴こえたが
それはどうでも良い、ボウリング場で
ストライクを取った時のような爽快感…燃える焼死体は
残りのピンを巻き込んで宇宙船内のメインコンピューターに突っ込む
"誰が"…次に死ぬか、ではない、彼等の予測は全て大外れ
正解は"全員"が命を落とす、である
―――チュドオオオオオオオォォォン!
…こうして、また一機、黒煙を上げて墜落していく
墜落の間際に鼯鼠<ムササビ>のように他の機体に飛び移る姿が
また別の誰かの目に止まっていく
―――ドオオオオオオオォォォン!
――――――ドゴシャアアアアァァァン!!
<ギッ! ギィィィ―――!
<アギャアアアアアァァ!!
―――バッグオォォォォン!!
―――――ズガシャァァァン!!
ズドォォォン!! ドガシャァァァァン!! ゴォォォォ…!
渓谷にクレーターと宇宙船の残骸が幾つも積み重なる
大穴が空いた地面、それを埋め尽くし新たな山を築く鋼鉄製のガラクタ
ルイージ「もう終わりかい…?」シュタッ
ゴゴゴゴゴゴゴ…!
ドドドドドドド…!
ルイージ「キミ達は僕の兄さん、越えるべき壁を壊した強敵だ」
ルイージ「誰もが認める英雄を倒した強者なんだ」
ルイージ「そんな強敵が"僕如き"に
あっさり負けるのかい?」ゴゴゴ…!
ルイージ「そんなんじゃあ、僕の気が収まらないよ」ゴゴゴ…!
ルイージ「その程度じゃないだろうッ!
掛かって来いッッッッ!!!!!!」ゴゴゴ…!
「…その辺にしとけよ、ルイージ」シュタッ!
********************************
今回は此処まで!
********************************
今回は此処まで!
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>頼りない髭、永遠の2番手、気苦労の絶えない凡夫…
>前線で戦う彼の姿を見ぬ一般人の率直な感想だ
>今の姿を見ればその認識は上書きされるだろう…
ルイージをここまでカッコよく描いた人は数少ない
某オールスターゲームで勝手につけられたあだ名も返上する程の魅力を今の彼からは感じる
>前線で戦う彼の姿を見ぬ一般人の率直な感想だ
>今の姿を見ればその認識は上書きされるだろう…
ルイージをここまでカッコよく描いた人は数少ない
某オールスターゲームで勝手につけられたあだ名も返上する程の魅力を今の彼からは感じる
今まで気付かなかった魅力的なキャラを知れるのは二次創作の醍醐味だよね
ここのルイージほんと格好良い
ここのルイージほんと格好良い
???「ルイージと相思相愛のサラサランドのお姫様の出番はまだ?」
永遠の二番手ってのは一番手がいなくなれば自分が一番手に慣れるだけの魅力がある人物、って意味だとこのスレで悟った
あら^~更新されてたじゃなーい!
やっぱこのスレ最高だわ 内容の濃さがダンチ
やっぱこのスレ最高だわ 内容の濃さがダンチ
ルイージは思わず息を飲んだ
まだ目前には浮遊する異星の兵器達がある、が…そんなことさえも
忘れてしまう程に彼は眼を見開いて、背後を振り返る
「らしくないぞ、お前がそんなに青筋立ててキレるなんて」
ルイージ「…っ!…!」パクパク
金魚の物真似か?と目の前の男は声も出せない彼を見て肩を竦める
トレードマークの赤い帽子にオーバーオールと白いグローブ…
年季の入った革靴で砂埃舞う渓谷の地を踏みしめる姿
ルイージ「にい…さん…!」
マリオ「おっと、ワルイージにも言ったが俺は幽霊じゃあないぞ?
この通り脚だってある」ポンポン
ほら、見て見ろよ?と右手で片足を叩くリアクションを見せる
ルイージ「っ…な、なんだよ…心配、させやがって!!」
ルイージ「本気で死んだかと…思ったじゃんかよっ!」
――生きていた、"生きててくれた"
―――声は震えてたし、涙は無意識に流れる
かつて、キングテレサに囚われていたマリオを救い出した時と
同じように彼は身内の無事に心から涙した…!
マリオ「ははっ!まさか!俺の不死身さはお前が一番知ってるだろう」
マリオ「ルイージ…」フッ…
彼は此方に歩み寄り、小さく握り拳を創る、そして…
マリオ「オラァッ!」バキィィ
ルイージ「ぶべらっ!?」ベキョッ
思いっ切り弟の顔面をぶん殴った
ルイージ「ぐ…あ、あがが…な、なにふふんだひょ!!」
訳(ぐ…あ、あがが…な、何するんだよ!!」
マリオ「ふぅーっ」コキコキ!
手首を鳴らして、彼は一呼吸、そして弟に言い放つ
マリオ「今、なんで俺がぶん殴ったか分かるか?ルイージ」
ルイージ「いっつぅ~…なんでだよ」ヒリヒリ
マリオ「…この一年近く、俺に記憶の事を
黙ってた事今の一発はソレな」
記憶喪失のマリオに要らんお節介を焼いた事での一撃
ルイージ「そ、それは…!」
マリオ「で、だ!」グッ
再び拳を創る英雄……その強靭たる肉体の鉄拳は…ッ!
バキィィ!!!
ルイージ「に、兄さん!?」
マリオ「っ…ったた…結構痛いもんだな、コレ」
今、弟の顔面を殴りつけた拳はそれ以上の強さで
マリオ自身を殴りつけた…
これには弟も困惑した、兄は何を考えたのか?やはり頭か何処か
後遺症でも残っているのでは!?と
マリオ「おう…今、失礼な事でも考えなかったか?」
ルイージ「(ギクッ)ま、まっさかぁ~…」
マリオ「…」
マリオ「今の一発は……」
マリオ「お前やヨッシー…姫…それに国の色んな人達に
心配ばっか掛けた自分勝手な修行馬鹿への怒りだ」
マリオ「今の今まで…お前たちの僅かな気遣いや、何が何でも
俺に過度なトレーニングをさせないために色々してきた事…」
マリオ「色々と、な…思い出すと
同時に客観的にも視えるようになったからな」
マリオ「…すまん、今までお前にも迷惑を掛けた」
――――…渓谷は静まり返っていた、ただただ…そこには静寂があった
いや、厳密に言えば廃材と化した宇宙船が燃える音や未だ浮かぶ
ゲドンコ星人の機体の浮遊音もあっただろう
だが…この兄弟の周囲には入り込める音など無かった…
片や、思いっ切り腫れた頬を抑え
片や血が滲み出ている口元なんて気にせず頭<コウベ>を垂れる
…今、ルイージの目の前にはマリオが居る…
そう…かつて、幾多モノ"冒険"を経験した真の英雄が帰って来た
-今、実に1年振りに"本当の意味で"この兄弟は…邂逅できたのだ-
悟られぬ為に…そんな想いからの真の意味で本心を語らず、明かさず
血の繋がった兄弟だというにも関わらずどことなく余所余所しい
見ようによっては上辺っ面だけの家族関係
そんな冷めた見方にもなり得るモノとは違う…
おおよそ365日近く間の開いた本音の同士の語り合い…ッ!それが!
目の前に在るのだッ!
マリオ「…本当に大事なモノを俺は見失ってたさ」
『焦る必要はないさ!キミは…そうだな少し頑張り過ぎただけなんだ』
『たまには落ち着いてよーく周りを見る事だって大切なんだぜ?』
マリオ「夢ん中で…友達に教えられたよ」
マリオ「…英雄<ヒーロー>たるモノが
こんな大事なモン見落としてたんだ、笑っちまうぜ」
ルイージ「…兄さん…」
マリオは天を仰ぐように…そして遠い何処かに居る友人の姿を視る
かつて【カジオー軍団】との闘いで、共に在りし日を駆け抜けた友を…
マリオ(今ならお前たちの名前を呼んでも良いだろう…?
なぁ、"ジーノ"…"マロ"…)
マリオ「俺を殴れ、ルイージ、今まで姫や国民…そして―――」
―――そして…俺の好敵手<ライバル>達に
マリオ「―――…色んな人に迷惑を掛けたこの俺をッ!!」
マリオ「童話の走れメロスのラストシーンみたいに思いっ切り
音が出るくらいぶん殴れッ!」
ルイージ「…っぷ!」
ルイージ「ぷっはははははははっ!」
ルイージ「ようやく記憶が戻ったと思えば…くっく…!」
ルイージ「弟を思いっ切りぶん殴ってしまいにゃ
次に自分も殴れ、か…やっぱり変わらないな…」
ああ、これだ
これでこそ、あの"英雄"なんだ
自分が憧れ、そしていつの日にか追い抜くべき高み…っ!
ルイージ「オーケーだ!歯ぁ食いしばりなよッ!
さっきの仕返し込みで喝を入れるからさッ!」グッ!
―――――ベキィィ!!
マリオ「おごッ!?…」ヨロッ
マリオ「…なんだよ、俺が筋トレを怠けてた間に鍛えてたのか?」
ルイージ「ふふんっ!これがスーパールイージさんの実力さ!」
マリオ・ルイージ「「…」」
「「…っぷ! あっはっはっは!!!!」」
マリオ「は、はは…あっ!、久しぶりに大笑いしたから
くく!腹が痛いな」
ルイージ「本当だよね、…僕等がどんだけ兄さんを遊びに連れてっても
此処まで笑ってくんなかったのにさ~」
マリオ「俺には…やはりこの生き方が性に合ってるようなんでな」スッ
ルイージ「そっか…それが兄さんに
とって幸せな人生なら…仕方ない、か」スッ
邂逅の末に大笑いした英雄兄弟は…ゆっくりと同じ方角を見据えて
目つきを細めた
マリオ「久しぶりに勝負しないか?」
ルイージ「勝負だって?奇遇だね、僕も記憶が戻った記念で
ちょいとばかし兄さんと競いたい事があったんだよ」
マリオ「そりゃ奇遇だ…なら勝負事の内容はこんなのはどうだ?」
マリオ「今、現在進行形でキノコ王国内に現れたゲドンコの宇宙船を
どっちが多くぶっ潰すか?」
2人は同じ方角を見る、同じ空の同じ空間の同じ機体共を
ルイージ「なら、この事態の引鉄は何か?黒幕は居るのか?何者か?
それも調べ上げて事件を解決したらボーナス得点付きに
しようぜ、その方が燃えるだろ?」
マリオ「分かってるじゃないか」
ルイージ「伊達にアンタの弟やってないからね」ニィ!
マリオ「…ド派手に…」
ルイージ「やってやろうぜ…!」
- 英雄兄弟<マリオブラザーズ>の復活だッ! -
―――
――
―
渓谷にて紅と碧が天を駈け始めるとほぼ同時刻…
【キノコ王国 ~城下町~】
「うわああぁぁ!!!テロだァ!!テロリストが攻めて来るぞッ!」
「は、早く逃がして!!!」
「うぇ~ん!ママ~!」
ワー! ワー! キャー! キャー!
ヨッシー「はいはい!そこの人!ちゃんと避難指示を出してる方に
従ってくださいね~!」
ワリオ「おうコラ!!そこのアンタ!列を乱してじゃあねぇぞ!」
キノピオ「こっちです!皆さん!指示に従って避難施設へ!」
ワリオ「チッ!こいつぁ不味ぃぞ!
…どいつもこいつもパニックってらぁ」
ヨッシー「そりゃそうですよ、此処長い事平和が続いてたって時に
突然『戦車に搭乗した武装テロリストが攻めて来た』!
なんて報告が来れば国内大騒ぎですよ」
キノピオ「すいませんっ!お二人共、お手伝い頂いて」
ワリオ「へっ!とんだゴタゴタに巻き込まれたモンだがよォ~!
ちゃんとお国から謝礼金っつーモンが貰えんだろォ!」
ワリオ「期待しとくからな!…おい!そこの老夫婦!
早く避難所へ…あぁん!?孫が居ねぇだァ!?」
<クソガ!ショーガネー オレガサガシテキテヤルゼ!
ヨッシー「見て分かると思いますけどワリオさんのアレ
建前ですからね」
キノピオ「はい、知ってます」
ヨッシー「にしても…"旧クッパ軍"の…ですか」
キノピオ「はい…この目で見たんです!間違いありません!」
――
―
渓谷にて紅と碧が天を駈け始めるとほぼ同時刻…
【キノコ王国 ~城下町~】
「うわああぁぁ!!!テロだァ!!テロリストが攻めて来るぞッ!」
「は、早く逃がして!!!」
「うぇ~ん!ママ~!」
ワー! ワー! キャー! キャー!
ヨッシー「はいはい!そこの人!ちゃんと避難指示を出してる方に
従ってくださいね~!」
ワリオ「おうコラ!!そこのアンタ!列を乱してじゃあねぇぞ!」
キノピオ「こっちです!皆さん!指示に従って避難施設へ!」
ワリオ「チッ!こいつぁ不味ぃぞ!
…どいつもこいつもパニックってらぁ」
ヨッシー「そりゃそうですよ、此処長い事平和が続いてたって時に
突然『戦車に搭乗した武装テロリストが攻めて来た』!
なんて報告が来れば国内大騒ぎですよ」
キノピオ「すいませんっ!お二人共、お手伝い頂いて」
ワリオ「へっ!とんだゴタゴタに巻き込まれたモンだがよォ~!
ちゃんとお国から謝礼金っつーモンが貰えんだろォ!」
ワリオ「期待しとくからな!…おい!そこの老夫婦!
早く避難所へ…あぁん!?孫が居ねぇだァ!?」
<クソガ!ショーガネー オレガサガシテキテヤルゼ!
ヨッシー「見て分かると思いますけどワリオさんのアレ
建前ですからね」
キノピオ「はい、知ってます」
ヨッシー「にしても…"旧クッパ軍"の…ですか」
キノピオ「はい…この目で見たんです!間違いありません!」
ヨッシー(ふむ…クッパ軍団の人員が今回のお祭り屋台に
全員出払ってたわけでない)
ヨッシー(…クリボーくん言ってましたねぇ…なるほど…
クッパ軍全員ではなく…一部の人員ですか)
ヨッシー(ノコノコさんとはよく文通してましたし…大体
キナ臭い話も小耳に挟みはするんですよね、私)
ヨッシー「もうそろそろ、この辺りの避難は
完了と言ったところでしょうね」
キノピオ「はいっ!」
ヨッシー「…ワリオさんが戻って来次第、私は
この非常識なお客様方を見てきますね」
キノピオ「そ、それって…」
ヨッシー「折角のお祭りで、マリオさんとルイージさんの一騎打ちが
見れそうだったのに、それが台無しですよ?」
ヨッシー「この有事が臨時ニュースで国内に報道
おかげでレース中継も屋台のご馳走もおじゃんです」
ヨッシー「怒ってますよ?私」
ペロン…っ!と舌を出す仕草を見せる緑の友達に
キノピオは何と声を掛けていいか分からない
あえて言うなら…
キノピオ「あのぅ…できれば穏便に…」
ヨッシー「…まぁ、手加減はしますよ?多分ですけど」トテトテ…
そういう彼の手にはタマゴがしっかりと抱えられていた…
その昔、コウノトリが落とした双子の赤子を守り抜いたという
伝説的な卵の狙撃手の腕は未だ健在である…
ズルズル…
トテトテと靴を履いたトカゲが歩いて征く、その背を5個の卵が
追いかけて行く…ッ!
********************************
ここまで!
『ヨッシーの小ネタ』
某ヨッシーアイランドの漫画だと
ヨッシーは酢を飲むと身体が柔らかくなって
モーフィング変身ができる!
********************************
ここまで!
『ヨッシーの小ネタ』
某ヨッシーアイランドの漫画だと
ヨッシーは酢を飲むと身体が柔らかくなって
モーフィング変身ができる!
********************************
これぞスーパーマリオブラザーズ!
そしてついにヨッシーも動くか…
乙
そしてついにヨッシーも動くか…
乙
シリアスだけど、キャラや話にどこにも胸糞悪さはなく爽やかな気分で読める
>いつの間にか5人食われてる
ほ、ほら!もしかしたらゲームのタマゴ出すチューリップみたいな奴かもしれないだろ!
ほ、ほら!もしかしたらゲームのタマゴ出すチューリップみたいな奴かもしれないだろ!
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